説明

株式会社リガクにより出願された特許

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【課題】X線を発生する際に対陰極から放出される正イオン(矢印B)が陰極に衝突して陰極の寿命に悪影響が及ぶことを防止でき、しかもそれを実現するための構成が非常に簡単であるX線発生装置を提供する。
【解決手段】電子を発生する陰極2と、円筒形状の電子衝突面を有しており電子が電子衝突面に衝突した領域がX線焦点Fとなる回転対陰極4と、陰極2から出た電子に電界Eを付与するウエネルト電極7とを有するX線発生装置である。ウエネルト電極7は、電界Eを形成する電界形成面7aと、電界形成面7aによって形成されている電子通過用の開口14とを有している。ウエネルト電極7の電界形成面7aは、X線焦点Fの中心における回転対陰極4の外周面の接線面S2に対して傾斜している。電子放出用の開口14の中心を通り電界形成面7aに直交する面S3上に陰極2の中心がある。 (もっと読む)


【課題】用途に応じて検出面を好適な形状配置、面積で構成でき、高い信号読み出しの動作帯域を維持しつつ、多数の検出モジュールを接続することができるX線検出器を提供する。
【解決手段】モジュールごとにX線画像データを検出するX線検出器50であって、各々が直列に接続され、内部クロックφに基づいて自ら検出したX線画像データを同期して読み出すとともに、読み出されたX線画像データを転々と転送する複数の検出モジュール1を備え、複数の検出モジュール1の各々は、転送されたX線画像データを受け取り、受け取ったX線画像データを内部クロックφにより同期し直して、自ら検出したX線画像データとともに転送する。これにより、測定ごとのデータ転送方式の変更や制御機器3側への負担なしに、任意の位置に検出モジュール1を配置できる。 (もっと読む)


【課題】破損のおそれを低減しつつ、モジュールの取付け、交換作業を容易にするX線検出器を提供する。
【解決手段】モジュールごとにX線画像データを検出するX線検出器50であって、X線を検出する検出デバイスの裏面に凸状フレームが設けられた検出モジュール7と、凸状フレームに嵌合し、検出デバイスを着脱可能に支持するガイドフレーム12と、を備え、ガイドフレーム12は、嵌合により、ガイドフレーム12に対する検出デバイスの位置を固定する。これにより、ガイドフレーム12に凸状フレーム8を嵌合させることで、正確かつ容易に検出モジュールの取り付け、取り外しができる。すなわち、既に収容されている隣接する検出モジュールに対して、その間の隙間を最小限としつつ、互いに干渉することなく、新たに検出モジュールをガイドフレームに取り付けることができる。 (もっと読む)


【課題】透過法によるX線回折測定ができる構造を前提として、被測定試料と標準試料の周囲環境を同じにして高精度な熱分析測定を実現する。
【解決手段】被測定試料に対しX線を照射してX線回折測定を実施するとともに、当該被測定試料および標準試料を加熱して熱分析測定を同時に実施する機能を備えたX線回折・熱分析同時測定装置であり、被測定試料および標準試料を加熱する加熱炉を備えている。この加熱炉は、円筒形状をしており、中心軸が水平方向に配置され、一端面から他端面へとX線を透過可能な構成をしている。さらに、被測定試料および標準試料を加熱する加熱炉内に配置され、これら各試料から伝えられる熱を検出する感熱板30と、感熱板30の感熱面に設けられた被測定試料を保持する第1試料保持部31と、感熱板30の感熱面に設けられた標準試料を保持する第2試料保持部32とを有している。 (もっと読む)


【課題】X線トポグラフを求めるX線回折装置においてX線トポグラフの平面領域内の位置を明確に特定できるようにする。光学顕微鏡、イメージングデバイス等によって捕えることができない光学的に透明な物質を可視化して測定対象とする。
【解決手段】試料18の平面領域から出たX線を空間的に1対1の幾何学的対応をつけて平面的なX線トポグラフとして検出し、当該X線トポグラフを信号として出力するX線トポグラフィ装置4,22と、試料18の平面領域の光像を受光してその光像を平面位置情報によって特定された信号として出力する2次元イメージングデバイス6と、X線トポグラフの出力信号とイメージングデバイス6の出力信号とに基づいて合成画像データを生成する画像合成用の演算制御装置とを有するX線回折装置である。 (もっと読む)


【課題】容易に放射線画像の読み取り作業を行い、画像記録体を一定の基準面で正確に高解像に読み取ることができる放射線画像読取装置、フィルム状ホルダおよび放射線画像の読み取り方法を提供する。
【解決手段】放射線画像が記録された画像記録体から画像読取を行う放射線画像読取装置100であって、画像記録体が保持されたフィルム状ホルダを支持し、画像読取時にスライドする支持部110と、支持部110上で、一端が固定され、自由端側でフィルム状ホルダを被覆するホルダ被覆部120と、ホルダ被覆部120の自由端に連結してフィルム状ホルダを支持部に固定するホルダ固定部127と、画像読取時にスライドする画像記録体の表面を基準曲面に合せるガイド部130と、基準曲面に合わされた画像記録体の表面から放射線画像を読み取る読取部とを備える。 (もっと読む)


【課題】円筒面変換処理と時間遅延積分処理との両方を同じ演算制御過程内で行うことを可能にすることにより、極めて分解能が高く、しかも強度の高い回折X線像を得ることができるX線回折装置を提供する。
【解決手段】CPU17、メモリ20等から成るコンピュータの外部にDSP(デジタルシグナルプロセッサ)から成る信号処理部21を設置して成るX線回折装置1である。測定装置2はX線回折測定を行う。2次元ピクセル型検出器12は複数のピクセルから出力されるデータ量の大きな2次元回折線データを高速通信線であるカメラリンクケーブル24を通して信号処理部21へ伝送する。信号処理部21は送られてきた大量の回折線データに対して円筒面変換処理26及び時間遅延積分処理27を行い、処理結果の画像データを1ラインの行データごとにバス23へ伝送する。 (もっと読む)


【課題】X線源に対する試料および検出器間の距離を微調整するだけで、目的に応じて高分解能位相コントラスト画像と高分解能吸収コントラスト画像を短時間で撮影することができるX線画像撮影方法およびX線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】有限の大きさをもつX線源を用い、高い空間分解能で微細な構造を撮影可能にするX線画像撮影方法であって、X線源110から試料500までの距離をL、試料500から検出器130までの距離をdとするとき、d/Lが1より十分に小さい。また、X線源110から照射されるX線の平均波長をλとし、検出器130の分解能をΔとするとき、位相コントラストのピーク位置と谷位置との間の距離が1/3Δ以上3Δ以下である。 (もっと読む)


【課題】試料識別標記や特異元素で構成されたマスクや試料ホルダを要せず、試料を試料ホルダに搬送する前に試料ホルダを短時間で自動識別する分析装置を提供する。
【解決手段】本発明の分析装置は、カセット21の種類を識別するカセット部20と、試料Sが挿入される挿入口83、および、試料が載置される輪状の台座82を有する試料ホルダ8と、カセット21から試料ホルダ8へ試料Sを搬送する搬送手段23と、試料ホルダの挿入口の径方向端84または輪状の台座の内径方向端85を検出して、載置されるべき試料の直径に対応した試料ホルダの種類を識別する試料ホルダ識別信号を発信する試料ホルダ識別手段35と、カセット識別信号および試料ホルダ識別信号に基づいて、カセット21に収納されるべき試料の直径と試料ホルダ8の台座に載置されるべき試料の直径とが合致しているか、否かを判定する判定手段40とを備える。 (もっと読む)


【課題】面方位測定とノッチ方位測定の両方を1つの測定で同時に行うことができるようにする。
【解決手段】X線源Fからの連続X線を平行化して単結晶試料位置へ導くコリメータ33と、試料の格子面(001)に対応したラウエ像を検出できる第1位置に配置された第1の2次元検出器31と、試料の格子面(hhl)に対応したラウエ像を検出できる第2の位置に配置された第2の2次元検出器32と、第1の2次元検出器31の出力に基づいて格子面(001)の法線ベクトルV001を演算し、第2の2次元検出器32の出力に基づいて格子面(hhl)の法線ベクトルVhhlを演算し、ベクトルV001とベクトルVhhlとに基づいて方位マークの方向を演算する演算装置とを有するX線結晶方位測定装置である。2つの格子面(001)及び(hhl)は方位マークを付けようとしている結晶方位を晶帯軸とするときにその晶帯軸に属する格子面である。 (もっと読む)


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