説明

公益財団法人国際超電導産業技術研究センターにより出願された特許

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【課題】元素拡散反応を防止して良好な超電導特性を得る超電導薄膜材料および超電導薄膜材料の製造方法を提供する。
【解決手段】超電導薄膜材料10は、基板11と、基板11上に形成された1層または2層以上の中間層12と、中間層12上に形成された超電導層13とを備えている。中間層12の厚みは、0.4μm以上である。中間層12を構成する材料は、岩塩型、蛍石型、ペロブスカイト型、およびパイロクロア型の少なくともいずれか1つの結晶構造を有する酸化物であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】高いJおよび高いI等の優れた特性と、低コスト化の実現とを両立することが可能な超電導薄膜材料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】超電導薄膜材料1は、金属配向基板10と、金属配向基板10上に形成された酸化物超電導膜30とを備え、酸化物超電導膜30は、物理蒸着法により形成された物理蒸着HoBCO層31と、物理蒸着HoBCO層31上に有機金属堆積法により形成された有機金属堆積HoBCO層32とを含んでいる。 (もっと読む)


【課題】交流損失を低減できる超電導線材、超電導機器、超電導線材の製造方法、および超電導機器の製造方法を提供する。
【解決手段】多層構造のテープ状基板11と、a面超電導層12と、b面超電導層13とを備えている。a面超電導層12は、テープ状基板11の一方面11a1上に形成されている。b面超電導層13は、テープ状基板11の他方面11b1上に形成されている。 (もっと読む)


【課題】幅広の基板を用いて形成された超電導線材を、超電導特性を低下させずに、高い生産効率でスリット加工する超電導線材の線幅加工方法を提供する。
【解決手段】超電導線材Sを準備する工程(S10)と、対向する2つの切断部21〜30を備える加工部31〜35により、超電導線材Sを切断する加工工程(S30)とを備える。加工部31〜35は、2つの切断部21〜30の間に超電導線材Sを挟み込むように、超電導線材Sの幅方向に間隔を隔てて隣接するように少なくとも2組以上配置され、超電導線材Sの一方の表面S2に接触する切断部22,23,26,27,30の接触位置は、超電導線材Sの他方の表面S1に接触する切断部21,24,25,28,29の接触位置より超電導線材Sの幅方向の外側に位置している。 (もっと読む)


【課題】成膜条件の変化に依存せずに、配向性に優れるYBCO系高温超電導体膜を成膜することができる、配向再現性に優れたYBCO系高温超電導体成膜用複合基材を提供するとともに、優れた配向性を有するYBCO系高温超電導体膜の作製方法を提供する。
【解決手段】結晶方位の揃った基材表面にZrまたはZr酸化物が部分的に存在することを特徴とする配向再現性に優れたYBCO系高温超電導体成膜用複合基材、および、該YBCO系高温超電導体成膜用複合基材を用いて超電導体膜を作製することを特徴とする配向性に優れたYBCO系高温超電導体膜の作製方法。 (もっと読む)


【課題】基板の配向性に影響を与えることなく高い面内配向性を有する中間層を形成する。
【解決手段】中間層熱処理装置1の送出し装置2のドラム上に巻回されたテープ状線材7は所定の張力で引き出され、熱処理炉5内の炉心管4内を走行し巻取り装置3のドラムに巻き取られる。炉心管4内を走行するテープ状線材7は、熱処理炉5内の急速加熱領域Aを通過する際に輻射加熱器6aにより基板上の中間層の仮焼膜が急速加熱され、結晶化温度領域Bを通過する際に輻射加熱器6b、6cおよび6dにより基板上の中間層が結晶化される。急速加熱領域Aおよび結晶化温度領域Bにおいて、基板上の中間層の仮焼膜のみが急速加熱および結晶化温度に保持され、結晶化後の中間層は、結晶化温度領域B通過後に急速冷却される。 (もっと読む)


【課題】臨界電流値を向上することのできる超電導薄膜材料の製造方法、超電導機器、および超電導薄膜材料を提供する。
【解決手段】超電導薄膜材料の製造方法は、気相法により超電導層3を形成する気相工程と、超電導層3に接するように、液相法により超電導層4を形成する液相工程とを備えている。超電導層3と金属基板1との間に中間層2を形成する工程がさらに備えられていることが好ましい。金属基板1は金属よりなっており、かつ中間層2は岩石型、ペロブスカイト型、またはパイロクロア型のいずれかの結晶構造を有する酸化物よりなっており、かつ超電導層3および超電導層4はいずれもRE123系の組成を有していることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】超電導体用基材および該基材の製造方法であって、特に酸化物超電導体等のセラミック超電導体、その他の配向制御が必要となる超電導体用の基材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】

金属からなるコア層と、 前記コア層の一面または両表面に形成されたNiを90at.%以上含む合金層であって、該合金層を形成する結晶粒の{1,0,0}面が前記表面に平行で、かつ該結晶粒の<0,0,1>軸が所定の方向を向いて配向した合金層と、を備える超電導体用基材である。 また、製造方法は、上記超電導基材を、加工率90%以上の圧延をする圧延工程と、前記圧延工程で圧延した基材を、温度900〜1200℃、アルゴンと水素との混合気体であってアルゴンに対して水素の割合が2〜5 vol%の雰囲気中で30分〜10時間保持し、熱処理工程を行う超電導体用基材の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】基盤上の表面平滑性に優れた第1中間層の上に第2中間層及び特性の優れたYBCO超電導層を形成する。
【解決手段】2軸配向させたNi―W合金テープ状基板1の表面に、MOD法により複数回の塗布および仮焼を繰り返して成膜した5nm以下の表面平滑性を有するAZrからなる第1中間層2、パルス蒸着法により成膜したCeO膜からなる第2中間層3、MOD法により形成されたYBCO超電導層4およびこのYBCO超電導層の上にAg安定化層5を成膜して1MA/cm以上の臨界電流密度(Jc)を有するYBCO超電導体10を製造する。 (もっと読む)


【課題】焼成時の雰囲気調整が容易で製造速度の大きな酸化物超電導線材の熱処理装置を提供する。
【解決手段】熱処理装置1は、熱処理炉4と、この内部に配置された水平方向の回転軸に対して回転可能な円筒状の回転体5とを備え、回転体5の円筒体5aには多数の貫通孔5bが円筒体5aの全面に均一に形成されており、円筒体5aの一端側は蓋体により密封され、他端側は円筒体内部のガスを熱処理炉4外へ排出するためのガス排出管7が蓋体に接続されている。円筒体5aの外表面に離間して複数のガス供給管8が対称に配置されており、各ガス供給管8には多数のガス噴出孔が円筒体表面に向かって雰囲気ガスを噴出するように形成されている。YBCO超電導層の前駆体を成膜したテープ状線材6は、回転体5に巻回されて超電導体生成の熱処理が施される。 (もっと読む)


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