説明

サーモ フィニガン リミテッド ライアビリティ カンパニーにより出願された特許

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二次元半径方向放出イオントラップが、内向きの双曲面を備えた4つの有孔電極で構成され、各電極は、双曲面により定められた双曲半径r0よりも大きい距離rだけ中心線から間隔を置いて位置している。この幾何学的形状により、無視できるほどのオクタポールフィールド成分及び比較的大きなドデカポール又はイコサポールフィールド成分を有する平衡対称型トラッピングフィールドが作られる。特定の一具体化例では、イオントラップは、フィルタリングDC電圧を電極に印加することによって4極質量フィルタとして選択的に動作可能である。 (もっと読む)


ドラッグフィールドを形成するための補助電極は、多重極の主RF電極間に挿入するためにプリント回路基板材料等の薄い基板に指電極の配列として設けることができる。配列の個々の指電極を相互接続する静的抵抗器を利用する分圧器を実装することにより補助電極の長さに沿って漸進的な電圧範囲を印加することができる。個々の指電極又は指電極のグループに動的電圧変化を印加することができる。
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イオン体積部、レンズスタック、及び取り外された多極イオンガイドと同様に協働するイオン光学系を組み合わせる方法及び装置は、ここでは、通気することなしに質量分析計器から取り外すことができる単一のサブアセンブリに組み込まれる。このような構成により、操作者は、システムを通気する必要なしに、通常の操作時に汚染されるイオン経路のすべての部品を洗浄し、適時に再組立し、再挿入し、次に許容可能な真空までポンプで排気することが可能である。
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【課題】1つのフィラメントが切れても質量スペクトルの使用を継続できる電子ソースの性能を正規化するための方法および装置を提供する。
【解決手段】質量スペクトロメータを作動させるための方法は、第1電子放出器を用いて質量スペクトロメータを作動させながら、第1性能特性を決定するステップと、第1性能特性に関連する第1情報を記憶するステップと、第2電子放出器を用いて質量スペクトロメータを作動させながら、第2性能特性を決定するステップと、第2性能特性に関連する第2情報を記憶するステップと、その後、第1電子放出器を使用する作動から、第2電子放出器を使用する作動へ切り換えるステップとを備え、この切り換えるステップは、切り換え前の第1電子放出器の性能に対して切り換え後の第2電子放出器の性能を正規化するよう、第1情報および前記第2情報を使用することを含む。 (もっと読む)


【課題】質量スペクトロメータの構造を簡単にし、製造、コストを下げること
【解決手段】デバイスの出口近くでイオンを細いビームに合焦するテーパ付き電界を形成するよう、振動(例えば無線周波数)電圧を印加する、長手方向に離間する複数の電極から、質量スペクトロメータの低真空領域または大気圧領域内でイオンをトランスポートし、合焦するためのデバイスが構成されており、電極間間隔または振動電圧の振幅は、イオン走行方向に大きくなっている。 (もっと読む)


【課題】質量分析計の分解能を上げること
【解決手段】二連イオントラップ質量分析計は、それぞれ比較的高い圧力と低い圧力に維持された、隣接する第1の二次元イオントラップと第2の二次元イオントラップとを含む。高圧が有利な機能(冷却およびフラグメント化)は第1のトラップ内で実行でき、低圧が有利な機能(アイソレート化および分析スキャン)は第2のトラップ内で実行できる。ポンピング制限を行い、2つのトラップの間に差圧を維持できるようにする小さい開口部を有するプレートレンズを通して、第1のトラップと第2のトラップの間でイオンを移動させることができる。この二連イオントラップ質量分析計の差圧環境によって、イオン捕捉およびフラグメント化効率を損なうことなく、高分解能の分析スキャンモードを使用することが可能となる。 (もっと読む)


【課題】イオンサイクロトロン共鳴質量分析計との関連で、高い質量分析を、小型で相対的に価格が低廉な質量分析計で達成するような改善を行う。
【解決手段】イオン源(11)と、イオン注入装置(12)と、特殊形付きの電極(14,16)によって限定される電場発生手段と、イオンを検出するための検出器(18)とを有する質量分析計が提供される。電極(14,16)は、それらの間に略超対数の形の場をもたらすように形造られており、それによってイオンは分析のための場のポテンシャル井戸内に捕捉される。 (もっと読む)


【課題】四重極イオントラップにおける非平衡な又は非ゼロの中心線高周波電位を効果的に補正するためのシステム及び方法。
【解決手段】非平衡な中心線電位は、1又はそれ以上の放出スロットにより生み出される非線形の電界成分を最小化する補正特性により生み出される。イオントラップは、イオントラップの内部の閉じ込め容積部を長手方向に貫通する中心線と、中心線にほぼ平行である内部Y電極表面を有する1対のY電極と、中心線にほぼ平行である内部X電極表面を有する1対のX電極とを含む。X電極は放出スロットを有し、閉じ込められたイオンが該放出スロットを通じてこのイオントラップから放出される。Y信号振幅を有するY信号が両方のY電極に結合される。X信号振幅を有するX信号が両方のX電極に結合される。X信号振幅がY信号振幅よりも大きくなるように選択されることにより、イオントラップ装置の中心線に平衡な中心線電位が生み出されるようになる。 (もっと読む)


【課題】四重極イオントラップ内の電界歪み特性によって生み出される非線形の電界成分を効果的に補正するためのシステム及び方法。
【解決手段】イオントラップにおいて非線形の電界成分を減少させ、最小の中心線高周波電位を生み出す幾何学的表面形状によって補正が行われる。イオントラップは、イオントラップの内部の捕捉容積部を長手方向に貫通する中心線と、中心線にほぼ平行である内部Y電極表面を有する1対のY電極と、中心線にほぼ平行である内部X電極表面を有する1対のX電極とを含む。X電極は1又はそれ以上の放出スロットを有し、捕捉されたイオンが該放出スロットを通じて前記イオントラップから放出される。内部Y電極表面は、各々がY曲率半径を有し、内部X電極表面は、各々がX曲率半径を有する。X曲率半径は、Y曲率半径よりも小さくなるように選択される。イオントラップの中心線に平衡な中心線電位が与えられる。 (もっと読む)


質量分析法、特に、データ依存式方法を利用するMS/MS及びMSnスペクトルの自動取得に関する技術を提供する。データ依存式質量分析MS/MS又はMSn分析の方法及び装置を開示する。本方法は、関連イオン種の荷電状態の判断を含むことができ、判断された荷電状態に少なくとも部分的に基づく解離型(例えば、CAD、ETD、又は非解離電荷低減又は衝突活性化が後に続くETD)の自動選択がそれに続く。関連のイオン種は、次に、選択された解離型に従って解離され、得られる生成イオンのMS/MS又はMSnスペクトルを取得することができる。 (もっと読む)


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