説明

京セラメディカル株式会社により出願された特許

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【課題】本発明は、骨用止血材に使用できるほどの高い止血効果と、炎症等を引き起こさない生体安全性とに優れ、生体内での分解吸収が早く生体組織の再生を阻害しない止血材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の止血材は、カルボキシルメチルキチン又はその金属塩から成る吸水性の短繊維の集合体から成り、吸水量が20以上であることを特徴とする。また、本発明の止血材の製造方法は、カルボキシルメチルキチン又はその金属塩から成る吸水性短繊維の集合体から成る止血材の製造方法であって、カルボキシルメチルキチン又はその金属塩を溶媒に溶解して原料溶液とし、該原料溶液を攪拌したアルコール中に注入することにより前記短繊維を紡糸する工程と、前記短繊維を真空中で熱処理して分子間架橋させることにより、吸水量が20以上の短繊維集合体を製造する工程と、を含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】複数本の棒状部に対してその湾曲形状がそろった状態に成形する曲げ加工作業を容易に且つ速やかに行うことができる脊椎固定用部材の曲げ加工器具を提供する。
【解決手段】一対のレバー部材21には、把持操作が可能な操作部29が設けられている。固定用部材支持機構22は、一対のレバー部材21に対して複数本の棒状部が並んだ状態で位置決めされるように複数本の棒状部を支持可能になっている。固定用部材支持機構22によって複数本の棒状部が位置決めされた状態で操作部29が操作されることで、複数本の棒状部に曲げ加工が施される。 (もっと読む)


【課題】本発明は、浸炭処理したコバルト・クロム基合金から形成されており、表面の硬度が向上すると共に生体安全性も確保された摺動部材に適した材料と、その製造方法とを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、コバルト・クロム基合金を基材とする耐食性及び耐摩耗性に優れた合金材料であり、その材料の表面に、2.3〜4.0重量%の炭素を固溶化した固溶化層が形成されており、固溶化層の格子定数が3.65Å以上であることを特徴とする。また、本発明は、上記のようなコバルト・クロム基合金材料を製造するのに適した方法であって、コバルト・クロム基合金の基材を形成する工程と、前記基材の表面を活性化処理する工程と、前記基材の表面を浸炭処理する工程と、を含み、前記浸炭処理が、ガス浸炭であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、繰り返し行われる日常の動作に対しても、摺動部位の摩擦を抑えて、摩耗粉の発生を抑制することができる人工関節、人工関節摺動部材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】上記目的を達成するため、金属、合金またはセラミックスからなる基材と、該基材の適宜部所に、生体適合材料層が積層される生体材料であって、
上記基材は、その表面の少なくとも所要箇所に表面処理によって水酸基が形成される一方、上記生体適合材料層は、ホスホリルコリン基を含む高分子重合体からなり、上記基材と生体適合材料層とを上記水酸基と結合する一方、上記生体適合材料と結合するバインダー層を介して、接合してなることを特徴とする生体材料とする。 (もっと読む)


【課題】生体材料として安全で且つ耐低温劣化性とに優れた生体用部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、生体材料のジルコニア焼結体から成り、生体内で使用される生体用部材22であって、前記生体用部材22の内部は、主として正方晶ジルコニアから成り、前記生体用部材の表面22a、22b、22cに含まれる単斜晶ジルコニア分率が1mol%以下であることを特徴とする。また、本発明は、生体材料のジルコニア焼結体から成り、生体内で使用される生体用部材22を製造する方法であって、該方法が、ジルコニアとイットリアとを含む粉末原料を成形体に加工する成形工程と、前記成形体を焼成して焼結体を得る焼成工程と、前記焼結体の表面を加工処理する表面加工工程と、加工した前記焼結体を熱処理して、単斜晶ジルコニアを正方晶ジルコニアに相転移させる熱処理工程と、を含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】本発明は、長期間にわたって耐摩耗性を維持でき、耐久性に優れた摺動部材を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の摺動部材は、湿潤環境下で使用される低摩耗性の摺動部材10であって、上記摺動部材10が、メチレン基を有する高分子材料から成形された基材12と、該基材12の摺動面16を被覆した高分子膜30とを含み、上記高分子膜30は、上記摺動面16にグラフト結合されたホスホリルコリン基含有高分子鎖により構成されており、上記摺動面16のリン酸指数(赤外分光分析スペクトルのリン酸基のピーク強度/メチレン基のピーク強度)が0.28以上であることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】大腿骨の近位部側にも効率よく荷重を分配してストレス・シールディングの更なる抑制を図ることができる人工股関節用大腿骨コンポーネントを提供する。
【解決手段】人工股関節において大腿骨2の近位部に埋入されるステムとして用いられる。大腿骨2に埋入される部分において近位部側から遠位部側にかけてステム断面積が小さくなるように、大腿骨2に埋入された状態で前面および後面に配向する面が、一対のテーパ状面(11、12)として形成されている。一対のテーパ状面(11、12)は、当該各テーパ状面における近位部側に位置する端部17と遠位部側に位置する端部18とを結ぶ直線Lに対して内側に凹むように形成されている。 (もっと読む)


【課題】耐熱性が良好で、成型中の変形が生じにくく、蒸気滅菌を行う場合でも繰り返し使用が可能で低コストで環境への配慮にも優れ、成型中に生じる熱による影響を受けることなく成型後の離型作業まで円滑に行える骨コンポーネント成型ユニットを提供する。
【解決手段】人工関節置換術が施術された部位に感染症が発症した際の治療のための手術において用いられ、抜去された人工関節が配置されていた部位に配置されるとともに薬剤が混入された骨コンポーネント101を成型する。別体に設けられた一対の金属材料(13、14)で形成され、これらが重ね合わされるように組み合わされることで内部に骨コンポーネント101の成型用空間15を形成する成型器11を備えている。 (もっと読む)


【課題】骨折部の移動距離の微調節でき、移動量の定量化が可能で、且つ骨折部の引き離し及び引き寄せのいずれにも利用できる骨プレートを提供する。
【解決手段】本発明は、2つ以上に分離した骨部に渡る方向に延びるプレート状本体2から成り、少なくとも両端を固定して2つ以上に分離した骨部を一体化するための骨プレート1であって、本体2は、摺動機構25を備えており、摺動機構25は、本体2のいずれか一方の骨部の位置に摺動方向に延びて形成され、且つ摺動方向に延びたラック歯31を備えている摺動長穴3と、摺動長穴3に挿入され、上記ラック歯31と係合する歯車状の頭部41と骨部に侵入する足部45とを備えたピン4と、から構成されており、摺動機構25は、上記ピン4の回転により、ピン4の侵入した骨部を摺動方向に摺動させることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】大転子の固定が必要な大腿骨頚部骨折の治療に適しており、大転子の固定力の強い人工股関節用の大腿骨ステムを提供する。
【解決手段】本発明の大腿骨ステムは、大腿骨の髄腔に挿入固定されるステム遠位部と人工骨頭を取り付ける頸部を備え上記ステム遠位部の近位端に固定されたステム近位部とを一体に又は分離可能に備えたステム部材と、上記ステム近位部の頂部に着脱可能に取着したプレート取付部と、上記プレート取付部に角度一定に固定、又は角度調節可能に固定され、大転子を上部から押さえる大転子プレートと、から成る。本発明の大腿骨ステムでは、大転子プレートが大腿骨ステムに固定されているので大転子の固定力が強く、安定した固定が得られ、さらに、大転子プレートの固定位置がステム近位部の頂部であり、大転子の固定時に大転子プレートが大転子の上部を覆うので、中殿筋による大転子の上方向へのズレ上がりを効果的に抑えることができる。 (もっと読む)


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