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Fターム[2G061CB19]の内容

Fターム[2G061CB19]に分類される特許

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【課題】配管内面の溶接部に確実にき裂を発生させて、配管の疲労寿命を評価することができる試験片及び疲労寿命評価方法を提供する。
【解決手段】同一形状の2つの金属配管部2と金属配管部2の間に溶接部3とを有する疲労寿命評価用試験片1が、配管から切り出される。試験片1の配管内側に対応する面は、配管内側と同一形状とされる。試験片1の配管外側に対応する面は、溶接部3と金属配管部2との接続部6で連続的な曲線を有する。試験片1の中心軸Cから溶接部3の配管内側及び外側に対応する各頂点までの距離の比率が1以上とされる。上記試験片1は、疲労寿命評価装置の負荷中心軸が中心軸Cより配管内側面の方向に位置するように、負荷中心軸からずらして配置される。上記のように配置された試験片1に引張荷重及び圧縮荷重が繰り返し負荷されて、溶接部3または接続部4に疲労亀裂が発生するまでの繰り返し回数が取得される。 (もっと読む)


【課題】高強度・厚肉UOE鋼管における継手の延性破壊性能予測方法として好適な、継手部に対して直角方向に大きな塑性変形が想定される継手構造物の延性破壊における使用限界を簡易に予測する手法を提供する。
【解決手段】継手部に対して直角方向に負荷される引張り応力により、前記継手部の欠陥から延性き裂が発生するが、母材部で延性破壊する継手構造物の使用限界を予測する場合において、継手構造物が母材部で延性破壊する際の延性破壊限界ひずみと、当該継手構造物の使用中のひずみとを比較して使用限界を予測する際、前記延性破壊限界ひずみを(1)式により求めることを特徴とする継手構造物の使用限界予測方法。




ε:継手構造物の延性破壊限界ひずみ[%]、L:継手構造物の変形量を評価する標点間距離、ε:母材部の一様伸び[%]、ε:母材部の破断時伸び[%]、L:母材部の全厚引張試験片の標点間距離 (もっと読む)


【課題】スポット溶接部の破断解析を行うにおいて、多数存在するスポット溶接部の中から、母材を少なくとも3枚重ねて溶接したスポット溶接部を精度良く抽出する。
【解決手段】バー要素の端点を母材ごとに取得する工程と、取得したバー要素の中から一のバー要素に注目し、この注目バー要素の周囲にある他のバー要素を抽出する工程と、前記抽出された他のバー要素の中に、注目バー要素と同一の端点を共有するバー要素が存在するか否かを検索する工程と、前記検索の結果、注目バー要素と同一の端点を共有するバー要素が存在した場合、母材を少なくとも3枚重ねて溶接したスポット溶接部であると判定する工程と、前記母材を少なくとも3枚重ねて溶接していると判定したスポット溶接部についての破断解析を行う工程と、を含むようにする。 (もっと読む)


【課題】スポット溶接部の破断解析を行うにおいて、多数存在するスポット溶接部のそれぞれについて、適切な有効幅Bを短時間で決定する。
【解決手段】注目バー要素に最も近いバー要素までの距離を抽出して、スポット間距離L1の情報を取得する工程と、前記注目バー要素の端点に最も近い距離にある母材のエッジを検索し、エッジ間距離L2の情報を取得する工程と、前記注目バー要素の端点に最も近い距離にある母材の稜線を検索し、稜線間距離L3の情報を取得する工程と、前記スポット間距離L1、エッジ間距離L2を2倍した距離、稜線間距離L3を2倍した距離のうち、最も短い距離をスポット溶接の有効幅Bに決定する工程と、前記決定した有効幅Bを破断解析に用いる工程と、を含むようにする。 (もっと読む)


【課題】T型溶接継手構造体におけるT継手部の疲労特性を、煩雑な疲労試験を行なうことなく、簡便かつ迅速に評価するための方法を提供する。
【解決手段】引張強度500〜650MPaのベイナイト組織鋼板を用いたT型溶接継手構造体におけるT継手部の疲労特性を評価する方法であって、T継手部の溶接熱影響部において、下記式(1)で表される繰り返し軟化パラメータ(1)を用いてT型溶接継手構造体の疲労特性を評価する方法である。繰り返し軟化パラメータ(1)=1/√(A×KAM)・・・(1)、但し、A×KAM>10。式中、Aは、隣接する2つの結晶の方位差が15°以上の大角粒界で囲まれた領域を結晶粒としたとき、前記結晶粒の平均円相当直径(μm)であり、KAMは、結晶粒内の平均方位差(Kernel Average Misorientation、°)である。 (もっと読む)


【課題】高Cr鋼からなる金属部材のクリープ損傷の早期検出を実現し、保守管理に必要な時間を確保する。
【解決手段】火力発電所用ボイラの蒸気配管Pの外表面に、溶接部Wを挟んで複数の計測用突起10が形成されている。クリープ損傷評価装置12は、過去の計測値に基づいて作成され、蒸気配管Pの溶接熱影響部HAZの歪と寿命消費率との相関関係を示す相関マップ14が記憶された記憶部16と、計測用突起10間の間隔2Lの計測値が入力され、蒸気配管Pの外表面のクリープ歪を算出するクリープ歪計測部18と、有限要素法(FEM)を用い、間隔2L間のクリープ歪から溶接熱影響部HAZの内外表面及び板厚内部のクリープ歪を算出する第1推定部20と、前記クリープ歪及び相関マップ14から、溶接熱影響部HAZの内外表面及び板厚内部の寿命消費率を推定する第2推定部22とからなる。 (もっと読む)


【課題】所定の小型試験片を用いた引張試験を行うことによって、溶接熱影響部に欠陥を有する鋼構造物の、安全性と経済性の両立が図られた使用限界予測方法を提供する。
【解決手段】鋼構造物と同じ材質及び同じ板厚で、前記鋼構造物に発生した欠陥と同じ寸法の切欠を付与した小型試験片を用い、該小型試験片に再現熱サイクルを付加した後に引張試験を行い、得られた延性亀裂長さΔa及び局所くびれ量Rと、前記小型試験片の初期の板厚と初期欠陥深さとの差tとから有効延性破壊パラメータαeffを算出した後、該有効延性破壊パラメータαeffと、有効開口変位δeffとの関係から、延性破壊抵抗曲線を導出し、得られた延性破壊抵抗曲線における有効延性破壊パラメータαeffの値が、1.0に達するときの有効開口変位δeffを前記限界有効開口変位と定めることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】スポット溶接された鋼板の溶接継手における、破壊靭性値の測定に供するに好適の、破壊靭性試験片を作製するために必須となる疲労予き裂を導入する方法を提案する。
【解決手段】鋼板を複数枚重ね合わせてスポット溶接し、鋼板板厚方向に引張荷重を繰り返し負荷して溶接継手のナゲット部に疲労予き裂を導入するに当たり、引張荷重は、ナゲット部の直径、開口モードの応力拡大係数の最大値および鋼板の厚みから決定される値を上限とし、この引張荷重の上限Pmax[N]は、下記の式(A)に従う。


ただし、


ND:ナゲット部の直径[mm]、t:鋼板の厚み[mm]、H:0.05〜0.15の任意の定数。 (もっと読む)


【課題】ナゲット部の破壊靭性値の測定に供する破壊靱性試験片を提供する。
【解決手段】ナゲット部の径方向中心を原点として互いに直交するX軸およびY軸を定めて、ナゲット部の径方向に沿って幅W、およびXY面に平行かつナゲット部の径方向に直交する方向に沿って厚みTを有する直方体として、十字形引張疲労試験片から厚みTの中心を通り幅Wに沿って伸びる中心線とY軸とから求まるY切片の大きさがND/4以下の下に切り出した破壊靭性試験片であって、厚みTに対する幅Wは1以上4以下、幅W[mm]に対する破壊靭性試験片に残存する疲労予き裂の長さa[mm]は0.35以上0.75以下、および、ナゲット部の直径ND[mm]に対する厚みT[mm]は0.1以上1.0未満とする。 (もっと読む)


【課題】有限要素法を用いたレーザ重ね溶接継手の強度評価方法を提供する。
【解決手段】以下の手順によりレーザ重ね溶接継手の強度評価を行う。手順1:レーザ重ね溶接継手を構成する上下の金属板とレーザ溶接部のFEMモデルを作成する。手順2:前記モデルで構造解析を行い、前期金属板をモデル化したシェル要素と前記レーザ溶接部をモデル化したシェル要素の共有節点の位置で、前記金属板のシェル要素から応力を算出する。手順3:算出された前記応力から評価応力を算出し、端部を除いたレーザ溶接部の評価応力分布を求める。手順4:前記評価応力分布からレーザ溶接部端部の評価応力を外挿により求めて、溶接部全長の評価応力分布を作成し、強度評価を行う。 (もっと読む)


【課題】破断判定値算出プロセスを別途行うことなく、破断判定値を精度良く予測することが可能な、スポット溶接部の破断判定値の予測方法を提供する。
【解決手段】あらかじめ破断判定値が算出された複数の鋼種について、当該破断判定値を、鋼種の機械的特性及び/又は化学成分により特定される材質パラメータ毎にまとめ、破断判定値の分布から破断判定値の近似マスターカーブを決定する、マスターカーブ決定工程と、評価対象となる鋼種の機械的特性及び/又は化学成分により、評価対象となる鋼種の材質パラメータを算出する、材質パラメータ算出工程と、マスターカーブ決定工程により決定された近似マスターカーブと材質パラメータ算出工程により算出された評価対象となる鋼種の材質パラメータとを用いて、該評価対象となる鋼種の破断判定値を算出する、破断判定値算出工程とを備える、破断判定値の予測方法とする。 (もっと読む)


【課題】自動車部品、鉄道車両など複数の薄板が溶接されて形成されている溶接構造体の疲労寿命予測方法を提供する。
【解決手段】溶接構造体を有限要素法によるシェル要素でモデル化して疲労寿命を予測する際、前記溶接構造体における溶接継手は、金属板と溶接部を溶接止端部が共有節点位置となるようにモデル化し、前記共有節点位置における金属板の表面位置の応力、好ましくは溶接部止端部に対して直角方向とする、を算出し、得られた応力から評価応力を算出し、評価応力と予め準備された疲労寿命線図とに基づいて疲労寿命を予測する。前記評価応力を下式で求める。σeqt=(σtop+σbtm)/2+(σtop−σbtm)/4、但し、σeqtは評価応力でσtopは共有節点位置で、溶接止端部側の金属板表面の応力、σbtmはσtopと反対側の金属板表面の応力。 (もっと読む)


【課題】実際に用いられる耐熱鋼溶接部に則した多軸応力状態にある溶接部の損傷を精度良く予測できる方法を提供することである。
【解決手段】耐熱鋼溶接部に作用する応力の分布を計算し、該計算値から耐熱鋼溶接部の損傷を予測する耐熱鋼溶接部の損傷予測方法において、耐熱鋼溶接部の応力状態を表現するパラメータとして、M=A・σ1・TFB(A,B:係数、σ1:最大主応力、TF:応力多軸度係数)で表されるMを用いることによって、実際に用いられる耐熱鋼溶接部に則した複雑な応力状態にある溶接熱影響部の損傷を精度良く予測することができる。具体的には、パラメータMとクリープボイドの個数密度の増加速度との関係(a)、又はパラメータMとクリープボイドの面積率の増加速度との関係(b)を予め求めておき、この関係(a)又は(b)を用いてクリープボイドの個数密度又はクリープボイドの面積率を推定する。 (もっと読む)


【課題】部材に生じた欠陥の進展寿命を適切に評価する欠陥評価装置を提供する。
【解決手段】この欠陥評価装置は、溶接部の部材の形状、運転サイクルの時間的変化を表す対応データを記憶する第1の記憶部と、部材に生じた欠陥を表す欠陥条件データを記憶する第2の記憶部とを備え、対応データと欠陥条件データに基づいて、疲労およびクリープによるき裂進展量を算出し、このき裂進展量から溶接部の欠陥寿命を評価する。 (もっと読む)


【課題】落重破壊特性値の予測精度を上げることにより、落重破壊特性を実測することなく落重破壊特性に優れた厚鋼板の開発効率を向上させること。
【解決手段】熱影響部における旧オーステナイト粒径(d)と降伏応力(σ)により決定される脆性破壊エネルギーと、母材表層部における降伏応力(σ)と脆性破面遷移温度(vTrs)により決定される延性破壊エネルギーとの積を少なくとも因数とする落重破壊特性評価指数(INDNDT)を引数とし、落重破壊特性(NDT)を戻り値とする一次関数を検量線として準備する。評価対象とする鋼材の、熱影響部における旧オーステナイト粒径(d)と降伏応力(σY,HAZ)、母材表層部における降伏応力(σ)と脆性破面遷移温度(vTrs)を測定することにより前記落重破壊特性評価指数(INDNDT)を求め、前記検量線に基づき落重破壊特性を求める。 (もっと読む)


【課題】実機に施工された溶射膜の膜質が健全であるか否かを現場で評価できる膜質評価方法を提供することを目的とする。
【解決手段】溶射膜の電気抵抗率と非破壊硬さと膜厚とを相関させ、相関関係から溶射膜の所定の機能を満たすために必要とされる要求領域を設定する設定工程と、被評価対象物に施工された溶射膜の電気抵抗率、膜厚、及び非破壊硬さを計測する計測工程と、計測によって得られた各値が要求領域内にあるとき、被評価対象物に施工された溶射膜が健全であると判断する判断工程とを備える溶射膜の膜質評価方法。 (もっと読む)


【課題】高強度鋼板同士の接合部についても接合状態の良否を判定することのできる溶接検査用たがねを提供する。
【解決手段】本発明に係る溶接検査用たがね1は、前記接合部に向けて前記金属板間に打ち込まれる刃先部を備えたもので、刃先部2は、その先端に向かうにつれて先細りする形状を呈している。刃先部2には、その先端の一部を切り欠いた形態の切欠き部3が形成されており、この切欠き部3はその幅方向両側で刃先部2の先端部分5,5とつながっている。また、切欠き部3の最も先端側の幅方向寸法は、検査対象となる接合部の幅方向寸法よりも大きい。 (もっと読む)


【課題】高温下で荷重が作用する、溶接部を有する金属部材について、その寿命を高精度に評価することが可能な溶接部を有する金属部材の寿命評価方法を提供する。
【解決手段】本発明は、高温下で荷重が作用する、溶接部を有する金属部材の寿命評価方法であって、金属部材の試験体に高温下で荷重を作用させつつ、その試験体の溶接部及び母材部の硬度をそれぞれ測定し、溶接部の硬度が母材部の硬度よりも低くなり、且つ、溶接部の硬度が母材部の硬度に対して急激に低下し始めた時をもって、金属部材の寿命が到来した時であると評価する。 (もっと読む)


【課題】異種材料の溶接継手において、き裂が異種材料にまたがって存在する場合に、破壊強度を的確に評価する。
【解決手段】き裂を含む断面上の異種材料それぞれについての残余面積と流動応力とを掛け合わせた結果を断面上のすべての材料について足し合わせることにより求めた荷重を破壊荷重とする。または、き裂を含む断面上の異種材料の面積比に応じて各材料の応力とひずみの関係を単一の材料の応力とひずみの関係に置き換えたときの材料定数を用いて求めた破壊力学パラメータJ積分値がき裂先端の材料の弾塑性破壊靭性値JIcに等しくなるときの荷重を破壊荷重とする。 (もっと読む)


【課題】 変動振幅荷重が作用する溶接構造物の疲労寿命を比較的簡便に且つ高精度に算定できるようにする。
【解決手段】 シェルモデルによる有限要素解析を行い、ロンジフェイス21の疲労寿命評価部23における一様応力成分と曲げ応力成分を求める。溶接継手形式に対応する応力分布をデータベースから抽出し、その応力分布に、一様応力成分及び曲げ応力成分と、部材と溶接ビードの形状パラメータとを入力し、ロンジフェイス21の板厚断面41の応力分布を算定する。溶接継手形式及び溶接止端処理条件に対応する残留応力分布をデータベースから抽出し、その残留応力分布に、部材と溶接ビードの形状パラメータ、材料物性、及び溶接条件を入力し、ロンジフェイス21の板厚断面41の残留応力分布を算定する。ロンジフェイス21の板厚断面41の応力分布と残留応力分布を用いて、疲労寿命評価部23の疲労き裂伝播寿命を算定する。 (もっと読む)


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