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Fターム[4L035MB03]の内容

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Fターム[4L035MB03]に分類される特許

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【課題】繊維長手方向での結晶構造斑が低減されたアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維束であって、該繊維束の長手方向に対し垂直方向にX線回折の2θ測定を行うと、2θ=17°近傍のポリアクリロニトリル(100)反射に相当する回折強度ピークの半値幅の平均値が0.60°以下であり、下記数式(1)で求められるCV値が2以下である炭素繊維前駆体繊維束。
CV値=(半値幅の標準偏差)/(半値幅の平均値)×100…(1) (もっと読む)


【課題】
生産性の低下、コストアップを伴うことなく、ゲルの少ないアクリロニトリル系重合体溶液を紡糸に供すること、安定した紡糸操業性を達成すること、続く耐炎化、炭化処理により良好な強度を有する炭素繊維を得ることができる炭素繊維前駆体繊維の製造方法を提供すること。
【解決手段】
少なくとも1種のカルボキシル基含有ビニル系化合物を0.01〜2モル%共重合してなるアクリロニトリル系重合体溶液を紡糸する炭素繊維前駆体繊維の製造方法であって、前記重合体溶液の貯蔵タンクから口金の間でアンモニア、アミン化合物、第4アンモニウム塩からなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物を添加した後、前記アクリロニトリル系重合体溶液を紡糸する炭素繊維前駆体繊維の製造方法。
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【課題】生産性や、組成設計の自由度が高く、高性能の炭素繊維前駆体アクリロニトリル系繊維を製造するのに好適な炭素繊維前駆体アクリロニトリル系繊維の製造方法の提供。
【解決手段】カルボキシ基を含まないアクリロニトリル系重合体(A)と、カルボキシ基を含む重合体(B)とを、ブレンドして紡糸することを特徴とする炭素繊維前駆体アクリロニトリル系繊維の製造方法。前記重合体(B)は、カルボキシ基を含むモノマー単位を0.014質量%以上100質量%以下の割合で含有することが好ましい。前記重合体(B)と前記アクリロニトリル系重合体(A)との質量比((B)/(A))は0.0001以上2.3以下であることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】欠点の少ない高品位な炭素繊維前駆体繊維束を、湿式紡糸法を用いて高生産性で製造することができる方法を提供する。
【解決手段】以下の(1)〜(3)の条件を満足する紡糸工程を有する炭素繊維前駆体繊維束の製造方法で製造する。(1)紡糸原液は、アクリロニトリル系重合体を濃度19〜25質量%の範囲でジメチルアセトアミドに溶解した溶液であり、前記アクリロニトリル系重合体は、95質量%以上のアクリロニトリル単位を含有し、極限粘度〔η〕が1.5〜2.5の範囲にある。(2)紡糸口金を介して、紡糸原液は濃度55〜69質量%、温度35〜43℃の範囲にあるジメチルアセトアミド水溶液中に吐出され、凝固糸となる。(3)得られる凝固糸の引き取り張力を60〜150mg/フィラメントの範囲内に制御する。 (もっと読む)


【課題】
紡糸速度を高め、かつ、紡糸ドラフト率を高めることができる炭素繊維前駆体繊維製造用に好適なポリアクリロニトリル系重合体組成物とその製造方法を提供する。
【解決手段】
2種以上のポリアクリロニトリル系重合体を含み、極限粘度が6〜20であるポリアクリロニトリル系重合体が全重合体に対して0.3〜30重量%混合されており、かつ、全重合体の極限粘度が1.0〜2.3であるポリアクリロニトリル系重合体組成物であって、そのポリアクリロニトリル系重合体組成物は、アクリロニトリルを主成分として含む単量体に重合開始剤を導入し重合させるに際し、重合開始剤が少なくとも2回に分割して計量導入され、重合開始剤の1回目の計量導入量とそれ以外の計量導入量の比(1回目の計量導入量/それ以外の計量導入量)を0.1以下とすることにより製造される。 (もっと読む)


高分子繊維類及び前記高分子繊維類の製造方法を記載している。高分子繊維は、架橋したヒドロゲル類又は乾燥したヒドロゲル類であって、これらは、モノマー1分子当たりのエチレン性不飽和基の平均数が1.0を超える重合性材料を含有する前駆体組成物から調製される。高分子繊維類は、任意の活性剤を含有することができる。
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本発明は、大きな引張強さ及び弾性率を有する炭素繊維を対象とする。本発明は、この炭素繊維を製造するための方法及び装置も提供する。この方法は、酸化オーブンを通して前駆体繊維を前進させることを含み、ここで、繊維は、酸化雰囲気において、張力荷重が酸化オーブンを通る複数のパスの間で分配された制御延伸を受け、これにより、より大きな累積延伸を達成することが可能となる。前記方法はまた、2つ以上のパスの各々において1つ又は複数の転移を繊維に経させるのに十分な制御延伸を2つ以上のパスの各々において繊維に行うことを含む。本発明はまた、互いに独立に駆動できるので、複数のパスの各々においてオーブンに加えられる延伸量を独立に制御できる、一連の複数の協調駆動ロールを有する酸化オーブンも対象とする。 (もっと読む)


【課題】 紡糸速度を高め、かつ、紡糸ドラフトを高めることができるPAN系重合体溶液を提供する。また、その重合体溶液を用いることにより、生産性を損なうことなく毛羽立ちの少ない高品位な炭素繊維前駆体繊維を製造する方法を提供するとともに、上記の高品位な炭素繊維前駆体繊維を用いた高性能でかつ高品位な炭素繊維を焼成工程でも安定して製造することができる方法を提供する。
【解決手段】
ポリアクリロニトリル系重合体が溶媒に溶解してなる溶液であって、本文中に規定する伸長時破断時間が20秒以上である、炭素繊維前駆体繊維製造用ポリアクリロニトリル系重合体溶液、ならびに、それを用いた炭素繊維前駆体繊維の製造方法、および、炭素繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維前駆体アクリル繊維束の製造において擦過による繊維表面の損傷を防止または軽減可能な油剤組成物を提供する。
【解決手段】アクリル繊維を複数有するアクリル繊維束に、下記式(1)で示される化合物を40質量%以上90質量%以下含有する油剤組成物を付着させる。


(式(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立して炭素数11〜17のアルキル基であり、A1及びA2はそれぞれ独立してエチレン基またはプロピレン基であり、m及びnはそれぞれ独立して1〜2である。) (もっと読む)


【課題】高速度で引き取り、かつ紡糸直後に高延伸することにより、ポリアクリロニトリル系繊維を製造する方法を提供する。
【解決手段】ポリアクリロニトリル系重合体を含む紡糸溶液を乾湿式紡糸するに際し、その紡糸溶液の紡糸ドラフトを12〜100の範囲とするリアクリロニトリル系繊維の製造方法であり、ポリアクリロニトリル系重合体として、下記の式に代表される


化合物を共重合成分としてアクリロニトリルに共重合してなる共重合体が好ましく用いられる。 (もっと読む)


【課題】乾湿式紡糸法での吐出糸条の単繊維切れ、絡まり等の発生を抑制することで、糸条走行速度の向上が可能となり、得られる繊維束を安定して高品位の製品を製造可能な、アクリル系繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】紡糸原液を、口金1から一旦空気中に押し出して凝固浴3中に下向きに進入せしめ、方向転換ガイド5で折り返して凝固浴外に引き出す乾湿式紡糸を行ってアクリル系繊維束を得るに際して、凝固浴中で下向きに走行し方向転換ガイドで折り返されて走行する間の糸条と凝固浴槽の槽壁との間に、前記糸条より20〜200mmの範囲で隔てて、仕切板を設置する、アクリル系繊維束の製造方法。又、吐出糸条より20〜200mmの範囲で隔てて、糸条を取り囲むように仕切板4を設置する、あるいは、糸条を挟むように仕切板を設置する、アクリル系繊維束の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】炭素繊維前駆体アクリル系糸条を製造する際に、隣接する糸条間同士の干渉、混繊を防止し工程通過性の優れた高品位で安価な炭素繊維を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル系重合体を紡出し、膨潤状態にある膨潤糸条を乾燥緻密化する炭素繊維前駆体アクリル系糸条の製造方法において、水洗洗浄により脱溶剤された膨潤糸条が走行する経路の幅方向に設けられたスリット開口部より、流体を噴出させて糸条に集束性を付与し、膨潤糸条が走行する経路の両側に設けられた規制板によってその膨潤糸条の糸条幅を制御する糸条幅制御装置を設けることによって、均一なトウ形態を維持しながらトウの狭幅化が可能となる。規制板の間隔は導糸する糸条幅の30%〜60%の幅に設定することが望ましく、流体は水、油剤含有液状物、またはエアーであることが望ましい。 (もっと読む)


【課題】紡糸口金の原液吐出面と凝固浴液面との距離の設定作業を簡素化するとともに、精度を向上することができる乾湿式紡糸用口金、乾湿式紡糸方法およびアクリロニトリル系繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】原液吐出面を有する口金本体と、 原液吐出面を取り囲む筒状フランジとを有する乾湿式紡糸用口金ならびにそれを用いた乾湿式紡糸方法およびアクリロニトリル系繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】ラージトウの製造であっても、製造コストが低く、生産性に優れ、糸切れ、毛羽の発生が少ない炭素繊維前駆体繊維束の製造方法及びその方法で製造された炭素繊維前駆体繊維束を提供する。
【解決手段】炭素繊維前駆体繊維の小トウの複数本を合糸して、炭素繊維前駆体繊維の集合トウを得る炭素繊維前駆体繊維束の製造方法であって、前記小トウの複数本を沸水中に併走させて、2%以上10%以下の緩和率で該小トウの複数本を緩和する工程と、湾曲ガイドを用いて、前記小トウの複数本の幅方向の端部において隣り合う小トウ同士が5〜50%の幅でオーバーラップするように、該小トウの複数本を合糸して集合トウを得る工程と、を有する方法により炭素繊維前駆体繊維束を製造する。 (もっと読む)


【課題】 耐炎化工程の通過性に優れ、かつ炭素化工程での環境負荷が低減でき、さらに炭素化することにより極細炭素繊維の集合体を取り扱い性に優れる長繊維が得られる炭素繊維前駆体繊維、および炭素繊維前駆体繊維の生産性に優れた、環境負荷の少ない製造方法を提供する。
【解決手段】 ポリアクリロニトリル系共重合体からなり、平均直径が1μm未満のポリアクリロニトリル系極細繊維の集合体からなる連続糸であって、該連続糸中のポリアクリロニトリル系極細繊維の重量分率が80重量%以上98重量%未満であり、かつ連続糸の直径が30μm以下である炭素繊維前駆体繊維、ならびにポリアクリロニトリル系共重合体30重量%以下と溶媒可溶性重合体70重量%以上を混合させて紡糸を行い、得られる繊維から溶媒を用いて溶媒可溶性重合体を溶出させる炭素繊維前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】用途に応じた種々の複合材において優れた特性を実現し得る炭素繊維の前駆体繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法であって、得られる前駆体繊維のポリアクリロニトリルの(100)反射から得られる結晶領域サイズと、トータル延伸倍率とが次式を満たす製造方法。
【数1】
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【課題】高強度・高弾性率で緻密性および配向度が高く、かつトウ繊度の変動率の小さい炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の、湿式紡糸方法による長時間糸切れすることがなく毛羽の発生の少ない高速で安定な製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル系共重合体を湿式紡糸して、凝固繊維とした後、浴中延伸、または空中延伸と浴中延伸をによる一次延伸を行った後、加圧水蒸気延伸を伴う二次延伸を行う炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法であって、加圧水蒸気延伸装置に糸条を導入する直前の加熱ローラーの温度を120〜190℃に設定し、前記加圧水蒸気延伸における水蒸気圧力の変動率を0.5%以下に制御し、かつ全延伸倍率に対する二次延伸倍率の割合が0.2より大きくなるように延伸することを特徴とする炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 耐炎性、耐熱性、難燃性、耐薬品性、柔軟性、軽量性に優れ、高精密ろ過性と微粉末繊維の発生の少ない耐炎化繊維シート、特に耐炎化エアフィルター用繊維シートを得るための耐炎化繊維シート前駆体を提供する。
【解決手段】 カルボン酸基エステルを有するモノマ、またはアクリルアミド系モノマーを共重合させたポリアクリロニトリル系共重合体からなる不織布などからなるポリアクリロニトリル系繊維シートであって、該シートが平均直径1μm未満のポリアクリロニトリル系極細繊維を含んでいることを特徴とする耐炎化繊維シート前駆体、およびこれを酸化性雰囲気中で150〜350℃で1〜240分熱処理することを特徴とする耐炎化繊維シートの製造方法。 (もっと読む)


【課題】樹脂含浸性、開繊性が良好で、強度が高く、嵩高な炭素繊維束を得ることができ、かつ集束性が高く、焼成工程通過性が良好な炭素繊維前駆体繊維束の製造方法を提供する。
【解決手段】95重量%以上のアクリロニトリル単位を含有するアクリロニトリル系重合体の有機溶剤溶液からなる紡糸溶液を、有機溶剤濃度50〜65重量%、温度30〜50℃の有機溶剤水溶液からなる第1凝固浴中に吐出させて凝固糸とし、凝固糸を第1凝固浴中から紡糸原液の吐出線速度の0.8倍以下の引き取り速度で引き取る工程と、凝固糸に有機溶剤濃度50〜65重量%、温度30〜50℃の有機溶剤水溶液からなる第2凝固浴中にて1.2〜2.5の延伸を施す工程と、延伸糸を乾燥し、延伸糸に1.6〜4倍のスチーム延伸を施す工程とを有する炭素繊維前駆体繊維束の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 緻密性及びボイドが適正に評価されたアクリル系炭素繊維製造用プリカーサーの製造方法を提供する。
【解決手段】 無機塩水溶液を溶剤として使用し、アクリロニトリル単位95質量%以上から成る重合体を含有する紡糸原液を、凝固浴温度−5〜10℃で乾湿式紡糸して凝固糸条を得、前記凝固糸条を水洗、乾燥、延伸処理するアクリル系炭素繊維製造用プリカーサーを製造するに際し、酸性可染染料Suminol Fast Blue R(分子量593)の溶液に、前記凝固糸条を浸漬させ、凝固糸条に染料を吸着させ、染色溶液の吸光度から求めた凝固糸条の染料吸着量が25mg/g以下である凝固糸条を用いる。
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