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国際特許分類[C23C8/38]の内容

国際特許分類[C23C8/38]に分類される特許

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【課題】従来にない新たな窒化層を備えた窒化金属部材を提供する。
【解決手段】本発明の窒化金属部材は、窒化可能な金属基材の表面部に形成された窒化層を有し、この窒化層は、その表面部の最表面から十分に深い部分における窒素濃度が、最表面近傍の窒素濃度より大きいかまたは同等であることを特徴とする。この窒化金属部材は、例えば、鉄鋼材、ステンレス鋼材、チタン材等からある金属基材の表面部へ、高エネルギービームを相対移動させつつ照射することにより得られる。この高エネルギービームは、例えば、近紫外域の短い波長をもち、パルス幅が10ps〜100nsである近紫外ナノ秒パルスレーザである。これにより50μm以上の深さまで窒素濃度が均一的で、微細な窒化組織からなる窒化層の形成が可能となる。 (もっと読む)


【課題】被窒化処理物が持つ靭性等の特性を維持しつつ、表面の硬度を高めることができるとともに、耐久性を向上させることができる窒化処理方法を提供する。
【解決手段】窒化処理方法は、被窒化処理物16の表面に窒素プラズマを照射して窒化処理を行い、被窒化処理物16の表面に窒素原子の薄い拡散層を形成するものである。例えば、アルゴンプラズマ21から電子ビームを引き出し、該電子ビームにより窒素ガスから窒素プラズマ24を生成させ、該窒素プラズマ24により被窒化処理物16の表面から内部へ窒素原子を拡散させ、厚さが10μm以下の窒素原子の拡散層を形成する。窒化処理の温度は350〜600℃であることが好ましく、窒化処理の時間は1〜8時間であることが好ましい。また、被窒化処理物16に印加されるバイアス電圧は−50V〜−5Vであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】必ずしも鋼中に高濃度のCおよび合金元素を含有させることなく、冷間加工性および最終部品強度を兼備し、さらには高温使用環境における強度にも優れた部品が得られる機械構造用鉄系材料を製造するための方法について提案する。
【解決手段】鉄系素材の少なくとも一部に700℃以上の温度にて窒化処理を施し、該窒化処理部分にN:3at%以上8at%未満を含有させた後、500℃以下Ms点以上の温度域まで1℃/s以上の速度で冷却し、その後Ms点以上500℃以下の温度域に10min以上保持してHV650以上の硬質相を、前記窒化処理部分に形成する。 (もっと読む)


【課題】大気圧下で窒化物生成ではなくN原子のみの拡散固溶処理を行って靭性を保ったまま硬度を向上させ,しかもこのN原子のみの固溶処理を連続ラインで処理することを可能にして,処理ラインの初期投資及びメンテナンスを低減させる方法を提供する
【解決手段】
容器内に原料ガスとして窒素ガスと共に水素ガスを添加しながら前記容器内を大気圧かそのプラス近傍の陽圧状態にして被処理物の表面にパルスアーク型プラズマジェットを照射することを特徴とするパルスアーク型プラズマジェットによる金属又は樹脂等の被処理材の表層硬化方法.
窒素ガス流量1〜100L/min,水素ガス/窒素ガス流量比0.1%〜200%,被処理物の温度を室温〜1000℃,処理時間を0.01時間〜24時間にする.被処理物を金属材料または絶縁体のいずれかにする. (もっと読む)


【課題】
鋼中に高濃度のCおよび合金元素を必ずしも含有させることなく、冷間加工性と最終部品強度を兼備し、更には高温使用環境における強度特性にも優れた機械部品が得られる機械構造用鉄系材料の提供。
【解決手段】
C:0.1mass%以上1.5mass%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鉄形材料を窒化して、その一部または全体に、N:(8−[C])at%以上(11−[C])at%以下を含有し(ただし、[C]は材料中のC含有量(at%))、硬さがHv700以上の硬質相を有する鉄系材料とする。 (もっと読む)


【課題】処理時間を短縮できるうえ、雰囲気ガスの消費量を抑え、しかも炉壁のメンテナンス周期も延長することができる鉄系材料の表面硬化装置を提供する。
【解決手段】アンモニアを含むガスを導入し、このアンモニアを含むガスをプラズマで分解して窒素系ラジカルおよび/または窒素系イオンを含むガスを発生させる大気圧プラズマ分解装置1と、
大気圧下の加熱空間24内に鉄系材料3を存在させ、上記窒素系ラジカルおよび/または窒素系イオンを含むガスを導入し、上記鉄系材料3に作用させてその表面に窒化硬化層を形成させる加熱処理炉2とを備えた。
これにより、高出力のグロー放電によってアンモニア分解率を向上させ、短時間で厚い窒化硬化層を得ることが可能になり、従来に比べて処理時間の短縮を図ることができるうえ、アンモニアガスの使用量を削減し、炉壁の損傷も大幅に軽減できる。 (もっと読む)


【課題】ねじ部を有する小物部品を大量に一括して処理し、安定かつ均一な硬化層を形成することが可能な硬化層形成方法、およびこの方法に用いられる硬化層形成装置を提供する。
【解決手段】 真空チャンバ2内に備えられた金属製の回転容器3内にねじ部を有する小物部品を複数個収容して減圧した後、炭素ガスおよび窒素ガスのうちの少なくともいずれか一方のガスを供給して、このガス雰囲気中で回転容器3に陰極電圧を印加してプラズマ放電を行う一方、回転容器3を回転させながら、この回転容器3近傍に備えられたヒータ5を用いて回転容器内の温度を350℃から550℃の範囲内に加熱することにより、前記小物部品の表面に硬化層を形成する。 (もっと読む)


【課題】拡散剤である拡散元素の拡散量が十分でなく、かつ処理剤の寿命も短く、処理浴が経時変化して硬化層形成にバラツキを生じる等の従来の鉄合金材料の表面処理方法における問題点を解決すること。
【解決手段】鉄合金材料(被処理材)の表面に、予備窒化処理を実施後、拡散処理を実施して表面硬化層を形成する表面処理方法。鉄合金材料の表面に、窒化処理を実施した後、本窒化した被処理材を、400〜700℃の溶融塩中に加熱保持し、周期表第4〜6周期の4〜7族元素などの一種または二種以上の元素の窒化物あるいは炭窒化物からなる表面硬化層を被処理材に形成する。 (もっと読む)


【課題】生産コストを低くできるプラズマ処理装置及び基材の表面処理方法を提供する。
【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバー1と、チャンバー1内に配置され、基材2を保持する基材ホルダー3と、チャンバー1に繋げられ、チャンバー1内にエッチング用の処理ガスを導入するガス導入経路と、チャンバー1内に50〜500kHzの高周波出力を供給する高周波電源4と、を具備し、高周波電源4から供給された高周波出力によりチャンバー1内に前記エッチング用の処理ガスのプラズマを発生させて基材2の表面層を除去する。 (もっと読む)


【課題】オーステナイト系ステンレス鋼製のねじを用いて、ねじの締付けや緩めの操作を繰り返す場合に、ねじ面が「かじり」や「焼付き」を起こさないものとし、特に真空または清浄雰囲気下に無潤滑で使用される専用ねじについて、焼付きなどを起こさずに発塵も起こさないオーステナイト系ステンレス鋼製ねじを提供する。
【解決手段】オーステナイト系などのステンレス鋼製ねじの表面に、浸炭層もしくは窒化層または浸炭窒化層からなる表面硬化層を設けると共に、前記表面のうち少なくともねじ面は、電解研磨または化学研磨により、表面硬化層の当初表面から10μm以浅まで研磨した研磨面で形成したステンレス鋼製ねじとする。ねじ面は硬質であり、しかも滑面となって、耐摩耗性および低摩擦係数の摺動特性を備えたものになり、ねじ面は耐摩耗性、耐剥離性を備え、さらに低発塵性を有すると共に焼付きなどを起こさないものになる。 (もっと読む)


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