化合物
本発明は、式Ｉ（式中、置換基は請求項１に定義される通りである）で表される新規化合物、これらの化合物を含む組成物、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、又は殺軟体生物剤としてのこれらの化合物の使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
式Ｉ：
【化１】
｛式中、
Ｘ、Ｙ及びＺは、互いに独立に、Ｃ1-4アルキル、Ｃ3-6シクロアルキル、Ｃ1-4ハロアルキル、Ｃ1-4アルコキシ、ハロゲン、フェニル又はＣ1-4アルキル、Ｃ1-4ハロアルキル、ハロゲン又はシアノにより置換されるフェニルであり；
ｍ及びｎは、互いに独立に０、１、２又は３であり、かつｍ＋ｎは０、１、２又は３であり；
Ｇは、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、硫黄、又は潜在基であり；
Ｒは、水素、Ｃ1-6アルキル、Ｃ1-6ハロアルキル、Ｃ1-6シアノアルキル、ベンジル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルコキシ（Ｃ1-4）アルキルであるか、又はＧ基であり；そして
Ａは、水素、Ｃ1-6アルキル、Ｃ1-6ハロアルキル、Ｃ3-6シクロアルキル、Ｃ3-6シクロアルキル（Ｃ1-4）アルキル、又はＣ3-6シクロアルキル（Ｃ1-4）アルキル（ここで、当該シクロアルキル部分、メチレン基は、Ｏ、Ｓ又はＮＲ0により置換され、ここでＲ0はＣ1-6アルキル又はＣ1-6アルコキシである）であるか、又はＡは、Ｃ2-6アルケニル、Ｃ2-6ハロアルケニル、Ｃ3-6アルキニル、Ｃ1-6シアノアルキル、ベンジル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、Ｃ1-6アルキルカルボニル、Ｃ1-6アルコキシカルボニル、Ｃ3-6シクロアルキルカルボニル、Ｎ−ジ（Ｃ1-6アルキル）カルバモイル、ベンゾイル、Ｃ1-6アルキルスルホニル又はフェニルスルホニル、Ｃ1-4アルキルチオ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルキルスルフィニル（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルキルスルホニル（Ｃ1-4）アルキル、フラニル（Ｃ1-4）アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニル、１−（Ｃ1-4）アルコキシ−ピペリジン−４−イルである｝
で表される化合物、又はその農薬として許容される塩又はＮ−オキシド。
【請求項２】
以下の式ＩＶ：
【化２】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡは、請求項１で定義される通りであり、かつＲ14がＣ1-6アルキルである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項３】
以下の式Ｖ：
【化３】
｛式中、Ｒ及びＡは、請求項１で定義される通りであり、かつＲ14がＣ1−Ｃ6アルキルである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項４】
以下の式Ｘ：
【化４】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡは、請求項１に定義される通りである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項５】
以下の式ＶＩＩ：
【化５】
｛式中、Ｒ及びＡが請求項１に定義される通りである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項６】
請求項１に定義される少なくとも１の式Ｉの有効量を含む、殺虫、殺ダニ、殺線虫、又は殺軟体生物組成物。
【請求項７】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、製剤アジュバントを含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項８】
前記製剤アジュバントが、植物又は動物起源のオイル、ミネラルオイル、かかるオイルのアルキルエステル類、又はかかるオイル及びオイル誘導体の混合物であるか、又は場合により上記オイル及びオイル誘導体と混合された肥料、又はアンモニウム又はリン塩である、請求項７に記載の組成物。
【請求項９】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、少なくとも１の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、又は殺軟体生物剤を含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項１０】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、少なくとも１の追加の殺真菌剤、除草剤、セーフナー、又は植物成長調節剤を含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項１１】
害虫に、害虫の生育領域に、又は害虫による攻撃を受けている疑われる植物に、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体生物に有効な量の式Ｉの化合物、又はかかる化合物を含む組成物を施用することを含む、昆虫、ダニ、線虫、又は軟体生物を防除又は管理する方法。
【請求項１２】
害虫に、害虫の生育領域に、又は害虫による攻撃を受けている疑われる植物に、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体生物に有効な量の式Ｉの化合物、並びに少なくとも１の追加の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体生物剤、殺真菌剤、除草剤、セーフナー、又は植物成長調節剤を施用することを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】
Ｇが水素である請求項１に記載の式Ｉの化合物の製造方法であって、以下の式ＩＶ：
【化６】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡが、請求項１において割り当てられた意味を有志、かつＲ14が、Ｃ1-6アルキルである｝
で表される化合物を、塩基性条件下で環化することを含む、前記方法。
【請求項１】
式Ｉ：
【化１】
｛式中、
Ｘ、Ｙ及びＺは、互いに独立に、Ｃ1-4アルキル、Ｃ3-6シクロアルキル、Ｃ1-4ハロアルキル、Ｃ1-4アルコキシ、ハロゲン、フェニル又はＣ1-4アルキル、Ｃ1-4ハロアルキル、ハロゲン又はシアノにより置換されるフェニルであり；
ｍ及びｎは、互いに独立に０、１、２又は３であり、かつｍ＋ｎは０、１、２又は３であり；
Ｇは、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、硫黄、又は潜在基であり；
Ｒは、水素、Ｃ1-6アルキル、Ｃ1-6ハロアルキル、Ｃ1-6シアノアルキル、ベンジル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルコキシ（Ｃ1-4）アルキルであるか、又はＧ基であり；そして
Ａは、水素、Ｃ1-6アルキル、Ｃ1-6ハロアルキル、Ｃ3-6シクロアルキル、Ｃ3-6シクロアルキル（Ｃ1-4）アルキル、又はＣ3-6シクロアルキル（Ｃ1-4）アルキル（ここで、当該シクロアルキル部分、メチレン基は、Ｏ、Ｓ又はＮＲ0により置換され、ここでＲ0はＣ1-6アルキル又はＣ1-6アルコキシである）であるか、又はＡは、Ｃ2-6アルケニル、Ｃ2-6ハロアルケニル、Ｃ3-6アルキニル、Ｃ1-6シアノアルキル、ベンジル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルコキシ（Ｃ1-4）アルコキシ（Ｃ1-4）アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、Ｃ1-6アルキルカルボニル、Ｃ1-6アルコキシカルボニル、Ｃ3-6シクロアルキルカルボニル、Ｎ−ジ（Ｃ1-6アルキル）カルバモイル、ベンゾイル、Ｃ1-6アルキルスルホニル又はフェニルスルホニル、Ｃ1-4アルキルチオ（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルキルスルフィニル（Ｃ1-4）アルキル、Ｃ1-4アルキルスルホニル（Ｃ1-4）アルキル、フラニル（Ｃ1-4）アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニル、１−（Ｃ1-4）アルコキシ−ピペリジン−４−イルである｝
で表される化合物、又はその農薬として許容される塩又はＮ−オキシド。
【請求項２】
以下の式ＩＶ：
【化２】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡは、請求項１で定義される通りであり、かつＲ14がＣ1-6アルキルである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項３】
以下の式Ｖ：
【化３】
｛式中、Ｒ及びＡは、請求項１で定義される通りであり、かつＲ14がＣ1−Ｃ6アルキルである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項４】
以下の式Ｘ：
【化４】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡは、請求項１に定義される通りである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項５】
以下の式ＶＩＩ：
【化５】
｛式中、Ｒ及びＡが請求項１に定義される通りである｝
で表される化合物、又はその塩。
【請求項６】
請求項１に定義される少なくとも１の式Ｉの有効量を含む、殺虫、殺ダニ、殺線虫、又は殺軟体生物組成物。
【請求項７】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、製剤アジュバントを含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項８】
前記製剤アジュバントが、植物又は動物起源のオイル、ミネラルオイル、かかるオイルのアルキルエステル類、又はかかるオイル及びオイル誘導体の混合物であるか、又は場合により上記オイル及びオイル誘導体と混合された肥料、又はアンモニウム又はリン塩である、請求項７に記載の組成物。
【請求項９】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、少なくとも１の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、又は殺軟体生物剤を含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項１０】
式Ｉの化合物を含むことに加えて、少なくとも１の追加の殺真菌剤、除草剤、セーフナー、又は植物成長調節剤を含む、請求項６に記載の組成物。
【請求項１１】
害虫に、害虫の生育領域に、又は害虫による攻撃を受けている疑われる植物に、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体生物に有効な量の式Ｉの化合物、又はかかる化合物を含む組成物を施用することを含む、昆虫、ダニ、線虫、又は軟体生物を防除又は管理する方法。
【請求項１２】
害虫に、害虫の生育領域に、又は害虫による攻撃を受けている疑われる植物に、殺虫、殺ダニ、殺線虫又は殺軟体生物に有効な量の式Ｉの化合物、並びに少なくとも１の追加の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体生物剤、殺真菌剤、除草剤、セーフナー、又は植物成長調節剤を施用することを含む、請求項１１に記載の方法。
【請求項１３】
Ｇが水素である請求項１に記載の式Ｉの化合物の製造方法であって、以下の式ＩＶ：
【化６】
｛式中、Ｘ、Ｙ、Ｚ、ｍ、ｎ、Ｒ及びＡが、請求項１において割り当てられた意味を有志、かつＲ14が、Ｃ1-6アルキルである｝
で表される化合物を、塩基性条件下で環化することを含む、前記方法。
【公表番号】特表２０１２−５１０４４８（Ｐ２０１２−５１０４４８Ａ）
【公表日】平成２４年５月１０日（２０１２．５．１０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−５３７９９５（Ｐ２０１１−５３７９９５）
【出願日】平成２１年１１月３０日（２００９．１１．３０）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＥＰ２００９／０６６０３９
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／０６３６７０
【国際公開日】平成２２年６月１０日（２０１０．６．１０）
【出願人】（５００５８４３０９）シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２４年５月１０日（２０１２．５．１０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年１１月３０日（２００９．１１．３０）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＥＰ２００９／０６６０３９
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／０６３６７０
【国際公開日】平成２２年６月１０日（２０１０．６．１０）
【出願人】（５００５８４３０９）シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Ｆターム（参考）】
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