説明

いくつかの成分を有する製品を計量・混合するシステムを制御する方法、計量・混合システム、及び、それを含む噴射または押出装置

システムは、第1成分4を混合器3内へ供給する第1ポンプ1と、第2成分5を混合器3内へ供給する第2ポンプ2とを含む。各ポンプのピストンの動きは、ポンプ容量の吸入及び排出方向から成分の排出方向へ反転され、逆方向も同様である。運動検出器21は、各ポンプに連結され、かつ、ポンプ内に残存している容量が、所定の計量比率を確保することに不十分であることを算定した後に、ポンプ1、2の反転を始動するようにプログラムされたコントローラ20に接続されている。コントローラ20は、システムの動作を通して混合器3内へ第1成分4を連続的に供給するように、かつ、混合器3内へ第2成分5の投与を周期的に実行して、混合器3内へ第2成分5を断続的に供給するようにプログラムされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の計量比率で混合器において混合されなければならない第1成分及び第2成分から成る製品を計量・混合するためのシステムを制御するための方法に関する。
また、本発明は、さらに、上記制御方法が適用される計量・混合システム、及び、このような計量・混合システムを含む噴射または押出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このシステムの役割は、操作者によって定められる比率において少なくとも二つの成分の混合物を供給することである。この混合物は、例えば、計量・混合システムに接続されたスプレーガンを含む噴射装置を用いて塗料を噴射するための適用例に直接的に用いられる。
【0003】
二つの成分の製品を計量・混合するために、第1成分を混合器内に供給することができる第1複動往復式縦型ポンプと、通常、第1ポンプに対して順番に並ぶ第2成分を混合器内に供給することができる第2複動往復式縦型ポンプから成るこの種のシステムを用いて実施することが知られている。各ポンプのピストンの動きは、成分の排出方向から成分の吸入及び排出方向へ反転され、逆方向も同様である。ポンプに連結された吸入バルブ及び排出バルブに加えて、各ポンプの回路は、各ポンプの排出バルブと混合器との間に挿入された供給バルブを含む。
【0004】
既知の制御手法は、以下の段階、
第1ポンプの供給バルブを開いて、所定の投与比率に応じて、所定の投与量を混合器内に供給すること、
第1ポンプの供給バルブを閉じること、
第2ポンプの供給バルブを開いて、所定の投与比率に応じて、所定の投与量を混合器内に供給すること、
第1供給周期の段階を終了させるために第2ポンプの供給バルブを閉じること、
このポンプを対応する成分で再び満たす必要があるときに、吸入及び排出方向に各ポンプのピストンの反転を始動させること、及び、
これらの段階を繰り返すことによる次の周期を始めるために、第1ポンプの供給バルブを再び開くこと、を含んでいる。
【0005】
連続的に供給することを含むこの既知のシステムにおいて、ポンプの排出方向からポンプの吸入及び排出方向へポンプのピストンの動きを反転させること、また同様に逆方向に移動させることは、ポンプのピストン工程の終了に到達することによって始動される。
【0006】
米国特許第6、896、152号明細書には他の連続供給システムが記述されている。この文献によると、スプレーガンを用いることによって圧力下にあるいくつかの成分を含んだ材料を供給するための装置は、各々がポンプによって混合器内へ供給される固定量に対応する最小変位の増加分を供給するためのそれぞれの駆動/ポンプ装置に連結される二つの位置センサを含む。コントローラは、一つの増加分によって駆動/ポンプ装置アセンブリの一つを往復移動させるために位置センサに接続されている。他の駆動/ポンプ装置は、その後所定の計量比率を調整するために一つの増加分によって動かされる。
【0007】
これらの既知のシステムの欠点は、この連続的な供給を継続することができる前にポンプの一つの反転があるときに、とりわけ、この動作は流量における中断を引き起こすため、それらがポンプに最適に使用されることができないことである。
【0008】
フランス特許出願2、928、466号公報において、出願者は、既知の計量・混合システムの欠点を軽減するための解決法を提案した。この特許出願によると、第1ポンプの反転は、第2ポンプがその成分の投与量を供給すると同時に実行され、逆も同様である。それ故に、第1ポンプの反転は同時進行で起きる。
【0009】
米国特許4、440、314号明細書では、所定の計量比率で混合器内において混合されるために作られた少なくとも二つの成分から成る製品を計量・混合するためのシステムを制御するための方法、成分の各々に対する往復式ポンプを含むシステム、持続的に第1成分を供給すること、及び、持続的に、かつ、計量比率を維持するために第1成分の供給に比例して第2成分を供給することが、記述されている。
【発明の概要】
【0010】
本発明の目的は、フランス特許2、928、466号公報によって提供された優位点を保持しながら、混合器の排出口で得られた製品の成分の混合物の均一性における改善を提供する動作モードを可能にする一方で、より少ない部品から構成されることで簡易化され、より安価な計量・混合システムを提案することである。
【0011】
本発明の第1の主題は、少なくとも二つの成分、すなわち所定の計量比率で混合器内に混合されるように設計された第1成分及び第2成分から成る製品を計量かつ混合するためのシステムを制御するための方法であり、少なくとも二つのポンプ、すなわち第1成分を混合器内へ供給することのできる第1往復式ポンプ、及び、第2成分を該混合器内へ供給することのできる第2往復式ポンプ、及び、各ポンプのピストンの動きが、この対応する成分の吸入及び排出方向から成分の排出方向へ反転され、逆も同様であることを含むシステムであり、
この方法は以下の段階、
第1成分を混合器内へ供給するために第1ポンプを駆動すること、
該所定の計量比率に応じて、第2成分を混合器内へ供給するために第2ポンプを駆動すること、
各ポンプ内に残存している容量を連続的に算定すること、及び、
排出流向、または、吸入及び排出流向において、ポンプ内に残存している容量が該所定の計量比率を確保することに不十分であることを算定した後に、一つのポンプのピストンの反転を始動させること、及び、
第1ポンプから混合器内への第1成分の供給は、中断なしに第1成分を供給するために計量・混合システムの動作を通して提供される連続的な供給であること、
第2ポンプから混合器内への第2成分の供給は、該所定の計量比率を維持するために第2成分を周期的に投与するような断続的な供給であること、及び、
第2成分は、第1成分が第1ポンプによって供給される圧力より高い圧力で、第2ポンプによって供給されることを含む。
【0012】
本発明による方法の他の特徴によると、
第1成分の流量は、混合器に各時点で供給される第1成分の量に応じて第2成分の投与量を連続的に調節するために常に算出され、
第1ポンプによって供給される第1成分は、第2ポンプが第2成分を供給するときに、逆行して排出されることを防止され、
対応するポンプの成分の排出の流向において残存している容量が該所定の計量比率を確保するのに不十分であるときに、第1及び第2ポンプの反転は、始動され、
第2成分は、第1成分に入る第2成分の投与量を調節するために第1成分の連続的な流れに実質的に直交するように供給され、
第2成分が混合器の縦軸に実質的に直交するように混合器内へ供給される一方で、第1成分は混合器の縦軸に沿って混合器内へ供給される。
【0013】
本発明によると、本発明の第2の主題は、この方法を適用するために制御される計量・混合システムであり、このシステムは、
該混合器内に第1成分を供給することができる第1往復式ポンプ、及び、前記混合器内に第2成分を供給することができる第2往復式ポンプを含んでおり、各ポンプのピストンの動きは、ポンプ容量の吸入方向及び排出方向から成分に対応する排出方向へ反転させることができ、逆も同様であること、ポンプのピストンの動きを連続的に検知するために各ポンプに連結されている運動検出器、この運動検出器は、排出または吸入及び排出の流向においてポンプ内に残存している容量が、該所定の計量比率を確保することに不十分であることを算定した後に、ポンプのピストンの反転を始動するようにプログラムされたコントローラに接続されていること、また、コントローラは、第1成分が中断なしで供給されるように計量・混合システムの動作を通して、第1ポンプから混合器内へ連続的に第1成分の供給を提供するために、かつ、該所定の計量比率を維持するために混合器内への第2成分の投与を周期的に実行するように、第2ポンプから混合器内へ第2成分の断続的に供給するために、プログラムされており、第2ポンプが第2成分を供給する圧力は、第1成分が第1ポンプによって供給される圧力より高い圧力であることを特徴とする。
【0014】
本発明によるシステムの他の特徴によると、
第1ポンプにより供給される第1成分が、第2ポンプによって第2成分が供給される間に逆方向に放出されることを防ぐために、ノンリターンバルブは第1ポンプに連結される。
【0015】
本発明のさらなる題目は、本発明による制御方法を適用することができる本発明により、計量・混合システムを含む噴射または押出装置である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の他の特徴と利点は、本発明の限定されない実施形態の以下の記述から明らかになり、添付の図に関して、
【図1】図1は、本発明による計量・混合システムの正面図である。
【図2】図2は、図1の計量・混合システムの背面図である。
【図3】図3は、本発明による計量・混合システムの拡大スケールでの部分図である。
【図4】図4は、本発明による計量・混合システムの動作を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一つの実施形態が、同一または同等の要素が同じ参照番号を有する図に関して、これから記述される。
【0018】
図において説明される計量・混合システムは、スプレーガン(図示しない)を含む噴射装置を用いた塗料のような製品を計量・混合するために設計される。しかし、製品はペースト状製品であり、本発明による計量・混合システムは、押出装置として用いられることにも十分に適している。
【0019】
製品は、第1成分4及び第2成分5を含む少なくとも二つの成分から成る。システムは、第1成分4を収容する複動往復式の第1ポンプ1及び第2成分5を収容する複動往復式の第2ポンプ2を含む少なくとも二つのポンプ1、2から構成される。説明されている例において、ポンプ1及び2は空気圧ポンプである。
【0020】
これらの第1、2ポンプ1、2は、それぞれ対応する成分4、5を混合器3内に供給することができ、例えばスプレーガン(図示せず)または押出ガン(図示せず)によって、二つの成分4、5、または追加分の混合された製品が混合器3の排出口で供給される。
【0021】
各ポンプ1、2は、各自の吸入バルブ6、7を用いて各自の成分4’、5’(図4参照)のタンクに接続されている。対応する吸入バルブ6、7が各自のタンク4’、5’に連通するポンプの容量をセットすることによって開放されたときに、各ポンプのピストン(図示せず)は、このポンプの容量を満たすために、成分を吸い上げることによって満たす方向に(この図において上向きの方向に)動かされる。この吸入段階の間に、各ポンプのピストンは、各自の排出バルブ8、9を用いることによっていくつかの成分を混合器3へ放出する。
その後、ポンプのピストンは、成分を各自の排出バルブ8、9を通って混合器3へ放出するための方向である他の方向に動かされる。
ポンプ1、2のピストンの往復運動は、図4の複数の矢印によって示されている。
【0022】
本発明によると、第2ポンプ2は、第2成分5の投与の供給周期を実行するように断続的に供給するための完全な閉鎖位置と完全な開放位置との間で切り替えられる供給バルブ11を経由して混合器3に接続されており、一方で、第1ポンプは、中断なしに供給される第1成分4の連続的な流入を得ることから除かれている。
同様に本発明によると、第2ポンプ2が第2成分5を供給する圧力は、第1成分4が第1ポンプ1によって供給される圧力よりも高い。
さらに本発明によると、ノンリターンバルブ10は、第2ポンプ2によって第2成分5が供給される間に、第1ポンプ1によって供給される第1成分4が後方へ排出されることを防ぐために、第1ポンプ1に連結されている。
【0023】
本発明の他の利点は、第1成分に侵入する第2成分5の投与を行うために、第1成分4の連続的な流れの中へ実質的に直交するように直接的に第2成分5を間欠的に供給することである。図4に示されるように、第1成分4を混合器3の縦軸(A−A)に沿ったニードルを用いてそれの中に供給する間に、第2成分5が混合器3の縦軸に対して実質的に直交するように混合器3内へ供給されるように、混合器3の上流または実際に直接的に混合器3内に簡易なT型連結を設置することにより行われる。
これは、混合器3の上流か混合器の先端のどちらかに予混合効果を与え、混合器3の排出口において供給される混合された製品の均一性を改善する。
【0024】
また、各ポンプは、両方向におけるピストンの終端位置を定める下端の当接部12及び上端の当接部13(図3参照)の形式の安全装置を用いて、電子的または機械的に提供される。
これらの下端及び上端の当接部12、13はキャリブレーションによって定められ、それらはセンサによって示される電子的な当接位置である。
【0025】
各ポンプ1、2のピストンの反転は、各自のソレノイドバルブ14、15(図4参照)によって一つの方向または他の方向に始動される。
【0026】
供給バルブ11及び反転ソレノイドバルブ14、15は、供給バルブ11及び反転ソレノイドバルブ14、15の開閉を制御する電子制御ボックス16にすべて接続されている。
制御ボックス16は、制御ボックス16に連結された調整及びオン/オフのための一連のボタン(図示せず)を用いた入力である値を表示するディスプレイスクリーン17を含む。
【0027】
このシステムの使用を始める前に、以下の調整が調整パネル19を用いてなされる。
二つの空圧レギュレータ18(各ポンプに一つ)に従って動作することによって圧力を調整し、この圧力はポンプの動作間にわたり維持される。
【0028】
このシステムの使用を始める前に、以下の調整が調整パネル16を用いてなされる。
第1、第2成分4、5の計量比率を調整し、
供給バルブ11の一つの開口においてポンプ2から放出されなければならないそれぞれの投与量を調整する。
【0029】
一つの例として、圧力は0.1から100バールの範囲内で、計量比率は1/1から100/1の範囲で、かつ、各ポンプの投与量は0.1ccから100ccの範囲で調整され、計量比率はあらかじめ固定した値で自動的に維持される。
さらに、計量の精度は、例えば+/−1パーセントのオーダーである。
【0030】
電子ボックス16は、吸入または排出及び吸入の流向におけるポンプ1、2内に残っている量が所定の計量比率を維持するために不十分であることを算定した後に、ポンプ1、2のピストンの反転を始動するようにプログラムされたコントローラ20を含む。
各ポンプ1、2において残っている容量を各時点で算定するために、コントローラ20は、ポンプのピストンの運動を連続的に検知するために各ポンプに連結される運動検出器21に接続されている。従って、コントローラ20は、各ポンプのピストンの運動に応じて放出された成分の容量、及び、それによってポンプに残っている成分の容量も、正確に算出することができる。
運動検出器21は、線形の検出器である。
【0031】
このようにして、コントローラ20は、検出器21から出力信号を受信し、かつ、残っている容量が所定の計量比率を維持するために十分かどうかを算定するためにポンプ1、2内に残っている容量を各時点で算出する。必要性が生じたときに、コントローラ20は、下端の当接部12または上端の当接部13に達する前に、ソレノイドバルブ14、15を制御することによってポンプのピストンの反転を始動させる。
【0032】
故に、ポンプ1の反転は、システムを動作する間の圧力及び流量の降下を防ぐために、ポンプ2から他の成分を供給している間に実行される。その結果として、ポンプ1の反転は同時進行で起こる。
【0033】
従って、ポンプ2の反転は、バルブ11を閉じ、かつ、システムを動作する間の圧力及び流量の降下を防ぐために、ポンプ1から他の成分を供給している間に、実行される。その結果として、ポンプ2の反転は同時進行で起こる。
【0034】
一方で、必要になったときに各ポンプ1、2のピストンの反転を始動させるために、かつ、一方で、各時点において混合器3へ供給される第1成分4の量に応じて第2ポンプ2から供給される第2成分5の投与量を連続的に調整し、かつ、所定の計量比率を維持するために第2成分5の必要な断続的供給を確保するために、コントローラ20に第1成分4の流量を常に算出することができるように、各ポンプ1、2のピストンの検出器21はその動きを検知し、かつ、その出力信号は、それ故に即座に各ポンプにおいて各時点での残っている容量を正確に算出することができるコントローラ20に入力される。
【0035】
この方法及びシステムは、主成分から成る第1成分4を触媒から成る第2成分5と混合することに対して、または、ペースト状製品を混合することに対しても特によく適している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二つの成分、すなわち所定の計量比率で混合器3内に混合されるように設計された第1成分4及び第2成分5から成る製品を計量かつ混合するためのシステムを制御するための方法であって、前記システムは、
二つのポンプ、すなわち、前記第1成分4を前記混合器3内に供給することができる第1複動往復式ポンプ1と、前記第2成分5を前記混合器3内に供給することができる第2複動往復式縦型ポンプ2とを含んでおり、前記各ポンプ1、2のピストンの動きは、対応する前記成分4、5の吸入及び排出方向から前記成分の排出方向へ反転されることができ、かつ、逆方向も同様であり、前記方法は、
前記第1成分4を前記混合器3内へ供給するために前記第1ポンプ1を駆動すること、
該所定の計量比率に応じて、前記第2成分5を前記混合器3内へ供給するために前記第2ポンプ2を駆動すること、
各ポンプ1、2内に残存している容量を連続的に算定すること、及び、
排出流向、または、吸入及び排出流向において、前記ポンプ1、2内に残存している容量が該所定の計量比率を確保することに不十分であることを算定した後に、前記ポンプ1、2の一つのピストンの反転を始動させること、及び、
前記第1ポンプ1から前記混合器3内への前記第1成分4の供給は、中断なしに前記第1成分4を供給するために前記計量・混合システムの動作を通して提供される連続的な供給であること、
前記第2ポンプ2から前記混合器3内への前記第2成分5の供給は、該所定の計量比率を維持するために前記第2成分5の投与を周期的に実行するような断続的な供給であること、及び、
前記第2成分5は、前記第1成分4が前記第1ポンプ1によって供給される圧力より高い圧力で、前記第2ポンプ2によって供給されること、の各段階を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記第1成分4の流量は、前記混合器3に各時点で供給される前記第1成分4の量に応じて、前記第2成分5の投与量を連続的に調節するために常に算出されることを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記第1ポンプ1により供給される前記第1成分4は、前記第2ポンプ2が前記第2成分5を供給するときに、逆方向に放出されることを防ぐことを特徴とする請求項1または2に記載の制御方法。
【請求項4】
対応する前記ポンプの前記成分4、5の排出の流向において残存している容量が該所定の計量比率を確保することに不十分であるときに、前記第1及び第2ポンプ1、2の反転は始動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制御方法。
【請求項5】
前記第2成分5は、前記第2成分5の投与を第1成分に侵入させるために、前記第1成分4の連続的な流れに実質的に直交するように供給されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制御方法。
【請求項6】
前記第1成分4は、前記混合器3の縦軸(A−A)に沿って前記混合器3内へ供給され、一方、前記第2成分5は前記混合器3の縦軸に対して実質的に直交するように前記混合器3内へ供給されることを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
【請求項7】
請求項1〜6いずれかの前記方法を適用するために制御される計量・混合システムであって、前記システムは、
前記第1成分4を前記混合器3内に供給することができる第1複動往復式ポンプ1と、前記第2成分5を前記混合器3内に供給することができる第2複動往復式縦型ポンプ2とを含んでおり、前記各ポンプ1、2のピストンの動きは、前記ポンプ容量の吸入及び排出方向から対応する前記成分4、5の排出方向へ反転させることができ、かつ、逆方向も同様であり、
また、前記ポンプのピストンの動きを連続的に検知するために各ポンプ1、2に連結されている運動検出器21を含んでおり、この運動検出器21は、排出または吸入及び排出の流向において前記ポンプ1、2内に残存している容量が、該所定の計量比率を確保することに不十分であることを算定した後に、前記ポンプ1、2のピストンの反転を始動するようにプログラムされたコントローラ20に接続されており、
前記第1成分4が中断なしで供給されるように前記計量・混合システムの動作を通して、前記第1ポンプ1から前記混合器3内へ連続的に前記第1成分4の供給を提供するために、かつ、該所定の計量比率を維持するために前記混合器3内への前記第2成分5の投与を周期的に実行して、前記第2ポンプ2から前記混合器3内へ前記第2成分5の断続的に供給するために、該コントローラ20はプログラムもされており、該システムは、
前記第2ポンプ2が前記第2成分を供給する圧力は、前記第1成分が前記第1ポンプ1によって供給される圧力より高い圧力であることを特徴とする計量・混合制御システム。
【請求項8】
前記第1ポンプ1により供給される前記第1成分4が、前記第2ポンプ2によって前記第2成分5を供給する間に逆方向に放出されることを防ぐために、ノンリターンバルブ10は前記第1ポンプ1に連結されていることを特徴とする請求項7に記載の計量・混合制御システム。
【請求項9】
請求項7または8による前記計量・混合システムを含み、請求項1から6のどれか一つによる前記制御手法を適用することを特徴とする噴射または押出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−517922(P2013−517922A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549405(P2012−549405)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【国際出願番号】PCT/FR2011/050117
【国際公開番号】WO2011/089364
【国際公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【出願人】(509003265)エクセル インダストリーズ (3)
【氏名又は名称原語表記】EXEL INDUSTRIES
【Fターム(参考)】