説明

がんの治療薬

【課題】浸透性が高く、癌に対する治療効果を有する混合剤組成物の提供。
【解決手段】内用薬・外用薬・注射薬の形態であり、下記の(ア)と(ウ)、(イ)と(ウ)、(ア)と(エ)、(イ)と(エ)の組合せからなる混合剤組成物。(ア)キトサンジェル,またはその乾燥物、(イ)キチン,セルロース,リグニンを分解する菌または細菌の生成物、(ウ)抗菌剤・抗真菌剤、(エ)殺菌剤・消毒剤。該キチン,セルロース,リグニンを分解する菌としては、モニリア−ノイロスポラ−シトフィラであることが好ましい。該抗菌剤・抗真菌剤としては、クロラムフェニコールであることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
医薬品
【先行技術文献】
『カビへの招待』 中野正弘 著 研成社
【発明の概要】
〔課題〕癌には殻があり、抗生剤が内部に浸透しないせいで光線療法や抗がん剤に頼らざるを得ず、治り難い。
〔解決法〕糖蛋白質を分解できる物質と抗生物質の混合剤は、ウイルスの尾繊維や殻、細胞の細胞壁を溶解したあと、抗生物質が細胞内での蛋白質の合成などを阻止するので癌に対する治癒力を相当レベル増強できる。キチン・セルロースは人間の構成物質ではないので溶解させても害がない。
抗生物質に混合する糖蛋白質分解物質には、発酵食品に利用されている菌による「キチン・セルロースを分解する生成物」と「キトサンジェル(注1)」を考案した。キチン・セルロースを分解する菌、および細菌は多種多様だが、モニリア−ノイロスポラ−シトフィラ(注2)を例に効果を確認することができる。
抗菌剤および抗真菌剤は作用機序の面から、〈a〉細胞壁合成阻害型,〈b〉細菌の細胞質膜障害型,〈c〉核酸合成阻害型,〈d〉蛋白質合成阻害型 に分けられるが、〈d〉との組合せの効果が大きく、クロラムフェニコールによる本薬剤が優れている。
【発明の効果】
癌が治るようになる
【実施形態】
内用薬・外用薬・注射薬
【実施例】
外用薬としては本薬剤を適用後、ポリフィルムなどで空気を1.5日位遮断することで快癒し始め、蒸気吸入では肺癌による喘息が治る。歯槽膿漏を治す。
【利用可能性】
抗生物質の有為性を増強できる
【符号の説明】
(注1)キトサンジェルについて:
キトサンジェルはキトサンを希酸で溶解したゾル物質で、カニ・エビ・魚のえら昆虫などに含まれているキチンから作られ、保湿剤として化粧品、人工皮膚の原料になっている。キトサンジェルは中和状態なので刺激性がなく、抗生物質の効力も損なわない。ここではキトサンを主成分とする保湿剤としてではなく、混入しているキトサン溶解剤と反応を促進する中和したゾル状態を必要として添加するので乾燥物でもよい。
(注2)モニリア−ノイロスポラ−シトフィラについて:
胞子はカロティンを含み、ヨーグルトや大豆によって発酵する。水溶性蛋白質、水溶性食物繊維、カルニチンを生成し、コレステロール排出作用と抗酸化作用がある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(ア)キトサンジェル,またはその乾燥物.
(イ)キチン,セルロース,リグニンを分解する菌または細菌の生成物.
(ウ)抗菌剤・抗真菌剤.
(エ)殺菌剤・消毒剤.
内用薬・外用薬・注射薬全般の各医薬品の効能の一部となる、
次の組合せの混合剤
(ア)と(ウ),(イ)と(ウ),(ア)と(エ),(イ)と(エ).

【公開番号】特開2011−144171(P2011−144171A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2010−294696(P2010−294696)
【出願日】平成22年12月5日(2010.12.5)
【出願人】(310023575)
【Fターム(参考)】