説明

アイドラギヤ支持構造

【課題】PTO装置を有する車両に用いられるフライホイールハウジングと、PTO装置を有さない車両に用いられるフライホイールハウジングとを共通化することが出来るアイドラギヤの支持構造の提供。
【解決手段】フライホイールハウジング300に取り付けられ且つPTO装置200の回転軸(4)に固定されたギヤ(2)を収容するPTOハウジング(1)に、フライホイールハウジング(300)側に突出した支持部材(11)を設け、該支持部材(11)に前記ギヤ(2)に噛み合うアイドラギヤ(12)を回転可能に取り付けており、前記支持部材(11)がフライホイールハウジング(300)内部に挿入されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両のエンジンから作業用の動力を取り出すためのパワーテイクオフ装置(PTO装置)に関する。より詳細には、本発明には、エンジン出力軸に接続可能な駆動軸からPTO装置の回転軸に動力を伝達するギヤ列におけるPTO装置側のアイドラギヤ(PTOアイドラギヤ)を支持するための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のフライホイールハウジングは、PTO装置を有さない車両に用いられる標準的なタイプ(いわゆる「スタンダードタイプ」)と、PTO装置を有する車両に用いられるタイプ(いわゆる「PTOタイプ」、図6参照)とでは、構造が全く異なる。
そのため、車両組立時の部品配置の誤り防止のための労力が必要となり、その方策のために種々の構造が必要であり、コスト高騰の要因となっている。
ここで、スタンダードタイプとPTOタイプが共通化されていると、係る労力を軽減して、車両製造コストを低減することが出来る。
【0003】
しかし、図6に示すように、PTO装置を有する場合に用いられるPTOタイプのフライホイールハウジング300Jでは、PTO装置の回転軸に固定されているPTOギヤ2Jと噛み合うPTOアイドラギヤ12Jを、フライホイールハウジング300J内のギヤ(アイドラギヤ)G2と噛み合わせるための構造を具備する必要がある。
これに対して、スタンダードタイプのフライホイールハウジングでは、PTOギヤおよびPTOアイドラギヤを具備せず、PTOアイドラギヤをフライホイールハウジング内のアイドラギヤと噛み合わせる必要がない。
そのため、PTOタイプのフライホイールハウジングと、スタンダードタイプのフライホイールハウジングを共通化することは、困難であった。
なお、図6における符号G1は、エンジンの出力軸に係合したギヤを示している。
【0004】
その他の従来技術として、PTO装置の構造に関して種々提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
しかし、これ等の従来技術(特許文献1〜特許文献)も、スタンダードタイプのフライホイールハウジングと、PTOタイプのフライホイールハウジングとを共通化することは出来なかった。
【特許文献1】特開平8−113054号公報
【特許文献2】特開2008−126831号公報
【特許文献3】特開2000−43597号公報
【特許文献4】特開2000−272365号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、PTO装置を有する車両に用いられるフライホイールハウジングと、PTO装置を有さない車両に用いられるフライホイールハウジングとを共通化することを可能ならしめるアイドラギヤの支持構造の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアイドラギヤ(PTO装置側のアイドラギヤ:PTOアイドラギヤ12)の支持構造は、
フライホイールハウジング300に取り付けられ且つPTO装置200の回転軸(PTOシャフト4)に固定されたギヤ(PTOギヤ2)を収容するPTOハウジング(ギヤケース1)に、フライホイールハウジング(300)側に突出した支持部材(110)を設け、
該支持部材(110)に前記ギヤ(PTOギヤ2)に噛み合うアイドラギヤ(PTO装置側のアイドラギヤ:PTOアイドラギヤ12)を回転可能に取り付けており、
前記支持部材(110)がフライホイールハウジング(300)内部に挿入されており、支持部材(110)に取り付けられた前記アイドラギヤ(PTOアイドラギヤ12)がフライホイールハウジング(300)内のアイドラギヤ(G3)と噛み合っている
ことを特徴としている(請求項1)。
【0007】
本発明において、前記支持部材(110)はフライホイールハウジング(300)に設けられた開口部(310)からフライホイールハウジング(300)内部に挿入されていることが好ましい(請求項2)。
【0008】
係るアイドラギヤ(PTOアイドラギヤ12)の支持構造を適用したPTO装置(200)が取り付けられるフライホイールハウジング(300)において、前記PTO装置(200)のPTOハウジング(1)の前記支持部材(110)を挿入可能な開口部(310)が形成されており、該開口部(310)を蓋状部材(400)で閉塞するための取付構造(例えば、植え込みボルト(B)と螺合する雌ネジを形成した盲孔330)が設けられていることを特徴としている(請求項3)。
【0009】
その様な本発明のフライホイールハウジング(300)は、PTO装置(200)が取り付けられており、前記開口部(310)からPTOハウジング(1)の前記支持部材(110)が挿入されており、(当該フライホイールハウジング300)内部に収容されたアイドラギヤ(G3)が前記支持部材(110)に回転可能に取り付けられたPTO装置側のアイドラギヤ(PTOアイドラギヤ12)と噛み合っているのが好ましい(請求項4)。
【0010】
また、係る本発明のフライホイールハウジング(300)にはPTO装置(200)が取り付けられておらず、前記開口部(310)は蓋状部材(400)で閉塞されていても良い(請求項5)。
【発明の効果】
【0011】
上述する構成を具備する本発明によれば、フライホイールハウジング(300)にPTO装置(200)を取り付ける場合には、前記フライホイールハウジング(300)の開口部(310)を蓋状部材(400)で閉塞せずに開口し、当該開口部(310)に、PTOハウジング(1)に設けた前記支持部材(110)を挿入して、フライホイールハウジング(300)内のアイドラギヤ(G3)と、前記支持部材(110)に回転可能に取り付けられたアイドラギヤ(PTO装置側のアイドラギヤ:PTOアイドラギヤ12)を噛み合わせる。
その結果、エンジン出力軸に接続可能な駆動軸から回転を伝達するギヤ列を構成するフライホイールハウジング(300)内のアイドラギヤ(G3)が、PTO装置(200)側のアイドラギヤ(PTOアイドラギヤ12)に噛み合い、そのアイドラギヤ(PTOアイドラギヤ12)を介して、PTO装置(200)の回転軸(4)に固定されたギヤ(PTOギヤ2)に回転が伝達されるので、エンジンの出力をPTO装置(200)の回転軸(4)に伝達することが出来る。
一方、フライホイールハウジング(300)にPTO装置(200)を取り付けない場合には、フライホイールハウジング(300)の前記開口部(310)を蓋状部材(400)で閉塞して、フライホイールハウジング(300)が閉鎖されている状態を保持すれば良い。
【0012】
このように、本発明のアイドルギヤ支持構造とフライホイールハウジング(300)を用いた場合には、PTO装置(200)を取り付けない車両のフライホイールハウジング(300)の開口部(310)から蓋状部材(400)を取り除けば、PTO装置(200)をフライホイールハウジング(300)に取り付けることが出来るので、いわゆる「スタンダードタイプ」のフライホイールハウジングと、「PTOタイプ」のフライホイールハウジングとを共通化することが可能である。
そして、従来、共通化が困難であったフライホイールハウジング(300)を共通化することにより、車両製造のコストを全体的に大幅に低減することが可能となる。
換言すれば、本発明のアイドルギヤ支持構造とフライホイールハウジング(300)を用いた場合には、フライホイールハウジング(300)は1種類のみ製造すれば良く、係るフライホイールハウジング(300)に本発明のアイドラギヤ支持構造を有するPTOハウジング(1)を取り付ければ、車両にPTO装置を取り付けることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図示の実施形態に係るアイドラギヤの支持構造は、PTO装置を取り付けたフライホイールハウジングに適用される。そして図1及び図4において、図示の実施形態に係るアイドラギヤの支持構造は、フライホイールハウジング300に関連して適用されている。
図1及び図4において、フライホイールハウジング300はPTO装置200を設けている。係るPTO装置200は、PTO装置200の回転軸(以下、PTOシャフトと言う)4に固定されたPTOギヤ2を収容するPTOハウジング(以下、ギヤケースと言う)1を有している。そしてギヤケース1は、フライホイールハウジング300側に突出した支持部材110を備えている。
【0014】
支持部材110には、PTOギヤ2に噛み合うPTOアイドラギヤ12を回転可能に取り付けられている。
支持部材11は、フライホイールハウジング300の上方に形成された開口部310から、ライホイールハウジング300の内部に挿入されている。
支持部材11に取り付けられたPTOアイドラギヤ12は、フライホイールハウジング300内のアイドラギヤG3と噛み合っている。
【0015】
フライホイールハウジング300の内部では、アイドラギヤG3は、別のアイドラギヤG2に噛み合い、当該アイドラギヤG2は、エンジンの出力軸のギヤG1に噛み合っている。
したがって、エンジンの回転は、エンジンの出力軸のギヤG1から、アイドラギヤG2、アイドラギヤG3に伝達され、PTOアイドラギヤ12を介してPTOギヤ2、PTOシャフト4、コンパニオン10に(エンジンの回転が)伝達される。
【0016】
PTO装置200の詳細構成を、図2〜図4を参照して説明する。
図2〜図4において、PTO装置200は、ギヤケース1、PTOギヤ2、第1のベアリング3、PTOシャフト4、第2のベアリング5、ベアリングホルダ7、スペーサ8、ダストシール9、コンパニオン10、コンパニオン固定用のナット11およびPTOアイドラギヤ12を有している。
【0017】
ギヤケース1は、図3の右方にPTOシャフト4が延長しており、左方が閉塞している。
また、ギヤケース1の下方の一部が開口しており、該開口を介して、PTOアイドラギヤ12の一部分がギヤケース1内に収容可能に構成されている。
ギヤケース1の右端部101の内径側には嵌合孔102が形成されており、嵌合孔102にはベアリングホルダ7の嵌合部75が嵌合している。
【0018】
ギヤケース1の下端面1bは平坦に形成されており、その平坦な下端面1bの(図2における)左右方向の両端部近傍には、2本のピン17が設けられている。このピン17は、ギヤケース1が取り付けられるフライホイール300に形成されたロケーション用ピン孔と係合している。
【0019】
図2において、ギヤケース1の下端面1bの中央から右にδだけオフセットした位置には、PTOアイドラギヤ12を支持する支持部材110が下方に向かって設けられている。
図3において、支持部材110にはフランジボルト15によってアイドラシャフト16が固定されている。アイドラシャフト16には、アイドラブッシュ14を介してPTOアイドラギヤ12が回転自在に取付けられている。
【0020】
図3において、ギヤケース1左方の中央には、右方に向かって突出した円筒状突出部103が形成され、その円筒状突出部103の内径側には、第1のベアリング3を収容するベアリング収容部104が形成されている。
【0021】
図3において、ギヤケース1右方に設けられたベアリングホルダ7は、全体が概略円盤状の円盤部分71と、円盤部分71の(図3で)左側の面に形成されたリング状突出部72と、中央の円筒状部分73と、円筒状部分73の中心の貫通孔74とを有している。
ベアリングホルダ7のリング状突出部72には、ギヤケース1の前述の嵌合孔102と嵌合する嵌合部75が形成されている。
ベアリングホルダ7は、6本のフランジボルト18によってギヤケース1に取付けられている。
【0022】
ベアリングホルダ7の貫通孔74には、(図3で)左側にベアリング収容部76が形成され、ベアリング収容部76の内径寸法は貫通孔74の内径寸法より大きい。そして、ベアリング収容部76には第2のベアリング5が収容されている。
また、ベアリングホルダ7の貫通孔74には、(図3で)右側にシール収容部77が形成されており、シール収容部77の内径寸法は貫通孔74の内径寸法よりも大きい。そして、シール収容部77にはダストシール9が収容されている。
【0023】
PTOシャフト4は、夫々直径の異なる6つの断面を有している。いか、当該6つの断面を、図3において左端から右端に向かって、第1断面部分〜第6断面部分と記載する。
第1断面部分41には、第1のベアリング3が配置されている。
第2の断面部分42にはPTOギヤ2が固定されており、PTOギヤ2は、圧入によってPTOシャフト4と相対回転が生じないように取り付けられている。
第3の断面部分43と第2の断面部分42との境界における段部には、第2のベアリング5が配置されている。
第4の断面部分44には雄ねじ44aが形成されており、第6の断面部分46には雄ねじ46aが形成されている。第5の断面部分45は、雄ねじ46aを加工し易いように、第4の断面44と第6の断面46との境界領域に設けられた溝部である。
【0024】
第4の断面部分44に形成された雄ねじ44aは、コンパニオン10の内径部に形成された雌ねじと螺合している。そして、第6の断面部分46に形成された雄ねじ46aは、コンパニオン10の回り止めのロックナット11と螺合している。
第3の断面部分43に配置された第2のベアリング5の右端面と、コンパニオン10の左端面との間には、スペーサ8が介装されている。
ロックナット11は、コンパニオン10の右端面を押圧しており、コンパニオン10の回り止め機能を果たしている。
【0025】
図1を参照して、フライホイールハウジング300の上端の中央部には、平坦な加工面305が形成されており、その加工面305にはフライホイールハウジングの内側に開口する開口部310が形成されている。
【0026】
PTOギヤ2とPTOアイドラギヤ12とは噛み合っている。
図1に示すように、支持部材110は、開口部310からフライホイールハウジング300内部に挿入される。
支持部材110がフライホイールハウジング300内部に挿入された際には、支持部材110に取り付けられたPTOアイドラギヤ12が、フライホイールハウジング300内のアイドラギヤG3と噛み合うように構成されている。
【0027】
PTO装置が装備されていない車両に対して適用される場合には、図示の実施形態では、図5に示すように、上述したフライホイールハウジング300の開口部310を蓋状部材400で閉塞する。
図5の例では、フライホイールハウジング300の開口部310の近傍には、盲孔330が設けられ、盲孔330には雌ネジが形成されている。係る雌ネジに、蓋状部材400を取り付けるための植え込みボルトBが螺合している。
【0028】
上述した図示の実施形態によれば、フライホイールハウジング300にPTO装置200を取り付ける場合には、フライホイールハウジング300の開口部310を蓋状部材400で閉塞せず、開口した状態にする、そして、開口部310から、ギヤケース1に設けた支持部材110を挿入して、フライホイールハウジング300内のアイドラギヤG3と、前記支持部材110に回転可能に取り付けられたPTOアイドラギヤ12を噛み合わせる。
【0029】
その結果、エンジン出力軸から回転を伝達するフライホイールハウジング300内のアイドラギヤG3が、PTO装置200側のPTOアイドラギヤ12に噛み合い、PTOアイドラギヤ12を介して、PTOシャフト4に固定されたPTOギヤ2に、エンジン出力軸からの回転が伝達される。そしてエンジンの出力は、PTOシャフト4及びコンパニオン10に伝達される。
【0030】
一方、フライホイールハウジング300にPTO装置200を取り付けない場合には、フライホイールハウジング300の開口部310を蓋状部材400で閉塞して、フライホイールハウジング300が閉鎖されている状態を保持すれば良い。
【0031】
このように、図示の実施形態のアイドルギヤ支持構造とフライホイールハウジング300を用いた場合には、PTO装置200を取り付けない車両のフライホイールハウジング300の開口部310から蓋状部材400を取り除けば、PTO装置200をフライホイールハウジング300に取り付けることが出来るので、いわゆる「スタンダードタイプ」のフライホイールハウジングと、「PTO付タイプ」のフライホイールハウジングとを共通化することが可能である。
【0032】
そして、従来、共通化が困難であったフライホイールハウジング300を共通化することにより、車両製造のコストを全体的に大幅に低減することが可能となる。
換言すれば、図示の実施形態に係るアイドルギヤ支持構造とフライホイールハウジング300を用いた場合には、フライホイールハウジング300は1種類のみ製造すれば良い。そして、係るフライホイールハウジング300に図示の実施形態に係るアイドラギヤ支持構造を有するPTOハウジング1を取り付ければ、車両にPTO装置を取り付けることが出来る。
【0033】
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない。
例えば、図示の実施形態では、PTOアイドラギヤ12は支持部材110に、いわゆる「片持ち梁」状態で取り付けられているが、PTOアイドラギヤ12を支持部材110に対して、いわゆる「両持ち梁」状態で取り付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態において、PTO装置をフライホイールハウジングに組み込んだ状態を示す図。
【図2】実施形態におけるPTO装置の正面図。
【図3】図2に対応する側断面図。
【図4】実施形態におけるPTO装置の斜視図。
【図5】実施形態において、PTO装置をフライホイールハウジングに組み込まない状態を示す図。
【図6】従来技術に係るフライホイールハウジングの断面図。
【符号の説明】
【0035】
1・・・PTOハウジング/ギヤケース
2・・・PTOギヤ
3・・・第1のベアリング
4・・・PTOシャフト
5・・・第2のベアリング
7・・・ベアリングホルダ
8・・・スペーサ
9・・・ダストシール
10・・・コンパニオン
11・・・ロックナット
12・・・PTOアイドラギヤ
14・・・アイドラブッシュ
16・・・アイドラシャフト
200・・・PTO装置
300・・・フライホイールハウジング
310・・・開口部
400・・・蓋状部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フライホイールハウジングに取り付けられ且つPTO装置の回転軸に固定されたギヤを収容するPTOハウジングにフライホイールハウジング側に突出した支持部材を設け、該支持部材に前記ギヤに噛み合うアイドラギヤを回転可能に取り付けており、前記支持部材がフライホイールハウジング内部に挿入されており、支持部材に取り付けられた前記アイドラギヤがフライホイールハウジング内のアイドラギヤと噛み合っていることを特徴とするアイドラギヤの支持構造。
【請求項2】
前記支持部材はフライホイールハウジングに設けられた開口部からフライホイールハウジング内部に挿入されている請求項1のアイドラギヤの支持構造。
【請求項3】
請求項1、2の何れか1項のアイドラギヤ支持構造を適用したPTO装置が取り付けられるフライホイールハウジングにおいて、前記PTO装置のPTOハウジングの前記支持部材を挿入可能な開口部が形成されており、該開口部を蓋状部材で閉塞するための取付構造が設けられていることを特徴とするフライホイールハウジング。
【請求項4】
PTO装置が取り付けられており、前記開口部からPTOハウジングの前記支持部材が挿入されており、内部に収容されたアイドラギヤが前記支持部材に回転可能に取り付けられたPTO装置側のアイドラギヤと噛み合っている請求項3のフライホイールハウジング。
【請求項5】
PTO装置が取り付けられておらず、前記開口部は蓋状部材で閉塞されている請求項3のフライホイールハウジング。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−151155(P2010−151155A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−327143(P2008−327143)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(000003908)UDトラックス株式会社 (1,028)
【Fターム(参考)】