説明

インターネット接続制御方法及び装置

【課題】生徒用パソコンにインターネットやプリンタを利用させるか否かを、先生が操作できる方法及びシステムを提供する。
【解決手段】生徒閲覧用パソコン30によるインターネット40利用を許可するか否か、またプリンタ38の利用を許可するか否か、またどのサイトを利用するかといった情報が先生用制御端末10から入力されたとき、その情報をサーバ20に送信して保存する。生徒閲覧用パソコン30のブラウザは、前記サーバ20にアクセスし、前記保存情報を参照し、インターネットまたプリンタの操作ボタンの使用の可否を決定し、また特定のサイトの利用を促す情報を確認したときはそのサイトへ接続する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコンのネットワークまた周辺機器への接続を制御する方法及びシステムの提供に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特定のユーザーのみのネットワークへの接続を許可するシステムとして、プロキシサーバがあった。プロキシサーバは、ユーザーのリストを保持し、パソコンを起動する際に毎回、ユーザーが入力するIDとパスワードを確認することにより、そのユーザーにネットワーク接続を許可してよいか判断した。しかし、前記リストにユーザー情報を登録する作業は、一般的には、サーバ導入時に管理者によって行われ、例えば教室で先生が頻繁にこれを変更することは難しく、どの生徒をインターネットに接続させ、どの生徒を接続させないか、先生が動的に操作することは難しかった。
また、ユーザーにプリンタ等の機器を利用させるのを禁止させる方法としては、管理者がプリンタの電源を切ってしまうといった方法が考えられるが、管理者が席をはずしている間にユーザーがプリンタの電源を勝手に入れて使用してしまうことがあった。そのため、例えば学校では、先生が見ていないときに、生徒が勝手に印刷を繰り返し、そのため高額なトナーを頻繁に交換しなければならないといったことがあった。
また、例えば教室で、全ての生徒のパソコン上に同一サイトを開く場合、先生が黒板にURLを書き、生徒がそれを見て入力するといった光景が一般的に見られたが、多くの生徒が入力ミスによりサイトを開くことができず、結局、先生が生徒の席をまわってサポートする必要であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、以上のような従来の問題を克服することを目的とする。
すなわち、例えば教室で先生が、どの生徒にネットワークの利用を許可するか、容易に変更できる手段を提供する。
また、例えば、必要に応じて生徒のパソコンの印刷操作ボタンを非表示にするなど、先生が印刷の可否を操作できる手段を提供する。
また、生徒複数のパソコンすべての画面に同一サイトを表示する手段を提供する。
また、これらの機能はローカルにサーバ等がない環境でも動作するようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、生徒用パソコンによるネットワーク利用を許可するか否かまたどのようなサイトへの接続を実行しまた実行を促すかまた周辺機器利用を許可するか否かに関する情報を発し、生徒用パソコンは前記情報を参照しネットワーク利用の可否またどのサイトへの接続を実行しまた実行を促すかまた周辺機器利用の可否を決定するネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記ネットワークとはケーブルまた無線を利用したLANまたインターネットである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記ネットワーク利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトへの接続である前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記周辺機器とはソフトウェアまたハードウェアであり、また前記ハードウェアとはプリンタである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記情報は先生用パソコンまた携帯端末より発せられ、また前記先生用携帯端末とはネットワーク上のコンテンツを利用する機能を有する携帯電話である前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記生徒用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記生徒用パソコンのユーザーである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記情報はサーバへ向けて発せられ前記生徒用パソコンは前記サーバの情報を参照する前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、生徒用パソコンのブラウザ機能制限の有無また前記ブラウザでどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報を発し、生徒用パソコンのブラウザは前記情報を参照しブラウザ機能制限の有無またどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すかを決定するするブラウザ機能制限制御方法、
また、前記コンテンツの利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトの利用である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記情報は先生用パソコンまた携帯端末より発せられ、また前記先生用携帯端末とはネットワーク上のコンテンツを利用する機能を有する携帯電話である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記生徒用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記生徒用パソコンのユーザーである前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記情報はサーバへ向けて発せられ前記生徒用パソコンのブラウザは前記サーバの情報を参照する前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、生徒用パソコンのブラウザの機能制限実行の有無とは、ブラウザの印刷機能またアドレスバー機能またアニメーション再生機能またサウンド再生機能またビデオ再生機能また画像の表示機能またお気に入り機能またスクリプトの実行機能に関する制限の有無、またそれら機能を操作するためのメニューまたチェックボックスまたオプションボタンまたリストボックスまたコンボボックスまたテキストボックスまたその他のオブジェクトの表示また利用制限の有無である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、登録を行いまたIDまたパスワードを入力したときのみどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すか指定できる前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、登録を行いまたIDまたパスワードを入力したときのみブラウザのアドレス入力また初期ページ変更に関する機能を利用できまたそれら機能を操作するためのボタンまたメニューが表示され、また登録を行わずまたIDまたパスワードを入力しなかったときは初期ページまたエラー通知ページは指定されたページとなり、また前記指定されたページとは広告を含むページであるブラウザ表示ページ制限方法、
また、エラー通知ページに広告を表示するエラーページ広告表示方法、
また互いに接続された制御端末とサーバとパソコンとを備え、前記制御端末において前記パソコンによるネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報の入力があった際にその情報を前記サーバに送信し、前記サーバにおいては前記情報を受信して保存し、前記パソコンにおいて前記サーバの前記保存情報を参照し前記ネットワークまた前記周辺機器利用の許可また制止また前記サイト利用の実行また促進を決定するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、互いに接続された制御端末とパソコンを必須として備え、前記制御端末において前記パソコンによるネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報の入力があった際にその情報を前記パソコンに送信し、前記パソコンにおいて前記情報を参照し前記ネットワークまた前記周辺機器の利用を許可また制止しまた前記サイトの利用を実行しまた実行を促すネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、制御端末入力部と制御端末送信部と前記制御端末送信部の送信処理を制御する制御端末送信制御手段とを備える制御端末と、サーバ受信部と前記サーバ受信部の受信処理を制御するサーバ受信制御手段とサーバ送信部と前記サーバ送信部の送信処理を制御するサーバ送信制御手段と保存部と前記保存部への保存処理を制御する保存制御手段とサーバ信号受信部と前記サーバ信号受信部の信号受信を制御するサーバ信号受信制御手段とを備えるサーバと、閲覧用パソコン入力部と表示部と前記表示部を制御する表示制御手段と閲覧用パソコン信号送信部と前記閲覧用パソコン信号送信部の信号送信処理を制御する閲覧用パソコン信号送信制御手段と閲覧用パソコン受信部と前記閲覧用パソコン受信部の受信処理を制御する閲覧用パソコン受信制御手段とを必須として備えまたネットワーク利用部と前記ネットワーク利用部のネットワーク利用処理を制御するネットワーク利用制御手段また周辺機器利用部と前記周辺機器利用部の処理を制御する周辺機器制御手段とを選択的に備えた閲覧用パソコンとを備え、前記制御端末とサーバと閲覧用パソコンとはそれぞれ制御端末送信部とサーバ受信部またサーバ送信部また前記サーバ信号受信部と前記閲覧用パソコン信号送信部また閲覧用パソコン受信部とを介して接続され、前記制御端末の前記制御端末入力部において前記閲覧用パソコンのネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトを利用するかに関する情報の入力があった際に、前記制御端末送信制御手段が前記制御端末送信部を制御し前記情報を前記サーバに送信し、前記サーバにおいては、前記サーバ受信制御手段が前記サーバ受信部を制御し前記情報を受信し、前記保存制御手段が前記情報を前記保存部に保存し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン入力部におけるネットワークまた周辺機器を利用する旨の命令の入力があった際に、前記閲覧用パソコン信号送信制御手段が前記閲覧用パソコン信号送信部を制御して信号を前記サーバに送信しまたは送信せず、前記サーバにおいては前記サーバ信号受信制御手段が前記サーバ信号受信部を制御し前記信号を受信しまたは受信しなかったときは前記サーバ送信制御手段が前記サーバ送信部を制御し前記情報を前記閲覧用パソコンに送信し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン受信制御手段が前記閲覧用パソコン受信部を制御し前記情報を受信し、ネットワークの利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を制止また中止し、またネットワークの利用を許可する旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を促しまた実行し、またどのサイトを利用するという情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御しそのサイトの利用またその表示を促しまた実行し、また周辺機器の利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を制止また中止し、また周辺機器の利用を許可する旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を促しまた実行するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワーク周辺機器利用制御システムが前記サーバを備えず、前記制御端末の前記制御端末入力部において前記閲覧用パソコンのネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトを利用するかに関する情報の入力があった際に、前記制御端末送信制御手段が前記制御端末送信部を制御し前記情報を前記閲覧用パソコンに送信し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン受信制御手段が前記閲覧用パソコン受信部を制御し前記情報を受信し、前記閲覧用パソコン入力部におけるネットワークまた周辺機器を利用する旨の命令の入力があった際に、ネットワークの利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を制止また中止し、またネットワークの利用を許可する旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を促しまた実行し、またどのサイトを利用するという情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御しそのサイトの利用またその表示を促しまた実行し、また周辺機器の利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を制止また中止し、また周辺機器の利用を許可する旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を促しまた実行するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記制御端末とは主として先生が利用するパソコンまた携帯端末であって前記携帯端末とはネットワーク接続機能を備えた携帯電話である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記パソコンまた閲覧用パソコンとは主として生徒の利用する1台以上のパソコンまたパソコンとパソコンに接続された機器またパソコンに準備されたWEB閲覧の機能またソフトウェアまたWEBブラウザである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記制御端末また前記サーバまた前記パソコンまた前記閲覧用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記パソコンまた前記閲覧用パソコンのユーザーである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワークの利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトの利用である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワークの利用を許可するか否かに関する情報は、複数の前記パソコンまた閲覧用パソコンそれぞれのネットワークの利用を許可するか否かに関する情報である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器の利用を許可するか否かに関する情報は複数の前記パソコンまた閲覧用パソコンそれぞれの周辺機器の利用を許可するか否かに関する情報である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器また前記周辺機器利用部とはソフトウェアまたハードウェアであり、また前記ハードウェアとは周辺機器接続器である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記制御端末またサーバまた閲覧用パソコンの接続は、有線また無線によるLANまたインターネットまたそのほかのネットワークによるものである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、ネットワークの利用またその表示を制止また中止するとは、前記パソコンまた閲覧用パソコンに準備されたWEBブラウザのアドレスバー機能またアニメーション再生機能またサウンド再生機能またビデオ再生機能また画像の表示機能またお気に入り機能またスクリプトの実行機能に関する利用、またそれら機能を操作するためのメニューまたチェックボックスまたオプションボタンまたリストボックスまたコンボボックスまたテキストボックスまたその他のオブジェクトの表示を制限また停止することである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器の利用またその表示を制止また中止するとは、前記パソコンまた閲覧用パソコンの印刷機能の利用またそれらの機能を操作するためのメニューまたボタンまたそのほかのオブジェクトの表示を制限また停止することである前記ネットワーク周辺機器利用制御システムである。
【発明の効果】
【0005】
以上説明したように、本発明において、例えば教室で先生が、どの生徒にインターネットを利用させ、どの生徒に利用させないか、また、どの生徒に印刷機能を利用させ、どの生徒に利用させないか、容易に操作できる手段を提供する。
また、複数の生徒のパソコン上に同一サイトを開く手段を提供する。
【実施例】
【0006】
以下、本発明の一実施例を図2、3、4に従って説明する。
【0007】
(以下、本システムの構成の説明)
本システムは、互いにネットワーク(400)で接続された、講師操作用パソコン(100)とサーバ(200)と1台以上の生徒閲覧用パソコン(300)とから構成される。
【0008】
講師操作用パソコン(100)は、講師の入力を受け付ける入力部(101)と、処理結果を表示するディスプレイ部(102)と、ディスプレイ部(102)の表示処理を制御する表示等制御部(112)と、ネットワーク(400)を介してサーバ(200)へ情報を送信するのに用いられる送信部(103)と、送信部(103)の送信処理を制御する送信制御部(113)と、サーバ(200)が保持する情報をネットワーク(400)を介して受信する受信部(104)と、受信部(104)の受信処理を制御する受信制御部(114)とを備える。
【0009】
サーバ(200)は、講師操作用パソコン(100)がネットワーク(400)を介して送信する情報を受信する受信部(204)と、受信部(204)の受信処理を制御する受信制御部(214)とを備える。また、記憶部と、講師操作用パソコン(100)より受信する情報を記憶部に記録する記録制御部とを備える。
【0010】
生徒閲覧用パソコン(300)は、生徒の入力を受け付ける入力部(301)と、ディスプレイ部(302)と、ディスプレイ部(302)の表示処理などを制御する表示等制御部(312)と、
サーバ(200)の記憶部に記録される情報を参照するサーバ参照部(306)とサーバ参照部(306)のサーバ参照処理を制御するサーバ参照制御部(316)とネットワーク接続部(307)とネットワーク接続部(307)を制御するネットワーク接続制御部(317)とを必須として備え、またプリンタ部(308)とプリンタ部(308)の印刷処理を制御する周辺機器利用制御部(318)とを選択的に備える。
【0011】
(以下、本システムの処理の説明)
サーバ(200)が「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。またどのサイトに接続させるか。」といった情報を保持する場合に、講師操作用パソコン(100)において、受信制御部(114)が受信部(104)を制御し、前記情報をネットワーク(400)を介して受信し、表示等制御部(112)がその情報をディスプレイ部(102)に表示する。
入力部(101)が「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。またどのサイトに接続させるか。」といった情報の入力を受け付けた場合(1−1)、送信制御部(113)が送信部(103)を制御し、情報をネットワーク(400)を介してサーバ(200)に送信する(1−2)。
サーバ(200)においては、受信制御部(214)が受信部(204)を制御して情報を受信し、記録制御部(215)が情報を記憶部に記録する(1−3)。
生徒閲覧用パソコン(300)において、入力部(301)がネットワークまた周辺機器を利用する旨の命令の入力を受け付けた場合に(2−4)、サーバ参照制御部(316)がサーバ参照部(306)を制御しサーバの記憶部に記録された「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報を参照し(2−5)ネットワークの利用を許可しあるいは許可しない旨の情報を確認したとき、ネットワーク接続制御部(317)がネットワーク接続部(307)を制御しネットワークの利用を促しまた実行し(2−6−1)または制止また中止(2−6−2)し、また表示等制御部(312)がディスプレイ部(302)などを制御しネットワーク利用に関する表示を促しまた実行し(2−6−1)または制止また中止する(2−6−2)。
また、周辺機器の利用を許可しあるいは許可しない旨の情報を確認したとき周辺機器制御部がプリンタ部(308)の印刷処理を促しまた実行し(2−6−1)または制止また中止(2−6−2)し、また表示等制御部(312)がディスプレイ部(302)を制御し印刷に関する表示を促しまた実行しまたは制止また中止する。
また「どのサイトに接続させるか。」という情報を確認したとき(2−7)ネットワーク接続制御部(317)がネットワーク接続部(307)を制御しサイトの利用を促しまた実行しまた表示等制御部(312)がディスプレイ部(302)などを制御しサイトの利用に関する表示を促しまた実行する(2−8)。
【0012】
(以下、本システムの各装置と各処理についての補足説明)
ネットワーク(400)とはインターネットなどである。またLAN、WANなどであってもよい。
【0013】
講師操作用パソコン(100)とは、主として講師が利用するパソコンや、例えばネットワーク接続機能を備えた携帯電話などの携帯端末、またこれらに準備されたWebページ閲覧用機能またソフトウェアである。
【0014】
入力部(101)は、「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報を入力するための部位(A)、また「どのサイトに接続させるか」といった情報を入力するための部位(B)を備えてもよい。また送信制御部(113)が前記両情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)などを備えてもよい。
【0015】
「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報を入力するための部位(A)は、例えば講師操作用パソコン(100)の画面上に表示されたブラウザ(1)の処理結果表示用のディスプレイ部(102)に表示されるメニューまたチェックボックス、オプションボタン、リストボックス、コンボボックス、テキストボックスやその他のオブジェクトでもよい。
そして、たとえば、講師などが入力装置を用いてこれらのオブジェクトを操作することで、生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)の各種機能やオブジェクトの利用や表示を制限し生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を制限できるようにしてもよい。
【0016】
生徒閲覧用パソコン(300)が複数の場合、ディスプレイ部(102)には「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」という情報を入力するチェックボックスを生徒閲覧用パソコン(300)の数分あるいはそれ以上の数ならべて表示し、それぞれのチェックボックスをチェックすることにより、それぞれの生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)の機能の利用を制限し、またそれらの機能を操作するためのボタンなどのオブジェクトの利用や表示を制限できるようにしてもよい。
すなわち、予め生徒閲覧用パソコン(300)それぞれに番号等をつけておき、ディスプレイ部(102)にそれぞれ番号とチェックボックスとを対応付けて表示し、講師等がそれぞれの番号のチェックボックスにチェックを入れあるいはチェックしないことによって、それぞれの番号の生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)の機能を制限し、またそれらの機能を操作するためのボタンなどのオブジェクトの利用や表示を制限できるようにしてもよい。
また、1回のチェックで、複数の生徒閲覧用パソコン(300)を制限できるチェックボックスまたはボタンなどを表示してもよい。
また、番号等だけでなく、氏名、ニックネーム等を表示すると分かりやすい。
【0017】
「どのサイトに接続させるか」といった情報を入力するための部位(B)は、例えば講師操作用パソコン(100)のディスプレイ部(102)に表示されるテキストボックスなどであってもよい。
そして、たとえばこのテキストボックスに入力装置を用いてURL等を入力すると、生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)がそのサイトを表示するようにしてもよい。また生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)の初期ページ(ホームページ)をそのサイトに設定できるようにしても良い。
またこのとき、たとえばよく入力されるURLの全部あるいは一部を自動あるいは簡単な選択のみによって入力できるようにしてもよく、入力の途中で、たとえば過去に入力されたURLの一覧が表示されるなど、オートコンプリートや予測入力やオートコレクトなどの機能を利用できるようにしてもよい。
また、このテキストボックスは、登録を行いまたIDまたパスワードを入力した場合のみ表示されあるいは利用できるようにしてもよい。
【0018】
情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)は、例えば講師操作用パソコン(100)のディスプレイ部(102)に表示される「送信」「リセット」などのメニューまたボタンやその他のオブジェクトでもよい。
そして、たとえば、講師などが入力装置を用いてこれらのオブジェクトを操作した場合、これらのオブジェクトを使用して入力した「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報や「どのサイトに接続させるか」といった情報は、そのままあるいは1つにまとめあるいはデータベースに登録できる形式等に成型し、送信制御部(113)が送信してもよい。
【0019】
ところで、「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報を1つにまとめて成型するとは、生徒のパソコンまたそれ以上の数の数字や文字からなる数列また文字列を生成することにより生徒のパソコンの情報を記述するなどしてもよい。具体的には、左端1文字目は1番のパソコンについて「ネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」、次の左から2番目の1文字は2番のパソコンについて許可するか、それぞれ接続を許可する場合は「0」、接続を許可しない場合は「1」といったように記述してもよい。
たとえば生徒閲覧用パソコン(300)数が5台あり、2番のパソコンのみ接続を許可する場合、「10111」といったような数列や文字列で記述してもよい。また、たとえば「0」と「1」だけでなく、ほかの数や文字も使用することにより、どのような「ネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」詳細に指定するようにしてもよい。
また、「どのサイトに接続させるか」といった情報については、例えば「http://www.kamekichikun.com/aiueo.htm」は「A」、「http://www.kamekichikun.com/kakikukeko.htm」は「B」といったように、情報をあらかじめ決めた記号に変換してサーバ(200)に送信してもよい。
また前記の「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報と「どのサイトに接続させるか」といった情報とをあわせて記述し、「10111http://www.kamekichikun.com/aiueo.htm」といったように成型してもよい。
また、成型後の数列や文字列は「1,0,1,1,1,http://www.kamekichikun.com/aiueo.htm」といったように記号によって区切っても良い。
【0020】
情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)は、必ずしも表示される必要はなく、また「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報や「どのサイトに接続させるか」といった情報を入力する部位(A、B)と同一であってもよい。たとえば、「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報や「どのサイトに接続させるか」といった情報をそれぞれの部位(A、B)に入力し、エンターキーを押した場合、これを端緒として情報を送信してもよい。
【0021】
ところで入力部(101)における入力作業に用いられる入力装置は、マウス等のポインティングデバイスのほか、キーボードであってもよいし、タブレット等を含むタッチパネル等であってもよいし、音声入力装置であってもよいし、これら複数であってもよい。
また、前記入力部(101)は、必ずしも表示される必要はなく、たとえば音声入力など何らかの方法で講師の入力を受け付ける機能を用意してもよい。
【0022】
ディスプレイ部(102)は、例えば講師操作用パソコン(100)の画面上に表示されたブラウザ(1)内において処理結果を表示する部位である。
ディスプレイ部(102)には、受信制御部(114)が受信部(104)を制御してサーバ(200)より受信した「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報や「どのサイトに接続させるか」といった情報や、「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」といった情報を入力する部位(A)や「どのサイトに接続させるか」といった情報を入力する部位(B)や、送信制御部(113)が前記両情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)など入力部(101)を表示してもよい。
また送信時刻や、操作説明や、操作説明のサイトへのリンクを表示してもよい。
また広告や広告へのリンクなどを表示してもよく、パスワードまたIDなどを入力した場合にのみこれらを非表示にしてもよい。
【0023】
ディスプレイ部(102)の表示処理を制御する表示等制御部(112)とは、たとえばディスプレイ部(102)の表示処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
【0024】
ところで、ディスプレイ部(102)などが表示される講師操作用パソコン(100)の画面とは、CRTであってもよいし、液晶ディスプレイであってもよいし、テレビ受像機であってもよいし、さらには入力装置などと一体化した、例えば液晶タブレット等であってもよい。また音声を出力する装置などや、画面や音声を出力する装置であってもよい。
【0025】
送信部(103)とは、たとえば送信装置の送信処理を制御するプログラムまた送信装置などであってもよく、送信装置とはネットワークカード等の通信機器であってもよい。
【0026】
送信部(103)の送信処理を制御する送信制御部(113)とは、たとえば送信部(103)の送信処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
送信処理は、たとえばGETやPOST、FTP、SMTP、またメールソフトウェアやそのほかのソフトウェアやDLL等を利用した送信方法により行ってもよい。
たとえば、送信制御部(113)による送信処理の実行は、定期に、また情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)における入力操作に際して、また情報を送信する端緒となる操作を行うための部位(C)において入力が行われないで時間が経過したとき、またその他のタイミングで行われてもよい。
【0027】
受信部(104)とは、たとえば受信装置の受信処理を制御するプログラムまた受信装置などであってもよく、受信装置とはネットワークカード等の通信機器であってもよい。
【0028】
受信部(104)の受信処理を制御する受信制御部(114)とは、たとえば受信部(104)の受信処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
受信処理は、たとえばHTTPやPOP、またメールソフトウェアやそのほかのソフトウェアやDLL等を利用した受信方法により行ってもよい。
送信・受信処理の実行は、定期に、また入力部(101)における入力に際して、また入力部(101)において入力操作が行われないで時間が経過したとき、またその他のタイミングで行われてもよい。
【0029】
サーバ(200)とは例えば、「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」また「どのサイトに接続させるか。」といった情報を保存しておき、講師操作用パソコン(100)の要求に応じて、ネットワーク(400)を通じてこれらの情報を送信し、また生徒閲覧用パソコン(300)のブラウザ(2)の要求に応じて、これらの情報を提供する役割を果たすWebサーバなどでもよい。
また、たとえばサーバにデータベースソフトウェアまた機能を準備しておき、講師操作用パソコン(100)が「生徒閲覧用パソコン(300)のネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」また「どのサイトに接続させるか。」といった情報をデータベースに登録できる形式で送信するとき、受信部(204)が受信し、記録制御部が記憶部(205)のデータベースに登録してもよい。そして講師操作用パソコン(100)また生徒閲覧用パソコン(300)の要求に応じて、これらの登録情報の中から必要な情報を提供してもよい。
【0030】
受信部(204)とは、たとえば受信装置の受信処理を制御するプログラムまた受信装置などであってもよく、前記受信装置とはネットワークカード等の通信機器であってもよい。
【0031】
受信部(204)の受信処理を制御する受信制御部(214)とは、たとえば受信部(204)の受信処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などなどである。
【0032】
また、記憶部(205)とは、たとえば記憶装置の記憶処理を制御するプログラムまた記憶装置などであってもよい。また、前記記憶装置とはその性質からハードディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置) などがよいが、例えば半導体メモリを利用した主記憶装置(メインメモリ)であってもよい。
【0033】
前記講師操作用パソコン(100)より受信する情報を前記記憶部に記録する記録制御部とは、たとえば記憶部の記憶処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
【0034】
生徒閲覧用パソコン(300)とは、主として生徒が利用するパソコン、また生徒が利用するパソコンとその周辺機器、またこれらに準備されたWebページ閲覧用機能またソフトウェアである。
【0035】
入力部(301)は、例えば生徒閲覧用パソコン(300)の画面上に表示されたブラウザ(2)の「戻る」「進む」「ホーム」「印刷」などの操作メニューまたボタン、またURL入力用のテキストボックスまたその他のオブジェクトなどである。
ところで例えばインストール時に指定したようなときは、これらのオブジェクトのいくつかについて、その利用また表示を制止また中止してもよい。
またオブジェクトのいくつかについて、パスワードまたIDを入力したような場合のみ利用できまた表示されるようにしてもよい。すなわち、たとえばパスワードを入力したときのみ、ブラウザ(2)のURL入力また初期ページ変更に関する機能を利用できるようにすることにより、例えば金銭を支払い登録したような場合のみ、初期ページ(ホームページ)を変更でき、それ以外の場合、初期ページは固定され、初期ページに例えば広告等が表示されるようにしてもよい。
【0036】
ところで入力部(301)における入力作業に用いられる入力装置は、マウス等のポインティングデバイスのほか、キーボードであってもよいし、タブレット等を含むタッチパネル等であってもよいし、音声入力装置であってもよいし、これら複数であってもよい。
また、前記入力部(301)は、必ずしも表示される必要はなく、たとえば音声入力など何らかの方法で講師の入力を受け付ける機能を用意してもよい。
【0037】
ディスプレイ部(302)は、例えば生徒閲覧用パソコン(300)の画面上に表示されたブラウザ(2)において、ネットワーク接続部(307)がネットワークに接続し参照したコンテンツなどを表示する部位である。広告などを表示してもよく、パスワードを入力したときなどにのみ非表示にしてもよい。
【0038】
ところで、前記の生徒閲覧用パソコン(300)の画面とは、CRTであってもよいし、液晶ディスプレイであってもよいし、テレビ受像機であってもよいし、さらには入力装置などと一体化した、例えば液晶タブレット等であってもよい。また音声を出力する装置などや、画面や音声を出力する装置であってもよい。
【0039】
ディスプレイ部(302)の表示処理を制御する表示等制御部(312)とは、たとえばディスプレイ部(302)の表示処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
【0040】
サーバ参照部(306)とは、たとえばサーバ参照処理を制御するプログラムまた参照装置などであってもよく、前記参照装置とはネットワークカード等の通信機器であってもよい。
【0041】
サーバ参照部(306)のサーバ参照処理を制御するサーバ参照制御部(316)とは、たとえばサーバ参照部(306)のサーバ参照処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
サーバ参照処理は、たとえばHTTP等を利用した方法などにより行ってもよい。
【0042】
講師操作用パソコン(100)において情報が1つにまとめられてサーバ(200)に送信され、そのためサーバ(200)の情報が(たとえば「10111」といったような)数列や文字列で記述されている場合、サーバ参照制御部(316)は、前記数列や文字列中から自身のパソコンに関する情報のみを取り出し、(たとえば自身のパソコンの番号が3番の場合、左から3番目の文字「1」を取り出し)「ネットワークまた周辺機器の利用を許可するか。」等を決定することになる。
ただしこの場合、予め、生徒閲覧用パソコン(300)またそのブラウザ(2)に、自身のパソコンの番号情報を登録記憶させておく必要がある。たとえばブラウザ(2)のインストール時に、作業者に番号入力を促し、ここで入力された番号を、生徒閲覧用パソコン(300)の記憶装置に記録しておき、サーバ参照部(306)のサーバ参照処理に際して、サーバ参照制御部(316)は、まずこの記録された番号を確認し、次にサーバ(200)にある情報を参照し、数列や文字列から自身のパソコン番号位置の数字や文字のみを確認してもよい。
ちなみにパソコン番号を、他のパソコンと重複させたほうが、講師操作用パソコン(100)の入力部(101)において、1回の操作で複数台の生徒閲覧用パソコン(300)について設定を行うことができ便利な場合もある。
ちなみにパソコン番号は(数字に限らずまた)たとえばOSの保有するコンピュータ名やグループ名などの情報でもよい。
またサーバ参照処理の実行は、入力部(301)における入力の受付に際して、また定期に、またその他のタイミングで行ってもよい。
【0043】
ネットワーク接続部(307)とはたとえばネットワーク接続部(307)のネットワーク接続処理を制御するプログラムまたネットワーク接続装置などであってもよく、前記ネットワーク接続装置とはネットワークカード等の通信機器であってもよい。
【0044】
前記ネットワーク接続部(307)を制御するネットワーク接続制御部(317)とは、たとえばネットワーク接続部(307)のネットワーク接続処理を制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
【0045】
プリンタ部(308)とは、たとえばプリンタの印刷処理を制御するプログラムまたシリアルポートまたパラレルポートなどプリンタ接続器またプリンタである。
【0046】
プリンタとは、たとえばローカルまたネットワークのLEDプリンタ、インクジェットプリンタ、シリアルプリンタ、ドットインパクトプリンタ、バブルジェットプリンタ、ページプリンタ、マッハジェットプリンタ、ラインプリンタ、レーザープリンタ、感熱式プリンタ、昇華型プリンタ、熱転写プリンタなどである。
【0047】
前記プリンタ部(308)を制御する周辺機器利用制御部(318)とは、たとえばプリンタ部(308)の印刷処理などを制御するプログラムまたプログラムを実行するCPU等の装置などである。
【0048】
また、前記ネットワーク利用に関する表示を促しまた実行しまたは制止また中止するとは、たとえば、生徒閲覧用パソコン(300)の画面上に表示されたブラウザ(2)のボタンやテキストボックス等のオブジェクト、たとえば「戻る」また「進む」また「ホーム」等のボタンまたURL入力用テキストボックス等の入力部(301)のいくつかを表示また使用可能としまたは非表示また使用不可とし、またディスプレイ部(302)の表示内容の変更を可能また不可能とする処理などである。
また、新たにブラウザまたネットワーク接続ツールなどを起動することを不可能にし、また現在起動中のブラウザまたネットワーク接続ツールなどを強制終了するなどの処理である。
【0049】
サーバ参照部(306)によるサーバ参照処理に際して「どのサイトに接続させるか。」といった情報を確認した場合、そのサイトに自動的に接続してもよいし、そのサイトへの接続などに際して、生徒に特定ボタンを押させる等の一定行為を要求してもよい。
【0050】
また、印刷に関する表示を促しまた実行しまたは制止また中止するとは、例えば、前記生徒閲覧用パソコン(300)の「印刷」ボタン等を表示また非表示または使用可能また使用不可とするなどの処理である。
また、周辺機器利用制御部(318)は、プリンタのほか、ローカルまたネットワークのハードディスク等の記憶装置、スキャナー等の入力装置、プロジェクタ等の出力装置その他の機器に関する表示を促しまた実行しまたは制止また中止してもよい。
【0051】
ネットワーク(400)はインターネットであってよい。
【0052】
講師操作用パソコン(100)の送信部(103)また受信部(104)、サーバ(200)のサーバ参照部(306)またネットワーク接続部(307)、講師操作用パソコン(100)の受信部(104)また送信部(103)はそれぞれ同一であってもよいし別個であってもよい。
【0053】
講師操作用パソコン(100)の表示等制御部(12)、送信制御部(113)、受信制御部(114)と、サーバ(200)の受信制御部(114)と、生徒閲覧用パソコン(300)のサーバ参照制御部(316)、周辺機器利用制御部(318)は、それぞれ同一であってもよいし別個であってもよい。
【0054】
「パソコン」とは、パソコンのみを指すものではなくその他のコンピュータまた端末等を含む。
【0055】
「講師(先生)」とは、講師のみを指すものではない。すなわち本システムは、学校で利用されることを想定して「講師(先生)」といった表現を使用しているだけであって、必ずしも講師(先生)である必要はない。
【0056】
「生徒」とは、生徒のみを指すものではない。すなわち本システムは、学校で利用されることを想定して「生徒」といった表現を使用しているだけであって、必ずしも生徒である必要はない。
【0057】
「また」とは、「and」の意味、あるいは「or」の意味、あるいは「and」と「or」の両方の意味を適宜に有するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の1実施例の装置の構成を示す簡略図である。
【図2】本発明の1実施例の装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の1実施例の処理手順を示す図である。
【図4】本発明の1実施例の講師操作用パソコンまた生徒閲覧用パソコンの画面図である。
【符号の説明】
【0059】
10 講師操作用パソコン
20 サーバ
30 生徒閲覧用パソコン
38 プリンタ
40 インターネット
100 講師操作用パソコン
101 講師操作用パソコン入力部
102 講師操作用パソコンディスプレイ部
103 講師操作用パソコン送信部
104 講師操作用パソコン受信部
112 講師操作用パソコン表示等制御部
113 講師操作用パソコン送信制御部
114 講師操作用パソコン受信制御部
200 サーバ
204 サーバ受信部
205 サーバ記憶部
214 サーバ受信制御部
215 サーバ記録制御部
300 生徒閲覧用パソコン
301 生徒閲覧用パソコン入力部
302 生徒閲覧用パソコンディスプレイ部
306 生徒閲覧用パソコンサーバ参照部
307 生徒閲覧用パソコンネットワーク接続部
308 生徒閲覧用パソコンプリンタ部
312 生徒閲覧用パソコン表示等制御部
316 生徒閲覧用パソコンサーバ参照制御部
317 生徒閲覧用パソコンネットワーク接続制御部
318 生徒閲覧用パソコン周辺機器利用制御部
400 ネットワーク
1−1 ネットワーク利用可否・接続先情報入力
1−2 ネットワーク利用可否・接続先情報送信処理
1−3 ネットワーク利用可否・接続先情報記録処理
2−4 ネットワーク接続命令入力
2−5 ネットワーク利用可否確認処理
2−6−1 ネットワーク接続実行処理
2−6−2 ネットワーク接続中止処理
2−7 接続先指定有無確認処理
2−8 指定接続先接続処理
A ネットワーク利用可否情報入力部位
B 接続先情報入力部位
C 情報送信操作部位
1 講師操作用パソコンの画面例
2 生徒閲覧用パソコンの画面例

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生徒用パソコンによるネットワーク利用を許可するか否かまたどのようなサイトへの接続を実行しまた実行を促すかまた周辺機器利用を許可するか否かに関する情報を発し、生徒用パソコンは前記情報を参照しネットワーク利用の可否またどのサイトへの接続を実行しまた実行を促すかまた周辺機器利用の可否を決定するネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記ネットワークとはケーブルまた無線を利用したLANまたインターネットである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記ネットワーク利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトへの接続である前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記周辺機器とはソフトウェアまたハードウェアであり、また前記ハードウェアとはプリンタである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記情報は先生用パソコンまた携帯端末より発せられ、また前記先生用携帯端末とはネットワーク上のコンテンツを利用する機能を有する携帯電話である前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記生徒用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記生徒用パソコンのユーザーである前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、前記情報はサーバへ向けて発せられ前記生徒用パソコンは前記サーバの情報を参照する前記ネットワーク周辺機器利用制御方法、
また、生徒用パソコンのブラウザ機能制限の有無また前記ブラウザでどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報を発し、生徒用パソコンのブラウザは前記情報を参照しブラウザ機能制限の有無またどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すかを決定するするブラウザ機能制限制御方法、
また、前記コンテンツの利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトの利用である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記情報は先生用パソコンまた携帯端末より発せられ、また前記先生用携帯端末とはネットワーク上のコンテンツを利用する機能を有する携帯電話である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記生徒用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記生徒用パソコンのユーザーである前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、前記情報はサーバへ向けて発せられ前記生徒用パソコンのブラウザは前記サーバの情報を参照する前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、生徒用パソコンのブラウザの機能制限実行の有無とは、ブラウザの印刷機能またアドレスバー機能またアニメーション再生機能またサウンド再生機能またビデオ再生機能また画像の表示機能またお気に入り機能またスクリプトの実行機能に関する制限の有無、またそれら機能を操作するためのメニューまたチェックボックスまたオプションボタンまたリストボックスまたコンボボックスまたテキストボックスまたその他のオブジェクトの表示また利用制限の有無である前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、登録を行いまたIDまたパスワードを入力したときのみどのようなコンテンツの利用を実行しまた実行を促すか指定できる前記ブラウザ機能制限制御方法、
また、登録を行いまたIDまたパスワードを入力したときのみブラウザのアドレス入力また初期ページ変更に関する機能を利用できまたそれら機能を操作するためのボタンまたメニューが表示され、また登録を行わずまたIDまたパスワードを入力しなかったときは初期ページまたエラー通知ページは指定されたページとなり、また前記指定されたページとは広告を含むページであるブラウザ表示ページ制限方法、
また、エラー通知ページに広告を表示するエラーページ広告表示方法、
また互いに接続された制御端末とサーバとパソコンとを備え、前記制御端末において前記パソコンによるネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報の入力があった際にその情報を前記サーバに送信し、前記サーバにおいては前記情報を受信して保存し、前記パソコンにおいて前記サーバの前記保存情報を参照し前記ネットワークまた前記周辺機器利用の許可また制止また前記サイト利用の実行また促進を決定するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、互いに接続された制御端末とパソコンを必須として備え、前記制御端末において前記パソコンによるネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトの利用を実行しまた実行を促すかに関する情報の入力があった際にその情報を前記パソコンに送信し、前記パソコンにおいて前記情報を参照し前記ネットワークまた前記周辺機器の利用を許可また制止しまた前記サイトの利用を実行しまた実行を促すネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、制御端末入力部と制御端末送信部と前記制御端末送信部の送信処理を制御する制御端末送信制御手段とを備える制御端末と、サーバ受信部と前記サーバ受信部の受信処理を制御するサーバ受信制御手段とサーバ送信部と前記サーバ送信部の送信処理を制御するサーバ送信制御手段と保存部と前記保存部への保存処理を制御する保存制御手段とサーバ信号受信部と前記サーバ信号受信部の信号受信を制御するサーバ信号受信制御手段とを備えるサーバと、閲覧用パソコン入力部と表示部と前記表示部を制御する表示制御手段と閲覧用パソコン信号送信部と前記閲覧用パソコン信号送信部の信号送信処理を制御する閲覧用パソコン信号送信制御手段と閲覧用パソコン受信部と前記閲覧用パソコン受信部の受信処理を制御する閲覧用パソコン受信制御手段とを必須として備えまたネットワーク利用部と前記ネットワーク利用部のネットワーク利用処理を制御するネットワーク利用制御手段また周辺機器利用部と前記周辺機器利用部の処理を制御する周辺機器制御手段とを選択的に備えた閲覧用パソコンとを備え、前記制御端末とサーバと閲覧用パソコンとはそれぞれ制御端末送信部とサーバ受信部またサーバ送信部また前記サーバ信号受信部と前記閲覧用パソコン信号送信部また閲覧用パソコン受信部とを介して接続され、前記制御端末の前記制御端末入力部において前記閲覧用パソコンのネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトを利用するかに関する情報の入力があった際に、前記制御端末送信制御手段が前記制御端末送信部を制御し前記情報を前記サーバに送信し、前記サーバにおいては、前記サーバ受信制御手段が前記サーバ受信部を制御し前記情報を受信し、前記保存制御手段が前記情報を前記保存部に保存し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン入力部におけるネットワークまた周辺機器を利用する旨の命令の入力があった際に、前記閲覧用パソコン信号送信制御手段が前記閲覧用パソコン信号送信部を制御して信号を前記サーバに送信しまたは送信せず、前記サーバにおいては前記サーバ信号受信制御手段が前記サーバ信号受信部を制御し前記信号を受信しまたは受信しなかったときは前記サーバ送信制御手段が前記サーバ送信部を制御し前記情報を前記閲覧用パソコンに送信し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン受信制御手段が前記閲覧用パソコン受信部を制御し前記情報を受信し、ネットワークの利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を制止また中止し、またネットワークの利用を許可する旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を促しまた実行し、またどのサイトを利用するという情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御しそのサイトの利用またその表示を促しまた実行し、また周辺機器の利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を制止また中止し、また周辺機器の利用を許可する旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を促しまた実行するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワーク周辺機器利用制御システムが前記サーバを備えず、前記制御端末の前記制御端末入力部において前記閲覧用パソコンのネットワークまた周辺機器の利用を許可するか否かまたどのサイトを利用するかに関する情報の入力があった際に、前記制御端末送信制御手段が前記制御端末送信部を制御し前記情報を前記閲覧用パソコンに送信し、前記閲覧用パソコンにおいて、前記閲覧用パソコン受信制御手段が前記閲覧用パソコン受信部を制御し前記情報を受信し、前記閲覧用パソコン入力部におけるネットワークまた周辺機器を利用する旨の命令の入力があった際に、ネットワークの利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を制止また中止し、またネットワークの利用を許可する旨の情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記ネットワークの利用またその表示を促しまた実行し、またどのサイトを利用するという情報を確認したとき前記ネットワーク利用制御手段が前記ネットワーク利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御しそのサイトの利用またその表示を促しまた実行し、また周辺機器の利用を許可しない旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を制止また中止し、また周辺機器の利用を許可する旨の情報を確認したとき前記周辺機器制御手段が前記周辺機器利用部を制御しまた前記表示制御手段が前記表示部を制御し前記周辺機器利用部の利用またその表示を促しまた実行するネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記制御端末とは主として先生が利用するパソコンまた携帯端末であって前記携帯端末とはネットワーク接続機能を備えた携帯電話である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記パソコンまた閲覧用パソコンとは主として生徒の利用する1台以上のパソコンまたパソコンとパソコンに接続された機器またパソコンに準備されたWEB閲覧の機能またソフトウェアまたWEBブラウザである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記先生とは必ずしも先生である必要はなくまた前記制御端末また前記サーバまた前記パソコンまた前記閲覧用パソコンに関わる指導また設置また運用また管理に関連する作業を行う者であり、また前記生徒とは必ずしも生徒である必要はなく前記パソコンまた前記閲覧用パソコンのユーザーである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワークの利用とは、反社会的また反教育的サイトを含むWEBサイトの利用である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記ネットワークの利用を許可するか否かに関する情報は、複数の前記パソコンまた閲覧用パソコンそれぞれのネットワークの利用を許可するか否かに関する情報である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器の利用を許可するか否かに関する情報は複数の前記パソコンまた閲覧用パソコンそれぞれの周辺機器の利用を許可するか否かに関する情報である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器また前記周辺機器利用部とはソフトウェアまたハードウェアであり、また前記ハードウェアとは周辺機器接続器である前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記制御端末またサーバまた閲覧用パソコンの接続は、有線また無線によるLANまたインターネットまたそのほかのネットワークによるものである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、ネットワークの利用またその表示を制止また中止するとは、前記パソコンまた閲覧用パソコンに準備されたWEBブラウザのアドレスバー機能またアニメーション再生機能またサウンド再生機能またビデオ再生機能また画像の表示機能またお気に入り機能またスクリプトの実行機能に関する利用、またそれら機能を操作するためのメニューまたチェックボックスまたオプションボタンまたリストボックスまたコンボボックスまたテキストボックスまたその他のオブジェクトの表示を制限また停止することである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム、
また、前記周辺機器の利用またその表示を制止また中止するとは、前記パソコンまた閲覧用パソコンの印刷機能の利用またそれらの機能を操作するためのメニューまたボタンまたそのほかのオブジェクトの表示を制限また停止することである前記ネットワーク周辺機器利用制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−52532(P2007−52532A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−235797(P2005−235797)
【出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.バブルジェット
【出願人】(300058145)
【Fターム(参考)】