説明

インターネット配信の受信者認証方法及び受信者認証システム

【課題】この発明は、契約したユーザのみに知財関係情報を送信する為に、認証容易な方法とシステムを示すものである。
【解決手段】この発明は、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法により、目的を達成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インターネットを介して送信される著作物を、特定の契約者にのみ確実に送信し、受信させる為に、前記特定の契約者を確実に把握し、特定のドングルを付与して、契約者が安全、確実かつ個別的に受信できるようにする為のインターネット配信の受信者認証方法及び認証システムに関する。
【0002】
例えば、インターネットを利用した動画配信サービスの提供に当っては、魅力的なコンテンツ作りの他に、利用者が如何に簡便に操作できるか、契約者以外の者の不正コピーや不正アクセスを如何に防止できるかが問題点となっている。
【0003】
一般に、使用方法を簡便にし、操作を容易にすると、不正コピーや不正アクセスにより契約外の者が、契約した者と同等の利益を得るような不都合を生じるおそれがある。そこで操作などは一層簡便にする反面、不正アクセスは確実に防止できることが要請されているが、これを満足させるには相反する事項を同時に達成しようとするもので、基本的に困難な要請であり、未だ満足すべき開発手段が提案されていなかった。
【背景技術】
【0004】
現在普通に使用されている動画配信サービスにおいては、パソコン上で動作するブラウザと呼ばれるソフトを利用して、特定のホームページにアクセスし、会員登録者(契約者)は、ユーザ名及びパスワードを入力することによって動画配信サービスを利用することができるようになっている。しかし乍らこの方法では、一部特定のブラウザでは正常に画面表示ができなかったり、当該サービスを利用する為にだけ、普段使用しているブラウザとは別のブラウザを自分のパソコンにインストールしなければならなかったりする不便があることが知られている。
【0005】
そして現状では、サーバに送信するユーザ名及びパスワードを暗号化して送信する程度のセキュリティ対策以外には、特別のセキュリティ対策の方法がないとされ、特別の対応等はなされていない。前記の程度では、クッキーに保存された情報や、利用者がキーボードから入力した情報を盗まれるようなスパイウェアに簡単に個人情報が盗まれるおそれがあった。
【特許文献1】特開2001−103382
【特許文献2】特表2005−517313
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、外部から入力される制御信号に応じて複数の入力端子にそれぞれ接続されたセットトップボックスのうち、一つの出力を選択してテレビのRF(無線周波数)入力端子に入力するA/V(オーディオ/ビデオ)入力選択手段と、放送チャンネル情報とテレビ及び他のセットトップボックスとの連動を支援するウェブサイトで所望の放送チャンネルを選択する時、当該セットトップボックス及びテレビ制御のためのリモコン信号を送出し、前記A/V入力選択手段のスイッチング制御信号を出力するインターネットセットトップボックスと、前記インターネットセットトップボックスから送出されるリモコン信号を反射してテレビ及び当該セットトップボックスを作動させるリモコン信号反射器と、を含んで構成されることを特徴とするインターネットセットトップボックスを用いたウェブとテレビチャンネル連動装置が知られている(引用文献1)。
【0007】
前記発明は、複数のビデオ出力機器をコントロールするためのセットトップボックス及びそれが独自に生成したリモコンコードを反射装置に反射させて各種ビデオ出力機器のビデオ出力を制御するためのものである。従って、本願発明のようなドングル(ハードウェアキー)を活用した認証方式については、全然記載がない。
【0008】
またコンテンツデータの構造を変換して送信し、これを受信時に復元する方法は暗号等で一般に行われている(特許文献2)。
【0009】
前記の外、普通に使用されているのは、ユーザ名及びパスワードを暗号化して送信する、いわゆる暗号使用の方法は、コンピュータの発達によって、容易に解読される問題点があった。
【0010】
またブラウザソフトや、オペレーティングシステムのシェアの大きな一部特定メーカーに依存した動画配信サービスにおいては、オペレーティングシステムや、ブラウザソフトが脆弱性であったために、動画配信サービスそのものの脆弱性に直結しているとされていた。
【0011】
そこで前記オペレーティングシステムやブラウザソフトの脆弱性に依存しない独立したアプリケーションにより、より強いセキュリティを確立しようとするものである。
【0012】
従来著作権者と連結されて複数の著作物を受信して使用者端末機に提供するインターネット放送のコンテンツ委託営業システムにおいて、前記著作物のコンテンツデータの構造を変換して、前記使用者端末機に送信し、前記変換されたコンテンツデータの構造を復元するのに必要な復元情報を作成するコンテンツデータ管理サーバ、前記変換されたコンテンツデータの構造を復元するのに必要な復元情報を保有するデータ保存部、前記変換されたデータの構造を有する著作物のコンテンツをインターネットを通じて、または無料配布所を通じて使用者端末機に提供する無料コンテンツ提供部を含み、前記コンテンツデータ、管理サーバは、前記使用者端末機が、前記コンテンツデータ管理サーバに接続すると、前記データ保存部に保存されている復元情報を前記使用者端末機に送信して、前記使用者端末機に既に保存されている変換されたコンテンツデータを変更される前コンテンツデータに完全に復元して実行されるようにした発明の提案がある(特表2005−517313)。
【0013】
即ち前記公知の技術は、暗号の場合と同様に変換して送信し、復元して見るという同一手法を用いている。
【0014】
従って実用上は、変換と、復元の繰り返しとして暗号と同一の複雑な器機が必要となり、複雑化は免れない問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この発明は、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを組み合わせ、USBフラッシュメモリをドングルとして用いるので、唯一のシリアルナンバーにより区別され、不正使用は不可能になっている。
【0016】
即ちUSBフラッシュメモリは、その物だけが保有するシリアルナンバーがあるので、他を全部合せても、ベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせの相違によって認証が受けられなくなる。換言すれば、USBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせは1つだけであるから、流用ができないものであり、他者の入り込む余地を確実に防止し得ると共に、これを解除することはきわめて困難である。
【0017】
前記USBフラッシュメモリのもつベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをユーザ認証に活用することによって、USBフラッシュメモリはドングルとしての機能を併せ持つことになる。
【0018】
即ちこの発明は、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法である。また、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、ユーザ名とパスワードにソフトウェアのインストールで使用されているソフトウェアによるUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーを組み合せ、これをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法であり、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせを暗号化し、これをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法である。
【0019】
更に他の発明は、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、ユーザ名とパスワードに、ソフトウェアのインストールで使用されているソフトウェアによるベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーを組み合せ、これを暗号化したものをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法であり、インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供するコンテンツ委託営業の際の認証システムにおいて、前記配信系に認証サーバを導入して、前記著作物のコンテンツデータと、ユーザID及びUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせとを、前記使用端末機に送信する送信手段と、前記送信されたコンテンツデータを復元するUSBTV Playerと、前記ユーザIDとベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせの一致、不一致を決める認証サーバと、認証サーバの配信可能ユーザに配信可能チャンネルを指示する認証可否の指示手段とを組み合せたことを特徴とするインターネット配信の受信者認証システムである。
【0020】
また他の発明は、フラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせを暗号化して送信し、受信側に前記暗号を復号化する手段を備えたものである。
【0021】
前記のように、この発明はUSBフラッシュメモリの固有のベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをユーザの認証のドングルとして使用するので、極めて強固な不正アクセス防止となる。前記USBフラッシュメモリは固有のベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせであって、他に同一ナンバーは存在しないので、解読などの対象となることのない、確実なドングルである。
【0022】
そこでユーザIDと、フラッシュメモリとをドングルとすれば、不正防止が更に向上すると共に、前記両者を暗号送信することにより、益々強固なセキュリティとなることは疑いない。
【0023】
然してUSBフラッシュメモリのもつベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせは別製するものでなく、製造時に自動的に付与されるものであるから、ドングル生成の為の費用は皆無である。従来高度のセキュリティ程その器機又はソフトに多額の製作費を必要としたが、ベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせは自動的に付与されるので、何等の費用を要しない利点がある。
【0024】
この発明には次の利点(特徴)がある。
【0025】
(1)開発・生産コストの削減ができる。
【0026】
通常、インターネット回線網を利用したサービスやアプリケーションソフトウェアの不正コピー防止策としてドングル(ハードウェアキー)を開発する場合、パーソナルコンピュータ等に標準仕様で搭載されている外部入出力用インタフェース(シリアルポート、プリンタポート、キーボード・マウス用インタフェースポート、USBポート等)に接続する専用ハードウェアを開発する必要があった。また、専用ハードウェアにはさらに個々の製品に割り当てられているシリアルナンバー等に相当する固有の情報をROM(Read Only Memory)に書き込む必要があり、開発コストや生産コストの面で決して効率の良いものとは言えなかった。
【0027】
然るにこの発明のUSBTV Playerでは、このような開発コストや生産コストを大幅に削減することが可能である。なぜならば、専用のハードウェアの開発及び生産をすることなく、確実なドングルの機能を実現することができるからである。具体的には、USBインタフェースの規格に基づいてUSBインタフェースにより接続できる製品にはベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせが付与されている。従って、このベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをハードウェアキーとして使用し、USBTV Playerのアプリケーションソフトウェアが格納されているUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせそのものをドングルとして活用しようというものである。
【0028】
(2)不正コピー防止ができる。
【0029】
一般的な動画配信サービスやインターネット回線網を利用した様々なサービスにおいて、ユーザ認証の手段は殆どの場合が、ユーザ名とパスワードの照合の手段を取っている。このような認証方式の場合、ユーザ名とパスワードを盗まれてしまうと誰でも簡単に特定個人を装って簡単にサービスを不正に利用することができる。
【0030】
この発明のUSBTV Playerでは、このよぅに簡単に不正コピーを行われないようにするために、前述のようなユーザ認証方式もしくは、ソフトウェアのインストール等で使用されるソフトウェアによるシリアルナンバー(他に、CDキーやプロダクトキーと呼ばれたりもしている)と組み合せて、USBフラッシュメモリ内に格納されている固有のベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをハードウェアキーとして使用し、これを不正コピー防止策を実施している。
【0031】
このようなハードウェアキーによる認証方式は、インターネット回線に接続されたコンピュータ等であれば、認証サーバを導入することだけで簡単に実現できる。また、この認証方式は動画配信サービスに限ったものではなく、アプリケーションソフトウェアの配布等でも利用することができる認証方式でもある。従って、前記にもアプリケーションソフトウェアの配布にも利用できる。
【0032】
(3)この発明のベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせ方式以外の様々な認証方式との組み合せもできる。
【0033】
現在開発しているUSBTV Playerが持つハードウェアキーによる認証方式はハードウェアキーをサーバに送信する際に暗号化を行ったり、サーバにハードウェアキーを送信する際に送信時間を種(シード)として符号化処理を行うことも可能である。
【0034】
また、前述のようなユーザ名とパスワードによる認証やプロダクトキーによる認証等のその他の様々な認証方式と組み合せて使用することも可能であり、USBフラッシュメモリに付与されているベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせを認証に使用する方式はこれまでの認証方式をより強固なものにする上で必要不可欠な認証方式である。
【発明の効果】
【0035】
この発明によれば、USBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをドングルとして用いるので、低コストで確実な不正アクセス防止ができる効果がある。
【0036】
また前記のように簡易に不正アクセス防止が直ちにできる利点がある。
【0037】
更にユーザ名と、パスワードのような従来知られている不正アクセス防止方式と組み合せ、又はこれらを暗号化して一層強固な不正アクセス防止ができる効果がある。即ちこの発明の方法は、他の方法と組み合せ利用が容易である効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
この発明は、著作物(例えば動画)を配信する際に、ユーザIDと一緒にUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせを送信する。そこで認証サーバにおいてユーザIDと一緒に送られたUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせと、受信希望のユーザIDとベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせとを比較し、一致する場合には配信可能チャンネルを表示し、これを動画サーバに伝える。そこで表示されたチャンネルでは、動画コンテンツの再生が開始され、表示されたチャンネルで、動画を見ることができる。
【0039】
前記において、ユーザID又はベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせの何れか1つが相違している場合には、認証失敗となるので、不正アクセスは確実に遮断される。
【実施例1】
【0040】
この発明の実施例を図1について説明すると、図1は、USBTV Playerのクライアントアプリケーションと、サーバアプリケーションの大略の構成を示すものである。前記USBTV PlayerにおいてユーザIDの確認の他に、USBフラッシュメモリに固有に割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを同時に送信することにより、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリをドングル(ハードウェアキーの一種)としても利用しているため、第三者が別のUSBフラッシュメモリにUSBTV Playerをコピーしても、USBフラッシュメモリ、ベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーの全てが一致しないと認証されないため、シリアルナンバーのみが不一致の場合でも認証サーバはNAK応答を返し、動画サーバへの接続は行えない仕組みとなっている。
【0041】
次に図2について説明すると、インターネットを介し、動画と、ユーザIDと、USBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせが送信されると、USBTV Playerが起動し、動画サーバが配信準備を完了する。この場合に、契約者から配信希望が出ていると、認証サーバが自動的に作動するので、まずプロダクトキーによる認証が行なわれる。ここで認証成功すると、USBフラッシュメモリのシリアルナンバーを抽出する。そこでUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせを送信し、予め受信されているベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせと一致した場合には、認証は成功したものと認められ、動画コンテンツの再生が開始される。
【0042】
前記におけるプロダクトキーによる認証が失敗した場合には、料金徴収画面又は登録確認画面へ導かれる。前記におけるUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせ送信の確認に失敗したならば、前記認証の失敗は、登録確認画面へつながれる。
【0043】
前記のように、ユーザIDとベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせをドングルとして、認証の一致、不一致を決めることになるが、ベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせは、各USBフラッシュメモリの固有のナンバーであるから、これが相違することは、ユーザIDと一致するUSBフラッシュメモリでないことになり、不正アクセスはできない(動画が再生されない)。ユーザIDとUSBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせが一致した場合のみ動画が再生される。
【0044】
前記USBフラッシュメモリのベンダーID、プロダクトIDとシリアルナンバーの組み合わせは特定されているので、前記認証は正確であり、不正アクセスは未然にチェックされる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明の実施例のUSBTV Playerの認証方式を示すブロック図。
【図2】同じくUSBTV Playerの動画再生までの流れを示すブロック図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを組み合わせ、USBフラッシュメモリをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法。
【請求項2】
インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、ユーザ名とパスワードにソフトウェアのインストールで使用されているソフトウェアによるUSBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを組み合わせ、USBフラッシュメモリをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法。
【請求項3】
インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、USBTV Playerが格納されているUSBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを組み合わせて暗号化し、USBフラッシュメモリをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法。
【請求項4】
インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供する為の認証方法において、前記配信系に認証サーバを導入して、ユーザ名とパスワードに、ソフトウェアのインストールで使用されているソフトウェアによるシリアルナンバーを組み合せ、これを暗号化したものをドングルとして用いることを特徴としたインターネット配信の受信者認証方法。
【請求項5】
インターネットを介して配信される著作物を、認証された特定の契約者たる使用端末機にのみ提供するコンテンツ委託営業の際の認証システムにおいて、前記配信系に認証サーバを導入して、前記著作物のコンテンツデータと、ユーザID及びUSBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーとを、前記使用端末機に送信する送信手段と、前記送信されたコンテンツデータを復元するUSBTV Playerと、前記ユーザIDとシリアルナンバーの一致、不一致を決める認証サーバと、認証サーバの配信可能ユーザに配信可能チャンネルを指示する認証可否の指示手段とを組み合せたことを特徴とするインターネット配信の受信者認証システム。
【請求項6】
USBフラッシュメモリに割り当てられているベンダーID、プロダクトID、シリアルナンバーを暗号化して送信し、受信側に前記暗号を復号化する手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のインターネット配信の受信者認証システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−305099(P2007−305099A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−250176(P2006−250176)
【出願日】平成18年9月15日(2006.9.15)
【出願人】(506353747)
【出願人】(306008827)株式会社ワールドテレビ (1)
【Fターム(参考)】