ウイルス、スパイウェア及びハッカー保護特徴を有する仮想処理空間における分離マルチプレクス型多次元処理
情報機器、計算装置、或いは他のプロセッサ又はマイクロプロセッサベースの装置又はシステムは、セキュリティ、並びにウイルス防止、ハッカー防止、及びサイバーテロ防止特徴を提供し、多数の順次又は同時のそして間欠的に分離及び/又は制限された計算環境を自動的に生成して、それら計算環境を、データを移動及びコピーする制限及び制御された方法に関連して、それら計算環境及びデータ記憶装置に位置するマリシャスコードを破壊するプロセスに結合して使用することにより、ウイルス、マリシャス又は他のコンピュータハッカー、コンピュータ又は装置の崩壊及び故障を防止することができる。単一の物理的プロセッサで実行される多数のプロセスの分離を維持するためのシステム、装置、アーキテクチャー及び方法でストリームを時間マルチプレクス処理する。仮想多次元処理空間及び仮想処理環境。単一CPUにおける時間的マルチプレクス処理。アドレス制御及びマッピングを使用するプロセス分離。物理的及び/又は仮想処理又は計算空間において多数のプロセスを選択し、構成し、スイッチングし、及び/又はマルチプレクシングして、物理的及び/又は仮想処理又は計算環境を生成する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2データの実行による第1データの汚染を防止する方法において、
ソースと処理ロジックとの間に第1分離装置(デバイス)を、そして処理ロジックと受信器との間に第2分離装置(デバイス)を介在させるステップであって、前記第1及び第2の分離装置の各々は、前記ソースから、前記受信器から、又は前記処理ロジックから前記分離装置へ入り込む命令を実行できないものであり、そして前記処理ロジックへのアクセス、及び前記処理ロジックによる前記ソース又は受信器側での命令の実行を防止するようなステップと、
前記ソースから前記第1分離装置を経て前記処理ロジックへ前記第2データを通信するステップと、
前記処理ロジックで前記第2データを処理して第1の結果を発生するステップと、
前記処理ロジックから前記第2分離装置を経て前記受信器へ前記第1結果を通信するステップと、を備えた方法。
【請求項2】
前記第1及び第2の分離装置は、2進ビット又は複数の2進ビットでコピー動作を行うことしかできないので、命令を実行することはできない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コピー動作は前記処理ロジックの外部で実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1及び第2の分離装置は同じ装置である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1及び第2の分離装置は異なる装置である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
第2データの実行による第1データの汚染を防止する方法において、
処理ロジック及び受信器からソースを分離するステップであって、分離されたソース及び分離された受信器は、前記受信器から又は前記処理ロジックから前記分離されたソースへ入り込む命令を実行できないものであり、そして前記処理ロジックへのアクセス、及び前記処理ロジックによる前記ソース又は受信器側での命令の実行を防止するようなステップと、
前記ソースから前記処理ロジックへ第2データを分離モードで通信するステップと、
前記処理ロジックで前記第2データを処理して第1の結果を発生するステップと、
前記処理ロジックから前記受信器へ分離モードで前記第1結果を通信するステップと、を備えた方法。
【請求項7】
前記分離は論理的な分離である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記分離は物理的分離である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ソース及び受信器は記憶装置の位置であり、そして前記分離はアドレス制御手順を使用して達成される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記アドレス制御手順は、コンピュータ内の制御レベルをオペレーティングシステムより低く抑制して、あるメモリ位置を隠すと共に、他のメモリ位置をプロセスに利用できるようにすることを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
プログラム及びデータのための第1記憶装置と、プロセッサロジックとを有し、そしてユーザデータを含むタスクを遂行するためのコンピュータプログラム命令を実行する形式の情報機器において、個別の制御処理環境及びユーザ処理環境が生成され及び維持されて、(1)未知の又は信頼性のないコンテンツを有するユーザデータは、制御処理ロジック環境において、ユーザデータに埋め込まれたコンピュータプログラムコード命令を実行できるコンピュータプログラムコードに対して露出(expose)されず、そして(2)未知の又は信頼性のないコンテンツを有するユーザデータは、ユーザ処理ロジック環境において、第1記憶装置から分離されたときに、第1記憶装置とは異なる一時的記憶装置のみに露出されるようにしたことを特徴とする情報機器。
【請求項12】
少なくとも1つの命令を実行するための少なくとも1つの処理ロジック装置と、
第1データ、及び前記少なくとも1つの命令を含むと共にユーザデータを含む第1プログラムコードを記憶するための第1記憶装置と、
第2データを記憶するための第2記憶装置と、
自動制御のもとで前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置及び/又は前記第2記憶装置に選択可能に独立して結合及び分離するためのスイッチングシステムであって、前記処理ロジック装置から少なくとも1つの制御信号を受信して前記スイッチングシステムの状態を選択するためのスイッチングシステムと、を備え、
前記処理ロジック装置は、制御コンフィギュレーション及びユーザデータコンフィギュレーションにおいて、次の条件に基づいて動作し、即ち、
(i)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置と結合されてもよく、
(ii)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置と結合されないか、又は既知の情報を通信するように限定的に結合されるだけでよく、
(iii)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第2記憶装置と結合されてもよく、そして、
(iv)前記処理ロジック装置は、前記第1記憶装置から前記第2記憶装置へ又は前記第2記憶装置から前記第1記憶装置へデータアイテムをコピーすることしかできないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に結合されてもよい、というように動作する情報機器。
【請求項13】
前記スイッチングシステムは、前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に少なくとも次の仕方で、即ち(i)前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置のみに結合し、(ii)前記処理ロジック装置を前記第2記憶装置のみに結合し、(iii)前記処理ロジック装置を前記第1及び第2記憶装置に同時に結合し、(iv)前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置にも第2記憶装置にも結合しない、というように結合し又は分離することができる請求項12に記載の情報機器。
【請求項14】
前記処理ロジック装置はマイクロプロセッサを含む、請求項12に記載の情報機器。
【請求項15】
前記処理ロジック装置は、マイクロプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、ロジック回路、プログラム可能なロジック回路、及びそれらの組合せより成る処理ロジック回路のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項16】
前記情報機器は、コンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルデータアシスタント、パーソナルデータオーガナイザー、セルラー電話、移動電話、無線受信器、無線送信器、GPS受信器、衛星電話、自動車搭載コンピュータ、航空機搭載コンピュータ、ナビゲーション装置、家庭用機器、印刷装置、走査装置、カメラ、電子カメラ、テレビ受像機、放送制御システム、電子計器、医療監視装置、セキュリティ装置、環境制御システム、電子装置、ネットワーク機器、及びそれらの組合せを含む情報機器のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項17】
前記第1データ記憶装置及び第2データ記憶装置は、独立して選択可能であり、そして回転磁気ハードディスクドライブ、回転磁気フロッピーディスクドライブ、CD、DVD、半導体メモリ、ソリッドステートメモリ、化学的メモリ、磁気メモリ、分子メモリ、マイクロドライブ、フラッシュメモリ、コンパクトフラッシュカードメモリ、RAMメモリ、ROMメモリ、及びそれらの組合せを含む記憶装置のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項18】
前記少なくとも1つの処理ロジック装置は、複数の処理ロジック装置を含む、請求項12に記載の情報機器。
【請求項19】
前記複数の処理ロジック装置の少なくとも1つは、少なくとも1つのマイクロプロセッサを含み、そして前記少なくとも1つの命令は、オペレーティングシステムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメント及びアプリケーションプログラムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメントを含み、更に、前記スイッチングシステムは、マイクロプロセッサを前記第1及び第2の記憶装置に選択的に結合及び分離するようにスイッチコンフィギュレーションを変更するスイッチ制御コマンドを受け取るために前記マイクロプロセッサに結合可能である、請求項18に記載の情報機器。
【請求項20】
前記複数の処理ロジック装置は、前記処理ロジック装置の1つを実行する自動制御システムにより、間欠的順次に分離されそして通信的に制約される、請求項19に記載の情報機器。
【請求項21】
前記第2記憶装置は、それが前記処理ロジック装置に結合されたときには処理オペレーション中に一時的記憶装置として働き、そして各処理が行われた後に、処理がエラー状態で完了する場合又はエラー状態を伴わずに完了する場合で独立して自動的に消去されるように構成され、更に、エラー状態は、ウイルス又は他のマリシャスコード(malicious code)実行の検出を含む、請求項19に記載の情報機器。
【請求項22】
前記複数の処理ロジック装置及び少なくとも前記第1及び第2の記憶装置は、決定された特性を有する計算環境を生成するように動的に構成可能である、請求項20に記載の情報機器。
【請求項23】
前記第1記憶装置は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム要素と、ユーザデータの保護されたコピーとを有するマスターテンプレートファイルを記憶する、請求項11に記載の情報機器。
【請求項24】
少なくとも1つの命令を実行するための少なくとも1つの処理ロジック装置と、第1データ、及び前記少なくとも1つの命令を含むと共にユーザデータを含む第1プログラムコードを記憶するための第1記憶装置と、第2データを記憶するための第2記憶装置とを有する形式の情報機器を操作する方法において、
スイッチングシステムの条件を選択するために前記処理ロジック装置から少なくとも1つの制御信号を受信した際に、前記処理ロジック装置を自動制御のもとで前記第1記憶装置及び/又は前記第2記憶装置と結合し及び分離するように選択的に及び独立してスイッチングするステップと、
次の条件に基づいて制御コンフィギュレーション及びユーザデータコンフィギュレーションで前記処理ロジック装置を操作するステップであって、
(i)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を許し、
(ii)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を許さないか又は前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を限定的に許して既知の情報を通信するのみとし、
(iii)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第2記憶装置との結合を許し、そして、
(iv)前記第1記憶装置から前記第2記憶装置へ又は前記第2記憶装置から前記第1記憶装置へデータアイテムをコピーすることしかできないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置及び第2記憶装置との結合を許す、
というように操作するステップと、を備えた方法。
【請求項25】
前記処理ロジック装置が前記第2記憶装置を使用してユーザデータを処理した後に前記第2記憶装置を消去するステップを更に備えた、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項26】
前記情報機器は、コンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルデータアシスタント、パーソナルデータオーガナイザー、セルラー電話、移動電話、無線受信器、無線送信器、GPS受信器、衛星電話、自動車搭載コンピュータ、航空機搭載コンピュータ、ナビゲーション装置、家庭用機器、印刷装置、走査装置、カメラ、電子カメラ、テレビ受像機、放送制御システム、電子計器、医療監視装置、セキュリティ装置、環境制御システム、電子装置、ネットワーク機器、及びそれらの組合せを含む情報機器のセットから選択される、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの処理ロジック装置は、複数の処理ロジック装置を含む、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項28】
前記複数の処理ロジック装置の少なくとも1つは、少なくとも1つのマイクロプロセッサを含み、そして前記少なくとも1つの命令は、オペレーティングシステムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメント及びアプリケーションプログラムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメントを含み、更に、前記スイッチングシステムは、前記マイクロプロセッサを前記第1及び第2の記憶装置に選択可能に結合及び分離するようにスイッチコンフィギュレーションを変更するスイッチ制御コマンドを受け取るために前記マイクロプロセッサに結合可能である、請求項27に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項29】
あるフォームファクタのコンピュータPCカード及び複数のPCCardBusインターフェイス接続を有するハウジングと;
前記ハウジング内に配置された複数のプロセッサと;
前記ハウジング内に配置されるか又はそれに結合された複数のデータ記憶装置と;
少なくともユーザデータを記憶するために前記複数のデータ記憶装置から選択された保護データ記憶装置部分と;
前記複数のデータ記憶装置に結合されたデータ記憶装置スイッチシステムであって、前記ハウジング内に配置された1つ以上のデータ記憶装置との通信を構成するためにデータ記憶装置スイッチコンフィギュレーションで結合されたスイッチシステムと;
少なくとも1つの周辺機器に結合されたI/Oスイッチシステムであって、前記ハウジング内に配置された前記周辺機器との通信を構成するために複数の特色を含むI/Oシステムコンフィギュレーションで結合されたI/Oシステムと;
複数の計算環境であって、その各々の計算環境は、少なくとも1つのプロセッサを備えそして前記複数の特色から選択された少なくとも1つの特色で識別され、更に、
前記データ記憶装置スイッチに結合されたデータ記憶装置スイッチ通信経路であって、少なくとも1つのデータ記憶装置を、前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションに基づいて前記計算環境に結合するようなデータ記憶装置スイッチ通信経路、及び、
前記I/Oスイッチシステムに結合されたI/Oスイッチ計算経路であって、前記周辺機器を、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションに基づいて前記計算環境に結合するためのI/Oスイッチ通信経路、を含み、
更に、前記計算環境は、前記I/Oスイッチシステムから入力を受信しそして前記I/Oスイッチシステムへ出力を送信することを含む処理アクティビティを実行することができ、前記処理アクティビティは、別の計算環境の前記処理アクティビティとは独立して実行されるような計算環境と;
前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションを構成し、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションを構成するために前記複数の計算環境から選択された制御計算環境であって、前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションがこの制御計算環境と前記保護データ記憶装置との間の通信をサポートするような制御計算環境と;
前記複数の計算環境から選択された少なくとも1つのユーザ分離計算環境と;を備え、 前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションは、受信した入力を前記計算環境の少なくとも1つへ向けるように構成され、更に、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションは、前記複数の計算環境の1つ以上により発生された出力を前記周辺機器へ向けるように構成された情報処理装置。
【請求項30】
前記複数のプロセッサは、マイクロプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、ロジック回路、プログラム可能なロジック回路、及びそれらの組合せより成る処理ロジック回路のセットから独立して選択され、そして、
前記複数のデータ記憶装置は、独立して選択可能であって、回転磁気ハードディスクドライブ、回転磁気フロッピーディスクドライブ、CD、DVD、半導体メモリ、ソリッドステートメモリ、化学的メモリ、磁気メモリ、分子メモリ、マイクロドライブ、フラッシュメモリ、コンパクトフラッシュカードメモリ、RAMメモリ、ROMメモリ、及びそれらの組合せを含む記憶装置のセットから選択される請求項29に記載の情報処理装置。
【請求項1】
第2データの実行による第1データの汚染を防止する方法において、
ソースと処理ロジックとの間に第1分離装置(デバイス)を、そして処理ロジックと受信器との間に第2分離装置(デバイス)を介在させるステップであって、前記第1及び第2の分離装置の各々は、前記ソースから、前記受信器から、又は前記処理ロジックから前記分離装置へ入り込む命令を実行できないものであり、そして前記処理ロジックへのアクセス、及び前記処理ロジックによる前記ソース又は受信器側での命令の実行を防止するようなステップと、
前記ソースから前記第1分離装置を経て前記処理ロジックへ前記第2データを通信するステップと、
前記処理ロジックで前記第2データを処理して第1の結果を発生するステップと、
前記処理ロジックから前記第2分離装置を経て前記受信器へ前記第1結果を通信するステップと、を備えた方法。
【請求項2】
前記第1及び第2の分離装置は、2進ビット又は複数の2進ビットでコピー動作を行うことしかできないので、命令を実行することはできない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コピー動作は前記処理ロジックの外部で実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1及び第2の分離装置は同じ装置である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1及び第2の分離装置は異なる装置である、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
第2データの実行による第1データの汚染を防止する方法において、
処理ロジック及び受信器からソースを分離するステップであって、分離されたソース及び分離された受信器は、前記受信器から又は前記処理ロジックから前記分離されたソースへ入り込む命令を実行できないものであり、そして前記処理ロジックへのアクセス、及び前記処理ロジックによる前記ソース又は受信器側での命令の実行を防止するようなステップと、
前記ソースから前記処理ロジックへ第2データを分離モードで通信するステップと、
前記処理ロジックで前記第2データを処理して第1の結果を発生するステップと、
前記処理ロジックから前記受信器へ分離モードで前記第1結果を通信するステップと、を備えた方法。
【請求項7】
前記分離は論理的な分離である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記分離は物理的分離である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ソース及び受信器は記憶装置の位置であり、そして前記分離はアドレス制御手順を使用して達成される、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記アドレス制御手順は、コンピュータ内の制御レベルをオペレーティングシステムより低く抑制して、あるメモリ位置を隠すと共に、他のメモリ位置をプロセスに利用できるようにすることを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
プログラム及びデータのための第1記憶装置と、プロセッサロジックとを有し、そしてユーザデータを含むタスクを遂行するためのコンピュータプログラム命令を実行する形式の情報機器において、個別の制御処理環境及びユーザ処理環境が生成され及び維持されて、(1)未知の又は信頼性のないコンテンツを有するユーザデータは、制御処理ロジック環境において、ユーザデータに埋め込まれたコンピュータプログラムコード命令を実行できるコンピュータプログラムコードに対して露出(expose)されず、そして(2)未知の又は信頼性のないコンテンツを有するユーザデータは、ユーザ処理ロジック環境において、第1記憶装置から分離されたときに、第1記憶装置とは異なる一時的記憶装置のみに露出されるようにしたことを特徴とする情報機器。
【請求項12】
少なくとも1つの命令を実行するための少なくとも1つの処理ロジック装置と、
第1データ、及び前記少なくとも1つの命令を含むと共にユーザデータを含む第1プログラムコードを記憶するための第1記憶装置と、
第2データを記憶するための第2記憶装置と、
自動制御のもとで前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置及び/又は前記第2記憶装置に選択可能に独立して結合及び分離するためのスイッチングシステムであって、前記処理ロジック装置から少なくとも1つの制御信号を受信して前記スイッチングシステムの状態を選択するためのスイッチングシステムと、を備え、
前記処理ロジック装置は、制御コンフィギュレーション及びユーザデータコンフィギュレーションにおいて、次の条件に基づいて動作し、即ち、
(i)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置と結合されてもよく、
(ii)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置と結合されないか、又は既知の情報を通信するように限定的に結合されるだけでよく、
(iii)前記処理ロジック装置は、信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第2記憶装置と結合されてもよく、そして、
(iv)前記処理ロジック装置は、前記第1記憶装置から前記第2記憶装置へ又は前記第2記憶装置から前記第1記憶装置へデータアイテムをコピーすることしかできないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に結合されてもよい、というように動作する情報機器。
【請求項13】
前記スイッチングシステムは、前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に少なくとも次の仕方で、即ち(i)前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置のみに結合し、(ii)前記処理ロジック装置を前記第2記憶装置のみに結合し、(iii)前記処理ロジック装置を前記第1及び第2記憶装置に同時に結合し、(iv)前記処理ロジック装置を前記第1記憶装置にも第2記憶装置にも結合しない、というように結合し又は分離することができる請求項12に記載の情報機器。
【請求項14】
前記処理ロジック装置はマイクロプロセッサを含む、請求項12に記載の情報機器。
【請求項15】
前記処理ロジック装置は、マイクロプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、ロジック回路、プログラム可能なロジック回路、及びそれらの組合せより成る処理ロジック回路のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項16】
前記情報機器は、コンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルデータアシスタント、パーソナルデータオーガナイザー、セルラー電話、移動電話、無線受信器、無線送信器、GPS受信器、衛星電話、自動車搭載コンピュータ、航空機搭載コンピュータ、ナビゲーション装置、家庭用機器、印刷装置、走査装置、カメラ、電子カメラ、テレビ受像機、放送制御システム、電子計器、医療監視装置、セキュリティ装置、環境制御システム、電子装置、ネットワーク機器、及びそれらの組合せを含む情報機器のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項17】
前記第1データ記憶装置及び第2データ記憶装置は、独立して選択可能であり、そして回転磁気ハードディスクドライブ、回転磁気フロッピーディスクドライブ、CD、DVD、半導体メモリ、ソリッドステートメモリ、化学的メモリ、磁気メモリ、分子メモリ、マイクロドライブ、フラッシュメモリ、コンパクトフラッシュカードメモリ、RAMメモリ、ROMメモリ、及びそれらの組合せを含む記憶装置のセットから選択される、請求項12に記載の情報機器。
【請求項18】
前記少なくとも1つの処理ロジック装置は、複数の処理ロジック装置を含む、請求項12に記載の情報機器。
【請求項19】
前記複数の処理ロジック装置の少なくとも1つは、少なくとも1つのマイクロプロセッサを含み、そして前記少なくとも1つの命令は、オペレーティングシステムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメント及びアプリケーションプログラムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメントを含み、更に、前記スイッチングシステムは、マイクロプロセッサを前記第1及び第2の記憶装置に選択的に結合及び分離するようにスイッチコンフィギュレーションを変更するスイッチ制御コマンドを受け取るために前記マイクロプロセッサに結合可能である、請求項18に記載の情報機器。
【請求項20】
前記複数の処理ロジック装置は、前記処理ロジック装置の1つを実行する自動制御システムにより、間欠的順次に分離されそして通信的に制約される、請求項19に記載の情報機器。
【請求項21】
前記第2記憶装置は、それが前記処理ロジック装置に結合されたときには処理オペレーション中に一時的記憶装置として働き、そして各処理が行われた後に、処理がエラー状態で完了する場合又はエラー状態を伴わずに完了する場合で独立して自動的に消去されるように構成され、更に、エラー状態は、ウイルス又は他のマリシャスコード(malicious code)実行の検出を含む、請求項19に記載の情報機器。
【請求項22】
前記複数の処理ロジック装置及び少なくとも前記第1及び第2の記憶装置は、決定された特性を有する計算環境を生成するように動的に構成可能である、請求項20に記載の情報機器。
【請求項23】
前記第1記憶装置は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム要素と、ユーザデータの保護されたコピーとを有するマスターテンプレートファイルを記憶する、請求項11に記載の情報機器。
【請求項24】
少なくとも1つの命令を実行するための少なくとも1つの処理ロジック装置と、第1データ、及び前記少なくとも1つの命令を含むと共にユーザデータを含む第1プログラムコードを記憶するための第1記憶装置と、第2データを記憶するための第2記憶装置とを有する形式の情報機器を操作する方法において、
スイッチングシステムの条件を選択するために前記処理ロジック装置から少なくとも1つの制御信号を受信した際に、前記処理ロジック装置を自動制御のもとで前記第1記憶装置及び/又は前記第2記憶装置と結合し及び分離するように選択的に及び独立してスイッチングするステップと、
次の条件に基づいて制御コンフィギュレーション及びユーザデータコンフィギュレーションで前記処理ロジック装置を操作するステップであって、
(i)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を許し、
(ii)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を許さないか又は前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置との結合を限定的に許して既知の情報を通信するのみとし、
(iii)信頼性のないコンテンツを有するか又は既知の制御環境内に発生しなかったデータアイテムを実行できるプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第2記憶装置との結合を許し、そして、
(iv)前記第1記憶装置から前記第2記憶装置へ又は前記第2記憶装置から前記第1記憶装置へデータアイテムをコピーすることしかできないプログラム命令が前記処理ロジックにロードされたときには、前記処理ロジック装置と前記第1記憶装置及び第2記憶装置との結合を許す、
というように操作するステップと、を備えた方法。
【請求項25】
前記処理ロジック装置が前記第2記憶装置を使用してユーザデータを処理した後に前記第2記憶装置を消去するステップを更に備えた、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項26】
前記情報機器は、コンピュータ、ノートブックコンピュータ、パーソナルデータアシスタント、パーソナルデータオーガナイザー、セルラー電話、移動電話、無線受信器、無線送信器、GPS受信器、衛星電話、自動車搭載コンピュータ、航空機搭載コンピュータ、ナビゲーション装置、家庭用機器、印刷装置、走査装置、カメラ、電子カメラ、テレビ受像機、放送制御システム、電子計器、医療監視装置、セキュリティ装置、環境制御システム、電子装置、ネットワーク機器、及びそれらの組合せを含む情報機器のセットから選択される、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項27】
前記少なくとも1つの処理ロジック装置は、複数の処理ロジック装置を含む、請求項24に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項28】
前記複数の処理ロジック装置の少なくとも1つは、少なくとも1つのマイクロプロセッサを含み、そして前記少なくとも1つの命令は、オペレーティングシステムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメント及びアプリケーションプログラムからの複数のコンピュータプログラムコードセグメントを含み、更に、前記スイッチングシステムは、前記マイクロプロセッサを前記第1及び第2の記憶装置に選択可能に結合及び分離するようにスイッチコンフィギュレーションを変更するスイッチ制御コマンドを受け取るために前記マイクロプロセッサに結合可能である、請求項27に記載の情報機器を操作する方法。
【請求項29】
あるフォームファクタのコンピュータPCカード及び複数のPCCardBusインターフェイス接続を有するハウジングと;
前記ハウジング内に配置された複数のプロセッサと;
前記ハウジング内に配置されるか又はそれに結合された複数のデータ記憶装置と;
少なくともユーザデータを記憶するために前記複数のデータ記憶装置から選択された保護データ記憶装置部分と;
前記複数のデータ記憶装置に結合されたデータ記憶装置スイッチシステムであって、前記ハウジング内に配置された1つ以上のデータ記憶装置との通信を構成するためにデータ記憶装置スイッチコンフィギュレーションで結合されたスイッチシステムと;
少なくとも1つの周辺機器に結合されたI/Oスイッチシステムであって、前記ハウジング内に配置された前記周辺機器との通信を構成するために複数の特色を含むI/Oシステムコンフィギュレーションで結合されたI/Oシステムと;
複数の計算環境であって、その各々の計算環境は、少なくとも1つのプロセッサを備えそして前記複数の特色から選択された少なくとも1つの特色で識別され、更に、
前記データ記憶装置スイッチに結合されたデータ記憶装置スイッチ通信経路であって、少なくとも1つのデータ記憶装置を、前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションに基づいて前記計算環境に結合するようなデータ記憶装置スイッチ通信経路、及び、
前記I/Oスイッチシステムに結合されたI/Oスイッチ計算経路であって、前記周辺機器を、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションに基づいて前記計算環境に結合するためのI/Oスイッチ通信経路、を含み、
更に、前記計算環境は、前記I/Oスイッチシステムから入力を受信しそして前記I/Oスイッチシステムへ出力を送信することを含む処理アクティビティを実行することができ、前記処理アクティビティは、別の計算環境の前記処理アクティビティとは独立して実行されるような計算環境と;
前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションを構成し、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションを構成するために前記複数の計算環境から選択された制御計算環境であって、前記データ記憶装置スイッチコンフィギュレーションがこの制御計算環境と前記保護データ記憶装置との間の通信をサポートするような制御計算環境と;
前記複数の計算環境から選択された少なくとも1つのユーザ分離計算環境と;を備え、 前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションは、受信した入力を前記計算環境の少なくとも1つへ向けるように構成され、更に、前記I/Oスイッチシステムコンフィギュレーションは、前記複数の計算環境の1つ以上により発生された出力を前記周辺機器へ向けるように構成された情報処理装置。
【請求項30】
前記複数のプロセッサは、マイクロプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC、ロジック回路、プログラム可能なロジック回路、及びそれらの組合せより成る処理ロジック回路のセットから独立して選択され、そして、
前記複数のデータ記憶装置は、独立して選択可能であって、回転磁気ハードディスクドライブ、回転磁気フロッピーディスクドライブ、CD、DVD、半導体メモリ、ソリッドステートメモリ、化学的メモリ、磁気メモリ、分子メモリ、マイクロドライブ、フラッシュメモリ、コンパクトフラッシュカードメモリ、RAMメモリ、ROMメモリ、及びそれらの組合せを含む記憶装置のセットから選択される請求項29に記載の情報処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公表番号】特表2007−524161(P2007−524161A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−549677(P2006−549677)
【出願日】平成17年1月14日(2005.1.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/001484
【国際公開番号】WO2005/116804
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
2.Linux
【出願人】(506245327)ヴァー2アス インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年1月14日(2005.1.14)
【国際出願番号】PCT/US2005/001484
【国際公開番号】WO2005/116804
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
2.Linux
【出願人】(506245327)ヴァー2アス インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】
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