説明

エンジンのオイル供給装置

【課題】リリーフ弁のチャタリングを抑制することができるエンジンのオイル供給装置を提供する。
【解決手段】オイルパン1から圧送供給されるエンジンオイル2の油圧2aと弁バネ15のバネ力15aとの不釣合い力で弁体8を進退させ、弁室出口14での弁体出口12の開口で、オイル通路4のエンジンオイル2を弁体内部10と弁体出口12と弁室出口14とを介してオイルパン1側にリークさせることにより、オイル通路4のエンジンオイル2の油圧を所定圧に調節することができるようにしたエンジンのオイル供給装置において、弁体出口12を弁体8の周方向に長い長孔16で形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンのオイル供給装置に関し、詳しくは、リリーフ弁のチャタリングを抑制することができるエンジンのオイル供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、オイルパンのエンジンオイルをオイルポンプでオイル通路を介してエンジン摺動部に供給し、オイル通路にリリーフ弁を設け、このリリーフ弁は、弁室に進退自在の有底筒形の弁体を収容し、弁室の一端部に弁室入口をあけ、弁体内部を弁室入口に向け、弁体の周壁に弁体出口をあけ、弁室の周壁に弁室出口をあけ、弁体を弁バネで弁室入口に向けて付勢し、オイルパンから圧送供給されるエンジンオイルの油圧と弁バネのバネ力との不釣合い力で弁体を進退させ、弁室出口での弁体出口の開口で、オイル通路のエンジンオイルを弁体内部と弁体出口と弁室出口とを介してオイルパン側にリークさせることにより、オイル通路のエンジンオイルの油圧を所定圧に調節することができるようにしたエンジンのオイル供給装置がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この種の装置では、弁体出口が丸孔、或いは弁体の進退方向に長い長孔で形成されていたため、問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭59−169470号公報(第2図参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
《問題》 リリーフ弁がチャタリングを起こしやすい。
弁体出口が丸孔、或いは弁体の進退方向に長い長孔で形成されていたので、弁体の進退ストロークに対する弁体出口の開口率が低く、弁体の進退ストロークが長くなり、弁バネのバネ定数を低く設定せざるを得ず、オイルポンプの脈動等によって弁体が振動しやすく、リリーフ弁がチャタリングを起こしやすい。
【0005】
本発明の課題は、リリーフ弁のチャタリングを抑制することができるエンジンのオイル供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(請求項1に係る発明の発明特定事項)
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
図1(A)に例示するように、オイルパン(1)のエンジンオイル(2)をオイルポンプ(3)でオイル通路(4)を介してエンジン摺動部(5)に供給し、オイル通路(4)にリリーフ弁(6)を設け、このリリーフ弁(6)は、弁室(7)に進退自在の有底筒形の弁体(8)を収容し、弁室(7)の一端部に弁室入口(9)をあけ、弁体内部(10)を弁室入口(9)に向け、弁体周壁(11)に弁体出口(12)をあけ、弁室周壁(13)に弁室出口(14)をあけ、弁体(8)を弁バネ(15)で弁室入口(9)に向けて付勢し、オイルパン(1)から圧送供給されるエンジンオイル(2)の油圧(2a)と弁バネ(15)のバネ力(15a)との不釣合い力で弁体(8)を進退させ、弁室出口(14)での弁体出口(12)の開口で、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)を弁体内部(10)と弁体出口(12)と弁室出口(14)とを介してオイルパン(1)側にリークさせることにより、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)の油圧を所定圧に調節することができるようにしたエンジンのオイル供給装置において、
図2(A)〜(D)に例示するように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【0007】
(請求項2に係る発明の発明特定事項)
請求項2に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
請求項1に記載したエンジンのオイル供給装置において、
図2(A)〜(D)に例示するように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成したことに代えて、
図4(A)〜(D)に例示するように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向と進退方向に沿う各辺の長さが等しい方形孔(17)で形成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【発明の効果】
【0008】
(請求項1に係る発明)
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》弁体のチャタリングを抑制することができる。
図2(A)〜(D)に例示するように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成したので、弁体(8)の進退ストローク(22)に対する弁体出口(12)の開口率が高く、弁体(8)の進退ストローク(22)を短くして、弁バネ(15)のバネ定数を高く設定することができ、オイルポンプ(3)の脈動等に起因する弁体(8)の振動が抑制され、リリーフ弁(6)のチャタリングを抑制することができる。
【0009】
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のチャタリングを抑制することができる。
図4(A)〜(D)に例示するように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向と進退方向に沿う各辺の長さが等しい方形孔(17)で形成したので、弁体(8)の進退ストローク(22)に対する弁体出口(12)の開口率が高く、弁体(8)の進退ストローク(22)を短くして、弁バネ(15)のバネ定数を高く設定することができ、オイルポンプ(3)の脈動等に起因する弁体(8)の振動が抑制され、リリーフ弁(6)のチャタリングを抑制することができる。
【0010】
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体出口の形成を容易に行うことができる。
図5または図6に例示するように、弁体(8)を板金で形成したので、板金の打ち抜き加工時に弁体出口(12)を打ち抜いておき、その後の絞り加工によって有底筒形の弁体(8)を形成することができるため、弁体出口(12)の形成を容易に行うことができる。
【0011】
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体出口の形成を容易に行うことができる。
弁体(8)を焼結合金で形成したので、焼結加工時に型内に配置していたピンを焼結品である弁体(8)から抜き取ることによって弁体出口(12)を形成することができ、弁体出口(12)の形成を容易に行うことができる。
【0012】
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のチャタリング抑制機能が高い。
弁体(8)をねずみ鋳鉄の鋳物で構成したので、ねずみ鋳鉄の高い振動減衰能により、弁体(8)のチャタリング抑制機能が高い。
【0013】
(請求項6に係る発明)
請求項6に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のチャタリング抑制機能が高い。
弁体(8)を弁室周壁(13)と同じアルミ素材で構成したので、弁体(8)と弁室周壁(1)の熱膨張差を小さくし、弁体(8)と弁室周壁(13)との間のクリアランスを適正に維持することができ、弁体(8)のチャタリング抑制機能が高い。
【0014】
(請求項7に係る発明)
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のチャタリング抑制機能が高い。
図2(E)、図4(E)、図5、または図6に例示するように、弁体底壁(18)の中央部に突部(19)または凹部(20)を設け、この突部(19)または凹部(20)に弁バネ(15)の先端部(21)を嵌めたので、弁バネ(15)の先端部(21)が弁体底壁(18)の中央部から横ずれしにくく、弁体(8)にかかる弁バネ(15)のバネ力(15a)が安定し、弁体(8)のチャタリング抑制機能が高い。
【0015】
(請求項8に係る発明)
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のチャタリング抑制機能が高い。
図2(E)、図4(E)、図5、または図6に例示するように、突部(19)または凹部(20)に弁バネ(15)の先端部(21)を圧入したので、弁バネ(15)の先端部(21)が弁体底壁(18)から離れにくく、弁体(8)にかかる弁バネ(15)のバネ力(15a)が安定し、弁体(8)のチャタリング抑制機能が高い。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエンジンのオイル供給装置を説明する図で、図1(A)は要部の縦断面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図で、図2(A)は側面図、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図、図2(C)は図2(A)のC−C線断面図、図2(D)は長孔と丸孔の弁体出口の進退ストロークの比較説明図、図2(E)は弁バネ先端部の嵌合状態の拡大図である。
【図3】図1のオイル供給装置全体の模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図で、図4(A)は側面図、図4(B)は図4(A)のB−B線断面図、図4(C)は図4(A)のC−C線断面図、図4(D)は長孔と丸孔の弁体出口の進退ストロークの比較説明図、図4(E)は弁バネ先端部の嵌合状態の拡大図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1〜図3は本発明の第1実施形態に係るエンジンのオイル供給装置を説明する図、図4は第2実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図、図5は第3実施形態に係るエンジンのオイル供給装置で用いる弁体を説明する図である。
【0018】
第1実施形態のエンジンのオイル供給装置について説明する。
図1(A)に示すように、オイルパン(1)のエンジンオイル(2)をオイルポンプ(3)でオイル通路(4)を介してエンジン摺動部(5)に供給し、オイル通路(4)にリリーフ弁(6)を設け、このリリーフ弁(6)は、弁室(7)に進退自在の有底筒形の弁体(8)を収容し、弁室(7)の一端部に弁室入口(9)をあけ、弁体内部(10)を弁室入口(9)に向け、弁体周壁(11)に弁体出口(12)をあけ、弁室周壁(13)に弁室出口(14)をあけ、弁体(8)を弁バネ(15)で弁室入口(9)に向けて付勢し、オイルパン(1)から圧送供給されるエンジンオイル(2)の油圧(2a)と弁バネ(15)のバネ力(15a)との不釣合い力で弁体(8)を進退させ、弁室出口(14)での弁体出口(12)の開口で、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)を弁体内部(10)と弁体出口(12)と弁室出口(14)とを介してオイルパン(1)側にリークさせることにより、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)の油圧を所定圧に調節することができるようにしている。
【0019】
図3に示すように、オイル通路(4)の途中には、オイルポンプ(3)とフィルタ取付座(24)とリリーフ弁(6)とオイルフィルタ(23)とが配置されている。オイルフィルタ(23)は内部にフィルタエレメント(25)を収容し、フィルタエレメント(25)の外側の未浄油室(26)はフィルタ取付座(24)の未浄油入口(27)と連通させ、フィルタエレメント(25)の内側の浄油室(28)は浄油出口パイプ(29)を介してクランク軸軸受等のエンジン摺動部(5)と連通させている。また、フィルタ取付座(24)の未浄油入口(27)はリリーフ弁(6)とギヤケース(30)とを介してオイルパン(1)の上方のクランク室(図外)と連通させている。
【0020】
オイルパン(1)のエンジンオイル(2)は、オイルポンプ(3)で圧送され、フィルタ取付座(24)の未浄油入口(27)、フィルタエレメント(25)、フィルタエレメント(25)の外側の未浄油室(26)、フィルタエレメント(25)の内側の浄油室(28)、浄油出口パイプ(29)を介してエンジン摺動部(5)に供給される。また、フィルタ取付座(24)の未浄油入口(27)のエンジンオイル(2)の一部はリリーフ弁(6)からリークし、ギヤケース(30)、オイルパン(1)の上方のクランク室を経て、オイルパン(1)に戻り、オイル通路(4)が所定圧に調節される。
【0021】
図2(A)〜(D)に示すように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成している。
この長孔(16)は弁体(8)の周方向に長い長円形状であるが、弁体(8)の周方向に長い矩形状、その他の形状であってもよい。
図2(E)に示すように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成した場合には、弁体(8)の進退ストローク(22)が、同じ開口面積の弁体出口(12)を丸孔(31)で形成した場合の進退ストローク(32)よりも短くなる。進退ストロークとは、弁体(8)の弁体出口(12)の開き始めから開き終りまでの弁体(8)の進退距離をいう。
図2(D)に示すように、弁体底壁(18)の中央部に突部(19)を設け、この突部(19)に弁バネ(15)の先端部(21)を嵌めている。突部(19)に弁バネ(15)の先端部(21)を圧入している。突部(19)には弁バネ(15)の先端部(21)の内径よりも大きな抜け止め(33)を設け、弁バネ(15)の先端部(21)の抜け止めを図っている。
突部(19)に代え、図6に示すように弁体底壁(18)の中央部に凹部(20)を設け、この凹部(20)に弁バネ(15)の先端部(21)を嵌めてもよい。
図1(B)に示すように、弁室出口(12)は弁体周壁(11)にスリット状に形成されている。
【0022】
図2(A)〜(D)に示す第1実施形態では、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成したが、これに代えて、図4(A)〜(D)に示す第2実施形態では、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向と進退方向に沿う各辺の長さが等しい方形孔(17)で形成している。
図4(D)に示すように、弁体出口(12)を弁体(8)の周方向と進退方向に沿う各辺の長さが等しい方形孔(17)で形成した場合には、弁体(8)の進退ストローク(22)が、同じ開口面積の弁体出口(12)を丸孔(31)で形成した場合の進退ストローク(32)よりも短くなる。
他の構造と機能は、図2(A)〜(E)に示す第1実施形態と同じであり、図4(A)〜(E)中、図2(A)〜(E)と同一の要素には同一の符号を付しておく。
【0023】
図5に示す第3実施形態の弁体(8)は、板金で構成し、弁体底壁(18)の中央部に突部(19)を設けている。この弁体(8)は、プレスによる板金の打ち抜き加工時に弁体出口(12)を打ち抜いておき、その後のプレスによる絞り加工によって有底筒形の弁体(8)を形成する。
図6に示す第4実施形態の弁体(8)は、板金で構成し、弁体底壁(18)の中央部に凹部(20)を設けている。この弁体(8)は、プレスによる板金の打ち抜き加工時に弁体出口(12)を打ち抜いておき、その後のプレスによる絞り加工によって有底筒形の弁体(8)を形成する。
【0024】
本発明の第5実施形態では、第1〜第4実施形態の弁体(8)をねずみ鋳鉄の鋳物で構成する。
本発明の第6実施形態では、第1〜第4実施形態の弁体(8)を焼結合金で構成する。
本発明の第7実施形態では、弁体(8)を弁室周壁(13)と同じアルミ素材で構成する。
【符号の説明】
【0025】
(1) オイルパン
(2) エンジンオイル
(2a) 油圧
(3) オイルポンプ
(4) オイル通路
(5) エンジン摺動部
(6) リリーフ弁
(7) 弁室
(8) 弁体
(9) 弁室入口
(10) 弁体内部
(11) 弁体周壁
(12) 弁体出口
(13) 弁室周壁
(14) 弁室出口
(15) 弁バネ
(15a) バネ圧
(16) 長孔
(17) 方形孔
(18) 弁体底壁
(19) 突部
(20) 凹部
(21) 先端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オイルパン(1)のエンジンオイル(2)をオイルポンプ(3)でオイル通路(4)を介してエンジン摺動部(5)に供給し、オイル通路(4)にリリーフ弁(6)を設け、このリリーフ弁(6)は、弁室(7)に進退自在の有底筒形の弁体(8)を収容し、弁室(7)の一端部に弁室入口(9)をあけ、弁体内部(10)を弁室入口(9)に向け、弁体周壁(11)に弁体出口(12)をあけ、弁室周壁(13)に弁室出口(14)をあけ、弁体(8)を弁バネ(15)で弁室入口(9)に向けて付勢し、オイルパン(1)から圧送供給されるエンジンオイル(2)の油圧(2a)と弁バネ(15)のバネ力(15a)との不釣合い力で弁体(8)を進退させ、弁室出口(14)での弁体出口(12)の開口で、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)を弁体内部(10)と弁体出口(12)と弁室出口(14)とを介してオイルパン(1)側にリークさせることにより、オイル通路(4)のエンジンオイル(2)の油圧を所定圧に調節することができるようにしたエンジンのオイル供給装置において、
弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体出口(12)を弁体(8)の周方向に長い長孔(16)で形成したことに代えて、
弁体出口(12)を弁体(8)の周方向と進退方向に沿う各辺の長さが等しい方形孔(17)で形成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体(8)を板金で構成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体(8)をねずみ鋳鉄の鋳物で構成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体(8)を焼結合金で構成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体(8)を弁室周壁(13)と同じアルミ素材で構成した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載したエンジンのオイル供給装置において、
弁体底壁(18)の中央部に突部(19)または凹部(20)を設け、この突部(19)または凹部(20)に弁バネ(15)の先端部(21)を嵌めた、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。
【請求項8】
請求項7に記載したエンジンのオイル供給装置において、
突部(19)または凹部(20)に弁バネ(15)の先端部(21)を圧入した、ことを特徴とするエンジンのオイル供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−202267(P2012−202267A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−66099(P2011−66099)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】