説明

オーバキャップによって操作されるねじり取り頂部を有するブローフィルシールされた容器、およびその形成方法

容器アセンブリは、針なしシリンジのルア端に対して使用するように構成されたポートあるいは開口部を有する容器本体を含んでいる。開口部は、第1のフランジブルシールによって閉鎖頂部にシールされている。オーバキャップは、容器本体にシールされたベースと、第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供する、第2のフランジブルシールによってベースに結合された上側キャップとを有している。第2のフランジブルシールは、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって壊される。代わりとして、第2のフランジブルシールは、引裂き帯を引っ張ることによって除去可能な引裂き帯である。上側キャップは、上側キャップが本体に向けて押下されたときに、上側キャップを閉鎖頂部に摩擦固定するデテント部分を含んでいる。上側キャップおよび固定された閉鎖頂部は、第1のフランジブルシールを壊し且つポートを開くために、上側キャップをねじることによって、本体から取り外される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の分野に関する。より詳細には、本発明は、それに限定されるわけではないが、薬剤を含む流体を収容し、且つそれらを針なしシリンジへ移送するための無菌容器アセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来においては、単一の用量を保持するアンプルまたはバイアルからシリンジへ注射液剤を移送することは、皮下注射シリンジを用いる外科医または他の医療従事者の一般的な業務であった。これらのアンプルは、再シール不可能なキャップによってシールされるべく構成されている。アンプルは、再シール不可能なキャップを揺動させ、弱いエリアにてアンプルの出口から再シール不可能なキャップをちぎり取ることによって、開けられる。
【0003】
これらのアンプルの出口は、しばしば、針なしシリンジの開口端に嵌合させるべく構成される。針なしシリンジの開口端は、いくつかの異なる形態または形状で提供される。針嵌合取り付け具の2つの最も普及している形態は、(ルアスリップ取り付け具のような)摩擦嵌合取り付け具、および(ルアロック取り付け具のような)ねじ山と摩擦係合取り付け具との組合せである。ルアスリップ取り付け具に嵌合するように構成された出口を有するアンプルと、ルアロック取り付け具に嵌合するように構成された出口を有するアンプルとが知られている。
【0004】
この従来の慣行は、人間体内への注入のための液剤移送が、構成要素の厳正な滅菌を必要としているので、別々の滅菌処置を必要としていたことが認識されるであろう。
【0005】
これらアンプルを無菌に維持するための従来の解決方法は、滅菌に先立つアンプルのブリスタパッケージングの利用を含んでいる。このブリスタパッケージングは、コストがかかるばかりでなく取り外しが困難である。
【0006】
他のタイプの従来の容器は、キャップに係合させ且つ容器からキャップをちぎり取るべくユーザが回転させるカバーを有している。これらの容器には、針なしシリンジに対して動作すべく構成されているものはない。さらに、これらの容器には、ポートを開くために必要とされる手動操作の間に、容器の滅菌ポートの欠損または汚染を防止すべく特に良好に構成されているものはない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
それゆえ、本発明の主要な目的は、針なしシリンジのための滅菌取り付けゾーンを維持する容器アセンブリを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、容器アセンブリを開くために必要とされる手動操作の間に容易に欠損を生じさせる、保護された滅菌シリンジ取り付けゾーンを有する、容器アセンブリを提供することにある。
【0009】
他の目的は、手指の接触によるその開いたポートの汚染の危険を低減する。
【0010】
本発明の他の目的は、針なしシリンジに対して使用するように構成され、且つ容器から閉鎖頂部の除去を容易にするためのオーバキャップを含む、容器アセンブリを提供することにある。
【0011】
本発明のさらなる目的は、容器の閉鎖頂部を係合するための改善されたデテント部分を有する、オーバキャップを提供することにある。
【0012】
これらおよび他の目的は、当業者には明らかであろう。
【課題を解決するための手段】
【0013】
容器アセンブリは、針なしシリンジのルア端に対して使用するように構成されたポートを有する容器本体を含んでいる。第1のフランジブル(frangible)シールは、開口部を閉鎖頂部にシールしている。オーバキャップは、容器本体にシールされたキャップベースと、第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供する、第2のフランジブルシールによってキャップベースに結合された上側キャップとを有している。上側キャップを容器本体に向けて押下することにより、第2のフランジブルシールを壊す。代わりとして、第2のフランジブルシールは、引裂き帯を引っ張ることによって壊される除去可能な引裂き帯である。上側キャップは、上側キャップが容器本体に向けて押下されたときに、上側キャップを閉鎖頂部に摩擦固定するデテント部分を含んでいる。上側キャップおよび固定された閉鎖頂部は、第1のフランジブルシールを壊すべく上側キャップをねじることによって、容器本体から取り外される。取り外し後、頂部は、デテント部分によって、上側キャップ内に摩擦保持されたままとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照すると、容器アセンブリ10は、それに限定されるわけではないが薬剤を含む流体を収容するための容器本体12を含んでいる。オーバキャップ14は、接触か何かによる汚染を防止すべく容器本体12の一部分を覆うバリアを提供するために、容器本体12にシールされる。オーバキャップ14は、一旦容器アセンブリ10全体が滅菌されれば、無菌バリアを提供する。
【0015】
図2を参照すると、ポート16は、開口部18を通して容器本体12の内容物へのアクセスを与える。再シール不可能な閉鎖頂部20は、開口部18を覆って第1のフランジブルシール22にて容器本体12にシールされる。第1のフランジブルシール22は、滅菌された面であり、オーバキャップ14が、第1のフランジブルシール22を覆って配置され、且つ第1のフランジブルシール22を取り囲む無菌バリアまたはゾーンを与えるべく容器本体12にシールされる。
【0016】
オーバキャップ14のキャップベース24は、容器本体12上の水平に延びるフランジ26にシールされる。キャップベース24は、外側端部30および内側端部32を有する水平に延びるリップ28を有している。環状スカート34は、外側端部30から下向きに延び、且つ容器本体12上でフランジ26の外側縁部36に係合する。環状リム38は、リップ28の内側縁部32から上向きに延びる。
【0017】
図2および図3を参照すると、オーバキャップ14の上側キャップ40は、第2のフランジブルシール42によってキャップベース24にシールされる。上側キャップ40の円筒状スカート部分44は、径方向延長端部48の外側部分46から下向きに延びている。第2のフランジブルシール42は、円筒状スカート44をキャップベース24にシールしている。
【0018】
除去可能な引裂き帯50は、第2のフランジブルシール42を形成して、キャップベース24の環状リム38と上側キャップ40の円筒状スカート部分44との間に配置される。引裂き帯50は、オーバキャップ14から水平に延びる保持エリア52を有している。保持エリア52は、ユーザが、引裂き帯50を取り除くべく、保持エリア52をつかみ且つ引っ張ることを可能とする。引裂き帯50が除去されるとき、第2のフランジブルシール42が壊され、且つキャップベース24および上側キャップ40が互いに切断される。
【0019】
図3および図4を参照すると、上側キャップ40のデテント部分54は、一旦、第2のフランジブルシール42(図示せず)が壊されると、閉鎖頂部20を上側キャップ40に摩擦取り付けする。一旦、第2のフランジブルシール42(図示せず)が、引裂き帯50(図示せず)を除去することによって壊されると、上側キャップ40が、デテント部分54を閉鎖頂部20に係合させて、容器本体12に向けて押下される。
【0020】
デテント部分54は、上側キャップ40の端部48から閉鎖頂部20のまわりで、下方に延びる平面のフィンガ要素56を含んでいる。各フィンガ要素56は、閉鎖頂部20上の対応するタングショルダ60に係合し得るフィンガショルダ58を含んでいる。
【0021】
タングショルダ60の前縁部64を越えてフィンガショルダ58の底縁部62を移動させるのに、いくらかの力が必要とされる。一旦、上側キャップ40が押下されると、フィンガショルダ58の頂縁部66が、タングショルダ60の前縁部68に接触して、閉鎖頂部20がデテント部分54から分離するのを防止する。種々の係合形態が可能であるけれども、フィンガショルダ58およびタングショルダ60は、両方共、水平に延びることが望ましい。
【0022】
図5を参照すると、把持エリア70は、上側キャップ40の外側面に配置されている。把持エリア70は、ユーザが、上側キャップ40をつかみ且つ回転させることを可能とさせる。上側キャップ40が回転されるにつれて、係合されたデテント部分54および閉鎖頂部20は、容器本体12に対して相対的にねじれる。この回転により、第1のフランジブルシール22(図示せず)が壊される。一旦、第1のフランジブルシール22(図示せず)が壊されると、デテント部分54および閉鎖頂部20は、係合されたままであり、容器本体12から取り外される。閉鎖頂部20は、一旦、容器本体12から取り外されると上側キャップ40内に保持される。
【0023】
上側キャップ40は、第1のフランジブルシール22(図示せず)を清浄に壊すことをもたらす、トルクのバランスのとれた印加を提供する。この清浄に壊すことは、壊されたシールから生成されるプラスティックストランドの量を最小とする。
【0024】
図6を参照すると、シリンジ74のルア端72は、一旦、閉鎖頂部20が除去されると、ポート16の開口部18内に挿入される。シリンジ74は、ユーザが、容器12から流体内容物を抽出することを可能とする。ルア端72は、ルアロック取り付け具として示されているが、ルアスリップ取り付け具であってもよい。ルア端72は、雄ルア76および雌ねじ切り面78を含んでいる。雄ルア76は、ポート16の開口部18内に挿入される。雌ねじ切り面78は、ルア端72をポート16にねじ切り的に嵌合させるべく、ポート16上に配置されたポートねじ山80に係合されている。
【0025】
図7から図12を参照すると、本発明の第2の実施形態は、第2のフランジブルシール84によってキャップベース24にシールされた上側キャップ82を含んでいる。円筒状スカート部分86は、上側キャップ82の矩形デテント部分88から下向きに延びている。円筒状スカート86は、キャップベース24内に配置され、且つ第2のフランジブルシール84によってキャップベース24にシールされている。第2のフランジブルシール84は、上側キャップ82を容器本体12に向かって手動で押下することによって壊されることができ、その結果、上側キャップ82のデテント部分88は、閉鎖頂部90に摩擦取り付けされる。その代わりにユーザは、第2のフランジブルシール84が破砕するまで、上側キャップ82を前後に揺動させることができ、次に、上側キャップ82を下向きに押し込む。
【0026】
デテント部分88は、実質的に平面の表面要素92を含み、この表面要素92は、上側キャップ82の円筒状スカート部分86から上向きに延び、且つ閉鎖頂部90のまわりに配置される。各実質的に平面の表面要素92は、対応する閉鎖頂部90の実質的に平面の表面部分94に対応する。1つ以上の任意の摩擦増強要素95は、実質的に平面の表面要素92または部分94内に形成される。摩擦増強要素95は、実質的に平面の表面部分94上の一対の隆起したドームとして示されている。しかしながら、当業者は、本明細書の記述から、それに限定されるわけではないが、本発明から逸脱することなく、リブ、リブおよび溝、ならびに他の相補的または非相補的な表面不規則性を含む、他の摩擦増強要素または要素の組合せが、利用され得ることを理解するであろう。いずれにしても、実質的に平面の表面要素92および実質的に平面の部分94は、平面表面要素92を平面表面部分94に動かないように係合させるのに、いくらかの力が必要とされるように形成されている。一旦、上側キャップ82が押下されると、平面の表面要素92は、平面の表面部分94に摩擦係合し、閉鎖頂部90がデテント部分88から分離するのを防止している。
【0027】
図7、図10、および図12を参照すると、把持エリア96が、上側キャップ82の外面上に配置され、且つデテント部分88の外面の一部分を少なくとも形成している。把持エリア96は、ユーザが、上側キャップ82をつかみ且つ揺動または回転させることを可能とする。上側キャップ82が回転されるとき、係合されているデテント部分88および閉鎖頂部90は、容器本体12に対してねじれる。この回転により、第1のフランジブルシール22が壊される。一旦、第1のフランジブルシール22が壊れると、デテント部分88および閉鎖頂部90は係合されたままであり、容器本体12から取り外される。閉鎖頂部90は、一旦、容器本体12から取り外されると、上側キャップ82内に保持される。
【0028】
図2および図8を参照すると、形成の間に、容器本体12および閉鎖頂部20または90は、ブロー/フィル/シール方法によって形成され、且つ次に滅菌される。容器本体12、閉鎖頂部20または90、およびオーバキャップ14を形成する材料は、それに限定されるわけではないが、ガラスおよびプラスティックを含む、ブローフィルモールド成形、およびオートクレーブ滅菌に適するどのような材料でもよい。さらに望ましくは、材料は、ポリプロピレンベースのまたは四塩化ポリエチレンベースの材料である。最も望ましくは、材料は、Huntsman 23M2CS30AまたはExxon Mobil 9122のような、ポリプロピレンランダム共重合体である。オーバキャップ14は、容器12に対して融接されている。容器本体12およびオーバキャップ14のアセンブリは、それから容器アセンブリ10全体を滅菌すべくオートクレーブされる。オーバキャップ14は、オートクレーブの間、閉鎖頂部20または90に固定されておらず、容器アセンブリ10への不要な応力を防止するように、異なるレートでのおよび異なる寸法における膨張を許容している。一旦、容器アセンブリ10全体が滅菌されると、オーバキャップ14は、第1のフランジブルシール22の無菌状態を維持する。第2のフランジブルシール42または84が壊されたとき、無菌の汚染されていないポート16は、閉鎖頂部20または90が、オーバキャップ14によって回転され且つ容器12から取り外されるまで存続する。
【0029】
それゆえ、本発明は、使用する直前まで、ポートのまわりの無菌バリアまたはゾーンを維持する、容器アセンブリを提供することがわかる。本発明は、さらに、シリンジに使用するのように構成され、且つ溢出および接触による汚染に導き得る通常の揺動操作ではなくねじり動作によって、容器からの閉鎖頂部の除去を容易にすべきオーバキャップを含む容器アセンブリを提供する。本発明は、容器の閉鎖頂部に係合するための改善されたデテント部分を有するオーバキャップも提供する。
【0030】
それゆえ、本発明は、少なくとも述べられた全ての目的を達成するであろうことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の装置の斜視図である。
【図2】図1の線2−2に沿った本発明の装置の一部断面側面図である。
【図3】図2と同様であるが、引裂き帯が取り除かれている、一部断面側面図である。
【図4】図3と同様であるが、上側キャップが、閉鎖頂部を固定的に係合すべく下向きに押下されている、一部断面側面図である。
【図5】図4と同様であるが、オーバキャップおよびそこに保持されていた閉鎖頂部が取り除かれている、一部断面側面図である。
【図6】本発明のシリンジおよび開いた容器の一部断面正面図である。
【図7】本発明の装置の第2の実施形態の側面図である。
【図8】図7の線8−8に沿った本発明の装置の一部断面側面図である。
【図9】図8と同様であるが、第2のフランジブルシールが壊されており且つ上側キャップが閉鎖頂部に係止されている、一部断面側面図である。
【図10】図9の線10−10に沿った本発明の装置の一部断面側面図である。
【図11】図10と同様であるが、オーバキャップおよび閉鎖頂部が、第1のフランジブルシールを破砕すべく回転されている、一部断面側面図である。
【図12】図11と同様であるが、オーバキャップおよびそこに保持されていた閉鎖頂部が取り除かれている、一部断面側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器アセンブリであって、
開口部を有するポートを含み、流体を収容するように構成された容器本体と、
第1のフランジブルシールによって容器本体の開口部を覆って取り付けられる閉鎖頂部と、
第1のフランジブルシールを覆って配置され、且つ第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供すべく容器本体にシールされたオーバキャップとを備える、容器アセンブリ。
【請求項2】
ポートが、針なしシリンジのルア端に対して使用するように構成されている、請求項1に記載の容器アセンブリ。
【請求項3】
ルア端が、ルアロック取り付け具である、請求項2に記載の容器アセンブリ。
【請求項4】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、除去可能な引裂き帯であり、第2のフランジブルシールが、第2のフランジブルシールを壊し且つ上側キャップを容器本体から切り離すために、手動で引裂き帯を引っ張ることによって壊される、請求項1に記載の容器アセンブリ。
【請求項5】
上側キャップが、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって引裂き帯が除去された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項4に記載の容器アセンブリ。
【請求項6】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、上側キャップを手動で容器本体に向かって押下することによって壊される、請求項1に記載の容器アセンブリ。
【請求項7】
上側キャップが、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって第2のフランジブルシールが壊された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項6に記載の容器アセンブリ。
【請求項8】
オーバキャップが、一旦、第2のフランジブルシールが壊されたら、閉鎖頂部をオーバキャップに固定するためのデテント部分を含んでいる、請求項1に記載の容器アセンブリ。
【請求項9】
第1のフランジブルシールを壊すべくオーバキャップをねじることによって、オーバキャップと固定された閉鎖頂部とが、容器本体から取り外し可能である、請求項8に記載の容器アセンブリ。
【請求項10】
デテント部分が、閉鎖頂部をオーバキャップに摩擦取り付けさせる、請求項8に記載の容器アセンブリ。
【請求項11】
デテント部分が、オーバキャップの端部から下向きに且つ閉鎖頂部のまわりに延びる平面フィンガ要素を含み、各フィンガ要素が、閉鎖頂部をオーバキャップに摩擦取り付けするために、閉鎖頂部の対応するタングショルダに対して噛み合い可能なフィンガショルダを含む、請求項10に記載の容器アセンブリ。
【請求項12】
ルア端を有する針なしシリンジに対して使用するための容器アセンブリであって、
シリンジのルア端に対して使用するように構成され、開口部を有するポートを含む流体を収容するように構成された容器本体と、
第1のフランジブルシールによって容器本体の開口部を覆って取り付けられる閉鎖頂部と、
オーバキャップを閉鎖頂部に結合するためのデテント部分を含むオーバキャップとを備え、ユーザが、オーバキャップをねじることによって第1のフランジブルシールを壊し且つ閉鎖頂部を除去することを可能にする、容器アセンブリ。
【請求項13】
ルア端が、ルアロック取り付け具である、請求項12に記載の容器アセンブリ。
【請求項14】
オーバキャップが、第1のフランジブルシールを覆って配置され、且つ第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供すべく容器本体にシールされている、請求項12に記載の容器アセンブリ。
【請求項15】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、除去可能な引裂き帯であり、第2のフランジブルシールが、第2のフランジブルシールを破壊し且つ上側キャップを容器本体から切り離すために、手動で引裂き帯を引っ張ることによって壊される、請求項14に記載の容器アセンブリ。
【請求項16】
上側キャップのデテント部分が、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって引裂き帯が除去された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項15に記載の容器アセンブリ。
【請求項17】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、上側キャップを手動で容器本体に向かって押下することによって壊される、請求項12に記載の容器アセンブリ。
【請求項18】
上側キャップが、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって第2のフランジブルシールが壊された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項17に記載の容器アセンブリ。
【請求項19】
デテント部分が、閉鎖頂部をオーバキャップに摩擦取り付けさせる、請求項12に記載の容器アセンブリ。
【請求項20】
デテント部分が、オーバキャップの端部から下向きに且つ閉鎖頂部のまわりに延びる平面フィンガ要素を含み、各フィンガ要素が、閉鎖頂部をオーバキャップに摩擦取り付けするために、閉鎖頂部の対応するタングショルダに対して噛み合い可能なフィンガショルダを含む、請求項19に記載の容器アセンブリ。
【請求項21】
容器アセンブリであって、
開口部を有するポートを含み、流体を収容するように構成された容器本体と、
第1のフランジブルシールによって容器本体の開口部を覆って取り付けられる閉鎖頂部と、
ユーザが、オーバキャップをねじることによって第1のフランジブルシールを壊し且つ閉鎖頂部を取り外すことを可能とすべく、オーバキャップを閉鎖頂部に摩擦取り付けするデテント部分を含むオーバキャップとを備え、
デテント部分が、オーバキャップの端部から下向きに且つ閉鎖頂部のまわりに延びる平面フィンガ要素を含み、各フィンガ要素が、閉鎖頂部をオーバキャップに摩擦取り付けするために、閉鎖頂部の対応するタングショルダに対して噛み合い可能なフィンガショルダを含む、容器アセンブリ。
【請求項22】
オーバキャップが、第1のフランジブルシールを覆って配置され、且つ第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供すべく容器本体にシールされている、請求項21に記載の容器アセンブリ。
【請求項23】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、除去可能な引裂き帯であり、第2のフランジブルシールが、第2のフランジブルシールを壊し且つ上側キャップを容器本体から切り離すために、手動で引裂き帯を引っ張ることによって壊される、請求項22に記載の容器アセンブリ。
【請求項24】
上側キャップのデテント部分が、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって引裂き帯が除去された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項23に記載の容器アセンブリ。
【請求項25】
オーバキャップが、容器本体にシールされたキャップベースと、キャップベースに第2のフランジブルシールによって結合された上側キャップとを含み、第2のフランジブルシールが、上側キャップを手動で容器本体に向かって押下することによって壊される、請求項22に記載の容器アセンブリ。
【請求項26】
上側キャップが、上側キャップを容器本体に向けて押下することによって第2のフランジブルシールが壊された後に、閉鎖頂部に取り付けられる、請求項25に記載の容器アセンブリ。
【請求項27】
容器アセンブリを形成する方法であって、
一体の容器本体および閉鎖頂部アセンブリを形成することを含み、容器本体が、流体を保持し且つ開口部を有するポートを含み、閉鎖頂部が、第1のフランジブルシールによって容器本体の開口部を覆って取り付けられ、方法がさらに、
第2のフランジブルシールを有するオーバキャップを形成することと、
容器アセンブリを形成すべく、容器本体に第1のフランジブルシールを取り囲むオーバキャップをシールすることと、
容器アセンブリを滅菌することとを含み、オーバキャップが、第1のフランジブルシールを取り囲む無菌バリアを提供する、方法。
【請求項28】
一体の容器本体および閉鎖頂部アセンブリが、ブロー/フィル/シール方法によって形成される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
オーバキャップが、容器本体に融接される、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
容器アセンブリが、オートクレーブ処理によって滅菌される、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
オーバキャップが、充填された容器本体の最初の滅菌の間、閉鎖頂部に固定されていない、請求項28に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2007−503919(P2007−503919A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−525404(P2006−525404)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【国際出願番号】PCT/US2004/028365
【国際公開番号】WO2005/025483
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(504308442)ホスピラ・インコーポレイテツド (50)
【Fターム(参考)】