説明

カードゲーム機

【課題】ゲーム性の拡張が可能なカードゲーム機の提供を課題とする。
【解決手段】カードに搭載された無線通信可能な半導体装置と通信する複数のリーダ/ライタが設けられたゲーム盤と、リーダ/ライタに接続され、リーダ/ライタの信号からカードの位置、向き又は表裏を判別する制御装置と、を有するカードゲーム機とする。ゲーム盤に複数のリーダ/ライタとRFチップを配置することで、カードが有するデータのみならず信号強度を検出して、ゲーム盤上に置かれたカードが有するRFチップの位置を詳細に特定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゲーム機に関する。特に、無線通信可能な半導体装置を有するカードを用いたゲーム機に関する。
【背景技術】
【0002】
カードゲームには多くの種類が存在する。トランプ又はカルタ等が代表的である。カードゲームの一つとして、トレーディングカードゲーム(コレクタブルカードゲームともいう。)がある。無線通信可能な半導体装置を有するトレーディングカードに関する技術として特許文献1が挙げられる。
【特許文献1】特開平11−244537号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
トレーディングカードはゲーム性のみならず収集性をも備え、希少なカードは愛好家間で高額取引されることもある。しかし、近年のコピー技術の発展等から精巧な偽物が作製されることも少なくなく、セキュリティ面での対策が必要である。
【0004】
また、無線通信可能な半導体装置を有する従来のトレーディングカードでは、カードの認識は一枚毎としていたため、ゲーム性の拡張に限界があった。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑み、ゲームの拡張性が高く、カードの偽造が困難なカードゲーム機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、カードゲーム機であって、カードは無線通信可能な半導体装置(RFチップ)を有し、カードの状態(種類、配置、向き、又はこれらの組み合わせ等)を認識することが可能な構成を有するカードゲーム機である。カードが複数枚である場合には、認識は複数のカードにおいて同時に行うことが可能であり、好ましい。
【0007】
また、本発明のカードゲーム機はゲーム盤を有し、該ゲーム盤は複数のリーダ/ライタ(以下、R/Wと表記することがある。)を有する。更に、ゲーム盤及びカードはRFチップを有する。RFチップはA/D変換回路を有することが好ましい。
【0008】
なお、カードの形状は特に限定されないが、四角形又は角が丸い四角形とすることが好ましい。また、カードに搭載される無線通信可能な半導体装置はカードの中心ではなく、上下左右を固定した一定の位置とすることが好ましい。より好ましくは、カードの四隅のいずれかとする。また、カードの形状を角が丸い四角形とすることで、カードを取り扱いやすくすることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のカードゲーム機では、ゲーム盤に複数のリーダ/ライタとRFチップを配置することで、カードが有するデータのみならず信号強度を検出して、ゲーム盤上に置かれたカードが有するRFチップの位置を詳細に特定することができる。
【0010】
また、好ましくは、RFチップが固定される位置をカード内の任意の一定の位置とすることで、カードの位置のみならず、カードの向いている方向または表裏等を認識することが可能となる。
【0011】
上記のように、RFチップに記憶された情報と、ゲーム盤上におけるRFチップの詳細な位置情報により、カードの種類、配置、向き、又はこれらの組み合わせを認識させることができ、ゲーム性の拡張を図ることができる。例えば、カードが表のときには第1のパラメータを用い、カードが裏のときには第2のパラメータを用いるルールとすることで、第1のパラメータが低いカードであっても、表裏が逆になることで第2のパラメータを用いることになり、第1のパラメータが低いカードが第1のパラメータが高いカードに勝利することが可能になり、ゲームのおもしろさが増すことになる。
【0012】
また、本発明のゲーム機を用いることで、ルールが複雑化してもルールに従った進行が可能であり、ルールの統一が可能であるのみならず、ルールを覚える煩雑さを解消することができる。更には、ゲーム難易度の調整及びゲームの種類の変更をソフトの変更により行うことも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されるものではない。本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解されるからである。したがって、本発明は以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容のみに限定して解釈されるものではない。なお、図面を用いて本発明の構成を説明するにあたり、同じものを指す符号は異なる図面間でも共通して用いる。
【0014】
図1は、本発明のカードゲーム機の一例を示す。本発明のカードゲーム機は、複数のリーダ/ライタ116が配置されたR/W内蔵マット100と、R/W内蔵マット100を制御する制御装置101と、制御装置101を操作する外部コントローラ104と、通信端末103と、を有する。更にはモニター105を有することが好ましい。複数のリーダ/ライタ116は、必ずしもマトリクス状に配置されていなくてもよいが、マトリクス状に設けられていることが好ましい。なお、R/W内蔵マット100は、複数のリーダ/ライタが配されてゲーム盤として用いられるものであり、R/W内蔵パッド、R/W内蔵盤、R/W搭載マット、R/W搭載パッド、R/W搭載盤などと呼んでもよい。
【0015】
制御装置101は、通信端末103と通信を行うアンテナ102と、無線通信インターフェイス部106と、外部コントローラインターフェイス部109と、R/Wインターフェイス部112と、記憶部190と、制御及び演算部191と、を有する。記憶部190は、RAM107と、ROM108と、HD110と、を有する。制御及び演算部191はCPU111を有する。モニター105が接続される場合には、更にモニターインターフェイス部115を有する。好ましくは、赤外線ポート117を有する。
【0016】
カード113は、RFチップ114を有し、RFチップ114は、R/W内蔵マット100が有するリーダ/ライタ116を介して制御装置101と無線通信を行う構成を有する。なお、RFチップ114は、無線通信可能な半導体装置に相当し、その構成等は特に限定されない。
【0017】
CPU111は、中央演算処理装置(Central Processing Unit)であり、演算機能及び制御機能を有していればよい。
【0018】
RAM107(Random Access Memory)は、例えばCPU111の主記憶装置として機能する。主記憶装置とは、CPUが直接アクセス可能な記憶装置であり、CPUの動作に用いられる装置をいう。RAM107として、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)またはFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)等を用いることができるが、これらに限定されない。用途及び機能に応じて、適したものを選択すればよい。
【0019】
ROM108(Read Only Memory)は、制御装置101に固有のシリアルナンバー等を記憶する。また、制御装置101の起動時に必要な動作を行うためのプログラムが記憶されていても良い。ROM108としては、例えば、マスクROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable Read Only Memory)、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を用いることができるが、これらに限定されない。
【0020】
HD110(Hard Disk)は、制御装置101の動作に必要なプログラム及び必要なデータの記憶に用いられる。しかし、これに限定されず、制御装置101の動作に必要なプログラムはその他の記憶装置に記憶されていても良い。また、HD110に相当する記憶装置が、制御装置101から着脱できるものであっても良い。つまり、HD110はハードディスクに限定されず、他の種類の記憶装置であってもよい。
【0021】
無線通信インターフェイス部106は、アンテナ102を介して通信端末103と信号の送受信が可能な構成であればよい。
【0022】
通信端末103は、外部のネットワークに接続することのできる構成を有していればよい。例えば、通信端末103としてパーソナルコンピュータが挙げられるが、これに限定されない。通信端末103が外部のネットワークに接続されると、ソフトウェアの更新を行うことが可能となるため、新たなソフトウェアの導入又はソフトウェアのアップデート等を行うことが可能となる。導入されたソフトウェアは、HD110に保存される。しかし、これに限定されず、RAM107又はROM108に保存されてもよい。RAM107は、記憶の保持に電力の供給が必要なため、例えば、通信端末103の通信速度とHD110のアクセス速度に隔たりがある場合の一時的な記憶手段として用いることが好ましい。
【0023】
通信端末103が外部のネットワークに接続されることで、遠隔地の他のプレイヤーとのリアルタイムでの対戦(オンライン対戦という。)が可能となる。
【0024】
なお、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置101と通信端末103は有線による通信を行っても良い。または、制御装置101と通信端末103がアンテナ102を介することなく通信を行ってもよい。制御装置と通信端末がアンテナを介することなく通信を行う方式として、例えば赤外線通信が挙げられる。赤外線通信を行う場合には、アンテナ102に換えて赤外線通信ポートを設ければよい。このような場合には無線通信インターフェイスも、通信方式に対応した変更が必要となる。また、制御装置101が、アンテナ102と赤外線ポート117の双方を有していても良い。
【0025】
なお、赤外線は電波よりも回折を起こしにくく、信号が空間的に拡がりにくいため、赤外線による通信は他の通信端末から傍受されにくい。そのため、不正なアクセスを防止することが可能であり、セキュリティ性に優れている。
【0026】
なお、通信端末103は、携帯型の機器(携帯電話機又は携帯型ゲーム機)であることが好ましい。通信端末103が携帯型の機器であると、様々な場所での遊戯が可能となる。
【0027】
また、通信端末103は、外部のネットワークのみならず、近くに存在する他の通信端末と通信を行ってもよい。他の通信端末と通信を行うことにより、相手が近くにいる場合にはネットワークを介さずとも対戦を行うことができる。なお、他の通信端末との通信は、赤外線により行えば良い。赤外線通信を行うための赤外線ポートは制御装置101に組み込まれていることが好ましい。この場合には、制御装置101が通信端末103と通信を行う赤外線ポート117を併用しても良い。
【0028】
なお、本発明のカードゲーム機が赤外線通信可能な構成と、外部ネットワークとの通信が可能な構成と、を有することが好ましい。これらの構成の双方を有することで、上記のメリットのすべてを享受できる。
【0029】
R/Wインターフェイス部112は、複数のリーダ/ライタのそれぞれが有するR/W制御部206より送信された信号を必要に応じて加工し、CPU111又はRAM107に送信することができる構成を有していればよい(図2を参照)。
【0030】
R/W内蔵マット100は、通信部として複数のアンテナがマトリクス状に配置されている。アンテナにより受信された信号は、R/Wインターフェイス部112に、一のアンテナからの受信信号と他のアンテナからの受信信号とを区別して入力される。
【0031】
リーダ/ライタ116の一例について、図2を参照して説明する。図2におけるリーダ/ライタ116は、受信部204及び送信部205からなる送受信部と、R/W制御部206と、アンテナ回路200と、によって構成されている。アンテナ回路200は、アンテナ201と、共振容量として機能する容量素子203と、を有する。R/W制御部206は、R/Wインターフェイス部112を介してCPU111の制御により動作する。R/W制御部206は、データ処理結果を受信部204から受信し、又はデータ処理命令を送信部205に送信する。送信部205はRFチップ114に送信するデータ処理命令を変調し、アンテナ回路200から電磁波として出力する。また、受信部204は、アンテナ回路200で受信された信号を復調し、データ処理結果としてR/W制御部206に出力する。R/W制御部206は、制御装置101とのインターフェイス部を有しており、制御装置101が有するR/Wインターフェイス部112に接続されている。
【0032】
なお、図2に示すリーダ/ライタ116は、本発明のリーダ/ライタの一例であり、図2に示す形態に限定されない。例えば、リーダ/ライタ116はアンテナ回路を有していてもよく、受信部及び送信部がそれぞれ異なるアンテナに接続されていてもよい。
【0033】
また、R/W内蔵マット100にリーダ/ライタ116がマトリクス状に配置されるときの形態についても特に限定されない。ここで、リーダ/ライタ116が縦に4個、横に4個配置されるときの例を図3に示す。
【0034】
図3(A)に示すR/W内蔵マット100Aは、R/W制御部206Aを有する。複数のリーダ/ライタ116Aはマトリクス状に配置され、R/W制御部206Aに電気的に接続されている。R/W内蔵マット100Aは一の制御部を有するため、信号を送受信するための配線は全て一方向に引き出されている。
【0035】
図3(B)に示すR/W内蔵マット100Bは、R/W制御部206Ba及びR/W制御部206Bbを有する。複数のリーダ/ライタ116Bはマトリクス状に配置され、R/W制御部206Ba又はR/W制御部206Bbに電気的に接続されている。R/W内蔵マット100Bは対向する位置に二の制御部を有するため、信号を送受信するための配線は、そのR/Wから最も近い位置に設けられた制御部に引き出されている。しかし、R/W制御部は、必ずしも対向した位置に設けなくとも良い。図3(C)に示すように、複数のリーダ/ライタ116Cを有するR/W内蔵マット100Cが、R/W制御部206Ca及びR/W制御部206Cbを有し、これらが隣接するように配置されていてもよい。
【0036】
なお、ここでAとBとが電気的に接続されている、とは、AとBとが電気的に接続されている場合(つまり、AとBとの間に別の素子や別の回路を挟んで接続されている場合)と、AとBとが機能的に接続されている場合(つまり、AとBとの間に別の回路を挟んで機能的に接続されている場合)と、AとBとが直接接続されている場合(つまり、AとBとの間に別の素子や別の回路を挟まずに接続されている場合)とを含むものとする。
【0037】
または、図3(D)に示すように、R/W内蔵マット100Dが複数のリーダ/ライタ116Dを有し、これらがマトリクス状に配置され、各々から信号を送受信する配線が、最も近いR/W制御部206Da〜Ddのいずれかに接続されていても良い。
【0038】
なお、R/W内蔵マット100は、可撓性であることが好ましい。可撓性とすることで、持ち運びが容易になり、様々な場所での遊戯が可能となる。R/W内蔵マット100が可撓性であり、且つ通信端末103が携帯型の機器(携帯電話機又は携帯型ゲーム機)であることが最も好ましい。
【0039】
図1では、外部コントローラ104は、外部コントローラインターフェイス部109を介して制御装置101に接続されている。外部コントローラインターフェイス部109は、外部コントローラ104から制御装置101に入力される信号を、必要に応じて処理に適した形に加工し、CPU111に送信する。また、外部コントローラ104は、制御装置101と、有線又は無線による通信を行う構成であっても良いし、制御装置101の筐体に設けられていても良い。また、外部コントローラ104の形態は特に限定されず、利用者が情報を入力できる入力装置であればよい。例えば、外部コントローラ104として音声マイク等を用いても良い。外部コントローラは必要のない場合には設けなくても良い。
【0040】
モニター105は、モニターインターフェイス部115を介して制御装置101に接続されている。モニターインターフェイス部115は、CPU111からの信号を、必要に応じて、モニター105に加工し、送信する。モニター105は、CPU111からの信号に応じて情報の表示を行う。また、モニター105は、制御装置101と、有線又は無線による通信を行う構成であっても良いし、制御装置101の筐体に搭載されていても良い。また、モニター105の形態は特に限定されず、利用者が情報を検知できる出力装置であればよい。例えば、モニター105としてスピーカを用いても良いし、表示装置を用いても良い。モニター105は、特に必要のない場合には設けなくても良い。
【0041】
次に、RFチップ114を有するカード113について図4を参照して説明する。図4では、カード113としてトランプを用いた場合について説明する。RFチップ114は、カード113に漉き込まれていることが好ましい。
【0042】
また、RFチップ114は、カード113の中心からずれた位置に配置されることが好ましい。より好ましくは、図4に示すように、四隅のいずれか又はその近傍に配置されることが好ましい。リーダ/ライタ116が受信する信号の強度から、カード113におけるRFチップ114の位置を読み取ることが可能となるため、カード113の上下又は裏表等のカードの状態を読み取ることができる。
【0043】
次に、カード113をR/W内蔵マット100の任意の位置に置いた際の動作について図5を参照して説明する。R/W内蔵マット100にはマス目が設けられているものとする。
【0044】
まず、カード113を、R/W内蔵マット100の任意のマス目に置く(ステップ300)。マス目下には、一のマスに対して、少なくとも一のリーダ/ライタ116が配置されていることが好ましい。RFチップ114には、近傍のリーダ/ライタ116から信号が送信される(ステップ301)。信号を受信したRFチップ114からは、リーダ/ライタ116に対して信号が送信される(ステップ302)。ここで、RFチップ114は、必要に応じて信号を加工して送信してもよい。リーダ/ライタ116に受信された信号は受信部204で復調され、復調された信号はR/W制御部206に送信される(ステップ303)。この信号は、R/Wインターフェイス部112を介して制御装置101内のRAM107に送信される(ステップ304)。RAM107に信号が送信されると、RAM107に当該情報が一時的に記憶され、この情報を基にCPU111が制御及び演算を行い(ステップ305)、HD110に位置情報が記憶される(ステップ306)。または、CPU111に信号が送信され、その信号に応じてCPU111が制御及び演算を行う構成であってもよい。
【0045】
次に、本発明のRFチップ114の好ましい形態について説明する。
【0046】
図6は、RFチップ114のブロック図を示す。RFチップ114は、前述したように、リーダ/ライタ116を用いた無線信号により、データの送受信をおこなう。
【0047】
図6におけるRFチップ114は、信号送受信部401、信号強度検出部402及び信号演算部403を有する。信号送受信部401は、アンテナ404と、整流回路405と、復調回路406と、変調回路407と、を有する。また、信号強度検出部402は、整流回路408と、電源回路409と、A/D変換回路410と、を有する。また、信号演算部403は、CPU411と、ROM412と、RAM413と、を有する。信号演算部403は、CPU411等の論理回路と、CPU411のプログラムを格納する書き込み可能なROM412として不揮発性メモリと、ワーク領域としてのRAM413として揮発性メモリと、を有する。例えば、ROM412としては、EEPROMを用い、RAM413としては、SRAMを用いればよい。
【0048】
なお、RFチップ114における信号強度検出部402は、RFチップ114が受信した信号の強度を検出する機能を有するものである。また、信号演算部403は、RFチップ114が受信した信号の強度から、リーダ/ライタ116とRFチップ114の距離の算出を行う機能を有するものである。また、信号送受信部401は、RFチップ114が受信した信号を信号演算部403に入力し、RFチップ114の識別情報を信号演算部403のROM412又はRAM413等の記憶回路より読み出してリーダ/ライタ116に送信する機能、及び信号演算部403で算出されたリーダ/ライタ116とRFチップ114間の距離の情報をリーダ/ライタ116に送信する機能を有する。
【0049】
図6において、信号送受信部401では、アンテナ404で受信した信号が整流回路405に入力される。整流回路405からの出力信号は復調回路406に入力される。復調回路406からの出力信号は信号演算部403に入力され、RFチップ114の情報が変調回路407に出力される。そして変調回路407からの出力信号はアンテナに出力され、RFチップ外部のリーダ/ライタに出力される。
【0050】
図6において、信号強度検出部402では、信号送受信部401のアンテナ404で受信した信号が整流回路408に入力される。整流回路408からの出力信号は電源回路409に入力される。電源回路409からの出力はA/D変換回路410に入力される。電源回路409からの出力はRFチップ114の各回路に電力としても供給される。A/D変換回路410は、電源回路409から出力されたアナログ値の信号をデジタル値の信号に変換し、信号演算部403に出力する。
【0051】
図6において、信号演算部403では、信号強度検出部402におけるA/D変換回路410より出力されたデジタル値の信号をもとにして、リーダ/ライタ116とRFチップ114との間の距離を算出する。信号演算部403におけるリーダ/ライタ116とRFチップ114との間の距離の算出は、ソフトウェア的な処理を行うことが好ましい。ソフトウェア的な処理を行う方式では、CPU411、ROM412及びRAM413で演算回路を構成し、距離算出プログラムをCPU411で実行する。ソフトウェア的な処理を行うことにより、距離の算出方法を修正する際に、プログラムの修正を行うことで対応することができ、さらにはRFチップ114内におけるハードウェアの専有面積も小さくすることができる。もちろんハードウェアによって距離を算出してもよいし、ハードウェアとソフトウェアを併用して距離算出を行ってもよい。なお算出された距離に関するデータについては、信号送受信部401における変調回路407及びアンテナ404を介してリーダ/ライタ116に出力される。
【0052】
なお、本発明に用いることのできるRFチップはこれに限定されない。A/D変換回路等はリーダ/ライタに搭載されていても良い。
【0053】
なお、ROM412には、各RFチップに固有の識別情報(例えば、カードのシリアルナンバー)が記憶されていることが好ましい。各RFチップが固有の識別情報を有することで、カードの不正な偽造を防ぐことができる。
【0054】
次に、本発明におけるRFチップを用いた位置情報の検出について、図7乃至図9を参照して説明する。図7は、R/W制御部501と、リーダ/ライタ116AA〜116CDと、RFチップ502A〜502Hと、を有するR/W内蔵マット500を示す。
【0055】
図8は、リーダ/ライタ116AA〜116BCから発信される無線信号について、第1〜第3の信号強度となる地点を点線で結んだ図を示している。RFチップ114が例えば検出点Pに存在するときを考える。点Pはリーダ/ライタ116BAの第2の等信号強度線上にあり、且つリーダ/ライタ116BBの第3の等信号強度線上に存在する。
【0056】
図9は、理想的な環境(障害物や反射物の存在しない環境)における、リーダ/ライタからRFチップの距離と、リーダ/ライタから発信された無線信号の信号強度と、の関係を示した図である。図9において、距離が増大すると、信号強度は減少する。すなわち、距離が定まると、信号強度が一意に特定できる。また、信号強度が決まると、距離が一意に特定できるものとする。
【0057】
なお、図9において、第1の等信号強度線における信号強度をP1とし、第2の等信号強度線における信号強度をP2とし、第3の等信号強度線における信号強度をP3としている。そして、リーダ/ライタと該リーダ/ライタの第1の等信号強度線との距離をL1とし、第2の等信号強度線との距離をL2とし、第3の等信号強度線との距離をL3としている。
【0058】
なお、RFチップ502A〜502Cは、無線信号の信号強度を検出し、図9に示した距離と信号強度との関係を用いて、検出した信号強度から距離を算出する機能を有している。また、リーダ/ライタ116AA〜116BCとRFチップ502A〜502Cの距離は一定のものとするため、リーダ/ライタ116AA〜116BCとRFチップ502A〜502Cとの距離と信号強度の関係から、RFチップ114の位置が算出できる。つまり、リーダ/ライタと、R/W内蔵マットに搭載されたRFチップとの距離は既知であるから、これをリファレンスとして用いることでカード113に搭載されたRFチップ114の位置を算出することができる。
【0059】
なお、信号強度から距離を算出する機能はRFチップが有していてもよいし、リーダ/ライタが有していてもよい。信号強度から距離を算出する機能をリーダ/ライタが有している場合には、RFチップは、信号強度を検出する機能と、検出した信号強度を送信データとしてリーダ/ライタに送信する機能と、を有していれば良い。信号強度から距離を算出する機能をリーダ/ライタが有する構成とすることにより、RFチップの小型化及び低消費電力化を図ることができるため好ましい。
【0060】
また、算出した距離から位置を特定する機能はリーダ/ライタが有していてもよいし、制御装置101のCPU111が有していてもよい。算出距離から位置を特定する機能をCPU111が有する場合、リーダ/ライタの小型化及び低消費電力化を図ることができるため好ましい。
【0061】
また、リーダ/ライタを発信源とする無線信号を、RFチップで検出する場合について説明したが、RFチップを発信源とする無線信号を、リーダ/ライタで検出する構成としてもよい。なお、RFチップを無線信号の発信源とし、リーダ/ライタで無線信号を検出する構成とする場合には、RFチップに蓄電部を設ければよい。RFチップに蓄電部を設ける構成とすることにより、通信距離を伸ばすことができるため、好ましい。また、RFチップに蓄電部を具備する構成とする場合には、当該蓄電部は充電可能な2次電池等としても良い。蓄電部を2次電池とすることにより、蓄電部である電池の交換を行うことなく使用することができ、位置を特定できる。
【0062】
次に、本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出のフローチャートについて、図10乃至図12を用いて説明する。図10は、本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムのフローチャートである。図11は、本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムの位置補正操作601のフローチャートである。図12は、本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムの位置検出操作602のフローチャートである。
【0063】
図10(A)は、位置情報検出システムの第1のフローチャートである。図10(A)に示す方式では、位置補正操作601と、位置検出操作602と、を繰り返す。本方式は、位置検出操作の前にのみ位置補正操作601を行うため、不必要な位置補正操作601を行う必要がない。
【0064】
図10(B)は、位置情報検出システムの第2のフローチャートである。図10(B)に示す方式では、位置補正操作601の後に第1の判別(検出判別)603が行われる。第1の判別(検出判別)603により、位置検出操作602に移行するか、位置補正操作601を繰り返すか、を判定する。また、第1の判別(検出判別)603は、リーダ/ライタ、もしくはリーダ/ライタを管理するサーバ(制御装置等)で行うことが好ましい。
【0065】
図10(C)は、位置情報検出システムの第3のフローチャートである。図10(C)に示す方式では、位置検出操作602の後に、第2の判別(補正判別)604が行われる。なお、第2の判別(補正判別)604により、位置補正操作601に移行するか、位置検出操作602を繰り返すか、を判定する。また、第2の判別(補正判別)604は、リーダ/ライタ、もしくはリーダ/ライタを管理するサーバ(制御装置等)で行う。本方式は、対象物の位置情報検出を頻繁に行う場合に好ましい方式である。
【0066】
図11(A)は、位置補正操作601の第1のフローチャートである。本フローチャートは、信号強度から距離を算出する機能をRFチップが有し、算出距離から位置を算出する機能をリーダ/ライタが有する場合のフローチャートである。
【0067】
まず、リーダ/ライタから無線信号を発信(無線信号発信701)し、RFチップで無線信号を受信して信号強度を検出(信号強度検出702)する。次に、RFチップで信号強度から距離を算出(距離算出703)し、算出距離を送信データとしてリーダ/ライタに送信(算出距離送信704)する。リーダ/ライタは、算出距離を受信(算出距離受信705)し、算出距離と、リーダ/ライタと位置情報が既知のRFチップとの間の距離とを比較(実距離と算出距離比較706)する。また、リーダ/ライタは、比較結果に応じて、算出距離の補正方法を決定(補正方法決定707)する。
【0068】
なお、本方式では、算出距離を補正する機能をリーダ/ライタが有する場合について説明したが、別に設けたサーバが算出距離を補正する機能を有する構成としても良い。また、リーダ/ライタを発信源とする無線信号を、RFチップで検出する場合について説明したが、RFチップを発信源とする無線信号を、リーダ/ライタで検出する構成とすることも可能である。
【0069】
図11(B)は、位置補正操作の第2のフローチャートである。本フローチャートは、信号強度から距離を算出する機能と、算出距離から位置を算出する機能と、をリーダ/ライタが有する場合のフローチャートである。
【0070】
まず、リーダ/ライタから無線信号を発信(無線信号発信701)し、RFチップで無線信号を受信して信号強度を検出(信号強度検出702)する。RFチップは信号強度を送信データとして、リーダ/ライタに送信(信号強度送信708)する。リーダ/ライタは信号強度を受信(信号強度受信709)し、信号強度から距離を算出(距離算出710)する。リーダ/ライタは、算出距離と、リーダ/ライタと位置情報が既知のRFチップとの間の距離とを比較(実距離と算出距離比較706)する。また、リーダ/ライタは、比較結果に応じて、算出距離の補正方法を決定(補正方法決定707)する。
【0071】
なお、本方式では、算出距離を補正する機能をリーダ/ライタが有する場合について説明したが、別に設けたサーバが有する構成としても良い。また、リーダ/ライタを発信源とする無線信号をRFチップで検出する場合について説明したが、RFチップを発信源とする無線信号をリーダ/ライタで検出する構成とすることも可能である。算出距離を補正する機能を別に設けたサーバが有する構成とすることにより、リーダ/ライタの小型化及び低消費電力化を図ることができるため好ましい。
【0072】
図12(A)は、位置検出操作602の第1のフローチャートである。本フローチャートは、信号強度から距離を算出する機能をRFチップが有し、算出距離から位置を算出する機能をリーダ/ライタが有する場合のフローチャートである。
【0073】
まず、リーダ/ライタから無線信号を発信(無線信号発信801)し、RFチップで無線信号を受信して信号強度を検出(信号強度検出802)する。次に、RFチップで信号強度から距離を算出(距離算出803)し、算出距離を送信データとしてリーダ/ライタに送信(算出距離送信804)する。リーダ/ライタは、算出距離を受信(算出距離受信805)し、位置補正操作により決定している補正方法に従って算出距離を補正(算出距離補正806)する。また、リーダ/ライタは、補正した算出距離から、対象物の位置を算出(位置算出807)する。
【0074】
なお、本方式では、算出距離を補正する機能と、位置を算出する機能と、をリーダ/ライタが有する場合について説明したが、別に設けたサーバが算出距離を補正する機能を有する構成としても良い。算出距離を補正する機能及び位置を算出する機能を別に設けたサーバが有する構成とすることにより、リーダ/ライタの小型化及び低消費電力化を図ることができるため好ましい。
【0075】
また、リーダ/ライタを発信源とする無線信号を、RFチップで検出する場合について説明したが、RFチップを発信源とする無線信号を、リーダ/ライタで検出する構成とすることも可能である。RFチップを無線信号の発信源とし、リーダ/ライタで無線信号を検出する構成とする場合には、RFチップに蓄電部を設ける構成とすればよい。RFチップに蓄電部を設ける構成とすることにより、通信距離を伸ばすことができるため好ましい。また、RFチップに蓄電部を具備する構成では、当該蓄電部は充電可能な蓄電部(2次電池)としても良い。蓄電部を2次電池とすることにより、蓄電部である電池の交換を行うことなく、位置情報検出システムを用いることができるため好ましい。
【0076】
図12(B)は、位置検出操作602の第2のフローチャートである。本フローチャートは、信号強度から距離を算出する機能と、算出距離から位置を算出する機能と、をリーダ/ライタが有する場合のフローチャートである。
【0077】
まず、リーダ/ライタから無線信号を発信(無線信号発信801)し、RFチップで無線信号を受信して信号強度を検出(信号強度検出802)する。次に、RFチップは信号強度を送信データとしてリーダ/ライタに送信(信号強度送信808)する。リーダ/ライタは信号強度を受信(信号強度受信809)し、信号強度から距離を算出(距離算出810)する。リーダ/ライタは、位置補正操作により決定している補正方法に従って算出距離を補正(算出距離補正806)する。また、リーダ/ライタは、補正した算出距離から、対象物の位置を算出(位置算出807)する。
【0078】
なお、本方式では、算出距離を補正する機能と、位置を算出する機能と、をリーダ/ライタが有する場合について説明したが、制御装置101が有するCPU111がこれらの機能を有していても良い。これらの機能をCPU111が有することにより、リーダ/ライタの小型化及び低消費電力化を図ることができるため好ましい。
【0079】
また、リーダ/ライタを発信源とする無線信号を、RFチップで検出する場合について説明したが、RFチップを発信源とする無線信号を、リーダ/ライタで検出する構成としてもよい。RFチップを無線信号の発信源とし、リーダ/ライタで無線信号を検出する構成では、RFチップに蓄電部を設ける構成とすればよい。RFチップに蓄電部を設ける構成とすることにより、通信距離を伸ばすことができるため好ましい。また、RFチップに蓄電部を具備する構成では、当該蓄電部は充電可能な蓄電部(2次電池)としても良い。蓄電部を2次電池とすることにより、蓄電部である電池の交換を行うことなく、位置情報の検出を行うことができるため好ましい。
【0080】
なお、上記説明したようにRFチップと複数のリーダ/ライタとの間の距離によりRFチップの詳細な位置を特定することができる。詳細に特定されたRFチップの位置情報からカードの上下又は裏表等の情報が得られ、これらの情報はHD110に記憶される。本発明のゲーム機を用いることで、特定の相手との戦績等を詳細に記録しておくことも可能である。しかし、これに限定されず、このような戦績はカードが有するRFチップに記憶部を設け、該記憶部に記憶していく形態であっても良い。
【0081】
以上のように本発明のカードゲーム機を用いることで、目の前の相手との対戦又は遠隔地の相手との対戦が可能なカードゲームが実現できる。本発明のカードゲーム機は従来のものとは異なり、複数のリーダ/ライタで複数のカードのデータ及び位置等を同時に読み取るため、カードの読み取りが一枚ずつであった従来のカードゲーム機よりもゲーム性の拡張が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明を説明する図。
【図2】本発明のリーダ/ライタを説明する図。
【図3】本発明のR/W内蔵マットを説明する図。
【図4】本発明のカードを説明する図。
【図5】本発明を説明する図。
【図6】本発明のRFチップを説明する図。
【図7】本発明のR/W内蔵マットの一例を説明する図。
【図8】本発明のR/W内蔵マットからの電波強度分布を説明する図。
【図9】無線信号の距離と信号強度の関係について示す図。
【図10】本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムのフローチャートについて示す図。
【図11】本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムの位置補正操作のフローチャートについて示す図。
【図12】本発明におけるRFチップを用いた位置情報検出システムの位置検出操作のフローチャートについて示す図。
【符号の説明】
【0083】
100 R/W内蔵マット
100A R/W内蔵マット
100B R/W内蔵マット
100C R/W内蔵マット
100D R/W内蔵マット
101 制御装置
102 アンテナ
103 通信端末
104 外部コントローラ
105 モニター
106 無線通信インターフェイス部
107 RAM
108 ROM
109 外部コントローラインターフェイス部
110 HD
111 CPU
112 R/Wインターフェイス部
113 カード
114 RFチップ
115 モニターインターフェイス部
116 リーダ/ライタ
116A リーダ/ライタ
116B リーダ/ライタ
116C リーダ/ライタ
116D リーダ/ライタ
116AA リーダ/ライタ
116AB リーダ/ライタ
116AC リーダ/ライタ
116AD リーダ/ライタ
116BA リーダ/ライタ
116BB リーダ/ライタ
116BC リーダ/ライタ
116BD リーダ/ライタ
116CA リーダ/ライタ
116CB リーダ/ライタ
116CC リーダ/ライタ
116CD リーダ/ライタ
190 記憶部
191 制御及び演算部
200 アンテナ回路
201 アンテナ
203 容量素子
204 受信部
205 送信部
206 R/W制御部
206A R/W制御部
206Ba R/W制御部
206Bb R/W制御部
206Ca R/W制御部
206Cb R/W制御部
206Da R/W制御部
206Db R/W制御部
206Dc R/W制御部
206Dd R/W制御部
300 ステップ
301 ステップ
302 ステップ
303 ステップ
304 ステップ
305 ステップ
306 ステップ
401 信号送受信部
403 信号演算部
404 アンテナ
405 整流回路
406 復調回路
407 変調回路
408 整流回路
409 電源回路
410 A/D変換回路
411 CPU
412 ROM
413 RAM
500 R/W内蔵マット
501 R/W制御部
502A RFチップ
502B RFチップ
502C RFチップ
502D RFチップ
502E RFチップ
502F RFチップ
502G RFチップ
502H RFチップ
601 位置補正操作
602 位置検出操作
603 第1の判別(検出判別)
604 第2の判別(補正判別)
701 無線信号発信
702 信号強度検出
703 距離算出
704 算出距離送信
705 算出距離受信
706 実距離と算出距離比較
707 補正方法決定
708 信号強度送信
709 信号強度受信
710 距離算出
801 無線信号発信
802 信号強度検出
803 距離算出
804 算出距離送信
805 算出距離受信
806 算出距離補正
807 位置算出
808 信号強度送信
809 信号強度受信
810 距離算出

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードに搭載された無線通信可能な半導体装置と通信する複数のリーダ/ライタが設けられた盤と、
前記リーダ/ライタに接続され、前記リーダ/ライタの信号から前記カードの位置、向き及び表裏の少なくとも一を判別する制御装置と、を有することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項2】
カードに搭載された無線通信可能な半導体装置と通信する複数のリーダ/ライタがマトリクス状に設けられた盤と、
前記リーダ/ライタに接続され、前記リーダ/ライタの信号から前記カードの位置、向き及び表裏の少なくとも一を判別する制御装置と、を有することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記カードは複数枚であることを特徴とするカードゲーム機。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記制御装置には入力装置及び出力装置が接続されていることを特徴とするカードゲーム機。
【請求項5】
請求項4において、
前記出力装置は表示装置であることを特徴とするカードゲーム機。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記制御装置が赤外線ポートを有し、
前記赤外線ポートを介して他の通信端末と通信する一の通信端末を有することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項7】
請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記制御装置がアンテナを有し、
前記アンテナを介して前記制御装置と通信し、外部のネットワークに接続された通信端末を有することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項8】
請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記制御装置が赤外線ポートを有し、
前記赤外線ポートを介して通信し、外部のネットワークに接続された通信端末を有することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項9】
請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記制御装置は赤外線ポートを有し、
前記制御装置は前記赤外線ポートを介して他の制御装置と通信することを特徴とするカードゲーム機。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか一において、
前記カードの形状は四角形又は角が丸い四角形であり、
前記無線通信可能な半導体装置は前記カードの四隅のいずれかの近傍に設けられていることを特徴とするカードゲーム機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−6131(P2009−6131A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−133285(P2008−133285)
【出願日】平成20年5月21日(2008.5.21)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】