説明

ガス化装置におけるスクリューシャフトの交換装置

【課題】スクリューフィーダのスクリューシャフトを遠隔操作で人出を介さずにトラフ外に容易に引き抜くことができると共に、残渣の飛散を防止できて除染を要しないガス化装置におけるスクリューフィーダのメンテナンス装置を提供する。
【解決手段】トラフ2内にスクリューシャフト3を有するスクリューフィーダ4と、上記トラフ2内で移送される放射性廃棄物を熱分解する加熱部5とを備えたガス化装置1において、上記スクリューフィーダ4の長手方向の延長線上に配設され上記トラフ2内から引き抜かれたスクリューシャフト3を収容するトレー部18と、該トレー部18に沿って走行可能に設けられ上記トラフ2内から上記スクリューシャフト3を引き抜き、又はメンテナンス後もしくは交換後のスクリューシャフト3をトラフ2内に挿入するための駆動台車19と、上記トレー部18の底部に形成され上記スクリューシャフト3と一緒に上記トラフ2内から引き出された残渣を洗浄排水するための排水溝部23とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射性廃棄物をガス化装置を構成するスクリューフィーダ内で熱分解してガス化し、熱分解後の残渣をスクリューフィーダ内のスクリューシャフトにより排出するようにしたガス化装置におけるスクリューフィーダの交換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
原子力プラント等からの放射性廃棄物は、例えば、ガス化装置(スチームリフォーマ装置)でガス化され、ガス分が無害化装置で処理した後大気に放出され、放射性廃棄物をガス化した際の残渣が残渣回収装置で回収される。処理対象物が放射性廃棄物であるため、人手による作業が制限され、ガス化装置は機械による遠隔操作による運用がなされるようにしている。
【0003】
ガス化装置においては、放射性廃棄物が供給管からガス化装置を構成するスクリューフィーダのトラフ内に供給される。そして、トラフ内に供給された放射性廃棄物は、スクリューフィーダの周囲に設けられた加熱部である電気炉により加熱されてガス化され、ガス分が排ガス管から排気され、残渣がスクリューシャフトの回転に伴い残渣排出管から順次排出されて残渣回収装置で回収される。なお、このようなガス化装置と関連する先行技術としては、廃棄物処理装置の熱分解反応器が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−300036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記ガス化装置を構成するスクリューフィーダは、スクリューシャフトの摩耗を生じるため、スクリューシャフトを定期的に交換する必要がある。スクリューシャフトの交換を行う場合、先ずトラフの一端を開放してスクリューシャフトにアイボルト等の治具をねじ込み、この治具にワイヤを連結してウインチ又はクレーン等で引っ張ることによりスクリューシャフトをトラフ外へ引き抜く必要があり、多くの手間がかかっていた。
【0006】
また、処理対象物が放射性廃棄物であるため、その残渣の飛散対策も必要となる。特に、スクリューシャフトを引き抜く際に、トラフ内の残留残渣がトラフ外に引き出されて落下し、粉塵として舞い、治具やワイヤは、残渣の粉塵により汚染されるため、メンテナンスや交換の都度、除染する必要があった。
【0007】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、スクリューフィーダのスクリューシャフトを遠隔操作で人手を介さずにトラフ外に容易に引き抜くことができると共に、残渣の粉塵の飛散を防止できて除染を要しないガス化装置におけるスクリューシャフトの交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、トラフ内にスクリューシャフトを有するスクリューフィーダと、上記トラフ内で移送される放射性廃棄物を熱分解する加熱部とを備えたガス化装置において、上記スクリューフィーダの長手方向の延長線上に配設され上記トラフ内から引き抜かれたスクリューシャフトを収容するトレー部と、該トレー部に沿って走行可能に設けられ上記トラフ内から上記スクリューシャフトを引き抜き、又はメンテナンス後もしくは交換後のスクリューシャフトをトラフ内に挿入するための駆動台車と、上記トレー部の底部に形成され上記スクリューシャフトと一緒に上記トラフ内から引き出された残渣を洗浄排水するための排水溝部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記駆動台車が、上記スクリューシャフトの端部に設けられた雌ねじ部または雄ねじ部いずれか一方に対していずれか他方を着脱可能に接続するためのフローティングシャフト構造の接続機構を有することが好ましい。
【0010】
上記トレー部の底部には、上記スクリューシャフトを洗浄した残渣を含む排水ないし廃液を上記排水溝部から排出するためのドレーン配管を接続する排水口が設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、スクリューフィーダのスクリューシャフトを遠隔操作で人手を介さずにトラフ外に容易に引き抜くことができると共に、残渣の粉塵の飛散を防止できて除染を要しない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態に係るガス化装置におけるスクリューフィーダにおけるスクリューシャフトの交換装置を概略的を示す図である。
【図2】スクリューフィーダのトラフからスクリューシャフトを取り出した状態を概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】トレー部に沿って走行可能に設けられた駆動台車を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線矢視図である。
【図4】スクリューシャフトと駆動台車を接続する接続部の構造を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態を概略的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明を実施するための形態を添付図面に基いて詳述する。
【0014】
図1ないし図2に示すように、ガス化装置(スチームリフォーマ装置)1は、低レベル放射性廃棄物の処理装置であり、水平の円筒状のトラフ2内にスクリューシャフト3を回転可能に有するスクリューフィーダ4と、上記トラフ2内を搬送される放射性廃棄物を熱分解する加熱部としての電気炉5とを備えている。また、上記スクリューフィーダ4は、トラフ2の外部に配設されてスクリューシャフト3を回転駆動するモータ6を有している。
【0015】
上記トラフ2は、モータ6側の一端(開口端)(図1中の左側)を閉塞する第一蓋7と、トラフ2の他端(開口端)(図1中の右側)を閉塞する第二蓋8とを有し、これら第一蓋7及び第二蓋8はトラフ2に対してボルト(図示省略)で着脱自在に取付けられている。トラフ2には、放射性廃棄物を供給するための供給管9と、ガス分を排気するための排ガス管(図示省略)と、残渣を排出するための残渣排出管10とが接続されている。上記モータ6は、スクリューシャフト3を比較的低速(1rpm程度)で回転駆動させるものであり、油圧モータ或いは電動モータからなっている。
【0016】
本実施形態では、スクリューシャフト(ガス化装置本体側シャフト)3とモータ6との間にスクリューシャフト3の位置決めを行う中間シャフト11を設け、この中間シャフト11のモータ側端部(一端部)はカップリング(モータカップリング)12でモータ6と接続し、中間シャフト11のトラフ側の端部は外部からトラフ2内まで延長して、スクリューシャフト3に図示しない連結機構を介して着脱自在に接続されている。
【0017】
中間シャフト11はカップリング12からトラフ2内部までの長さとされている。中間シャフト11はトラフ2外部にて軸受(本実施形態では、プランマブロック)13で支持され、トラフ2における中間シャフト11が貫通する部位は軸シール機構(図示省略)でシールされている。
【0018】
スクリューシャフト3は、メンテナンスや交換のためにトラフ2から出し入れされる部位である。スクリューシャフト3は、トラフ2の長手方向に延出するシャフト部14と、このシャフト部14の長手方向に間隔を隔てて装着された一対のエンドプレート15と、これら一対のエンドプレート15間に位置させてシャフト部14に装着されたスクリュー部16とを有している。
【0019】
上記連結機構は、スクリューシャフト3のモータ側端部に形成されたプラス形状の溝部と、中間シャフト11のトラフ側端部に形成され、上記溝部に挿入されるマイナス形状の凸部とから構成される簡易キー連結機構である。上記ガス化装置1を構成するスクリューフィーダ3及び電気炉5は、第一架台17に設けられている。
【0020】
そして、上記ガス化装置1には、スクリューフィーダ3における摩耗したスクリューシャフト3を交換するための交換装置45が設けられている。この交換装置45は、ガス化装置におけるスクリューフィーダ4の長手方向の延長線上に、上記トラフ2内から引き抜かれたスクリューシャフト3を一時的に収容するためのトレー部18を備えている。このトレー部18には上記トラフ2内から上記スクリューシャフト3を引き抜き、又はメンテナンス後もしくは交換後のスクリューシャフトをトラフ2内に挿入するための駆動台車19が設けられている。
【0021】
上記トレー部18は、上記スクリューフィーダ4と略同じ高さになるように第二架台20に設けられている。また、トレー部18は、図3の(a)ないし(b)に示すようにスクリューシャフト3を少なくともその直径の半分の高さまで収容可能な深さを有する断面円弧状又は断面U字状等の樋状に形成されており、その両側縁部には長手方向に水平の側部フランジ部21が設けられていると共に、トレー部18の長手方向両端部には円弧状の端部フランジ部22が設けられている。
【0022】
上記トレー部18の底部には上記スクリューシャフト3と一緒に上記トラス2内から引き出された残渣を洗浄排水するための断面U字状の排水溝部23が設けられている。また、上記トレー部18の底部には、上記残渣を含む排水を上記排水溝部23から排出するためのドレーン配管24を接続する排水口25が設けられている。
【0023】
上記駆動台車19は、上記トレー部18を囲繞する方形枠状のフレーム部26と、このフレーム部26に設けられたガイドローラ27と、台車駆動手段28とを備えている。上記フレーム部26は、ボルト29で着脱可能に連結された上部フレーム部26aと下部フレーム部26bとからなり、その上部フレーム部26aには上記トレー部18の両側の側部フランジ部21の上面及び外側面に接して回転する上記ガイドローラ27を構成する上部ローラ27aと側部ローラ27bとが設けられている。本実施形態では、台車駆動手段28として、ラック30とピニオン31及びそのピニオン31を回転駆動するモータ(台車移動用モータ)32が採用されている。上記ラック30は、上記トレー部18の外底部即ち溝部23の外底部にその長手方向に沿って取付けられている。上記下部フレーム26bには、上記ラック30に歯合する上記ピニオン31がブラケット33を介して回転可能に取付けられていると共に、そのピニオン31を正逆両方向に回転駆動可能なモータ32が取付けられている。なお、下部フレーム部26bには、上記ラック30を露出させるためのスリット44が設けられている。
【0024】
一方、上記駆動台車19は、上記スクリューシャフト3の端部に設けられた雌ねじ部34に対して雄ネジ部35を着脱可能に接続するためのフローティングシャフト構造の接続機構36を有している。この接続機構36は、図4の(a)〜(c)に示すように上部フレーム部26aの下部に接続ガイド37を介して軸方向に摺動可能に且つ径方向に移動可能(偏心可能)に支持され先端に雄ねじ部35を有するフローティングシャフト38と、上記上部フレーム部26aの下部に設けられ上記フローティングシャフト38を正逆方向に回転駆動するモータ(スクリュー接続用モータ)39とを備えている。
【0025】
上記フローティングシャフト38は、先端に雌ねじ部35を突設したシャフト部38aと、このシャフト部38aの後部フランジ部38bを介して設けられ、前記スクリュー接続用モータ39の回転軸に設けられたT字状の出力軸39aと軸方向にスライド可能に係合する係合溝38cを有する連結部38dとを備えている。上記接続ガイド37は、上記雌ねじ部34を有するスクリューシャフト3の端部3aに係合する凹部40と、上記フローティングシャフト38のシャフト部38aを挿通する軸孔部41とを軸方向の前後に備えている。なお、上記軸孔部41の内面にはフローティングシャフト38のシャフト部38aを軸方向に摺動可能に且つ径方向に移動可能に支持する潤滑性及び弾性を有する円筒状のスペーサ42が設けられていることが好ましい。上記凹部40は、上記スクリューシャフト3の端部3aに係合し易いように端部3a側に向けてテーパ状に拡径していることが好ましい。また、上記雄ねじ部35の先端部は、雌ねじ部34に入り安いように先端側が縮径したテーパ状に形成されていることが好ましい。
【0026】
次に、以上の構成からなるガス化装置1におけるスクリューシャフト3の交換装置45の作用、すなわちスクリューフィーダ4のトラフ2内からスクリューシャフト3をトレー部18上に抜き取り、一緒に引き出された残渣を洗浄排水する手順について説明する。先ず、上記トラフ2の端部を塞いでいる第二蓋8を取外し、駆動台車19を上記トラフ2の端部まで前進移動させる。この時、フローティングシャフト38は、図4の(a)に示すように雄ねじ部35の先端部を接続ガイド37の凹部40内に若干突出させた状態にあり、この状態から駆動台車19の前進により図4の(b)に示すように接続ガイド37の凹部40がスクリューシャフト3の端部3aに係合すると共に、雄ねじ部35の先端部が雌ねじ部34に進入し、雌ねじ部34の軸心に合わせて雄ねじ部35が調芯される。この時のフローティングシャフト38の径方向への変位や傾きがスペーサ42によって許容ないし吸収される。そして、この状態でフローティングシャフト38をスクリュー接続用モータ39の駆動で正方向に回転駆動すると、図4の(c)に示すように雄ねじ部35が雌ねじ部34に螺合して結合され、駆動台車19とスクリューシャフト3の接続が完了する。
【0027】
次に、図2に示すように駆動台車19をトレー部18の先端側(図2の右端側)まで後退移動させることにより、トラフ2内からスクリューシャフト3をトレー部18上に引き出す。その際にトラフ2内の残渣がスクリューシャフト3の移動に伴ってトレー部18上に掻き出される。このようにスクリューシャフト3をトレー部18上に引き出したなら、散水してスクリューシャフト3及びトレー部18内を洗浄すればよい。これにより、残渣がトレー部18の排水溝部23内に集められ、この排水溝部23から排水口25及びドレーン配管24を介して例えば残渣回収装置等の残渣回収部に排出される。その後、上記スクリューシャフトのメンテナンス又は交換が行われ、メンテナンス後又は交換後のスクリューシャフトが駆動台車19によってトラフ2内に挿入される。
【0028】
このように本実施形態のガス化装置1におけるスクリューシャフト3の交換装置45によれば、ガス化装置1がトラフ2内にスクリューシャフト3を有するスクリューフィーダ4と、上記トラフ2内で移送される放射性廃棄物を熱分解する加熱部である電気炉5とを備え、上記交換装置45が上記スクリューフィーダ4の長手方向の延長線上に配設され上記トラフ2内から引き抜かれたスクリューシャフト3を収容するトレー部18と、該トレー部18に沿って走行可能に設けられ上記トラフ2内から上記スクリューシャフト3を引き抜き、又はメンテナンス後もしくは交換後のスクリューシャフト3をトラフ2内に挿入するための駆動台車19と、上記トレー部18の底部に形成され上記スクリューシャフト3と一緒に上記トラフ2内から引き出された残渣を洗浄排水するための排水溝部23とを備えているため、スクリューフィーダ4のスクリューシャフト3を遠隔操作で人手を介さずにトラフ2外に容易に引き出すことができると共に、残渣を洗浄排水することができ、残渣の粉塵の飛散を防止できて除染を要しない。
【0029】
また、上記駆動台車19が、上記スクリューシャフト3の端部3aに設けられた雌ねじ部34に対して雄ねじ部35を着脱可能に接続するためのフローティングシャフト構造の接続機構36を有しているため、駆動台車19をスクリューシャフト3の端部に人手を介さずに遠隔操作で容易に接続することができる。
【0030】
上記トレー部18の底部には、上記スクリューシャフト3を洗浄した残渣を含む排水を上記排水溝部23から排出するためのドレーン配管24を接続する排水口25が設けられているため、残渣を例えば残渣回収装置等の残渣回収部に容易に排出することができる。
【0031】
図5は他の実施の形態を示す図である。図5の実施の形態において、図1の実施の形態と同一部分には同一の参照符号が付されている。図5の実施の形態では、駆動台車19の駆動手段として、一対の油圧シリンダ43が用いられている。一対の油圧シリンダ43は駆動台車19の左右に配置され、駆動台車19の両側部に各油圧シリンダ43のピストンロッド43aの端部が連結されている。トレー部18の両側部には第二架台20の一対の梁部20a,20aが配設され、両梁部20a,20aには所定の間隔(例えばピンスンロッド43aの伸縮ストローク、1255mm)で設けられたピン孔(図示省略)にピン(図示省略)を挿入して駆動台車19又は油圧シリンダ43の基部43bを交互に固定するようになっている。
【0032】
図5において、伸張状態の油圧シリンダ43の基部43bをピンで固定し、ピストンロッド43aを収縮させて駆動台車19を移動させ、次に駆動台車19をピンで固定したら、基部43bのピンを抜き、ピストンロッド43aを伸張させて油圧シリンダ43自体を移動させるという動作を複数回例えば4回繰り返す((1)(2)(3)(4)参照)ことにより駆動台車19を所定距離(例えば5020mm)移動することができるようになっている。図5の実施の形態によれば、図1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0033】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。例えば、トレー部には、トレー部上のスクリューシャフトに向けて散水する散水ノズルが配設されていても良い。また、スクリューシャフトの端部に雄ねじ部を設け、フローティングシャフトの端部に雌ねじ部を設けてもよい。
【符号の説明】
【0034】
1 ガス化装置
2 トラフ
3 スクリューシャフト
4 スクリューフィーダ
5 加熱部(電気炉)
18 トレー部
19 駆動台車
23 排水溝部
24 ドレーン配管
25 排水口
34 雌ねじ部
35 雄ねじ部
36 接続機構
45 交換装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラフ内にスクリューシャフトを有するスクリューフィーダと、上記トラフ内で移送される放射性廃棄物を熱分解する加熱部とを備えたガス化装置において、上記スクリューフィーダの長手方向の延長線上に配設され上記トラフ内から引き抜かれたスクリューシャフトを収容するトレー部と、該トレー部に沿って走行可能に設けられ上記トラフ内から上記スクリューシャフトを引き抜き、又はメンテナンス後もしくは交換後のスクリューシャフトをトラフ内に挿入するための駆動台車と、上記トレー部の底部に形成され上記スクリューシャフトと一緒に上記トラフ内から引き出された残渣を洗浄排水するための排水溝部とを備えたことを特徴とするガス化装置におけるスクリューフィーダのメンテナンス装置。
【請求項2】
上記駆動台車が、上記スクリューシャフトの端部に設けられた雌ねじ部または雄ねじ部いずれか一方に対していずれか他方を着脱可能に接続するためのフローティングシャフト構造の接続機構を有する請求項1記載のガス化装置におけるスクリューフィーダのメンテナンス装置。
【請求項3】
上記トレー部の底部には、上記スクリューシャフトを洗浄した残渣を含む排水を上記排水溝部から排出するためのドレーン配管を接続する排水口が設けられている請求項1又は2記載のガス化装置におけるスクリューフィーダのメンテナンス装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−122888(P2012−122888A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274714(P2010−274714)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】