説明

クエチアピンを含有する薬剤

本発明は、ロウ物質投薬形態、プレスコート投薬形態、および振りかけ投薬形態、および他の新規性のある投薬形態を含む、クエチアピンおよびその塩、特にヘミフマル酸クエチアピンの新規性のある投薬形態を提供する。本発明は、さらに、クエチアピンおよびその塩の持続放出およびパルス放出投薬形態も提供する。新規性のあるクエチアピン投薬形態を作製する方法が提示される。単独で、または他の1つ以上の薬物と組み合わせて本明細書で開示されている有効な量の投薬形態を投与することにより統合失調症および他の精神神経疾患を治療する薬物を製造するため前記組成を使用することも本発明により提示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
マトリックスを含む固形投薬製剤であって、
前記マトリックスは、
治療有効量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩と、
ロウ物質と、
を含むことを特徴とする固形投薬製剤。
【請求項2】
請求項1に記載の固形投薬形態であって、
前記マトリックスは、治療有効量のヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項3】
請求項1または2に記載の固形投薬形態であって、
前記ロウ物質は、カルナバウロウ、ベヘン酸グリセリル、カスターワックス、またはそれらの任意の組合せを含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の固形投薬形態であって、
前記投薬は、持続放出投薬製剤として製剤されることを特徴とする固形投薬形態。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の固形投薬形態であって、
前記マトリックスは、コーティング組成物でコーティングされることを特徴とする固形投薬形態。
【請求項6】
請求項5に記載の固形投薬形態であって、
前記コーティング組成物は、機能性コーティング組成物であることを特徴とする固形投薬形態。
【請求項7】
請求項6に記載の固形投薬形態であって、
前記機能性コーティング組成物は、
水不溶性成分と、
水溶性成分と、
を含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項8】
請求項5に記載の固形投薬形態であって、
前記コーティング組成物は、非機能性コーティング組成物であることを特徴とする固形投薬形態。
【請求項9】
請求項8に記載の固形投薬形態であって、
前記非機能性コーティング組成物は、水不溶性成分が実質的に存在しない中で水溶性成分を含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項10】
請求項9に記載の固形投薬形態であって、
前記非機能性コーティング組成物は、薬剤として許容される染料、顔料、またはその混合物を含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項に記載の固形投薬形態であって、
前記マトリックスは、さらに、加工助剤を含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項に記載の固形投薬形態であって、
前記マトリックスは、さらに、追加の活性薬剤を含むことを特徴とする固形投薬形態。
【請求項13】
治療有効量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩およびロウ物質を含む、マトリックスを含む固形投薬形態を作製する方法であって、
前記方法は、前記ロウ物質をホットメルトして溶融物を形成することと、
前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を前記溶融物で造粒して顆粒を形成することと、
前記顆粒を粉砕することと、
前記顆粒を圧縮して前記マトリックスを形成することを含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法であって、
さらに、前記顆粒を加工助剤とブレンドし、前記顆粒を圧縮する前に前記マトリックスを形成することを含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項13または14に記載の方法であって、
さらに、前記マトリックスを機能性および/または非機能性コーディングでコーティングすることを含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法から得られることを特徴とする固形投薬形態。
【請求項17】
請求項2に記載の固形投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のポビドンと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.087:1の重量対重量比の二塩基性リン酸二カルシウム二水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.286:1の重量対重量比の微結晶性セルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のグリコール酸デンプンナトリウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.194:1の重量対重量比の乳糖一水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.026:1の重量対重量比のステアリン酸マグネシウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.043:1の重量対重量比のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.009:1の重量比対重量比のポリエチレングリコールと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.016:1の重量対重量比の二酸化チタンと
を含むヘミフマル酸クエチアピン投薬形態の同じ強さの投薬形態のサイズよりも実質的に小さいサイズを有することを特徴とする固形投薬形態。
【請求項18】
プレスコート投薬形態であって、
クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩である活性薬剤、ロウ物質を含むコア組成物と、
親水性ポリマーを含み、前記コア組成物上にプレスコーティングされる、コーティング組成物と、
を含むことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項19】
請求項18に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記活性薬剤は、ヘミフマル酸クエチアピンであることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項20】
請求項18または19に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コーティング組成物は、さらに、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項21】
請求項20に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コーティング組成物は、さらに、ヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項22】
請求項20または21に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コア組成物中のクエチアピンと前記コーティング組成物中のクエチアピンとの比は、約1:99から約99:1であることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項23】
請求項22に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コア組成物中のクエチアピンと前記コーティング組成物中のクエチアピンとの比は、約5:3よりも大きいことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項24】
請求項18から23のいずれか1項に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記ロウ物質は、カルナバウロウ、トリベヘニン、脂肪アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、パルミチルアルコール、脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ポリエチレン類、カスターワックス、C16〜30脂肪酸トリグリセリド類、蜜ロウ、またはそれらの任意の組合せであることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項25】
請求項18から24のいずれか1項に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記親水性ポリマーは、親水性セルロースポリマーを含むことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項26】
請求項25に記載のプレスコート投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンである活性薬剤を含むコア組成物を含み、前記親水性セルロースポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)であることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項27】
請求項18に記載のプレスコート投薬形態であって、
クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンである活性薬剤、
カルナバウロウを含むコア組成物と、
前記活性薬剤およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を含むコーティング組成物とを含み、
前記コーティング組成物は、前記コア上にプレスコーティングされることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項28】
請求項27に記載のプレスコート投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンおよびカルナバウロウを含むコア組成物と、
ヘミフマル酸クエチアピンおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)を含み、前記コア組成物上にプレスコーティングされるコーティング組成物と、ヘミフマル酸クエチアピンを含む追加のコーティング組成物とを含むことを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項29】
請求項28に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記追加のコーティング組成物は、即時放出コーティング組成物であることを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項30】
請求項27から29のいずれか1項に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コア組成物中の前記クエチアピンおよび前記コーティング組成物中の前記クエチアピンは、実質的にゼロ次の放出プロフィールをもたらすのに有効な量だけ存在することを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項31】
請求項27から29のいずれか1項に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コア組成物中の前記クエチアピンおよび前記コーティング組成物中の前記クエチアピンは、実質的に一次の放出プロフィールをもたらすために有効な量だけ存在することを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項32】
請求項27から29のいずれか1項に記載のプレスコート投薬形態であって、
前記コア組成物中の前記クエチアピンおよび前記コーティング組成物中の前記クエチアピンは、実質的に二次の放出プロフィールをもたらすために有効な量だけ存在することを特徴とするプレスコート投薬形態。
【請求項33】
プレスコート投薬形態を調製する方法であって、
クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩およびロウ物質を含むコア組成物を提供することと、
クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および親水性ポリマーを含むコーティング組成物を提供することと、
前記コーティング組成物を前記コア組成物にプレスコーティングして前記プレスコート投薬形態を提供することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項34】
複数のマイクロペレットを封入する開けやすいカプセルを含むクエチアピンの投薬形態であって、
前記マイクロペレットはそれぞれ、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩と水溶性ポリマーの第1のコーティング混合物でコーティングされ、その上に、非親水性ポリマー約90重量%から約70重量%と親水性ポリマー約10%から約30%の第2のコーティング混合物でコーティングされたシードを含むことを特徴とする投薬形態。
【請求項35】
請求項34に記載の投薬形態であって、
前記第1のコーティング混合物は、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩およびポリビニルピロリドンを含むことを特徴とする投薬形態。
【請求項36】
請求項34または35に記載の投薬形態であって、
前記非親水性ポリマーは、エチルセルロースであることを特徴とする投薬形態。
【請求項37】
請求項34から36のいずれか1項に記載の投薬形態であって、
前記親水性ポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースであることを特徴とする投薬形態。
【請求項38】
請求項34に記載の投薬形態であって、
持続放出投薬形態として製剤されることを特徴とする投薬形態。
【請求項39】
請求項34に記載の投薬形態であって、
前記第2のコーティング混合物の重量は、前記第2のコーティングが塗布される前の前記マイクロペレットの重量の約5〜10%であることを特徴とする投薬形態。
【請求項40】
請求項34に記載の投薬形態であって、
前記第2のコーティング混合物は、約1部のヒドロキシプロピルセルロースに対して約3部のエチルセルロースを含むことを特徴とする投薬形態。
【請求項41】
請求項35に記載の投薬形態であって、
前記ポリビニルピロリドンは、約30,000から約50,000の分子量を有することを特徴とする投薬形態。
【請求項42】
請求項41に記載の投薬形態であって、
前記ポリビニルピロリドンは、約40,000の分子量を有することを特徴とする投薬形態。
【請求項43】
請求項34から42のいずれか1項に記載の投薬形態であって、
前記シードは、60/80のメッシュサイズを有する糖であることを特徴とする投薬形態。
【請求項44】
請求項34に記載の投薬形態であって、
前記マイクロペレットは、約0.5から約0.7mmの平均直径を有することを特徴とする投薬形態。
【請求項45】
薬剤として有効な量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および少なくとも1種の賦形剤を含む制御放出投薬形態であって、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは前記薬剤として許容されるその塩の50から95%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項46】
請求項45に記載の制御放出投薬形態であって、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは前記薬剤として許容されるその塩の30から80%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の40から85%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから3時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の45から90%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の50から95%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項47】
薬剤として有効な量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および少なくとも1種の賦形剤を含む制御放出投薬形態であって、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の5から15%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の10から25%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の15から35%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから8時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の25から50%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項48】
請求項47に記載の制御放出投薬形態であって、
薬剤として有効な量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および少なくとも1種の賦形剤を含み、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから16時間後に前記クエチアピンまたは前記薬剤として許容されるその塩の90%未満が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項49】
請求項1または請求項18に記載の制御放出投薬形態であって、
薬剤として有効な量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および少なくとも1種の賦形剤を含み、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の0から25%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の25から50%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の50から100%が放出され、
前記投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから8時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の80%以上が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項50】
請求項45から49のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
薬剤として有効な量のヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項51】
請求項45から50のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
前記溶解媒体は、0.1NのHClであることを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項52】
溶解度プロフィールをもたらす方法であって、
制御放出投薬形態を溶解媒体と組み合わせてから4時間後にクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の50から95%が放出されるように前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の前記制御放出投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせることを含むことを特徴とする方法。
【請求項53】
請求項52に記載の溶解度プロフィールをもたらす方法であって、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の30から80%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の40から85%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから3時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の45から90%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の50から95%が放出されるような溶解度プロフィールをもたらすことを特徴とする方法。
【請求項54】
溶解度プロフィールをもたらす方法であって、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の制御放出投薬形態を溶解媒体と組み合わせることを含み、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の5から15%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の10から25%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の15から35%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから8時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の25から50%が放出されるような溶解度プロフィールをもたらすことを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法であって、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから16時間後に前記クエチアピンまたは前記薬剤として許容されるその塩の90%未満が放出されるような溶解度プロフィールをもたらすことを特徴とする方法。
【請求項56】
請求項1または請求項18に記載の制御放出投薬形態を溶解媒体と組み合わせることを含む溶解度プロフィールをもたらす方法であって、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから1時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の0から25%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから2時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の25から50%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから4時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の50から100%が放出され、
前記投薬形態を前記溶解媒体と組み合わせてから8時間後に前記クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩の80%以上が放出されるような溶解度プロフィールをもたらすことを特徴とする方法。
【請求項57】
請求項52から56のいずれか1項に記載の方法であって、
前記溶解媒体は、0.1NのHClであることを特徴とする方法。
【請求項58】
経口腔投薬形態であって、
最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、Cmax対C24の比が約4:1未満である制御放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項59】
請求項58に記載の経口腔投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項60】
請求項58または59に記載の経口腔投薬形態であって、
前記比は、定常状態で達成されることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項61】
請求項58または59に記載の経口腔投薬形態であって、
max対C24の比は、約2:1未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項62】
経口腔投薬形態であって、
定常状態で、最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)、投与してから約12時間後のクエチアピン血漿濃度(C12)、および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、CmaxとC12との間の平均クエチアピン血漿濃度がC12とC24との間の平均クエチアピン血漿濃度に実質的に等しい制御放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項63】
請求項62に記載の経口腔投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項64】
請求項58または59に記載の経口腔投薬形態であって、
投与してから5.5から12時間の間にCmaxをもたらすことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項65】
請求項58または59に記載の経口腔投薬形態であって、
投与してから2から3.5時間の間にCmaxをもたらすことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項66】
経口腔投薬形態であって、
定常状態で、投与してから0時間から約12時間までの間の第1の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax1)、および投与してから約12時間から約24時間の間の第2の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax2)をもたらす持続放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項67】
請求項66に記載の経口腔投薬形態であって、
ヘミフマル酸クエチアピンを含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項68】
請求項66または67に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、投与してから0時間から約12時間までの間の第1の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax1)、投与してから約12時間から約24時間の間の第2の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax2)、および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、約Cmax1と約Cmax2との間の平均クエチアピン血漿濃度が約Cmax2と約C24との間の平均クエチアピン血漿濃度に実質的に等しいことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項69】
請求項66または67に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、投与してから0時間から約12時間までの間の第1の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax1)および第1の最低クエチアピン血漿濃度(Cmin1)、第2の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax2)、および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、Cmax1対Cmin1の比が約4:1未満であるか、またはCmax2対C24の比が約4:1未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項70】
請求項69に記載の経口腔投薬形態であって、
max2は、投与してから約12から約14時間後に生じることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項71】
請求項69に記載の経口腔投薬形態であって、
max1対Cmin1の比は、約8:5未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項72】
請求項69に記載の経口腔投薬形態であって、
max2対C24の比は、約2:1未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項73】
請求項72または73に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、Cmax1対Cmin1の比とCmax2対C24の比の差は、約30%未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項74】
請求項73に記載の経口腔投薬形態であって、
max1対Cmin1の比とCmax2対C24の比の差は、約20%未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項75】
請求項73に記載の経口腔投薬形態であって、
max1対Cmin1の比とCmax2対C24の比の差は、約10%未満であることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項76】
第1のサブユニットと第2のサブユニットを含む持続放出経口腔投薬形態であって、
前記第1のサブユニットは、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩、および第1の放出遅延物質を含み、
前記第2のサブユニットは、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩、および第2の放出遅延物質を含み、
前記第1および第2の放出遅延物質は、同じ場合も異なる場合もあり、前記投薬形態は、定常状態で、最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、Cmax対C24の比は約4:1未満であることを特徴とする持続放出経口腔投薬形態。
【請求項77】
ヘミフマル酸クエチアピンの同じ強さの投薬形態により投与してから0から24時間の間にもたらされるAUCの80%超、120%未満である、投与してから0から24時間までの間のAUCをもたらす請求項58または59に記載の制御放出投薬形態であって、
前記ヘミフマル酸クエチアピンの同じ強さの投薬形態は、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のポビドンと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.087:1の重量対重量比の二塩基性リン酸二カルシウム水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.286:1の重量対重量比の微結晶性セルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のグリコール酸デンプンナトリウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.194:1の重量対重量比の乳糖一水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.026:1の重量対重量比のステアリン酸マグネシウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.043:1の重量対重量比のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.009:1の重量比対重量比のポリエチレングリコールと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.016:1の重量対重量比の二酸化チタンと、
を含むことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項78】
ヘミフマル酸クエチアピンの当量の2倍を含む投薬形態により投与してから0から24時間の間にもたらされるAUCの80%超、120%未満である、投与してから0から24時間までの間のAUCをもたらす請求項58または59に記載の制御放出投薬形態であって、
前記ヘミフマル酸クエチアピンの当量の2倍を含む前記投薬形態は、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のポビドンと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.087:1の重量対重量比の二塩基性リン酸二カルシウム水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.286:1の重量対重量比の微結晶性セルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のグリコール酸デンプンナトリウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.194:1の重量対重量比の乳糖一水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.026:1の重量対重量比のステアリン酸マグネシウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.043:1の重量対重量比のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.009:1の重量比対重量比のポリエチレングリコールと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.016:1の重量対重量比の二酸化チタンと、
を含むことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項79】
経口腔投薬形態であって、
定常状態で、0時間から約12時間までの間の第1のAUC(AUC)および約12時間から約24時間までの間の第2のAUC(AUC)をもたらし、AUCとAUCとの差は約50%未満である持続放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項80】
請求項79に記載の経口腔投薬形態であって、
AUCおよびAUCはほぼ等しいことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項81】
請求項66または67に記載の経口腔投薬形態であって、
max1対Cmax2の比は、約1:1.5よりも大きく、約1:4よりも小さいことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項82】
請求項81に記載の経口腔投薬形態であって、
max1対Cmax2の比は、1:3よりも大きいことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項83】
請求項81に記載の経口腔投薬形態であって、
max1は、投与してから0から約2.5時間の間に生じ、Cmax2は、投与してから約10から約15時間の間に生じることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項84】
請求項81に記載の経口腔投薬形態であって、
max1は、投与してから約2.5から約3.5時間の間に生じ、Cmax2は、投与してから約10から約15時間の間に生じることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項85】
請求項81に記載の経口腔投薬形態であって、
max1は、投与してから5.5から約12時間の間に生じ、Cmax2は、投与してから約12から約16時間の間に生じることを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項86】
精神病または双極性躁病の治療用の薬物の製造であって、
前記薬物はマトリックスを含み、
前記マトリックスは、
治療有効量のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩と、
ロウ物質と、
を含むことを特徴とする製造。
【請求項87】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
薬剤として有効な量のクエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンおよび少なくとも1種の賦形剤を含み、
投与してから4時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの50から95%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項88】
請求項87に記載の制御放出投薬形態であって、
投与してから1時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの30から80%が放出され、
投与してから2時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの40から85%が放出され、
投与してから3時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの45から90%が放出され、
投与してから4時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの50から95%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項89】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
薬剤として有効な量のクエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンおよび少なくとも1種の賦形剤を含み、
投与してから1時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの5から15%が放出され、
投与してから2時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの10から25%が放出され、
投与してから4時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの15から35%が放出され、
投与してから8時間後に前記クエチアピンまたはヘミフマル酸クエチアピンの25から50%が放出されるような溶解度プロフィールを示すことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項90】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の経口腔投薬形態であって、
最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、Cmax対C24の比が約4:1未満である制御放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項91】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)、投与してから約12時間後のクエチアピン血漿濃度(C12)、および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、CmaxとC12との間の平均クエチアピン血漿濃度がC12とC24との間の平均クエチアピン血漿濃度に実質的に等しい制御放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項92】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、投与してから0時間から約12時間までの間の第1の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax1)、および投与してから約12時間から約24時間の間の第2の最高クエチアピン血漿濃度(Cmax2)をもたらす持続放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項93】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の持続放出経口腔投薬形態であって、
第1のサブユニットおよび第2のサブユニットを含み、
前記第1のサブユニットは、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および第1の放出遅延物質を含み、
前記第2のサブユニットは、クエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩および第2の放出遅延物質を含み、
前記第1の放出遅延物質および第2の放出遅延物質は、同じであっても異なっていてもよく、前記投薬形態は、定常状態で、最高クエチアピン血漿濃度(Cmax)および投与してから約24時間後のクエチアピン血漿濃度(C24)をもたらし、Cmax対C24の前記比は、約4:1未満であることを特徴とする持続放出経口腔投薬形態。
【請求項94】
ヘミフマル酸クエチアピンの同じ強さの投薬形態により投与してから0から24時間の間にもたらされるAUCの80%超、120%未満である、投与してから0から24時間の間のAUCをもたらす請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
前記同じ強さの投薬形態は、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のポビドンと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.087:1の重量対重量比の二塩基性リン酸二カルシウム水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.286:1の重量対重量比の微結晶性セルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.072:1の重量対重量比のグリコール酸デンプンナトリウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.194:1の重量対重量比の乳糖一水和物と、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.026:1の重量対重量比のステアリン酸マグネシウムと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.043:1の重量対重量比のヒドロキシプロピルメチルセルロースと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.009:1の重量比対重量比のポリエチレングリコールと、
ヘミフマル酸クエチアピンに対し約0.016:1の重量対重量比の二酸化チタンと、
を含むことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項95】
請求項1、18、または28のいずれか1項に記載の経口腔投薬形態であって、
定常状態で、0時間から約12時間の間の第1のAUC(AUC)および約12時間から約24時間の間の第2のAUC(AUC)をもたらし、AUCとAUCとの差は約50%未満である持続放出形態のクエチアピンまたは薬剤として許容されるその塩を含むことを特徴とする経口腔投薬形態。
【請求項96】
請求項1、2、および52から85のいずれか1項に記載の投薬形態を含むことを特徴とする錠剤。
【請求項97】
請求項96に記載の錠剤であって、
さらに、機能性または非機能性コーティングを含むことを特徴とする錠剤。
【請求項98】
請求項1、2、および52から85のいずれか1項に記載の固形投薬形態を含むことを特徴とするカプセル。
【請求項99】
請求項52から85のいずれか1項に記載の制御放出投薬形態であって、
前記制御放出投薬形態は、ゲル化剤を含まないことを特徴とする制御放出投薬形態。
【請求項100】
請求項99に記載の制御放出投薬形態であって、
前記制御放出投薬形態は、錠剤またはカプセルであることを特徴とする制御放出投薬形態。

【公表番号】特表2007−509155(P2007−509155A)
【公表日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−536758(P2006−536758)
【出願日】平成16年10月21日(2004.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/034743
【国際公開番号】WO2005/041935
【国際公開日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(506137424)アルファーマ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】