説明

ケーサー

【課題】ケーサーにおいて、部品の交換を伴うことなく、形状等が異なる複数種の製品への対応を可能にする。
【解決手段】ケーサーは、整列して設けられた、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部121を有する製品移送機を備える。複数の製品把持部121のそれぞれは、把持対象の製品を挟む又は囲うように設けられ、各々、製品に接触する内側位置と製品に非接触となる外側位置との間で可動に構成された複数の把持指部材125と、複数の把持指部材125を、製品を把持する際に同時に内側位置に位置付ける一方、製品の把持を解除する際に同時に外側位置に位置付けるように駆動する駆動手段123と、を有する。複数の把持指部材125のそれぞれには、その長さ方向に沿って、下側把持部128aと、下側把持部128aよりも上側において内向きに突出するように形成された上側把持部128bと、が構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、整列して設けられた、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部を有する製品移送機を備えたケーサーに関する。
【背景技術】
【0002】
ケーサーは、出荷のために複数の製品を同時に段ボール箱等の出荷ケースに箱詰めするために用いられる装置である。
【0003】
ところで、一般に、一つの製造所で扱われる製品には形状やサイズの異なる複数種のものが存在する。そのため、ケーサーには、かかる複数種の製品への対応が求められる。
【0004】
例えば、特許文献1には、ヘッドによりビール壜(製品)を把持してケースに収納するケーサーにおいて、ビール壜のサイズに応じてヘッドを交換するものが開示されている。
【特許文献1】特開2001−180606号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたケーサーでは、基本的に、製品の種類に応じてヘッドを交換しなければならず、そのための段替時間も必要である。
【0006】
本発明の目的は、ケーサーにおいて、部品の交換を伴うことなく、形状等が異なる複数種の製品への対応を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、整列して設けられた、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部を有する製品移送機を備えたケーサーであって、
上記複数の製品把持部のそれぞれは、
把持対象の製品を挟む又は囲うように設けられ、各々、製品に接触する内側位置と製品に非接触となる外側位置との間で可動に構成された複数の把持指部材と、
上記複数の把持指部材を、製品を把持する際に同時に内側位置に位置付ける一方、製品の把持を解除する際に同時に外側位置に位置付けるように駆動する駆動手段と、
を有し、
上記複数の把持指部材のそれぞれには、その長さ方向に沿って、下側把持部と、該下側把持部よりも上側において内向きに突出するように形成された上側把持部と、が構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の把持指部材のそれぞれに、下側把持部と上側把持部とが構成されているので、製品の種類に応じて、下側把持部と上側把持部とを使い分けることにより、部品の交換を伴うことなく、形状等が異なる複数種の製品に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1及び2は、本実施形態に係るケーサー100を示す。このケーサー100は、製品出荷に際して、洗剤等の液体を充填した複数のボトル製品Bを同時に移送し、それらを段ボール箱等の出荷ケースCに箱詰めした状態で搬出するために使用されるものである。
【0011】
このケーサー100は、上流側から順に設けられた製品搬送整列機110、製品移送機120、及びケース組立搬出機130と、装置全体の動作を制御する図示しない動作制御機とを備えている。
【0012】
製品搬送整列機110は、製品搬送部111、製品送り部112、及び製品整列部113により構成されている。
【0013】
製品搬送部111は、上流側から延びるコンベア機能を備えた搬送路を有している。
【0014】
製品送り部112は、製品搬送部111の終端に連続して設けられており、ベルト搬送式の製品送り機112aを有している。
【0015】
製品整列部113は、上面台上に、各々、製品搬送部及び製品送り部112からのボトル製品Bの搬送方向に延びる複数の製品整列溝113aがその搬送方向に直交する方向に並列するように設けられている。製品整列部113は、上面台が、各製品整列溝113aが製品送り部112に接続可能なように、ボトル製品Bの搬送方向に対して直交する方向にステップ状に可動に構成されている。
【0016】
これらによって製品搬送整列機110は、製品搬送部111によってボトル製品Bを一列に搬送し、製品整列部113の上面台を移動させつつ、製品送り部112によってボトル製品Bを製品整列部113の複数の製品整列溝113aのそれぞれに所定本ずつ並ぶように配し、そして、製品整列部113の上面台上に、複数行及び複数列のマトリクス配置を形成するように複数のボトル製品Bを配設するように構成されている。このマトリクス配置は、例えば1〜6行及び2〜8列である。
【0017】
製品移送機120は、上方から吊り下げ状に設けられ、図示しない移動機構により上下左右に可動に構成されている。製品移送機120は、図3に示すように、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部121を有する。これらの複数の製品把持部121は、水平面内に複数行及び複数列のマトリクス配置を形成するように配設されている。このマトリクス配置は、上記製品搬送整列機110に対応して例えば1〜6行及び2〜8列である(図3では3行及び4列)。複数の製品把持部121は、行方向及び列方向のそれぞれについて配設ピッチが例えば最大50mmの範囲で可変に構成されている。
【0018】
図4及び5は製品把持部121を示す。
【0019】
各製品把持部121は、間隔をおいて設けられた一対の矩形のパネル材122aとそれらの上部に挟まれるように設けられたスペーサ材122bとにより把持部本体122が構成されている。
【0020】
把持部本体122には、スペーサ材122bにエアシリンダー123が取り付けられ、そのピストンロッド123aがスペーサ材122bを貫通して把持部本体122の内部に導入されている。なお、エアシリンダー123には、動作制御機に接続された図示しないエア給排機から延びたエア給排管が接続されている。
【0021】
エアシリンダー123は、ピストンロッド123aの先端にブロック材124が取り付けられている。ブロック材124は、スペーサ材122bに対向した水平面の上側面と、その上側面の両側の端に続いて対称に内向き斜め下方に傾斜した一対のテーパ面124aと、を有する正面視で二等辺三角形の三角柱状に形成されている。
【0022】
各製品把持部121は、把持部本体122の両下隅部に設けられた一対の把持指部材125を有する。これらの一対の把持指部材125は、それぞれが細長板状材及び細長棒状材が組み合わされて構成されており、その中間部が一対のパネル材122aで挟まれるように設けられて回転可能に軸支されている。一対の把持指部材125は、対称に構成されており、軸支位置よりも上方においてコイルバネ126で連結され、軸支位置よりも上方部分が内向きに付勢されている。
【0023】
各把持指部材125は、上端に、回転軸方向が一対のパネル材122aの配設方向に一致するようにボールベアリング127が設けられ、その周縁はブロック材124の対応するテーパ面124aに当接している。
【0024】
各把持指部材125は、軸支位置よりも下方の先端部の内側に、弾性材で形成された製品接触部128が構成されている。製品接触部128は、上下に段差を有するように形成されており、先端側の下側部分が下側把持部128aに、その下側把持部128aよりも上側において内向きに突出するように形成された上側部分が上側把持部128bに、それぞれ構成されている。下側把持部128a及び上側把持部128bは、それぞれ内側面の断面形状が円弧状に形成されており、しかも、前者の方が後者よりも曲率半径が大きく形成されている。
【0025】
各把持指部材125は、エアシリンダー123が排気されてピストンロッド123aが収容された状態では、図6(a)に示すように、コイルバネ126の付勢力によって、軸支位置よりも上方部分が内側に位置付けられ、また、上端のボールベアリング127もブロック材124のテーパ面124aの内側寄りに位置付けられ、そして、軸支位置よりも下方の先端部が外側位置に位置付けられる。この外側位置では、各把持指部材125がボトル製品Bに非接触であり、一対の把持指部材125によってボトル製品Bの把持はなされない。
【0026】
この状態からエアシリンダー123が給気を開始すると、ピストンロッド123aが押し出されてブロック材124が下方に移動すると共に、各把持指部材125の上端のボールベアリング127がコイルバネ126の内向きの付勢力を受けつつブロック材124のテーパ面124aに沿って外側に案内される。
【0027】
各把持指部材125は、ピストンロッド123aが突出した状態では、図6(b)に示すように、ボールベアリング127がブロック材124のテーパ面124aの外側寄りに位置付けられ、また、それによって軸支位置よりも上方部分がコイルバネ126に抗して外側に位置付けられ、そして、軸支位置よりも下方の先端部が内側位置に位置付けられる。この内側位置では、各把持指部材125がボトル製品Bに接触し、一対の把持指部材125によってボトル製品Bの把持が可能となる。各把持指部材125は、内側位置と外側位置との間の可動域が例えば1〜30mm(より典型的には2〜10mm)である。
【0028】
この状態からエアシリンダー123が排気を開始すると、ピストンロッド123aが引き入れられてブロック材124が上方に移動すると共に、各把持指部材125の上端のボールベアリング127がコイルバネ126の内向きの付勢力を受けながらブロック材124のテーパ面124aに沿って内側に案内されて、ピストンロッド123aが収容された状態に戻る。
【0029】
従って、エアシリンダー123が、一対の把持指部材125を、ボトル製品Bを把持する際には同時に内側位置に位置付ける一方、ボトル製品Bの把持を解除する際には同時に外側位置に位置付けるように駆動する駆動手段を構成する。
【0030】
これらによって製品移送機120は、複数の製品把持部121によって製品搬送整列機110にマトリクス配置された複数のボトル製品Bを保持し、移動機構によってそれらをそのままの状態で移送するように構成されている。
【0031】
ケース組立搬出機130は、上層台131及び下層台132の二層構造を有している。上層台131には、開口が形成されており、その開口位置にシート状のケース形成材Sを搬入する図示しないケース形成材供給部が設けられている。下層台132には、上層台131の開口に対応して上下可動台133が設けられていると共に、上下可動台133から延びるように搬出部が設けられ、また、その搬出部に沿ってケース組立部が設けられている。
【0032】
これらによってケース組立搬出機130は、上下可動台133を上層台131の位置に位置付けた状態で、そこにケース形成材供給部によってシート状のケース形成材Sを搬入し、その上に、製品移送機120によって複数のボトル製品Bが載置された後、上下可動台133を降下させて下層台132の位置に位置付けて搬出部によって搬出する過程において、ケース組立部によってシート状のケース形成材Sから複数のボトル製品Bを収納した出荷ケースCを組み立てるように構成されている。
【0033】
動作制御機は、コンピュータ制御機構を有しており、製品搬送整列機110、製品移送機120、及びケース組立搬出機130のそれぞれに制御線が接続されている。また、動作制御機には、ボトル製品Bの種類毎の制御情報が記憶されている。
【0034】
次に、上記ケーサー100によるボトル製品Bの箱詰め動作について説明する。なお、このケーサー100によるボトル製品Bの一連の箱詰め動作は、動作制御機によるコンピュータ制御によって行われる。
【0035】
まず、製品搬送整列機110の製品搬送部111によってボトル製品Bを同一方向を向くように搬送路に沿って一列に搬送し、製品送り部112を介して製品整列部113の第1の製品整列溝113aに所定個数のボトル製品Bを送り込む。
【0036】
第1の製品整列溝113aに所定個数のボトル製品Bを送り込んだ後、製品整列部113の上面台をボトル製品Bの搬送方向に対して直交する方向に移動させ、製品送り部112を製品整列部113の第2の製品整列溝113aに接続し、続いて第2の製品整列溝113aに所定個数のボトル製品Bを送り込む。
【0037】
第2の製品整列溝113aに所定個数のボトル製品Bを送り込んだ後、製品整列部113の上面台をボトル製品Bの搬送方向に対して直交する方向に移動させ、製品送り部112を製品整列部113の第3の製品整列溝113aに接続し、続いて第3の製品整列溝113aに所定個数のボトル製品Bを送り込む。
【0038】
同様の動作を所定回数繰り返すことにより、製品整列部113の上面台上には、各々、同一方向を向いた複数のボトル製品Bが複数行及び複数列のマトリクス配置を形成するように配設される。
【0039】
次いで、マトリクス配置された複数のボトル製品Bの上方の待機位置に位置付けられていた製品移送機120を、ボトル製品Bの種類に対応した所定量だけ下降させ、複数の製品把持部121のそれぞれについて、一対の把持指部材125を、把持対象であるボトル製品Bがそれらの間に挟まれ且つそれらのそれぞれから間隔をおいた位置に配置されるように位置付ける。このとき、待機位置においては、製品把持部121の配設ピッチをボトル製品Bの配設ピッチに一致させる。また、複数の製品把持部121のそれぞれについて、エアシリンダー123を排気してピストンロッド123aを収容した状態とし、一対の把持指部材125のそれぞれを外側位置に位置付ける。
【0040】
次いで、複数の製品把持部121のそれぞれについて、エアシリンダー123に給気してピストンロッド123aを突出させた状態とし、一対の把持指部材125のそれぞれを内側位置に位置付ける。このとき、複数の製品把持部121のそれぞれにおいて、一対の把持指部材125によってボトル製品Bが把持され、全体として、製品移送機120によって複数のボトル製品Bが保持される。
【0041】
次いで、複数のボトル製品Bを保持した製品移送機120を上昇させる。このとき、製品把持部121の配設ピッチをボトル製品B同士が接触する程度にまで狭める。
【0042】
次いで、ケース組立搬出機130の上下可動台133を上層台131の位置に位置付けた状態で、ケース形成材供給部によって上下可動台133を覆うようにシート状のケース形成材Sを搬入すると共に、複数のボトル製品Bを保持した製品移送機120を、上下可動台133の上方に位置付けるように移動させる。
【0043】
続いて、製品移送機120を所定量だけ下降させた後、複数の製品把持部121のそれぞれについて、エアシリンダー123を排気してピストンロッド123aを収納した状態とし、一対の把持指部材125のそれぞれを外側位置に位置付ける。このとき、複数の製品把持部121のそれぞれにおいて、一対の把持指部材125によるボトル製品Bの把持が解除され、ケース形成材S上に複数のボトル製品Bがマトリクス配置されて載置される。
【0044】
そして、製品移送機120を上昇させて待機位置に戻すと共に、上下可動台133を降下させて下層台132の位置に位置付けて搬出部によって搬出し、その過程において、ケース組立部によってシート状のケース形成材Sを複数のボトル製品Bを収納した出荷ケースCに組み立てる
このケーサー100では、製品把持部121の一対の把持指部材125によってボトル製品Bの比較的強度の高いキャップ部分を把持するが、例えば、ボトル製品Bのキャップ外径が大きい場合には、製品移送部120の下降量を相対的に小さくして、図7(a)及び(b)に示すように、製品把持部121の一対の把持指部材125の下側把持部128aでボトル製品Bのキャップ上部を把持するように構成されている。
【0045】
また、ボトル製品Bのキャップ外径が小さい場合には、製品移送部120の下降量を相対的に大きくして、図8(a)及び(b)に示すように、製品把持部121の一対の把持指部材125の上側把持部128bでボトル製品Bのキャップを把持するように構成されている。
【0046】
このように本実施形態に係るケーサー100によれば、複数の把持指部材125のそれぞれに、下側把持部128aと上側把持部128bとが構成されているので、上記例示したものも含め、ボトル製品Bの形状や大きさに応じて下側把持部128aと上側把持部128bとを使い分けることにより、部品の交換を伴うことなく、形状等が異なる複数種のボトル製品Bに対応することができる。
【0047】
また、マトリクス配置された複数の製品把持部121では、隣接するものとの干渉を避けるために把持指部材125の可動域を例えば1〜30mm(より典型的には2〜10mm)とせざるを得ないが、上記の下側把持部128aと上側把持部128bとの使い分けは、この把持指部材125の可動域による制約を少なくすることができる。
【0048】
なお、本実施形態では、製品把持部121が把持対象のボトル製品Bを挟むように設けられた一対の把持指部材125を有する構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、把持対象のボトル製品Bを囲うように設けられた3つ以上の把持指部材を有する構成であってもよい。
【0049】
また、本実施形態では、把持指部材125をエアシリンダー123で駆動する構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、その他の電気的或いは機械的な機構によって駆動する構成であってもよい。
【0050】
また、本実施形態では、製品把持部121がマトリクス配置された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、製品把持部が直列配置された構成であってもよい。
【0051】
また、本実施形態では、ボトル製品Bを扱う構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、その他のパッケージ製品を扱う構成であってもよい。
【0052】
また、本実施形態では、ケース形成材S上に複数のボトル製品Bを載置した状態から出荷ケースCを組み立てる構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、製品移送機によって複数のボトル製品を移送して予め組み立てられた出荷ケースに箱詰めする構成であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、整列して設けられた、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部を有する製品移送機を備えたケーサーについて有用である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】実施形態に係るケーサーの側面図である。
【図2】実施形態に係るケーサーの平面図である。
【図3】製品移送機の底面図である。
【図4】製品把持部の正面図である。
【図5】製品把持部の側面図である。
【図6】(a)及び(b)は製品把持部の把持動作を示す説明図である。
【図7】円柱状のボトル製品を製品把持部で把持した状態を示す(a)側面図及び(b)上面図である。
【図8】断面偏平形状のボトル製品を製品把持部で把持した状態を示す(a)側面図及び(b)上面図である。
【符号の説明】
【0055】
100 ケーサー
120 製品移送機
121 製品把持部
125 把持指部材
128a 下側把持部
128b 上側把持部
B ボトル製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
整列して設けられた、各々、下向きに把持機構が構成された複数の製品把持部を有する製品移送機を備えたケーサーであって、
上記複数の製品把持部のそれぞれは、
把持対象の製品を挟む又は囲うように設けられ、各々、製品に接触する内側位置と製品に非接触となる外側位置との間で可動に構成された複数の把持指部材と、
上記複数の把持指部材を、製品を把持する際に同時に内側位置に位置付ける一方、製品の把持を解除する際に同時に外側位置に位置付けるように駆動する駆動手段と、
を有し、
上記複数の把持指部材のそれぞれには、その長さ方向に沿って、下側把持部と、該下側把持部よりも上側において内向きに突出するように形成された上側把持部と、が構成されているケーサー。
【請求項2】
上記複数の製品把持部は、複数行及び複数列のマトリクス配置を形成するように配設されている請求項1に記載されたケーサー。
【請求項3】
上記複数の把持指部材のそれぞれの内側位置と外側位置との間の可動域が1〜30mmである請求項2に記載されたケーサー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−12794(P2009−12794A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−174229(P2007−174229)
【出願日】平成19年7月2日(2007.7.2)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】