説明

コネクタカバー

【課題】 外部からの操作によってコネクタカバーの嵌合が容易に損なわれることがなく、コネクタにおける電極に対する電気接続を防止したコネクタカバーを提供する。
【解決手段】 電極に接続された電線13がコネクタ1の後部から引き出された構成のコネクタを覆うコネクタカバー2であって、コネクタ1の後部上側領域を覆う上カバー3と後部下側領域を覆う下カバー4とで構成し、上カバー3はコネクタ1の後側方向からコネクタ1に嵌合され、下カバー4はコネクタ1の下側方向から上カバー3及びコネクタ4に嵌合される。上カバー3はコネクタ1に対して後側方向への離脱を防止するための手段35を備え、下カバー4は上カバー3に対して下側方向への離脱を防止するための手段44と、コネクタ1に対して後側方向への離脱を防止するための手段43,45を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器等において電気接続用に用いられるコネクタ用のコネクタカバーに関し、特にパチンコやスロットマシーン(パチスロ)等に用いられるコネクタのコネクタカバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器において電気接続を行うために種々のコネクタが用いられる。この種のコネクタとして、例えば、図1にコネクタ1の斜視図を示すように、矩形をしたコネクタ本体10内に複数の電極を縦横に配列し、各電極にそれぞれ接続した複数本のケーブル13をコネクタ本体10の背面から引き出している。このコネクタ1はコネクタ本体10の前端部11を図には表れない対向コネクタに嵌合することで対向コネクタに対して電気接触するが、対向コネクタとの嵌合状態を保持するためにコネクタ本体10の上面には係止片14が設けられており、この係止片14が対向コネクタの凹部等に係合して両コネクタの嵌合状態を保ち、係止片14を手で操作して凹部との係合を外すことで対向コネクタとの嵌合を外すことができるようになっている。
【0003】
このコネクタは、コネクタ本体及び電極を簡易に構成できるため広い電子機器において利用されているが、コネクタ本体の後面に設けた開口を通して複数本のケーブルを引き出した構成であるため、この開口を通してケーブルの前端部、すなわちケーブルに接続された電極が露呈した状態となる。そのため、この種のコネクタを、パンチコやパチスロ等の遊戯機台の電子回路の一部を構成するものとして用いられると、これらの機台を構成する電子回路の一部がコネクタにおいて露出された状態となる。近年、パチンコやパチスロ等において、出玉や出メダルを不正に増やすために、機台に対して種々の不正操作を行うことが問題化されており、特にゴト師と称する者は機台の内部の電気回路に不正操作を加えて出玉や出メダルを増している。その場合に、機台に電気接続されているコネクタに対し、コネクタの露出された部分に金属ワイヤを接触させて回路をショートさせたり、あるいは当該金属ワイヤを介して外部から不正な電気信号を機台に送り込む等して機台に搭載されているコンピュータを誤動作させることが行われている。
【0004】
このような不具合を解決するために本願出願人は特許文献1においてコネクタの露出された部分を覆って外部から金属ワイヤを接触させることができないようにしたコネクタカバーを提案している。このコネクタカバーは同一形状をした一対のコネクタカバーをコネクタを挟んで互いに向かい合わせて嵌合させることで、一方のコネクタカバーの壁部が、他方のコネクタカバーの間隙部に嵌入され、両者が一体化される。このコネクタカバーを用いることで、コネクタ本体の開口をコネクタカバーによって覆い隠すことができ、金属ワイヤをコネクタ本体内の電極に電気接触させることが不可能になる。
【特許文献1】特開2003−331946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のコネクタカバーは、コネクタを挟持するように一対のコネクタカバーを嵌合させる構成であるため、コネクタカバー間に特殊治具を挿入して無理な力を加えると両コネクタの壁部と間隙部とにおける嵌合が外れ、あるいは嵌合する部分が破損されてコネクタカバー間に隙間が生じてしまうことがある。あるいは、両コネクタカバーの嵌合が外れてしまい、コネクタの一部が露出してしまうこともある。そのため、このようにして生じた隙間を通して、あるいは露出したコネクタに対して外部から金属ワイヤを挿入してコネクタに電気接触させることが必ずしも不可能ではなく、この点においてワイヤがコネクタに接続されているコネクタの後端部における隙間の発生やコネクタの露出を確実に防止することを改善する余地はある。
【0006】
本発明の目的は、外部からの操作によってコネクタカバーの嵌合が容易に損なわれることがなく、あるいはコネクタにおける電極の露出を防止し、パチンコ等の機台に適用した場合の不正な操作を未然に防止することを可能にしたコネクタカバーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はコネクタ内の電極に接続された電線が当該コネクタの後部から引き出された構成のコネクタを覆うコネクタカバーであって、コネクタの後部上側領域を覆う上カバーと後部下側領域を覆う下カバーとで構成し、上カバーはコネクタの後側方向からコネクタに嵌合され、下カバーはコネクタの下側方向から上カバー及びコネクタに嵌合される構成とする。上カバーはコネクタに対して後側方向への離脱を防止するための手段を備え、下カバーは上カバーに対して下側方向への離脱を防止するための手段と、コネクタに対して後側方向への離脱を防止するための手段とを備える。
【発明の効果】
【0008】
コネクタカバーをコネクタから取り外そうとしたときには、先ず、下カバーの上カバーに対して下側方向への離脱を防止する手段を解除した状態を保ちながら下カバーを下側方向に取り外し、次いで、上カバーのコネクタに対して後側方向への離脱を防止するための手段を解除した状態を保ちながら後側方向に引き抜くという操作が必要となり、コネクタカバーをコネクタから取り外すことは極めて困難である。また、下カバーのコネクタに対して後側方向への離脱を防止するための手段を解除しなければコネクタを下カバー及び上カバーの間から引き出すことは困難である。これにより、コネクタに内装されている電極や、当該電極に接続される電線との接続部であるコネクタの後部をコネクタカバーによって覆い隠し、外部からの電気接続を防止することが可能になる。
【実施例1】
【0009】
次に、本発明の実施例1を図面を参照して説明する。図1は本発明のコネクタカバーの分解斜視図であり、同図に示したコネクタ1に適用されるものである。コネクタ1は従来技術で簡単に説明したように、樹脂成形等によって形成された矩形容器状のコネクタ本体10を有している。コネクタ本体10は前端部11と、この前端部11よりも外形寸法が一回り大きくされた後端部12とを備えており、前記前端部11内には図には示されないが複数の電極が縦横に配列支持されており、各電極にそれぞれケーブル13が接続される。これらのケーブル13はコネクタ本体10の後端部12の矩形をした開口121から引き出されている。また、コネクタ本体10の後端部12の上面には、当該コネクタ1が嵌合されて電気接続される図には表れない対向コネクタに設けた凹部に係合する係止片14が設けられ、コネクタ1を対向コネクタに嵌合したときに係止片14が当該凹部に係合してコネクタ1と対向コネクタとの嵌合状態を保持する。さらに、前記後端部12の両側には内側に向けて矩形に凹んだ凹陥部122が設けられており、これらの凹陥部122内にはそれぞれ高さ寸法が小さく水平断面がテーパ状をした係合突部15が外側に向けて突出形成されている。また、前記後端部12の下面には同図に破線で示すように前縁に沿って左右方向に所要の長さで延びる上方向に凹んだ下面凹溝16が形成されている。
【0010】
一方、前記コネクタ1の前記後端部12を覆うためのコネクタカバー2は、上カバー3と下カバー4とで構成される。両カバー3,4は例えば透明な樹脂の成形により形成されている。図2(a)〜(e)は上カバーの正面図、底面図、左側面図、A−A線断面図、B−B線断面図である。上カバー3は前端部から後端部に向けてテーパ状に幅寸法が低減されたほぼ平板状をした上底板31を有している。この上底板31は両側縁に沿った部分が若干上方に向けて曲げ形成され、この両側縁に沿った部分を含んで上底板31の左右側縁に垂直下方に立設された側壁32が形成されている。これら左右の側壁32の後端縁は前記上底板31の後端縁と共にケーブル挿通口33として構成される。前記左右の各側壁32の高さは前記コネクタ本体10の後端部12の高さ寸法のほぼ半分の寸法に形成され、両側壁32の前端部は下縁の一部に矩形の切欠き34が形成され、この切欠き34に臨む前記両側壁32の内面に沿って内面にフック35aを有する水平係合片35がそれぞれ前側方向に向けて突出形成されている。これらの水平係合片35は前記コネクタ1の後端部12の両側に設けた凹陥部122の上下方向の寸法に等しい上下幅寸法に形成されており、前記側壁32よりも微小寸法だけ内側に偏った位置に形成される。前記上底板31の前端部には前記コネクタ1の係止片14を受け入れることが可能な前端凹部36が後方に向けて形成されるとともに、この前端凹部36を挟む左右位置には前記水平係合片35を樹脂成形する際の金型の逃げとなるスリット37が形成される。また、左右の側壁32には下縁部を残してそれよりも上側の一部を切り欠いて前記下カバー4の後述する垂直係合片44が係合可能な矩形の係合穴38が開口されている。さらに、上底板31の下面には前記ケーブル挿通口33を挟む位置にそれぞれ盲穴状のピン嵌合穴39が上方に向けて開口されている。
【0011】
図3(a)〜(d)は下カバーの平面図、正面図、左側面図、C−C線断面図である。下カバー4は上カバー3の上底板31とほぼ同じ形状をした下底板41を有している。この下底板41は後端部が上方に傾斜され、その後端縁は下カバー4を上カバー3に嵌合したときに前記上カバー3のケーブル挿通口33を閉じるように機能する。また、下底板41の前端部の中央領域は舌片状をした突部片43が前側方向に突出されている。この突部片43は上面に左右方向に沿って所要の長さをした突部43aが上方に向けて突出形成されており、この突部43aは前記コネクタ本体10の後端部12の前記下面凹溝16に係合される。前記下底板41の両側に沿って左右の側壁42が上方に向けて立設されており、両側壁42には外面にフック44aを有する垂直係合片44が上方に向けて突出されている。この垂直係合片44は前記上カバー3の両側壁に設けられた係合穴38に係合されたときに当該フック44aが係合穴38の下縁に係合される。前記左右の側壁42は前端側の一部が当接片45として上方に小寸法だけ突出されており、この当接片45は内面が前記上カバー3の水平係合片35の外面に当接する位置に設定されている。さらに、下カバー4の後端部の両側にはそれぞれ上方に向けて円柱状をした嵌合ピン46が突出形成されている。
【0012】
以上の構成のコネクタカバー2をコネクタ1に対して装着する手順を図4〜図8を参照して説明する。図4(a),(b)に平面図と正面図を示すように、コネクタ1の嵌合面(対向コネクタに嵌合する側)を左側に向けたコネクタに対し、右側方向から左側方向に向けて上カバー3を嵌合する。このとき、上カバー3の両側壁32をコネクタ本体10の後端部12の両側面に沿って嵌合し、前端凹部36がコネクタ1の係止片14を左右両側から挟み、かつ係止片14に当接する位置まで嵌合する。上カバー3の左右の水平係合片35はコネクタ1の後端部12の左右の凹陥部122内にそれぞれ進入し、水平係合片35のフック35aがコネクタ1の係合突部15に係合する。これにより、図5(a),(b)の平面図と正面図、及び図6の斜視図に示すように、上カバー3はコネクタ1の後端部12の上側領域を覆う状態でコネクタ1に嵌合し、この状態では上カバー3をコネクタ1から図の右側方向に向けて取り外すことはできなくなり、両者が一体化される。また、複数本のケーブル13は上カバー3のケーブル挿通口33内に誘導して収納することで、次に述べるように下カバー4を嵌合する際にケーブル13が邪魔になることもない。
【0013】
次いで、図5(b)の正面図に示すように、下カバー4をコネクタ1の下側方向から上方に向けて嵌合する。下カバー4の嵌合ピン46は上カバー3のピン嵌合穴39に嵌合され、同時に下カバー4の突部片43の突部43aがコネクタ1の下面凹溝16に係合され、さらに下カバー4の当接片45が上カバー3の切欠き34内に進入する。これにより、図7の正面図、及び図8の斜視図に示すように、下カバー4は上カバー3及びコネクタ1に対して正しく位置決めされた状態で上カバー3及びコネクタ1に嵌合される。同時にこれら複数箇所での嵌合により下カバー4を上カバー3及びコネクタ1に対するがたつきが抑制される。下カバー4の垂直係合片44は上カバー3の両側の係合穴38にそれぞれ係合され、この垂直係合片44のフック44aは当該係合穴38の下縁に係合されるため下カバー4は上カバー3と一体化され、下カバー4を下側方向に取り外すことはできなくなる。同時に下カバー4の当接片45は上カバー3の切欠き34内に進入し、この進入した状態では当接片45は上カバー3の水平係合片35の外面に当接し、これら水平係合片35が外側に変形することを防止している。すなわち水平係合片35が外側に変形してフック35aがコネクタ1の係合突部15との係合から外れることを防止している。さらに、上カバー3のケーブル挿通口33収納されているケーブル13を下カバー4の下底板41の後端部で挟持する。
【0014】
このように、上カバー3は水平係合片35によってコネクタ1に係合され、図7の左方向に離脱することが防止される。特に、この水平係合片35は下カバー4の当接片45によって両外面が内側方向に向けて当接されるので水平係合片35が外側に変形してフック35aによる係合突部15との係合が外れることはない。また、下カバー4の垂直係合片44が上カバー3の係合穴38に係合されるので下カバー4は下方に離脱することが防止される。さらに、下カバー4は突部片43の突部43aがコネクタ1の後端部12の下面凹溝16に係合され、かつ当接片45が上カバー3の切欠き34に対して前後方向に係合する。
【0015】
したがって、この構成のコネクタカバー2では、上カバー3はコネクタ1に対して後側方向から嵌合し、水平係合片35によって嵌合状態が保持される。また、下カバー4は上カバー3及びコネクタ1に対して下側方向から嵌合し、垂直係合片44によって嵌合状態が保持される。さらに、下カバー4の突部片43がコネクタ1の下面凹溝16に係合され、下カバー4がコネクタ1に対して前後方向に固定される。そのため、コネクタカバー2をコネクタ1から取り外すことは極めて困難である。仮に、コネクタカバー2をコネクタ1から取り外そうとときには、先ず、一方の手で下カバー4の垂直係合片44を内側に変形させてフック44aによる係合を外した状態を保ちながら他方の手で下カバー4を下側方向に取り外すことになるが、両手による操作が必要であるため取り外しは容易ではない。また、下カバー4を外してもコネクタ1は上カバーにより覆われているのでこれだけではコネクタ1の電極に対して外部から電気接続を行うことはできない。さらに、上カバー3をコネクタ1から取り外すには、一方の手で水平係合片35を外側に変形させてフック35aによる係合を外した状態を保ちながら他方の手で上カバー3をコネクタ1の後側方向に引き抜く操作が必要であり、この場合にも操作には両手が必要であり容易ではない。したがって、コネクタの電極に対して電気接続を行うには、下カバー4を外し、さらに上カバー3を外す作業が必要であり、しかも各カバーを外す方向と作業が異なるため、取り外し作業は極めて困難で時間がかかる。また、コネクタ1を上下のカバー3,4からから引き抜き出そうとしても、下カバー4の突部43aとコネクタ1の下面凹溝16との係合により、また上カバー3の水平係合片35とコネクタ1の係合突部15との係合状態が存在しているため殆ど不可能である。
【0016】
したがって、このコネクタカバーをパチンコやパチスロ等に使用されるコネクタのカバーとして用いた場合に、ゴト師がコネクタ1に対して電気的な接続を試みようとしたとしても、その実現は極めて困難なものとなる。仮に、特殊な工具を用いて上カバー3や下カバー4を破損しようとしても、上カバー3と下カバー4は水平係合片35、垂直係合片44等の複数の係合手段によって、しかもそれぞれ異なる方向に係合した状態で互いにかつコネクタに嵌合しているため、これらの複数の係合手段が存在する複数部分を破壊しなければ外すことができず、このような破壊工作を短い時間で行うことは現実には困難であり、しかも目立つためゴト師が不正な操作の実行を躊躇させる上で有効である。
【0017】
また、不正な操作として、コネクタカバー2(上カバー3)のケーブル挿通口33を通して金属ワイヤをコネクタカバー2内に挿入してコネクタ1の電極に対して電気接続を試みた場合でも、ケーブル挿通口33は複数本のケーブル13をまとめた状態でその周囲に密接されるため、金属ワイヤをケーブル13の隙間から挿通させてコネクタ1での電気接続を行うことは実際には不可能である。
【0018】
また、この実施例1ではコネクタカバー2(上カバー3及び下カバー4)を透明な樹脂で形成しているため、コネクタ1をコネクタカバー2の外側から透視して観察することが可能であり、仮にコネクタ1に対して異常な電気接続が行われていた場合や異常部品が接続された場合でもこれを容易に発見することが可能である。なお、コネクタカバーの樹脂としては、容易に破壊されることがなく、しかも透明性を望むのであれば、ABS、ABSアロイ、ポリカーボネイト、ポリカーボネイトアロイが好ましい。
【0019】
ここで、本発明は実施例1に記載の構成のコネクタに限られるものではなく、コネクタに内装されている電極や、当該電極に接続される電線との接続部位が露出されるような構成のコネクタであれば、本発明のコネクタカバーを実施例1と同様に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施例1のコネクタとコネクタカバーの斜視図である。
【図2】上カバーの正面図、底面図、左側面図、A−A線断面図、B−B線断面図である。
【図3】下カバーの平面図、正面図、左側面図、C−C線断面図である。
【図4】上カバーをコネクタに嵌合する状態を示す平面図と正面図である。
【図5】上カバーをコネクタに嵌合した状態の平面図と正面図である。
【図6】上カバーをコネクタに嵌合した状態の斜視図である。
【図7】下カバーをコネクタに嵌合した状態の正面図である。
【図8】下カバーをコネクタに嵌合した状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0021】
1 コネクタ
2 コネクタカバー
3 上カバー
4 下カバー
10 コネクタ本体
11 前端部
12 後端部
14 係止片
15 係合突部
16 下面凹溝
33 ケーブル挿通口
34 切欠き
35 水平係合片
36 前端凹部
43 突部片
44 垂直係合片
45 当接片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタ内の電極に接続された電線が当該コネクタの後部から引き出された構成のコネクタを覆うコネクタカバーであって、前記コネクタの後部上側領域を覆う上カバーと後部下側領域を覆う下カバーとで構成し、前記上カバーはコネクタの後側方向から前記コネクタに嵌合され、前記下カバーは前記コネクタの下側方向から前記上カバー及びコネクタに嵌合されることを特徴とするコネクタカバー。
【請求項2】
前記上カバーは前記コネクタに対して前記後側方向への離脱を防止するための手段を備え、前記下カバーは前記上カバーに対して前記下側方向への離脱を防止するための手段と、前記コネクタに対して後側方向への離脱を防止するための手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタカバー。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−260923(P2006−260923A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−76416(P2005−76416)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(592077121)竹内工業株式会社 (11)
【Fターム(参考)】