説明

コネクタ

【課題】高電圧、直流に対応したコネクタを提供する。
【解決手段】他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、固定接点と、可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、前記可動板部に接続された可動バネと、を有し、前記接続端子は、前記固定接点または前記可動接点のうちいずれか一方に接続されており、前記スイッチは、前記スイッチを操作するために加える力の方向と、前記可動接点の移動方向とは略平行であって、前記スイッチの操作により、前記スイッチを操作するために加える力の方向と略平行に前記可動バネの一部に力を加えることにより、オフ状態からオン状態に変化させることを特徴とするコネクタを提供することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に電気機器は、電源等より電力の供給を受け動作するものであり、電源より電力の供給を受ける際には、通常コネクタを介し電源より電気機器へ電力が供給される。この際用いられるコネクタは、特許文献1、2に開示されているように、凸状の雄型タイプのコネクタと、凹状の雌型タイプのコネクタを嵌合することにより、電気的に接続を行うものである。
【0003】
一方、近年では、地球温暖化等に対する対策の一つとして、ローカルエリアにおける送電においても、電圧変換や送電等における電力損失が少なく、ケーブルの太さも太くする必要のない、直流で高電圧の電力の供給が検討されている。特に、サーバ等の情報機器においては、大量に電力を消費するためこのような電力供給が望ましいものとされている。
【0004】
ところで、電気機器に供給される電力に関しては、電圧が高いと人体に影響を及ぼす場合や、電子部品の動作に影響を与える場合がある。このような高電圧の電力をサーバ等の情報機器に用いる場合、装置の設置やメンテナンスの際においては、人により作業が行われるため、電気的接続がされている部分であるコネクタは通常の交流の商用電源に用いられるコネクタとは異なるものとする必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5−82208号公報
【特許文献2】特開2003−31301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
また、スイッチを組み込んだ構成のコネクタでは、電源から供給される電圧が100V以上の場合、または、高電圧で直流である場合、現在使用されているスイッチをそのまま用いることはできない。例えば、電源から供給される電力が直流400Vの場合では、現在の交流100Vに用いられているスイッチでは、十分な安全性や信頼性が確保されていないため、そのまま使用することは危険である。
【0007】
よって、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、高電圧の電力を安全に供給することが可能なコネクタを提供することを目的とするものであり、更には、現状の商用電源の電圧よりも高い電圧の電源、または、直流電源に対応したスイッチであって、安全性及び信頼性の高いスイッチを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、固定接点と、可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、前記可動板部に接続された可動バネと、を有し、前記接続端子は、前記固定接点または前記可動接点のうちいずれか一方に接続されており、前記スイッチは、前記スイッチを操作するために加える力の方向と、前記可動接点の移動方向とは略平行であって、前記スイッチの操作により、前記スイッチを操作するために加える力の方向と略平行に前記可動バネの一部に力を加えることにより、オフ状態からオン状態に変化させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記スイッチは、波型スイッチまたはプッシュスイッチであることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記スイッチを操作するために加える力の方向と、前記他のコネクタが接続される方向とは略平行であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記可動バネは、スナップアクション機能を有するものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記固定接点または前記可動接点のうち他方は、電源に接続されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記固定接点及び前記可動接点を各々2つ有しており、前記スイッチにより、一方の前記固定接点と一方の前記可動接点との接続と、他方の前記固定接点と他方の前記可動接点との接続とが略同時に行なわれるものであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記他のコネクタにはコネクタ接続開口部が設けられており、前記オン状態では、前記コネクタ接続開口部にフックが入り込んでいることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、現状の商用電源の電圧よりも高い電圧の電源、または、直流電源に対応したコネクタであって、これらの電源からの電力を安全に供給することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの斜視図
【図2】第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの上面図
【図3】第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの側面図
【図4】第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの底面図
【図5】第1の実施の形態に用いられるプラグコネクタの正面図
【図6】第1の実施の形態におけるコネクタの斜視図
【図7】第1の実施の形態におけるコネクタの正面図
【図8】第1の実施の形態におけるコネクタの側面図
【図9】第1の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(1)
【図10】第1の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(2)
【図11】第1の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(3)
【図12】第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の内部構造の斜視図
【図13】第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の内部構造の斜視図
【図14】スナップアクションバネの説明図(1)
【図15】スナップアクションバネの説明図(2)
【図16】スナップアクションバネの説明図(3)
【図17】第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の斜視図
【図18】第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の断面図(1)
【図19】第1の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の断面図(2)
【図20】第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の斜視図
【図21】第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の断面図(1)
【図22】第1の実施の形態におけるコネクタのオン状態の断面図(2)
【図23】波型スイッチ操作部の説明図(1)
【図24】波型スイッチ操作部の説明図(2)
【図25】波型スイッチ操作部の説明図(3)
【図26】波型スイッチ操作部の説明図(4)
【図27】波型スイッチ操作部の説明図(5)
【図28】第2の実施の形態におけるコネクタの斜視図
【図29】第2の実施の形態におけるコネクタの正面図
【図30】第2の実施の形態におけるコネクタの側面図
【図31】第2の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(1)
【図32】第2の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(2)
【図33】第2の実施の形態におけるコネクタの内部構造の斜視図(3)
【図34】第2の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の内部構造の斜視図
【図35】第2の実施の形態におけるコネクタのオン状態の内部構造の斜視図
【図36】第2の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の断面図
【図37】第2の実施の形態におけるコネクタのオフ状態の側面図
【図38】第2の実施の形態におけるコネクタのオン状態の断面図
【図39】第2の実施の形態におけるコネクタのオン状態の側面図
【図40】プッシュスイッチ操作部周辺のオフ状態の要部斜視図
【図41】プッシュスイッチ操作部周辺のオフ状態の要部側面図
【図42】プッシュスイッチ操作部周辺のオフ状態の要部断面図
【図43】プッシュスイッチ操作部周辺のオン状態の要部斜視図
【図44】プッシュスイッチ操作部周辺のオン状態の要部側面図
【図45】プッシュスイッチ操作部周辺のオン状態の要部断面図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0018】
〔第1の実施の形態〕
(コネクタの構造)
第1の実施の形態におけるコネクタの構造について説明する。本実施の形態におけるコネクタは、図1から図5に示される他のコネクタであるプラグコネクタと接続されるものであって、図6から図8に示される構造のジャックコネクタとなるコネクタである。尚、図1から図5に示されるプラグコネクタと、図6から図8に示されるジャックコネクタに相当するコネクタとをあわせてコネクタと称する場合もある。
【0019】
最初に、図1から図5に基づきプラグコネクタ200について説明する。尚、図1は、プラグコネクタ200の斜視図であり、図2は上面図であり、図3は側面図であり、図4は底面図であり、図5は正面図である。このプラグコネクタ200は、絶縁体等により形成されたカバー210と、他の接続端子である3本のプラグ端子221、222、223を有しており、3本のプラグ端子221、222、223が設けられている側と反対側には、電源ケーブル230が接続されている。プラグ端子221はGND端子であり、プラグ端子222、223よりも長く形成されている。プラグ端子222、223は、電気的に接続されることにより電力が供給される端子である。尚、このプラグコネクタ200には、プラグ端子221、222、223の設けられている側のカバー210部分において、プラグ端子221、222、223の一部を覆うような形状で形成された保護部211が設けられており、更には、本実施の形態におけるコネクタと接続された後に、コネクタ接続がはずれることのないようにコネクタ接続開口部212が設けられている。
【0020】
(コネクタの構造)
次に、図6から図8に基づき本実施の形態におけるコネクタについて説明する。本実施の形態におけるコネクタは、スイッチを有しており、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合されて接続された状態で、スイッチをオン状態とすることにより、本実施の形態におけるコネクタ及びプラグコネクタ200を介し電力を供給することができるものである。尚、図6は、本実施の形態におけるコネクタの斜視図であり、図7は正面図であり、図8は側面図である。
【0021】
本実施の形態におけるコネクタは、全体が筐体50に覆われており、プラグコネクタ200におけるプラグ端子221、222、223が挿入されるジャック開口部21、22、23と、プラグコネクタ200における保護部211が挿入される溝部31と、プラグコネクタ200と本実施の形態におけるコネクタとが接続されている状態で、電力を供給するか否かの制御を行なうための波型スイッチ操作部40が設けられている。波型スイッチ操作部40の上面は波型に形成されており、どちらか一方の端部の近傍を押すと他方の端部が飛び出し出っ張るように形成されている。このように出っ張っている端部の近傍を押下することにより、オン状態またはオフ状態とすることができ、この波型スイッチ操作部40における操作により、コネクタを介し電力を供給するか否かの制御を行なうことができる。
【0022】
波型スイッチ操作部40は、プラグコネクタ200が接続される面と同じ面に設置されており、プラグコネクタ200が差込まれる方向と、波型スイッチ操作部40の操作方向、即ち、押下する方向とは略同一方向である。これにより、波型スイッチ操作部40をオフにする操作とプラグコネクタ200を抜き取る操作とを迅速に、かつ、容易に行なうことができる。
【0023】
また、本実施の形態におけるコネクタは、図9から図11に示すように、ジャック開口部21、22、23の内部には、プラグ端子221、222、223と電気的に接続されるジャック端子61、62、63が設けられている。また、波型スイッチ操作部40に連動して動作するフック70が設けられており、波型スイッチ操作部40がオン状態となる場合には、フック70は溝部31側に出っ張り、プラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212内に入り込む。これにより、オン状態では、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200との接続がはずれることはない。また、波型スイッチ操作部40をオフ状態とした場合には、フック70の先端は、波型スイッチ操作部40側に引っ込み、プラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212内にはフック70は存在していなくなるため、本実施の形態におけるコネクタよりプラグコネクタ200を取り外すことができる。このように、本実施の形態におけるコネクタでは、電力が供給されている状態において、本実施の形態におけるコネクタからプラグコネクタ200がはずれることを防ぐことができる。
【0024】
また、本実施の形態におけるコネクタには、ディテクトスイッチとなる突起部71が設けられている。この突起部71は、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されているか否か、即ち、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合している状態にあるのか否かを検出する。
【0025】
本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合していない状態では、突起部71は、溝部31内に一部入り込み出っ張った状態となっている。この状態では、波型スイッチ操作部40は固定されるためオン状態となることはない。一方、プラグコネクタ200と本実施の形態におけるコネクタとが嵌合することにより、溝部31内にプラグコネクタ200の保護部211が入り込み、保護部211により溝部31内に一部が入り込んでいた突起部71が波型スイッチ操作部40側に押されて移動する。このように突起部71が押されることにより、波型スイッチ操作部40におけるオフ状態の固定が解除され、波型スイッチ操作部40をオン状態にすることが可能となる。
【0026】
この後、波型スイッチ操作部40をオフ状態とした場合には、本実施の形態におけるコネクタよりプラグコネクタ200を取り外すことができ、プラグコネクタ200を取り外すことにより、突起部71はバネ72の復元力により、溝部31の内部に再び一部が入り込む。これにより、波型スイッチ操作部40はオフ状態で固定されるためオン状態となることはない。
【0027】
このように、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されている場合には、波型スイッチ操作部40を押下することによりオン状態とすることはできるが、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されていない場合には、波型スイッチ操作部40におけるオフ状態が維持されるため、いくら波型スイッチ操作部40を押下してもオン状態となることはない。
【0028】
(オン、オフ動作)
次に、図12及び図13に基づき、本実施の形態におけるコネクタのオン、オフ動作について説明する。本実施の形態におけるコネクタは、2つの固定部110a及び110bと2つの可動部120a及び120bとを有している。固定部110aと可動部120aにより一つのスイッチを構成しており、固定部110bと可動部120bにより一つのスイッチを構成している。よって、本実施の形態におけるコネクタでは、あわせて二つのスイッチを有している。
【0029】
固定部110aは、固定接点111aと接続部112aとを有しており、接続部112aはジャック端子62と電気的に接続されている。可動部120aは、可動接点121a、可動板部122a、スナップアクションバネ123a、端子部124aを有しており、端子部124aは、不図示の電源ケーブルの例えばマイナス側に接続されている。固定部110aと可動部120aからなるスイッチでは、固定接点111aと可動接点121aとが接触することによりオン状態となり、固定接点111aと可動接点121aとの接触が離れることによりオフ状態となる。
【0030】
固定部110bは、固定接点111bと接続部112bとを有しており、接続部112bはジャック端子63と電気的に接続されている。可動部120bは、可動接点121b、可動板部122b、スナップアクションバネ123b、端子部を有しており、端子部は、不図示の電源ケーブルの例えばプラス側に接続されている。固定部110bと可動部120bからなるスイッチでは、固定接点111bと可動接点121bとが接触することによりオン状態となり、固定接点111aと可動接点121aとの接触が離れることによりオフ状態となる。
【0031】
より詳細に説明すると、オン状態は、押下機構部130により可動部120a及び120bにおけるスナップアクションバネ123a及び123bの一部が押されることにより、可動接点121a及び121bが固定接点111a及び111b側に移動し、可動接点121aと固定接点111aとが接触し、可動接点121bと固定接点111bとが接触する。これによりオン状態となる。
【0032】
押下機構部130は略コの字状に形成されており、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を押下する接触部131a及び131bと本体部132とを有している。接触部131aと接触部131bとは本体部132により接続されており、本体部132の中央部分には押下接触部133が設けられている。尚、接触部131a及び131bは、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を略同時に押下することができるように形成されている。
【0033】
図13に示すように、波型スイッチ操作部40をオン状態となるように押下すると、リング140を介し、押下部141は押下機構部130における押下接触部133を押下し、押下機構部130はスナップアクションバネ123a及び123bが存在している下方向に移動する。これによりスナップアクションバネ123a及び123bの一部は、押下機構部130に設けられた接触部131a及び131bにより押され、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、固定接点111bと可動接点121bとが接触し、オン状態となる。
【0034】
図12に示すように、波型スイッチ操作部40をオフ状態にすると、押下機構部130を押下していた押下部141は上方向に移動し、押下機構部130はバネ134の復帰力により、押下機構部130は上方向に持ち上げられ、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を押していた接触部131a及び131bもスナップアクションバネ123a及び123bから離れ、固定接点111aから可動接点121aが離れ、固定接点111bから可動接点121bが離れオフ状態となる。
【0035】
即ち、本実施の形態におけるコネクタでは、波型スイッチ操作部40の操作方向と、接触部131a及び131bがスナップアクションバネ123a及び123bを押す方向とは略平行であり、更には、可動接点121a及び121bが固定接点111a及び111bと接触するために移動する移動方向と略平行である。これにより、波型スイッチ操作部40をオンにする操作は直接的に接触部131a及び131bに伝達されるため、強い力でスナップアクションバネ123a及び123bを押すことができる。スナップアクションバネ123a及び123bを強い力で押すことにより、スナップアクションバネ123a及び123bが変形し強い復元力が生じ、波型スイッチ操作部40をオフにすることにより、強い力で高速に固定接点111aから可動接点121aを離すことができ、同様に、固定接点111bから可動接点121bを離すことができる。
【0036】
(スナップアクションバネ)
図14から図16に基づきスナップアクションバネ123aについて説明する。スナップアクションバネ123aは、バネ本体部125aと曲げ部126aを有しており、曲げ部126aの先端の曲げ部端部127aは可動部設置部128aのV字状に形成された設置部端部129aに接触している。図15に示すように、波型スイッチ操作部40のオンにする操作を行なうことにより、スナップアクションバネ123aに力が加わり、スナップアクションバネ123aのバネ本体部125aが曲がり固定接点111aと可動接点121aとが接触する。この状態においては、曲げ部126aが変形し曲げ部126aが縮む方向に力が加えられた状態となっている。この後、波型スイッチ操作部40のオフにする操作を行なうことにより、スナップアクションバネ123aに加えられていた外力がなくなり、曲げ部126aにおける復元力、即ち、曲げ部126aが図14に示す状態に戻ろうとする力が働き、強い力で固定接点111aと可動接点121aとの接触を離すことができる。これにより、固定接点111aと可動接点121aとの間で発生するアークを早期に断ち切ることができる。即ち、固定接点111aと可動接点121aとの間において、アークが発生する時間を短くすることができるため、固定接点111a及び可動接点121aを構成している材料がアークにより摩耗することを減らすことができ、コネクタを長寿命化させることができ、更には、信頼性を高めることができる。尚、上記においては、スナップアクションバネ123aについて説明したが、スナップアクションバネ123bについても同様である。
【0037】
次に、本実施の形態におけるコネクタの波型スイッチ操作部40について説明する。本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合している状態において、波型スイッチ操作部40がオフ状態では、図17から図19に示されるように、本実施の形態におけるコネクタのジャック端子62とプラグコネクタ200におけるプラグ端子222とが嵌合し、本実施の形態におけるコネクタのジャック端子63とプラグコネクタ200におけるプラグ端子223とが嵌合しているが、前述のとおり、押下部141により押下機構部130が押下されていないため、固定接点111aと可動接点121aは接触しておらず、また、固定接点111bと可動接点121bは接触していない。よって、プラグコネクタ200側に電力が供給されることはない。尚、図17はオフ状態における本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200との外観図であり、図18は、ジャック端子61が存在している領域の断面図であり、図19は、ジャック端子63が存在している領域の断面図である。
【0038】
一方、図20から図22に示されるように、波型スイッチ操作部40をオン状態とすることにより、前述のとおり、押下部141は押下機構部130を押下し、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、また、固定接点111bと可動接点121bとが接触し、プラグコネクタ200側に電力が供給される。尚、図20はオン状態における本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200との外観の斜視図であり、図21は、ジャック端子61が存在している領域の断面図であり、図22は、ジャック端子63が存在している領域の断面図である。
【0039】
このようなオン、オフ動作は波型スイッチ操作部40を操作することにより行なわれる。即ち、図23及び図24に示すオフ状態から図25及び図26に示すオン状態にすることにより、押下部141は押下機構部130を押下し、押下された押下機構部130により、スナップアクションバネ123a及び123bに力が加わり、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、また、固定接点111bと可動接点121bとが接触する。また、図25及び図26に示すオン状態から図23及び図24に示すオフ状態とする場合には、アークが発生している時間をできるだけ少なくするため、可能な限り速くオフ状態となることが好ましい。このため、図27に示すように、波型スイッチ操作部40内には、波型スイッチ操作部40の回転軸が略中心となるように巻かれたトーションバネ41が設けられており、このトーションバネ41には、図25及び図26に示すオン状態において、図23及び図24に示すオフ状態となるような復元力が加えられている。尚、図23はオフ状態における本実施の形態におけるスイッチの内部構造の一部を示す正面図であり、図24は背面図である。また、図25はオン状態における本実施の形態におけるスイッチの内部構造の一部を示す正面図であり、図26は背面図である。
【0040】
尚、波型スイッチ操作部40におけるオン、オフ動作は、プラグコネクタ200が本実施の形態におけるコネクタに差込まれた状態(嵌合されている状態)において行なうことが可能である。よって、本実施の形態におけるコネクタにプラグコネクタ200が差込まれていない状態では、オン状態にすることができず、オフ状態が保たれ、ジャック端子62及び63には電力は供給されない。
【0041】
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態におけるコネクタと同様に、プラグコネクタ200と接続されるものである。
【0042】
(コネクタの構造)
図28から図30に基づき本実施の形態におけるコネクタについて説明する。本実施の形態におけるコネクタは、プッシュロックスイッチを有しており、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合されて接続された状態で、プッシュロックスイッチをオン状態とすることにより、本実施の形態におけるコネクタ及びプラグコネクタ200を介し電力を供給することができるものである。尚、図28は、本実施の形態におけるコネクタの斜視図であり、図29は正面図であり、図30は側面図である。
【0043】
本実施の形態におけるコネクタは、全体が筐体170に覆われており、プラグコネクタ200におけるプラグ端子221、222、223が挿入されるジャック開口部21、22、23と、プラグコネクタ200における保護部211が挿入される溝部31と、プラグコネクタ200と本実施の形態におけるコネクタとが接続されている状態で、電力を供給するか否かの制御を行なうためのプッシュスイッチ操作部160が設けられている。プッシュスイッチ操作部160は、プッシュロックスイッチの操作を行なうものであり、プッシュスイッチ操作部160を押下することにより、オン状態またはオフ状態とすることができ、このプッシュスイッチ操作部160における操作により、コネクタを介し電力を供給するか否かの制御を行なうことができる。尚、本実施の形態において、プッシュロックスイッチとは、プッシュスイッチ操作部160を押下することにより、オフ状態からオン状態に切換えることができ、押下する力が解除されたのにおいてもオン状態が維持されるものを含むものであり、オン状態からオフ状態にするために、再度プッシュスイッチ操作部160を押下するものを含むものである。
【0044】
プッシュスイッチ操作部160は、プラグコネクタ200が接続される面と同じ面に設置されており、プラグコネクタ200が差込まれる方向と、プッシュスイッチ操作部160の操作方向、即ち、プッシュスイッチ操作部160を押下する方向とは略同一方向である。これにより、プッシュスイッチ操作部160をオフにする操作とプラグコネクタ200を抜き取る操作とを迅速に、かつ、容易に行なうことができる。
【0045】
また、本実施の形態におけるコネクタは、図31から図33に示すように、ジャック開口部21、22、23の内部には、プラグ端子221、222、223と電気的に接続されるジャック端子61、62、63が設けられている。また、プッシュスイッチ操作部160に連動して動作するフック70が設けられており、プッシュスイッチ操作部160がオン状態となる場合には、フック70は溝部31側に出っ張り、プラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212内に入り込む。これにより、オン状態では、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200との接続がはずれることはない。また、プッシュスイッチ操作部160をオフ状態とした場合には、フック70の先端は、プッシュスイッチ操作部160側に引っ込み、プラグコネクタ200におけるコネクタ接続開口部212内にはフック70は存在していなくなるため、本実施の形態におけるコネクタよりプラグコネクタ200を取り外すことができる。このように、本実施の形態におけるコネクタでは、電力が供給されている状態においては、本実施の形態におけるコネクタからプラグコネクタ200が誤ってはずれてしまうことを防ぐことができる。
【0046】
また、本実施の形態におけるコネクタには、ディテクトスイッチとなる突起部71が設けられている。この突起部71は、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されているか否か、即ち、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合している状態にあるのか否かを検出する。
【0047】
本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合していない状態では、突起部71は、溝部31内に一部入り込んだ状態となっている。この状態では、プッシュスイッチ操作部160はオフ状態で固定されるためオン状態となることはない。一方、プラグコネクタ200と本実施の形態におけるコネクタとが嵌合することにより、溝部31内にプラグコネクタ200の保護部211が入り込み、保護部211により溝部31内に一部が入り込んでいた突起部71がプッシュスイッチ操作部160側に押されて移動する。このように突起部71が押されることにより、プッシュスイッチ操作部160におけるオフ状態の固定が解除され、プッシュスイッチ操作部160をオン状態にすることが可能となる。
【0048】
この後、プッシュスイッチ操作部160をオフ状態とすることにより、本実施の形態におけるコネクタよりプラグコネクタ200を取り外すことができ、プラグコネクタ200を取り外すことにより、突起部71はバネ72の復元力により、溝部31の内部に再び一部が入り込む。これにより、プッシュスイッチ操作部160はオフ状態で固定されるためオン状態となることはない。
【0049】
このように、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されている場合には、プッシュスイッチ操作部160を押下することによりオン状態とすることはできるが、本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが接続されていない場合には、プッシュスイッチ操作部160におけるオフ状態が維持されるため、いくらプッシュスイッチ操作部160を押下してもオン状態となることはない。
【0050】
(オン、オフ動作)
次に、図34及び図35に基づき、本実施の形態におけるコネクタのオン、オフ動作について説明する。本実施の形態におけるコネクタは、2つの固定部110a及び110bと2つの可動部120a及び120bとを有している。固定部110aと可動部120aにより一つのスイッチを構成しており、固定部110bと可動部120bにより一つのスイッチを構成している。よって、本実施の形態におけるコネクタでは、あわせて二つのスイッチを有している。
【0051】
固定部110aは、固定接点111aと接続部112aとを有しており、接続部112aはジャック端子62と電気的に接続されている。可動部120aは、可動接点121a、可動板部122a、スナップアクションバネ123a、端子部124aを有しており、端子部124aは、不図示の電源ケーブルの例えばマイナス側に接続されている。固定部110aと可動部120aからなるスイッチでは、固定接点111aと可動接点121aとが接触することによりオン状態となり、固定接点111aと可動接点121aとの接触が離れることによりオフ状態となる。
【0052】
固定部110bは、固定接点111bと接続部112bとを有しており、接続部112bはジャック端子63と電気的に接続されている。可動部120bは、可動接点121b、可動板部122b、スナップアクションバネ123b、端子部を有しており、端子部は、不図示の電源ケーブルの例えばプラス側に接続されている。固定部110bと可動部120bからなるスイッチでは、固定接点111bと可動接点121bとが接触することによりオン状態となり、固定接点111bと可動接点121bとの接触が離れることによりオフ状態となる。
【0053】
即ち、本実施の形態におけるコネクタでは、プッシュスイッチ操作部160の操作方向と、接触部131a等がスナップアクションバネ123a及び123bを押す方向とは略平行であり、更には、可動接点121a及び121bが固定接点111a及び111bと接触するために移動する移動方向と略平行である。これにより、プッシュスイッチ操作部160をオンにする操作が直接的に接触部131a等に伝達されるため、強い力でスナップアクションバネ123a及び123bを押すことができる。スナップアクションバネ123a及び123bを強い力で押すことにより、スナップアクションバネ123a及び123bは変形し強い復元力が生じ、プッシュスイッチ操作部160をオフにする際に、強い力で高速に固定接点111aから可動接点121aを離すことができ、同様に、固定接点111bから可動接点121bを離すことができる。
【0054】
より詳細に説明すると、オン状態は、押下機構部130により可動部120a及び120bにおけるスナップアクションバネ123a及び123bの一部が押されることにより、可動接点121a及び121bが固定接点111a及び111b側に移動し、可動接点121aと固定接点111aとが接触し、可動接点121bと固定接点111bとが接触する。これによりオン状態となる。
【0055】
押下機構部130は略コの字状に形成されており、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を押下する接触部131a等と本体部132とを有している。接触部131a等は本体部132により接続されており、本体部132の中央部分には突起部136が設けられている。尚、接触部131a等は、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を略同時に押下することができるように形成されている。
【0056】
図35に示すように、プッシュスイッチ操作部160をオン状態となるように押下すると、突起部136を介し押下機構部130を押下し、押下機構部130はスナップアクションバネ123a及び123bが存在している下方向に移動する。これによりスナップアクションバネ123a及び123bの一部は、押下機構部130に設けられた接触部131a等により押され、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、固定接点111bと可動接点121bとが接触し、オン状態となる。
【0057】
図34に示すように、プッシュスイッチ操作部160をオフ状態にすると、押下機構部130は上方向に移動し、押下機構部130はバネ134の復帰力により、押下機構部130は上方向に持ち上げられ、スナップアクションバネ123a及び123bの一部を押していた接触部131a等もスナップアクションバネ123a及び123bから離れ、固定接点111aから可動接点121aが離れ、固定接点111bから可動接点121bが離れオフ状態となる。
【0058】
次に、本実施の形態におけるコネクタのプッシュスイッチ操作部160について説明する。本実施の形態におけるコネクタとプラグコネクタ200とが嵌合状態において、プッシュスイッチ操作部160がオフ状態では、図36及び図37に示されるように、本実施の形態におけるコネクタのジャック端子62とプラグコネクタ200におけるプラグ端子222とが嵌合し、本実施の形態におけるコネクタのジャック端子63とプラグコネクタ200におけるプラグ端子223とが嵌合しているが、突起部136を介して押下機構部130は押下されていないため、固定接点111aと可動接点121aは接触しておらず、また、固定接点111bと可動接点121bは接触していない。よって、プラグコネクタ200側に電力が供給されることはない。尚、この状態においては、本実施の形態におけるコネクタのジャック端子61とプラグコネクタ200におけるプラグ端子221とは嵌合している。尚、図36は、ジャック端子61が存在している領域の断面図であり、図37は要部側面図である。
【0059】
一方、図38及び図39に示されるように、プッシュスイッチ操作部160をオン状態とすることにより、突起部136を介し押下機構部130を押下し、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、また、固定接点111bと可動接点121bとが接触し、プラグコネクタ200側に電力が供給される。オン状態は、プッシュスイッチ操作部160の内部にスイッチロック部161が入り込むことにより、スイッチロック部161に設けられた爪部162により押下機構部130の位置が固定されオン状態が維持される。尚、後述するように、再びプッシュスイッチ操作部160を押下することにより、オン状態からオフ状態にすることができる。尚、図38は、ジャック端子61が存在している領域の断面図であり、図39は要部側面図である。
【0060】
このようなオン、オフ動作はプッシュスイッチ操作部160を操作することにより行なわれる。即ち、図40から図42に示すオフ状態から図43から図45に示すオン状態にすることにより、突起部136は押下機構部130を押下し、押下された押下機構部130により、スナップアクションバネ123a及び123bに力が加わり、固定接点111aと可動接点121aとが接触し、また、固定接点111bと可動接点121bとが接触する。この際、プッシュスイッチ操作部160の内部にスイッチロック部161が入り込み、押下機構部130がスイッチロック部161に設けられた爪部162に引っ掛かった状態となりオン状態が維持される。スイッチロック部161には、プッシュスイッチ操作部160の内部と接触する部分に傾斜部163が設けられており、プッシュスイッチ操作部160が押されることにより、スイッチロック部161は、傾斜部163に沿って、プッシュスイッチ操作部160の内部には入り込み、爪部162により押下機構部130の位置を固定する。
【0061】
オン状態において再び、プッシュスイッチ操作部160を押下することにより、バネ164の復元力により、プッシュスイッチ操作部160の内部より、スイッチロック部161が傾斜部163に沿って外側に移動し、押下機構部130の位置を固定していた爪部162も移動するため、押下機構部130は上昇しオフ状態とすることができる。尚、図40はオフ状態における本実施の形態におけるスイッチの内部構造の一部を示す斜視図であり、図41は側面図であり、図42は断面図である。また、図43はオン状態における本実施の形態におけるスイッチの内部構造の一部を示す斜視図であり、図44は側面図であり、図45は断面図である。
【0062】
尚、プッシュスイッチ操作部160におけるオン、オフ動作は、プラグコネクタ200が本実施の形態におけるコネクタに差込まれた状態(嵌合されている状態)において行なうことが可能である。よって、本実施の形態におけるコネクタにプラグコネクタ200が差込まれていない状態では、オン状態にすることができず、オフ状態が保たれ、ジャック端子62及び63には電力は供給されない。
【0063】
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
【0064】
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0065】
21 ジャック開口部
22 ジャック開口部
23 ジャック開口部
31 溝部
40 波型スイッチ操作部
41 トーションバネ
50 筐体
61 ジャック端子
62 ジャック端子
63 ジャック端子
70 フック
71 突起部
72 バネ
110a、110b 固定部
111a、111b 固定接点
112a、112b 接続部
120a、120b 可動部
121a、121b 可動接点
122a、122b 可動板部
123a、123b スナップアクションバネ
125a バネ本体部
126a 曲げ部
127a 曲げ部端部
128a 可動部設置部
129a 設置部端部
130 押下機構部
131a、131b 接触部
132 本体部
133 押下接触部
134 バネ
140 リング
141 押下部
200 プラグコネクタ
210 カバー
211 保護部
212 コネクタ接続開口部
221 プラグ端子
222 プラグ端子
223 プラグ端子
230 電源ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
他のコネクタにおける他の接続端子と接続される接続端子と、
固定接点と、
可動板部の一方の端部に設けられた可動接点と、
前記可動板部に接続された可動バネと、
を有し、
前記接続端子は、前記固定接点または前記可動接点のうちいずれか一方に接続されており、
前記スイッチは、前記スイッチを操作するために加える力の方向と、前記可動接点の移動方向とは略平行であって、
前記スイッチの操作により、前記スイッチを操作するために加える力の方向と略平行に前記可動バネの一部に力を加えることにより、オフ状態からオン状態に変化させることを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
前記スイッチは、波型スイッチまたはプッシュスイッチであることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記スイッチを操作するために加える力の方向と、前記他のコネクタが接続される方向とは略平行であることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記可動バネは、スナップアクション機能を有するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ。
【請求項5】
前記固定接点または前記可動接点のうち他方は、電源に接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
【請求項6】
前記固定接点及び前記可動接点を各々2つ有しており、
前記スイッチにより、一方の前記固定接点と一方の前記可動接点との接続と、他方の前記固定接点と他方の前記可動接点との接続とが略同時に行なわれるものであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のコネクタ。
【請求項7】
前記他のコネクタにはコネクタ接続開口部が設けられており、
前記オン状態では、前記コネクタ接続開口部にフックが入り込んでいることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【公開番号】特開2013−41695(P2013−41695A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−176411(P2011−176411)
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(501398606)富士通コンポーネント株式会社 (848)
【出願人】(593063161)株式会社NTTファシリティーズ (475)
【Fターム(参考)】