説明

コマンド生成システムと方法およびコマンド実行制御システムと方法ならびにプログラムと業務処理システム

【課題】 複数顧客に業務処理サービスを提供しているサーバの運用・保守業務におけるコマンド投入時のオペレーションミスによる障害の発生を効率的に防止する。
【解決手段】 業務毎のコマンド列の雛形を定義した作業テンプレート情報71と、顧客システムを構成するサーバ情報を含む顧客システムの構成情報と、作業者を管理するためのユーザ管理情報90を運用端末1において記憶装置に格納し、運用端末1のコマンド生成処理部30が、作業担当者が入力する顧客名、作業の種類から必要なパラメタを抽出し、発行するコマンドを確定してコマンド発行手順を生成すると共に、作業実施者情報と顧客システムの構成情報から、作業時にチェックすべきコマンド発行ルールを生成し、作業対象サーバ2においては、コマンド発行制御処理部40が、コマンド発行手順とコマンド発行ルールと利用してコマンド実行の可否を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務処理コンピュータシステムの運用業務に係り、特に、複数の顧客に各種の業務運用処理サービスを提供するサーバシステムを運用・管理するデータセンタなどにおいて、複数のコマンドを一連の手順で発行する運用業務を行う場合の、オペレーションミスによるシステム障害の発生を効率的に防止するのに好適なコマンド実行制御技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、業務処理コンピュータシステムの大規模化、複雑化に伴い、システムの維持・管理に必要な業務運用作業件数および1件当たりのオペレーション数は増加傾向にある。これにより、運用担当者やシステム保守担当者が投入するコマンド数や作業対象のサーバ数も増加するため、コマンドの発行順序の間違いやコマンドの発行漏れ、さらには作業対象サーバの間違いなどを起因とするシステム障害の発生件数も増加してきている。
【0003】
コマンド発行順序の間違いによるシステム障害を低減するため、通常はバッチファイル等の作成によりコマンド発行手順そのものを自動化する。しかし、複数顧客の業務処理コンピュータシステムを扱う共同利用型データセンタにおいては、それぞれの顧客システム構成の違いによって、各業務処理コンピュータシステム毎にバッチファイルを作成するか、顧客毎に異なる情報を変数化して作業時にパラメタとして外部指定させる運用が必要となる。
【0004】
このように顧客毎にバッチファイルを作成してコマンド発行手順を管理する技術では、バッチファイルの数が膨大となり、作業時の適用ミスにより、本来実行する必要のないサーバで作業を実施して障害を発生してしまうことが懸念され、また、顧客毎に異なる情報を変数化して作業時にパラメタとして外部指定する技術では、作業時のパラメタ入力ミスによる障害の発生が懸念されるなど、共同利用型データセンタの運用業務に対する課題は多い。
【0005】
このような技術背景において、バッチファイルを含む不正なコマンドの実行を防止する技術として、例えば、特許文献1に記載の不正コマンド入力防止技術を用いることができる。この技術では、コンソールから入力されたコマンドが、予め不正コマンド検査テーブルに存在していない不正コマンドであれば、その実行を防止すると共に、不正コマンド検査テーブルに存在して、その妥当性があると判断しても、当該コマンドの投入を一旦保留することにより、例えば、入力時期を誤ったコマンドの投入に起因する電子計算機システムの誤動作を未然に防ぐことができる。
【0006】
また、顧客毎に異なる情報を変数化して作業時にパラメタとして外部指定する技術における、外部指定ミスによる障害を防止する技術としては、例えば、特許文献2に記載のファイル更新技術を用いることができる。この技術では、更新手順を定義したシナリオとパラメタの自動生成を行うファイル更新プログラムにより、外部指定ミスによる障害の発生を防止している。
【0007】
これら特許文献1,2の作業ミスを防止する技術によれば、個別システムのバッチファイルの誤投入や一部作業の自動化による外部指定パラメタの指定ミスを防ぐことが可能である。しかし、複数顧客を対象とした業務運用サービスでは、下記に示す課題が残る。
【0008】
例えば、特許文献1に記載の技術では、予め実行を抑止したいコマンド識別名とコマンド保留指示フラグを不正コマンド検査テーブルに格納し、コマンドを実行する前に、このテーブルとの照合によって実行を防止しており、この技術では、作業対象サーバ毎に不正コマンド検査テーブルが必要となる。そのため、顧客システムを構成する全てのサーバに不正コマンド検査テーブルを導入する必要がある。さらに、新たな業務が追加される毎に不正検査テーブルに対し、新規発行するバッチファイル名を格納する必要があり、メンテナンス工数が増加する。結果として運用者の作業負荷が増え、作業ミスによる障害を低減できない。
【0009】
また、特許文献2に記載の技術では、作業手順を独自にシナリオ化し、可変部分を動的に生成することで、作業全体を自動化するものであり、この技術では、作業の種類毎にエラー制御や可変部分を生成するプログラムを開発して、作業対象サーバに導入する必要がある。そのため、複数の顧客を扱うデータセンタにおいては、顧客や業務毎に更新用プログラムを開発する必要がある。
【0010】
【特許文献1】特開平9−288533号公報
【特許文献2】特開2003−289381号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、複数の業務処理システムおよび周辺機器に対する業務運用作業において、顧客や業務毎に独自プログラムの作成や導入を必要とする点である。
【0012】
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、複数顧客に業務処理サービスを提供しているサーバの運用・保守業務におけるコマンド投入時のオペレーションミスによる障害の発生を効率的に防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、本発明では、業務処理用のコンピュータ(作業対象サーバ)にファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成し、生成したコマンド列によるコンピュータでの実行を制御するために、予め、テンプレート記憶装置(70)は、コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型(72)として定義したテンプレート情報(71)を記憶し、テンプレート入力部(31)は、操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報(71)をテンプレート記憶装置(70)から読み出し、パラメタ入力部(32)は、操作者が入力操作した、上述の選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力し、コマンド列生成部(34)は、パラメタ入力部(32)が入力したパラメタを用い、テンプレート入力部(31)が読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列(作業用コマンド列50)を生成すると共に、ユーザ管理情報記憶部(90)は、予め作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶し、第1のルール生成部(コマンド発行ポリシ生成部35)は、操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、ユーザ管理情報記憶部(90)から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成し、システム構成情報記憶部(ポリシ記憶部80)は、予め操作者が担当する業務別および作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を記憶し、第2のルール生成部(コマンド発行ポリシ生成部35)は、システム構成情報記憶部(ポリシ記憶部80)から、操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、コマンド列生成部(34)が生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成し、そして、コマンド列入力部(41)は、コマンド列生成部(34)で生成したコマンド列(作業用コマンド列50)を入力し、ポリシ入力部(43)は、第1,第2のルール生成部(コマンド発行ポリシ生成部35)が生成した作業可能ユーザルール情報および作業可能装置ルール情報を入力し、ユーザ認証処理部(42)は、入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に、入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別し、サーバチェック部(44)は、入力した作業可能装置ルール情報に、入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあるか否かを判別し、コマンド実行処理部(コマンド実行制御部48)は、操作者一覧に、入力したコマンド列を生成した操作者があり、かつ、作業可能装置ルール情報に、入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあれば当該コマンド列を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複数顧客に業務処理サービスを提供しているサーバの運用・保守業務において、顧客毎に運用作業プログラムおよびルール(ポリシ)を開発・導入する必要がなく、かつ、顧客毎に指定する外部パラメタの不正や作業対象サーバの誤りを防止することができ、業務運用作業におけるコマンド投入ミスを低減することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明を実施するための最良の形態例として、業務処理用のコンピュータであるサーバで実行するコマンドを発行する運用端末(1)に、それぞれの顧客に共通化可能なコマンド発行手順を雛形(72)として定義したテンプレート(71)を格納する記憶装置(テンプレート記憶装置70)を設ける。このコマンド発行手順の雛形(72)では、顧客毎に可変する情報をパラメタとして外部指定できるよう変数化しておくと共に、各コマンド処理結果を基に、次に実行する手順(処理)を判別するために利用する情報(リターン情報)も別途用意しておく。
【0016】
また、顧客システムを構成する各サーバを識別するための情報(構成サーバ一覧)と、各サーバの種別(Webサーバ、APサーバ等)および各サーバ種別毎に指定可能なパラメタを管理する構成情報テーブルとを設ける。
【0017】
さらに、作業者を管理するためのユーザ管理情報テーブル(90)も合わせて管理しておく。このユーザ管理情報テーブルにおいては、作業者を識別するために必要なID(ユーザ名+パスワード)に加えて、識別された作業者が作業対象として選択可能な顧客や作業種別を管理する(権限レベル、所属業務)。
【0018】
また、運用端末(1)には、これらの情報から、確定版コマンド発行手順とコマンド発行時のルール(コマンド発行ルール)を生成するためのコマンド生成処理部(30)を設ける。尚、生成した確定版コマンド発行手順を、作業対象サーバ(2)において実行制御するコマンド発行制御処理部(40)を格納しておき、当該コマンド発行手順とコマンド発行ルールの生成に合わせ、自運用端末(1)内の指定フォルダにコピーし、コマンド発行手順とコマンド発行ルールおよび実行エンジンを纏めて作成することで、作業対象サーバへの事前導入作業を不要とする。
【0019】
コマンド生成処理部(30)は、作業者に、顧客名、作業の種類を問い合わせて、外部指定するパラメタを決定させ、作業者が入力したパラメタを基に作業手順ファイルを作成する。また、顧客名と作業の種類(種別)とから、作業対象とするサーバを確定すると共に、実際に作業する担当者を問い合わせる。これらの顧客名、作業の種類(種別)および作業担当者情報から、作業対象サーバ、時間帯さらに作業担当者毎に指定可能なパラメタを確定してコマンド発行ルールとして記憶装置に格納する。
【0020】
コマンド発行制御処理部(40)では、コマンド実行に先立ち、ユーザ認証処理部(42)により、作業者を特定するためのユーザ認証を行う。さらに、コマンド発行ルール(60)において格納済みのサーバ一覧、時間帯をチェックし、チェック結果に異常がある場合は、コマンド発行を行わない。さらに、認証したユーザが、予めコマンド発行ルール作成時に指定した以外のユーザであった場合は、外部指定されたパラメタが無効となり、コマンドの発行は行わない。
【0021】
これらの手順により、作業対象サーバ(2)以外のサーバでの作業や外部パラメタの指定ミスを作業に先立ちチェックアウトする(調べる)ことが可能となる。
【実施例】
【0022】
以下、図を用いて本発明の実施例を説明する。図1は、本発明に係わるコマンド生成システムとコマンド実行制御システムを設けた業務処理システムの構成例を示すブロック図であり、図2は、図1におけるコマンド生成処理部の動作例を示す説明図、図3は、図1におけるテンプレートの構成例を示す説明図、図4は、図1における入力装置から入力されるパラメタの具体例を示す説明図、図5は、図1におけるコマンド生成処理部で生成された作業用コマンド列の具体例を示す説明図、図6は、図1における運用端末で保持されるユーザ管理情報の構成例を示す説明図、図7は、図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(実行ルール)の構成例を示す説明図、図8は、図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(業務ルール)の構成例を示す説明図、図9は、図1における図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(対象ルール)の構成例を示す説明図、図10は、図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(戻り値ルール)の構成例を示す説明図、図11は、図1におけるコマンド生成処理部で生成される作業可能ユーザルールの構成例を示す説明図、図12は、図1におけるコマンド生成処理部で生成される作業可能サーバルールの構成例を示す説明図、図13は、図1におけるコマンド列生成部の本発明に係わるコマンド列の生成手順例を示すフローチャート、図14は、図1におけるコマンド発行ポリシ生成部の本発明に係わるコマンド発行ポリシの生成手順例を示すフローチャート、図15は、図1におけるコマンド発行制御処理部の本発明に係わるコマンド実行制御手順例を示すフローチャートである。
【0023】
図1における業務処理システムは運用端末1(端末装置)と作業対象サーバ2(業務処理用コンピュータ)を有し、運用端末1と作業対象サーバ2のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主記憶装置(主メモリ)、外部記憶装置、入力装置、表示装置、周辺装置等を具備したコンピュータ構成からなり、例えば周辺装置としての光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、運用端末1は本発明に係るコマンド生成システムおよびコマンド実行制御システムにおける各処理部の機能を、作業対象サーバ2は、コマンド実行制御システムにおける各処理部の機能を実行する。
【0024】
すなわち、運用端末1は、作業者からのパラメタの入力を受け付けるための入力装置11と入力内容を表示するための表示装置12、さらにコマンド列(作業用コマンド列50)およびポリシ(コマンド発行ルール60)を作成するためのコマンド生成処理部30とを有すると共に、作業用コマンド列50およびコマンド発行ルール60を生成するために用いるテンプレート71、ポリシ80、ユーザ管理情報90等の各データを格納するためのテンプレート記憶装置70等の記憶装置を有する。
【0025】
また、作業対象サーバ2は、生成したコマンド列を受け付けるための入力装置21および表示装置22、入力したコマンドを受け付けて周辺機器123を制御するための周辺機器管理処理部121や運用管理ツールの設定変更を行うための運用管理ツール制御処理部122などからなるシステム管理処理部120を有すると共に、運用端末1がコマンド生成処理部30で生成したコマンド列の実行制御を行うコマンド発行制御処理部40を有する。
【0026】
運用端末1のテンプレート71においては、コマンド列を生成するための作業手順のひな形(コマンド列72)が登録されており、図3に例示するように、作業種別、コマンドの雛型、入力するパラメタの情報が定義されている。
【0027】
運用端末1の入力装置11から入力されるパラメタは、コマンド列生成時に作業者が入力するものであり、図4に例示する項目「パラメタ」は、作業者が選択したテンプレートの定義内容により異なり、各パラメタについて入力必須および入力数、内容をテンプレート内で定義可能であるので指定漏れや間違った内容の定義を防止することが可能である。
【0028】
図2に示すように、運用端末1は、このような図3に例示するテンプレート71(A)と図4に例示するパラメタ(B)とを用いて、コマンド生成プログラムを実行することにより、図5に例示するコマンド列(作業用コマンド列50)(D)を生成する。
【0029】
運用端末1のポリシ80としては、図7に例示するコマンド発行ポリシ(実行ルール)、図8に示すコマンド発行ポリシ(業務ルール)、図9に示すコマンド発行ポリシ(対象ルール)、図10に示すコマンド発行ポリシ(戻り値ルール)が登録されている。
【0030】
図7に示すコマンド発行ポリシ(実行ルール)は、運用端末1で生成したコマンドの、作業対象サーバ2における実行制限を実施する場合に、コマンドの実行ルールを決定するためのものであり、項目「ポリシ種別」は、禁止、必須、注意喚起などのルールの種類を表し、項目「適用」は、図6に示したユーザ管理情報における項目「権限レベル」に対応し、当該ルールをどの権限保有者に適用すべきかを決定するための情報であり、項目「コマンド」と「オペランド」は、作業者が投入したコマンドまたはオペランドに対し、当該ルールの対象となるか否かを決定するために必要な情報である。
【0031】
図8に示すコマンド発行ポリシ(業務ルール)は、運用端末1で生成したコマンドの、作業対象サーバ2における実行制限を実施する場合に、担当業務を決定するためのものであり、項目「適用業務」は、図6に示すユーザ管理情報における項目「所属業務」に対応し、顧客毎にチェックすべき情報(ルール)であり、項目「コマンド」および「オペランド」と「指定値」は、作業者からの投入されたコマンドに対し、必ず指定されなければならないオペランドと指定値を定義したものである。
【0032】
図9に示すコマンド発行ポリシ(対象ルール)は、運用端末1で生成したコマンドの、作業対象サーバ2における実行開始制限を実施する場合に、作業が可能な対象ホスト(サーバ)および時間帯を決定するためのものであり、項目「対象業務」は、図6に示すユーザ管理情報における項目「所属業務」に対応し、顧客毎にチェックすべき情報(ルール)であることを示す。
【0033】
図10に示すコマンド発行ポリシ(戻り値ルール)は、運用端末1で生成したコマンドの戻り値による、作業対象サーバ2における実行制御を実施する場合に、コマンド発行後に実施する処理を決定するためのものであり、項目「コマンド」は、制御対象となるコマンド、項目「戻り値」は、そのコマンド返す各戻り値、項目「分類」は、その戻り値が意味する分類、項目「処理」は、実行する内容をそれぞれ示す。
【0034】
ユーザ管理情報90としては、コマンド生成処理部30で、入力されたパラメタを基に作業可能ユーザを選択する場合に必要な情報を登録しており、図6に示す例において、ユーザ名とパスワードは、本システムを利用する作業者を認証するための管理情報であり、OS(オペレーティングシステム)の管理ユーザとは異なる。また、権限レベルは、システム管理ツールを利用する際に、コマンド実行可否を決定するためのレベルであり、所属業務は、担当する顧客を識別するための情報である。また、作業種別は担当する作業内容の種別を表す。
【0035】
運用端末1のコマンド生成処理部30は、テンプレート入力部31と、パラメタ入力部32、エラーチェック部33、コマンド列生成部34、コマンド発行ポリシ生成部35を有する。
【0036】
テンプレート入力部31は、作業者の実施作業に該当する、図3に例示するコマンド列を生成する手順(テンプレート71)をテンプレート記憶装置70から選択して入力し、パラメタ入力部32は、作業者が入力装置1を介して入力した図4に例示するコマンド列用パラメタ110およびポリシ用パラメタ100を取り込む。
【0037】
エラーチェック部33は、テンプレート入力部31とパラメタ入力部32による未入力等のエラーの有無をチェックし、エラーが無ければ、コマンド列生成部34は、図5に例示する作業用コマンド列50を、コマンド発行ポリシ生成部35は、図11,12に例示するコマンド発行ルール60を生成して記憶装置に格納する。
【0038】
すなわち、運用端末1は、作業対象サーバ2にファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成するために、予め、テンプレート71で、作業対象サーバ2に実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶し、テンプレート入力部31で、操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート71をテンプレート記憶装置70から読み出し、パラメタ入力部32で、操作者が入力操作した、上述の選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力し、コマンド列生成部34では、パラメタ入力部32が入力したパラメタを用い、テンプレート入力部31が読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、作業対象サーバ2に当該作業処理を実行させるコマンド列(作業用コマンド列50)を生成すると共に、ユーザ管理情報90においては、図6に示すように、予め作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶し、コマンド発行ポリシ生成部35は、操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、ユーザ管理情報90から読み出し、読み出した操作者一覧からなる、図11に示す内容の作業可能ユーザルール情報を生成し、ポリシ80として、図9に示すように、予め操作者が担当する業務別および作業処理の種類別に割り当てられたサーバの特定に用いるコマンド発行ポリシ(対象ルール情報)を記憶し、コマンド発行ポリシ生成部35は、ポリシ80から、操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたサーバを読み出し、コマンド列生成部34が生成したコマンド列の実行を許可するサーバを特定する、図12に示す内容のポリシ(作業可能サーバルール情報)を生成する。図12においては、作業可能サーバとそのサーバでの作業可能時間帯を示している。
【0039】
作業対象サーバ2のコマンド発行制御処理部40は、コマンド列入力部41と、ユーザ認証処理部42、ポリシ入力部43、サーバチェック部44、ポリシチェック部45、コマンド入力処理部46、戻り値チェック部47、コマンド実行制御部48を有する。
【0040】
コマンド発行制御処理部40は、コマンド列入力部41およびポリシ入力部43により、運用端末1がコマンド生成処理部30で生成したコマンド列50およびコマンド発行ルール60を読み込み、まず、ユーザ認証処理部42により、作業者のユーザ情報を認証して当該作業者(ユーザ)が作業可能であるか否かを判定する。
【0041】
すなわち、コマンド列入力部41は、運用端末1からコマンド列生成部34で生成したコマンド列(作業用コマンド列50)を入力し、ポリシ入力部43は、運用端末1からコマンド発行ポリシ生成部35で生成した作業可能ユーザルール情報および作業可能装置ルール情報を入力し、ユーザ認証処理部42により、入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に、入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別する。
【0042】
作業者(ユーザ)が作業可能であれば、コマンド発行制御処理部40は、サーバチェック部44により、コマンド発行ルール60に含まれる作業可能装置ルール情報を基に、自作業対象サーバ2が作業可能サーバであるかのチェックを行う。
【0043】
すなわち、サーバチェック部44は、入力した図12に示す内容の作業可能装置ルール情報に、入力したコマンド列の実行を許可したサーバとしての自サーバがあるか否かを判別する。
【0044】
作業可能サーバであれば、コマンド入力処理部46により各コマンドの発行を行い、その際、ポリシチェック部45により、図6に示す内容のユーザ管理情報を参照して、コマンド入力処理部46が発行するコマンドに対して権限チェックを実施する。
【0045】
権限を保有している場合は、コマンド実行制御部48によってコマンドを実行する。すなわち、コマンド実行制御部48は、図11に示す内容の作業可能ユーザルールに、入力したコマンド列を生成したユーザ(操作者)があり、かつ、図12に示す内容の作業可能装置ルール情報に、入力したコマンド列の実行を許可したサーバがあれば当該コマンド列を実行する。
【0046】
尚、戻り値チェック部47は、コマンド発行後の戻り値を取得し、図10に示す内容の戻り値ルールに定義した値に従って処理の分岐を行う。
【0047】
次に、図13を用いて、図1における運用端末1のコマンド生成処理部30によるコマンド列の生成処理手順の一具体例を説明する。まず、作業者の入力装置11での選択・入力操作に基づき、コマンド生成処理部30のテンプレート入力部31が、実施する作業のテンプレートの選択と(ステップS1201)、顧客名、作業種別の入力を行い(ステップS1202)、入力するパラメタを決定する(ステップS1203)。
【0048】
さらに、作業者の入力装置11での入力操作に基づき、コマンド生成処理部30は、パラメタ入力部32により、テンプレート用のパラメタを入力する(ステップS1204)。入力後に作業者が入力装置11を介してコマンド列の生成実行を指示すると(ステップS1205)、まず、パラメタの未入力項目や入力数等のエラーチェックを実施する(ステップS1206)。入力内容に指定漏れ等のエラー違反があれば(ステップS1207)、ステップS1204の処理に戻りパラメタの再入力を求める。
【0049】
そして、雛型コマンド列から置換対象となっている文字列を検索し(ステップS1208)、存在していれば(ステップS1209)、入力パラメタ内容の置換(ステップS1210)、また、入力数に基づいたコマンドを繰り返し(ステップS1211)、出力を行う(ステップS1212)。
【0050】
次に、図14を用いて、図1における運用端末1のコマンド生成処理部30によるコマンド発行ポリシの生成処理手順の一具体例を説明する。まず、作業者の入力装置11での選択・入力操作に基づき、コマンド生成処理部30は、テンプレート入力部31により、実施する作業のテンプレートを選択し(ステップS1301)、パラメタ入力部32により、ポリシ用パラメタ(顧客名、作業種別)を入力し(ステップS1302)、入力したポリシ用パラメタを基に、図6に示すユーザ管理情報、図7のコマンド発行ポリシ(実行ルール)、図8のコマンド発行ポリシ(業務ルール)、図9のコマンド発行ポリシ(対象ルール)を参照して当該コマンド列に対するポリシ生成を行い(ステップS1303)、生成したポリシに基づき、対象作業の実施可能ユーザを確定する(ステップS1304)と共に、対象作業の実施可能サーバおよび時間帯を確定し(ステップS1305)、その後、生成した作業用コマンド列用のコマンド発行ルールとしてポリシを出力する(ステップS1306)。
【0051】
次に、図15を用いて、図1における作業対象サーバ2のコマンド発行制御処理部40によるコマンド列の実行制御処理手順の一具体例を説明する。コマンド列実行時に、まず、作業者のユーザ情報を入力し、図11に示される作業可能ユーザルールを参照して、ユーザ認証を行う(ステップS1401)。認証が却下されれば(ステップS1402)、そのユーザは作業を実施できず、コマンド列の実行処理を終了する。
【0052】
次に、コマンド列入力部41が、運用端末1の作業用コマンド列(確定)50から読み込んだコマンド列に定義された作業種別と、ポリシ入力部43が、運用端末1のコマンド発行ルール(ポリシ)60から読み込んだ図12に例示するポリシ(作業可能サーバルール)とを基に、作業対象可能サーバおよび作業可能時間内であるかのチェックを行う(ステップS1403)。対象外サーバおよび作業可能時間外であれば(ステップS1404)、コマンド列の実行を中止する。
【0053】
以上のチェックが全て正常であれば、次に各コマンドの発行制御処理に移る。各コマンドの発行手順では、まず、ポリシ入力部43で、運用端末1のコマンド生成処理部30によって作成されたコマンド発行ルール(ポリシ)60を読み込み保持する。そして、コマンド入力処理部46で、運用端末1の作業用コマンド列(確定)50からコマンド列を読み込み(ステップS1405)、読み込んだコマンド列に対して、ポリシチェック部45で、発行禁止コマンドまたはオペランドをチェックする(ステップS1406)。このチェック結果がルールに違反した場合は(ステップS1407)、コマンドの実行を中止する。
【0054】
ルールに違反していなければ、保持したコマンド発行ルール(ポリシ)60における図8に示すコマンド発行ポリシ(業務ルール)に定義されたコマンドおよびオペランドさらに指定値を検索して、業務ルールチェックを実施する(ステップS1408)。指定値が設定されていない場合などは、ルール違反とみなし(ステップS1409)、コマンドの実行を中止する。
【0055】
業務ルール違反がなければ、次に、保持したコマンド発行ルール(ポリシ)60における図7に示すコマンド発行ポリシ(実行ルール)を参照して、当該コマンド列が、注意喚起対象のコマンドまたはオペランドを有するか否かをチェックし(ステップS1410)、注意喚起対象であれば、実行可否を問い合わせ(ステップS1411)、コマンド発行の指定があった場合のみ(ステップS1412)、コマンドを発行して実行する(ステップS1413)。そして、発行したコマンドの戻り値を取得(ステップS1414)し、図10に示すコマンド発行ポリシ(戻り値ルール)で定義された分岐先での処理を実行する(ステップS1416,S1417)。
【0056】
以上、図1〜図15を用いて説明したように、本例では、複数の業務処理システムおよび周辺機器に対する業務運用作業において、業務の種類毎のコマンド列(ひな型)から、可変部分をパラメタ指定させることで、顧客毎の作業手順(コマンド列)と顧客毎にチェックすべき実行ルールを生成し、複数顧客に対する運用作業の実行やコマンド実行可否を制御する。
【0057】
すなわち、本例では、業務毎のコマンド列の雛形を定義した作業テンプレート情報と、顧客システムを構成するサーバ情報を含む顧客システムの構成情報と、作業者を管理するためのユーザ管理情報を運用端末1において記憶装置に格納し、作業担当者が入力する顧客名、作業の種類から必要なパラメタを抽出し、発行するコマンドを確定してコマンド発行手順を生成すると共に、作業実施者情報と顧客システムの構成情報から、作業時にチェックすべきコマンド発行ルールを生成し、コマンド発行手順とコマンド発行ルールと利用してコマンド実行の可否を制御する。
【0058】
より詳細には、運用端末1に、顧客毎に共通化可能なコマンド発行手順を雛形として定義したテンプレートを設ける。この雛形では、顧客毎に可変する情報をパラメータとして外部指定できるよう変数化しておくと共に、各コマンド処理結果を元に次手順を実行するか否かを識別するために利用するリターン情報も別途用意しておく。同時に、顧客システムの構成情報である構成サーバ一覧、種別(Webサーバ、APサーバ等)および種別毎に指定可能なパラメタを管理する構成情報テーブルを設ける。さらに、作業者を管理するためのテーブル(ユーザ管理情報90)も合わせて管理しておく。このユーザ管理情報テーブル(90)には、作業者を識別するために必要なIDに加えて、作業可能な顧客や作業種別を管理する。
【0059】
また、運用端末1には、これらの情報から、確定版コマンド発行手順とコマンド発行時のルールを生成するためのコマンド生成処理部30を設ける。尚、作業対象サーバ2には、このコマンド発行手順を実行制御するコマンド発行制御処理部40を設け、コマンド発行手順とコマンド発行ルールの作成に合わせ、運用端末1内の指定フォルダにコピーし、コマンド発行手順とコマンド発行ルールおよび実行エンジンを纏めて作成することで、作業対象サーバ2への事前導入作業を不要とする。
【0060】
運用端末1は、コマンド生成処理部30により、作業者に、顧客名、作業の種類を問合せて、外部指定するパラメータを決定し、作業者が入力したパラメータを元に作業手順ファイルを作成する。また、顧客名と作業の種類から作業対象とするサーバを確定すると同時に、実際に作業する担当者を問合せる。この顧客名、作業の種類および作業担当者情報から、作業対象となるサーバ、作業可能時間帯さらに作業担当者毎に指定可能なパラメータを確定してコマンド発行ルールに格納する。
【0061】
作業対象サーバ2は、コマンド実行制御処理部40により、コマンド発行に先立ち、作業者を特定するためのユーザ認証を行う。更に、運用端末1のコマンド発行ルール60に格納済みのサーバ一覧、時間帯をチェックし、チェック結果に異常(ルール違反)がある場合は、コマンド発行を行わない。更に、認証したユーザが、予めコマンド発行ルール作成時に指定した以外のユーザであった場合は、外部指定されたパラメータが無効となり、コマンドの発行は行わない。
【0062】
これらの処理により、作業対象サーバ2以外のサーバでの作業や外部パラメータの指定ミスを、作業に先立ちチェックアウトすることが可能となる。
【0063】
このように、本例によれば、複数顧客に業務処理サービスを提供しているサーバの運用・保守業務において、顧客毎に運用作業プログラムを開発・導入することなく、標準化された手順と顧客システム情報及び作業者の識別情報を元に、コマンド発行手順と発行ルールを生成し、専用のコマンド発行インタフェースを利用して作業実施可否および個々の作業コマンドの実行要否を制御することで、顧客毎に指定する必要のある外部パラメータの不正や作業対象サーバの誤りを防止することができ、業務運用作業の障害を低減することができる。
【0064】
尚、本発明は、図1〜図15を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例は、複数顧客の業務処理システムを運用・保守するための運用端末を備えた共同利用型データセンタ等における構成変更作業のアウトソーシングサービスに利用するのに好適であるが、他の業務処理システムにも適用可能である。
【0065】
また、コンピュータ構成例として、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明に係わるコマンド生成システムとコマンド実行制御システムを設けた業務処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるコマンド生成処理部の動作例を示す説明図である。
【図3】図1におけるテンプレートの構成例を示す説明図である。
【図4】図1における入力装置から入力されるパラメタの具体例を示す説明図である。
【図5】図1におけるコマンド生成処理部で生成された作業用コマンド列の具体例を示す説明図である。
【図6】図1における運用端末で保持されるユーザ管理情報の構成例を示す説明図である。
【図7】図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(実行ルール)の構成例を示す説明図である。
【図8】図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(業務ルール)の構成例を示す説明図である。
【図9】図1における図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(対象ルール)の構成例を示す説明図である。
【図10】図1における運用端末で保持されるコマンド発行ポリシ(戻り値ルール)の構成例を示す説明図である。
【図11】図1におけるコマンド生成処理部で生成される作業可能ユーザルールの構成例を示す説明図である。
【図12】図1におけるコマンド生成処理部で生成される作業可能サーバルールの構成例を示す説明図である。
【図13】図1におけるコマンド列生成部の本発明に係わるコマンド列の生成手順例を示すフローチャートである。
【図14】図1におけるコマンド発行ポリシ生成部の本発明に係わるコマンド発行ポリシの生成手順例を示すフローチャートである。
【図15】図1におけるコマンド発行制御処理部の本発明に係わるコマンド実行制御手順例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
1:運用端末(端末装置)、2:作業対象サーバ(業務処理用コンピュータ)、11,21:入力装置、12,22:表示装置、30:コマンド生成処理部、31:テンプレート入力部、32:パラメタ入力部、33:エラーチェック部、34:コマンド列生成部、35:コマンド発行ポリシ生成部、40:コマンド発行制御処理部、41:コマンド列入力部、42:ユーザ認証処理部、43:ポリシ入力部、44:サーバチェック部、45:ポリシチェック部、46:コマンド入力処理部、47:戻り値チェック部、48:コマンド実行制御部、50:作業用コマンド列(確定)、60:コマンド発行ルール(ポリシ)、70:テンプレート記憶装置、71:テンプレート、72:コマンド列(雛形)、80:ポリシ、90:ユーザ管理情報、100:ポリシ用パラメタ、110:コマンド列用パラメタ、120:システム管理処理部、121:周辺機器管理処理部、122:運用管理ツール制御処理部、123:周辺機器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成するシステムであって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成するルール生成手段と
を有することを特徴とするコマンド生成システム。
【請求項2】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成するシステムであって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第1のルール生成手段と、
予め上記操作者が担当する業務別および上記作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、
該システム構成情報記憶手段から、上記操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、上記コマンド列生成手段で生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成する第2のルール生成手段と
を有することを特徴とするコマンド生成システム。
【請求項3】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成し、生成したコマンド列による上記コンピュータでの実行を制御するシステムであって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成するルール生成手段と、
上記コマンド列生成手段で生成したコマンド列を入力する手段と、
上記ルール生成手段で生成した作業可能ユーザルール情報を入力する手段と、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別するユーザ認証処理手段と、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があれば該コマンド列を実行するコマンド実行処理手段と
を有することを特徴とするコマンド実行制御システム。
【請求項4】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成し、生成したコマンド列による上記コンピュータでの実行を制御するシステムであって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第1のルール生成手段と、
予め上記操作者が担当する業務別および上記作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、
該システム構成情報記憶手段から、上記操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、上記コマンド列生成手段で生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成する第2のルール生成手段と、
上記コマンド列生成手段で生成したコマンド列を入力する手段と、
上記第1のルール生成手段で生成した作業可能ユーザルール情報および上記第2のルール生成手段で生成した作業可能装置ルール情報を入力する手段と、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に、上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別するユーザ認証処理手段と、
入力した作業可能装置ルール情報に、上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあるか否かを判別するサーバチェック手段と、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があり、かつ、上記作業可能装置ルール情報に上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあれば該コマンド列を実行するコマンド実行処理手段と
を有することを特徴とするコマンド実行制御システム。
【請求項5】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成する端末装置に、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成するルール生成手段と、
生成した上記コマンド列および上記作業可能ユーザルール情報を上記業務処理用のコンピュータに出力する手段と
を設け、
上記業務処理用のコンピュータに、
上記端末装置から出力された上記コマンド列を入力する手段と、
上記端末装置から出力された上記作業可能ユーザルール情報を入力する手段と、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別するユーザ認証処理手段と、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があれば該コマンド列を実行するコマンド実行処理手段と
を設けたことを特徴とする業務処理システム。
【請求項6】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成する端末装置に、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を記憶するテンプレート記憶手段と、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記テンプレート記憶手段から読み出すテンプレート入力手段と、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力するパラメタ入力手段と、
該パラメタ入力手段で入力したパラメタを用い、上記テンプレート入力手段で読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成するコマンド列生成手段と、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を記憶するユーザ管理情報記憶手段と、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記ユーザ管理情報記憶手段から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第1のルール生成手段と、
予め上記操作者が担当する業務別および上記作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を記憶するシステム構成情報記憶手段と、
該システム構成情報記憶手段から、上記操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、上記コマンド列生成手段で生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成する第2のルール生成手段と、
生成した上記コマンド列および上記作業可能ユーザルール情報と作業可能装置ルール情報を上記業務処理用のコンピュータに出力する手段と
を設け、
上記業務処理用のコンピュータに、
上記端末装置から出力された上記コマンド列を入力する手段と、
上記端末装置から出力された上記作業可能ユーザルール情報と上記作業可能装置ルール情報を入力する手段と、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に、上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別するユーザ認証処理手段と、
入力した作業可能装置ルール情報に、上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあるか否かを判別するサーバチェック手段と、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があり、かつ、上記作業可能装置ルール情報に上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあれば該コマンド列を実行するコマンド実行処理手段と
を設けることを特徴とする業務処理システム。
【請求項7】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成するシステムのコマンド生成方法であって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を第1の記憶装置に記憶する第1のステップと、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記第1の記憶装置から読み出す第2のステップと、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力する第3のステップと、
該第3のステップで入力したパラメタを用い、上記第2のステップで読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成する第4のステップと、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を第2の記憶装置に記憶する第5のステップと、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記第2の記憶装置から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第6のステップと
を有することを特徴とするコマンド生成方法。
【請求項8】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成するシステムのコマンド生成方法であって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を第1の記憶装置に記憶する第1のステップと、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記第1の記憶装置から読み出す第2のステップと、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力する第3のステップと、
該第3のステップで入力したパラメタを用い、上記第2のステップで読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成する第4のステップと、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を第2の記憶装置に記憶する第5のステップと、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記第2の記憶装置から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第6のステップと、
予め上記操作者が担当する業務別および上記作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を第3の記憶装置に記憶する第7のステップと、
該第3の記憶装置から、上記操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、上記第4のステップで生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成する第8のステップと
を有することを特徴とするコマンド生成方法。
【請求項9】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成し、生成したコマンド列による上記コンピュータでの実行を制御するシステムのコマンド実行制御方法であって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を第1の記憶装置に記憶する第1のステップと、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記第1の記憶装置から読み出す第2のステップと、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力する第3のステップと、
該第3のステップで入力したパラメタを用い、上記第2のステップで読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成する第4のステップと、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を第2の記憶装置に記憶する第5のステップと、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記第2の記憶装置から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第6のステップと、
上記第4のステップで生成したコマンド列を入力する第7のステップと、
上記第6のステップで生成した作業可能ユーザルール情報を入力する第8のステップと、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別する第9のステップと、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があれば該コマンド列を実行する第10のステップと
を有することを特徴とするコマンド実行制御方法。
【請求項10】
業務処理用のコンピュータにファイル更新を含む各種類の作業処理を実行させるコマンド列を生成し、生成したコマンド列による上記コンピュータでの実行を制御するシステムのコマンド実行制御方法であって、
予め、上記コンピュータに実行させる作業処理の種類別に、当該作業処理の実行に用いるコマンド列の生成手順をひな型として定義したテンプレート情報を第1の記憶装置に記憶する第1のステップと、
操作者が選択操作した種類の作業処理に対応するテンプレート情報を上記第1の記憶装置から読み出す第2のステップと、
操作者が入力操作した、上記選択操作した作業処理の実行に用いるコマンド列に設定するパラメタを入力する第3のステップと、
該第3のステップで入力したパラメタを用い、上記第2のステップで読み出したテンプレート情報で定義された手順に従って、上記コンピュータに当該作業処理を実行させるコマンド列を生成する第4のステップと、
予め上記作業処理の種類別に、当該作業処理用のコマンドの実行を許可する操作者を特定した情報を第2の記憶装置に記憶する第5のステップと、
上記操作者が選択操作した種類の作業処理用のコマンドの実行を許可する各操作者を、上記第2の記憶装置から読み出し、読み出した操作者一覧からなる作業可能ユーザルール情報を生成する第6のステップと、
予め上記操作者が担当する業務別および上記作業処理の種類別に割り当てられたコンピュータの特定に用いる対象ルール情報を第3の記憶装置に記憶する第7のステップと、
上記第3の記憶装置から、上記操作者が選択操作した作業処理の種類および当該操作者が担当する業務に割り当てられたコンピュータを読み出し、上記第4のステップで生成したコマンド列の実行を許可するコンピュータを特定する作業可能装置ルール情報を生成する第8のステップと、
上記第4のステップで生成したコマンド列を入力する第9のステップと、
上記第6のステップで生成した作業可能ユーザルール情報および上記第8のステップで生成した作業可能装置ルール情報を入力する第10のステップと、
入力した作業可能ユーザルール情報の操作者一覧に、上記入力したコマンド列を生成した操作者があるか否かを判別する第11のステップと、
入力した作業可能装置ルール情報に、上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあるか否かを判別する第12のステップと、
上記操作者一覧に上記入力したコマンド列を生成した操作者があり、かつ、上記作業可能装置ルール情報に上記入力したコマンド列の実行を許可したコンピュータがあれば該コマンド列を実行する第13のステップと
を有することを特徴とするコマンド実行制御方法。
【請求項11】
コンピュータに、請求項7もしくは請求項8のいずれかに記載のコマンド生成方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
【請求項12】
コンピュータに、請求項9もしくは請求項10のいずれかに記載のコマンド実行制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2007−87268(P2007−87268A)
【公開日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−277661(P2005−277661)
【出願日】平成17年9月26日(2005.9.26)
【出願人】(000152985)株式会社日立情報システムズ (409)
【Fターム(参考)】