説明

コモンモード相殺を有するピクセル検知回路

【課題】 例えば指紋検知用に適合させた改良型生物測定データ検知回路が、所謂「コモンモード」信号を回路出力から削除するために回路積分器の入力において電荷減算技術を使用する。
【解決手段】 その結果得られる出力信号は、(a)線形であり、(b)検知したオブジェクト(例えば、指)の存在に起因する何らの増幅効果が無く、且つ(c)検知したオブジェクトの微細な表面幾何学形状(即ち、指紋の山及び谷)を表している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生物測定(例えば、指紋)検知回路に関するものであって、更に詳細には、その様な回路におけるダイナミックレンジを改善するための回路及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
容量性生物測定データ検知回路(ピクセルとも呼称される)は良く知られている。この様な回路は、米国特許第6,512,381号に記載されており、その特許を引用によりここに取り込む。更に詳細には、その図1を参照すると、生物測定データ検知用の回路10の概略的例示が示されている。図2は、図1の回路10を実現する装置20の概略図である。
【0003】
この様な回路の一般的な適用例は、例えば、ユーザの同一性の検証のためのユーザの指の内の一つの先端部上にあるユーザの指紋パターンのイメージングである。この様な回路は、部分的にユーザの指の近接度に起因するフィールド即ち場の変化を検知する。これらの回路は、非常に敏感であり、且つ、実際に、例えば、ピクセル毎に、指紋の山の存在におけるフィールド強度と指紋の谷の存在におけるフィールド強度における差異を検知することが可能である。図1の回路10の場合には、コンデンサ12における検知容量Csenseは、
【0004】
【数0】

【0005】
であり、該回路の入力ノード14及び出力ノード16における電圧は、
【0006】
【数1】

【0007】
である。
【0008】
従って、ピクセル間の出力電圧における差異は、ユーザの指紋の局所的な画像を発生させるために使用することが可能である。
【0009】
典型的な検知回路の出力は、「ディフレンシャルモード」(一般的にデータと呼称される興味の或る出力信号の部分)、「コモンモード」(指の存在に拘わらずに各ピクセル内に存在する基本的なデータ)、及び回路自身の設計、該回路が動作される環境等の多くの原因に帰着されるノイズから構成されている。図3は、1個のピクセルの上を指紋の山が通過する場合に該ピクセルからの出力電圧のグラフを例示しており、2個の夫々のピクセルに対するディフレンシャル及びコモンモード(ノイズは簡単化のために省略してある)を示している。種々の信号のタイミングの説明は、本開示の範囲を超えるものである。ピクセル位置pにおいて、指紋の谷が検知回路の上方に存在すると、該ピクセルからの出力電圧はVである。ピクセル位置pにおいて、指紋の山が存在すると、出力電圧はVである。興味の或ることはVとVとの間の差異(ΔV)である。従って、限界において、Vは「コモンモード」と考えることが可能である(しかしながら、或る実施例においては、指が存在しない状態で測定した電圧は「コモンモード」と考えることが可能である。)。
【0010】
現在のところ、コモンモードはピクセル出力信号の高々90%を計上する場合があり、その出力信号の単に10%がデータ(指紋等の生物測定画像を構築するのに必要な情報)を表すに過ぎない。出力においてノイズに対するデータ(信号)の比が減少すると、その出力におけるデータを正確に決定する上での困難性が増加する。データが一層容易に且つ正確に認識されるようにコモンモードを最小とさせることが回路設計の目標である。
【0011】
従来技術において一般的なことであるが、利得及びオフセット調節は、部分的に、コモンモード信号を補償するために行われる。しかしながら、利得及びオフセットの調節は、不所望な「コモンモード」信号ばかりでなく、所望のデータ(信号)にも影響を与える。従って、従来技術においては、検知回路の出力ダイナミクスは表面変調、即ち指紋特徴、を反映するために効率的に使用されていない。
【0012】
この拙い信号対ノイズ問題をひどくさせていることは指紋センサ用の典型的な動作電圧(例えば、この様な指紋センサを使用するポータブル装置におけるバッテリ寿命を増加させることを望むことによって駆動される)における減少である。図1に例示されているタイプの回路は、典型的に、5Vで動作されていた。このことは、検知のための許容可能なダイナミックレンジを与えていた。ダイナミックレンジは、ノイズ又はコモンモードを取除いた、出力信号の可及的に最大のレンジである。基本的に、ダイナミックレンジは、山の存在する場合の出力信号と谷が存在する場合の出力信号との間の差異である。しかしながら、生物測定検知装置を3V以下で動作させるべく設計する傾向がある。そうする場合に、ダイナミックレンジは圧縮される。即ち、データを表す実際の電圧は、特にコモンモードを表す電圧と比較して、検知することが困難である点へ減少する。従って、ダイナミックレンジが圧縮されるにつれ、ピクセル出力のノイズ部分がデータに対して優勢となり、且つ生物測定画像(例えば、指紋)の発生は一層困難で且つ一層不正確(可能であるとしても)なものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0013】
【特許文献1】米国特許第6,512,381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従って、当該技術において、ピクセルデザインの拘束条件内においてダイナミックレンジをブーストする方法を提供することの必要性が存在している。我々は、ここに開示されるように、アレイ内のピクセルからコモンモードを除去し、これらのピクセルからの出力として興味の或るデータを残すことにより達成される技術を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の出力は、検知したオブジェクト(例えば、指紋パターンの画像)の微細な表面特徴を表す電子信号である。回路積分器の入力において電荷減算技術を使用して、所謂「コモンモード」信号を回路出力から減算させる。その結果は、(a)線形的であり、(b)検知したオブジェクト(例えば、指紋)の存在に起因するどのような増幅効果も無く、且つ(c)検知したオブジェクトの微細な表面幾何学形状を表す(例えば、指紋の山と谷を表す)出力信号である。出力からコモンモード信号が効果的に除去されているので、該回路は、従来技術と比較して、検知用ピクセル回路の使用可能な出力ダイナミクスをより良く使用する。このことは、低パワーピクセル回路の実現を可能とするばかりか、ピクセル回路の信号対ノイズ比(SNR)を改善することを可能とする。
【0016】
本発明の一つの側面によれば、コモンモードの数学的相殺を可能とする差分回路が設けられている。本発明の特定の実施例においては、フィードバックコンデンサが従来技術の検知用コンデンサの位置を占めており、且つ該検知用コンデンサはオペアンプの入力ノードへ移動されている。2つの入力が該回路を駆動し、その入力波形は互いに位相が反対である。該回路を使用する物理的装置を介して制御される容量値は、コモンモードに起因する出力電圧に寄与する項目が互いに相殺することが可能であるように、選択される。従って、回路出力電圧は、動作中のセンサ回路の上をスライドする際に指紋が谷から山へ遷移する場合のように、測定された容量値変化を表す。
【0017】
相殺という用語は本発明の1実施例であるが、その他の実施例も本発明によって意図されている。例えば、CinとCの相対的な容量値を知ることにより、電圧計算からの項目を実際に相殺することなしに、コモンモードに起因する項目の値を考慮することが可能である。従って、データ解析及び回路設計の多くの異なる方法が本発明によって提供される。
【0018】
上述したことは、本発明の多数の独特の側面、特徴、及び利点の要約である。しかしながら、この要約は網羅的なものではない。従って、本発明のこれら及びその他の側面、特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び添付の図面から、特許請求の範囲に鑑みて考慮した場合に、一層明らかなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】従来技術に基づく生物測定データ採取用回路の概略図。
【図2】従来技術に基づく生物測定データ採取用の図1の回路を実施化する装置の概略図。
【図3】ユーザの指紋を検知する生物測定検知回路に対する出力電圧−時間のグラフであって、特に、指紋の山及び谷の検知、コモンモード、この様な検知からのデータの間の差異を示しているグラフ。
【図4】本発明の1実施例に基づく生物測定データ採取用回路の概略図。
【図5】本発明の1実施例に基づいて、ユーザの指の配置を示している指紋センサ等の生物測定データ採取装置の合体断面・概略図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
コモンモードを除去するために、我々は、 図4に例示したように、改良したピクセル回路20を開発した。ピクセル回路20は、第1コンデンサ24へ接続されている入力を具備しているオペアンプ22、検知用コンデンサとして作用する第2コンデンサ26、フィードバックコンデンサCである第3コンデンサ26を有している。電荷PがVinPとしてコンデンサ24へ印加され、且つ電荷NがVinNとしてコンデンサ26へ印加される。電荷P及びNの大きさは、異なる場合があるが、それらは基本的には互いに反対の位相にある。
【0021】
再度、CS0の項によって、検知用容量Csenseは次式で与えられる。
【0022】
【数0a】

【0023】
指紋が無い場合には、次式が得られる。
【0024】
【数2】

【0025】
又、指紋がある場合には、次式が得られる。
【0026】
【数3】

【0027】
又は、次式が得られる。
【0028】
【数4】

【0029】
回路内の固定容量、C、CS0、Cinが全て等しいように選択し、且つVinP=VinNに設定する。そうすることにより次式が得られる。
【0030】
【数5】

【0031】
従って、式(2)中における負の符号に起因して、最初の2つの項は互いに相殺されて次式が得られる。
【0032】
【数6】

【0033】
式(6)の右側は、単に、指紋の山の存在に起因する出力信号に対する寄与分であり、そのデータは我々が元々検知用回路から見ることに興味のあったものである。従って、我々は「コモンモード」(ノイズに起因する出力信号の部分)を削除し且つ興味の或るデータのみを出力信号として残存させている。
【0034】
図5は本発明に基づく指紋センサ装置の1実施例30の例示である。図5は2個のセンサセル32,34を示しており、それらはこの様なセンサセルからなるアレイにおいて典型的に実現される場合があるように互いに離隔されている。例示の簡単化のために、第1セル32は指36の山領域の直上に示されており、従って動作における差異を容易に説明し且つ理解することが可能である。
【0035】
最初に、指36の指紋パターンの山部分38がセル32の直上にある場合の状態に関して説明すると、指紋表面(即ち、ユーザの皮膚)と第1及び第2コンデンサ38,40の上表面との間の距離はDである。何故ならば、皮膚はセンサ本体構成体44の上表面42と直接接触しているからである。この場合に、指36の指紋パターンの山部分38の影響は、プレート42と44との間のフリンジ容量の値を減少させることである。特に、プレート42と44との間の容量はフリンジフィールド線によって示されており、より少ない数のフィールド線は容量値における減少を示している。即ち、山38がプレート42及び44に近いので、フィールド線の内の幾つかは山部分38によって干渉され、従ってプレート42と44との間の全体的な容量値は隣接する導体のフリンジ効果によって減少されている。このことは、フィールド線の内の幾つかはコンデンサプレート42と44との間に延在するのではなく指36内に進入することによって示されている。
【0036】
指36の指紋パターンの谷部分40がセル34の直上にある場合に関しては、指紋表面(即ち、ユーザの皮膚)と第1及び第2コンデンサプレート52,54の上表面との間の距離はDである。Dが比較的大きい場合には、セル34の増幅器56に対してのフィードバックコンデンサのプレート52と54との間に延在するフリンジ容量性フィールド線の間には干渉は存在しないか又は殆ど存在しない。特に、指が何らの顕著な態様でフリンジ容量性値と干渉しないように谷がセルに近接している場合に、プレート52と54との間に存在していたフリンジフィールド線の殆ど又は全ては未だに存在する。
【0037】
前述した米国特許第6,512,381号に詳細に記載されているように、各個々のセル32,34の実際の局所的容量は精密には知られることはなく且つ広い範囲に亘り変化する。しかしながら、CとCinとの両方が固定されているので、検知容量Csenseは最小値にあり、一方、山部分においては、皮膚がセンサ構成体48の上表面46と直接接触している。検知容量Csenseは、皮膚がプレート42,44(又は同様に、52,54)から遠ざかるに従い、増加し、且つ指紋の谷部分が存在する場合に最大値にある。個人個人の指紋パターンは山と谷との間で異なるので、実際の検知容量も最小値及び最大値の2つの極限値から異なるものであることが理解される。
【0038】
本発明は従来技術のオリジナルのシングルエンド容量検知用ピクセル回路アーキテクチャと比較して多くの利点を提供しており、以下のものを包含している。
【0039】
a)出力信号は(理想的には)ユーザの指の山及び谷(指の存在ではなく)に起因する実際の利得変調のみを表す。
【0040】
b)本回路の出力ダイナミクスが一層効率的に使用され(信号対ノイズ比を改善)且つこの回路を低パワー電源で使用することを可能とさせる。
【0041】
c)本回路は非常に簡単であり且つそのタイミング条件は最小である(従って、トランジスタマッチング許容度を増加させることが可能であり、且つ統計的オフセットを減少させることが可能である)。
【0042】
d)入力容量のみがマッチングさせることが必要であるに過ぎない。
【0043】
e)この構成の構成要素は当該技術において良く知られており且つ既存の集積回路製造技術を使用して容易に実現される。)。
【0044】
現代の電子装置の物理的現象及びそれらの製造方法は絶対的なものではなく、所望の装置及び/又は結果を発生するために統計的な努力がなされている。プロセスの再現性、製造設備の清浄性、開始及び処理物質の純粋性等、に対して最大の注意が払われたとしても、変動及び不完全性が発生する。従って、本開示又はその特許請求の範囲の記載における限定事項は絶対的なものとして読み取ることが可能であるか又はそうすべきものではない。特許請求の範囲の限定事項は、それらの限定事項まで及びそれらを包含するものとして、本開示の境界を画定することを意図したものである。このことを更に強調すると、「実質的」という用語は、請求項の限定事項に関連して本書において時折使用される場合がある(しかしながら、変動及び不完全性に対する考慮はその用語と共に使用される限定事項のみに制限されるものではない)。本開示の限定事項としてそれら自身を精密に定義することは困難であるが、我々が意図することは、この用語は「大部分は」、「ほぼ実用的であるように」、「技術的限定事項内において」などとして解釈されるべきである、ということである。
【0045】
更に、複数の好適な例示的実施例が前述した詳細な説明において提示されているが、多数の変形例が存在することを理解すべきであり、且つこれらの好適な例示的実施例は単に代表的な例であり、且つ何ら範囲、本開示の適用性又は形態を制限することを意図したものではない。上に開示したものの幾つか及びその他の特徴及び機能、又はその代替例は多くのその他の異なるシステム又は適用例に好適に結合させることが可能である。種々の現在予見されておらず又は予期されていない代替例、修正例、変形例、又はそれらの改良が、当業者によって後になされる場合があるが、それらも本特許請求の範囲内に包含されるものであることが意図されている。
【0046】
従って、前述した説明は、当業者に、本開示の実現のための便利なガイドを与えるものであり、且つ記載した実施例の機能及び構成における種々の変化は特許請求の範囲によって定義される本開示の精神及び範囲から逸脱すること無しに行うことが可能である。
【符号の説明】
【0047】
20:ピクセル回路
22:オペアンプ
24:第1コンデンサ
26:第2コンデンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生物測定データ検知システム用の容量性検知ピクセルにおいて、
半導体基板に支持されている第1導体、
前記半導体基板に支持されている第2導体、前記第1及び第2導体は互いに離隔されている、
第1位相を持った第1入力電圧を供給する第1基準電圧供給源、
前記第1位相と実質的に反対の第2位相を持った第2入力電圧を供給する第2基準電圧供給源、
入力と出力とを持った反転増幅器、
前記第1基準電圧供給源と前記反転増幅器の前記入力との間に接続されている入力コンデンサ、
前記第1及び第2導体は前記第2基準電圧供給源と前記反転増幅器の前記入力との間に接続されている検知用コンデンサの少なくとも一部を形成しており、且つ
前記反転増幅器の前記入力と前記出力との間に接続されているフィードバックコンデンサ、
を有している容量性検知ピクセル。
【請求項2】
請求項1において、更に、前記検知ピクセルをリセットさせるために前記反転増幅器の前記入力と前記出力との間に接続されているスイッチを有している容量性検知ピクセル。
【請求項3】
ユーザの指紋のパターンを検知するために使用されるタイプの容量性検知ピクセルからなるアレイにおいて、
基板、
前記基板上に形成されている複数個のピクセルセルであって、前記各ピクセルセルが、
前記基板によって支持されている第1導体、
前記基板によって支持されている第2導体、前記第1及び第2導体は互いに離隔されており、
第1位相を持った第1入力電圧を供給する第1基準電圧供給源、
前記第1位相とは実質的に反対の第2位相を持った第2入力電圧を供給する第2基準電圧供給源、
入力と出力とを具備している反転増幅器、
前記第1基準電圧供給源と前記反転増幅器の前記入力との間に接続されている入力コンデンサ、
前記第1及び第2導体は前記第2基準電圧供給源と前記反転増幅器の前記入力との間に接続されている検知用コンデンサの少なくとも一部を形成しており、且つ
前記反転増幅器の前記入力と前記出力との間に接続されているフィードバックコンデンサ、
を包含している複数個のピクセルセル、
を有しているアレイ。
【請求項4】
請求項3において、各ピクセルセルは、更に、前記検知ピクセルをリセットするために前記反転増幅器の前記入力と前記出力との間に接続されているスイッチを有しているアレイ。
【請求項5】
指紋センサにおいて改良した画像データを得る方法において、
容量型指紋センサセルからなるアレイを設け、出力電圧ΔVoutにおける変化が指紋の谷又は山の存在を表すデータを表し且つ前記各セルにおいてΔVinは該セルへの変化する入力電圧であり、ΔVinN及びΔVinPはΔVinと実質的に同じ大きさであるがΔVinN及びΔVinPは互いに実質的に位相がずれている該セルへの変化する入力電圧であり、Cinは該セルの該入力における容量であり、Cは該セル内のフィードバックコンデンサの容量であり、Cは該セル上の指紋の有無において変化する該セル内の可変検知容量であり、且つCS0は該セルのリセット直後のCであり、且つ
指紋の谷が存在する場合には、ΔVoutは実質的に次式によって与えられ、
【数7】

指紋の山が存在する場合には、ΔVoutは実質的に次式によって与えられ、
【数4】

前記C、CS0、Cinが次式
【数6】

であるように実質的に値が等しいように前記センサ回路を設け、
前記各セルからユーザの指紋の一部に対応するデータを得、
前記データが前記アレイのコモンモードに起因する寄与分をそれから除去した前記ユーザの指紋の一部の画像を表している、
ことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−117354(P2010−117354A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−257877(P2009−257877)
【出願日】平成21年11月11日(2009.11.11)
【出願人】(507336282)ユーペック, インコーポレイテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】UPEK, Inc.
【Fターム(参考)】