説明

コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置及び送信方法

【課題】BD/DVDプレーヤに相当するユーザインターフェースを既存のDMPの構成を変更することなく、DMSの対応のみでコンテンツ配信を行う。
【解決手段】光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置される場合は該光ディスク内および該光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツの一覧を生成し、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置されない場合は光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツの一覧を生成するコンテンツリスト生成手段と、前記コンテンツ受信装置から送信されるコンテンツ配信要求に対して、該当するコンテンツを前記光ディスクドライブ装置内に設置された光ディスク内および光ディスク以外の記録媒体内から探索し、前記コンテンツ送信手段で送信するコンテンツの暗号化に必要な鍵情報を生成する鍵生成手段と、前記鍵生成手段で生成された鍵情報を用いてコンテンツを暗号化する暗号手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置及び送信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル映像信号処理技術の発展に伴い、デジタル放送を受信するデジタルチューナ、該デジタルチューナ内蔵テレビ(以下、DTV)や、デジタル放送番組を録画・再生するデジタル記録装置(例えば、HDDレコーダやDVD(DigitalVersatileDisc)レコーダ、BD(Blu-rayDisc)レコーダ、NAS(NetworkAttachedStorage)等)のデジタルAV装置が次々と製品化されている。
【0003】
また、ブロードバンド/インターネットの普及により、これらのPCやデジタルAV装置に有線/無線LAN(LocalAreaNetwork)、IEEE1394、USB(UniversalSerialBus)、HDMI(HighDefinitionMultimediaInterface)などのデジタルインタフェースを搭載し、ネットワークを介して宅内/宅外でデジタルコンテンツを伝送することが可能になってきた。特に宅内に構築されたネットワークを利用してデジタルコンテンツの共有を行うためのガイドラインとしてDLNA(DigitalLivingNetworkAlliance)が広く普及している。現在、市場にはPCを含めた多くのAV装置がDLNAに対応した製品を発売している。
【0004】
デジタルAV装置の間でデジタルコンテンツを送信する際には、コンテンツ送信装置側において暗号化を行い、コンテンツ受信装置側との間で復号化のための情報の共有化を行うことによって、送信先であるコンテンツ受信装置以外の機器によってコンテンツが正しく受信されて復号されない様にして、無制限なコピーの作成を防ぐコピープロテクトが実施されている。
【0005】
このようなコピープロテクトの方法の一例としてデジタルAV機器に取り入れられているものには、例えば特許文献1に記載の方式がある。特許文献1に記載の方式ではコンテンツを「Copyfree(制限なくコピー可)」「CopyfreewithEPNasserted(出力保護付きで制限なくコピー可)」「Copyonegeneration(1世代コピー可)」「Nomorecopies(再コピー禁止)」「Copynever(コピー禁止)」に分類して管理し、録画装置では「Copyfree」「CopyfreewithEPNasserted」「Copyonegeneration」のコンテンツだけを記録し、「Copyonegeneration」のコンテンツは一度記録した後は「Nomorecopies」として取り扱い、ネットワーク/バス上では「Copyfree」のコンテンツを除いて送信側で暗号化処理を施して伝送を行うことによって、無制限なコンテンツのコピーが行えないようにしている。
【0006】
特許文献2においては、機器間でのコンテンツ伝送の際に、コンテンツの著作権保護を高める技術が開示されている。一方、映画や音楽などの映像・音声コンテンツはBD、DVD、CD(CompactDisc)などの光ディスクへ記録され広く流通している。光ディスクに著作権保護すべきコンテンツが記録される場合には、コピープロテクト技術として、AACS(AdvancedAccessContentSystem)、CSS(ContentScrambleSystem)、CPRM(ContentProtectionRecordableMedia)などDRM(DigitalRightsManagement)技術が使用されている。
【0007】
特許文献3においては、ネットワーク内のリモート視聴において、該ネットワーク外で記録されたリムーバブルメディアのプレイリスト再生ができる技術が開示されている。情報処理装置にDVDが装着されたとき、DVDに蓄積された実体コンテンツをPGC(Program Chain)に従い先頭から最後まで再生するコンテンツアイテムをコンテンツディレクトリに登録する。
【0008】
さらに、装着されたDVDにプレイリストが記録されている場合には、そのプレイリストで指定した再生手順で実体コンテンツを再生する仮想コンテンツに対応するコンテンツアイテムをコンテンツディレクトリに登録する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−269288
【特許文献2】特開2010−119137
【特許文献3】特開2008−41120
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
BD,DVD等の記録媒体を扱う光ディスクドライブ、あるいはその他のリムーバブルメディアを内蔵あるいは外付けで利用可能な搭載したコンテンツ配信装置とTVやPCなどコンテンツを再生する再生装置がネットワーク接続された環境下で、コンテンツ配信装置がネットワークなどの通信路を介して光ディスクなどの記録媒体内のコンテンツを一つ以上の再生装置へ送信し、再生装置で該コンテンツを視聴する場合を想定する。
【0011】
例えば、DLNAでは、コンテンツの再生はファイル単位となるため、BDやDVDのコンテンツをDLNAを利用して再生する場合、一般のBD/DVDプレーヤなどの再生装置で提供されるユーザインターフェースを提供することができない。これによりコンテンツの再生ができない場合がある。また、従来のコンテンツ配信装置では、DLNA準拠の環境下で、その記録媒体ごとに区別してコンテンツリストを作成していないため、コンテンツによっては、ユーザが所望のコンテンツを検索できないという課題もあった。
【0012】
DLNAを利用してコンテンツを再生する場合、再生装置の画面に表示するユーザインターフェースを再生装置が生成するのだが、市場で普及している通常のBD/HDDレコーダが内部接続されたHDDやBDに保有するコンテンツを再生する場合は、レコーダ自身がユーザインターフェースを生成するのでHDDコンテンツとBDコンテンツを予め分離したユーザインターフェースを生成できる。従って、レコーダの場合、前述の課題は生じ得ない。
【0013】
そこで、BDやDVDをDLNA経由でBD/DVDプレーヤに相当するユーザインターフェースを既存のDMPの構成を変更することなく、DMSの対応のみで実現するコンテンツ配信を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の目的は、例えばコンテンツの配信装置にて、ユーザの使い勝手に資するコンテンツリストを提供することで達成できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の光ディスク内のコンテンツの配信において使い勝手の良いユーザインターフェースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例を表す概略図
【図2】本発明の実施例を表すシステム構成図
【図3】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表すフローチャート
【図4】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表すフローチャート
【図5】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表す画面表示例
【図6】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表すフローチャート
【図7】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表す構成図
【図8】コンテンツリスト及びコンテンツの配信装置の実施例を表す構成図
【図9】再生装置の画面に表示するユーザインターフェースの例
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例について説明する。
【実施例1】
【0018】
本実施例は、テレビやPCなどのコンテンツ受信装置がネットワークを介してコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置から送信されるコンテンツを視聴する一例である。
【0019】
なお、以下コンテンツ配信装置と記載する場合、特に記載がない限り、その装置が配信(送信)する対象にコンテンツリストを含む。
【0020】
図1は、本実施例の全体像を表す。
【0021】
コンテンツ配信装置100には、光ディスクドライブ101と内蔵の記録媒体102を備え、LAN(LocalAreaNetwork)104を介して、コンテンツ受信装置であるテレビ103と通信することができる。
【0022】
コンテンツ配信装置100は、光ディスクドライブ101内の装填されている光ディスク及び内蔵の記録媒体102に蓄積されているコンテンツを、ネットワークを介してコンテンツ受信装置に対してコンテンツを配信する。一方、コンテンツ受信装置103は再生コンテンツをコンテンツ配信装置100に要求し、コンテンツ配信装置100から受信したコンテンツを再生する情報機器である。
【0023】
LANにおいては、ネットワークプロトコルとして標準のIP(InternetProtocol)を使用し、上位のトランスポートプロトコルにはTCP(TransmissionControlProtocol)およびUDP(UserDatagramProtocol)を用いる。コンテンツの伝送には更に上位のアプリケーションプロトコル、例えばRTP(Real−timeTransportProtocol)やHTTP(HyperTextTransferProtocol)、FTP(FileTransferProtocol)等が使用される。
【0024】
なお、IPにはバージョンの違いとしてIPv4とIPv6が有るが、そのどちらかに限定される物ではない。また、図には示していないが、各装置は、LANによりハブやルータを介して接続されても良い。
【0025】
コンテンツ送信装置100は光ディスクドライブ101に装鎮された光ディスク内のコンテンツを、ネットワークを介して接続されたコンテンツ受信装置103へ送信する。送信するコンテンツが著作権を保護するべきコンテンツである場合には、ネットワーク上での不正コピーや改竄を防止するため、DTCP−IP(DigitalTransmissionContentProtectionoverInternetProtocol)を使用する。
【0026】
図2は、本発明におけるコンテンツ配信装置100とコンテンツ受信装置103の全体構成を説明するブロック図である。
【0027】
コンテンツ配信装置100は光ディスクドライブ101と内蔵の記録媒体102を備え、ストレージ制御部200、再生情報生成部201、コンテンツ送信部202、認証部203、鍵生成部204、暗号化部205、ネットワーク通信処理部206、トランスコード処理部207を備える。
【0028】
ストレージ制御部200は光ディスクドライブ101及び記録媒体102と接続され、光ディスクドライブ101に装填された光ディスク及び記録媒体102に記録された映像音声データと映像音声データの管理情報を読み出す。映像音声データが著作権保護すべきコンテンツであり、AACS、CPRM、CSS等の暗号化されたデータである場合には、ストレージ制御部200はコンテンツを復号化しながら読み出す。
【0029】
また、ストレージ制御部200は読み出した管理情報を再生情報生成部201へ送り、コンテンツをコンテンツ送信部202に送る。管理情報には、映像音声データの種類を特定するための情報(例えば、IFOFile)や、映像音声データのシーンやタイトルに関する情報(例えば、ClipInformationFile、PlaylistFile)が含まれている。
【0030】
再生情報生成部201はストレージ制御部200から読出した管理情報を、DLNAやDTCP−IPで指定されたフォーマットに変換する。例えば、後述のコンテンツ配信装置100がコンテンツ再生装置103に対してコンテンツリストやその他の付加情報を送信するために、前記管理情報に含まれるコンテンツ名やフォーマット、日時などの情報をDLNA準拠の形式に変換する。
【0031】
なお、本配信装置における再生情報生成部201は、光ディスクに記録されているファイル名をそのままコンテンツリストとして送信するのではなく、例えば図9に示すようなGUI(Graphic User Interface)として表示できる形式に変換して、コンテンツ再生装置に出力する。これによりユーザは記録媒体ごとのコンテンツリストやコンテンツを検索しやすいリスト名を認識でき、ユーザの使い勝手が向上する。
【0032】
また各コンテンツのコピー制御情報(CopyneverやCopyonegeneration、コピー可の個数など)をDLNAやDTCP−IP準拠の形式に変換する。DTCP−IPを使用してコンテンツの送受信をおこなうと、不正コピーを防止しつつデータの送受信を行うことができる。これにより、光ディスクドライブ101に装填された光ディスクに記録されたコンテンツを不正にコピーされることなく他の端末に送信することができ、コンテンツの著作権者の権利を守ることができる。
【0033】
コンテンツ送信部202は、ストレージ制御部200から取得するコンテンツの映像音声データをDTCP−IP規格に準拠した構成で暗号化部205へ送信する。必要に応じて、前記再生情報生成部201から送信される管理情報も暗号化部205へ送信しても良い。
【0034】
認証部203は再生情報生成部201と鍵生成部204、ネットワーク通信処理部206に接続されている。認証部203は、ネットワークを介して著作権保護対象のコンテンツを送信するために、他のAV装置(すなわち、コンテンツ受信装置103)との間で特定の認証プロトコル(本実施例ではDTCP−IP規格準拠)でお互いに正規に認定された機器であるかを認証し、コンテンツの暗号/復号に使用する鍵を共有する。ここで、該認証プロトコルに必要な情報は鍵生成部204から取得する。
【0035】
鍵生成部204は、前記認証部203で共有した鍵を元に、コンテンツの暗号化に必要な鍵情報を生成する。
【0036】
暗号化部205はコンテンツ送信部202と鍵生成部204とネットワーク信号処理部206と接続されている。暗号化部205は鍵生成部204の鍵情報を用いてコンテンツの暗号化処理を行う。
【0037】
ネットワーク通信処理部206はHTTP/RTP/TCP/UDP/IPなどの通信プロトコルスタックが実装されており、送信データに各種プロトコルのヘッダを付与しネットワークで接続した他の機器に対して(コンテンツ受信装置103)コンテンツや必要に応じてその他の管理情報を送信する。また、コンテンツ受信装置103との認証に必要なデータも送受信する。
【0038】
トランスコード処理部207はストレージ制御部200から読み出されたコンテンツデータを復号し、デジタルビデオ信号の画素値データへ変換する。続いて画素値データを元のコンテンツとは異なる符号化方式を用いて符号化する。符号化方式にはMPEG2(MotionPictureExpertsGroup2)やH.264/MPEG4AVC(AdvancedVideoCoding)などの方式が存在する。
【0039】
コンテンツ受信装置103には、ネットワーク通信処理部209、認証部210、鍵生成部211、復号化部212、再生情報取得部213、コンテンツ受信部214、映像音声デコーダ215、デジタル入出力制御部216、アナログ入出力制御部217を備える。
【0040】
ネットワーク通信処理部209は、コンテンツ配信装置100とLANを介して接続されている。ネットワーク通信処理部209はHTTP/RTP/TCP/UDP/IPなどの通信プロトコルスタックが実装されており、コンテンツ配信装置100からの受信データに付与されている各種プロトコルのヘッダを除去し復号化部212へコンテンツ及びその他の管理情報を送る。また、コンテンツ配信装置100との認証に必要なデータも送受信する。
【0041】
認証部210はネットワーク通信処理部209および鍵生成部211と接続されている。認証部210は、ネットワーク接続された他のAV装置(コンテンツ配信装置100)との間で特定の認証プロトコル(本実施例ではDTCP−IP規格準拠)でお互いに正規に認定された機器であるかを認証し、コンテンツの暗号/復号に使用する鍵を共有する。ここで、認証の際に必要な情報は鍵生成部211から取得する。
【0042】
鍵生成部211は、前記認証部210で共有した鍵を元に、コンテンツの復号化に必要な鍵情報を生成する。
【0043】
復号化部212は鍵生成部211とコンテンツ受信部214と接続されている。復号化部212は鍵生成部211の鍵情報を用いてコンテンツの復号化処理を行う。
【0044】
再生情報取得部213は、コンテンツ送信装置100の再生情報生成部201で生成された再生情報をコンテンツ受信部214から受信し、後述する映像音声デコーダ215と連携して再生情報に基づいてデータを再生制御する。
【0045】
コンテンツ受信部214は、復号化部212から受信したコンテンツから重畳された再生情報を取り出し再生情報取得部213に送信する。コンテンツ自体は映像音声デコーダ215に送られる。
【0046】
映像音声デコーダ215はMPEG2やH.264/MPEG4AVCなどの各種動画フォーマットに符号化されたコンテンツを復号し、デジタル入出力制御部216、またはアナログ入出力制御部217へ送る。
【0047】
デジタル入出力制御部216は映像音声デコーダ215でデコードされたデジタルデータを表示装置へ出力する。表示装置との接続にはHDMIやDVI(DigitalVisualInterface)などデジタルデータの入出力可能なケーブル・端子を用いる。
【0048】
アナログ入出力制御部217は映像音声デコーダ215でデコードされたデジタルデータをD/A変換することでアナログ情報に変換し、表示装置へ出力する。表示装置との接続にはRCA端子やD端子などアナログ情報の入出力可能なケーブル・端子を用いる。
【0049】
光ディスクドライブ101に装填される光ディスクは、DVDやBDなどの映画や放送番組、インターネット経由で配信される番組などのコンテンツや該コンテンツに関する情報、プログラム等が記録されている事を想定している。内蔵の記録媒体102は、DVDやBD以外のSDカードやHDD、半導体メモリなどさまざまな媒体があり、映像音声コンテンツや映像コンテンツ、音声コンテンツ、静止画、PCで作成した文書、各種プログラムなどを記録している。
【0050】
ここで本発明の特徴を示す一実施例を、図3〜7を用いて説明する。なお、本実施例の説明ではコンテンツ受信装置103を使用するが、他のAV装置を使用しても同様の効果が得られる。
【0051】
図3は、コンテンツ配信装置100内に蓄積されたコンテンツを配信するまでのフローチャートである。
【0052】
コンテンツ配信装置100は、ネットワーク接続されたAV装置(コンテンツ受信装置103)からネットワーク通信処理部206を介してコンテンツリスト取得要求を受信すると、ストレージ制御部200を用いて光ディスクドライブ101に装填された光ディスク及び内蔵の記録媒体102に記録されたコンテンツに関する情報(例えば、コンテンツの名称、記録フォーマット、容量、コンテンツの取得URL(UniformResourceLocator)やポート番号、著作権保護対象か否かを示すフラグ、認証処理を実行するためのポート番号など)を収集し、コンテンツリストを生成する。コンテンツリストはネットワークを介して、要求元であるコンテンツ受信装置103へ送信する(ステップS301)。
【0053】
続いてコンテンツ受信装置103からネットワークを介してコンテンツ配信要求を受信すると、コンテンツ配信装置100は、該コンテンツ配信要求に含まれるコンテンツ情報を解析し、光ディスクドライブ101に装填された光ディスク及び内蔵の記録媒体102から要求コンテンツを探索する。続いて、要求コンテンツをストレージ制御部200によって読み出し、コンテンツ送信部202によって送信し、ネットワーク通信処理部206を介して、要求元であるコンテンツ受信装置103へ送信する(ステップS302)。
【0054】
ここで、前記要求コンテンツが著作権保護すべきコンテンツである場合は、認証部203を用いてコンテンツ受信装置103との間で所定の認証処理を実行し、該認証処理に成功した場合のみ該コンテンツ受信装置103との間で鍵情報を共有する。そして、鍵生成部204を用いて前記共有した鍵情報をベースにコンテンツを暗号化するための暗号鍵を生成し、ストレージ制御部200で読み出されたコンテンツを暗号化部207を用いて該暗号鍵で暗号化し、必要に応じて所定のヘッダ(例えば、CopyneverやNomorecopiesなどのコピー制御情報やデータ長、前記暗号鍵に関連した情報など)を付加して送信する。
【0055】
上記の認証処理を実行するタイミングは、ステップS301でコンテンツ受信装置103が受信したコンテンツリストの中から所望のコンテンツを選択し、該コンテンツが著作権保護対象であるか否かを判定し、その結果が著作権保護対象である場合に、ステップS302でコンテンツ配信装置100に対してコンテンツ配信要求を発行する前に、該コンテンツ配信装置100との間で認証処理を実施しても良い。
【0056】
図4は、図3のステップS301のコンテンツリスト生成・配信処理を詳細に説明したフローチャートである。
【0057】
コンテンツ配信装置100は、コンテンツ受信装置103からネットワークを介してコンテンツリスト取得要求を受信する(ステップS401)。
【0058】
次に、光ディスクドライブ101に光ディスクが装填されているか否かを調査する(ステップS402)。
【0059】
前記ステップS402の結果、光ディスクが光ディスクドライブ101内に装着されていない場合、ステップS404に遷移する。
【0060】
前記ステップS402の結果、光ディスクドライブ101に光ディスクが装填されている場合は、光ディスクドライブ101に装着されている光ディスク内に記録されているコンテンツに関する情報を収集する(ステップS403)。コンテンツに関する情報とは、コンテンツのファイル名、コンテンツの映像フォーマット、コンテンツの再生時間など、コンテンツリスト生成に必要な情報のことである。
【0061】
次に、内蔵の記録媒体102内に記録されているコンテンツに関する情報を収集する(ステップS404)。
【0062】
そして、前記ステップS403及びステップS404で収集した情報を元にコンテンツリストを生成する(ステップS405)。
【0063】
最後に、コンテンツ受信装置103に対してコンテンツリストを送信する。(ステップS406)
前記ステップS403において、光ディスク内のコンテンツ情報を取得し、光ディスク内のコンテンツの情報を含めたコンテンツリストをコンテンツ受信装置に送ることにより、ユーザはコンテンツ受信装置から光ディスク内コンテンツを要求・視聴することが可能である。
【0064】
前記ステップS403において、前記光ディスクドライブ装置内に初期再生時に決まった動画を再生する第1のコンテンツを含む光ディスクが設置される場合、該光ディスクが初期再生時の場合は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツリストに登録せず、一方、該光ディスクの初期再生時以外の場合は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツリストに登録する。
【0065】
再生情報生成部201は、該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数をカウントしその数を記憶する。該光ディスクが初期再生時か否かは再生情報生成部201が記憶する再生回数により判断できる。
【0066】
図5は、コンテンツ受信装置103におけるコンテンツ選択画面の一例である。コンテンツ受信装置はコンテンツ配信装置からコンテンツリストを受信し、コンテンツ選択画面を作成してユーザへ表示する。ルートコンテナ500の下層にはビデオ501、写真502などのコンテンツ種類に分類したコンテナがある。さらに例えばビデオ501の下層にはHDD503やBD/DVD505などといったコンテンツ配信装置内の記録媒体によって分類したコンテナが表示される。HDD503やBD/DVD505の下層にはコンテンツ名やファイル名などコンテンツ自体を表す文字列が表示される。例えば、サッカー504やチャプタ1506とユーザに表示する。ユーザはコンテンツ受信装置の入力装置を用いて希望のコンテンツ(サッカー504またはチャプタ1506など)を選択することにより、コンテンツを要求・視聴することが可能である。
【0067】
図6は、図3のステップS302のコンテンツ配信処理を詳細に説明したフローチャートである。
【0068】
コンテンツ配信装置100とコンテンツ受信装置103は、必要に応じて前記認証処理を実行し、コンテンツ暗号/復号に必要な鍵情報を共有した後、コンテンツ配信装置100はコンテンツ受信装置103からネットワークを介してコンテンツ配信要求を受信する(ステップS601)。
【0069】
コンテンツ配信装置100は要求されたコンテンツが光ディスクドライブ101に装填された光ディスクに記録されたコンテンツか否かを調査する(ステップS602)。
【0070】
前記ステップS602で確認した結果が光ディスクに記録されたコンテンツではない場合は、要求されたコンテンツが内蔵の記録媒体102に記録されたコンテンツか否かを調査する(ステップS603)。その結果、内蔵の記録媒体102に記録されたコンテンツではない場合、処理を終了する。内蔵の記録媒体102に記録されたコンテンツである場合は、ステップS606に遷移する。前記ステップS602で確認した結果が光ディスクに記録されたコンテンツである場合、ステップS604へ遷移する。
【0071】
前記ステップS602で、要求されたコンテンツが光ディスクのコンテンツの場合は、該要求コンテンツをストレージ制御部200によって読み出し、コンテンツ送信部202によって送信し、ネットワーク通信処理部206を介して、要求元であるコンテンツ受信装置103へ送信する(ステップS606)。ここで、コンテンツ送信部202は、光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信する。
【0072】
前記ステップS603で、要求されたコンテンツが内蔵の記録媒体102内のコンテンツの場合は、該要求コンテンツをストレージ制御部200によって読み出し、コンテンツ送信部202によって送信し、ネットワーク通信処理部206を介して、要求元であるコンテンツ受信装置103へ送信する(ステップS606)。
【0073】
前記ステップS604またはステップS604において、前記読み出した要求コンテンツは、必要に応じてトランスコード処理部207で前記コンテンツ受信装置103が受信可能な形式にトランスコードした後、あるいはトランスコードしながら送信する。
【0074】
また、要求コンテンツが著作権保護すべきコンテンツである場合は、前記読み出した要求コンテンツあるいはトランスコード後/トランスコード中の要求コンテンツを、DTCP−IP規格に準拠した形式で前記ステップS601の認証処理で共有した鍵情報を元に、読み出されたコンテンツを暗号化部207によって暗号化して送信する。
【0075】
以上から、本実施例によると、本発明は、コンテンツ配信装置100に光ディスクが挿入されていた場合、該光ディスクに記録されているコンテンツをコンテンツリストの中に含めてコンテンツ受信装置103に対して送信することができる。
【0076】
また、これにより、コンテンツ受信装置はネットワークを介して、BDやDVDに格納されたコンテンツを受信することができ、よってユーザはコンテンツ配信装置から離れた場所にいてもBDやDVDを視聴することができる。
【0077】
また、本発明は、光ディスクに記録される複数のコンテンツから構成される本編をひとつのコンテンツとしてコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成し、該光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信することにより、コンテンツ受信装置103はひとつのコンテンツを選択しさえすれば、該光ディスクに記録されるコンテンツの本編全てを受信することができる。これにより、コンテンツ受信装置103を使用してコンテンツを視聴するユーザは複数のコンテンツ、例えば本編を構成する複数のチャプタをその都度選択することなく、コンテンツを視聴することができる。
【0078】
また、光ディスクに記録されているコンテンツに、初期再生時に決まった動画を再生するコンテンツを含む場合、BDとDVDのコンテンツをネットワークを介して単純に送信する場合は、毎回初期再生動画をユーザは視聴せざるを得ないが、本発明は、該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数を管理することで、初期再生時以外は直ちに該光ディスク内の本編のコンテンツをユーザは視聴することができる。
【0079】
また、該光ディスクの初期再生時は、通常のBDやDVDプレーヤと同様に初期再生動画を配信するので、コンテンツホルダーの意図したコンテンツ再生を実施することができる。
【0080】
ここで、本実施例では、コンテンツ受信装置103からコンテンツ配信装置100に対してコンテンツリスト送信要求、あるいはコンテンツ配信要求を発行しているが、コンテンツ配信装置100からコンテンツ受信装置103に対してコンテンツリスト受信要求、あるいはコンテンツ受信要求を発行しても良い。また、ネットワーク上に存在する機器の発見については、UPnP(UniversalPlugandPlay)などの既存の方法を使用すれば良い。
【0081】
また、図5で示した、コンテンツ受信装置の表示例はあくまで一例であり、表示内容を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱しなければ、構成や画面例を変更することはかまわない。
【0082】
また、実施例1の図3、図4、図6のフローチャートはあくまで一例であり、処理内容を限定するものではない。処理の項目数の増減、処理の順番等は本発明の要旨を逸脱しなければ変更してかまわない。
【0083】
なお、実施例1の図1〜図2で示したホームネットワーク、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置の構成は、あくまで一例でありこの配置を限定するものではない。
【実施例2】
【0084】
本実施例は、テレビやPCなどのコンテンツ受信装置がネットワークを介してコンテンツ配信装置から送信されるコンテンツを視聴する一例である。
【0085】
図7は図2のコンテンツ配信装置100を拡張し、ストレージを搭載したTVを想定した場合のシステム構成を示す。コンテンツ配信装置100bは図2で示したコンテンツ配信装置100の構成に加えて、チューナ1200、映像音声デコーダ1201、デジタル入出力制御部1202、アナログ入出力制御部1203を備える。
【0086】
チューナ1200はデジタル放送波を受信し、映像音声デコーダ1201へ入力できるフォーマットに復号し、映像音声でコーダ1201へ入力する。映像音声デコーダ1201へ入力できるフォーマットとしては、MPEG2やH.264などがある。また、ストレージ制御部200と接続されており、放送コンテンツを光ディスクドライブ101に装填された光ディスク或いは記録媒体102に記録することも可能である。
【0087】
映像音声デコーダ1201では、チューナ1200から受け取った映像音声データを復号し、デジタル入出力制御部1202またはアナログ入出力制御部1203を介して接続された表示装置に映像を再生する。デジタル入出力制御部1202としては、HDMIやDVIなどのケーブル・端子に対応する。また、アナログ入出力制御部としてはRCA端子やD端子などのケーブル・端子に対応する。
【0088】
以上から、実施例1と同様に、本実施例によると、本発明は、コンテンツ配信装置100に光ディスクが挿入されていた場合、該光ディスクに記録されているコンテンツをコンテンツリストの中に含めてコンテンツ受信装置103に対して送信することができる。
【0089】
また、これにより、コンテンツ受信装置はネットワークを介して、BDやDVDに格納されたコンテンツを受信することができ、よってユーザはコンテンツ配信装置から離れた場所にいてもBDやDVDを視聴することができる。
【0090】
また、本発明は、光ディスクに記録される複数のコンテンツから構成される本編をひとつのコンテンツとしてコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成し、該光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信することにより、コンテンツ受信装置103はひとつのコンテンツを選択しさえすれば、該光ディスクに記録されるコンテンツの本編全てを受信することができる。これにより、コンテンツ受信装置103を使用してコンテンツを視聴するユーザは複数のコンテンツ、例えば本編を構成する複数のチャプタをその都度選択することなく、コンテンツを視聴することができる。
【0091】
また、光ディスクに記録されているコンテンツに、初期再生時に決まった動画を再生するコンテンツを含む場合、BDとDVDのコンテンツをネットワークを介して単純に送信する場合は、毎回初期再生動画をユーザは視聴せざるを得ないが、本発明は、該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数を管理することで、初期再生時以外は直ちに該光ディスク内の本編のコンテンツをユーザは視聴することができる。
【0092】
また、該光ディスクの初期再生時は、通常のBDやDVDプレーヤと同様に初期再生動画を配信するので、コンテンツホルダーの意図したコンテンツ再生を実施することができる。
【0093】
さらに、本実施例で示すように、コンテンツ配信装置とコンテンツ受信装置が一体となった形態であっても本発明は実施可能である。
【実施例3】
【0094】
本実施例は、テレビやPCなどのコンテンツ受信装置がネットワークを介してコンテンツ配信装置から送信されるコンテンツを視聴する一例である。
【0095】
図8は実施例2の図7と同様に図2で示したコンテンツ受信装置103を拡張し、チューナを備えるTVを想定した場合のシステム構成を示す。コンテンツ受信装置103cは図2で示したコンテンツ受信装置103の構成に加えて、チューナ1300を備える。それぞれの構成要素の機能は図7と同様である。
【0096】
以上から、実施例1と同様に、本実施例によると、本発明は、コンテンツ配信装置100に光ディスクが挿入されていた場合、該光ディスクに記録されているコンテンツをコンテンツリストの中に含めてコンテンツ受信装置103に対して送信することができる。
【0097】
また、これにより、コンテンツ受信装置はネットワークを介して、BDやDVDに格納されたコンテンツを受信することができ、よってユーザはコンテンツ配信装置から離れた場所にいてもBDやDVDを視聴することができる。
【0098】
また、本発明は、光ディスクに記録される複数のコンテンツから構成される本編をひとつのコンテンツとしてコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成し、該光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信することにより、コンテンツ受信装置103はひとつのコンテンツを選択しさえすれば、該光ディスクに記録されるコンテンツの本編全てを受信することができる。これにより、コンテンツ受信装置103を使用してコンテンツを視聴するユーザは複数のコンテンツ、例えば本編を構成する複数のチャプタをその都度選択することなく、コンテンツを視聴することができる。
【0099】
また、光ディスクに記録されているコンテンツに、初期再生時に決まった動画を再生するコンテンツを含む場合、BDとDVDのコンテンツをネットワークを介して単純に送信する場合は、毎回初期再生動画をユーザは視聴せざるを得ないが、本発明は、該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数を管理することで、初期再生時以外は直ちに該光ディスク内の本編のコンテンツをユーザは視聴することができる。
【0100】
また、該光ディスクの初期再生時は、通常のBDやDVDプレーヤと同様に初期再生動画を配信するので、コンテンツホルダーの意図したコンテンツ再生を実施することができる。
【0101】
さらに、本実施例で示すように、コンテンツ受信装置がチューナを備えるTVである形態であっても本発明は実施可能である。
【0102】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0103】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【0104】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0105】
100・・・コンテンツ配信装置、101・・・光ディスクドライブ、
102・・・内蔵記録媒体、103・・・コンテンツ受信装置、104・・・ネットワーク、
200・・・ストレージ制御部、201・・・再生情報生成部、
202・・・コンテンツ送信部、203・・・認証部、204・・・鍵生成部、
205・・・暗号化部、206・・・ネットワーク通信処理部、
207・・・トランスコード処理部、209・・・ネットワーク通信処理部、
210・・・認証部、211・・・鍵生成部、212・・・復号化部、
213・・・再生情報取得部、214・・・コンテンツ受信部、215・・・映像音声デコーダ、
216・・・デジタル入出力制御部、217・・・アナログ入出力制御部、
500・・・ルートコンテナ、501・・・ビデオコンテナ、502・・・写真コンテナ、503・・・HDDコンテナ,
504・・・コンテンツ名(サッカー)、505・・・BD/DVDコンテナ、
506・・・コンテンツ名(チャプタ1)、1200・・・チューナ、1201・・・映像音声デコーダ、
1202・・・デジタル入出力制御部、1203・・・アナログ入出力制御部、
1300・・・チューナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクドライブ装置と光ディスク以外の記録媒体を搭載するコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置であって、
DLNAに準拠するネットワークを介して接続されるコンテンツ受信装置とデータの送受信を行う通信処理部と、
前記コンテンツ受信装置から送信されるコンテンツリスト取得要求に対して、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置される場合は該光ディスク内および該光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツを、記録媒体ごとに一覧としてコンテンツリストを生成し、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置されない場合は光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツの一覧をコンテンツリストとして生成するコンテンツリスト生成手段と、
前記コンテンツリスト生成手段により生成したコンテンツの一覧を送信するコンテンツリスト送信手段と、
前記コンテンツ受信装置から送信されるコンテンツ配信要求に対して、該当するコンテンツを前記光ディスクドライブ装置内に設置された光ディスク内および光ディスク以外の記録媒体内から探索し、前記コンテンツ受信装置へ送信するコンテンツ送信手段と、
前記コンテンツ受信装置との間で互いに正規に認定された機器であることを認証する認証手段と、
前記コンテンツ送信手段で送信するコンテンツの暗号化に必要な鍵情報を生成する鍵生成手段と、
前記鍵生成手段で生成された鍵情報を用いてコンテンツを暗号化する暗号手段と、
を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置であって、
前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置される場合は、該光ディスク内の複数のコンテンツから構成される本編をひとつのコンテンツとしてコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成手段と、
該光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置。
【請求項3】
請求項1に記載のコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置であって、
前記光ディスクドライブ装置内に初期再生時に決まった動画を再生する第1のコンテンツを含む光ディスクが設置される場合は、該光ディスクの初期再生時は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツの一覧に登録せず、該光ディスクの初期再生時以外は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成手段と、
該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数を管理する再生回数管理手段と、
を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置。
【請求項4】
光ディスクドライブ装置と光ディスク以外の記録媒体を搭載するコンテンツリスト及びコンテンツの配信装置がDLNAに準拠するネットワークを介して接続されるコンテンツ受信装置へコンテンツリスト及びコンテンツを送信する方法であって、
前記コンテンツ受信装置から送信されるコンテンツリスト取得要求に対して、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置される場合は該光ディスク内および該光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツを、記録媒体ごとに一覧としてコンテンツリストを生成し、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置されない場合は光ディスク以外の記録媒体内に存在するコンテンツの一覧をコンテンツリストとして生成するコンテンツリスト生成ステップと、前記コンテンツリスト生成手段により生成したコンテンツの一覧を送信するコンテンツリスト送信ステップと、前記コンテンツ受信装置から送信されるコンテンツ配信要求に対して、該当するコンテンツを前記光ディスクドライブ装置内に設置された光ディスク内および光ディスク以外の記録媒体内から探索し、前記コンテンツ受信装置へ送信するコンテンツ送信ステップと、前記コンテンツ受信装置との間で互いに正規に認定された機器であることを認証する認証ステップと、前記コンテンツ送信ステップで送信するコンテンツの暗号化に必要な鍵情報を生成する鍵生成ステップと、前記鍵生成ステップで生成された鍵情報を用いてコンテンツを暗号化する暗号ステップと、を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの送信方法。
【請求項5】
請求項4に記載のコンテンツリスト及びコンテンツの送信方法であって、前記光ディスクドライブ装置内に光ディスクが設置される場合は、該光ディスク内の複数のコンテンツから成る本編をひとつのコンテンツとしてコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成ステップと、該光ディスク内の本編を構成する複数のコンテンツを順番に前記コンテンツ受信装置へ送信するコンテンツ送信ステップと、を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの送信方法。
【請求項6】
請求項4に記載のコンテンツリスト及びコンテンツの送信方法であって、前記光ディスクドライブ装置内に初期再生時に決まった動画を再生する第1のコンテンツを含む光ディスクが設置される場合は、該光ディスクの初期再生時は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツの一覧に登録せず、該光ディスクの初期再生時以外は該光ディスク内の前記第1のコンテンツ以外のコンテンツをコンテンツの一覧に登録するコンテンツリスト生成ステップと、該光ディスクが前記光ディスクドライブ装置に設置されてから再生した回数を管理する再生回数管理ステップと、を備えることを特徴としたコンテンツリスト及びコンテンツの送信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−253639(P2012−253639A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−125937(P2011−125937)
【出願日】平成23年6月6日(2011.6.6)
【出願人】(501009849)株式会社日立エルジーデータストレージ (646)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】