説明

コンテンツ編集装置及びその方法並びにコンテンツ編集プログラム

【課題】マルチコンテンツの各コンテンツを組合せて再生する際に各コンテンツの再生タイミングを簡単に編集すること。
【解決手段】複数のコンテンツ、例えば静止画、動画、音楽、テキスト、地図等の各コンテンツを組み合わせて再生する際の各コンテンツの各再生タイミングを編集するときにマルチコンテンツ編集画面40を表示し、このマルチコンテンツ編集画面40上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定する際に、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸、例えば第1乃至第5時間サークル43a〜43eを表示し、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報52を第1乃至第5時間サークル43a〜43eに沿って表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば画像や音楽等の異なる種類の複数のコンテンツを組み合わせて再生する際のその再生タイミングの編集を行うコンテンツ編集装置及びその方法並びにコンテンツ編集プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば撮影した静止画や動画等の各種データを単に再生するだけのことは、単調になりがちである。そこで、例えば画像に音楽を加えて再生することにより、より楽しい再生や印象深い鑑賞が提供することができることは、現在広く行われている。又、画像と音楽との再生に関する発明は、いろいろ提案されている。
【0003】
音楽の効果を高めるためには適切に選曲された音楽を再生することが必要である。例えば特許文献1は、再生画像の撮影時期に見合う楽曲を選曲して再生する技術を開示する。
又、音楽だけでなく動画・静止画等をまとめて取り扱う装置に関する種々提案されている。このように種々提案されているのは、音楽以外のデジタルコンテンツ情報を容易に利用できる環境が整った影響も多大である。例えば特許文献2は、マルチメディアの各コンテンツに対応するサムネイルを一覧表示し、自身の装置のコンテンツと他の装置のコンテンツとを識別可能に表示する表示装置を開示する。
又、コンテンツの種類は同一であるが、複数の映像を順次再生する装置も提案されている。例えば特許文献3は、複数の映像を作成されたタイムマップに従って再生する編集再生システムの技術について開示する。
【特許文献1】特開2006−164229号公報
【特許文献2】特開2003−323384号公報
【特許文献3】特開2006−180466号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように音楽・静止画・動画等のマルチコンテンツの各コンテンツを組み合わせて楽しむことができる環境は整っている。例えばインターネットを介して音楽・静止画・動画等のマルチコンテンツを組み合わせるコンテンツ提供サイトである。
【0005】
しかしながら、具体的に複数のコンテンツを同時に再生させて楽しむシステムでは、コンテンツの種類が増える分だけ各コンテンツ間の組合せを行うために工夫を要するようになるものと考えられる。複数のコンテンツがランダムに再生されるだけでは、ただ煩雑でうるさいと感じられるだけであろう。
有意義にマルチコンテンツの再生を実現するためには、全体のバランスを図りながら各コンテンツの再生タイミングをそれぞれ適切かつ簡単に設定できるような技術が要求されている。
【0006】
本発明は、マルチコンテンツの各コンテンツを組合せて再生する際に各コンテンツの再生タイミングを簡単に編集できるコンテンツ編集装置及びその方法並びにコンテンツ編集プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の主要な局面に係るコンテンツ編集装置は、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の各コンテンツの各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面を表示する編集画面表示制御部と、マルチコンテンツ編集画面上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定する再生タイミング設定部とを具備し、編集画面表示制御部は、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸を表示し、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報を各時間軸に沿って表示する。
【0008】
本発明の主要な局面に係るコンテンツ編集方法は、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際に再生タイミングの編集を行うためのコンテンツ編集方法において、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の各コンテンツの各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面を表示し、マルチコンテンツ編集画面上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定し、各コンテンツを編集する際に、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸を表示させ、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報を各時間軸に沿って表示する。
【0009】
本発明の主要な局面に係るコンテンツ編集プログラムは、コンピュータにより実行され、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際に再生タイミングの編集を行うためのコンテンツ編集プログラムであって、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の各コンテンツの各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面をモニタ装置に表示させ、マルチコンテンツ編集画面上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定させ、各コンテンツを編集する際に、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸をモニタ装置に表示させ、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報を各時間軸に沿ってモニタ装置に表示させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、マルチコンテンツの各コンテンツを組合せて再生する際に各コンテンツの再生タイミングを簡単に編集できるコンテンツ編集装置及びその方法並びにコンテンツ編集プログラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、静止画・動画・音楽・文字・地図等の複数のデータをまとめてマルチコンテンツと称する。
図1はコンテンツ編集装置を適用した再生装置の全体システムブロック図を示す。再生装置1は、マルチコンテンツを形成する各コンテンツデータを再生する。この再生装置1は、コンピュータを形成するためのCPU(Central Processing Unit)10を搭載する。このCPU10は、コンテンツ編集装置11の機能を有する。この再生装置1は、CPU10と、RAM12と、記憶部13と、表示IF(インタフェース)部14と、音声再生IF部15と、通信IF部16と、バスライン17と、操作部18とを主要部として有する。具体的には、CPU10に対してバスライン17を介してRAM12と、記憶部13と、表示IF部14と、音声再生IF部15と、通信IF部16とが相互に接続されている。操作部18は、CPU10に接続されている。
【0012】
又、再生装置1には、外部機器としてモニタ装置20と、スピーカ装置21と、さらにネットワーク22を経由して外部のサーバー23が接続される。なお、モニタ装置20は、表示IF部14に接続されている。スピーカ装置21は、音声再生IF部15に接続されている。サーバー23は、ネットワーク22を経由して通信IF部16に接続されている。
記憶部13は、例えばハードディスク又はフラッシュROM等の記憶媒体から構成される。この記憶部13には、コンテンツ編集プログラムを含む制御プログラムを記憶するプログラム記憶部13aと、静止画・動画・音楽・テキスト・地図等の各種コンテンツデータを保存記憶するコンテンツ記憶部13bとが形成されている。
【0013】
CPU10は、記憶部13に記憶されている制御プログラムを読み込み、この制御プログラムを実行することにより再生装置1の全体を制御する。具体的にCPU10は、制御プログラム13aを実行することによりコンテンツ編集装置11と、表示制御部10aと、画像処理部10bと、音声処理部10cと、記録再生部10dとの各種機能を有する。このうちコンテンツ編集装置11は、編集画面表示制御部11aと、再生タイミング設定部11bとの各機能を有する。
【0014】
記憶部13に記憶されているコンテンツ編集プログラムは、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際に、各コンテンツの各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面40をモニタ装置20に表示させる。具体的には、コンテンツ編集プログラムは、このマルチコンテンツ編集画面40上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定させ、各コンテンツを編集する際に、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸をモニタ装置20に表示させ、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報を各時間軸に沿ってモニタ装置20に表示させる。
このうち複数の時間軸は、それぞれサークル状に形成すると共に、サークル状の各時間軸、例えば6本の時間サークル43a〜43fを同心円状に配置して表示し、かつ各タイミング情報をサークル状の各時間軸に沿って表示させる。
【0015】
編集画面表示制御部11aは、静止画・動画・音楽・テキスト・地図等の各コンテンツから成るマルチコンテンツの再生タイミングを容易に設定できるようなマルチコンテンツ編集画面を作成して例えばモニタ装置20に表示するよう制御する。
再生タイミング設定部11bは、編集画面表示制御部11aにより作成されたマルチコンテンツ編集画面上で操作者により入力されたコンテンツの内容とその再生タイミングとに基づいてコンテンツの具体的な再生手順のプログラムを作成する。
【0016】
表示制御部10aは、上記マルチコンテンツ編集画面やそのマルチコンテンツ再生時の静止画・動画を表示するときにモニタ装置20を制御する。
画像処理部10bは、例えばJPEG・MPEG等の圧縮された画像データを伸長する伸長処理機能と、記録のために元の画像データを逆に圧縮する圧縮処理機能と、画像サイズを変換するリサイズ機能と、その他表示に適した画像データに変換するためのガンマ補正・シャープネス処理等を行う。
【0017】
音声処理部10cは、例えば圧縮された音声データや音楽データを伸長する処理や逆に音声データや音楽データを圧縮する処理を行う。
記録再生部10dは、記憶部13のコンテンツ記憶部13bに対して画像・音声・テキスト等の各種コンテンツデータを記録する記録処理と、記憶部13のコンテンツ記憶部13bに記憶されている画像・音声・テキスト等の各種コンテンツデータを再生する再生処理とを行う。
【0018】
RAM12は、制御プログラムを実行するときに使用するデータや画像処理部10bによる圧縮伸長等の処理の際に、当該圧縮伸長等の処理中の画像データ・音声データ等を一時的に記憶するワーキングエリアを有する。
表示IF部14は、画像処理部10bにより圧縮伸長等の各種画像処理が施され、この後、表示制御部10aにより所定のレイアウトで作成された画像データを外部のモニタ装置20用のデータに変換し、この変換したデータを当該モニタ装置20に出力する。
【0019】
音声再生IF部15は、記憶部13に記憶されている音声データや音楽データ等が音声処理部10cによって伸長されると、この伸長されたデジタルデータをアナログ信号に変換し、さらに音声データにして所定の増幅を行い、外部のスピーカ装置21に出力する。
通信IF部16は、ネットワーク22を通じて外部のサーバー23におけるデータベースとの間で、画像、音声、テキスト等の各種コンテンツデータの通信を行う。
操作部18は、例えばキーボードやマウスにより構成される。この操作部18は、操作者の操作を受けてその操作指示をCPU10に送る。このCPU10は、操作部18から入力された操作指示に基づいて後述するような各種処理を実行する。
【0020】
モニタ装置20は、コンテンツ編集装置11により作成されたマルチコンテンツ編集画面や、このマルチコンテンツ編集画面を通じて編集されたマルチコンテンツの各コンテンツを再生するに当該コンテンツの各種画像を表示する。
スピーカ装置21は、マルチコンテンツの各コンテンツを再生するに当該コンテンツに関わる音声や音楽を出力する。
【0021】
ネットワーク22は、例えばインターネットである。このネットワーク22には、サーバー23が接続されている。このサーバー23は、各種データ、例えば音楽データや各地の地図データを蓄積するデータベースを有する。しかるに、再生装置1は、ネットワーク22を介してサーバー23のデータベースに蓄積されている各種データ、例えば音楽データや各地の地図データ等を利用可能である。これにより、再生装置1は、サーバー23のデータベースから適宜必要なコンテンツデータをダウンロードし、このコンテンツデータを記憶部13のコンテンツ記憶部13bに保存可能である。これによって再生装置1は、記憶部13内に大量のコンテンツデータ等を常時保存しなくても、必要なコンテンツデータを必要なときに利用可能である。
【0022】
本実施の形態の特徴は、マルチコンテンツ編集画面にある。ここで、マルチコンテンツ編集画面で利用する「サークル表示」の概念について簡単に説明する。図2は本実施の形態により編集されたコンテンツの再生の際に、マルチコンテンツ編集画面上での時間の進行表示に利用される「サークル表示」の例を示す。
【0023】
従来の画像検索手段としては、縮小画像を撮影日時順に一覧的に並べて表示するいわゆるサムネイル表示や、カレンダー状に区切った日の各欄に当該各欄の撮影日時に該当するサムネイル画像を並べて表示するカレンダー表示が知られている。
【0024】
これに対して本実施の形態のコンテンツ再生で採用する表示形態は、既存の表示形態とは大きく異なる。すなわち、本実施の形態の表示形態は、年・月・日・時を単位としてサークル状に構成された時間軸を構成し、このサークル状の時間軸をリンクするように組み合わせて表示し、これにより任意の日時にジャンプしてアクセスして検索或いは再生した日時で、画像を特定できるような表示形態である。但し、本実施の形態によるコンテンツの編集画面は、必ずしも「サークル表示」を必須の前提とするものではない。
【0025】
図2に示すマルチコンテンツ編集画面上でのサークル表示は、例えば2007年8月31日を基準としたサークル表示の例を示す。なお、日時は、例えば2007年8月31日を「2007/8/31」とも表記する。サークル表示は、年サークルY、月サークルM、日サークルD、時サークルTの4つの円の組合せから構成される。年サークルYは、例えば2003年を頂点として当該2003年から2008年までを1周として構成される。月サークルMは、例えば12月を頂点として1月から12月までを1周として構成される。日サークルは、例えば1日から31日までを1周として構成される。時サークルは、例えば0時から24時までを1周として構成される。
【0026】
次に、例えば2007年8月31日を指定する手順について説明する。
先ず、最初、年サークルYのみが表示されているとし、例えばキーボードやマウス等の操作部18を操作して年サークルYの2007年を選択(クリック)する。これにより、2007年をセンタとして月サークルMが表示される。
次に、例えばキーボードやマウス等の操作部18を操作して月サークルMの例えば8月を選択(クリック)すると、8月(August:Aug)をセンタとした日サークルDが表示される。さらに、操作部18を操作して日サークルDの例えば31日を選択(クリック)すると、31日をセンタとして時サークルTが表示される。
【0027】
この時サークルTの表示と同時に、時サークルTの周辺にその時間を撮影日時とする複数の画像のサムネイル画像が表示される。なお、図2ではサムネイル画像の表示を省略する。サムネイル画像を表示するとき、その画像数が多ければ、代表画像を時サークルTの周りを取り囲むような各位置に表示してしてもよい。又、サムネイル画像を時サークルTに対応して表示するだけでなく、日サークルDに対応させて当該日サークルDを取り囲むように表示しても当然によい。
【0028】
このようにマルチコンテンツ編集画面上でのサークル表示は、サークル状の時間軸を基準にして画像を表示するような画面である。これにより、時間的に離れた画像、例えば異なる年に撮影された各画像を見たい場合でも素早くアクセスできる。時間軸の周辺に撮影画像が配置されるので、その時代の撮影頻度が一目でわかる。又、ここでは解説の都合上、年サークルYから時サークルTまでの全てのサークルを表示しているが、マルチコンテンツ編集画面上でのスクロール操作や縮小・拡大処理を利用して、特定の日時のみの画像を表示させることも可能である。
【0029】
サークル表示は、撮影日時に基づいて希望の画像を探す場合だけでなく、コンテンツ再生にも利用される。図3はマルチコンテンツ編集画面を利用して編集されたコンテンツの再生画面の一例を示す。マルチコンテンツ編集画面の左上隅には、各コンテンツを再生した過去の時間を表す再生日時30、例えば再生日時(2007/8/31 16:03)が表示されている。詳細は後述するが、コンテンツの再生では、撮影日時2007/8/31に撮影された各静止画データが順番に表示される。これら静止画データの表示に併せて各動画データや各テキストデータが所定のタイミングで表示され、音楽も再生される。
【0030】
なお、再生の進行を撮影日時に合わせた実際の経過時間で行うとあまりにも遅すぎるので、通常は進行を加速(例えば100倍や1000倍等)して行う。この再生の速度を進行速度と称する。再生の進行速度は、操作者が任意に設定しても良いし、当該日の静止画像数から各静止画の切換わり時間を適当な時間にするように自動的に設定されるようにしてもよい。本実施の形態では、例えば撮影日時2007年8月31日の一日を例えば3分間で再生するよう設定されたものとする。
【0031】
図3に示すコンテンツの再生画面を具体的に説明する。画面右寄りの位置には、例えば「8月」の日サークルDが表示される。現在の日時である「31日」を表す位置には、再生日時の日を示す日マークMaが黒塗りで付されている。これにより、日マークMaが識別可能に示される。そして、日マークMaの「31日」をセンタとして時サークルTが表示されている。時間マークTaは、再生日時における「時」を示す。この時間マークTaは、時間進行に応じて時間サークルTの内周を右回りに移動する。コンテンツ再生画面上では、時間マークTaが時サークルTの例えば「16時」に位置し、再生日時が16時であることを示す。
【0032】
図3に示すコンテンツ再生画面上では、コンテンツとして例えば静止画・動画・地図・テキストが同時に表示されている。静止画は、例えば撮影日時8月31日に撮影された複数の静止画データが各縮小画像37として時サークルTの周囲に沿い、かつその撮影時間の近傍に表示される。これら縮小画像37は、当該各静止画像データに付帯された各撮影日時に基づいて表示される。ここでは、例えば時刻「16時」と「22時」の近傍に撮影された複数の静止画像データが表示されている。これら縮小画像31は、互いに重ねて表示してもよい。又、時刻「16時」に最も撮影時が近い静止画像32が大きなサイズとして表示される。
【0033】
コンテンツ再生画面の右下隅には、当該コンテンツ再生画面上に表示される各静止画の撮影場所に対応する地図33が表示される。この地図33は、撮影画像に添付された例えばGPSデータに基づいて自動的に選択される。この地図33の表示時間は、編集時に設定可能である。これにより、地図33は、長時間表示しても良いし、一日のスタート時のみ表示するようにしてもよい。
【0034】
コンテンツ再生画面上には、例えばその右側に2つの動画画面34a、34bが同時に表示される。これら動画画面34a、34bには、それぞれ例えば撮影日時8月31日16時付近に撮影された画像中に動画像データがあれば、これら動画像データが同時に再生される。同日(8月31日)中に撮影された動画データが無い場合でも、図3に示すマルチコンテンツ編集画面上で予め動画再生をプログラムしておけば、当該動画再生のプログラム設定に従って各動画画面34a、34b上に同時に各動画再生が実行される。又、各動画画面34a、34b上での動画再生は、撮影した全部を再生すると冗長になりがちである。従って、各動画画面34a、34b上での動画再生は、マルチコンテンツ編集画面上でダイジェストすることもできる。
【0035】
時サークルTの下方には、テキスト35が表示されている。このテキスト35は、撮影した静止画や動画に関連する文章を表示する。このテキスト35の表示により各コンテンツのより多面的な再生ができるようになる。地図33と同様に表示時間は、マルチコンテンツ編集画面上で設定できる。
【0036】
次に、上記の如く構成されたシステムにおけるコンテンツ編集処理について説明する。
コンテンツ編集処理は、主にコンテンツ編集装置11と表示制御部10aとによって実行される。このうちコンテンツ編集装置11は、編集画面表示制御部11a及び再生タイミング設定部11bを動作させる。
【0037】
図4はマルチコンテンツモードのメインフローチャートを示す。再生装置1は、マルチコンテンツモードと他のモードとを選択可能とする。ここでは、事前にマルチコンテンツモードが選択されたとする。
再生装置1は、マルチコンテンツモードの中で編集モードと再生実行モードとの少なくとも2つのモードを用意している。編集モードは、コンテンツの種類、内容及びその開始終了のタイミングを設定する。再生実行モードは、編集モードによる編集後に図3に示すように実際にコンテンツを再生する。
【0038】
操作者の操作部18に対する操作によって編集モードと再生実行モードとのうちいずれか一方のモードが選択される。再生装置1は、ステップS11において、編集モードと再生実行モードとのうちいずれか一方のモードが選択されたか否かを判断する。この判断の結果、編集モードが選択されると、再生装置1は、ステップS12に移り、編集モードの処理(編集処理)を実行する。一方、再生実行モードが選択されると、再生装置1は、ステップS13に移り、再生実行モードの処理(再生実行処理)を実行する。
編集モード又は再生実行モードの実行中に、再生装置1は、ステップS14において、操作者の操作部18に対する終了指示の操作を監視する。再生装置1は、終了指示の操作を監視し、当該終了指示の操作を受けると、マルチコンテンツモードを終了する。終了指示の操作がなければ、再生装置1は、ステップS11に戻る。
【0039】
次に、編集モードが選択されたときの編集モードの処理(編集処理)について説明する。図5はマルチコンテンツモード中の編集処理の手順を説明するためのフローチャートを示す。
図6はマルチコンテンツ編集画面の最初の画面であって、例えば図3に示す再生実行中に編集モードへ切換えられたときの編集画面を示す。マルチコンテンツ編集画面40は、モニタ装置20に表示される画面全体を示す。マルチコンテンツ編集画面40の上部には、編集日時41が表示される。この編集日時41は、再生日時と実質同一ではあるが、混乱を避けるために、マルチコンテンツ編集画面40上では編集日時と称する。
【0040】
先ず、編集画面表示制御部11aは、ステップS21において、編集日時41を設定する。図4に示すマルチコンテンツ編集画面40は、再生実行中の画面から切換えられた画面なので、編集日時41を例えば「2007/8/31」と表示する。別な日時に設定してもよいが、簡便のため、以降の例ではこの日時で編集処理を行うものとする。又、編集日時も「8/31」の一日になっているが、例えば1週間単位や1月単位への変更も可能である。
【0041】
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS22において、静止画像データの表示処理を行う。この例では、再生の基準を静止画とするからである。この静止画像データの表示処理は、図7に示す静止画の表示処理の手順を説明するためのフローチャートに従って行われる。
すなわち、編集画面表示制御部11aは、ステップS31において、コンテンツデータ記憶部13bに記憶されているコンテンツデータ、例えば各静止画データに付帯されている撮影日時を判断して表示時間帯、例えば撮影日時2007/8/31に該当する少なくとも1枚の静止画データをコンテンツデータ記憶部13bから検索する。
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS32において、コンテンツデータ記憶部13bから該当する各静止画データを検索すると、これら静止画データのサムネイル画像を読み出す。
【0042】
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS33において、該当する静止画データの撮影日時に基づいて単位時間内おける撮影枚数を算出し、撮影の頻度を表す撮影頻度データを作成する。ここでは例えば2時間毎の撮影枚数を算出する。
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS31に戻る。
以上がステップS22における静止画像データの表示処理である。
次に、編集画面表示制御部11aは、再び、図5に示すステップS23に移り、読み出したサムネイル画像・撮影頻度データを参照して上記図6に示すような初期のマルチコンテンツ編集画面40を作成し、このマルチコンテンツ編集画面40をモニタ装置20に表示する。
【0043】
ここで、当該モニタ装置20に表示されるマルチコンテンツ編集画面40について説明する。マルチコンテンツ編集画面40の上部には、編集日時41が表示されている。マルチコンテンツ編集画面40の右下には、操作アイコン43が表示される。
マルチコンテンツ編集画面40の画面右下には、操作アイコン42が表示されている。この操作アイコン42は、OKボタン42aとCANCEL(キャンセル)ボタン42bとから成る。例えばキーボードやマウス等の操作部18に対する操作によって「OK」が指示されると、マルチコンテンツ編集画面40上で編集された内容に従って再生を実行する。
【0044】
このとき、表示制御部10aは、マルチコンテンツの各コンテンツの静止画・動画を表示IF部14を介してモニタ装置20に表示する。音声処理部10cは、例えば圧縮された音声データや音楽データを伸長する処理や逆に音声データや音楽データを圧縮する処理を行い、音声再生IF部15を介してスピーカ装置21を動作させる。画像処理部10bは、例えばJPEG・MPEG等の圧縮された画像データを伸長する伸長処理や、記録のために元の画像データを逆に圧縮する圧縮処理、画像サイズを変換するリサイズの処理、その他表示に適した画像データに変換するためのガンマ補正・シャープネス処理等を行う。記録再生部10dは、記憶部13に対して画像・音声・テキスト等の各種コンテンツデータを記録する処理や、記憶部13に記憶されている画像・音声・テキスト等の各種コンテンツデータを再生する処理を行う。
【0045】
又、キーボードやマウス等の操作部18に対する操作によって「キャンセル」が指示されると、編集画面表示制御部11aは、現在作業中の編集を無効とし、作業前の状態に戻る。
【0046】
マルチコンテンツ編集画面40の中央部には、時間サークル43が表示されている。この時間サークル43は、例えば同心円状の6本の時間サークル43a〜43fから成る。この時間サークル43は、外側から順に、第1時間サークル43a、第2時間サークル43b、第3時間サークル43c、第4時間サークル43d、第5時間サークル43eを配置し、最内周に予備の時間サークル43fを配置する。
このうち第1時間サークル43aは、静止画の再生タイミングを表示する。第2時間サークル43bは、動画の再生タイミングを表示する。第3時間サークル43cは、音楽の再生タイミングを表示する。第4時間サークル43dは、テキストの再生タイミングを表示する。第5時間サークル43eは、地図の再生タイミングを表示する。そして、最内周の予備の時間サークル43fは、コンテンツ設定時に各時間サークルの目安とするために例えば1周を24時間とするサークル日時43fとして表示する。
【0047】
マルチコンテンツ編集画面40における編集日時41の下方には、種別情報44が表示されている。この種別情報44は、第1時間サークル43aから第5時間サークル43eの各種別を分かりやすく表現するための各サークルの意味、すなわち静止画、動画、音楽、テキスト、地図に合わせた各シンボルマークから成る。具体的に各シンボルマークは、例えば第1時間サークル43aであれば、静止画を表すためのカメラのシンボルマークである。第2時間サークル43bであれば、動画を表すためのビデオ撮影装置のシンボルマークである。第3時間サークル43cであれば、音楽を表すためのベッドホンのシンボルマークである。第4時間サークル43dであれば、「ABC」等のテキストを表すシンボルマークである。第5時間サークル43eであれば、例えば北海道の地図を現すためのシンボルマーク等である。
【0048】
そして、静止画のシンボルマークは、第1時間サークル43a上に表示されている。動画のシンボルマークは、第2時間サークル43b上に表示されている。音楽のシンボルマークは、第3時間サークル43c上に表示されている。テキストのシンボルマークは、第4時間サークル43d上に表示されている。地図のシンボルマークは、第5時間サークル43e上に表示されている。
なお、図6に示すマルチコンテンツ編集画面40上では、種別情報44のサイズが小さく、各シンボルマークの形状を明確には表現できないので、種別情報44を拡大した図を左側に示す。実際のマルチコンテンツ編集画面40上では、かかる種別情報44の拡大表示はされない。
【0049】
第1時間サークル43a上には、静止画を代表する複数の代表画像45−1〜45−nが表示されている。なお、これら代表画像45−1〜45−nは、第1時間サークル43a上に限らず、第1時間サークル43aに沿って表示してもよい。これら代表画像45−1〜45−nは、例えば編集日時(2007/8/31)に撮影された複数の静止画を代表するもので、それぞれ撮影時間の概略位置に対応する各位置に縮小画像として表示されている。これら代表画像45−1〜45−nは、それぞれその撮影時間に撮影された枚数が多くて全てを表示することができない場合に、多数の画像データから表示用に選択された1枚である。これら代表画像45−1〜45−nは、例えばその撮影時間帯中に最初に撮影された画像である。これら代表画像45−1〜45−n或いは縮小画像は、上記図7に示す静止画の表示処理のフローチャートにおけるステップS32で読み出されるサムネイル画像に基づいて作成される。
【0050】
第1時間サークル43a上には、上記図7に示す静止画の表示処理のフローチャートにおけるステップS33で算出される撮影頻度データに基づいて撮影枚数の頻度を示す撮影頻度情報Fが表示される。この撮影頻度情報Fは、所定の幅を有する円弧状に形成され、第1時間サークル43a上に重ねて表示される。この撮影頻度情報Fは、撮影枚数の少ない時間帯において頻度カーブF1(図6上ではシングルハッチング)を表示し、撮影枚数の多い時間帯において頻度カーブF2(図6上ではダブルハッチング)を表示する。このような撮影頻度情報Fの表示により時間帯による撮影枚数の多寡が容易に識別できる。
【0051】
次に、編集画面表示制御部11aは、再び、図5に示すステップS24に移り、6本の時間サークル43a〜43fのうちいずれかの時間サークル43a、43b、…、43fが選択されたか否かを判断する。この判断の結果、例えば地図の再生タイミングを表示する第5時間サークル43eがキーボードやマウス等の操作部18に対する操作によって選択されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS25において、コンテンツの編集処理を実行する。これにより、編集画面表示制御部11aは、例えば図8に示すような地図用のマルチコンテンツ編集画面40をモニタ装置20に切り替え表示する。
【0052】
次に、マルチコンテンツ編集処理のうち地図の編集の手順について図9に示すマルチコンテンツモード中の編集処理の手順を示すフローチャートに従って説明する。
先ず、編集画面表示制御部11aは、ステップS41において、選択されたコンテンツの種類が地図であるか否かを判断する。この判断の結果、選択されたコンテンツが地図であれば、編集画面表示制御部11aは、ステップS42に移り、図7に示す静止画の表示処理の手順を説明するためのフローチャートにおけるステップS31で検索された静止画データから当該静止画データに付帯されている位置情報を読み出し、この位置情報を含む地図データをコンテンツ記憶部13bに記憶されているコンテンツデータから読み出す。
【0053】
一方、選択されたコンテンツが地図以外であれば、コンテンツの具体的な内容を操作者により選択させる方が望ましい場合が多い。そのため、編集画面表示制御部11aは、ステップS43において、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ、例えば曲名データ、テキストデータ、動画データ等をコンテンツ記憶部13bから検索し、そのリストを表示するモニタ装置20に表示する。
但し、動画データに関しては、例えば当日に撮影された動画データがあれば、この動画データを再生するのが合理的である。従って、編集画面表示制御部11aは、編集日時に撮影された動画データがコンテンツ記憶部13bに存在するか否かを検索し、当該編集日時に撮影された動画データが存在すれば、かかる動画データを優先的に選択する。又、編集日時に撮影日時が対応する動画データが無ければ、編集画面表示制御部11aは、コンテンツ記憶部13bに記憶されている動画データのリストをモニタ装置20に表示し、その中から操作者に特定の動画データを選択させるようにしてもよい。
【0054】
コンテンツのリストをモニタ装置20に表示した状態で、このリスト上で操作者のキーボードやマウス等の操作部18に対する操作により特定のコンテンツが選択されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS44において、選択されたコンテンツをコンテンツ記憶部13bから読み出し、次のステップS45において、読み出したコンテンツ及びそのコンテンツ管理情報50をモニタ装置20に表示する。図8に示す地図用のマルチコンテンツ編集画面40上には、その左側下方にコンテンツ管理情報50が表示されている。
【0055】
このコンテンツ管理情報50は、例えばコンテンツのファイル名を示す。又、地図用のマルチコンテンツ編集画面40の中央部には、地図のコンテンツ情報51が表示されている。なお、地図のコンテンツ情報51は、サークル日時43f内の中央部に表示される。このようなコンテンツ管理情報50及び地図のコンテンツ情報51の表示により選択されたコンテンツの確認が容易である。
なお、図8に示す地図のマルチコンテンツ編集画面40は、地図が自動選択されるので、コンテンツリストの表示はない。コンテンツリストの具体例は、後述する音楽リストに示す。
【0056】
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS46において、マルチコンテンツの編集処理中に操作アイコン42の1つであるキャンセルボタン42bが押されたか否かを判断する。この判断の結果、キャンセルボタン42bが押されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS47に移り、前の画面に戻る。一方、OKボタン42aが押されると、編集画面表示制御部11aは、図5に示す編集処理に戻る。
【0057】
次に、キャンセルボタン42b及びOKボタン42aが押されなければ、編集画面表示制御部11aは、ステップS49において、コンテンツ表示時間に設定・変更の操作指示があるか否かを判断する。この判断の結果、コンテンツ表示時間に設定・変更の操作指示がなければ、編集画面表示制御部11aは、ステップS46、S48、S49を繰り返す。
コンテンツ表示時間に設定・変更の操作指示があると、編集画面表示制御部11aは、ステップS50に移り、コンテンツ表示時間の設定・変更の操作指示に応じて例えば図8に示すように例えば地図再生の時間を示すタイミング情報52を第5時間サークル43e上に表示する。このタイミング情報52は、例えば操作者によりキーボードやマウス等の操作部18を操作し、第5時間サークル43e上の時刻13:02と時刻23:00との各位置がクリック等されることにより表示される。
【0058】
具体的にタイミング情報52は、再生の開始時を示す開始点52sと、再生の終了時を示す終了点52eと、これら開始点52sと終了点52eとの間の再生期間を示す再生ライン52aとから成る。開始点52sと終了点52eとは、それぞれ例えば二重丸等により示される。再生ライン52aは、例えば太い線により示される。この再生ライン52aは、例えばコンテンツ毎に異なる色で表示してもよく、例えば地図では赤色、音楽では青色、テキストでは黄色、動画では緑色のように分けてもよい。
【0059】
又、地図のマルチコンテンツ編集画面40における画面左下には、指示日時53が表示されている。この指示日時53は、第1乃至第5時間サークル43a〜43eと最内周に予備の時間サークル43fとの各時間サークル43上でカーソルの置かれた場所(日時)を示す。図8に示す地図のマルチコンテンツ編集画面40上では、現在のカーソルが開始点52aに一致していて、指示日時として開始点52aの日時(13:02)が表示されている。そして、当該地図のマルチコンテンツ編集画面40上では、指示される日時2007/8/31のおよそ時刻13:00から時刻23:00まで時間サークル43の中央にコンテンツ情報51として地図51が再生表示されるよう設定される。
なお、第1時間サークル43a上に表示されている複数の代表画像45−1〜45−nは、日付が変更されない限り上記図6と同様に、地図のマルチコンテンツ編集画面40上においても継続して表示される。
【0060】
次に、編集画面表示制御部11aは、ステップS51において、マルチコンテンツの編集処理中に操作アイコン42の1つであるキャンセルボタン42bが押されたか否かを判断する。この判断の結果、キャンセルボタン42bが押されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS52に移り、前の画面に戻る。
一方、OKボタン42aが押されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS53からステップS54に移り、入力されたタイミング情報52が確定されたと判断し、この入力されたタイミング情報52に基づいて再生タイミングを設定し、上記図5に示す編集処理に戻る。
なお、キャンセルボタン42b及びOKボタン42aが押されなければ、編集画面表示制御部11aは、ステップS50、S51、S53を繰り返す。
次に、マルチコンテンツ編集処理のうち音楽の編集の手順について説明する。
図10は音楽のマルチコンテンツ編集画面40を示す。地図の編集が終了した後、音楽用のサークルである第3時間サークル43cが操作者によりキーボードやマウス等の操作部18がクリック操作等されると、編集画面表示制御部11aは、図5に示すステップS24において、図10に示す音楽のマルチコンテンツ編集画面40に切り替え表示してモニタ装置20に表示する。
【0061】
地図から音楽のマルチコンテンツ編集画面40に切り替わっても地図と音楽との各コンテンツ相互の再生タイミングを確認可能なように編集画面表示制御部11aは、地図のマルチコンテンツ編集画面40上の編集作業内容を表示する。ここでは、図8に示す地図のマルチコンテンツ編集画面40上で設定された地図の再生のタイミング情報52、例えば再生ライン52aが第5時間サークル43e上に表示される。なお、再生ライン52aは、本マルチコンテンツ編集画面40で編集される再生ライン60aと区別可能に表示される。もちろん、図6に示す初期のマルチコンテンツ編集画面40上で第3時間サークル43cがクリックされても図10に示す音楽のマルチコンテンツ編集画面40に切り替わる。
【0062】
音楽が選択されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS43において、記憶部13のコンテンツ記憶部13bに記憶されている利用可能な曲名の一覧をコンテンツリスト61として画面右上に表示する。
操作者がキーボードやマウス等の操作部18を操作してコンテンツリスト61中から利用したい曲名、例えば曲名「Love me …」等を選択すると、編集画面表示制御部11aは、選択された曲名「Love me …」にマーク、例えばマーク「◎」を付してコンテンツリスト61上で選択した曲名が分かるように表示する。そして、編集画面表示制御部11aは、時間サークル52の中央部にコンテンツ情報51として音楽を表すシンボルマークとコンテンツリスト61で選択された曲名「Love me …」を表示する。又、図8に示すマルチコンテンツ編集画面40と同様に、音楽のマルチコンテンツ編集画面40の画面左下には、コンテンツ管理情報50として選択された音楽のファイル名と指示日時53とが表示される。
【0063】
コンテンツ表示時間に設定・変更の操作指示があると、編集画面表示制御部11aは、ステップS50に移り、コンテンツ表示時間の設定・変更の操作指示に応じて例えば図10に示すように例えば音楽再生の時間を示すタイミング情報60を第3時間サークル43c上に表示する。このタイミング情報60は、例えば操作者によりキーボードやマウス等の操作部18を操作することにより表示される。このタイミング情報60は、音楽の再生の開始時を示す開始点60sと、音楽の再生の終了時を示す終了点60eと、これら開始点60sと終了点60eとの間の再生期間を示す再生ライン60aとから成る。
【0064】
さらに、音楽のコンテンツ編集時には、コンテンツ管理情報50の下方に、編集の補助になるリニア時間軸62が表示される。このリニア時間軸62は、全長が音楽の全演奏時間を表し、全演奏時間から再生に使いたい部分を選択するのに使われる。このリニア時間軸62は、後述する動画編集時にも表示される。一般に動画や音楽のコンテンツは長時間であるが、本実施の形態のマルチコンテンツ再生に利用する場合には、動画や音楽のコンテンツの一部分だけを利用することが多い。
【0065】
従って、動画や音楽の全体から任意の一部分を切り取るような指示が簡単にできるように、時間サークル43とは別にリニア時間軸62が設けられている。操作者は、再生タイミングとしてリニア時間軸62上に開始点62sと、終了点62eと、リニア再生ライン62aとを設定することができる。リニア再生ライン62aと再生ライン60a、さらには各開始点62s、60sと各終了点62e、60eとは、相互に連動して表示される。
【0066】
一方、リニア時間軸62の開始点62s又は終了点62eを移動すれば、編集画面表示制御部11aは、音楽の再生のタイミング情報52の開始点60s又は終了点60eも対応して移動するように制御する。又、音楽の再生のタイミング情報52の開始点60s又は終了点60eを移動すれば、編集画面表示制御部11aは、リニア時間軸62の開始点62s又は終了点62eを移動するように制御する。音楽の再生のタイミング情報の開始点又は終了点の指示は、リニア時間軸62と第3時間サークル43cのいずれで行ってもよく、一方の指示により他方も連動して変更される。
【0067】
本実施の形態では、選択された曲目の再生時間が例えば3分52秒で構成され、リニア時間軸62上において開始点62sが1分14秒、終了点62eが2分23秒に設定されている。このリニア時間軸62上の開始点62sと終了点62eの間の再生指示部分であるリニア再生ライン62aは、識別可能の色、例えば濃い色により表示される。
リニア時間軸62上の開始点62s、終了点62e及びリニア再生ライン62aの指示は、第3時間サークル43c上にも反映される。第3時間サークル43c上では、指示日時13:00の位置に開始点60sを表示し、終了点60eを指示日時20:00付近の位置に表示する。
【0068】
このように第3時間サークル43cの1周すなわち24時間は、実際の再生時間では約3分の時間に相当するような割合になる。これにより、第3時間サークル43c上で例えば、時刻13:02から音楽再生時間1分9秒に相当する位置はおよそ時刻20:00になる。この時刻20:00が終了の位置になる。開始点60sと終了点60eとの間が再生期間に相当する。これら開始点60sと終了点60eとの間が再生ラインA60aにより表示される。
【0069】
次に、マルチコンテンツ編集処理のうちテキストの編集の手順について説明する。
図11はテキストのマルチコンテンツ編集画面40を示す。図10に示す音楽編集が終了して、操作者により第4時間サークル43dが操作部18によりクリックされると、編集画面表示制御部11aは、図11に示すテキストのマルチコンテンツ編集画面40をモニタ装置20に切り替え表示する。テキストのマルチコンテンツ編集画面40に切り替えても、編集画面表示制御部11aは、コンテンツ相互の再生タイミングが確認できるように、これまでの編集作業経過の内容を表示する。本実施の形態では、テキストのマルチコンテンツ編集画面40上の第3時間サークル43cに音楽の再生ライン60a(2箇所)、第5時間サークル43eに地図の再生ライン52aを表示する。なお、音楽のコンテンツは、上記説明以外に1箇所設定され、計2箇所設定されたとする。
【0070】
テキスト編集が選択されると、編集画面表示制御部11aは、ステップS43において、記憶部13のコンテンツ記憶部13bに記憶されている利用可能なテキストの一覧をコンテンツリスト61として画面右上に表示する。操作者が操作部18を操作してコンテンツリスト61から利用したいテキストを選択する。図10に示す音楽の場合と同様に、選択されたテキストには、マーク「◎」が付され、コンテンツリスト61上で選択したテキスト名、例えば「ジンベエザメ」が分かる。又、静止画像に対応するテキスト或いは当該日(例えば2007/8/31)に入手したテキストがあれば、編集画面表示制御部11aは、コンテンツ記憶部13bから当該テキストデータを優先的に読出すようにしてもよい。
【0071】
テキストのマルチコンテンツ編集画面40中の時間サークル43の中央部には、選択されたテキストの一部又は全部がコンテンツ情報51として表示される。又、図8及び図10に示す各マルチコンテンツ編集画面40と同様に、テキストのマルチコンテンツ編集画面40の左下には、コンテンツ管理情報50として選択されたテキストのファイル名と指示日時(2:00)53とが表示される。上記同様に、編集画面表示制御部11aは、ステップS50において、操作者による操作部18の操作を受けてテキスト表示開始位置に開始点70s(2:00)を表示し、テキスト表示終了位置に終了点70e(6:00)を表示する。そして、編集画面表示制御部11aは、開始点70sと終了点70eと間に再生期間を示す再生ライン60aを表示する。
【0072】
次に、マルチコンテンツ編集処理のうち動画編集の手順について説明する。
図12乃至図16は動画編集メニューの各マルチコンテンツ編集画面40を示す。このうち図12は地図・音楽・テキストの各コンテンツのタイミング設定を終了し、第2時間サークル43bが操作部18によりクリックされることにより切り替えられた第1の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40を示す。
編集画面表示制御部11aは、記憶コンテンツ13bに記憶されている複数の動画データ中から例えば1つの動画データを選択し、この選択された動画データの再生タイミングを第1の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40上で指示する。なお、動画データの選択は、上記図11に示すテキストのマルチコンテンツ編集画面40で説明したのと同様に、操作者の操作部18に対する操作を受けて編集画面表示制御部11aにより動画リスト(図示は省略)中から選択されても良い。又、動画データの選択は、編集画面表示制御部11aによって編集日時に撮影された動画データを記憶コンテンツ記憶部13bから自動的に検索するようにしてよい。
【0073】
次に、編集画面表示制御部11aは、第1の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40中における時間サークル43の中央部にコンテンツ情報51として選択された動画データの一部、例えば先頭画像を表示する。又、編集画面表示制御部11aは、第1の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40の左下方にコンテンツ管理情報50として動画データのファイル名を表示する。指示日時53は、現在のカーソル位置で、かつ開始点である例えば時刻12:36を示す。
【0074】
コンテンツ管理情報50の下方には、リニア時間軸62が表示される。このリニア時間軸62は、図10に示す音楽のリニア時間軸62と同様である。このリニア時間軸62の全長は、動画データの全記録時間(例えば3分36秒)に対応する。このリニア時間軸62は、開始点62sと終了点62eとの間で再生ライン62aで表示される部分を再生部分とする。なお、マルチコンテンツ編集画面40上では、例えば00秒から1分10秒までを再生時間として指示されている。
【0075】
リニア時間軸62における再生時間に対応して第2時間サークル43b上には、動画データの再生カーブ80が表示される。この再生カーブ80は、開始点80s又は終了点80eのいずれか一方が指定されると、実時間で例えば1分10秒に相当する再生期間を再生ライン80aとして表示する。なお、開始点80aの時間は、指定日時(例えば2007/8/31 12:26)に示された時間である。ここで、動画データは、等速で再生し、かつコンテンツ再生速度は、現在1日を3分程度に設定されている。これにより、例えば再生時間1分10秒は、サークル時間(編集日時)において9.3時間に相当するので、終了点80eは、第2時間サークル43b上で例えば21.55時付近になる。
なお、開始点80sと終了点80eとの指定の順番は、特になく、いずれから指定してもよい。また、指定する時間軸も、リニア時間軸62と第2時間サークル43bのいずれからでもよい。
【0076】
図13は第2の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40を示す。上記図12に示すマルチコンテンツ編集画面40は、動画データの一部(例えば1分10秒)を再生用として指定した。これに対して図13は第2の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40は、第2時間サークル43b上の再生カーブ80aの延長部分がさらにクリックされた場合を示す。すなわち、操作部18によって第2時間サークル43b上の再生カーブ80aの延長部分がさらにクリックされると、このクリックを受けて編集画面表示制御部11aは、例えば時刻24時までの延長カーブ81と、終了点62eの位置に現在の再生実時間(例えば00:1:10)82aを表示する。これは、動画データの再生期間が更に延長可能であること示すためである。再生実時間82aは、リニア時間軸62の終了点62eにも再生実時間82bとして表示される。
【0077】
図14は第3の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40を示す。このマルチコンテンツ編集画面40は、上記図13に示すマルチコンテンツ編集画面40上で終了点81eをさらに例えば2007年8月31日の時刻24時まで移動させた場合を示す。この場合、再生ライン80aは時刻24時まで延長される。そして、再生時間をさらに延長すると、次に示す編集日時が例えば2007年8月31日から翌日の2007年9月1日の画面に切り替わる。
【0078】
図15は第4の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40を示す。このマルチコンテンツ編集画面40は、例えば編集日時2007年9月1日の画面を示す。編集日時が切り替わっているので、第1時間サークル43aには、図14に示す2007年8月31日の静止画を代表する複数の代表画像45−1〜45−nの表示とは相違し、編集画面表示制御部11aは、2007年9月1日に撮影された静止画像を代表する複数の代表画像90−1〜90−mを表示する。これと共に、編集画面表示制御部11aは、各頻度ライン91a、91bを表示する。
【0079】
地図・音楽・テキスト等の他のコンテンツは、現時点では設定されてない。これにより、当該各コンテンツに該当する再生ラインは表示されない。又、指示日時53は、現在のカーソルのある位置が表示される。ここでは、例えば日時「2007/9/1 0:00」が表示されている。
【0080】
リニア時間軸62上で操作者による操作部18に対する操作により終了点62eが例えば3分の位置に指定されると、編集画面表示制御部11aは、当該指定を受けて再生ライン62a及び再生実時間82bを所定の位置に表示する。そして編集画面表示制御部11aは、第2時間サークル43b上に再生カーブ91と、終了点91eと、その先に動画データの全時間分(例えば00:3:36)を示す延長カーブ91fを表示する。
【0081】
図16は第5の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面40を示す。このマルチコンテンツ編集画面40は、図15に示すマルチコンテンツ編集画面40上で動画データの全記録時間分を再生するように終了点91eを再生の最終位置まで移動させた場合を示す。このマルチコンテンツ編集画面40は、動画データの再生時間を例えば3分36秒に指定したことになる。これにより、リニア時間軸62は、終了点62eを右端に位置し、再生実時間82bとして3分36秒を表示し、全体を再生ライン62aとして表示する。同様に、第2時間サークル43b上には、再生カーブ91と、終了点91eとがしかるべき位置に配置されて表示される。終了点91eは、編集日時上で例えば時刻16時付近に位置する。
【0082】
以上によりマルチコンテンツ編集画面40上での編集処理の説明について終了する。なお、静止画像の再生タイミングは、撮影日時に従って再生されるものとして取り扱ってきたが、当然これに限られるものではなく、静止画の再生タイミングを変更してもよい。
【0083】
次に、コンテンツ再生の実行処理について図17に示すコンテンツ再生実行処理の手順を説明するためのフローチャートを参照して説明する。
操作者による操作部18に対する別途の指示、或いは自動選択に従い、再生タイミング設定部11bは、ステップS61において、コンテンツ再生を進行させる際の進行速度を設定する。この進行速度は、前述の通り例えば1日を約3分に設定されている。
次に、再生タイミング設定部11bは、ステップS62において、コンテンツ再生を指示するOKボタンが操作されたか否かを判断する。これと共に、再生タイミング設定部11bは、ステップS63において、コンテンツ再生をキャンセルするキャンセルボタンが操作されたか否かを判断する。この判断の結果、キャンセルボタンが操作されると、再生タイミング設定部11bは、コンテンツ再生のキャンセルと判断する。しかるに、コンテンツ編集装置11は、図4に示すステップS14に移る。
【0084】
一方、OKボタンが操作されると、再生タイミング設定部11bは、ステップS64に移り、上述した各編集処理で設定された手順に基づいて例えば図3に示すようなコンテンツの再生画面で各コンテンツを再生する。なお、コンテンツの再生途中でキャンセルボタンが押されると、再生タイミング設定部11bは、ステップS65からステップS66に移り、コンテンツ再生実行を中止する。しかるに、コンテンツ編集装置11は、図4に示すステップS14に移る。
【0085】
このように上記一実施の形態によれば、複数のコンテンツ、例えば静止画、動画、音楽、テキスト、地図等の各コンテンツを組み合わせて再生する際の各コンテンツの各再生タイミングを編集するときにマルチコンテンツ編集画面40を表示し、このマルチコンテンツ編集画面40上において編集された各再生タイミングに基づいて各コンテンツの各再生タイミングを設定する際に、各コンテンツの各再生タイミングを指定するための複数の時間軸、例えば第1乃至第5時間サークル43a〜43eを表示し、かつ各コンテンツの各再生タイミングを示す各タイミング情報52を第1乃至第5時間サークル43a〜43eに沿って表示する。これにより、マルチコンテンツ編集画面40上において複数のコンテンツ相互の再生タイミングが一目でわかる。マルチコンテンツ再生用の編集が容易になる。
【0086】
又、複数の時間軸、例えば第1乃至第5時間サークル43a〜43eをサークル状に形成すると共に、第1乃至第5時間サークル43a〜43eを同心円状に配置して表示するので、例えば静止画、動画、音楽、テキスト、地図等の各コンテンツの選択やこれらコンテンツの再生時間等の設定の操作が分かりやすい。これにより、操作に不慣れなユーザーであっても直感的に違和感無く、複数のコンテンツの再生時間等の設定の操作作業ができる。
動画データ等について作成日時に基づいて再生タイミングを設定できるようにしたので、作成日時の順番で再生したいコンテンツに対して便利である。
【0087】
なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく次のように変形してもよい。
例えば、マルチコンテンツ編集画面40上には、サークル状の第1乃至第5時間サークル43a〜43eを表示しているが、これに限らず、時間軸は、必ずしも同心円状の限るものではない。図18及び図19は他の時間軸の一例を示す。図18は直線状に配列された複数の時間軸100a〜100fを示す。これら時間軸100a〜100fは、上方から順番に、それぞれ静止画データ、動画データ、音楽データ、テキストデータ、地図データ、ニュースのデータの各コンテンツの時間軸を示す。又、編集日時の時刻を示すタイムスケール101を示す。このようなマルチコンテンツ編集画面上は、例えばタイミング情報を示すライン102と、静止画の代表画像データ103とを表示する。
【0088】
図19は楕円状に配列された複数の時間軸110a、110b等を示す。ここではコンテンツの種類を省略するが、このようなマルチコンテンツ編集画面上は、例えば楕円状の時間軸に沿って入力されたタイミング情報を示すライン111と、静止画の代表画像データ112とを表示する。
【0089】
なお、CPU10による各処理に関しては、その一部の処理又は全ての処理をハードウェアで構成しても勿論よい。当然ながら、具体的な構成は設計事項である。
また、CPU10による各種制御処理は、次のようにして実現される。すなわち、ROM13に格納されたソフトウェアプログラムがCPU10に供給され、該供給されたプログラムに従って、CPU10が上述した動作を各部に実行させることによって実現される。つまり、上記ソフトウェアのプログラム自体がCPU10の機能を実現することになる。従って、当該プログラム自体が本発明の一態様である。当然ながら、当該プログラムを格納する記録媒体も本発明の一態様である。なお、この記録媒体としては、例えばフラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM等の光学記録媒体、MD等の磁気記録媒体、テープ記録媒体、及びICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。
【0090】
本発明の一実施の形態は、再生装置を例に説明したが、再生装置に限らず、例えばデジタルカメラや携帯電話器に本一実施形態を適用しても勿論よい。
【0091】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明に係るコンテンツ編集装置の一実施の形態を適用した再生装置の全体システムブロック図。
【図2】同装置により編集されたコンテンツの再生の際にマルチコンテンツ編集画面上での時間の進行表示に利用されるサークル表示の例を示す図。
【図3】同装置におけるマルチコンテンツ編集画面を利用して編集されたコンテンツの再生画面の一例を示す図。
【図4】同装置におけるマルチコンテンツモードのメインフローチャートを示す図。
【図5】同装置におけるマルチコンテンツモード中の編集処理の手順を説明するためのフローチャートを示す図。
【図6】同装置における再生実行中に編集モードへ切換えられたときのマルチコンテンツ編集画面の最初の画面を示す図。
【図7】同装置における静止画の表示処理の手順を説明するためのフローチャート。
【図8】同装置における地図用のマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図9】同装置におけるマルチコンテンツモード中の編集処理の手順を示すフローチャート。
【図10】同装置における音楽のマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図11】同装置におけるテキストのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図12】同装置における第1の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図13】同装置における第2の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図14】同装置における第3の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図15】同装置における第4の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図16】同装置における第5の動画コンテンツのマルチコンテンツ編集画面を示す図。
【図17】同装置におけるコンテンツ再生実行処理の手順を説明するためのフローチャート。
【図18】同装置における時間軸の変形として直線上に配列された複数の時間軸の一例を示す図。
【図19】同装置における時間軸の変形として直線上に配列された複数の時間軸の一例を示す図。
【符号の説明】
【0093】
1:再生装置、10:CPU、11:コンテンツ編集装置、12:RAM、13:記憶部、14:表示IF部、15:音声再生IF部、16:通信IF部、17:バスライン、18:操作部、20:モニタ装置、21:スピーカ装置、22:ネットワーク、23:サーバー、13a:プログラム記憶部、13b:コンテンツ記憶部、13a:制御プログラム、10a:表示制御部、10b:画像処理部、10c:音声処理部、10d:記録再生部、11a:編集画面表示制御部、11b:再生タイミング設定部、Y:年サークル、M:月サークル、D:日サークル、T:時サークル、Ma:日マーク、Ta:時間マーク、31:縮小画像、32:静止画像、33:地図、34a,34b:動画画面、35:テキスト、40:マルチコンテンツ編集画面、41:編集日時、42:操作アイコン、42a:OKボタン、42b:キャンセルボタン、43:時間サークル、43a:第1時間サークル、43b:第2時間サークル、43c:第3時間サークル、43d:第4時間サークル、43e:第5時間サークル、43f:予備の時間サークル、44:種別情報、45−1〜45−n:複数の代表画像、F:撮影頻度情報、F1:頻度カーブ、F2:頻度カーブ、50:コンテンツ管理情報、51:地図のコンテンツ情報、52:地図再生の時間を示すタイミング情報、52s:開始点、52e:終了点、52a:再生ライン、53:指示日時、60a:再生ライン、61:コンテンツリスト、60:音楽再生の時間を示すタイミング情報、60s:開始点、60e:終了点、60a:再生ライン、62:リニア時間軸、62s:開始点、62e:終了点、62a:リニア再生ライン、70s:テキスト表示開始位置の開始点、70e:テキスト表示終了位置の終了点、70a:再生ライン、80:動画データの再生カーブ、80s:開始点、80e:終了点、80a:再生ライン、81:延長カーブ、82a:現在の再生実時間、82b:再生実時間、81e:終了点、90−1〜90−m:複数の代表画像、91a,91b:頻度ライン、91:再生カーブ、91e:終了点、91f:延長カーブ、100a〜100f:時間軸、101:タイムスケール、102:タイミング情報を示すライン、103:静止画の代表画像データ、110a,110b:時間軸、111:タイミング情報を示すライン、112:静止画の代表画像データ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の前記各コンテンツの各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面を表示する編集画面表示制御部と、
前記マルチコンテンツ編集画面上において編集された前記各再生タイミングに基づいて前記各コンテンツの前記各再生タイミングを設定する再生タイミング設定部と、
を具備し、
前記編集画面表示制御部は、前記各コンテンツの前記各再生タイミングを指定するための複数の時間軸を表示し、かつ前記各コンテンツの前記各再生タイミングを示す各タイミング情報を前記各時間軸に沿って表示する、
ことを特徴とするコンテンツ編集装置。
【請求項2】
前記編集画面表示制御部は、前記複数の時間軸を並べて表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項3】
前記編集画面表示制御部は、前記複数の時間軸をそれぞれサークル状に形成すると共に、前記サークル状の各時間軸を同心円状に配置して表示し、かつ前記各タイミング情報を前記サークル状の各時間軸に沿って表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項4】
前記編集画面表示制御部は、前記サークル状の各時間軸の各時間経過の方向を同一方向に設定することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ編集装置。
【請求項5】
前記再生タイミング設定部は、前記同心円状に配置された前記サークル状の各時間軸上に沿って設定された前記タイミング情報に基づいて前記各コンテンツの前記再生タイミングを設定することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ編集装置。
【請求項6】
前記編集画面表示制御部は、前記タイミング情報を前記コンテンツの開始点と、前記コンテンツの終了点と、前記開始点と前記終了点との間で前記コンテンツを再生するための再生ラインとから形成し、前記開始点と前記終了点と前記再生ラインとを前記サークル状の各時間軸に沿って表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項7】
前記編集画面表示制御部は、前記サークル状の各時間軸の中央部に、前記コンテンツの種類を表すコンテンツ情報を表示することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ編集装置。
【請求項8】
前記編集画面表示制御部は、前記同心円状に配置された前記サークル状の各時間軸上にそれぞれ前記コンテンツの種別情報を表す各シンボルマークを表示することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ編集装置。
【請求項9】
前記編集画面表示制御部は、前記各コンテンツとして静止画データ、動画データ、音楽データ、テキストデータ、地図データのうち少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項10】
前記編集画面表示制御部は、前記サークル状の各時間軸の表示に加え、前記時間軸を直線状のリニア時間軸に形成して表示し、かつ前記タイミング情報を前記リニア時間軸に沿って表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項11】
前記編集画面表示制御部は、前記サークル状の各時間軸上の前記タイミング情報の表示と、前記リニア時間軸上の前記タイミング情報の表示とを相互に連動して表示することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ編集装置。
【請求項12】
前記編集画面表示制御部は、前記コンテンツとして前記動画データ又は前記音楽データが選択された場合に前記リニア時間軸上を表示することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ編集装置。
【請求項13】
前記編集画面表示制御部は、前記マルチコンテンツ編集画面上において既に編集された少なくとも1つの前記コンテンツの前記再生タイミングの編集作業内容を重ねて表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項14】
前記編集画面表示制御部は、前記複数のコンテンツの中の特定のコンテンツに対応する前記時間軸に沿って当該時間軸の作成日時に応じた位置に前記特定コンテンツの前記タイミング情報を表示し、
前記再生タイミング設定部は、前記特定コンテンツを前記作成日時に基づいて再生タイミングを設定する、
ことを特徴とする請求項1又は3記載のコンテンツ編集装置。
【請求項15】
前記編集画面表示制御部は、前記特定コンテンツとして静止画像データを取り扱うことを特徴とする請求項14に記載のコンテンツ編集装置。
【請求項16】
前記編集画面表示制御部は、撮影日時に基づく前記静止画像データの撮影頻度に関する情報を当該静止画像データに割り当てられた前記時間軸に沿って表示することを特徴とする請求項15に記載のコンテンツ編集装置。
【請求項17】
前記編集画面表示制御部は、前記時間軸を直線状又は楕円状に形成して表示し、前記直線状又は前記楕円状の前記時間軸に沿って前記タイミング情報を表示することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ編集装置。
【請求項18】
複数のコンテンツを組み合わせて再生する際に前記再生タイミングの編集を行うためのコンテンツ編集方法において、
前記複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の前記各コンテンツの前記各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面を表示し、
前記マルチコンテンツ編集画面上において編集された前記各再生タイミングに基づいて前記各コンテンツの前記各再生タイミングを設定し、
前記各コンテンツを編集する際に、前記各コンテンツの前記各再生タイミングを指定するための複数の時間軸を表示させ、かつ前記各コンテンツの前記各再生タイミングを示す各タイミング情報を前記各時間軸に沿って表示する、
ことを特徴とするコンテンツ編集方法。
【請求項19】
コンピュータにより実行され、複数のコンテンツを組み合わせて再生する際に前記再生タイミングの編集を行うためのコンテンツ編集プログラムであって、
前記複数のコンテンツを組み合わせて再生する際の前記各コンテンツの前記各再生タイミングを編集するためのマルチコンテンツ編集画面をモニタ装置に表示させ、
前記マルチコンテンツ編集画面上において編集された前記各再生タイミングに基づいて前記各コンテンツの前記各再生タイミングを設定させ、
前記各コンテンツを編集する際に、前記各コンテンツの前記各再生タイミングを指定するための複数の時間軸を前記モニタ装置に表示させ、かつ前記各コンテンツの前記各再生タイミングを示す各タイミング情報を前記各時間軸に沿って前記モニタ装置に表示させる、
ことを特徴とするコンテンツ編集プログラム。
【請求項20】
前記複数の時間軸をそれぞれサークル状に形成すると共に、前記サークル状の各時間軸を同心円状に配置して表示し、かつ前記各タイミング情報を前記サークル状の各時間軸に沿って表示することを特徴とする請求項19記載のコンテンツ編集プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2009−212569(P2009−212569A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−50633(P2008−50633)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(504371974)オリンパスイメージング株式会社 (2,647)
【Fターム(参考)】