コンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラム
【課題】表示対象のコンテンツにおいて設定されたアクセスキーおよびショートカットキーの情報を、コンテンツ閲覧中に容易に把握可能とする。
【解決手段】コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部21と、取得部21によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部22と、抽出部22によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得部21によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する構成変更部23と、構成変更部23によって変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部24と、を備える。
【解決手段】コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部21と、取得部21によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部22と、抽出部22によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得部21によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する構成変更部23と、構成変更部23によって変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部24と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ユーザ端末からネットワーク上のコンテンツを要求して閲覧するコンテンツ表示システムでは、コンテンツにおけるアクセスキー/ショートカットキーの設定がコンテンツの管理者によって自由に行われている。そして、管理者によって設定されたアクセスキー/ショートカットキーの設定内容がコンテンツ上に表示されるように設計されている場合には、ユーザ端末の利用者はアクセスキー/ショートカットキーの情報を把握することができる。下記特許文献1および特許文献2には、ソフトウェアごとに設定可能なアクセスキー/ショートカットキーに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−23818号公報
【特許文献2】特開2007−280028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記コンテンツ表示システムでは、アクセスキー/ショートカットキーがコンテンツの管理者によって設定されるため、アクセスキー/ショートカットキーの情報がコンテンツ内に散在して表示されることがある。このような場合に、ユーザ端末の利用者は画面をスクロールする等してアクセスキー/ショートカットキーの情報を把握しなければならず、利便性に欠ける。一方、上記特許文献1では、アクセスキー/ショートカットキーの情報が予め端末内に登録されているソフトウェアが起動しているときに、そのソフトウェアに対応して登録されているアクセスキー/ショートカットキーの情報がディスプレイに表示される。したがって、例えばネットワーク上のコンテンツのように、予め端末内に登録されていないコンテンツを閲覧しているときには、コンテンツの管理者によって設定されたアクセスキー/ショートカットキーの情報を表示することができない。つまり、利用者は、アクセスキー/ショートカットキーの情報を容易に把握することができない。また、上記特許文献2では、コンテンツを表示しているときには、そもそもアクセスキー/ショートカットキーの情報を表示することができないため、利用者がコンテンツ閲覧中にアクセスキー/ショートカットキーの情報を容易に把握することはできない。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、表示対象のコンテンツにおいて設定されたアクセスキー/ショートカットキーの情報を、コンテンツ閲覧中に容易に把握させることができるコンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のコンテンツ表示支援サーバは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得部によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更部と、構成変更部によって変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、を備える。
【0007】
本発明のコンテンツ表示支援サーバは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、取得部によって取得されたコンテンツおよびファイル生成部によって生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、を備える。
【0008】
本発明のコンテンツ表示システムは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、取得部によって取得されたコンテンツおよびファイル生成部によって生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、提供部によって提供されたファイルに基づいてアクセスキー/ショートカットキーに関する情報のメニュー画面を生成し、当該メニュー画面を提供部によって提供されたコンテンツに対応付けて表示させる表示制御部と、を備える。
【0009】
本発明のコンテンツ表示支援方法は、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得ステップにおいて取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する構成変更ステップと、構成変更ステップにおいて変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、を含む。
【0010】
本発明のコンテンツ表示支援方法は、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツおよびファイル生成ステップにおいて生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、を含む。
【0011】
本発明のコンテンツ表示支援プログラムは、上記コンテンツ表示支援方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、表示対象のコンテンツにおいて設定されたアクセスキーおよびショートカットキーの情報を、コンテンツ閲覧中に容易に把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成を例示するブロック図である。
【図2】コンフィグ情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図3】コンフィグファイルの内容を例示する図である。
【図4】フレームコンテンツの構成を例示する図である。
【図5】第1実施形態におけるコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を例示するシーケンスチャートである。
【図6】図5に示す解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図7】有効キー情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図8】有効キー定義ファイルの内容を例示する図である。
【図9】第2実施形態における支援サーバの機能構成を例示するブロック図である。
【図10】第2実施形態における解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図11】図10に示す有効キー判定処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図12】高頻度利用キー情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図13】第3実施形態における支援サーバの機能構成を例示するブロック図である。
【図14】設定ファイルの内容を例示する図である。
【図15】第3実施形態における解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図16】図15に示すキー割当処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図17】第4実施形態における支援サーバおよびユーザ端末の機能構成を例示するブロック図である。
【図18】アクセスキー情報ファイルの内容を例示する図である。
【図19】アクセスキー情報に関するメニュー画面の表示例を示す図である。
【図20】第4実施形態におけるコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を例示するシーケンスチャートである。
【図21】図20に示す解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図22】図20に示す表示制御処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るコンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムの好適な実施形態について説明する。
【0015】
[第1実施形態]
【0016】
図1を参照して、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成について説明する。コンテンツ表示システム1は、ユーザ端末10と、支援サーバ20と、データベースサーバ30と、コンテンツを格納するコンテンツサーバ40と、を有する。コンテンツとしては、ユーザ端末10で解釈してディスプレイに表示することができる言語で記述された情報が該当し、例えば、HTML(HyperText Markup Language)またはXML(Extensible Markup Language)で記述された情報が該当する。
【0017】
ユーザ端末10は、コンテンツ取得要求を支援サーバ20に送信し、このコンテンツ取得要求に応じて支援サーバ20から送信されるコンテンツをディスプレイに表示させる。ユーザ端末10は、コンテンツをディスプレイに表示させる機能として、例えばWebブラウザを搭載している。ユーザ端末10としては、例えば、データ送信時のヘッダ部分にUserAgentを含むPC(Personal Computer)、ノート型PC、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)が該当する。
【0018】
ユーザ端末10は、アクセスキー/ショートカットキーを設定する機能を有する。以下においては、説明の便宜のため、「アクセスキー/ショートカットキー」を、単に「アクセスキー」とのみ記載する。アクセスキーの設定は、例えば、HTMLやXMLのタグにaccesskey属性を記述して行う。なお、アクセスキーの設定はこれに限定されず、ユーザ端末10で解釈してディスプレイに表示させることができる言語で特定のキーに対応付けて当該キーを押下したときのイベントを設定することができればよい。
【0019】
HTMLのタグにaccesskey属性を記述してアクセスキーの設定を行った場合について、具体例を挙げて説明する。例えば、“<a href="test.html" accesskey=1>テスト</a>”と記述した場合には、アクセスキーとして“1”が設定され、アクセスキーの動作として“test.html”へのリンク接続が実行される。この場合には、キーボードの“1”が押下されたときに、“test.html”へのリンク接続が実行されることになる。
【0020】
データベースサーバ30は、各種のデータベースを管理する。各種のデータベースとして、例えば、コンフィグ情報DBがある。コンフィグ情報DBは、コンテンツからアクセスキーに関する情報(以下、「アクセスキー情報」という。)を抽出する際の諸条件を定めたコンフィグ情報を管理するデータベースである。
【0021】
図2を参照して、コンフィグ情報DBのデータ構成について説明する。コンフィグ情報DBは、ユーザエージェント(例えばWebブラウザ)およびコンテンツタイプ(例えばコンテンツのデータ形式)ごとに一のレコード(以下、「コンフィグ情報レコード」という。)を有する。コンフィグ情報レコードは、データ項目として、例えば、UserAgent、ContentTypeおよびConfigFile情報を有する。UserAgentには、ユーザエージェントを特定する情報が格納される。ContentTypeには、コンテンツタイプを特定する情報が格納される。ConfigFile情報には、コンフィグファイルの格納場所を特定する情報が格納される。
【0022】
コンフィグファイルには、例えば、コンテンツ設定名、コンテンツタイプ、アクセスキーを割り当てる属性、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報が格納される。図3を参照して、コンフィグファイルの内容を具体的に説明する。
【0023】
図3に示すコンフィグファイルには、コンテンツ設定名として、“HTML”が記述されている。コンテンツタイプとして、“text/html”が記述されている。アクセスキーを割り当てる属性として、“accesskey”が記述されている。アクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報として、タグ名と、タグ内からアクセスキー情報を抽出する際の範囲に関する抽出範囲情報と、アクセスキーの機能内容を表すキーワードに関するキーワード情報とを組にした、以下の3組の情報が記述されている。1組目の情報は、“a”タグ、“end−tag”および“text”であり、2組目の情報は、“area”タグ、“tag”および“alt,title”であり、3組目の情報は、“input”タグ、“tag”および“text[30]”である。
【0024】
1組目のように記述することで、“a”タグの開始タグから“a”タグの閉じタグまでをアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、“a”タグの開始タグと“a”タグの閉じタグとの間に記述されているテキスト文字をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。具体的に説明すると、例えば、HTMLコンテンツに、“sample<a href="./" accesskey="0" >HOME</a>end of page”という記述がある場合には、“<a href="./" accesskey="0">HOME</a>”がアクセスキー情報として抽出され、“HOME”がキーワード情報として抽出される。
【0025】
2組目のように記述することで、“area”タグ全体をアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、alt属性値またはtitle属性値(両方存在する場合にはalt属性値を優先する)をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。
【0026】
3組目のように記述することで、“input”タグ全体をアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、“input”タグの次に記述されている30文字以内のテキスト文字をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。具体的に説明すると、例えば、HTMLコンテンツに、“<input type=radio accesskey="6">test”という記述がある場合には、“<input type=radio accesskey="6">”がアクセスキー情報として抽出され、“test”がキーワード情報として抽出される。
【0027】
なお、コンフィグファイルは、支援サーバ20が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0028】
図1に示すように、支援サーバ20は、取得部21と、抽出部22と、構成変更部23と、提供部24と、を有する。取得部21は、ユーザ端末10から受信したコンテンツ取得要求に応じてコンテンツサーバ40に格納されているコンテンツを取得する。
【0029】
抽出部22は、取得部21によって取得されたコンテンツから、コンテンツに設定されたアクセスキー情報を抽出する。アクセスキー情報は、例えば以下のように抽出することができる。
【0030】
抽出部22は、コンテンツ取得要求に含まれるUserAgent、およびコンテンツのContentTypeに基づいて、データベースサーバ30のコンフィグ情報DBからUserAgentおよびContentTypeに対応するConfigFile情報を抽出する。抽出部22は、抽出したConfigFile情報に基づいてコンフィグファイルの内容を取得する。抽出部22は、取得したコンフィグファイルの内容から、アクセスキーを割り当てる属性、アクセスキーを割り当てる属性を含むタグ、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報を読み取る。
【0031】
抽出部22は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを先頭から読み取り、アクセスキーを割り当てる属性を検出した場合に、アクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグから、アクセスキー情報を抽出する。具体的に、抽出部22は、アクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグごとに設定される抽出範囲情報およびキーワード情報に基づいて、アクセスキー情報を抽出する。
【0032】
構成変更部23は、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報が、取得部21によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する。コンテンツの構成は、例えば、以下ように変更することができる。
【0033】
構成変更部23は、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報に基づいて、アクセスキー情報をリスト化する。具体的に、構成変更部23は、アクセスキーとして設定されたキーの値とアクセスキーに設定されたキーワードとの対応関係を示す一覧表を生成することで、アクセスキー情報をリスト化する。
【0034】
構成変更部23は、リスト化したアクセスキー情報と取得部21によって取得されたコンテンツとに基づいてフレームコンテンツを生成することで、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツの構成を変更する。フレームコンテンツの構成例としては、例えば、図4に示すように、上部のフレームUにリスト化したアクセスキー情報を配置し、下部のフレームDにコンテンツサーバ40から取得したコンテンツを配置したものが該当する。
【0035】
提供部24は、構成変更部23によって変更された後のコンテンツをユーザ端末10に送信することで、コンテンツ取得要求に応じたコンテンツをユーザ端末10に提供する。
【0036】
次に、図面を参照して、第1実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5は、コンテンツ表示システム1においてコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を示すシーケンスチャートである。
【0037】
図5に示すように、最初にユーザ端末10が、コンテンツ取得要求を支援サーバ20に送信する(ステップS101)。
【0038】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツ取得要求に対応するコンテンツをコンテンツサーバ40から取得する(ステップS102)。
【0039】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを解析する解析処理を実行する(ステップS103)。
【0040】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツ取得要求に対する応答として解析処理後のコンテンツをユーザ端末10に送信する(ステップS104)。
【0041】
続いて、ユーザ端末10は、支援サーバ20から提供された解析処理後のコンテンツをディスプレイに表示させる(ステップS105)。つまり、アクセスキー情報がリスト化された場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツとリスト化されたアクセスキー情報とが組み込まれたフレームコンテンツを表示させ、それ以外の場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツまたはエラーコンテンツを表示させる。
【0042】
図6は、上記ステップS103における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0043】
図6に示すように、最初に、支援サーバ20の抽出部22は、コンテンツ取得要求に含まれるUserAgent、およびコンテンツサーバ40から取得したコンテンツのContentTypeに基づいて、データベースサーバ30のコンフィグ情報DBからUserAgentおよびContentTypeに対応するConfigFile情報を抽出する(ステップS201)。ConfigFile情報の抽出に失敗した場合(ステップS202;NO)に、支援サーバ20は、ユーザ端末10に提供するエラーコンテンツを生成し(ステップS211)、本解析処理を終了する。
【0044】
一方、ConfigFile情報の抽出に成功した場合(ステップS202;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、上記ステップS201で抽出したConfigFile情報に基づいてコンフィグファイルの内容を取得する(ステップS203)。
【0045】
続いて、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツが、上記ステップS203で取得されたコンフィグファイルのコンテンツ設定名と一致しないコンテンツである場合(ステップS204;NO)に、支援サーバ20は、本解析処理を終了する。この場合には、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツそのものが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0046】
一方、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツが、上記ステップS203で取得されたコンフィグファイルのコンテンツ設定名と一致するコンテンツである場合(ステップS204;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、コンフィグファイルの内容から、アクセスキーを割り当てる属性、アクセスキーを割り当てる属性を含むタグ、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報を読み取る(ステップS205)。
【0047】
続いて、支援サーバ20の抽出部22は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを先頭から順次読み取り、上記ステップS205で読み取った情報に基づいてアクセスキーを割り当てる属性を検索する(ステップS206)。アクセスキーを割り当てる属性を検出できなかった場合(ステップS207;NO)に、支援サーバ20は、本解析処理を終了する。この場合には、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツそのものが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0048】
一方、アクセスキーを割り当てる属性を検出した場合(ステップS207;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、上記ステップS205で読み取った情報に基づいて、アクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグからアクセスキー情報を抽出する(ステップS208)。
【0049】
続いて、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報をリスト化する(ステップS209)。
【0050】
続いて、支援サーバ20の構成変更部23は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、上記ステップS209でリスト化されたアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS210)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0051】
上述してきたように、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、Webページ内に散在して設定されたアクセスキー情報をコンテンツの上部にリスト化して表示させることができるため、ユーザ端末10でコンテンツを表示しているときにアクセスキー情報を一目で容易に把握させることが可能となる。また、コンテンツの管理者は、アクセスキー情報を表示させる仕組みをコンテンツに組み込む必要がなくなるため、管理者の手間を省くことが可能となる。
【0052】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第1実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20に機能が追加される点と、データベースサーバ30で管理されるデータベースが追加される点である。それ以外の構成については、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第1実施形態との相違点について説明する。
【0053】
第2実施形態におけるデータベースサーバ30は、図2に示すコンフィグ情報DBに加え、有効キー情報DBをさらに管理する。有効キー情報DBは、デバイスごとに規定されているアクセスキーとして設定可能なキーに関する情報(以下、「有効キー情報」という。)を管理するデータベースである。
【0054】
図7を参照して、有効キー情報DBのデータ構成について説明する。有効キー情報DBは、デバイスごとに一のレコード(以下、「有効キー情報レコード」という。)を有する。有効キー情報レコードは、データ項目として、例えば、デバイスおよびAccesskeyTypeを有する。デバイスには、UserAgentにより判別可能なデバイスを特定する情報が格納される。AccesskeyTypeには、有効キー情報を特定する情報が格納される。
【0055】
有効キー情報は、例えば、図8に示す有効キー定義ファイルで定義することができる。有効キー定義ファイルには、例えば、アクセスキータイプ名およびアクセスキーが定義される。アクセスキータイプ名では、図7に示す有効キー情報レコードのAccesskeyTypeを定義する。アクセスキーでは、有効キーを定義する。図8を参照して、有効キー定義ファイルの内容を具体的に説明する。
【0056】
図8に示す有効キー定義ファイルには、3組の有効キー情報が定義されている。1組目の有効キー情報は、“phone”、“1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,#”である。この場合には、AccesskeyTypeが“phone”であるデバイスは、アクセスキーとして“1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,#”を設定できることを意味する。2組目の有効キー情報は、“smartphone”、“a−z”である。この場合には、AccesskeyTypeが“smartphone”であるデバイスは、アクセスキーとして全てのアルファベット“a−z”を設定できることを意味する。3組目の有効キー情報は、“keyboard”、“all”である。この場合には、AccesskeyTypeが“keyboard”であるデバイスは、アクセスキーとして全てのキーを設定できることを意味する。
【0057】
なお、有効キー定義ファイルは、支援サーバ20が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0058】
図9に、第2実施形態における支援サーバ20の機能構成を示す。第2実施形態における支援サーバ20は、図1に示す第1実施形態における支援サーバ20が有する各部に加え、割当変更部25をさらに備える。
【0059】
割当変更部25は、ユーザ端末10のUserAgentに基づいて、デバイスとしてのユーザ端末10に対応する有効キー情報を有効キー情報DBから抽出する。割当変更部25は、抽出部22によってコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーが、有効キー情報DBから抽出した有効キー情報に含まれているか否かを判定する。
【0060】
割当変更部25は、アクセスキーが有効キー情報に含まれてないと判定した場合に、既に割り当てられているアクセスキーを、有効キー情報に含まれるキーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する。未使用のキーであるか否かは、例えば、抽出部22によってコンテンツから抽出された全てのアクセスキー情報に含まれるアクセスキーと比較することで判別することができる。
【0061】
構成変更部23は、上述した第1実施形態と同様に、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報に基づいてアクセスキー情報をリスト化し、フレームコンテンツを生成する。したがって、割当変更部25によってアクセスキーが変更された場合には、構成変更部23は、変更後のアクセスキー情報をリスト化し、フレームコンテンツを生成することになる。
【0062】
次に、図面を参照して、第2実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5に示すコンテンツ取得要求に応じてコンテンツを提供する際の処理手順については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図10は、第2実施形態における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10に示すステップS301〜S308およびステップS310〜S312の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS309の有効キー判定処理について主に説明する。図11は、上記ステップS309における有効キー判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0063】
図10に示すステップS308でコンテンツからアクセスキー情報が抽出された後、図11に示すように、支援サーバ20の割当変更部25は、ユーザ端末10のUserAgentに基づいて、ユーザ端末10に対応する有効キー情報を有効キー情報DBから抽出する(ステップS401)。
【0064】
続いて、割当変更部25は、上記ステップS308でコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーが、上記ステップS401で有効キー情報DBから抽出された有効キー情報に含まれているか否かを判定する(ステップS402)。アクセスキーが有効キー情報に含まれている場合(ステップS402;YES)には、本有効キー判定処理を終了する。
【0065】
一方、アクセスキーが有効キー情報に含まれていない場合(ステップS402;NO)に、割当変更部25は、上記ステップS308でコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーを、上記ステップS401で有効キー情報DBから抽出された有効キー情報に含まれるキーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する(ステップS403)。そして、本有効キー判定処理を終了する。
【0066】
この後、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報(上記ステップS403でアクセスキーが変更された場合には、変更後のアクセスキー情報)をリスト化し(ステップS310)、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、リスト化したアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS311)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供される。
【0067】
上述してきたように、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ユーザ端末10に提供されるコンテンツで設定されたアクセスキーが、その端末10では利用できないキーである場合には、その端末10で利用可能な有効キーであって未使用のキーをアクセスキーに割り当て直すことができる。これにより、例えば、コンテンツで設定されたアクセスキーが“A”である場合には、携帯電話等のマルチデバイスではアクセスキーを利用できないことになるが、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、“A”をマルチデバイスで利用可能な有効キーに変更することができるため、アクセスキーを利用することが可能となる。
【0068】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第2実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20に機能が追加される点と、データベースサーバ30で管理されるデータベースが追加される点である。それ以外の構成については、第2実施形態(第1実施形態を含む)におけるコンテンツ表示システムの各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第2実施形態(第1実施形態を含む)との相違点について説明する。
【0069】
第3実施形態におけるデータベースサーバ30は、図2に示すコンフィグ情報DBおよび図7に示す有効キー情報DBに加え、高頻度利用キー情報DBをさらに管理する。高頻度利用キー情報DBは、ユーザを特定するユーザIDごとに収集されるアクセスキーとして利用頻度が高いキーに関する情報(以下、「高頻度利用キー情報」という。)を管理するデータベースである。
【0070】
図12を参照して、高頻度利用キー情報DBのデータ構成について説明する。高頻度利用キー情報DBは、ユーザIDごとに一のレコード(以下、「高頻度利用キー情報レコード」という。)を有する。高頻度利用キー情報レコードは、データ項目として、例えば、ユーザIDおよびKey1〜Key5を有する。ユーザIDには、ユーザ端末10を操作するユーザを特定する情報が格納される。Key1〜Key5には、アクセスキーに設定されたキーとそのアクセスキーの機能内容を表すキーワードとが対応付けられてそれぞれに格納される。Key1〜Key5の内容は、例えば、ユーザがアクセスキーを利用するたびに更新され、ユーザが利用したアクセスキーのうち過去の利用頻度が高いアクセスキーのキーとキーワードとが格納される。
【0071】
図13に、第3実施形態における支援サーバ20の機能構成を示す。第3実施形態における支援サーバ20は、図9に示す第2実施形態における支援サーバ20が有する各部に加え、キー割当部26をさらに備える。
【0072】
キー割当部26は、抽出部22によってアクセスキー情報が抽出されない場合に、以下の各処理を実行する。
【0073】
キー割当部26は、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報に含まれる各キーが、ユーザ端末10で利用できる有効なキーであるか否かを判定する。ユーザIDは、例えば、ユーザ端末10のUserAgentおよびCoolie情報を参照して特定する。キー割当部26は、高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーでない場合には、高頻度利用キー情報に含まれるキーを、ユーザ端末10で利用できる有効キーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する。有効なキーであるか否かを判定する手順や未使用のキーに変更する手順は、上述した第2実施形態における割当変更部25と同様の手順を採用することができる。
【0074】
キー割当部26は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツに、アクセスキーを設定可能なタグが存在するか否かを判定する。具体的には、例えば、アクセスキーを設定可能なタグを、図14に示す設定ファイルに予め登録しておき、キー割当部26は、この設定ファイルに登録されているタグを参照することで、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在するか否かを判定する。図14に示す設定ファイルでは、アクセスキーを設定可能なタグとして、“a”タグ、“area”タグ、“button”タグ、“input”タグ、“label”タグ、“legend”タグおよび“textarea”タグが登録されている。
【0075】
キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在すると判定した場合に、アクセスキーを設定可能なタグの記述中に、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報のキーワードが記述されているか否かを判定する。キー割当部26は、キーワードが記述されていると判定した場合に、そのキーワードに対応付けて記憶されているキーを、アクセスキーに割り当てるキーとして、アクセスキーを設定可能なタグに追記する。これにより、アクセスキーを設定可能なタグに、アクセスキーを割り当てることができる。キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグの記述に基づいて、アクセスキー情報を生成する。
【0076】
次に、図面を参照して、第3実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5に示すコンテンツ取得要求に応じてコンテンツを提供する際の処理手順については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図15は、第3実施形態における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図15に示すステップS501〜S508およびステップS510〜S512の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。また、図15に示すステップS509の処理は、第2実施形態において詳述したステップS309(図11のステップS401〜S403を含む)の処理(図10参照)と同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態および第2実施形態とは異なるステップS513のキー割当処理について説明する。図16は、上記ステップS513におけるキー割当処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0077】
図15に示すステップS507でコンテンツからアクセスキーを割り当てる属性が検出できなかった場合(ステップS507;NO)、図16に示すように、支援サーバ20のキー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在するか否かを判定する(ステップS601)。アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在しない場合(ステップS601;NO)には、本キー割当処理を終了する。
【0078】
一方、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在する場合(ステップS601;YES)に、キー割当部26は、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報に含まれるキーが、ユーザ端末10で利用できる有効なキーであるか否かを判定する(ステップS602)。高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーである場合(ステップS602;YES)には、後述するステップS604に処理を移行する。
【0079】
一方、高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーでない場合(ステップS602;NO)には、キー割当部26は、高頻度利用キー情報に含まれるキーを、ユーザ端末10で利用できる有効キーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する(ステップS603)。
【0080】
続いて、キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグの記述中に、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報のキーワードが記述されているか否かを判定する(ステップS604)。高頻度利用キー情報のキーワードが記述されていない場合(ステップS604;NO)には、本キー割当処理を終了する。
【0081】
一方、高頻度利用キー情報のキーワードが記述されている場合(ステップS604;YES)に、キー割当部26は、そのキーワードに対応付けて高頻度利用キー情報DBに記憶されているキーを、アクセスキーを設定可能なタグに追記することで、アクセスキーにキーを割り当て、アクセスキー情報を生成する(ステップS605)。そして、本キー割当処理を終了する。
【0082】
この後、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報(上記ステップS509でアクセスキーが変更された場合には変更後のアクセスキー情報、上記ステップS605でアクセスキー情報が生成された場合には生成されたアクセスキー情報)をリスト化し(ステップS510)、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、リスト化したアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS511)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供される。
【0083】
上述してきたように、第3実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ユーザ端末に提供されるコンテンツにアクセスキーが設定されていない場合であっても、アクセスキーを設定可能なタグを検出して、アクセスキーとしてユーザがよく利用するキーを割り当てることが可能となる。これにより、ユーザはアクセスキーを利用して快適にコンテンツを閲覧することが可能となる。
【0084】
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第1実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20の機能が一部変更になる点と、ユーザ端末10でコンテンツを表示する際の機能が追加される点である。それ以外の構成については、第1実施形態における装置の各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第1実施形態との相違点について説明する。
【0085】
第4実施形態におけるコンテンツ表示システム1は、支援サーバ20がアクセスキー情報をファイル化し、コンテンツに加えてアクセスキー情報ファイルをユーザ端末10に提供する点と、ユーザ端末10がアクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成し、コンテンツに対応させて表示可能とする点に特徴がある。
【0086】
図17に、第4実施形態における支援サーバ20およびユーザ端末10の機能構成を示す。第4実施形態における支援サーバ20は、図1に示す第1実施形態における支援サーバ20が有する構成変更部23の代わりに、ファイル生成部27を有する点で第1実施形態における支援サーバ20と異なる。
【0087】
ファイル生成部27は、抽出部22によってコンテンツから抽出されたアクセスキー情報を記述したファイル(以下、「アクセスキー情報ファイル」という。)を生成する。図18にアクセスキー情報ファイルの記述例を示す。図18に示すアクセスキー情報ファイルでは、“accesskey”タグ内に、key属性でアクセスキーが定義され、value属性でアクセスキーの機能内容が定義されている。
【0088】
なお、アクセスキー情報ファイルには、ユーザ端末10がアクセスキー情報をメニュー表示する際に必要となる情報が記述されていればよい。また、アクセスキー情報ファイルは、支援サーバ20およびユーザ端末10が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0089】
図17に示すように、ユーザ端末10は、表示制御部11を有する。表示制御部11は、支援サーバ20から提供されたアクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成する。表示制御部11は、支援サーバ20から提供されたコンテンツに対応付けてメニュー画面を表示させる。
【0090】
図19にメニュー画面の表示例を示す。図19に示す左側の画面には、支援サーバ20から提供されたコンテンツが表示され、下部には機能ボタンが表示されている。この機能ボタンがクリック(選択)されると、図19に示す右側の画面に移行する。図19に示す右側の画面には、アクセスキーに関するメニュー画面が、上記コンテンツの表示画面上に重ねて表示されている。
【0091】
次に、図面を参照して、第4実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図20は、コンテンツ表示システム1においてコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を示すシーケンスチャートである。なお、図20に示すステップS701およびS702の処理は、第1実施形態において説明したステップS101およびS102の処理(図1参照)と同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS703以降の処理手順について説明する。
【0092】
図20に示すように、支援サーバ20が、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを解析する解析処理を実行し(ステップS703)、コンテンツ取得要求に対する応答として解析処理後のコンテンツをユーザ端末10に送信する(ステップS704)。ここで、上記ステップS703の解析処理でアクセスキー情報ファイルが生成された場合には、コンテンツに加えて、アクセスキー情報ファイルがユーザ端末10に送信される。
【0093】
続いて、ユーザ端末10は、支援サーバ20から提供されたコンテンツにアクセスキー情報に関するメニュー画面の表示機能を追加する表示制御処理を実行する(ステップS705)。
【0094】
続いて、ユーザ端末10は、表示制御処理後のコンテンツをディスプレイに表示させる(ステップS706)。つまり、アクセスキー情報ファイルを受信した場合には、アクセスキー情報に関するメニュー画面の表示機能が追加されたコンテンツを表示させ、それ以外の場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツまたはエラーコンテンツを表示させる。
【0095】
図21は、上記ステップS703における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図21に示すステップS801〜S808およびステップS810の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S208およびステップS211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS809の処理について説明する。
【0096】
図21に示すステップS808においてアクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグからアクセスキー情報が抽出された後、支援サーバ20のファイル生成部27は、アクセスキー情報ファイルを生成する(ステップS809)。そして、本解析処理を終了する。
【0097】
図22は、上記ステップS705における表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0098】
図22に示すように、最初に、ユーザ端末10の表示制御部11は、コンテンツ取得要求に応じたコンテンツを支援サーバ20から受信した場合に、コンテンツと共にアクセスキー情報ファイルを受信したか否かを判定する(ステップS901)。アクセスキー情報ファイルを受信していない場合(ステップS901;NO)には、本表示制御処理を終了する。
【0099】
一方、アクセスキー情報ファイルを受信した場合(ステップS901;YES)に、表示制御部11は、アクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成する(ステップS902)。
【0100】
続いて、表示制御部11は、上記ステップS901で支援サーバ20から受信したコンテンツに、上記ステップS902で生成したメニュー画面を表示させる機能を追加する(ステップS903)。そして、本表示制御処理を終了する。
【0101】
上述してきたように、第4実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ディスプレイの表示領域が小さい端末やフレームコンテンツの表示機能を搭載していない端末であっても、メニュー画面を表示させることでアクセスキー情報を容易に把握させることが可能となる。
【0102】
なお、上述した各実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
【0103】
例えば、上述した各実施形態におけるコンテンツ表示システムは、ユーザ端末10と支援サーバ20とを備えているが、支援サーバ20が有する各機能をユーザ端末10に具備させることとしてもよい。この場合に、コンテンツ表示システムは、例えば、ユーザ端末10と、コンテンツサーバ40と、データベースサーバ30と、を備えればよい。また、データベースサーバ30が保有する各種のデータベースを支援サーバ20が保有することとしてもよい。この場合に、コンテンツ表示システムは、例えば、ユーザ端末10と、支援サーバ20と、コンテンツサーバ40と、を備えればよい。
【0104】
また、上述した各実施形態は適宜組み合わせることができる。例えば、上述した第3実施形態におけるコンテンツ表示システムは、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムに構成要素を追加することで説明しているが、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムに構成要素を追加することとしてもよい。具体的に、第3実施形態における支援サーバは、第1実施形態における支援サーバが有する各部に加え、キー割当部26をさらに備え、第3実施形態におけるデータベースサーバは、コンフィグ情報DBに加え、高頻度利用キー情報DBをさらに管理することとしてもよい。
【0105】
また、例えば、上述した第4実施形態におけるコンテンツ表示システムは、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成要素を一部変更および追加することで説明しているが、第2実施形態または第3実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成要素を一部変更および追加することとしてもよい。具体的に、第4実施形態における支援サーバは、第2実施形態または第3実施形態における支援サーバが有する構成変更部23の代わりに、ファイル生成部27を有し、第4実施形態におけるユーザ端末10は、表示制御部11を有することとしてもよい。
【符号の説明】
【0106】
1…コンテンツ表示システム、10…ユーザ端末、11…表示制御部、20…支援サーバ、21…取得部、22…抽出部、23…構成変更部、24…提供部、25…割当変更部、26…キー割当部、27…ファイル生成部、30…データベースサーバ、40…コンテンツサーバ。
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ユーザ端末からネットワーク上のコンテンツを要求して閲覧するコンテンツ表示システムでは、コンテンツにおけるアクセスキー/ショートカットキーの設定がコンテンツの管理者によって自由に行われている。そして、管理者によって設定されたアクセスキー/ショートカットキーの設定内容がコンテンツ上に表示されるように設計されている場合には、ユーザ端末の利用者はアクセスキー/ショートカットキーの情報を把握することができる。下記特許文献1および特許文献2には、ソフトウェアごとに設定可能なアクセスキー/ショートカットキーに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−23818号公報
【特許文献2】特開2007−280028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記コンテンツ表示システムでは、アクセスキー/ショートカットキーがコンテンツの管理者によって設定されるため、アクセスキー/ショートカットキーの情報がコンテンツ内に散在して表示されることがある。このような場合に、ユーザ端末の利用者は画面をスクロールする等してアクセスキー/ショートカットキーの情報を把握しなければならず、利便性に欠ける。一方、上記特許文献1では、アクセスキー/ショートカットキーの情報が予め端末内に登録されているソフトウェアが起動しているときに、そのソフトウェアに対応して登録されているアクセスキー/ショートカットキーの情報がディスプレイに表示される。したがって、例えばネットワーク上のコンテンツのように、予め端末内に登録されていないコンテンツを閲覧しているときには、コンテンツの管理者によって設定されたアクセスキー/ショートカットキーの情報を表示することができない。つまり、利用者は、アクセスキー/ショートカットキーの情報を容易に把握することができない。また、上記特許文献2では、コンテンツを表示しているときには、そもそもアクセスキー/ショートカットキーの情報を表示することができないため、利用者がコンテンツ閲覧中にアクセスキー/ショートカットキーの情報を容易に把握することはできない。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、表示対象のコンテンツにおいて設定されたアクセスキー/ショートカットキーの情報を、コンテンツ閲覧中に容易に把握させることができるコンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のコンテンツ表示支援サーバは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得部によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更部と、構成変更部によって変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、を備える。
【0007】
本発明のコンテンツ表示支援サーバは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、取得部によって取得されたコンテンツおよびファイル生成部によって生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、を備える。
【0008】
本発明のコンテンツ表示システムは、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、取得部によって取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、抽出部によって抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、取得部によって取得されたコンテンツおよびファイル生成部によって生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、提供部によって提供されたファイルに基づいてアクセスキー/ショートカットキーに関する情報のメニュー画面を生成し、当該メニュー画面を提供部によって提供されたコンテンツに対応付けて表示させる表示制御部と、を備える。
【0009】
本発明のコンテンツ表示支援方法は、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、取得ステップにおいて取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する構成変更ステップと、構成変更ステップにおいて変更された後のコンテンツを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、を含む。
【0010】
本発明のコンテンツ表示支援方法は、コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成ステップと、取得ステップにおいて取得されたコンテンツおよびファイル生成ステップにおいて生成されたファイルを、コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、を含む。
【0011】
本発明のコンテンツ表示支援プログラムは、上記コンテンツ表示支援方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、表示対象のコンテンツにおいて設定されたアクセスキーおよびショートカットキーの情報を、コンテンツ閲覧中に容易に把握させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成を例示するブロック図である。
【図2】コンフィグ情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図3】コンフィグファイルの内容を例示する図である。
【図4】フレームコンテンツの構成を例示する図である。
【図5】第1実施形態におけるコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を例示するシーケンスチャートである。
【図6】図5に示す解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図7】有効キー情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図8】有効キー定義ファイルの内容を例示する図である。
【図9】第2実施形態における支援サーバの機能構成を例示するブロック図である。
【図10】第2実施形態における解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図11】図10に示す有効キー判定処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図12】高頻度利用キー情報DBのデータ構成を例示する図である。
【図13】第3実施形態における支援サーバの機能構成を例示するブロック図である。
【図14】設定ファイルの内容を例示する図である。
【図15】第3実施形態における解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図16】図15に示すキー割当処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図17】第4実施形態における支援サーバおよびユーザ端末の機能構成を例示するブロック図である。
【図18】アクセスキー情報ファイルの内容を例示する図である。
【図19】アクセスキー情報に関するメニュー画面の表示例を示す図である。
【図20】第4実施形態におけるコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を例示するシーケンスチャートである。
【図21】図20に示す解析処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【図22】図20に示す表示制御処理の処理手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るコンテンツ表示支援サーバ、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示支援方法およびコンテンツ表示支援プログラムの好適な実施形態について説明する。
【0015】
[第1実施形態]
【0016】
図1を参照して、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成について説明する。コンテンツ表示システム1は、ユーザ端末10と、支援サーバ20と、データベースサーバ30と、コンテンツを格納するコンテンツサーバ40と、を有する。コンテンツとしては、ユーザ端末10で解釈してディスプレイに表示することができる言語で記述された情報が該当し、例えば、HTML(HyperText Markup Language)またはXML(Extensible Markup Language)で記述された情報が該当する。
【0017】
ユーザ端末10は、コンテンツ取得要求を支援サーバ20に送信し、このコンテンツ取得要求に応じて支援サーバ20から送信されるコンテンツをディスプレイに表示させる。ユーザ端末10は、コンテンツをディスプレイに表示させる機能として、例えばWebブラウザを搭載している。ユーザ端末10としては、例えば、データ送信時のヘッダ部分にUserAgentを含むPC(Personal Computer)、ノート型PC、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)が該当する。
【0018】
ユーザ端末10は、アクセスキー/ショートカットキーを設定する機能を有する。以下においては、説明の便宜のため、「アクセスキー/ショートカットキー」を、単に「アクセスキー」とのみ記載する。アクセスキーの設定は、例えば、HTMLやXMLのタグにaccesskey属性を記述して行う。なお、アクセスキーの設定はこれに限定されず、ユーザ端末10で解釈してディスプレイに表示させることができる言語で特定のキーに対応付けて当該キーを押下したときのイベントを設定することができればよい。
【0019】
HTMLのタグにaccesskey属性を記述してアクセスキーの設定を行った場合について、具体例を挙げて説明する。例えば、“<a href="test.html" accesskey=1>テスト</a>”と記述した場合には、アクセスキーとして“1”が設定され、アクセスキーの動作として“test.html”へのリンク接続が実行される。この場合には、キーボードの“1”が押下されたときに、“test.html”へのリンク接続が実行されることになる。
【0020】
データベースサーバ30は、各種のデータベースを管理する。各種のデータベースとして、例えば、コンフィグ情報DBがある。コンフィグ情報DBは、コンテンツからアクセスキーに関する情報(以下、「アクセスキー情報」という。)を抽出する際の諸条件を定めたコンフィグ情報を管理するデータベースである。
【0021】
図2を参照して、コンフィグ情報DBのデータ構成について説明する。コンフィグ情報DBは、ユーザエージェント(例えばWebブラウザ)およびコンテンツタイプ(例えばコンテンツのデータ形式)ごとに一のレコード(以下、「コンフィグ情報レコード」という。)を有する。コンフィグ情報レコードは、データ項目として、例えば、UserAgent、ContentTypeおよびConfigFile情報を有する。UserAgentには、ユーザエージェントを特定する情報が格納される。ContentTypeには、コンテンツタイプを特定する情報が格納される。ConfigFile情報には、コンフィグファイルの格納場所を特定する情報が格納される。
【0022】
コンフィグファイルには、例えば、コンテンツ設定名、コンテンツタイプ、アクセスキーを割り当てる属性、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報が格納される。図3を参照して、コンフィグファイルの内容を具体的に説明する。
【0023】
図3に示すコンフィグファイルには、コンテンツ設定名として、“HTML”が記述されている。コンテンツタイプとして、“text/html”が記述されている。アクセスキーを割り当てる属性として、“accesskey”が記述されている。アクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報として、タグ名と、タグ内からアクセスキー情報を抽出する際の範囲に関する抽出範囲情報と、アクセスキーの機能内容を表すキーワードに関するキーワード情報とを組にした、以下の3組の情報が記述されている。1組目の情報は、“a”タグ、“end−tag”および“text”であり、2組目の情報は、“area”タグ、“tag”および“alt,title”であり、3組目の情報は、“input”タグ、“tag”および“text[30]”である。
【0024】
1組目のように記述することで、“a”タグの開始タグから“a”タグの閉じタグまでをアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、“a”タグの開始タグと“a”タグの閉じタグとの間に記述されているテキスト文字をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。具体的に説明すると、例えば、HTMLコンテンツに、“sample<a href="./" accesskey="0" >HOME</a>end of page”という記述がある場合には、“<a href="./" accesskey="0">HOME</a>”がアクセスキー情報として抽出され、“HOME”がキーワード情報として抽出される。
【0025】
2組目のように記述することで、“area”タグ全体をアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、alt属性値またはtitle属性値(両方存在する場合にはalt属性値を優先する)をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。
【0026】
3組目のように記述することで、“input”タグ全体をアクセスキー情報を抽出する際の範囲とし、“input”タグの次に記述されている30文字以内のテキスト文字をアクセスキーのキーワードとする条件を設定することができる。具体的に説明すると、例えば、HTMLコンテンツに、“<input type=radio accesskey="6">test”という記述がある場合には、“<input type=radio accesskey="6">”がアクセスキー情報として抽出され、“test”がキーワード情報として抽出される。
【0027】
なお、コンフィグファイルは、支援サーバ20が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0028】
図1に示すように、支援サーバ20は、取得部21と、抽出部22と、構成変更部23と、提供部24と、を有する。取得部21は、ユーザ端末10から受信したコンテンツ取得要求に応じてコンテンツサーバ40に格納されているコンテンツを取得する。
【0029】
抽出部22は、取得部21によって取得されたコンテンツから、コンテンツに設定されたアクセスキー情報を抽出する。アクセスキー情報は、例えば以下のように抽出することができる。
【0030】
抽出部22は、コンテンツ取得要求に含まれるUserAgent、およびコンテンツのContentTypeに基づいて、データベースサーバ30のコンフィグ情報DBからUserAgentおよびContentTypeに対応するConfigFile情報を抽出する。抽出部22は、抽出したConfigFile情報に基づいてコンフィグファイルの内容を取得する。抽出部22は、取得したコンフィグファイルの内容から、アクセスキーを割り当てる属性、アクセスキーを割り当てる属性を含むタグ、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報を読み取る。
【0031】
抽出部22は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを先頭から読み取り、アクセスキーを割り当てる属性を検出した場合に、アクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグから、アクセスキー情報を抽出する。具体的に、抽出部22は、アクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグごとに設定される抽出範囲情報およびキーワード情報に基づいて、アクセスキー情報を抽出する。
【0032】
構成変更部23は、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報が、取得部21によって取得されたコンテンツに対応付けて表示されるようにコンテンツの構成を変更する。コンテンツの構成は、例えば、以下ように変更することができる。
【0033】
構成変更部23は、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報に基づいて、アクセスキー情報をリスト化する。具体的に、構成変更部23は、アクセスキーとして設定されたキーの値とアクセスキーに設定されたキーワードとの対応関係を示す一覧表を生成することで、アクセスキー情報をリスト化する。
【0034】
構成変更部23は、リスト化したアクセスキー情報と取得部21によって取得されたコンテンツとに基づいてフレームコンテンツを生成することで、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツの構成を変更する。フレームコンテンツの構成例としては、例えば、図4に示すように、上部のフレームUにリスト化したアクセスキー情報を配置し、下部のフレームDにコンテンツサーバ40から取得したコンテンツを配置したものが該当する。
【0035】
提供部24は、構成変更部23によって変更された後のコンテンツをユーザ端末10に送信することで、コンテンツ取得要求に応じたコンテンツをユーザ端末10に提供する。
【0036】
次に、図面を参照して、第1実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5は、コンテンツ表示システム1においてコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を示すシーケンスチャートである。
【0037】
図5に示すように、最初にユーザ端末10が、コンテンツ取得要求を支援サーバ20に送信する(ステップS101)。
【0038】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツ取得要求に対応するコンテンツをコンテンツサーバ40から取得する(ステップS102)。
【0039】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを解析する解析処理を実行する(ステップS103)。
【0040】
続いて、支援サーバ20が、コンテンツ取得要求に対する応答として解析処理後のコンテンツをユーザ端末10に送信する(ステップS104)。
【0041】
続いて、ユーザ端末10は、支援サーバ20から提供された解析処理後のコンテンツをディスプレイに表示させる(ステップS105)。つまり、アクセスキー情報がリスト化された場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツとリスト化されたアクセスキー情報とが組み込まれたフレームコンテンツを表示させ、それ以外の場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツまたはエラーコンテンツを表示させる。
【0042】
図6は、上記ステップS103における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0043】
図6に示すように、最初に、支援サーバ20の抽出部22は、コンテンツ取得要求に含まれるUserAgent、およびコンテンツサーバ40から取得したコンテンツのContentTypeに基づいて、データベースサーバ30のコンフィグ情報DBからUserAgentおよびContentTypeに対応するConfigFile情報を抽出する(ステップS201)。ConfigFile情報の抽出に失敗した場合(ステップS202;NO)に、支援サーバ20は、ユーザ端末10に提供するエラーコンテンツを生成し(ステップS211)、本解析処理を終了する。
【0044】
一方、ConfigFile情報の抽出に成功した場合(ステップS202;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、上記ステップS201で抽出したConfigFile情報に基づいてコンフィグファイルの内容を取得する(ステップS203)。
【0045】
続いて、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツが、上記ステップS203で取得されたコンフィグファイルのコンテンツ設定名と一致しないコンテンツである場合(ステップS204;NO)に、支援サーバ20は、本解析処理を終了する。この場合には、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツそのものが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0046】
一方、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツが、上記ステップS203で取得されたコンフィグファイルのコンテンツ設定名と一致するコンテンツである場合(ステップS204;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、コンフィグファイルの内容から、アクセスキーを割り当てる属性、アクセスキーを割り当てる属性を含むタグ、およびアクセスキーを割り当てる属性を記述可能なタグに関する情報を読み取る(ステップS205)。
【0047】
続いて、支援サーバ20の抽出部22は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを先頭から順次読み取り、上記ステップS205で読み取った情報に基づいてアクセスキーを割り当てる属性を検索する(ステップS206)。アクセスキーを割り当てる属性を検出できなかった場合(ステップS207;NO)に、支援サーバ20は、本解析処理を終了する。この場合には、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツそのものが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0048】
一方、アクセスキーを割り当てる属性を検出した場合(ステップS207;YES)に、支援サーバ20の抽出部22は、上記ステップS205で読み取った情報に基づいて、アクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグからアクセスキー情報を抽出する(ステップS208)。
【0049】
続いて、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報をリスト化する(ステップS209)。
【0050】
続いて、支援サーバ20の構成変更部23は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、上記ステップS209でリスト化されたアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS210)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供されることとなる。
【0051】
上述してきたように、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、Webページ内に散在して設定されたアクセスキー情報をコンテンツの上部にリスト化して表示させることができるため、ユーザ端末10でコンテンツを表示しているときにアクセスキー情報を一目で容易に把握させることが可能となる。また、コンテンツの管理者は、アクセスキー情報を表示させる仕組みをコンテンツに組み込む必要がなくなるため、管理者の手間を省くことが可能となる。
【0052】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第1実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20に機能が追加される点と、データベースサーバ30で管理されるデータベースが追加される点である。それ以外の構成については、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第1実施形態との相違点について説明する。
【0053】
第2実施形態におけるデータベースサーバ30は、図2に示すコンフィグ情報DBに加え、有効キー情報DBをさらに管理する。有効キー情報DBは、デバイスごとに規定されているアクセスキーとして設定可能なキーに関する情報(以下、「有効キー情報」という。)を管理するデータベースである。
【0054】
図7を参照して、有効キー情報DBのデータ構成について説明する。有効キー情報DBは、デバイスごとに一のレコード(以下、「有効キー情報レコード」という。)を有する。有効キー情報レコードは、データ項目として、例えば、デバイスおよびAccesskeyTypeを有する。デバイスには、UserAgentにより判別可能なデバイスを特定する情報が格納される。AccesskeyTypeには、有効キー情報を特定する情報が格納される。
【0055】
有効キー情報は、例えば、図8に示す有効キー定義ファイルで定義することができる。有効キー定義ファイルには、例えば、アクセスキータイプ名およびアクセスキーが定義される。アクセスキータイプ名では、図7に示す有効キー情報レコードのAccesskeyTypeを定義する。アクセスキーでは、有効キーを定義する。図8を参照して、有効キー定義ファイルの内容を具体的に説明する。
【0056】
図8に示す有効キー定義ファイルには、3組の有効キー情報が定義されている。1組目の有効キー情報は、“phone”、“1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,#”である。この場合には、AccesskeyTypeが“phone”であるデバイスは、アクセスキーとして“1,2,3,4,5,6,7,8,9,*,#”を設定できることを意味する。2組目の有効キー情報は、“smartphone”、“a−z”である。この場合には、AccesskeyTypeが“smartphone”であるデバイスは、アクセスキーとして全てのアルファベット“a−z”を設定できることを意味する。3組目の有効キー情報は、“keyboard”、“all”である。この場合には、AccesskeyTypeが“keyboard”であるデバイスは、アクセスキーとして全てのキーを設定できることを意味する。
【0057】
なお、有効キー定義ファイルは、支援サーバ20が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0058】
図9に、第2実施形態における支援サーバ20の機能構成を示す。第2実施形態における支援サーバ20は、図1に示す第1実施形態における支援サーバ20が有する各部に加え、割当変更部25をさらに備える。
【0059】
割当変更部25は、ユーザ端末10のUserAgentに基づいて、デバイスとしてのユーザ端末10に対応する有効キー情報を有効キー情報DBから抽出する。割当変更部25は、抽出部22によってコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーが、有効キー情報DBから抽出した有効キー情報に含まれているか否かを判定する。
【0060】
割当変更部25は、アクセスキーが有効キー情報に含まれてないと判定した場合に、既に割り当てられているアクセスキーを、有効キー情報に含まれるキーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する。未使用のキーであるか否かは、例えば、抽出部22によってコンテンツから抽出された全てのアクセスキー情報に含まれるアクセスキーと比較することで判別することができる。
【0061】
構成変更部23は、上述した第1実施形態と同様に、抽出部22によって抽出されたアクセスキー情報に基づいてアクセスキー情報をリスト化し、フレームコンテンツを生成する。したがって、割当変更部25によってアクセスキーが変更された場合には、構成変更部23は、変更後のアクセスキー情報をリスト化し、フレームコンテンツを生成することになる。
【0062】
次に、図面を参照して、第2実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5に示すコンテンツ取得要求に応じてコンテンツを提供する際の処理手順については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図10は、第2実施形態における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10に示すステップS301〜S308およびステップS310〜S312の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS309の有効キー判定処理について主に説明する。図11は、上記ステップS309における有効キー判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0063】
図10に示すステップS308でコンテンツからアクセスキー情報が抽出された後、図11に示すように、支援サーバ20の割当変更部25は、ユーザ端末10のUserAgentに基づいて、ユーザ端末10に対応する有効キー情報を有効キー情報DBから抽出する(ステップS401)。
【0064】
続いて、割当変更部25は、上記ステップS308でコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーが、上記ステップS401で有効キー情報DBから抽出された有効キー情報に含まれているか否かを判定する(ステップS402)。アクセスキーが有効キー情報に含まれている場合(ステップS402;YES)には、本有効キー判定処理を終了する。
【0065】
一方、アクセスキーが有効キー情報に含まれていない場合(ステップS402;NO)に、割当変更部25は、上記ステップS308でコンテンツから抽出されたアクセスキー情報に含まれるアクセスキーを、上記ステップS401で有効キー情報DBから抽出された有効キー情報に含まれるキーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する(ステップS403)。そして、本有効キー判定処理を終了する。
【0066】
この後、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報(上記ステップS403でアクセスキーが変更された場合には、変更後のアクセスキー情報)をリスト化し(ステップS310)、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、リスト化したアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS311)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供される。
【0067】
上述してきたように、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ユーザ端末10に提供されるコンテンツで設定されたアクセスキーが、その端末10では利用できないキーである場合には、その端末10で利用可能な有効キーであって未使用のキーをアクセスキーに割り当て直すことができる。これにより、例えば、コンテンツで設定されたアクセスキーが“A”である場合には、携帯電話等のマルチデバイスではアクセスキーを利用できないことになるが、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、“A”をマルチデバイスで利用可能な有効キーに変更することができるため、アクセスキーを利用することが可能となる。
【0068】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第2実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20に機能が追加される点と、データベースサーバ30で管理されるデータベースが追加される点である。それ以外の構成については、第2実施形態(第1実施形態を含む)におけるコンテンツ表示システムの各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第2実施形態(第1実施形態を含む)との相違点について説明する。
【0069】
第3実施形態におけるデータベースサーバ30は、図2に示すコンフィグ情報DBおよび図7に示す有効キー情報DBに加え、高頻度利用キー情報DBをさらに管理する。高頻度利用キー情報DBは、ユーザを特定するユーザIDごとに収集されるアクセスキーとして利用頻度が高いキーに関する情報(以下、「高頻度利用キー情報」という。)を管理するデータベースである。
【0070】
図12を参照して、高頻度利用キー情報DBのデータ構成について説明する。高頻度利用キー情報DBは、ユーザIDごとに一のレコード(以下、「高頻度利用キー情報レコード」という。)を有する。高頻度利用キー情報レコードは、データ項目として、例えば、ユーザIDおよびKey1〜Key5を有する。ユーザIDには、ユーザ端末10を操作するユーザを特定する情報が格納される。Key1〜Key5には、アクセスキーに設定されたキーとそのアクセスキーの機能内容を表すキーワードとが対応付けられてそれぞれに格納される。Key1〜Key5の内容は、例えば、ユーザがアクセスキーを利用するたびに更新され、ユーザが利用したアクセスキーのうち過去の利用頻度が高いアクセスキーのキーとキーワードとが格納される。
【0071】
図13に、第3実施形態における支援サーバ20の機能構成を示す。第3実施形態における支援サーバ20は、図9に示す第2実施形態における支援サーバ20が有する各部に加え、キー割当部26をさらに備える。
【0072】
キー割当部26は、抽出部22によってアクセスキー情報が抽出されない場合に、以下の各処理を実行する。
【0073】
キー割当部26は、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報に含まれる各キーが、ユーザ端末10で利用できる有効なキーであるか否かを判定する。ユーザIDは、例えば、ユーザ端末10のUserAgentおよびCoolie情報を参照して特定する。キー割当部26は、高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーでない場合には、高頻度利用キー情報に含まれるキーを、ユーザ端末10で利用できる有効キーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する。有効なキーであるか否かを判定する手順や未使用のキーに変更する手順は、上述した第2実施形態における割当変更部25と同様の手順を採用することができる。
【0074】
キー割当部26は、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツに、アクセスキーを設定可能なタグが存在するか否かを判定する。具体的には、例えば、アクセスキーを設定可能なタグを、図14に示す設定ファイルに予め登録しておき、キー割当部26は、この設定ファイルに登録されているタグを参照することで、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在するか否かを判定する。図14に示す設定ファイルでは、アクセスキーを設定可能なタグとして、“a”タグ、“area”タグ、“button”タグ、“input”タグ、“label”タグ、“legend”タグおよび“textarea”タグが登録されている。
【0075】
キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在すると判定した場合に、アクセスキーを設定可能なタグの記述中に、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報のキーワードが記述されているか否かを判定する。キー割当部26は、キーワードが記述されていると判定した場合に、そのキーワードに対応付けて記憶されているキーを、アクセスキーに割り当てるキーとして、アクセスキーを設定可能なタグに追記する。これにより、アクセスキーを設定可能なタグに、アクセスキーを割り当てることができる。キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグの記述に基づいて、アクセスキー情報を生成する。
【0076】
次に、図面を参照して、第3実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図5に示すコンテンツ取得要求に応じてコンテンツを提供する際の処理手順については、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。図15は、第3実施形態における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図15に示すステップS501〜S508およびステップS510〜S512の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。また、図15に示すステップS509の処理は、第2実施形態において詳述したステップS309(図11のステップS401〜S403を含む)の処理(図10参照)と同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態および第2実施形態とは異なるステップS513のキー割当処理について説明する。図16は、上記ステップS513におけるキー割当処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0077】
図15に示すステップS507でコンテンツからアクセスキーを割り当てる属性が検出できなかった場合(ステップS507;NO)、図16に示すように、支援サーバ20のキー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在するか否かを判定する(ステップS601)。アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在しない場合(ステップS601;NO)には、本キー割当処理を終了する。
【0078】
一方、アクセスキーを設定可能なタグがコンテンツに存在する場合(ステップS601;YES)に、キー割当部26は、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報に含まれるキーが、ユーザ端末10で利用できる有効なキーであるか否かを判定する(ステップS602)。高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーである場合(ステップS602;YES)には、後述するステップS604に処理を移行する。
【0079】
一方、高頻度利用キー情報に含まれるキーが有効なキーでない場合(ステップS602;NO)には、キー割当部26は、高頻度利用キー情報に含まれるキーを、ユーザ端末10で利用できる有効キーのうち未だアクセスキーに割り当てられていない未使用のキーに変更する(ステップS603)。
【0080】
続いて、キー割当部26は、アクセスキーを設定可能なタグの記述中に、ユーザ端末10のユーザIDに対応する高頻度利用キー情報のキーワードが記述されているか否かを判定する(ステップS604)。高頻度利用キー情報のキーワードが記述されていない場合(ステップS604;NO)には、本キー割当処理を終了する。
【0081】
一方、高頻度利用キー情報のキーワードが記述されている場合(ステップS604;YES)に、キー割当部26は、そのキーワードに対応付けて高頻度利用キー情報DBに記憶されているキーを、アクセスキーを設定可能なタグに追記することで、アクセスキーにキーを割り当て、アクセスキー情報を生成する(ステップS605)。そして、本キー割当処理を終了する。
【0082】
この後、支援サーバ20の構成変更部23は、抽出したアクセスキー情報(上記ステップS509でアクセスキーが変更された場合には変更後のアクセスキー情報、上記ステップS605でアクセスキー情報が生成された場合には生成されたアクセスキー情報)をリスト化し(ステップS510)、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツと、リスト化したアクセスキー情報とに基づいて、フレームコンテンツを生成する(ステップS511)。これにより、リスト化されたアクセスキー情報を含むフレームコンテンツが、ユーザ端末10に提供される。
【0083】
上述してきたように、第3実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ユーザ端末に提供されるコンテンツにアクセスキーが設定されていない場合であっても、アクセスキーを設定可能なタグを検出して、アクセスキーとしてユーザがよく利用するキーを割り当てることが可能となる。これにより、ユーザはアクセスキーを利用して快適にコンテンツを閲覧することが可能となる。
【0084】
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態におけるコンテンツ表示システムが、上述した第1実施形態におけるコンテンツ表示システムと相違する点は、支援サーバ20の機能が一部変更になる点と、ユーザ端末10でコンテンツを表示する際の機能が追加される点である。それ以外の構成については、第1実施形態における装置の各構成と同様であるため、各構成要素には同一の符合を付し、その説明は省略するとともに、以下においては、主に第1実施形態との相違点について説明する。
【0085】
第4実施形態におけるコンテンツ表示システム1は、支援サーバ20がアクセスキー情報をファイル化し、コンテンツに加えてアクセスキー情報ファイルをユーザ端末10に提供する点と、ユーザ端末10がアクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成し、コンテンツに対応させて表示可能とする点に特徴がある。
【0086】
図17に、第4実施形態における支援サーバ20およびユーザ端末10の機能構成を示す。第4実施形態における支援サーバ20は、図1に示す第1実施形態における支援サーバ20が有する構成変更部23の代わりに、ファイル生成部27を有する点で第1実施形態における支援サーバ20と異なる。
【0087】
ファイル生成部27は、抽出部22によってコンテンツから抽出されたアクセスキー情報を記述したファイル(以下、「アクセスキー情報ファイル」という。)を生成する。図18にアクセスキー情報ファイルの記述例を示す。図18に示すアクセスキー情報ファイルでは、“accesskey”タグ内に、key属性でアクセスキーが定義され、value属性でアクセスキーの機能内容が定義されている。
【0088】
なお、アクセスキー情報ファイルには、ユーザ端末10がアクセスキー情報をメニュー表示する際に必要となる情報が記述されていればよい。また、アクセスキー情報ファイルは、支援サーバ20およびユーザ端末10が読み取り可能な形式であればよく、例えば、HTML形式やXML形式を採用することができる。
【0089】
図17に示すように、ユーザ端末10は、表示制御部11を有する。表示制御部11は、支援サーバ20から提供されたアクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成する。表示制御部11は、支援サーバ20から提供されたコンテンツに対応付けてメニュー画面を表示させる。
【0090】
図19にメニュー画面の表示例を示す。図19に示す左側の画面には、支援サーバ20から提供されたコンテンツが表示され、下部には機能ボタンが表示されている。この機能ボタンがクリック(選択)されると、図19に示す右側の画面に移行する。図19に示す右側の画面には、アクセスキーに関するメニュー画面が、上記コンテンツの表示画面上に重ねて表示されている。
【0091】
次に、図面を参照して、第4実施形態におけるコンテンツ表示システム1の動作について説明する。図20は、コンテンツ表示システム1においてコンテンツ取得要求に応じてコンテンツが提供される際の処理手順を示すシーケンスチャートである。なお、図20に示すステップS701およびS702の処理は、第1実施形態において説明したステップS101およびS102の処理(図1参照)と同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS703以降の処理手順について説明する。
【0092】
図20に示すように、支援サーバ20が、コンテンツサーバ40から取得したコンテンツを解析する解析処理を実行し(ステップS703)、コンテンツ取得要求に対する応答として解析処理後のコンテンツをユーザ端末10に送信する(ステップS704)。ここで、上記ステップS703の解析処理でアクセスキー情報ファイルが生成された場合には、コンテンツに加えて、アクセスキー情報ファイルがユーザ端末10に送信される。
【0093】
続いて、ユーザ端末10は、支援サーバ20から提供されたコンテンツにアクセスキー情報に関するメニュー画面の表示機能を追加する表示制御処理を実行する(ステップS705)。
【0094】
続いて、ユーザ端末10は、表示制御処理後のコンテンツをディスプレイに表示させる(ステップS706)。つまり、アクセスキー情報ファイルを受信した場合には、アクセスキー情報に関するメニュー画面の表示機能が追加されたコンテンツを表示させ、それ以外の場合にはコンテンツ取得要求に対応するコンテンツまたはエラーコンテンツを表示させる。
【0095】
図21は、上記ステップS703における解析処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図21に示すステップS801〜S808およびステップS810の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS201〜S208およびステップS211の各処理(図6参照)とそれぞれ同一であるため、その説明を省略する。以下においては、第1実施形態とは異なるステップS809の処理について説明する。
【0096】
図21に示すステップS808においてアクセスキーを割り当てる属性を含んでいるタグからアクセスキー情報が抽出された後、支援サーバ20のファイル生成部27は、アクセスキー情報ファイルを生成する(ステップS809)。そして、本解析処理を終了する。
【0097】
図22は、上記ステップS705における表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0098】
図22に示すように、最初に、ユーザ端末10の表示制御部11は、コンテンツ取得要求に応じたコンテンツを支援サーバ20から受信した場合に、コンテンツと共にアクセスキー情報ファイルを受信したか否かを判定する(ステップS901)。アクセスキー情報ファイルを受信していない場合(ステップS901;NO)には、本表示制御処理を終了する。
【0099】
一方、アクセスキー情報ファイルを受信した場合(ステップS901;YES)に、表示制御部11は、アクセスキー情報ファイルに基づいてアクセスキー情報に関するメニュー画面を生成する(ステップS902)。
【0100】
続いて、表示制御部11は、上記ステップS901で支援サーバ20から受信したコンテンツに、上記ステップS902で生成したメニュー画面を表示させる機能を追加する(ステップS903)。そして、本表示制御処理を終了する。
【0101】
上述してきたように、第4実施形態におけるコンテンツ表示システムによれば、ディスプレイの表示領域が小さい端末やフレームコンテンツの表示機能を搭載していない端末であっても、メニュー画面を表示させることでアクセスキー情報を容易に把握させることが可能となる。
【0102】
なお、上述した各実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
【0103】
例えば、上述した各実施形態におけるコンテンツ表示システムは、ユーザ端末10と支援サーバ20とを備えているが、支援サーバ20が有する各機能をユーザ端末10に具備させることとしてもよい。この場合に、コンテンツ表示システムは、例えば、ユーザ端末10と、コンテンツサーバ40と、データベースサーバ30と、を備えればよい。また、データベースサーバ30が保有する各種のデータベースを支援サーバ20が保有することとしてもよい。この場合に、コンテンツ表示システムは、例えば、ユーザ端末10と、支援サーバ20と、コンテンツサーバ40と、を備えればよい。
【0104】
また、上述した各実施形態は適宜組み合わせることができる。例えば、上述した第3実施形態におけるコンテンツ表示システムは、第2実施形態におけるコンテンツ表示システムに構成要素を追加することで説明しているが、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムに構成要素を追加することとしてもよい。具体的に、第3実施形態における支援サーバは、第1実施形態における支援サーバが有する各部に加え、キー割当部26をさらに備え、第3実施形態におけるデータベースサーバは、コンフィグ情報DBに加え、高頻度利用キー情報DBをさらに管理することとしてもよい。
【0105】
また、例えば、上述した第4実施形態におけるコンテンツ表示システムは、第1実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成要素を一部変更および追加することで説明しているが、第2実施形態または第3実施形態におけるコンテンツ表示システムの構成要素を一部変更および追加することとしてもよい。具体的に、第4実施形態における支援サーバは、第2実施形態または第3実施形態における支援サーバが有する構成変更部23の代わりに、ファイル生成部27を有し、第4実施形態におけるユーザ端末10は、表示制御部11を有することとしてもよい。
【符号の説明】
【0106】
1…コンテンツ表示システム、10…ユーザ端末、11…表示制御部、20…支援サーバ、21…取得部、22…抽出部、23…構成変更部、24…提供部、25…割当変更部、26…キー割当部、27…ファイル生成部、30…データベースサーバ、40…コンテンツサーバ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更部と、
前記構成変更部によって変更された後の前記コンテンツを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項2】
前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当て可能なキーに関する有効キー情報を記憶する有効キー情報記憶部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報に含まれる前記アクセスキー/ショートカットキーが、前記有効キー情報記憶部に記憶された前記有効キー情報に含まれていない場合に、当該アクセスキー/ショートカットキーに対して前記有効キー情報に含まれるキーのうち未使用のキーを割り当て直す割当変更部と、をさらに備え、
前記構成変更部は、前記割当変更部によって割り当て直された前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する、ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項3】
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて、当該ユーザによる利用頻度の高い前記アクセスキー/ショートカットキーに関する高頻度利用キー情報を記憶する高頻度利用キー情報記憶部と、
前記抽出部によって前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が抽出されない場合であって、かつ、前記コンテンツ中に前記アクセスキー/ショートカットキーを設定可能な記述が存在する場合に、前記高頻度利用キー情報記憶部に記憶された前記高頻度利用キー情報に含まれるキーを前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当てる割当部と、をさらに備え、
前記構成変更部は、前記割当部によって割り当てられた前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する、ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項4】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成部によって生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項5】
前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当て可能なキーに関する有効キー情報を記憶する有効キー情報記憶部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報に含まれる前記アクセスキー/ショートカットキーが、前記有効キー情報記憶部に記憶された前記有効キー情報に含まれていない場合に、当該アクセスキー/ショートカットキーに対して前記有効キー情報に含まれるキーのうち未使用のキーを割り当て直す割当変更部と、をさらに備え、
前記ファイル生成部は、前記割当変更部によって割り当て直された前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成する、ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項6】
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて、当該ユーザによる利用頻度の高い前記アクセスキー/ショートカットキーに関する高頻度利用キー情報を記憶する高頻度利用キー情報記憶部と、
前記抽出部によって前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が抽出されない場合であって、かつ、前記コンテンツ中に前記アクセスキー/ショートカットキーを設定可能な記述が存在する場合に、前記高頻度利用キー情報記憶部に記憶された前記高頻度利用キー情報に含まれるキーを前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当てる割当部と、をさらに備え、
前記ファイル生成部は、前記割当部によって割り当てられた前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成する、ことを特徴とする請求項5記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項7】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成部によって生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
前記提供部によって提供された前記ファイルに基づいてアクセスキー/ショートカットキーに関する情報のメニュー画面を生成し、当該メニュー画面を前記提供部によって提供された前記コンテンツに対応付けて表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示システム。
【請求項8】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更ステップと、
前記構成変更ステップにおいて変更された後の前記コンテンツを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ表示支援方法。
【請求項9】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成ステップにおいて生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ表示支援方法。
【請求項10】
請求項8または9に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンテンツ表示支援プログラム。
【請求項1】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更部と、
前記構成変更部によって変更された後の前記コンテンツを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項2】
前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当て可能なキーに関する有効キー情報を記憶する有効キー情報記憶部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報に含まれる前記アクセスキー/ショートカットキーが、前記有効キー情報記憶部に記憶された前記有効キー情報に含まれていない場合に、当該アクセスキー/ショートカットキーに対して前記有効キー情報に含まれるキーのうち未使用のキーを割り当て直す割当変更部と、をさらに備え、
前記構成変更部は、前記割当変更部によって割り当て直された前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する、ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項3】
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて、当該ユーザによる利用頻度の高い前記アクセスキー/ショートカットキーに関する高頻度利用キー情報を記憶する高頻度利用キー情報記憶部と、
前記抽出部によって前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が抽出されない場合であって、かつ、前記コンテンツ中に前記アクセスキー/ショートカットキーを設定可能な記述が存在する場合に、前記高頻度利用キー情報記憶部に記憶された前記高頻度利用キー情報に含まれるキーを前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当てる割当部と、をさらに備え、
前記構成変更部は、前記割当部によって割り当てられた前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得部によって取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する、ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項4】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成部によって生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項5】
前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当て可能なキーに関する有効キー情報を記憶する有効キー情報記憶部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報に含まれる前記アクセスキー/ショートカットキーが、前記有効キー情報記憶部に記憶された前記有効キー情報に含まれていない場合に、当該アクセスキー/ショートカットキーに対して前記有効キー情報に含まれるキーのうち未使用のキーを割り当て直す割当変更部と、をさらに備え、
前記ファイル生成部は、前記割当変更部によって割り当て直された前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成する、ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項6】
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けて、当該ユーザによる利用頻度の高い前記アクセスキー/ショートカットキーに関する高頻度利用キー情報を記憶する高頻度利用キー情報記憶部と、
前記抽出部によって前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が抽出されない場合であって、かつ、前記コンテンツ中に前記アクセスキー/ショートカットキーを設定可能な記述が存在する場合に、前記高頻度利用キー情報記憶部に記憶された前記高頻度利用キー情報に含まれるキーを前記アクセスキー/ショートカットキーに割り当てる割当部と、をさらに備え、
前記ファイル生成部は、前記割当部によって割り当てられた前記アクセスキー/ショートカットキーを含む前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成する、ことを特徴とする請求項5記載のコンテンツ表示支援サーバ。
【請求項7】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成部と、
前記取得部によって取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成部によって生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供部と、
前記提供部によって提供された前記ファイルに基づいてアクセスキー/ショートカットキーに関する情報のメニュー画面を生成し、当該メニュー画面を前記提供部によって提供された前記コンテンツに対応付けて表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とするコンテンツ表示システム。
【請求項8】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報が、前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツに対応付けて表示されるように前記コンテンツの構成を変更する構成変更ステップと、
前記構成変更ステップにおいて変更された後の前記コンテンツを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ表示支援方法。
【請求項9】
コンテンツ取得要求に応じてネットワーク上のコンテンツサーバに格納されているコンテンツを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツから、当該コンテンツに設定されたアクセスキー/ショートカットキーに関する情報を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにおいて抽出された前記アクセスキー/ショートカットキーに関する情報を記述したファイルを生成するファイル生成ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記コンテンツおよび前記ファイル生成ステップにおいて生成された前記ファイルを、前記コンテンツ取得要求に対する応答として提供する提供ステップと、
を含むことを特徴とするコンテンツ表示支援方法。
【請求項10】
請求項8または9に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンテンツ表示支援プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図4】
【図19】
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図4】
【図19】
【公開番号】特開2011−141669(P2011−141669A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−1290(P2010−1290)
【出願日】平成22年1月6日(2010.1.6)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年1月6日(2010.1.6)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
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