説明

コンロ

【課題】 着火器を別途用意しなくても炭に対して容易に着火を行うことができる炭用のコンロを提供すること。
【解決手段】 コンロ本体110に着脱自在に取り付けられるトレー130を、第一の部材131及び第二の部材132により形成し、これらを回動自在に連結する。
そして、このトレー130をコンロ本体110に取り付けた状態で、第一の部材131と第二の部材132をコンロ本体110の上方に直立させることで下方及び側方を囲み、炭に着火を行うための着火領域を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンロに関し、主に屋外で使用される炭用のコンロに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、屋外などでバーベキュー等を行うために、炭用のコンロが使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載されているように(図13参照)、炭用のコンロ700は、炭を入れる本体701に、網702を載せることにより、網702の上に載せた食物を炭火で焼くことができるようにされている。
【0004】
ここで、このような炭用のコンロ700を使用する際には、炭に着火しなければならないが、炭に着火するのは困難で、時間と労力が非常に掛かる作業であった。
【0005】
そこで、例えば、特許文献2に記載されているような着火器800が使用されている(図14参照)。
【0006】
着火器800は、上下端が開口された円筒状に形成されており、その側面に通気孔801が形成されており、この着火器800をコンロ700の本体701の上に置き、この着火器800の内部で薪等を燃やして熾き火とし、その上に炭をおくことで、着火器800の内部の温度が高温となり、かつ、着火器800の下方から上方に向かって上昇気流が生じるため、炭に容易に着火を行うことができるようにされている。
【特許文献1】特開2003−164381号公報
【特許文献2】特開平8−178284号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来例では、炭用のコンロ700の他に着火器800を用意しなければならず、炭用のコンロ700が主に屋外で使用されることを考慮すると、荷物が増えて不便であった。
【0008】
また、着火を行った後の着火器800は非常に高温となるので、取り扱いに注意を要する。
【0009】
さらに、着火を行う際には、多くの煤が発生するため、着火器800の内部に煤が付着し、これを洗浄するのにも大変な労力が必要とされていた。
【0010】
そこで、本発明は、このような着火器800を別途用意しなくても炭に対して容易に着火を行うことができる炭用のコンロを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以上の課題を解決するため、本発明は、側方を囲み、少なくとも上方が開口された内部空間を有するコンロ本体と、前記コンロ本体に着脱自在にされ、前記内部空間を塞ぐことができるトレーと、を備え、前記トレーに載せられた炭により加熱調理を行うことができるようにしたコンロであって、前記トレーは、少なくとも二以上の部材を相互に回動自在に連結することにより形成されており、前記トレーを前記コンロ本体に取り付けた状態で、前記部材を相互に回動させることにより、前記部材を用いて下方及び側方を覆うことで、炭に着火を行うための着火領域を形成することができるようにしたことを特徴とするコンロを提供する。
【0012】
このように、回動自在に連結された二以上の部材により下方及び側方を囲み、着火領域を形成することで、この着火領域内において薪等を燃やして熾き火とし、その上に炭をおくことにより、着火領域の内部の温度が高温となるため、炭に容易に着火を行うことができるようになる。
【0013】
また、このようにトレー自体を着火器として用いることができるため、着火器を別途用意する必要もなくなる。
【0014】
なお、着火領域を囲む部材には、通気用の貫通孔を形成するのが望ましいが、この貫通孔については、着火領域の下方に設けることにより、この着火領域内に上昇気流が生ずるため、熾き火の上に置かれた炭が熱風にあおられ、容易に着火される。
【0015】
コンロ本体とトレーとは、連結部材を介して着脱自在にすることも可能であり、この場合には、トレーを形成する部材を、軸部材を介して連結部材に回動自在に取り付けることで、相互に回動自在にするのが望ましい。
【0016】
ここで、着火領域については、トレーを形成する部材により着火領域の下方及び側方を囲めばどのような態様のものであってもよいが、例えば、トレーを、第一の部材と第二の部材とにより形成し、これらの第一の部材と第二の部材とは、それぞれ、底面用部材と、壁面用部材と、をそれぞれ有しており、この底面用部材は、四辺形に形成されており、その一辺側においてこの一辺と軸線とが平行となるように第一の部材と第二の部材とは回動自在に連結されており、壁面用部材は、この一辺以外の三辺から一方向に向かって延びるように形成されており、これらの第一の部材及び第二の部材をコンロ本体の上方に向かって回動させることにより、底面用部材及び壁面用部材で下方及び側方を囲み、着火領域を形成することができる。
【0017】
また、トレーを、第一の部材と第二の部材とにより形成し、これらの第一の部材と第二の部材とは、それぞれ、底面用部材と、壁面用部材と、をそれぞれ有しており、底面用部材は、半円形に形成されており、その直径方向に延びる直線側において、この直線と軸線とが平行となるように第一の部材と第二の部材とは回動自在に連結されており、壁面用部材は、底面用部材の半円形の周縁から一方向に向かって延び、かつ、この周縁に沿った湾曲面となるように形成されており、第一の部材及び第二の部材を前記コンロ本体の上方に向かって回動させることにより、底面用部材及び壁面用部材で下方及び側方を囲い、着火領域を形成することができる。
【0018】
ここで、壁面用部材の内側面は、この壁面用部材に対して所定の間隔が空くような内壁用部材により覆い、壁面用部材に形成する貫通孔と、内壁用部材に形成する貫通孔とを相互に重ならない位置に形成することで、炭を燃やした灰や燃えかす等がこの貫通孔を介してコンロの下に落ちてしまうことを防止することができる。
【0019】
また、底面用部材の下方には、その下方を覆う灰受け用部材をこの底面用部材から所定の間隔を離して設けておくことで、第一の部材及び第二の部材を回動させた際に、炭の灰や燃えかす等を灰受け用部材に集めることができるようになる。
【0020】
ここで、第一の部材及び第二の部材は、それぞれに対応して設けられているレバーを介して相互に回動させることができるようにしてもよく、また、何れか一方に対応させて設けてレバーを設け、この一方の側を連動させると他方の側もこれに連動して回動されるようにすることもできる。
【0021】
さらに、第一の部材及び第二の部材を、電動モータを介して回動させることも可能である。
【0022】
また、トレーを、底面部と、この底面部に対して回動自在に連結された第一の側面部と、この第一の側面部に対向する位置において前記底面部に対して回動自在に連結された第二の側面部と、により形成し、これらの第一の側面部及び第二の側面部は、それぞれ第一の面と、この第一の面の側縁からこの第一の面に対して垂直方向に延びる第二の面と、を有しており、第二の面は、着火領域を形成した際に、それぞれ相対向する第一の側面部又は第二の側面部に向かって延びるように形成されており、トレーは、第一の側面部及び第二の側面部を底面部に対して上方に回動させることにより、底面部、第一の側面部及び第二の側面部で下方及び側方を囲み、着火領域を形成することができる。
【0023】
ここで、第一の側面部及び第二の側面部の内側面は、第一の側面部及び第二の側面部に対して所定の間隔が空くような内側壁面により覆い、第一の側面部及び第二の側面部に形成する貫通孔と、内側壁面に形成する貫通孔とを、相互に重ならない位置とすることで、炭の灰や燃えかす等が貫通孔を介してコンロの下方に落ちてしまうことを防止することができる。
【0024】
また、底面部の下方に、この底面部の下方を覆う灰受け用部材を、底面部から所定の間隔を離して設けておくことで、第一の側面部及び第二の側面部を回動させる際に、炭の灰や燃えかす等を灰受け用部材に集めることができる。
【0025】
なお、第一の側面部及び第二の側面部は、それぞれに対応して設けられているレバーを介して回動させることもでき、また、電動モータを介して回動されることもできる。
【0026】
ここで、上記の灰受け用部材は、コンロ本体とトレーとを連結する連結部材と連続した一体のものとして形成することも可能である。
【0027】
また、上記のレバーは、コンロ本体、トレー、連結部材又は灰受け用部材の少なくとも何れか一つに取り付ければよい。
【0028】
なお、これらに取り付けるレバーは、着脱自在にすることで、持ち運びに便利となる。
【発明の効果】
【0029】
以上のように、本発明によれば、加熱調理を行う際に使用されるトレーを用いて周囲を囲み、着火領域を形成することができるため、容易に着火することができる。
【0030】
また、トレーを用いて着火領域を形成することができるため、別途着火器を用意する必要もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
図1は、本発明の第一の実施形態に係るコンロ100の斜視図である。
【0032】
コンロ100は、コンロ本体110と、脚120と、トレー130と、連結部材150と、レバー160と、により構成されている。
【0033】
コンロ本体110は、側壁111で周囲を囲むことにより矩形状に形成されており、側壁111の上端及び下端は開口されているため、コンロ本体110の内部空間は上下に連通している。
【0034】
また、コンロ本体110の下端には、コンロ本体110の内側に突出するフランジ部112が形成されており(図4参照)、後述するトレー130の下面をこのフランジ部112に引っ掛けることができるようにされている。
【0035】
なお、コンロ本体110の大きさ・形状については、トレー130をその内側に着脱自在に引っ掛けることができるものであれば、どのような大きさ・形状のものであってもよい。
【0036】
また、コンロ本体110の側壁111には、トレー130の上で炭を燃やした際の通気性を考慮して貫通孔113が複数形成されているが、この貫通孔113については必ずしも必要とされるわけではなく、これらの数、大きさ及び形状については適宜変更することができる設計事項である。
【0037】
コンロ本体110の下方には、脚120が形成されている。
【0038】
通常、外で使用される炭用のコンロ100は、人が立った状態で使用するものであるため、脚120を用いてコンロ100が所定の高さとなるようにしている。
【0039】
なお、例えば、座った状態で使用する場合等には、脚120のないものを提供することも可能である。
【0040】
また、脚120の形状・高さについては、コンロ100の使用状態に応じて適宜変更することができるようにすることが望ましい。
【0041】
図2(図1のA−A線におけるトレー130の縦断面図)に表されているように、トレー130は、第一の部材131と、第二の部材132と、軸部材133と、内壁用部材136と、フック139により形成されている。
【0042】
第一の部材131と第二の部材132とは、それぞれ底面用部材134と、この底面用部材134に対して所定の角度で延びる壁面用部材135とをそれぞれ有している。
【0043】
底面用部材134は、四辺形に形成されており、その一辺134a側(図2では、上方に位置する辺の側)において、第一の部材131と第二の部材132が軸部材133により回動自在に連結されている。
【0044】
壁面用部材135は、底面用部材134の一辺134a以外の三辺から一方向に延びるように、即ち、横断面がコの字状になるように形成されている。
【0045】
なお、底面用部材134と壁面用部材135との間の角度は、後述のような着火領域136を形成することができる範囲で適宜選択することができる設計事項であるが、本実施形態では、これらの間の角度αは、135度となるように形成している。
【0046】
また、壁面用部材135の内側面は、壁面用部材135に対して所定の間隔が空くように、内壁用部材136により覆われている。
【0047】
内壁用部材136は、壁面用部材135との間にスペーサー137を挟み込むことにより、壁面用部材135との間に所定の間隔が空くようにされている。
【0048】
なお、これらの間の間隔については、通気を行うことができる範囲で任意の間隔を選択可能である。
【0049】
ここで、内壁用部材136に設ける貫通孔138(図1参照)と壁面用部材135に設ける貫通孔138(図4参照)とは、位置が異なるようにすることで、内壁用部材136に載せられて燃やされた炭の灰や燃えくず等が、これらの貫通孔138からコンロ100の下方に落ちてしまうことがなくなる。
【0050】
また、壁面用部材135の外側面には、後述するレバー160に引っ掛かるフック139が形成されている。
【0051】
さらに、壁面用部材135には、軸部材135を貫通させるための軸部材用貫通孔135aが、底面用部材134の一辺134aに隣接した位置に形成されている。
【0052】
このフック139については、壁面用部材135を直立させた際に上方が解放されるように縦断面がL字状になるように形成されている。
【0053】
連結部材150は、図3(連結部材150の斜視図)に表されているように、コンロ本体110の上端に引っ掛けるためのフック部151と、底面用部材134の下方を覆う灰受け部152と、により構成されており、フック部151の下方には、第一の部材131及び第二の部材132を回動自在に連結する軸部材133を嵌め込むための軸部材用軸受け153が設けられている。
【0054】
従って、第一の部材131及び第二の部材152の壁面用部材135に形成されている軸部材用貫通孔135aに軸部材133を貫通させてから、この軸部材133の両端をこの軸部材用軸受け153に嵌め込むことにより、第一の部材131及び第二の部材132は相互に回動自在にされる。
【0055】
そして、第一の部材131及び第二の部材132を軸部材133を介して連結部材150に回動自在に取り付けてから、この連結部材150のフック部151をコンロ本体110の上端に引っ掛ける。このとき、灰受け部152の下面は、上述のフランジ部112に引っ掛かることで、コンロ本体110に支持されている。
【0056】
なお、灰受け部152の大きさ・形状については、底面用部材134を下方から覆うことができる範囲で適宜選択することができる設計事項であり、また、第一の部材131と第二の部材132とを相互に回動させる際に干渉しないよう、底面用部材134と灰受け部152との間には、所定の間隔を開ける必要がある。
【0057】
また、本実施形態では、灰受け部152を連結部材150と一連一体のものとして形成したが、別個の部材として形成することも可能であり、例えば、灰受け部152をコンロ本体110に着脱自在又は固定的に取り付けることも可能である。
【0058】
なお、灰受け部152の側面には、後述するレバー160の軸部161を嵌め込むための軸部用軸受け154が形成されている。
【0059】
以上のように、トレー130を構成したので、第一の部材131と第二の部材132とを軸部材133を中心にして、図1の上方に向かって回動させることにより、図4(第一の部材131と第二の部材132とを上方に回動させた際のコンロ100の斜視図)に表されているように、底面用部材134と壁面用部材135とにより、下方及び側方を囲んだ着火領域140を形成することができる。
【0060】
ここで、底面用部材134と壁面用部材135には、これらによって囲まれる着火領域140において着火を行うことができるように、通気用の貫通孔138が複数形成されている。
【0061】
なお、貫通孔138を設ける位置、形状及び数については、着火領域140において着火を行うことができる範囲で適宜選択することができる設計事項であるが、着火領域140の下方に位置する底面用部材134に貫通孔138を設けておくことにより、この着火領域140で紙や薪等の可燃物に火を付けた際に上昇気流が生ずるため、これらの可燃物の上に載せる炭に容易に火を付けることができる。
【0062】
第一の部材131と第二の部材132とは、それぞれに対応して設けられているレバー160を介して回動させられる。
【0063】
レバー160は、軸部161と、この軸部161に対して垂直方向に延びる把手部162と、軸部161から把手部162と同じ方向に延びる押圧部163と、により形成されている。
【0064】
そして、レバー160の軸部161が、トレー130の軸部材133よりも下方に位置し、かつ、軸部161と軸部材133との回動軸が平行となるようにすることで、軸部161を中心にして把手部162を上方(図1のX方向)に回動させることにより、軸部161から垂直方向に延びている押圧部163についても軸部161を中心にして回動することとなり、この押圧部163が第一の部材131及び第二の部材132の壁面用部材135を上方に押圧することにより、これらの第一の部材131及び第二の部材132を上方に回動させることができるようにされている。
【0065】
また、第一の部材131及び第二の部材132の壁面用部材135であって、押圧部163に接触する面には、図2に表されているように、第一の部材131と第二の部材132とがコンロ本体110の上方に直立した際に、押圧部163が引っかかるフック139が形成されているため、押圧部163がこのフック139に引っかかった状態で、把手部162を下方(図4のY方向)に回動させることにより、直立した第一の部材131と第二部材132と回動させて、コンロ本体110に横倒しにすることができる。
【0066】
なお、このフック139については、図2に表されているように、縦断面がL字状に形成されているため、第一の部材131と第二部材132とを直立させた際には押圧部163に引っ掛かるが、第一の部材131と第二の部材132をコンロ本体110に横倒しにした際には、押圧部163はフック139から外れるようになっている。
【0067】
なお、レバー160の軸部161は、前述の連結部材150の灰受け部152に形成されている軸部用軸受け154に取り付けられる。
【0068】
なお、レバー160の軸部161は、この軸部用軸受け154から着脱自在にすることが望ましい。
【0069】
以上のように、本実施形態に係るコンロ100を形成したので、図4に表されているように、第一の部材131と第二の部材132とをコンロ本体110の上方に直立させて底面用部材134と壁面用部材135とにより囲まれた着火領域140に紙や薪等の容易に燃焼する物を入れ、これらを燃やして熾き火とし、その上に炭を載せることにより、着火領域140の内部の温度が高温となり、かつ、底面用部材134に形成された貫通孔138から着火領域140に入り込んだ空気が着火領域140で加熱され非常に熱い上昇気流を生じさせるため、この着火領域140に入れられた炭に容易に着火を行うことができるようになる。
【0070】
なお、このようにして炭に着火を行った後には、図1に表されているように、第一の部材131と第二部材132とをコンロ本体110に横倒しにすることで、着火された炭で加熱調理を行うことができる。
【0071】
ここで、加熱調理を行う際には、コンロ本体110の上に網等を載せることが望ましい。
【0072】
また、加熱調理を行った後の炭の灰や燃えかす等については、第一の部材131と第二部材132と上方に回動させることにより、底面用部材134に形成されている貫通孔138を介して灰受け部152に集めることができる。
【0073】
また、このようにトレー130自体を着火器として用いることができるため、着火器を別途用意する必要もなくなる。
【0074】
以上に記載した実施形態においては、コンロ本体110を上下方向に開口した枠状に形成したが、このような形態に限定されるわけではなく、少なくとも上方が開口した箱状のものを使用することも可能である。
【0075】
なお、以上に記載した実施形態においては、連結部材150を介してトレー130をコンロ本体110に着脱自在に連結したが、必ずしも連結部材150が必要なわけではなく、例えば、コンロ本体110に設けられているフランジ112にトレー130を引っ掛けるだけでもよい。
【0076】
また、本実施形態では、連結部材150にレバー160を取り付けたが、このような態様に限定されるわけではなく、コンロ本体110やトレー130に取り付けることも可能である。
【0077】
さらに、本実施形態では、壁面用部材135の内側面に内壁用部材136が取り付けられているが、この部材は必ずしも必要とされるものではない。
【0078】
図5は、本発明の第二の実施形態に係るコンロ200の斜視図である。
【0079】
本実施形態に係るコンロ200は、第一の実施形態に係るコンロ100と比べて、トレー230を構成する第一の部材231と第二の部材232の連結方法が異なり、また、レバー260が一つしか設けられていない点が異なっているため、以下、これらに関する事項について説明する。
【0080】
本実施形態におけるコンロ200では、トレー230を構成する第一の部材231と第二の部材232とが、図6(第一の部材231と第二の部材232との連結部分を表す側面図)に表されているように、それぞれ軸部材233A、233Bを介して回動自在にされており、かつ、これらの第一の部材231と第二の部材232には、それぞれの軸部材233A、233Bを中心とする歯車241A、241Bが固定されており、第一の部材231と第二の部材232は、この歯車241A、241Bを介して相互に連動するようにされている。
【0081】
即ち、第二の部材232を上方(図6のX方向)に回動すると、歯車241A、241Bを介して第一の部材231も上方(図6のX’方向)に回動し、また、第二の部材232を下方(図6のY方向)に回動すると、歯車241A、241Bを介して第一の部材231も下方(図6のY’方向)に回動するようになる。
【0082】
このように、第一の部材231と第二の部材232とを歯車241A、241Bを介して相互に連動するようにしたため、図5に表されているように、レバー260を一つ設けるだけで(本実施形態では第二の部材232側に設けているが、第一の部材231側に設けることも可能である)、第一の部材231と第二の部材232とを相互に回動させることができるようになる。
【0083】
なお、レバー260自体の構成は、第一の実施形態と同様である。
【0084】
また、本実施形態では、二つの軸部材233A、233Bが使用されているため、図示してはいないが、連結用部材250に設けられている軸部材用軸受けも二つずつ必要になる。
【0085】
以上のように、本実施形態に係るコンロ200を構成したので、第一の実施形態と同様に、第一の部材231と第二の部材232とをコンロ本体110の上方に直立させて底面用部材234と壁面用部材235とにより囲まれた着火領域140を形成することで、容易に着火を行うことができる他、一つのレバー260で第一の部材231と第二の部材232を相互に回動させることができ、片手でこれらを回動させることができるようになる。
【0086】
図7は、本発明の第三の実施形態に係るコンロ300の斜視図である。
【0087】
本実施形態に係るコンロ300は、第二の実施形態に係るコンロ200がレバー260を用いてこれらの部材を回動させていたのに対して、トレー330を構成する第一の部材331と第二の部材332とが、電動制御装置370で回動させるようにしている点で異なっているため、以下、これに関する事項について説明する。
【0088】
本実施形態におけるコンロ300では、トレー330を構成する第一の部材331と第二の部材332とが、第二の実施形態と同様に、図8(第一の部材331と第二の部材332との連結部分を表す側面図)に表されているように、それぞれ軸部材333A、333Bを介して回動自在にされており、かつ、歯車341A、341Bを介して相互に連動するようにされている。
【0089】
そして、歯車341A、341Bの何れか一方(本実施形態では、第二の部材332側の歯車341Bに設けているが、第一の部材331側の歯車341Aに設けることも可能である)には、図8に表されているように、電動制御装置370内に設けられているモータ372で回動させられる歯車371が噛み合わされている。
【0090】
なお、モータ372の回動方向については、電動制御装置370に設けられているスイッチ373(本実施形態では、図7に表されているように、上ボタン374A、下ボタン374B及び止ボタン374Cの三つのボタンで構成されているが、このような態様に限定されるわけではない)を介して制御することができるようにされている。
【0091】
例えば、スイッチ373の上ボタン374Aを押すと、モータ372を介して歯車371が図8のS方向に回動するため、これに連動して第二の部材332は図8のX方向に回動し、また、第一の部材331は図8のX’の方向に回動するようになる。
【0092】
一方、スイッチ373の下ボタン374Bを押すと、モータ372を介して歯車371が図8のT方向に回動するため、これに連動して第二の部材332は図8のY方向に回動し、また、第一の部材331は図8のY’の方向に回動するようになる。
【0093】
なお、止ボタン374Cを押すことにより、モータ372の回動は止まり、第一の部材331及び第二の部材332は、その位置に静置される。
【0094】
以上のように、本実施形態に係るコンロ300を構成したので、第一の実施形態と同様に、第一の部材331と第二の部材332とをコンロ本体110の上方に直立させて底面用部材334と壁面用部材335とにより囲まれた着火領域140を形成することで、容易に着火を行うことができる他、スイッチ373に形成されているボタン374A、374B、374Cを押すだけで第一の部材331と第二の部材332を相互に回動させることができ、便利である。
【0095】
なお、電動制御装置370の電源は別途用意する必要がある。
【0096】
図9は、本発明の第四の実施形態に係るコンロ400の斜視図である。
【0097】
本実施形態に係るコンロ400は、コンロ本体410と、脚420と、トレー430と、レバー460と、により構成されている。
【0098】
コンロ本体410は、棒材を矩形状に折り曲げることにより形成されている。
【0099】
ここで、コンロ本体410の大きさ・形状については、後述するトレー430をその内側に着脱自在に引っ掛けることができるものであればよい。
【0100】
コンロ本体410の下方に形成されている脚420については、第一の実施形態と同様である。
【0101】
トレー430は、第一の部材431と、第二の部材432と、軸部材433と、フランジ442と、により形成されている。
【0102】
第一の部材431と第二の部材432とは、それぞれ底面用部材434と、この底面用部材434に対して所定の角度で延びる壁面用部材435とをそれぞれ有している(第一の部材431の底面用部材434については、第二の部材432の底面用部材434の背面にあるため図示せず)。
【0103】
なお、これらの間の角度については、第一の実施形態とは異なり、ほぼ90度となるように形成している。
【0104】
本実施形態における底面用部材434は、半円形に形成されており、その直線部分において、第一の部材431と第二の部材432の底面用部材434同士が軸部材433により回動自在に連結されている。
【0105】
壁面用部材435は、底面用部材434の周縁から一方向に延び、この周縁の曲線に沿った湾曲面となるように形成されている。
【0106】
従って、第一の部材431と第二の部材432を軸部材433を中心にして、図9の上方に向かって回動させることにより、図10(第一の部材431と第二の部材432とを上方に回動させた際のコンロ400の斜視図)に表されているように、底面用部材434と壁面用部材435とにより、下方及び側方を囲んだ着火領域440を形成することができる。
【0107】
ここで、本実施形態においては、第一の実施形態とは異なり、壁面用部材435に貫通孔を形成していないため、壁面用部材435の内側面に内壁用部材は設けられていないが、第一の実施形態と同様に、内壁用部材を設けることも可能である。
【0108】
なお、底面用部材434には、通気用の貫通孔437が形成されている。
【0109】
この点、本実施形態では、第一の実施形態とは異なり、底面用部材434の下方に灰受け部を設けてはいないが、このような部材を設けることも可能である。
【0110】
また、壁面用部材435の側縁には、外側に向かって突出するフランジ442が形成されているため、このフランジ442をコンロ本体410に引っ掛けることにより、トレー430はコンロ本体410に対して着脱自在に取り付けることができるようにされている。
【0111】
なお、壁面用部材435の外側に形成されているフランジ442には、レバー460が取り付けられている。
【0112】
レバー460は、トレー430をコンロ本体410に取り付けた際にコンロ本体410の外側に、コンロ本体410の上方から突出するように形成されているため、トレー430をコンロ本体410に取り付けたまま、このレバー460を握って、第一の部材431及び第二の部材432を回動させることができる。
【0113】
なお、レバー460は、コンロ本体410に対してネジ等により取り付けることで、着脱自在にされている。
【0114】
以上のように、本実施形態に係るコンロ400を形成したので、図10に表されているように、第一の部材431と第二の部材432とをコンロ本体410の上方に直立させて底面用部材434と壁面用部材435とにより囲まれた着火領域440に紙や薪等の容易に燃焼する物を入れ、これらを燃やして熾き火とし、その上に炭を載せることにより、着火領域440の内部の温度が高温となり、かつ、底面用部材434に形成された貫通孔438から着火領域436に入り込んだ空気が着火領域440で加熱され非常に熱い上昇気流を生じさせるため、この着火領域440に入れられた炭に容易に着火を行うことができるようになる。
【0115】
また、このようにトレー430自体を着火器として用いることができるため、着火器を別途用意する必要もなくなる。
【0116】
なお、本実施形態においては、レバー460を第一の部材431と第二の部材432の両方に設けたが、本実施形態においても、第二の実施形態と同様に、第一の部材431と第二の部材432を相互に連動して回動するように構成し、レバー460を何れか一方に形成することも可能である。
【0117】
また、第三の実施形態と同様に、第一の部材431と第二の部材432とをモータを介して回動させることも可能である。
【0118】
図11は、本発明の第五の実施形態に係るコンロ500の斜視図である。
【0119】
本実施形態に係るコンロ500は、コンロ本体510と、脚520と、トレー530と、レバー560と、により構成されている。
【0120】
本実施形態におけるコンロ本体510は、第一の実施形態と同様に、側壁511で周囲を囲み、矩形状に形成されている。
【0121】
また、コンロ本体510の下端には、コンロ本体510の内側に突出するフランジ部512が形成されており(図12参照)、後述するトレー530の下面をこのフランジ部512に引っ掛けることにより、トレー530はコンロ本体510に対して着脱自在にされている。
【0122】
ここで、コンロ本体510の大きさ・形状については、後述するトレー530をその内側に着脱自在に引っ掛けることができるものであればよい。
【0123】
コンロ本体510の下方には、脚520が形成されており、これについては、第一の実施形態と同様である。
【0124】
トレー530は、底面部581と、第一の側面部582と、第二の側面部583と、二つの軸部材533A、533Bと、により形成されている。
【0125】
底面部581は、四辺形に形成されており、その一辺には、第一の側面部582が、また、第一の側面部582が連結されている辺に対向する位置にある辺には、第二の側面部583が、軸部材533A、533Bを介して底面部581に対して回動自在に連結されている。
【0126】
ここで、第一の側面部582及び第二の側面部583は、それぞれ第一の面584と、この第一の面584の側縁から第一の面584に対して垂直方向に延びる二つの第二の面585と(図9では、側壁511に隠れているため、手前側の第二の面585については図示せず)、を有している。
【0127】
そして、第二の面585は、第一の面584を直立させた際に、相対向する第一の側面部582又は第二の側面部583に向かって延びるように形成されている。
【0128】
従って、第一の側面部582及び第二の側面部583を底面部581に対して上方に回動させることにより、図10(第一の側面部582と第二の側面部583とを上方に回動させた際のコンロ500の斜視図)に表されているように、底面部581、第二の側面部582及び第三の側面部583とにより、下方及び側方を囲んだ着火領域540を形成することができる。
【0129】
なお、底面部581には、通気用の貫通孔538が形成されている。
【0130】
第一の側面部582及び第二の側面部583は、第一の実施形態と同様に、レバー560を介して回動自在にされている。
【0131】
ここで、レバー560は、第一の実施形態と同様に、軸部561と、この軸部561に対して垂直方向に延びる把手部562と、軸部561から把手部562と同じ方向に延びる押圧部563と、により形成されており、第一の実施形態とは異なり、コンロ本体510に形成されている軸受け514に回動自在に取り付けられている。
【0132】
なお、第一の側面部582及び第二の側面部583には、第一の実施形態と同様に、第一の側面部582と第二の側面部583とを直立させた際に、押圧部563に引っかかるフック539が形成されている。
【0133】
以上のように、本実施形態に係るコンロ500を形成したので、図12に表されているように、第一の側面部582及び第二の側面部583をコンロ本体510の上方に直立させて底面部581、第一の面584及び第二の面585により囲まれた着火領域540に紙や薪等の容易に燃焼する物を入れ、これらを燃やして熾き火とし、その上に炭を載せることにより、着火領域536の内部の温度が高温となり、かつ、底面部581に形成された貫通孔537から着火領域540に入り込んだ空気が着火領域540で加熱され非常に熱い上昇気流を生じさせるため、この着火領域540に入れられた炭に容易に着火を行うことができるようになる。
【0134】
また、このようにトレー530自体を着火器として用いることができるため、着火器を別途用意する必要もなくなる。
【0135】
なお、本実施形態においては、レバー560を用いて第一の側面部582及び第二の側面部583を回動させるようにしているが、例えば、第三の実施形態と同様に、モータを用いて回動させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0136】
【図1】第一の実施形態に係るコンロ100の斜視図。
【図2】図1のA−A線におけるトレー130の縦断面図。
【図3】連結部材150の斜視図。
【図4】第一の部材131と第二の部材132とを上方に回動させた際のコンロ100の斜視図。
【図5】第二の実施形態に係るコンロ200の斜視図。
【図6】第一の部材231と第二の部材232との連結部分を表す側面図。
【図7】第三の実施形態に係るコンロ300の斜視図。
【図8】第一の部材331と第二の部材332との連結部分を表す側面図。
【図9】第四の実施形態に係るコンロ400の斜視図。
【図10】第一の部材431と第二の部材432とを上方に回動させた際のコンロ400の斜視図。
【図11】第五の実施形態に係るコンロ500の斜視図。
【図12】第一の側面部582と第二の側面部583とを上方に回動させた際のコンロ500の斜視図。
【図13】従来のコンロ700の斜視図。
【図14】従来の着火器800の斜視図。
【符号の説明】
【0137】
100、200、300、400、500 コンロ
110、410、510 コンロ本体
130、230、330、430、530 トレー
131、231、331、431 第一の部材
132、232、332、432 第二の部材
133、233、333、433、533 軸部材
134、234、334、434 底面用部材
135、235、335、435 壁面用部材
136 内壁用部材
140、440、540 着火領域
138、238、338、438、538 貫通孔
150 連結部材
160、260、460、560 レバー
372 モータ
581 底面部
582 第一の側面部
583 第二の側面部
584 第一の面
585 第二の面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側方を囲み、少なくとも上方が開口された内部空間を有するコンロ本体と、
前記コンロ本体に着脱自在にされ、前記内部空間を塞ぐことができるトレーと、を備え、
前記トレーに載せられた炭により加熱調理を行うことができるようにしたコンロであって、
前記トレーは、少なくとも二以上の部材を相互に回動自在に連結することにより形成されており、
前記トレーを前記コンロ本体に取り付けた状態で、前記部材を相互に回動させることにより、前記部材を用いて下方及び側方を覆うことで、炭に着火を行うための着火領域を形成することができるようにしたことを特徴とするコンロ。
【請求項2】
前記部材には、通気用の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンロ。
【請求項3】
前記コンロ本体と前記トレーとは、連結部材を介して着脱自在にされており、
前記部材は、軸部材を介して前記連結部材に回動自在に取り付けられていることで、相互に回動自在にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンロ。
【請求項4】
前記トレーは、第一の部材と第二の部材とにより形成されており、
前記第一の部材と前記第二の部材とは、それぞれ、底面用部材と、壁面用部材と、をそれぞれ有しており、
前記底面用部材は、四辺形に形成されており、その一辺側において該一辺と軸線とが平行となるように前記第一の部材と前記第二の部材とは回動自在に連結されており、
前記壁面用部材は、前記一辺以外の三辺から一方向に向かって延びるように形成されており、
前記第一の部材及び前記第二の部材を前記コンロ本体の上方に向かって回動させることにより、前記底面用部材及び前記壁面用部材で下方及び側方を囲み、前記着火領域を形成することができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項5】
前記トレーは、第一の部材と第二の部材とにより形成されており、
前記第一の部材と前記第二の部材とは、それぞれ、底面用部材と、壁面用部材と、をそれぞれ有しており、
前記底面用部材は、半円形に形成されており、その直径方向に延びる直線側において該直線と軸線とが平行となるように前記第一の部材と前記第二の部材とは回動自在に連結されており、
前記壁面用部材は、前記底面用部材の半円形の周縁から一方向に向かって延び、かつ、この周縁に沿った湾曲面となるように形成されており、
前記第一の部材及び前記第二の部材を前記コンロ本体の上方に向かって回動させることにより、前記底面用部材及び前記壁面用部材で下方及び側方を囲い、前記着火領域を形成することができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項6】
前記壁面用部材の内側面は、前記壁面用部材に対して所定の間隔が空くような内壁用部材により覆われており、
前記壁面用部材に形成する貫通孔と、前記内壁用部材に形成する貫通孔とは、相互に重ならない位置にあることを特徴とする請求項4又は5に記載のコンロ。
【請求項7】
前記底面用部材の下方には、その下方を覆う灰受け用部材が前記底面用部材から所定の間隔を離して設けられていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項8】
前記第一の部材及び前記第二の部材は、それぞれに対応して設けられているレバーを介して相互に回動させることができるようにされていることを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項9】
前記第一の部材又は前記第二の部材の何れか一方は、前記一方に対応して設けられているレバーを介して回動させることができるようにされており、前記第一の部材又は前記第二の部材の何れか他方は、前記一方に連動して回動されることを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項10】
前記第一の部材及び前記第二の部材は、電動モータを介して回動されることを特徴とする請求項4乃至7の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項11】
前記トレーは、底面部と、前記底面部に対して回動自在に連結された第一の側面部と、前記第一の側面部に対向する位置において前記底面部に対して回動自在に連結された第二の側面部と、により形成されており、
前記第一の側面部及び前記第二の側面部は、それぞれ第一の面と、前記第一の面の側縁から前記第一の面に対して垂直方向に延びる第二の面と、を有しており、
前記第二の面は、前記着火領域を形成した際に、それぞれ相対向する前記第一の側面部又は前記第二の側面部に向かって延びるように形成されており、
前記トレーは、前記第一の側面部及び前記第二の側面部を前記底面部に対して上方に回動させることにより、前記底面部、前記第一の側面部及び前記第二の側面部で下方及び側方を囲み、前記着火領域を形成することができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項12】
前記第一の側面部及び前記第二の側面部の内側面には、前記第一の側面部及び前記第二の側面部に対して所定の間隔が空くような内側壁面により覆われており、
前記第一の側面部及び前記第二の側面部に形成する貫通孔と、前記内側壁面に形成する貫通孔とは、相互に重ならない位置にあることを特徴とする請求項11に記載のコンロ。
【請求項13】
前記底面部の下方には、前記底面部の下方を覆う灰受け用部材が、前記底面部から所定の間隔を離して設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載のコンロ。
【請求項14】
前記第一の側面部及び前記第二の側面部は、それぞれに対応して設けられているレバーを介して回動させることができるようにされていることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項15】
前記第一の側面部及び前記第二の側面部は、電動モータを介して回動されることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載のコンロ。
【請求項16】
前記灰受け用部材は、前記連結部材と連続した一体のものとして形成されていることを特徴とする請求項7又は13に記載のコンロ。
【請求項17】
前記レバーは、前記コンロ本体、前記トレー、前記連結部材又は前記灰受け用部材に取り付けられていることを特徴とする請求項8、請求項9又は請求項14に記載のコンロ。
【請求項18】
前記レバーは、着脱自在にされていることを特徴とする請求項17に記載のコンロ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−223342(P2006−223342A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−37544(P2005−37544)
【出願日】平成17年2月15日(2005.2.15)
【出願人】(591069020)株式会社グリーンライフ (4)
【Fターム(参考)】