説明

コートの製造方法およびコート

【課題】表面を好適に保つことができるテニス等のコートの製造方法およびコートを提供する。
【解決手段】下地2の上に人工芝30を敷設し、砂33を充填する。充填された砂33を砂固化剤によって固化させることにより、ハード系のコート1を得ることができる。下地2の上に、砂固化剤によって砂が固化された芝生層3を敷設することにより、下地2にクラックが生じてもクラックの影響が芝生層3で吸収され、コート1の表面にひび割れ等の不具合を生じることがなくなり、コート1の表面を好適に保つことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テニスやバスケット等のコートを製造する方法およびコートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テニスやバスケット等のボールゲーム等に使用されるコートがある。このようなコートの種類として、例えば、ハードコートがある。ハードコートは、アスファルトまたはコンクリートの下地の上に、弾性骨材(ゴムチップ)または珪砂を含んだ塗料(水系塗料)を直接塗布したものである。例えば、特許文献1には、舗装面上に塗装を行って構成したハードコートが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−265408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコートは、アスファルトまたはコンクリートで構成された下地が温度変化によって伸縮してクラックが発生すると、ハードコートの場合は、下地の上に直接敷設された弾性骨材または珪砂を含んだ塗料にクラックの影響が生じ、コートの表面に、例えばひび割れ等の不具合が生じる問題がある。また、下地としてアスファルトを用いる場合には、アスファルト自体に含まれる油分の作用により、下地の上に敷設された塗料の剥がれやブリスター等の膨れが生じる問題がある。
【0005】
そこで本発明は、このような問題点に鑑み、表面を好適に保つことができるコートの製造方法およびコートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そのため本発明は、コートを製造するための工程として、アスファルトまたはコンクリートによって下地を形成する下地形成工程と、ベースシートに複数の繊維状芝を植設して構成された人工芝を、前記下地の上に敷設する人工芝敷設工程と、人工芝の繊維状芝間に当該繊維状芝の上端まで砂を充填する砂充填工程と、人工芝に充填された砂を砂固化剤によって固化させる砂固化工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、人工芝に充填された砂を固化させることにより、ハード系のコートを得ることができる。また、下地の上に、砂固化剤によって砂が固化された人工芝が敷設されることとなるので、下地にクラックが生じてもクラックの影響が人工芝で吸収され、コートの表面にひび割れ等の不具合を生じることがなくなり、コート表面を好適に保つことができる。
【0008】
また、砂固化工程は、砂固化剤としての仮固化剤によって砂の仮固化を行う第1砂固化工程と、砂固化剤としてのアスファルトマスチック剤によって砂の固化を行う第2砂固化工程とを含むことが好ましい。これにより、人工芝に充填した砂を、より確実に固化することができ、コートの耐久性が向上する。
【0009】
また、砂固化工程によって砂の固化が行われた人工芝上に、繊維シートを敷設する繊維シート敷設工程と、繊維シートを繊維固定用樹脂によって固定する繊維シート固定工程と、繊維シート固定工程によって固定された繊維シートの上に、無機骨材を含むアスファルトマスチック剤を塗布することによって表面層を形成する表面層形成工程と、をさらに含むことが好ましい。この場合には、固定された繊維シートの上に硬質の表面層が形成され、表面が硬質のより好適なハード系のコートを得ることができる。
【0010】
あるいは、砂固化工程によって砂の固化が行われた人工芝上に、繊維シートを敷設する繊維シート敷設工程と、繊維シートを、繊維固定用樹脂によって固定する繊維シート固定工程と、繊維シート固定工程によって固定された繊維シートの上に弾性骨材を含むアスファルトマスチック剤を塗布することによって表面層を形成する表面層形成工程と、をさらに含むことが好ましい。これによって、固定された繊維シートの上にクッション性のある表面層が形成され、表面にクッション性があるハード系のコートを得ることができる。
【0011】
また、コートの最表面にカラー剤を塗布するカラー剤塗布工程とをさらに含むことが好ましい。これにより、コート表面にラインを引いたり、所望の色を塗布したりする等、使用目的に適したコートを得ることができる。
【0012】
本発明によれば、コートの表面にクラック等の不具合を生じることがない、表面を好適に保つことができるハードコートのテニスコート等を作成できる。また、コート1の改修や撤去を行う際に、産業廃棄物となるケミカル物質(芝生層、塗装膜)と、リサイクル可能なアスファルト層(下地)とを容易に分離することができ、分別作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1の実施形態におけるコートの断面図である。
【図2】第2の実施形態におけるコートの断面図である。
【図3】第3の実施形態におけるコートの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0014】
まず、本発明に係るコートの第1の実施例について説明する。図1は、第1の実施例におけるコートの断面図である。本実施例におけるハード系のコート1は、地面側から順に、下地2と、芝生層3と、塗装膜10とが積層されて構成されている。
【0015】
下地2は、上面を水平に均したアスファルトまたはコンクリートで構成されている。
【0016】
芝生層3は、下地2の上に敷設されたものであり、人工芝30と、人工芝30に充填された砂33とで構成されている。人工芝30は、水平方向に広がるベースシート31と、ベースシート31に植設された繊維状芝32で構成されている。人工芝30の材質としては、例えば、ポリプロピレン、ナイロンまたはポリエチレンが用いられる。また、人工芝30の厚み(繊維状芝32の高さ方向の長さ)は、5〜35mm程度、より好ましくは10mm程度となっている。砂33は、繊維状芝32の間隙に当該繊維状芝32の上端まで充填されている。砂33は、例えば、珪砂を用いることもできる。砂33は、仮固化剤とアスファルトマスチック剤とで構成される砂固化剤によって固化されている。仮固化剤やアスファルトマスチック剤について、詳しくは後述する。
【0017】
塗装膜10は、例えば、芝生層3上に白のカラー剤(塗料)でラインを引いたり、コート1を所望の色にするために芝生層3上にカラー剤を塗布することによって形成されたものである。
【0018】
次に、コート1を製造する工程について説明する。まず、グラウンド等のベース面に上面を水平に均した下地2を敷設し(下地敷設工程)、その下地2の上に人工芝30をさらに敷設し(人工芝敷設工程)、次に、人工芝30に砂33を散布し、繊維状芝32間に砂33を、5〜60kg/m程度散布して充填する(砂充填工程)。
【0019】
次に、砂固化剤によって砂33を固化させる(砂固化工程)。この固化は、まず、仮固化剤によって砂33を仮固化させ(第1砂固化工程)、その後にアスファルトマスチック剤を塗布することによって砂33を固化させる(第2砂固化工程)。
【0020】
仮固化する方法としては、以下の方法が挙げられる。
(1)散布された砂の上から仮固化剤として、有機系樹脂1〜20kg/mを塗布し含浸させる。
有機系樹脂としては、例えば、水性エマルション樹脂、アルコール等を溶剤とする樹脂、無溶剤の樹脂で低粘度の樹脂等を用いることができる。
また、樹脂の種類として、SBR樹脂、アクリル樹脂、EVA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリルエポキシ樹脂、アスファルト樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等を用いることができる。
(2)仮固化剤としてゾル状無機系溶液1〜20kg/mを塗布し含浸させる。
ゾル状無機系溶液として、コロイダルシリカ溶液、珪酸カルシウム溶液、珪酸ナトリウム溶液、珪酸リチウム溶液、硝酸カルシウム溶液、亜硝酸カルシウム溶液、アルミン酸ナトリウム溶液1〜20kg/mを塗布し含浸させる。
(3)上述の有機系樹脂とゾル状無機系溶液との混合溶液1〜20kg/mを塗布し含浸させる。
(4)セメント系固化剤10部に対して砂1〜200部の混合物を砂充填工程で充填し、水1〜20kg/mを噴霧し含浸させる。
(5)前項(4)の仮固化方法において、水の代わりに前記(1)に記載の有機系樹脂あるいは前記(2)項に記載のゾル状無機系溶液もしくは前記(3)項に記載のこれらの混合溶液を噴霧し含浸させる。
【0021】
なお、セメント系固化剤10部に対して砂1〜200部の混合物に水セメント1〜200%を混練充填し固化させてもよい。これによれば、砂充填工程と砂固化工程が同時に行われることになる。
また、アスファルトマスチック剤は、樹脂100部に対してシリカサンド等の無機骨材100部〜600部を配合したものを用いて、仮固化剤によって仮固化させた砂33に対して、1〜5kg/m程度塗布する。
【0022】
次に、砂33が固化された芝生層3の表面に、カラー剤を塗布し(カラー剤塗布工程)、塗装膜10を形成して、ハード系のコート1が形成される。
【0023】
本実施形態は以上のように構成され、芝生層3に充填された砂33を固化させることにより、ハード系のコート1を得ることができる。また、下地2の上に、砂固化剤によって砂が固化された芝生層3を敷設することにより、下地2にクラックが生じてもクラックの影響が芝生層3で吸収され、コート1の表面にひび割れ等の不具合を生じることがなくなり、コート1の表面を好適に保つことができる。
【0024】
また、砂固化剤としての仮固化剤によって砂33を仮固化させた後、さらに、砂固化剤としてのアスファルトマスチック剤によって砂の固化を行うことで、人工芝30に充填した砂33を、より確実に固化することができ、コート1の耐久性が向上する。
【0025】
また、下地2の上に、厚さ10mm程度の芝生層3が敷設されていることにより、芝生層3によって直射日光が遮られてアスファルト等で構成された下地2の温度上昇が抑制できる。このため、温度変化による下地2の伸び縮みを緩和することができ、コート1の表面をより好適に保つことができる。
【0026】
また、コート1の改修や撤去を行う際に、産業廃棄物となるケミカル物質(芝生層3,塗装膜10)と、リサイクル可能なアスファルト層(下地2)とを容易に分離することができ、分別作業が容易となる。このことより、撤去可能な仮設のハード系のコート1を設置することができる。
【0027】
また、既設の砂入り人工芝のコートの砂を、上記実施形態と同様に固化させることにより、既設の砂入り人工芝のコートを新たなハード系のコート1にすることができ、既設の砂入り人工芝コートのリニューアル時等に有効である。
【実施例2】
【0028】
次に、本発明コートの第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一構成要素については同一番号を付して説明を省略する。
【0029】
図2は、第2の実施形態におけるコートの断面図である。本実施形態におけるコート1Aは、地面側から順に、下地2、芝生層3、繊維層4、表面層5A、および塗装膜10が積層されて構成されている。
【0030】
繊維層4は、繊維シート40を含み、繊維固定用樹脂によって繊維シート40の固定が行われている。
【0031】
繊維シート40としては、織布や不織布を用いることができ、その材質として、ガラス繊維、ビニロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、無機系の繊維等を用いることができる。また、繊維シート40を固定する繊維固定用樹脂は、水性エマルション樹脂、アルコール等を溶剤とする樹脂、無溶剤の樹脂で低粘度の樹脂等を用いることができる。また、樹脂の種類として、SBR樹脂、アクリル樹脂、EVA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリルエポキシ樹脂、アスファルト樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等を用いることができる。
【0032】
表面層5Aは、無機骨材50Aを含むアスファルトマスチック剤を塗布することで構成され、無機骨材50Aには、シリカサンド等を用いることができる。また、アスファルトマスチック剤は、樹脂100部に対してシリカサンド等の無機骨材50Aを100部〜600部配合したものを用いる。このようなアスファルトマスチック剤1〜10kg/m程度を、繊維層4上に塗布することによって表面層5Aが構成されている。
【0033】
次に、コート1Aの製造工程について説明する。コート1Aの製造工程について、下地2、芝生層3、塗装膜10を形成する工程は第1の実施形態におけるコート1の製造工程と同じである。ここでは繊維層4および表面層5Aの製造工程を説明する。芝生層3の上に、繊維シート40を敷設し(繊維シート敷設工程)、敷設した繊維シート40を、繊維固定用樹脂によって固定して(繊維シート固定工程)、繊維層4を形成する。そして、繊維層4の上に、無機骨材50Aを含むアスファルトマスチック剤を塗布することで表面層5Aを形成する(表面層形成工程)。
【0034】
本実施形態は以上のように構成され、第1の実施形態と同様に、下地2にクラックが生じてもクラックの影響が芝生層3で吸収され、コート1Aの表面にひび割れ等の不具合を生じることがなくなり、コート1Aの表面を好適に保つことができる。本実施形態では、特に、繊維層4の上に硬質の表面層5Aが構成され、表面が硬質のより好適なハード系のコートを得ることができる。
【実施例3】
【0035】
次に、本発明に係るコートの第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、第2の実施形態と同一構成要素については同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、第2の実施形態における表面層5Aの構成のみを変更したものである。
【0036】
図3は、第3の実施形態におけるコートの断面図である。本実施形態におけるコート1Bは、地面側から順に、下地2、芝生層3、繊維層4、表面層5B、および塗装膜10が積層されて構成されている。
【0037】
表面層5Bは、無機骨材50Bと弾性骨材51Bとを含むアスファルトマスチック剤を塗布することによって構成されている。無機骨材50Bとしては、シリカサンド等を用いることができる。また、弾性骨材51Bとしては、ゴム弾性を有する有機骨材を用いることができ、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等を用いることができる。また、アスファルトマスチック剤は、樹脂100部に対してシリカサンド等の無機骨材50Bを100部〜600部、弾性骨材51Bを50部〜200部配合したものを用いて、1〜10kg/m程度を繊維層4上に塗布することによって表面層5Bが構成されている。
【0038】
次に、コート1Bの製造工程について説明する。コート1Bの製造工程について、下地2、芝生層3、塗装膜10を形成する工程は第1の実施形態におけるコート1の製造工程と同じであり、ここでは繊維層4および表面層5Bの製造工程のみを説明する。芝生層3の上に、繊維シート40を敷設する(繊維シート敷設工程)。そして、敷設した繊維シート40を、繊維固定用樹脂によって固定して(繊維シート固定工程)、繊維層4を形成する。そして、繊維層4の上に、無機骨材50Bおよび弾性骨材51Bを含むアスファルトマスチック剤を塗布することによって表面層5Bを形成する(表面層形成工程)。
【0039】
本実施形態は以上のように構成され、第1の実施形態と同様に、下地2にクラックが生じてもクラックの影響が芝生層3で吸収され、コート1Bの表面にひび割れ等の不具合を生じることがなくなり、コート1Bの表面を好適に保つことができる。本実施形態では、特に、繊維層4の上にクッション性を有する表面層5Bが構成され、表面にクッション性があるハード系のコートを得ることができる。
【符号の説明】
【0040】
1,1A
1B…コート
2…下地
3…芝生層
4…繊維層
5A,5B…表面層
10…塗装膜
30…人工芝
31…ベースシート
32…繊維状芝
33…砂
40…繊維シート
50A,50B…無機骨材
51B…弾性骨材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アスファルトまたはコンクリートによって下地を形成する下地形成工程と、
前記下地の上に、ベースシートに複数の繊維状芝を植設して構成された人工芝を敷設する人工芝敷設工程と、
前記人工芝の前記繊維状芝間に当該繊維状芝の上端まで砂を充填する砂充填工程と、
前記人工芝に充填された前記砂を砂固化剤によって固化させる砂固化工程と、
を含むことを特徴とするコートの製造方法。
【請求項2】
前記砂固化工程は、
前記砂固化剤としての仮固化剤によって前記砂の仮固化を行う第1砂固化工程と、
前記砂固化剤としてのアスファルトマスチック剤によって前記仮固化した砂の固化を行う第2砂固化工程と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のコートの製造方法。
【請求項3】
前記砂固化工程によって砂の固化が行われた前記人工芝上に、繊維シートを敷設する繊維シート敷設工程と、
前記繊維シートを、繊維固定用樹脂によって固定する繊維シート固定工程と、
前記繊維シート固定工程によって固定された前記繊維シートの上に無機骨材または弾性骨材を含むアスファルトマスチック剤を塗布することによって表面層を形成する表面層形成工程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のコートの製造方法。
【請求項4】
前記仮固化剤として、水性エマルション樹脂、アルコール等を溶剤とする樹脂、無溶剤の樹脂で低粘度の樹脂等の有機系樹脂、また、樹脂の種類として、SBR樹脂、アクリル樹脂、EVA樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリルエポキシ樹脂、アスファルト樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の有機系樹脂を用いる請求項2あるいは3に記載のコートの製造方法。
【請求項5】
前記仮固化剤として、コロイダルシリカ溶液、珪酸カルシウム溶液、珪酸ナトリウム溶液、珪酸リチウム溶液、硝酸カルシウム溶液、亜硝酸カルシウム溶液、アルミン酸ナトリウム溶液のゾル状無機系溶液を用いる請求項2あるいは3に記載のコートの製造法。
【請求項6】
前記仮固化剤として、前記有機系樹脂と前記ゾル状無機系溶液との混合溶液を用いる請求項2あるいは3に記載のコートの製造方法。
【請求項7】
セメント系固化剤10部に対して砂1〜200部の混合物を充填する砂充填工程と水1〜20kg/mを噴霧し含浸させる砂固化工程である請求項1から3のいずれか1項に記載のコートの製造方法。
【請求項8】
水の代わりに前記有機系樹脂あるいは前記ゾル状無機系溶液もしくはこれらの混合溶液を用いる請求項7に記載のコートの製造方法。
【請求項9】
水の代わりに水セメントを用いる請求項7に記載のコートの製造方法。
【請求項10】
前記コートの最表面にカラー剤を塗布するカラー剤塗布工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のコートの製造方法。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載のコートの製造方法によって製造されたコート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−36718(P2012−36718A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−157358(P2011−157358)
【出願日】平成23年7月19日(2011.7.19)
【出願人】(510189765)株式会社東旺 (1)
【Fターム(参考)】