コード読取装置およびプログラム
【課題】バーコードを作成するオペレータの作業の負担を軽減する。
【解決手段】実施形態のコード読取装置は、撮像手段と、取込手段と、第１読取手段と、第２読取手段と、出力手段と、を備えている。前記撮像手段は、画像を撮像する。前記取込手段は、前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む。前記第１読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る。前記第２読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る。前記出力手段は、前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する。
【解決手段】実施形態のコード読取装置は、撮像手段と、取込手段と、第１読取手段と、第２読取手段と、出力手段と、を備えている。前記撮像手段は、画像を撮像する。前記取込手段は、前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む。前記第１読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る。前記第２読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る。前記出力手段は、前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、コード読取装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、スーパーマーケット等では、商品に貼付されたバーコード等のコードシンボルをＣＣＤ（Charged Coupled Device）等のイメージセンサによって撮像し、撮像した画像からコードシンボルが表すコードデータを読み取るコード読取装置が用いられている（特許文献１参照）。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ところで、コードシンボルの中には、商品の商品コードに加えて、商品の製造年月日や商品の消費期限などの日時情報等をコード化したものがある。このようなコードシンボルを商品に貼付する場合、オペレータは、商品毎に異なる日時情報を組み込んだコードシンボルを作成して商品に貼付しなければならず、コードシンボルを作成するオペレータの作業の負担となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
実施形態のコード読取装置は、撮像手段と、取込手段と、第１読取手段と、第２読取手段と、出力手段と、を備えている。前記撮像手段は、画像を撮像する。前記取込手段は、前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む。前記第１読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る。前記第２読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る。前記出力手段は、前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する。
【図面の簡単な説明】
【０００５】
【図１】図１は、本実施形態にかかるコード読取装置を備えたチェックアウトレーンシステムの構成を概略的に示す斜視図である。
【図２】図２は、コード読取装置の構成を示すブロック図である。
【図３】図３は、商品とカメラの撮像エリアとの関係の一例を示す図である。
【図４−１】図４−１は、日時特徴テーブルを説明する図である。
【図４−２】図４−２は、サービス情報テーブルを説明する図である。
【図５】図５は、取り込んだ画像データの一例を示す図である。
【図６】図６は、バーコードデータを説明するための図である。
【図７】図７は、日時コードを説明する図である。
【図８】図８は、サービスコードを説明する図である。
【図９】図９は、複合コードを説明する図である。
【図１０】図１０は、コード読取装置が行う情報出力処理の手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００６】
図１は、本実施形態にかかるコード読取装置を備えたチェックアウトレーンシステムの構成を概略的に示す斜視図である。図１に示すように、チェックアウトレーンシステム４は、商品を入れた買い物かごを戴置するためのサッカー台１と、サッカー台１の略中央に立設されたコード読取装置２と、コード読取装置２と図示しない伝送路によって相互通信可能に接続されたＰＯＳ端末３とを備えている。
【０００７】
ＰＯＳ端末３は、客が購入する商品の販売登録を行うものである。図１に示すように、ＰＯＳ端末３には、キーボード３１、オペレータ用の表示器３２、客用の表示器３３、レシート印字等を行うプリンタ３４、現金等を収容するためのドロワ３５等が設けられている。キーボード３１には、商品代金の決済に必要な締めキー等が配設されている。ＰＯＳ端末３は、この種のチェックアウトレーンシステムで標準的に使用されているＰＯＳ端末と同様の構成と機能とを備えている。
【０００８】
コード読取装置２は、商品に貼付され、当該商品を示す商品コードなどの商品情報を表すバーコードを検出し、検出したバーコードが表す商品情報をＰＯＳ端末３に出力するための装置である。図１に示すように、コード読取装置２は、読取窓２１と、キーボード２２と、ディスプレイ２３と、表示ＬＥＤ２４と、ブザー２５とを主に備えている。キーボード２２は、バーコードで登録不能な商品の登録を行う場合に、各種キーによる入力を受付ける。ディスプレイ２３は、登録された商品の品名や価格等を買い物客に対して表示する。表示ＬＥＤ２４は、商品に貼付されたバーコードが表す商品情報が読み取られた場合に点灯して、商品情報が読み取られていることをオペレータに報知する。ブザー２５は、商品に貼付されたバーコードが表す商品情報が読み取られた場合にブザー音を鳴らして、オペレータに報知する。読取窓２１が設けられたコード読取装置２の内部には、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）カメラ２０（図２参照）が内蔵されている。
【０００９】
図２は、コード読取装置の構成を示すブロック図である。コード読取装置２は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）５０と、ＲＯＭ（Read Only Memory）４２と、ＲＡＭ（Random Access Memory）４３と、通信Ｉ／Ｆ４４と、出力ポート４６と、キーボードコントローラ４７と、表示コントローラ４８と、カメラコントローラ４９と、メモリ４５とを主に備えており、これらをアドレスバス、データバスなどのバスライン４１で接続して構成されている。
【００１０】
ＣＰＵ５０は、コード読取装置２の動作全体を制御する制御部として機能する。ＲＯＭ４２は、本実施形態にかかるプログラムや、ＣＰＵ５０の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。ＲＡＭ４３は、ＣＰＵ５０がＲＯＭ４２が記憶する各種プログラムを展開する際にワークエリアとして機能するものである。また、ＲＡＭ４３は、カメラ２０によって撮像した画像データなどの各種データを格納する。
【００１１】
通信Ｉ／Ｆ４４は、バスを介して接続されたＰＯＳ端末３（図１参照）とのデータ通信を制御する。出力ポート４６は、ブザー２５と表示ＬＥＤ２４に駆動信号を出力する。キーボードコントローラ４７は、キーボード２２からキー信号を取り込む。表示コントローラ４８は、ディスプレイ２３に対するデータ表示を制御する。カメラコントローラ４９は、カメラ２０の撮像動作を制御する。
【００１２】
カメラ２０は、商品に付されたバーコードまたは二次元コード等のコードシンボルや商品に印字された当該商品の製造年月日や製造時刻等の日時を示す日時情報を表す刻印を撮像する。
【００１３】
次に、本実施形態のコード読取装置２により処理される商品とカメラ２０の撮像エリアとの関係について説明する。図３は、商品とカメラの撮像エリアとの関係の一例を示す図である。図中鎖線で囲った領域は、カメラ２０が１フレームで撮像できる領域である撮像エリア６４である。図３に示す商品６０には、バーコードラベル６１が貼付され、かつ日時の一例である消費期限を示す日時情報を表す刻印６３が印字されている。撮像エリア６４は、オペレータがバーコード等を表示したバーコードラベル６１をカメラ２０に撮像させる際に、商品６０に印字された刻印６３も撮像することができるように、バーコードラベル６１の撮像に最低限必要な撮像範囲よりも大きくなっている。
【００１４】
バーコードラベル６１には、バーコード６２等が表示されている。バーコード６２には、商品６０の販売データをＰＯＳ端末３で登録処理するのに必要な商品情報として、商品コード等の情報が組み込まれている。また、バーコード６２の下部には、バーコード６２が組み込んでいる商品コード「２１０１２３４５６７８９０」が数字で表示されている。刻印６３は、商品６０の消費期限である２０１１年０１月０１日を表す文字情報「１１．０１．０１」を表示している。
【００１５】
なお、本実施形態では、日時の一例として消費期限を示す日時情報を表す刻印６３が商品６０に印字されている例について説明するが、商品６０に印字された日時を示す日時情報を表す刻印であれば、これに限定するものではない。例えば、日時の一例としては、商品６０の製造年月日や製造時刻等であって良い。
【００１６】
不揮発性のメモリ４５は、日時特徴データと日時情報とを対応付けた日時特徴テーブルＴ、および日時情報と当該日時情報が示す日時に応じたサービスを表すサービス情報とを商品毎に対応付けたサービス情報テーブルｔを格納している。
【００１７】
図４−１は、日時特徴テーブルを説明する図である。図４−１に示すように、日時特徴テーブルＴは、日時特徴データと、日時情報とを対応付けて記憶している。
【００１８】
より詳細には、日時特徴データとは、商品６０に印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３からＯＣＲ等の文字認識処理によって抽出される情報のことである。例えば、図３に示すように、「１１．０１．０１」と印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３については、図４−１に示す日時特徴テーブルＴにおいてＮｏ．１の日時特徴データが示すように、「１１，０１，０１」という消費期限が文字認識処理によって抽出される。
【００１９】
日時情報は、刻印６３から読み取った日時を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。例えば、図４−１に示すように、日時特徴データ「１１，０１，０１」に対しては、２０１１年１月１日を意味する日時情報「２０１１．０１．０１」が対応付けて記憶されている。
【００２０】
図４−２は、サービス情報テーブルを説明する図である。図４−２に示すように、サービス情報テーブルｔは、日時情報と、サービス情報とを商品毎に対応付けて記憶している。
【００２１】
日時情報は、上述したように、消費期限の刻印６３から読み取った日時を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。
【００２２】
サービス情報は、消費期限の刻印６３から読み取った日時に応じた値引情報やポイント付与情報などのサービスに関する情報を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。例えば、図４−２に示すように、商品Ａの日時情報「２０１１．０１．０１」に対しては、１割引を意味するサービス情報「−１０％」が対応付けて記憶されている。
【００２３】
次に、本実施形態のコード読取装置２が有する特徴的な機能について説明する。ＣＰＵ５０は、ＲＡＭ４３に展開されたＲＯＭ４２が記憶するプログラムに従って動作することで、図２に示すように、画像データ取込部５１と、バーコード読取部５２と、日時情報読取部５３と、生成部５６、情報出力部５４と、報知部５５として機能する。
【００２４】
画像データ取込部５１は、カメラコントローラ４９に撮像オン信号を出力してカメラ２０に撮像動作を開始させる。画像データ取込部５１は、カメラ２０が撮像した撮像エリア６４内の画像データを取り込んで、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。また、画像データ取込部５１は、日時情報読取部５３の指示を受けた場合に、カメラ２０が撮像した撮像エリア６４内の画像データを取り込んで、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。
【００２５】
ここで、画像データ取込部５１が取り込む画像データについて図３および図５を用いて説明する。図５は、取り込んだ画像データの一例を示す図である。
【００２６】
本実施形態のコード読取装置２では、撮像エリア６４をバーコードラベル６１の撮像に最低限必要な撮像範囲よりも広げているため、商品情報を読み取る商品６０に貼付されたバーコードラベル６１以外に、商品６０に印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３が撮像エリア６４内に収まる（図３参照）。この場合、画像データ取込部５１は、商品６０に貼付されたバーコードラベル６１の画像５０１および当該バーコードラベル６１に表示されたバーコード６２の画像５０２に加えて、刻印６３の画像５０３を含む画像データ５００（図５参照）をＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。
【００２７】
バーコード読取部５２は、画像データ取込部５１がＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納した画像データ５００から、バーコード６２の画像５０２を検出し、検出したバーコード６２の画像５０２から商品６０の商品情報を読み取るバーコード読取処理を行う。
【００２８】
より詳細には、バーコード読取部５２は、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納された１フレームの画像データ５００（図５参照）を２値化し、２値化したデータ内にバーコード６２に関するデータ領域が存在するか否かを検出する。バーコード読取部５２は、取り込んだ画像データ５００においてバーコード６２に関するデータ領域を検出した場合には、バーコード６２をデコードして、図６に示すＪ１〜Ｊ１３のバーコードデータ（ＪＡＮコード）Ｃ１を、商品６０の商品情報として読み取る。バーコードデータＣ１は、メーカーコードや、商品情報としての商品コードや、チェックデジット等を含んでいる。バーコード読取部５２は、読み取ったバーコードデータＣ１をＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納する。
【００２９】
日時情報読取部５３は、画像データ取込部５１がＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納した画像データ５００から、刻印６３の画像５０３を検出し、検出した刻印６３の画像５０３から日時情報を読み取る日時情報読取処理を行う。
【００３０】
より具体的には、日時情報読取部５３は、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納された１フレームの画像データ５００（図５参照）に対して、ＯＣＲ（Optical Character Reader）等の文字認識処理を行う。日時情報読取部５３は、刻印６３が含む文字や絵やシンボル等の特徴と、日時特徴テーブルＴの日時特徴データ（図４−１参照）とを照合して、一致度の高い日時特徴データを検出した場合に、画像データ５００に消費期限を示す日時情報の刻印６３の画像５０３を検出したと判断する。
【００３１】
また、日時情報読取部５３は、検出した日時特徴データに該当する日時情報を日時特徴テーブルＴから読み取る。さらに、日時情報読取部５３は、読み取った日時情報をコード化して日時コードＣ３（図７参照）を生成し、ＲＡＭ４３の日時コードワークエリアに格納する。
【００３２】
図７は、日時コードを説明する図である。図７に示すように、日時コードＣ３は、日時の種類を設定するフラグＦと、製造年月日や製造時刻や消費期限などの日時を示す日時情報の値を示すデータＫ１〜Ｋ５を含んでいる。フラグＦは、例えば、１：消費期限、２：製造年月日、３：製造時刻として日時の種類を表すことができる。
【００３３】
このように、商品６０に印字された刻印６３の画像５０３から日時情報を読み取ることで、商品６０に関わる製造年月日や製造時刻や消費期限等を示す日時情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、商品６０毎に異なるバーコードラベル６１を作成したり、日時情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００３４】
生成部５６は、日時情報読取部５３が読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成するサービス情報生成処理を行う。
【００３５】
より具体的には、生成部５６は、バーコード読取部５２により読み取った商品情報が示す商品６０および日時情報読取部５３により読み取られた日時情報と対応付けられたサービス情報を、サービス情報テーブルｔから読み取る。さらに、生成部５６は、読み取ったサービス情報をコード化してサービスコードＣ２（図８参照）を生成し、ＲＡＭ４３のサービスコードワークエリアに格納する。
【００３６】
図８は、サービスコードを説明する図である。図８に示すように、サービスコードＣ２は、サービスの種類を設定するフラグＦと、値引額や値引率や付与ポイント数など提供されるサービスの値を示すデータＰ１〜Ｐ５を含んでいる。フラグＦは、例えば、１：値引率、２：値引金額、３：ポイントとしてサービスの種類を表すことができる。
【００３７】
このように、商品６０に印字された刻印６３の画像５０３から読み取った日時情報に含まれる消費期限に応じたサービス情報を生成することで、商品６０の消費期限に応じた値引などのサービスを示すサービス情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、商品６０毎に異なるバーコードラベル６１を作成したり、サービス情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００３８】
また、スーパーマーケット等においては、生鮮品の廃棄ロスを削減するために、商品６０の消費期限が近づいた際に、商品６０の購入に対して値引額の増額などの新たなサービスを付与する場合がある。従来、オペレータは、新たに付与するサービスを示すサービス情報をコード化したバーコード６２を作成しなおし、商品６０に既に貼付されているバーコードラベル６１の上に重ねて貼付していた。しかし、本実施形態では、商品６０に印字された消費期限の刻印６３の画像５０３から読み取った日時情報に含まれる消費期限に応じたサービス情報を生成するため、新たなサービスを付与する際に、オペレータがバーコード６２を作成しなおしたり、商品６０に既に貼付されているバーコードラベル６１の上に重ねて貼付したりする必要がなくなる。
【００３９】
なお、本実施形態では、生成部５６は、読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成しているが、これに限定するものではない。例えば、生成部５６は、読み取った日時情報が商品６０の製造年月日を示している場合、当該製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する。その際、生成部５６は、製造年月日から現在の日時までの期間に対応する割引額や値引率や付与ポイント数のサービスを、予め設定しておくものとする。例えば、サービスを付与する商品が生鮮品の場合には、製造年月日から現在の日時までの期間に対応する割引額や値引率や付与ポイント数のサービスは、製造年月日から現在の日時までの期間が長くなるに従い、大きくする。
【００４０】
情報出力部５４は、日時情報読取部５３が生成した日時コードＣ３および生成部５６が生成したサービスコードＣ２がＲＡＭ４３に格納されている場合には、バーコード読取部５２によりＲＡＭ４３に格納されているバーコードデータＣ１に日時コードＣ３およびサービスコードＣ２を結合して複合コードＣ４を生成し、これをＰＯＳ端末３に出力する。
【００４１】
図９は、複合コードを説明する図である。図９に示すように、複合コードＣ４は、スタートコードで始まり、バーコードデータＣ１と、サービスコードＣ２と、日時コードＣ３と、日時コードＣ３のチェックデジットＣＤと、複合コードＣ４のチェックデジットＣＯＤＥ１２８ＣＤとを含んでおり、ストップコードで終わるコードとなっている。ＰＯＳ端末３は、コード読取装置２から受け取った複合コードＣ４に基づいて、消費期限切れ商品６０の検出や商品６０にサービスコードＣ２が示すサービスを付与した販売登録を行う。
【００４２】
一例として、図３に示すように、商品６０に消費期限の刻印６３が印字されていた場合には、日時情報読取部５３が読み取った日時情報「２０１１．０１．０１」をデジタル化した日時コードＣ３が生成されるとともに、生成部５６により生成されたサービス情報「−１０％」をデジタル化したサービスコードＣ２が生成される。従って、複合コードＣ４には、商品コード「２１０１２３４５６７８９０」に対応するバーコードデータＣ１と、「２０１１．０１．０１」に対応する日時コードＣ３と、「−１０％」に対応するサービスコードＣ２とが含まれることとなる。ＰＯＳ端末３は、ＰＯＳ端末３または店舗内のホスト端末（不図示）が保持する商品マスタ等を参照して、バーコードデータＣ１に対応する商品６０の価格を読み込む。また、ＰＯＳ端末３は、日時コードＣ３に基づいて、消費期限切れした商品６０を検出する。さらに、ＰＯＳ端末３は、サービスコードＣ２に基づいて、読み込んだ価格から１０％オフして、商品の販売登録を行う。
【００４３】
報知部５５は、バーコード読取部５２が商品情報を読み取った場合に、商品情報が読み取られた状態にあることをオペレータに報知するため、バーコードオン信号を出力して表示ＬＥＤ２４を発光させる。また、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３に対して複合コードＣ４、或いはバーコードデータＣ１を出力した場合に、バーコードオフ信号を出力して表示ＬＥＤ２４を消灯する。
【００４４】
さらに、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３にバーコードデータＣ１を出力した場合には、ブザー２５を駆動して、商品情報のみが読み取られ、日時情報の読み取りやサービス情報の生成が行われなかったことを示す第１のブザー音（例えば“ピッ”）を鳴らす。
【００４５】
また、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３に複合データＣ４を出力した場合には、ブザー２５を駆動して、商品情報の読み取り、日時情報の読み取り、およびサービス情報の生成が読み取られたことを示す第２のブザー音（例えば“ピッ、ピッ”）を鳴らす。
【００４６】
さらに、報知部５５は、日時情報読取部５３により読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎている場合に、表示ＬＥＤ２４を発光させることにより、消費期限を過ぎていることを報知するものとする。なお、本実施形態では、報知部５５は、表示ＬＥＤ２４を発光させることにより消費期限を過ぎていることを報知しているが、これに限定するものではなく、例えば、ブザー２５を駆動してブザー音を鳴らして消費期限を過ぎていることを報知しても良い。また、報知部５５は、表示コントローラ４８を介して、消費期限が過ぎている旨のメッセージをディスプレイ２３に表示しても良い。
【００４７】
次に、コード読取装置２が行う商品の販売登録処理について図１０を用いて説明する。図１０は、コード読取装置が行う情報出力処理の手順を示したフローチャートである。
【００４８】
コード読取装置２のＣＰＵ５０は、ＰＯＳ端末３からのコマンドにより業務起動が指令されると、情報出力処理を開始する。画像データ取込部５１は、カメラコントローラ４９に撮像オン信号を出力し、カメラ２０による撮像動作を開始する（ステップＳ１００１）。画像データ取込部５１は、カメラ２０が撮像した画像データ５００をＲＡＭ４３の画像ワークエリアに取り込む（ステップＳ１００２）。そして、バーコード読取部５２は、上述したバーコード読取処理を開始する（ステップＳ１００３）。
【００４９】
バーコード読取部５２は、ステップＳ１００３のバーコード読取処理においてバーコード６２の画像５０２を検出したか否かを判断する（ステップＳ１００４）。バーコード６２の画像５０２を検出していない場合（ステップＳ１００４：Ｎｏ）には、バーコード読取部５２は画像データ５００の取り込みを続ける（ステップＳ１００２）。
【００５０】
バーコード６２の画像５０２を検出している場合（ステップＳ１００４：Ｙｅｓ）には、報知部５５は、バーコードオン信号を出力して表示ＬＥＤ２４を点灯させ（ステップＳ１００５）、商品情報が読み取られたことをオペレータに報知する。
【００５１】
次に、日時情報読取部５３は、ステップＳ１００２でＲＡＭ４３の画像ワークエリアに取り込んだ画像データ５００に対して、日時情報読取処理を開始する（ステップＳ１００６）。そして、日時情報読取部５３は、ステップＳ１００６の日時情報読取処理において日時情報を読み取ったか否かを判断する（ステップＳ１００７）。
【００５２】
日時情報を読み取っている場合（ステップＳ１００７：Ｙｅｓ）には、報知部５５は、読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎているか否かを判断する（ステップＳ１００８）。読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎていない場合（ステップＳ１００８：Ｎｏ）、生成部５６は、サービス情報生成処理を開始する（ステップＳ１００９）。
【００５３】
情報出力部５４は、ＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納されているバーコードデータＣ１と、日時コードワークエリアに格納されている日時コードＣ３と、サービスコードエリアに格納されているサービスコードＣ２と、から複合コードＣ４（図９参照）を生成する（ステップＳ１０１０）。そして、情報出力部５４は、生成した複合コードＣ４を通信インタフェース４４を介してＰＯＳ端末３に伝送出力する（ステップＳ１０１１）。報知部５５は、ブザー２５を駆動して第２のブザー音を鳴らす（ステップＳ１０１２）。さらに、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力してバーコード６２が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１３）。
【００５４】
その後、ＰＯＳ端末３からのコマンドにより業務終了が指令されたか否かを判断する（ステップＳ１０１９）。業務終了が指令されていない場合（ステップＳ１０１９：Ｎｏ）には、ステップＳ１００２に戻って、ステップＳ１００２〜Ｓ１０１８を全ての商品の販売登録が終了するまで繰り返す。業務終了が指令された場合には（ステップＳ１０１９：Ｙｅｓ）、ＣＰＵ５０は、カメラコントローラ４９に撮像オフ信号を出力し（ステップＳ１０２０）、カメラ２０による撮像動作を終了する。
【００５５】
一方、読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎている場合（ステップＳ１００８：Ｙｅｓ）、報知部５５は、消費期限が過ぎている旨のメッセージをディスプレイ２３に表示する（ステップＳ１０１４）。さらに、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力してバーコード６２が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１５）。その後、ＣＰＵ５０は、ステップＳ１０１９に移行する。
【００５６】
また、日時情報が読み取られなかった場合（ステップＳ１００７：Ｎｏ）、情報出力部５４は、ＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納されているバーコードデータＣ１を、通信インタフェース４４を介してＰＯＳ端末３に伝送出力する（ステップＳ１０１６）。報知部５５は、ブザー２５を駆動して第１のブザー音を鳴らす（ステップＳ１０１７）。また、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力して商品情報が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１８）。その後、ＣＰＵ５０は、ステップＳ１０１９に移行する。
【００５７】
このように本実施形態にかかるコード読取装置２によれば、カメラ２０により撮像した商品６０の画像データ５００を取り込み、取り込んだ画像データ５００から、バーコード６２の画像５０２を検出するとともに、検出したバーコード６２の画像５０２から、バーコード６２が表す商品情報を読み取り、取り込んだ画像データ５００から、日時情報を表す刻印６３の画像５０３を検出するとともに、検出した刻印６３の画像５０３から、刻印６３が表す日時情報を読み取り、読み取った商品情報および日時情報を出力することにより、商品６０毎に異なる製造年月日や製造時刻や消費期限等の日時情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、バーコード６２を作成するオペレータの作業の負担を軽減することができる。また、日時情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００５８】
以上説明したとおり、本実施形態によれば、バーコードを作成するオペレータの作業の負担を軽減することができる。
【００５９】
なお、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムは、ＲＯＭ４２等に予め組み込まれて提供されるが、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【００６０】
さらに、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【符号の説明】
【００６１】
２ コード読取装置
２０ カメラ
２３ ディスプレイ
２４ 表示ＬＥＤ
２５ ブザー
５１ 画像データ取込部
５２ バーコード読取部
５３ 日時情報読取部
５４ 情報出力部
５５ 報知部
５６ 生成部
６０ 商品
６２ バーコード
６３ 刻印
５００ 画像データ
【先行技術文献】
【特許文献】
【００６２】
【特許文献１】特表平１０−５０１３６０号公報
【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、コード読取装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、スーパーマーケット等では、商品に貼付されたバーコード等のコードシンボルをＣＣＤ（Charged Coupled Device）等のイメージセンサによって撮像し、撮像した画像からコードシンボルが表すコードデータを読み取るコード読取装置が用いられている（特許文献１参照）。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ところで、コードシンボルの中には、商品の商品コードに加えて、商品の製造年月日や商品の消費期限などの日時情報等をコード化したものがある。このようなコードシンボルを商品に貼付する場合、オペレータは、商品毎に異なる日時情報を組み込んだコードシンボルを作成して商品に貼付しなければならず、コードシンボルを作成するオペレータの作業の負担となっていた。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
実施形態のコード読取装置は、撮像手段と、取込手段と、第１読取手段と、第２読取手段と、出力手段と、を備えている。前記撮像手段は、画像を撮像する。前記取込手段は、前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む。前記第１読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る。前記第２読取手段は、前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る。前記出力手段は、前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する。
【図面の簡単な説明】
【０００５】
【図１】図１は、本実施形態にかかるコード読取装置を備えたチェックアウトレーンシステムの構成を概略的に示す斜視図である。
【図２】図２は、コード読取装置の構成を示すブロック図である。
【図３】図３は、商品とカメラの撮像エリアとの関係の一例を示す図である。
【図４−１】図４−１は、日時特徴テーブルを説明する図である。
【図４−２】図４−２は、サービス情報テーブルを説明する図である。
【図５】図５は、取り込んだ画像データの一例を示す図である。
【図６】図６は、バーコードデータを説明するための図である。
【図７】図７は、日時コードを説明する図である。
【図８】図８は、サービスコードを説明する図である。
【図９】図９は、複合コードを説明する図である。
【図１０】図１０は、コード読取装置が行う情報出力処理の手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００６】
図１は、本実施形態にかかるコード読取装置を備えたチェックアウトレーンシステムの構成を概略的に示す斜視図である。図１に示すように、チェックアウトレーンシステム４は、商品を入れた買い物かごを戴置するためのサッカー台１と、サッカー台１の略中央に立設されたコード読取装置２と、コード読取装置２と図示しない伝送路によって相互通信可能に接続されたＰＯＳ端末３とを備えている。
【０００７】
ＰＯＳ端末３は、客が購入する商品の販売登録を行うものである。図１に示すように、ＰＯＳ端末３には、キーボード３１、オペレータ用の表示器３２、客用の表示器３３、レシート印字等を行うプリンタ３４、現金等を収容するためのドロワ３５等が設けられている。キーボード３１には、商品代金の決済に必要な締めキー等が配設されている。ＰＯＳ端末３は、この種のチェックアウトレーンシステムで標準的に使用されているＰＯＳ端末と同様の構成と機能とを備えている。
【０００８】
コード読取装置２は、商品に貼付され、当該商品を示す商品コードなどの商品情報を表すバーコードを検出し、検出したバーコードが表す商品情報をＰＯＳ端末３に出力するための装置である。図１に示すように、コード読取装置２は、読取窓２１と、キーボード２２と、ディスプレイ２３と、表示ＬＥＤ２４と、ブザー２５とを主に備えている。キーボード２２は、バーコードで登録不能な商品の登録を行う場合に、各種キーによる入力を受付ける。ディスプレイ２３は、登録された商品の品名や価格等を買い物客に対して表示する。表示ＬＥＤ２４は、商品に貼付されたバーコードが表す商品情報が読み取られた場合に点灯して、商品情報が読み取られていることをオペレータに報知する。ブザー２５は、商品に貼付されたバーコードが表す商品情報が読み取られた場合にブザー音を鳴らして、オペレータに報知する。読取窓２１が設けられたコード読取装置２の内部には、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）カメラ２０（図２参照）が内蔵されている。
【０００９】
図２は、コード読取装置の構成を示すブロック図である。コード読取装置２は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）５０と、ＲＯＭ（Read Only Memory）４２と、ＲＡＭ（Random Access Memory）４３と、通信Ｉ／Ｆ４４と、出力ポート４６と、キーボードコントローラ４７と、表示コントローラ４８と、カメラコントローラ４９と、メモリ４５とを主に備えており、これらをアドレスバス、データバスなどのバスライン４１で接続して構成されている。
【００１０】
ＣＰＵ５０は、コード読取装置２の動作全体を制御する制御部として機能する。ＲＯＭ４２は、本実施形態にかかるプログラムや、ＣＰＵ５０の動作を制御するその他のプログラム等を記憶している。ＲＡＭ４３は、ＣＰＵ５０がＲＯＭ４２が記憶する各種プログラムを展開する際にワークエリアとして機能するものである。また、ＲＡＭ４３は、カメラ２０によって撮像した画像データなどの各種データを格納する。
【００１１】
通信Ｉ／Ｆ４４は、バスを介して接続されたＰＯＳ端末３（図１参照）とのデータ通信を制御する。出力ポート４６は、ブザー２５と表示ＬＥＤ２４に駆動信号を出力する。キーボードコントローラ４７は、キーボード２２からキー信号を取り込む。表示コントローラ４８は、ディスプレイ２３に対するデータ表示を制御する。カメラコントローラ４９は、カメラ２０の撮像動作を制御する。
【００１２】
カメラ２０は、商品に付されたバーコードまたは二次元コード等のコードシンボルや商品に印字された当該商品の製造年月日や製造時刻等の日時を示す日時情報を表す刻印を撮像する。
【００１３】
次に、本実施形態のコード読取装置２により処理される商品とカメラ２０の撮像エリアとの関係について説明する。図３は、商品とカメラの撮像エリアとの関係の一例を示す図である。図中鎖線で囲った領域は、カメラ２０が１フレームで撮像できる領域である撮像エリア６４である。図３に示す商品６０には、バーコードラベル６１が貼付され、かつ日時の一例である消費期限を示す日時情報を表す刻印６３が印字されている。撮像エリア６４は、オペレータがバーコード等を表示したバーコードラベル６１をカメラ２０に撮像させる際に、商品６０に印字された刻印６３も撮像することができるように、バーコードラベル６１の撮像に最低限必要な撮像範囲よりも大きくなっている。
【００１４】
バーコードラベル６１には、バーコード６２等が表示されている。バーコード６２には、商品６０の販売データをＰＯＳ端末３で登録処理するのに必要な商品情報として、商品コード等の情報が組み込まれている。また、バーコード６２の下部には、バーコード６２が組み込んでいる商品コード「２１０１２３４５６７８９０」が数字で表示されている。刻印６３は、商品６０の消費期限である２０１１年０１月０１日を表す文字情報「１１．０１．０１」を表示している。
【００１５】
なお、本実施形態では、日時の一例として消費期限を示す日時情報を表す刻印６３が商品６０に印字されている例について説明するが、商品６０に印字された日時を示す日時情報を表す刻印であれば、これに限定するものではない。例えば、日時の一例としては、商品６０の製造年月日や製造時刻等であって良い。
【００１６】
不揮発性のメモリ４５は、日時特徴データと日時情報とを対応付けた日時特徴テーブルＴ、および日時情報と当該日時情報が示す日時に応じたサービスを表すサービス情報とを商品毎に対応付けたサービス情報テーブルｔを格納している。
【００１７】
図４−１は、日時特徴テーブルを説明する図である。図４−１に示すように、日時特徴テーブルＴは、日時特徴データと、日時情報とを対応付けて記憶している。
【００１８】
より詳細には、日時特徴データとは、商品６０に印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３からＯＣＲ等の文字認識処理によって抽出される情報のことである。例えば、図３に示すように、「１１．０１．０１」と印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３については、図４−１に示す日時特徴テーブルＴにおいてＮｏ．１の日時特徴データが示すように、「１１，０１，０１」という消費期限が文字認識処理によって抽出される。
【００１９】
日時情報は、刻印６３から読み取った日時を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。例えば、図４−１に示すように、日時特徴データ「１１，０１，０１」に対しては、２０１１年１月１日を意味する日時情報「２０１１．０１．０１」が対応付けて記憶されている。
【００２０】
図４−２は、サービス情報テーブルを説明する図である。図４−２に示すように、サービス情報テーブルｔは、日時情報と、サービス情報とを商品毎に対応付けて記憶している。
【００２１】
日時情報は、上述したように、消費期限の刻印６３から読み取った日時を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。
【００２２】
サービス情報は、消費期限の刻印６３から読み取った日時に応じた値引情報やポイント付与情報などのサービスに関する情報を、ＰＯＳ端末３の販売登録処理において使用できるよう英数値に変換した情報のことである。例えば、図４−２に示すように、商品Ａの日時情報「２０１１．０１．０１」に対しては、１割引を意味するサービス情報「−１０％」が対応付けて記憶されている。
【００２３】
次に、本実施形態のコード読取装置２が有する特徴的な機能について説明する。ＣＰＵ５０は、ＲＡＭ４３に展開されたＲＯＭ４２が記憶するプログラムに従って動作することで、図２に示すように、画像データ取込部５１と、バーコード読取部５２と、日時情報読取部５３と、生成部５６、情報出力部５４と、報知部５５として機能する。
【００２４】
画像データ取込部５１は、カメラコントローラ４９に撮像オン信号を出力してカメラ２０に撮像動作を開始させる。画像データ取込部５１は、カメラ２０が撮像した撮像エリア６４内の画像データを取り込んで、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。また、画像データ取込部５１は、日時情報読取部５３の指示を受けた場合に、カメラ２０が撮像した撮像エリア６４内の画像データを取り込んで、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。
【００２５】
ここで、画像データ取込部５１が取り込む画像データについて図３および図５を用いて説明する。図５は、取り込んだ画像データの一例を示す図である。
【００２６】
本実施形態のコード読取装置２では、撮像エリア６４をバーコードラベル６１の撮像に最低限必要な撮像範囲よりも広げているため、商品情報を読み取る商品６０に貼付されたバーコードラベル６１以外に、商品６０に印字された消費期限を示す日時情報の刻印６３が撮像エリア６４内に収まる（図３参照）。この場合、画像データ取込部５１は、商品６０に貼付されたバーコードラベル６１の画像５０１および当該バーコードラベル６１に表示されたバーコード６２の画像５０２に加えて、刻印６３の画像５０３を含む画像データ５００（図５参照）をＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納する。
【００２７】
バーコード読取部５２は、画像データ取込部５１がＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納した画像データ５００から、バーコード６２の画像５０２を検出し、検出したバーコード６２の画像５０２から商品６０の商品情報を読み取るバーコード読取処理を行う。
【００２８】
より詳細には、バーコード読取部５２は、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納された１フレームの画像データ５００（図５参照）を２値化し、２値化したデータ内にバーコード６２に関するデータ領域が存在するか否かを検出する。バーコード読取部５２は、取り込んだ画像データ５００においてバーコード６２に関するデータ領域を検出した場合には、バーコード６２をデコードして、図６に示すＪ１〜Ｊ１３のバーコードデータ（ＪＡＮコード）Ｃ１を、商品６０の商品情報として読み取る。バーコードデータＣ１は、メーカーコードや、商品情報としての商品コードや、チェックデジット等を含んでいる。バーコード読取部５２は、読み取ったバーコードデータＣ１をＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納する。
【００２９】
日時情報読取部５３は、画像データ取込部５１がＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納した画像データ５００から、刻印６３の画像５０３を検出し、検出した刻印６３の画像５０３から日時情報を読み取る日時情報読取処理を行う。
【００３０】
より具体的には、日時情報読取部５３は、ＲＡＭ４３の画像ワークエリアに格納された１フレームの画像データ５００（図５参照）に対して、ＯＣＲ（Optical Character Reader）等の文字認識処理を行う。日時情報読取部５３は、刻印６３が含む文字や絵やシンボル等の特徴と、日時特徴テーブルＴの日時特徴データ（図４−１参照）とを照合して、一致度の高い日時特徴データを検出した場合に、画像データ５００に消費期限を示す日時情報の刻印６３の画像５０３を検出したと判断する。
【００３１】
また、日時情報読取部５３は、検出した日時特徴データに該当する日時情報を日時特徴テーブルＴから読み取る。さらに、日時情報読取部５３は、読み取った日時情報をコード化して日時コードＣ３（図７参照）を生成し、ＲＡＭ４３の日時コードワークエリアに格納する。
【００３２】
図７は、日時コードを説明する図である。図７に示すように、日時コードＣ３は、日時の種類を設定するフラグＦと、製造年月日や製造時刻や消費期限などの日時を示す日時情報の値を示すデータＫ１〜Ｋ５を含んでいる。フラグＦは、例えば、１：消費期限、２：製造年月日、３：製造時刻として日時の種類を表すことができる。
【００３３】
このように、商品６０に印字された刻印６３の画像５０３から日時情報を読み取ることで、商品６０に関わる製造年月日や製造時刻や消費期限等を示す日時情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、商品６０毎に異なるバーコードラベル６１を作成したり、日時情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００３４】
生成部５６は、日時情報読取部５３が読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成するサービス情報生成処理を行う。
【００３５】
より具体的には、生成部５６は、バーコード読取部５２により読み取った商品情報が示す商品６０および日時情報読取部５３により読み取られた日時情報と対応付けられたサービス情報を、サービス情報テーブルｔから読み取る。さらに、生成部５６は、読み取ったサービス情報をコード化してサービスコードＣ２（図８参照）を生成し、ＲＡＭ４３のサービスコードワークエリアに格納する。
【００３６】
図８は、サービスコードを説明する図である。図８に示すように、サービスコードＣ２は、サービスの種類を設定するフラグＦと、値引額や値引率や付与ポイント数など提供されるサービスの値を示すデータＰ１〜Ｐ５を含んでいる。フラグＦは、例えば、１：値引率、２：値引金額、３：ポイントとしてサービスの種類を表すことができる。
【００３７】
このように、商品６０に印字された刻印６３の画像５０３から読み取った日時情報に含まれる消費期限に応じたサービス情報を生成することで、商品６０の消費期限に応じた値引などのサービスを示すサービス情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、商品６０毎に異なるバーコードラベル６１を作成したり、サービス情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００３８】
また、スーパーマーケット等においては、生鮮品の廃棄ロスを削減するために、商品６０の消費期限が近づいた際に、商品６０の購入に対して値引額の増額などの新たなサービスを付与する場合がある。従来、オペレータは、新たに付与するサービスを示すサービス情報をコード化したバーコード６２を作成しなおし、商品６０に既に貼付されているバーコードラベル６１の上に重ねて貼付していた。しかし、本実施形態では、商品６０に印字された消費期限の刻印６３の画像５０３から読み取った日時情報に含まれる消費期限に応じたサービス情報を生成するため、新たなサービスを付与する際に、オペレータがバーコード６２を作成しなおしたり、商品６０に既に貼付されているバーコードラベル６１の上に重ねて貼付したりする必要がなくなる。
【００３９】
なお、本実施形態では、生成部５６は、読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成しているが、これに限定するものではない。例えば、生成部５６は、読み取った日時情報が商品６０の製造年月日を示している場合、当該製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する。その際、生成部５６は、製造年月日から現在の日時までの期間に対応する割引額や値引率や付与ポイント数のサービスを、予め設定しておくものとする。例えば、サービスを付与する商品が生鮮品の場合には、製造年月日から現在の日時までの期間に対応する割引額や値引率や付与ポイント数のサービスは、製造年月日から現在の日時までの期間が長くなるに従い、大きくする。
【００４０】
情報出力部５４は、日時情報読取部５３が生成した日時コードＣ３および生成部５６が生成したサービスコードＣ２がＲＡＭ４３に格納されている場合には、バーコード読取部５２によりＲＡＭ４３に格納されているバーコードデータＣ１に日時コードＣ３およびサービスコードＣ２を結合して複合コードＣ４を生成し、これをＰＯＳ端末３に出力する。
【００４１】
図９は、複合コードを説明する図である。図９に示すように、複合コードＣ４は、スタートコードで始まり、バーコードデータＣ１と、サービスコードＣ２と、日時コードＣ３と、日時コードＣ３のチェックデジットＣＤと、複合コードＣ４のチェックデジットＣＯＤＥ１２８ＣＤとを含んでおり、ストップコードで終わるコードとなっている。ＰＯＳ端末３は、コード読取装置２から受け取った複合コードＣ４に基づいて、消費期限切れ商品６０の検出や商品６０にサービスコードＣ２が示すサービスを付与した販売登録を行う。
【００４２】
一例として、図３に示すように、商品６０に消費期限の刻印６３が印字されていた場合には、日時情報読取部５３が読み取った日時情報「２０１１．０１．０１」をデジタル化した日時コードＣ３が生成されるとともに、生成部５６により生成されたサービス情報「−１０％」をデジタル化したサービスコードＣ２が生成される。従って、複合コードＣ４には、商品コード「２１０１２３４５６７８９０」に対応するバーコードデータＣ１と、「２０１１．０１．０１」に対応する日時コードＣ３と、「−１０％」に対応するサービスコードＣ２とが含まれることとなる。ＰＯＳ端末３は、ＰＯＳ端末３または店舗内のホスト端末（不図示）が保持する商品マスタ等を参照して、バーコードデータＣ１に対応する商品６０の価格を読み込む。また、ＰＯＳ端末３は、日時コードＣ３に基づいて、消費期限切れした商品６０を検出する。さらに、ＰＯＳ端末３は、サービスコードＣ２に基づいて、読み込んだ価格から１０％オフして、商品の販売登録を行う。
【００４３】
報知部５５は、バーコード読取部５２が商品情報を読み取った場合に、商品情報が読み取られた状態にあることをオペレータに報知するため、バーコードオン信号を出力して表示ＬＥＤ２４を発光させる。また、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３に対して複合コードＣ４、或いはバーコードデータＣ１を出力した場合に、バーコードオフ信号を出力して表示ＬＥＤ２４を消灯する。
【００４４】
さらに、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３にバーコードデータＣ１を出力した場合には、ブザー２５を駆動して、商品情報のみが読み取られ、日時情報の読み取りやサービス情報の生成が行われなかったことを示す第１のブザー音（例えば“ピッ”）を鳴らす。
【００４５】
また、報知部５５は、情報出力部５４がＰＯＳ端末３に複合データＣ４を出力した場合には、ブザー２５を駆動して、商品情報の読み取り、日時情報の読み取り、およびサービス情報の生成が読み取られたことを示す第２のブザー音（例えば“ピッ、ピッ”）を鳴らす。
【００４６】
さらに、報知部５５は、日時情報読取部５３により読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎている場合に、表示ＬＥＤ２４を発光させることにより、消費期限を過ぎていることを報知するものとする。なお、本実施形態では、報知部５５は、表示ＬＥＤ２４を発光させることにより消費期限を過ぎていることを報知しているが、これに限定するものではなく、例えば、ブザー２５を駆動してブザー音を鳴らして消費期限を過ぎていることを報知しても良い。また、報知部５５は、表示コントローラ４８を介して、消費期限が過ぎている旨のメッセージをディスプレイ２３に表示しても良い。
【００４７】
次に、コード読取装置２が行う商品の販売登録処理について図１０を用いて説明する。図１０は、コード読取装置が行う情報出力処理の手順を示したフローチャートである。
【００４８】
コード読取装置２のＣＰＵ５０は、ＰＯＳ端末３からのコマンドにより業務起動が指令されると、情報出力処理を開始する。画像データ取込部５１は、カメラコントローラ４９に撮像オン信号を出力し、カメラ２０による撮像動作を開始する（ステップＳ１００１）。画像データ取込部５１は、カメラ２０が撮像した画像データ５００をＲＡＭ４３の画像ワークエリアに取り込む（ステップＳ１００２）。そして、バーコード読取部５２は、上述したバーコード読取処理を開始する（ステップＳ１００３）。
【００４９】
バーコード読取部５２は、ステップＳ１００３のバーコード読取処理においてバーコード６２の画像５０２を検出したか否かを判断する（ステップＳ１００４）。バーコード６２の画像５０２を検出していない場合（ステップＳ１００４：Ｎｏ）には、バーコード読取部５２は画像データ５００の取り込みを続ける（ステップＳ１００２）。
【００５０】
バーコード６２の画像５０２を検出している場合（ステップＳ１００４：Ｙｅｓ）には、報知部５５は、バーコードオン信号を出力して表示ＬＥＤ２４を点灯させ（ステップＳ１００５）、商品情報が読み取られたことをオペレータに報知する。
【００５１】
次に、日時情報読取部５３は、ステップＳ１００２でＲＡＭ４３の画像ワークエリアに取り込んだ画像データ５００に対して、日時情報読取処理を開始する（ステップＳ１００６）。そして、日時情報読取部５３は、ステップＳ１００６の日時情報読取処理において日時情報を読み取ったか否かを判断する（ステップＳ１００７）。
【００５２】
日時情報を読み取っている場合（ステップＳ１００７：Ｙｅｓ）には、報知部５５は、読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎているか否かを判断する（ステップＳ１００８）。読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎていない場合（ステップＳ１００８：Ｎｏ）、生成部５６は、サービス情報生成処理を開始する（ステップＳ１００９）。
【００５３】
情報出力部５４は、ＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納されているバーコードデータＣ１と、日時コードワークエリアに格納されている日時コードＣ３と、サービスコードエリアに格納されているサービスコードＣ２と、から複合コードＣ４（図９参照）を生成する（ステップＳ１０１０）。そして、情報出力部５４は、生成した複合コードＣ４を通信インタフェース４４を介してＰＯＳ端末３に伝送出力する（ステップＳ１０１１）。報知部５５は、ブザー２５を駆動して第２のブザー音を鳴らす（ステップＳ１０１２）。さらに、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力してバーコード６２が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１３）。
【００５４】
その後、ＰＯＳ端末３からのコマンドにより業務終了が指令されたか否かを判断する（ステップＳ１０１９）。業務終了が指令されていない場合（ステップＳ１０１９：Ｎｏ）には、ステップＳ１００２に戻って、ステップＳ１００２〜Ｓ１０１８を全ての商品の販売登録が終了するまで繰り返す。業務終了が指令された場合には（ステップＳ１０１９：Ｙｅｓ）、ＣＰＵ５０は、カメラコントローラ４９に撮像オフ信号を出力し（ステップＳ１０２０）、カメラ２０による撮像動作を終了する。
【００５５】
一方、読み取った日時情報が示す消費期限を過ぎている場合（ステップＳ１００８：Ｙｅｓ）、報知部５５は、消費期限が過ぎている旨のメッセージをディスプレイ２３に表示する（ステップＳ１０１４）。さらに、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力してバーコード６２が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１５）。その後、ＣＰＵ５０は、ステップＳ１０１９に移行する。
【００５６】
また、日時情報が読み取られなかった場合（ステップＳ１００７：Ｎｏ）、情報出力部５４は、ＲＡＭ４３のバーコードワークエリアに格納されているバーコードデータＣ１を、通信インタフェース４４を介してＰＯＳ端末３に伝送出力する（ステップＳ１０１６）。報知部５５は、ブザー２５を駆動して第１のブザー音を鳴らす（ステップＳ１０１７）。また、報知部５５は、バーコードオフ信号を出力して商品情報が読み取られていることをオペレータに報知していたＬＥＤ等の表示器を消灯する（ステップＳ１０１８）。その後、ＣＰＵ５０は、ステップＳ１０１９に移行する。
【００５７】
このように本実施形態にかかるコード読取装置２によれば、カメラ２０により撮像した商品６０の画像データ５００を取り込み、取り込んだ画像データ５００から、バーコード６２の画像５０２を検出するとともに、検出したバーコード６２の画像５０２から、バーコード６２が表す商品情報を読み取り、取り込んだ画像データ５００から、日時情報を表す刻印６３の画像５０３を検出するとともに、検出した刻印６３の画像５０３から、刻印６３が表す日時情報を読み取り、読み取った商品情報および日時情報を出力することにより、商品６０毎に異なる製造年月日や製造時刻や消費期限等の日時情報をバーコード６２に組み込む必要が無くなるので、バーコード６２を作成するオペレータの作業の負担を軽減することができる。また、日時情報が組み込まれたバーコード６２を読み取るための専用のコード読取装置を用意したりする必要がなくなる。
【００５８】
以上説明したとおり、本実施形態によれば、バーコードを作成するオペレータの作業の負担を軽減することができる。
【００５９】
なお、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムは、ＲＯＭ４２等に予め組み込まれて提供されるが、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでＣＤ−ＲＯＭ、フレキシブルディスク（ＦＤ）、ＣＤ−Ｒ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disk）等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【００６０】
さらに、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のコード読取装置２で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【符号の説明】
【００６１】
２ コード読取装置
２０ カメラ
２３ ディスプレイ
２４ 表示ＬＥＤ
２５ ブザー
５１ 画像データ取込部
５２ バーコード読取部
５３ 日時情報読取部
５４ 情報出力部
５５ 報知部
５６ 生成部
６０ 商品
６２ バーコード
６３ 刻印
５００ 画像データ
【先行技術文献】
【特許文献】
【００６２】
【特許文献１】特表平１０−５０１３６０号公報
【特許請求の範囲】
【請求項１】
画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る第１読取手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る第２読取手段と、
前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とするコード読取装置。
【請求項２】
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項１に記載のコード読取装置。
【請求項３】
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項１に記載のコード読取装置。
【請求項４】
コンピュータを、
撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る第１読取手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る第２読取手段と、
前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する出力手段と、
として機能させるためのプログラム。
【請求項５】
前記コンピュータを、さらに、
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段として機能させ、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項４に記載のプログラム。
【請求項６】
前記コンピュータを、さらに、
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段として機能させ、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項４に記載のプログラム。
【請求項１】
画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る第１読取手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る第２読取手段と、
前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とするコード読取装置。
【請求項２】
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項１に記載のコード読取装置。
【請求項３】
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項１に記載のコード読取装置。
【請求項４】
コンピュータを、
撮像手段により撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、商品情報を表すコードシンボルの画像を検出するとともに、前記検出したコードシンボルの画像から、前記コードシンボルが表す商品情報を読み取る第１読取手段と、
前記取込手段により取り込んだ画像から、日時情報を表す刻印の画像を検出するとともに、前記検出した刻印の画像から、前記刻印が表す日時情報を読み取る第２読取手段と、
前記第１読取手段により読み取った商品情報および前記第２読取手段により読み取った日時情報を出力する出力手段と、
として機能させるためのプログラム。
【請求項５】
前記コンピュータを、さらに、
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す消費期限に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段として機能させ、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項４に記載のプログラム。
【請求項６】
前記コンピュータを、さらに、
前記第２読取手段により読み取った日時情報が示す製造年月日から現在の日時までの期間に応じたサービスを示すサービス情報を生成する生成手段として機能させ、
前記出力手段は、前記商品情報および前記日時情報とともに、前記生成したサービス情報を出力することを特徴とする請求項４に記載のプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４−１】
【図４−２】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図２】
【図３】
【図４−１】
【図４−２】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【公開番号】特開２０１２−３８２１６（Ｐ２０１２−３８２１６Ａ）
【公開日】平成２４年２月２３日（２０１２．２．２３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１７９７４６（Ｐ２０１０−１７９７４６）
【出願日】平成２２年８月１０日（２０１０．８．１０）
【出願人】（０００００３５６２）東芝テック株式会社 (5,631)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年２月２３日（２０１２．２．２３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年８月１０日（２０１０．８．１０）
【出願人】（０００００３５６２）東芝テック株式会社 (5,631)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]