説明

コールドスプレー用ノズル

【課題】、寿命を延ばすことができ、内部への金属粒子の付着を抑えることができるコールドスプレー用ノズルを提供する。
【解決手段】ノズル本体11が、ステンレス製で熱伝導性を有し、円筒状を成している。ノズル本体11は、一端11aがコールドスプレー装置1の噴射口1aに取り付けられている。冷却部材12が、コールドスプレー装置1の噴射口1aから突出したノズル本体11の外側面を覆うよう設けられている。冷却部材12は、供給口12bから導水路12aに供給された冷却水が、導水路12aの内部を循環し、排出口12cから排水されるようになっている。冷却部材12は、ノズル本体11の外側面を均一に冷却することにより、ノズル本体11の内側面を冷却可能になっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コールドスプレー用ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、金属材料から構成される輸送機器のき裂等を補修するために、低圧型コールドスプレー法が適用されている。この低圧型コールドスプレー法は、Zn、Cu、Al、Cr、Ni、Mo、Fe、Nb、Tiなどの金属の粒子を、図7に示すような、ノズル101を取り付けたコールドスプレー装置100によりき裂等に噴射し、金属被膜を形成してき裂等を補修するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、図7に示すように、コールドスプレー装置100により純金属(例えば、純Al)の粒子を数分間噴射し続けると、ノズル101の内部に金属粒子が付着・堆積してノズル101を閉塞し、作動ガスの流れを変化させるという問題があった。また、図8に示すように、ノズル(Nozzle)の内部に付着した堆積物(Deposit)は、非常にポーラスで、作動ガスによってはじき出されて補修箇所に衝突し、形成された被膜層が均一組織とならない等の問題もあった。
【0004】
そこで、これらの問題を解決するために、ノズルの内部に付着する堆積物を吹き飛ばすための粒子を、純金属の粒子に混ぜて、噴射する方法が推奨されている。例えば、Al粒子の場合には、Al3粒子を、Al:50wt%+Al:50wt%の割合で混ぜるよう推奨されている。この場合、Al3粒子が、ノズルの内部に付着するAl堆積物を吹き飛ばすため、ノズルの閉塞を抑えることができる。
【0005】
【特許文献1】特開2005−95886号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、Al粒子にAl3粒子を混ぜて使用する場合、噴射し続けるとAl3粒子がノズルの内側を削り取り、ノズルの側面に穴が開いて、ノズルが使用できなくなるという課題があった。一例では、穴が開いたときのノズルの重量が4.80gとなり、使用前の重量の40.3%までノズルの内部が減肉しているものもあった。なお、このAl粒子を噴射する場合、補修箇所にAl金属だけでなく、Al3のようなセラミックスが混入することは、補修箇所の健全性から考えても好ましくない。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、寿命を延ばすことができ、内部への金属粒子の付着を抑えることができるコールドスプレー用ノズルを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るコールドスプレー用ノズルは、筒状のノズル本体と、前記ノズル本体を冷却可能な冷却部材とを有することを、特徴とする。
【0009】
本発明に係るコールドスプレー用ノズルは、コールドスプレー装置に装着して使用される。コールドスプレー装置により純金属の粒子を噴射するとき、冷却部材で筒状のノズル本体を冷却することにより、ノズル本体の内部への金属粒子の付着を抑えることができる。このため、Al粒子などの純金属粒子に、ノズル本体の内部に付着する堆積物を吹き飛ばすためのAl3などの粒子を混ぜる必要がない。このため、Al3などの粒子によりノズル本体の内側が削り取られて穴が開くのを防ぐことができ、ノズル本体の寿命を延ばすことができる。
【0010】
冷却部材は、ノズル本体を冷却可能であれば、いかなるものから成っていてもよい。冷却部材は、特にノズル本体の内部への金属粒子の付着を効果的に抑えるよう、ノズル本体の内側面を冷却可能であることが好ましい。なお、噴射する純金属粒子は、Zn、Cu、Al、Cr、Ni、Mo、Fe、Nb、Tiなどの金属の粒子から成る。
【0011】
本発明に係るコールドスプレー用ノズルで、前記ノズル本体は熱伝導性の材質から成り、前記冷却部材は前記ノズル本体の内側面を冷却可能に、前記ノズル本体の外側面を冷却するよう構成されていることが好ましい。この場合、ノズル本体の内側面を効率的かつ容易に冷却することができ、ノズル本体の内部への金属粒子の付着を効果的に抑えることができる。
【0012】
本発明に係るコールドスプレー用ノズルで、前記冷却部材は前記ノズル本体の外側面を均一に冷却するよう設けられていてもよい。また、本発明に係るコールドスプレー用ノズルで、前記冷却部材は流体を循環させて前記ノズル本体の外側面を冷却するよう設けられていてもよい。本発明に係るコールドスプレー用ノズルで、前記冷却部材は前記ノズル本体の外側面を0℃乃至50℃に冷却するよう設けられていてもよい。これらの場合、ノズル本体の内部への金属粒子の付着を、特に効果的に抑えることができる。流体を循環させて冷却する場合、流体は液体であっても気体であってもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、寿命を延ばすことができ、内部への金属粒子の付着を抑えることができるコールドスプレー用ノズルを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施の形態のコールドスプレー用ノズルを示している。
図1に示すように、コールドスプレー用ノズル10は、コールドスプレー装置1に装着して使用され、ノズル本体11と冷却部材12とを有している。
【0015】
図1に示すように、ノズル本体11は、ステンレス製で熱伝導性を有し、円筒状を成している。ノズル本体11は、一端11aから他端11bにかけて、段階的に内径が大きくなるよう形成されている。ノズル本体11は、一端11aがコールドスプレー装置1の噴射口1aに取り付けられている。
【0016】
図1に示すように、冷却部材12は、コールドスプレー装置1の噴射口1aから突出したノズル本体11の外側面を覆うよう設けられている。冷却部材12は、導水路12aと供給口12bと排出口12cとを有している。導水路12aは、ノズル本体11の外側面全体に接するよう設けられ、冷却水をノズル本体11の外側面に沿って循環可能になっている。供給口12bは、導水路12aに連通するようノズル本体11の一端11a側に設けられ、導水路12aに冷却水を供給可能になっている。排出口12cは、導水路12aに連通するようノズル本体11の他端11b側に設けられ、導水路12aの内部の冷却水を排水可能になっている。
【0017】
冷却部材12は、供給口12bから導水路12aに供給された冷却水が、導水路12aの内部を循環し、排出口12cから排水されるようになっている。冷却部材12は、冷却水がノズル本体11の外側面全体に接する導水路12aの内部を循環するため、ノズル本体11の外側面を均一に冷却可能になっている。また、冷却部材12は、ノズル本体11がステンレス製で熱伝導性を有しているため、ノズル本体11の内側面を冷却可能である。
【0018】
図1および図2に示すように、コールドスプレー装置1は、エアーコンプレッサー(Air Compressor)2とヒーター(Heater)3と粒子供給部(Powder Feeder)4とコントロールユニット(Control Unit)5とを有している。エアーコンプレッサー2は、作動ガスの空気を供給可能になっている。ヒーター3は、エアーコンプレッサー2により供給された作動ガスを温めるようになっている。粒子供給部4は、作動ガスと共に金属粒子を噴射するよう、噴射口1a近傍で作動ガス中に金属粒子を供給可能になっている。粒子供給部4は、内部に設けられた振動機を振動させて粒子を供給するよう構成されている。
【0019】
コントロールユニット5は、エアーコンプレッサー2からの作動ガスの供給量を調節可能なガス調整弁6を制御するエアーバルブコントローラ(Air Valve Controller)5aと、ヒーター3の温度を制御する温度コントローラ(Temperature Controller)5bと、粒子供給部4からの金属粒子の供給率を制御する粒子供給率コントローラ(Powder Feed Rate Controller)5cと、粒子供給部4からの金属粒子の供給量を調整可能な粒子調整弁7を制御する供給バルブコントローラ(Feeder Valve Controller)5dとを有している。
【0020】
なお、図1に示す具体的な一例では、ノズル本体11は、長さが120mmで、内径が一端11a側から順に4.0mm、4.2mm、4.4mm、4.8mmと4段階に変化している。ノズル本体11のコールドスプレー装置1の噴射口1aからの突出量は、103mmである。冷却部材12は、長さが103mm、外径が35mmである。
【0021】
次に、作用について説明する。
コールドスプレー用ノズル10は、コールドスプレー装置1により純金属の粒子を噴射するとき、冷却部材12でノズル本体11の内側面を効率的かつ容易に冷却することができ、ノズル本体11の内部への金属粒子の付着を効果的に抑えることができる。このため、Al粒子などの純金属粒子に、ノズル本体11の内部に付着する堆積物を吹き飛ばすためのAl3などの粒子を混ぜる必要がない。このため、Al3などの粒子によりノズル本体11の内側が削り取られて穴が開くのを防ぐことができ、ノズル本体11の寿命を延ばすことができる。
【0022】
図7に示す従来のコールドスプレー装置100で、ノズル101の内部に金属粒子が付着するメカニズムは、金属粒子が高速でノズル101の内側面に衝突することにより、金属粒子およびノズル101が塑性変形して金属粒子表面およびノズル101の内側面の酸化膜が破壊され、金属粒子およびノズル101の新生面同士が接触して金属結合するものであると考えられる。これに対し、コールドスプレー用ノズル10では、ノズル本体11を冷却することにより、ノズル本体11の内側面の温度が冷却する前と比較して低下するため、金属粒子が衝突しても付着するのに十分な塑性変形量が得られず、金属粒子がノズル本体11の内部に付着しにくくなると考えられる。
【0023】
ノズル本体11の内部のガス温度などの各種条件が変化しないと仮定すると、ノズル本体11の外側の条件のみが変化する。ノズル本体11を冷却しない場合、ノズル本体11の外側には自然対流の空気が存在し、冷却する場合、強制対流の冷却水が存在する。熱伝達率は流体の熱伝導度に比例することが知られており、自然対流の空気の熱伝達率は約100〜101W/m2K、強制対流の冷却水の熱伝達率は約103〜104W/m2Kと、約100倍の差がある。このため、冷却するノズル本体11の内側面の温度は、冷却しない場合と比較して大きく低下し、このことが金属粒子の付着に大きく影響を及ぼしていると考えられる。
【実施例1】
【0024】
ノズル本体11を冷却することにより、噴射される作動ガスの温度が低下して、金属粒子によるき裂等の補修能力が低下する可能性がある。そこで、ノズル本体11の冷却による作動ガスの温度変化を調べる試験を行った。
【0025】
コールドスプレー装置1として、OCPS社製の低圧型コールドスプレー装置「DYMET403j」を使用した。ヒーター3による作動ガスの温度は5段階、粒子供給部4からの粒子の供給量は14段階で調整可能になっている。本試験では、金属粒子は噴射せず、作動ガスの温度を中央値に固定して、作動ガスのみで噴射を行った。その他の試験条件を、表1に示す。
【0026】
【表1】

【0027】
図3に示すように、コールドスプレー用ノズル10を使用した場合、および、比較例として冷却部材12を有さないノズル本体11のみの比較用ノズルを使用した場合で試験を行った。いずれの場合も、ノズルの出口から5mmの位置に白金熱電対(Thermo couple)51を固定し、白金熱電対51からのデータを温度データ収集システム(Data acquision system;KEYENCE社製、製品名「GR−3500」)52により収集し、パソコン(Personal computer)53で解析して温度測定を行った。温度の測定精度は0.1℃であり、サンプリング周期は10point/secとした。コールドスプレー用ノズル10を使用した場合の冷却水の温度は、約20℃とした。
【0028】
作動ガスの温度の測定結果を、図4に示す。図4に示すように、コールドスプレー用ノズル10を使用した場合(図4中の「Water cooling」の曲線)および比較用ノズルを使用した場合(図4中の「No cooling」の曲線)ともに、噴射開始から作動ガスの温度が定常になるまでの温度勾配および定常温度は、ほぼ等しいことが確認された。なお、作動ガスの定常温度は、約320℃であった。このことから、ノズル本体11の冷却が作動ガス温度に与える影響はほとんどないと考えられ、ノズル本体11の冷却によりき裂等の補修能力が低下するおそれはないと考えられる。
【実施例2】
【0029】
ノズル本体11を冷却することによる、ノズル本体11の内部への金属粒子の付着を抑える効果を調べる試験を行った。コールドスプレー装置1は、実施例1と同じものを使用した。金属粒子として、平均粒径が26.5μmの純Al粒子(福田金属箔粉工業株式会社製、製品名「G−At」)を使用した。粒子の供給量を中央値に固定し、その他の試験条件を、実施例1と同様とした。
【0030】
コールドスプレー用ノズル10を使用した場合、および、比較例として冷却部材12を有さないノズル本体11のみの比較用ノズルを使用した場合で試験を行った。いずれの場合も、ノズル本体11の重量を、金属粒子の噴射前、30秒噴射後、60秒噴射後、90秒噴射後、120秒噴射後に測定した。重量の測定には、電子天秤(METTLER TOLEDO社製、製品名「PG5002−S」)を使用した。電子天秤の測定精度は、0.01gである。また、いずれの場合も、3本のノズル本体11を使用して測定を行った。
【0031】
ノズル本体11の重量の測定結果を、図5に示す。図5中の点は、3本のノズル本体11の測定値の平均値を示し、エラーバーは、測定値の分布範囲を示している。図5に示すように、コールドスプレー用ノズル10を使用した場合(図5中の「Water cooling」)、ノズル本体11の重量増加は確認されなかった。本試験と同様の条件で、コールドスプレー用ノズル10を使用して10時間以上噴射した後のノズル本体11の断面を観察しても、Al金属粒子の付着、堆積は確認されなかった。
【0032】
また、図5に示すように、比較用ノズルを使用した場合(図5中の「No cooling」)、噴射開始から30秒以内にノズル本体11の内部にAl金属粒子が付着して堆積し、その後噴射を続けても堆積量はほとんど変化しないことが確認された。120秒噴射後の金属粒子の堆積による質量増加は、約0.17gであった。試験後のノズル本体11の断面を観察すると、Al金属粒子の堆積物はノズル本体11の出口付近に存在していることが確認された。試験後のノズル本体11を1本輪切りにし、最もAl金属粒子が堆積していた部分を選定して樹脂に埋め込み、観察断面を耐水研磨紙(320, 600, 1000, 1500, 4000番の順)で湿式研磨を行い、光学顕微鏡(Nikon製、製品名「SMZ-U」)で撮影した結果を、図6(a)に示す。また、撮影された堆積物の断面を、画像処理ソフトを用いて二値化したものを、図6(b)に示す。図6(b)から、堆積物の断面積は、5.52mm2であり、堆積物がノズル本体11の内部の断面積(2.4×2.4×π=18.1mm2)の30.5%を占めていることが確認された。
【0033】
ノズル本体11の出口付近に金属粒子が付着する理由については、以下のように考えられる。一般的に、ノズル内部の粒子速度は、ノズルの出口に向かうにつれて対数的に上昇しているのに対して、粒子温度はノズル内で大きな差はない。このため、粒子の持つ全エネルギーは、出口に近いほど大きくなっている。図1に示すように、本試験で使用したノズル本体11は、入口から出口にかけて段階的に内径が大きくなるよう形成されており、内径が変化する部分が連続的に変化しないため、作動ガスの流れが乱れることが推測される。作動ガスの流れの乱れにより、金属粒子がノズル本体11の内側面に衝突しやすくなるとともに、運動エネルギーが大きいノズル本体11の出口付近で、金属粒子が付着しやすくなると考えられる。一旦、ノズル本体11の内側面に金属粒子が付着すると、作動ガスの流れがさらに乱れ、加速度的に金属粒子が付着、堆積し、最終的にはノズル本体11を閉塞してしまう。
【0034】
本試験の結果、ノズル本体11を冷却することにより、ノズル本体11の内部への金属粒子の付着を効果的に抑えることができることが確認された。このため、ノズル本体11を冷却することにより、金属粒子によるノズル本体11の閉塞を大幅に改善することができる。また、Al金属粒子に、ノズル本体11の内部に付着する堆積物を吹き飛ばすためのAl3粒子を混ぜる必要がなく、Al3粒子によりノズル本体11の内側が削り取られて穴が開くのを防ぐことができ、ノズル本体11の寿命を延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態のコールドスプレー用ノズルの使用状態を示す断面図である。
【図2】図1に示すコールドスプレー用ノズルを取り付けたコールドスプレー装置を示す構成図である。
【図3】作動ガスの温度測定試験を行うためのシステムを示す(a)比較用ノズルを使用する場合の構成図、(b)図1に示すコールドスプレー用ノズルを使用する場合の構成図である。
【図4】図3に示すシステムによる、図1に示すコールドスプレー用ノズルを使用した場合(Water cooling)、および比較用ノズルを使用した場合(No cooling)の、作動ガスの温度測定結果を示すグラフである。
【図5】図1に示すコールドスプレー用ノズルを使用した場合(Water cooling)、および比較用ノズルを使用した場合(No cooling)の、金属粒子の噴射時間に対するノズル本体の質量増加量の測定結果を示すグラフである。
【図6】120秒噴射後の比較用ノズルのノズル本体の断面を示す(a)光学顕微鏡写真、(b)堆積物の二値化画像である。
【図7】従来のノズルを取り付けたコールドスプレー装置を示す断面図である。
【図8】数分間噴射後の図7に示すノズルの断面を示す(a)光学顕微鏡写真、(b)一部を拡大した光学顕微鏡写真である。
【符号の説明】
【0036】
1 コールドスプレー装置
1a 噴射口
2 エアーコンプレッサー
3 ヒーター
4 粒子供給部
5 コントロールユニット
10 コールドスプレー用ノズル
11 ノズル本体
12 冷却部材
12a 導水路
12b 供給口
12c 排出口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状のノズル本体と、
前記ノズル本体を冷却可能な冷却部材とを有することを、
特徴とするコールドスプレー用ノズル。
【請求項2】
前記ノズル本体は熱伝導性の材質から成り、
前記冷却部材は前記ノズル本体の内側面を冷却可能に、前記ノズル本体の外側面を冷却するよう構成されていることを、
特徴とする請求項1記載のコールドスプレー用ノズル。
【請求項3】
前記冷却部材は前記ノズル本体の外側面を均一に冷却するよう設けられていることを、特徴とする請求項2記載のコールドスプレー用ノズル。
【請求項4】
前記冷却部材は流体を循環させて前記ノズル本体の外側面を冷却するよう設けられていることを、特徴とする請求項2または3記載のコールドスプレー用ノズル。
【請求項5】
前記冷却部材は前記ノズル本体の外側面を0℃乃至50℃に冷却するよう設けられていることを、特徴とする請求項2、3または4記載のコールドスプレー用ノズル。


【図4】
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【図5】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−632(P2009−632A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−164254(P2007−164254)
【出願日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成18年度、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、産業技術研究助成事業、産業再生法第30条の適用を受ける特許出願
【出願人】(503371753)
【出願人】(591039665)
【Fターム(参考)】