説明

ゴルフ場運行管理システム

【課題】ゴルフカートの運行管理、および、プレイヤーへの情報提供を行うことのできるゴルフ場運行管理システムを低コストで実現する。
【解決手段】センター装置1と、ゴルフカートに設置される中継端末4を有するゴルフ管理運行システムにおいて、センター装置1と中継端末4の間のデータ通信をUHF無線で行い、クラブハウス内で、データ量が多い固定した初期データを予め、センター装置1と携帯端末8の間のデータ通信しておき、ゴルフコースに出てからは、携帯端末8とセンター装置1の間のデータ通信は、データ量の少ないプレイ中に変動する随時更新データのみを、中継端末4経由で行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフカートの運行管理、および、プレイヤーへの情報提供を行うことのできるゴルフ場運行管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
クラブハウスに設置される親機と、カートにそれぞれ搭載される複数のカート機と、各プレイヤーが携行する複数の携帯機と、を有し、前記親機は前記複数のカート機と前記複数の携帯機から位置情報を受け取り、前記複数のカート機と前記複数の携帯機を介して各プレイヤーへ情報提供を行うゴルフ場ナビゲーションシステムが、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】2010−78413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1のゴルフ場ナビゲーションシステムにおいて、カート機および携帯機は、このようなシステムのマーケットが小さいため、量産による製造コストの低下は望めず、割高にならざるを得ない。
【0005】
また、親機と子機(カート機および携帯機)との間のデータ通信には、通信速度を高め、通信を短時間で行うことを可能にするために、GHz帯域の周波数を使用する特定小電力無線を使用している。そのため、通信範囲が犠牲となっており、ゴルフ場のどこにおいても親機と子機との間のデータ通信が可能になるように、複数の中継器を設置する必要が生じる。
【0006】
本発明は上記問題点を解決しようとするものであり、コストを下げるために、コンシューマ製品の電子機器を使用することが可能で、複数の中継器を設置することなしに、ゴルフ場のどこにおいても親機と子機との間のデータ通信が可能なゴルフ場運行管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ゴルフカートの運行管理、および、プレイヤーへの情報提供を行うセンター装置と、ゴルフカートに設置され、該センター装置のデータ通信を中継する中継端末を有するゴルフ管理運行システムにおいて、前記センター装置は、前記中継端末との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する第1の無線手段と、無線LAN(Local Area Network)への接続が可能な第1の無線LAN接続手段と、を備え、前記中継端末は、前記センター装置との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する第2の無線手段と、無線LANへの接続が可能な第2の無線LAN接続手段と、位置検出手段と、を備え、前記センター装置は、固定した初期データを、前記第1の無線LAN接続手段を介して、無線LANへの接続が可能で位置検出手段を有する電子機器とのデータ通信を行い、前記中継端末は、変動する随時更新データを、前記第2の無線LAN接続手段を通じて前記電子機器と、前記第2の無線手段を通じて前記センター装置とデータ通信を行う構成である。
【0008】
請求項2の発明は、さらに、無線LANへの接続が可能で位置検出手段を有する電子機器で前記随時更新データおよび前記初期データの閲覧、および、前記随時更新データおよび前記初期データの送受信を行うためのアプリケーションを前記電子機器へ転送するアプリケーション付与手段を有する。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、前記携帯端末とのデータ通信を、無線LAN接続手段を介して行うことにより、前記携帯端末として、無線LAN接続可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPad(登録商標)等のコンシューマ製品の電子機器を使用することができ、前記携帯端末の導入コストを削減することができる。
【0010】
また、ゴルフコースに出る前にクラブハウスにおいて、データ量の多い固定した初期データを、通信範囲は狭いもののデータの転送速度の早い無線LAN接続を使って転送することにより、データ量の多い固定した初期データでも短時間で転送できる。さらに、データ量の多い固定した初期データを予め転送しておくことで、プレイ中のデータの送受信は、データ量の少ない、プレイ中に変動する随時更新データのみで済み、データの転送速度は遅いものの通信範囲の広い、300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する無線手段でまかなうことができる。
【0011】
そのため、通信範囲がゴルフ場全体をカバーするように、複数の中継器を設置する必要がなく、設備投資のコストを抑えてゴルフ場運行管理システムを構築することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、前記携帯端末で前記随時更新データおよび前記初期データの閲覧、および、前記随時更新データおよび前記初期データの送受信を行うためのアプリケーションを転送されることにより、プレイヤーの所有する無線LAN接続可能で位置検出手段を備える電子機器を携帯端末として使用することができる。
【0013】
そのため、前記携帯端末として、プレイヤーの所有する、無線LAN接続可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPad等のコンシューマ製品の電子機器を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のゴルフ場運行管理システムの実施例の全体構成を表したブロック図である。
【図2】センター装置の情報処理装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図3】クラブハウス内でのデータ通信を表した図である。
【図4】ゴルフコース上でのデータ通信を表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明におけるゴルフ場運行管理システムの一実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0016】
図1は、ゴルフ場運行管理システムの概要をあらわす全体構成図である。同図において、1はクラブハウスに設置されるセンター装置であり、データ通信を行うための無線手段としての、300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用するUHF(Ultra High Frequency)無線機2と、同じくデータ通信を行うための無線LAN接続手段としてのWi−Fi(Wireless fidelity(登録商標))接続手段3と、ゴルフ場運行管理を行う情報処理装置9と、を備えている。4は、ゴルフカートに設置されるデータ通信の中継用の中継端末であり、データ通信を行うための無線手段としての、300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用するUHF無線機5と、同じくデータ通信を行うための無線LAN接続手段としてのWi−Fi接続手段6と、位置検出手段としてのGPS(Global Position System)受信機7と、を備えている。8は、ゴルフボールの位置でのプレイヤーの位置情報等を中継端末5経由でセンター装置1に送信し、センター装置1からの情報を表示するための携帯端末であり、ゴルフ場から貸与されるものであっても、プレイヤーの所有する無線LAN接続可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPad等の電子機器であってもよい。
【0017】
センター装置1は、中継端末4からゴルフカートの位置情報をUHF無線で受け取り、ゴルフカート同士がプレイに支障が生じたり、危険が生じたりするほど近接しそうな場合、先行するゴルフカートでプレイするプレイヤーには速やかにプレイを進行させるよう警告を、後続のゴルフカートでプレイするプレイヤーには一時的な待機の警告を与える。また、携帯端末8から各プレイヤーのゴルフボールの位置、スコア等の情報を中継端末4経由で受け取り、各プレイヤーのカップまでの残り距離、一打一打の飛距離、および、仲間内の全プレイヤーのスコア等の情報を各プレイヤーに提供する。
【0018】
中継端末4は、100m程度しか通信範囲を持たない携帯端末8から受け取った情報等とゴルフカートの位置情報をセンター装置1に転送し、センター装置1から受け取った各プレイヤーのカップまでの残り距離、一打一打の飛距離、および、仲間内の全プレイヤーのスコア等の情報を携帯端末8に転送する。
【0019】
各プレイヤーは、ゴルフコースに出る前に、クラブハウスにおいて、センター装置1から携帯端末8に、当日のプレイ中には変動しない固定した初期データとして、ゴルフコースの地図データ、当日のグリーン上のカップ位置データ等の情報をWi−Fi接続を介してダウンロードする。
【0020】
該ゴルフコースの地図データ、当日のグリーン上のカップ位置データ等の情報は、比較的データ量が多いが、通信範囲は狭いもののデータの転送速度の早い、Wi−Fi接続を利用してデータ通信することにより、短時間でデータ通信を完了することができる。
【0021】
なお、該ゴルフコースの地図データ、当日のグリーン上のカップ位置データ等の情報と同時に動画、静止画等のCM映像をダウンロードし、例えば、ホールの個人スコアを入力した直後、あるいは、ゴルフボールの位置で位置情報を送信した直後のような、特定の動作終了時等に携帯端末8に該CM映像を表示するようにしてもよい。
【0022】
また、携帯端末8として、プレイヤーの所有する、Wi−Fi接続可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPAD等を使用する場合は、同時に、情報の閲覧やデータ通信を行うためのアプリケーションをダウンロードする。ただし、以前にダウンロードした該アプリケーションが存在したり、事前にホームページ等から該アプリケーションをダウンロードしておいたりした場合は、再度該アプリケーションをダウンロードする必要はない。
【0023】
クラブハウスで、データ量が多い固定した初期データを予めデータ通信しておくことにより、ゴルフコースに出てからは、ゴルフカートの位置情報やゴルフボールの位置でのプレイヤーの位置情報、プレイヤーのスコア等の比較的データ量の少ないプレイ中に変動する随時更新データのみを、データ通信すればよい状態となる。
【0024】
ゴルフコースでは、ゴルフボールの位置での各プレイヤーの位置情報、入力されたスコア等の情報がそれぞれの携帯端末8から中継端末4に転送され、中継端末4から、ゴルフボールの位置での各プレイヤーの位置情報、スコア、ゴルフカートの位置情報等の随時変動データがセンター装置1に転送される。
【0025】
各プレイヤーは、ゴルフカートでゴルフクラブを交換し、ゴルフカートからさほど離れることなくプレイするため、伝送距離が約100mと短いWi−Fi接続でも、常に携帯端末8と中継端末4のデータ通信は可能である。
【0026】
また、中継端末4とセンター装置1のデータ通信は、比較的データ量の少ないプレイ中に変動する随時更新データのみなので、伝送スピードが0.05MB/secと遅い、300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用するUHF無線でも、充分に短時間でデータ通信が可能である。
【0027】
センター装置1は、ゴルフコースを回っている各ゴルフカートの位置情報を管理し、ゴルフカート同士がプレイに支障が生じるほど近接しそうな場合、先行するゴルフカートでプレイするプレイヤーには速やかにプレイを進行させるよう警告を、後続のゴルフカートでプレイするプレイヤーには一時的な待機の警告を与える。
【0028】
また、各プレイヤーのゴルフボールの位置での位置情報から、カップまでの残りヤード数、一打一打の飛距離を計算し、一緒にゴルフコースを回っている全プレイヤーのスコア等の随時更新データと共に各プレイヤーに提供する。なお、センター装置1から各プレイヤーに提供される随時更新データは、差分データのみを転送することで、データ量を減少させることができる。
【0029】
センター装置1にさらに、GPS受信機10を備え、検出した位置情報を、各プレイヤーのゴルフボールの位置での位置情報及び各ゴルフカートの位置情報の補正に使ってもよい。
【0030】
図2は、センター装置1の情報処理装置9の内部の構成を示すブロック図である。
【0031】
同図においては、21はCPU等で構成される制御手段で、該制御手段21は、記憶装置22に記憶されたメインプログラム23の制御シークエンスにしたがって、各部の制御や、データの転送、種々の演算、データの蓄積、一時的な格納等を行うものである。
【0032】
また24は入出力制御手段であり、該入出力制御手段24は、UHF無線機2を介しての中継端末4とのデータ通信、および、Wi−Fi接続手段3を介しての携帯端末8とのデータ通信を制御するものである。
【0033】
32はゴルフコースの全体図上に各カートの位置を表示するための表示装置である。
【0034】
前記記憶装置22は、メインプログラム23の他に、様々な情報を格納、記憶している。具体的には、25はゴルフコースの地図情報、当日のカップ位置を格納記憶するコース地図情報記憶手段である。該コース地図情報記憶手段25には、プレイヤーがパット時にグリーン上の起伏を確認するための三次元座標データ等の攻略のための情報を記憶してもよい。また、26はプレイヤーの位置情報を利用した一打一打のボール位置の情報、各ホールのスコア等の情報が、各プレイヤー別に蓄積記憶するスコア・ショット情報記憶手段である。
【0035】
一方、メインプログラム23は、その機能的な構成として、ボール位置情報処理手段30と、スコア情報処理手段31と、カート情報処理手段32と、コース地図情報送出手段27と、スコア・ショット情報送出手段28と、警報情報送出手段29と、を備えている。
【0036】
コース地図情報送出手段27は、プレイヤーがゴルフコースに出る前に、コース地図情報記憶手段25に格納記憶されたゴルフコースの地図情報等を携帯端末8に転送するものである。
【0037】
スコア・ショット情報送出手段28は、スコア・ショット情報記憶手段に蓄積記憶された、各プレイヤーの一打一打のボール位置の情報、および、一緒にゴルフコースを回っている全プレイヤーのスコア情報等を携帯端末8に転送するものである。なお、差分情報のみを転送するようにすれば、転送する情報の情報量を減少させることができる。
【0038】
ボール位置情報処理手段30は、携帯端末8から中継端末4経由で転送されてくる一打一打のボール位置の情報をもとに、一打一打のボールの飛距離、現在のカップまでの残りヤード数等の情報を算出するものである。該ボール位置情報処理手段30で算出された一打一打のボールの飛距離、現在のカップまでの残りヤード数等の情報は、スコア・ショット情報記憶手段26に各プレイヤー別に蓄積記憶される。
【0039】
スコア情報処理手段31は、携帯端末8から入力され、中継端末4経由で転送されてくるホール毎の各プレイヤーのスコアを、必要に応じてスコアの集計等を行ったうえで、スコア・ショット情報記憶手段26に蓄積記憶するものである。なお、各プレイヤーのスコアを入力するのではなく、OB等のペナルティの打数もその都度入力することにより、一打一打のボール位置の情報をもとに自動で算出するようにしてもよい。
【0040】
カート情報処理手段32は、中継端末4から転送されてくる各ゴルフカートの位置情報を管理し、表示装置32に表示されたゴルフコースの全体図上に各カートの位置を表示させるものである。また、ゴルフカート同士がプレイに支障が生じたり、危険が生じたりするほど近接しそうな場合、先行するゴルフカートでプレイするプレイヤーの携帯端末8には速やかにプレイを進行させるよう警告情報を、後続のゴルフカートでプレイするプレイヤーの携帯端末8には一時的な待機の警告情報を転送する。
【0041】
また、センター装置1にGPS受信機10を備え、検出した位置情報を、各プレイヤーのゴルフボールの位置での位置情報及び各ゴルフカートの位置情報の補正に使う場合には、メインプログラム23は、該GPS受信機10の位置情報と実際の座標を比較し、測位誤差を検出する測位誤差検出手段33をさらに備える。該測位誤差検出手段33が検出する測位誤差は、ボール位置情報処理手段30、スコア情報処理手段31およびカート情報処理手段32で利用される。
【0042】
また、動画、静止画等のCM映像を携帯端末8に表示したい場合には、メインプログラム23は、プレイヤーがゴルフコースに出る前に、動画、静止画等のCM映像を携帯端末8に転送するためのCM情報送出手段34をさらに備える。
【0043】
実施例1のゴルフ管理運行システムは、プレイヤーへの情報提供を行うセンター装置1と、ゴルフカートに設置され、該センター装置1のデータ通信を中継する中継端末4を有し、前記センター装置1は、前記中継端末との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用するUHF無線機2と、無線LANへの接続が可能なWi−Fi接続手段3と、を備え、前記中継端末4は、前記センター装置1との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用するUHF無線機5と、無線LANへの接続が可能なWi−Fi接続手段6と、GPS受信機7と、を備え、前記センター装置1は、固定した初期データを、前記Wi−Fi接続手段3を介して、携帯端末8としての、Wi−Fi接続が可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPAD等のコンシューマ製品の電子機器とのデータ通信を行い、前記中継端末4は、変動する随時更新データを、前記Wi−Fi接続手段6を通じて前記電子機器と、前記UHF無線機5を通じて前記センター装置1とデータ通信を行う構成としている。
【0044】
上記の構成のように、前記携帯端末8とのデータ通信を、Wi−Fi接続手段3を介して行うことにより、前記携帯端末として、Wi−Fi接続可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPad(登録商標)等のコンシューマ製品の電子機器を使用することができ、前記携帯端末8の導入コストを削減することができる。
【0045】
また、ゴルフコースに出る前にクラブハウスにおいて、データ量の多い固定した初期データを、通信範囲は狭いもののデータの転送速度の早いWi−Fi接続を使って転送することにより、データ量の多い固定した初期データでも短時間で転送できる。さらに、データ量の多い固定した初期データを予め転送しておくことで、プレイ中のデータの送受信は、データ量の少ない、プレイ中に変動する随時更新データのみで済み、データの転送速度は遅いものの通信範囲の広い、300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する無線手段でまかなうことができる。
【0046】
実施例1の変形例として、さらに、無線LANへの接続が可能で位置検出手段を備える携帯電話、スマートフォン、携帯ゲーム機、iPad(登録商標)等のコンシューマ製品の電子機器で前記随時更新データおよび前記初期データの閲覧、および、前記随時更新データおよび前記初期データの送受信を行うためのアプリケーションを前記電子機器へ転送するアプリケーション付与手段を備えてもよい。
【0047】
上記の変形例では、個人所有の前記電子機器にアプリケーションをダウンロードすることで、携帯端末として使用することができる。
【0048】
なお、前記アプリケーション付与手段から前記電子機器へのアプリケーションの転送方法は、クラブハウス内でWi−Fi接続手段を介してダウンロードしてもよいし、インターネット上のホームページからダウンロードしてもよい。
【0049】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施が可能である。
【符号の説明】
【0050】
1 センター装置
2 UHF無線機(第1の無線手段)
3 Wi−Fi接続手段(第1の無線LAN接続手段)
4 中継端末
5 UHF無線機(第2の無線手段)
6 Wi−Fi接続手段(第2の無線LAN接続手段)
7 GPS受信機(位置検出手段)
8 携帯端末(電子機器)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自身の位置を計測する位置検出手段を備えた移動可能な端末と、該端末との双方向通信が可能なセンター装置を有するゴルフ管理運行システムにおいて、
前記端末は、前記センター装置との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する第1のUHF無線手段と、携帯端末との通信が可能な第1の無線LAN接続手段とを備え、
前記センター装置は、前記端末との通信が可能な300MHz帯域〜400MHz帯域の周波数を使用する第2のUHF無線手段と、前記携帯端末との通信が可能な第2の無線LAN接続手段とを備え、
前記センター装置は、固定した初期データを、前記第2の無線LAN接続手段を通じて前記携帯端末へ転送し、
前記端末は、変動する随時更新データを、前記第1の無線LAN接続手段を通じて前記携帯端末と、前記第1の無線手段を通じて前記センター装置と送受信する構成としたことを特徴とするゴルフ管理運行システム。
【請求項2】
さらに、前記携帯端末で前記随時更新データおよび前記初期データの閲覧、および、前記随時更新データおよび前記初期データの送受信を行うためのアプリケーションを前記携帯端末へ転送するアプリケーション付与手段を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフ管理運行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−34075(P2012−34075A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−170275(P2010−170275)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(395023118)株式会社テクノクラフト (13)
【Fターム(参考)】