サイネージ管理サーバ。
【課題】 個人情報を反映することができるサイネージ端末に個人情報を含む関連情報を提供するサイネージ管理サーバを提供する
【解決手段】 サイネージ管理サーバ301は、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベース303を備え、サイネージ端末310からアクセス要求があると、このサイネージ端末310から取得した利用者管理ID111と、このサイネージ端末310の住所情報とを利用者管理サーバ200に送信し、利用者管理サーバ200から取得した当該利用者管理ID111と住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、この取得した店舗情報とショップデータベース303とを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップをサイネージ端末に送信するようにする。
【解決手段】 サイネージ管理サーバ301は、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベース303を備え、サイネージ端末310からアクセス要求があると、このサイネージ端末310から取得した利用者管理ID111と、このサイネージ端末310の住所情報とを利用者管理サーバ200に送信し、利用者管理サーバ200から取得した当該利用者管理ID111と住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、この取得した店舗情報とショップデータベース303とを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップをサイネージ端末に送信するようにする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駅前や商店街などの公共の場所に設置されて、その設置場所周辺の各種情報を提供するサイネージ端末装置への情報提供サーバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、GPS機能を備えた携帯端末が広く普及している。これら携帯端末では、端末装置の表示画面に現在位置を含む地図情報を表示して、目的の場所までの案内を行うナビゲーションシステムを備えたものが知られている。
【0003】
一方、従来から、駅前や商店街などの公共の場所に設置されて、その設置場所周辺の各種情報を提供するキヨスク端末や街頭端末などの設置型の情報端末装置が知られている。これらの設置型の情報端末装置は、その表示画面に地図情報を表示して、特定の場所への案内を行うものが知られている。また、最近では、ネットワークに接続されたディスプレイなどによるデジタルサイネージ(電子看板)の新たな可能性を検討する動きが盛んである。
【0004】
【特許文献1】特開2002−125052号公報
【特許文献2】特開2001−209705号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、誰でも携帯電話を持つ時代となり、この携帯電話に導入可能なナビゲーションシステムが便利である。しかし、これら携帯型の情報端末装置は、小型の表示画面に地図情報を表示するために、多くの情報を表示するには限度がある。また、これら携帯情報端末は、どの場所でも、あるいは多様な情報を入手することができる反面、目的の情報を入手するには多くの操作ステップが必要である。
【0006】
一方、デジタルサイネージの情報端末は、当該設置場所に関する情報を専用に提供すればよいので、簡単な操作で関連情報を取得できるし、しかも大きな表示画面で視認性も良好である。しかし、この設置型の情報端末は、公共機器であるので、利用者の個人情報が扱い難いという課題を備えている。
【0007】
そこで、この発明の目的とするところは、個人情報を反映することができるサイネージ端末に個人情報を含む関連情報を提供するサイネージ管理サーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、この発明に係るサイネージ管理サーバは、複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するものであって、前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、前記サイネージ管理サーバは、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップを前記サイネージ端末に送信するようにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サイネージ端末で閲覧する情報に個人情報を反映することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図1から図11を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システムを具体的に説明する。なお、同一部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
【0011】
先ず、図1を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システムの概略構成を説明する。
【0012】
図1において、符号1で総括的に示すタウン情報提供システム1は、ネットワーク10を介して接続される個人情報端末システム100と、この個人情報端末システム100の情報を管理する利用者管理サーバ200と、各地域の情報を管理するサイネージシステム300とを含んで構成されるシステムである。ここで、説明の都合で、個人情報端末システム100と利用者管理サーバ200とサイネージシステム300は、図面上では1個で図示しているが多数存在することができる。
【0013】
個人情報端末システム100、一般家庭に設置されるテレビジョン受像機やパーソナルコンピュータ、あるいはテレビ番組を受信可能な携帯電話などからなる利用者端末101と、この利用者端末101の利用者が所有するICカードや携帯端末などの個人認証媒体104とを含んで構成する。利用者端末101は、利用者端末本体102と利用者表示装置103とを含んでいる。利用者端末本体102は、地上デジタル放送やケーブルテレビなどから放送を受信するチューナや、このチューナから取得したコンテンツを格納する記憶装置や、この利用者端末本体102を統括的に管理する利用者端末制御部などを含んでいる。ここでは、図示を省略している。
【0014】
なお、この実施例では、利用者端末101を利用者端末本体102と利用者表示装置103とで構成した事例で紹介するが、通常の一体化されたテレビジョン受像機や、チューナを備えた録画再生装置、あるいはパーソナルコンピュータなで構成してもよい。
【0015】
また、個人認証媒体104は、少なくとも、個人を認証する情報を格納するICチップを備えたIC−カードや携帯端末などから構成される。この実施例に係る個人認証媒体104は、非接触のICカードで構成され、ICチップには、タウン情報提供システム1における個人を特定する利用者管理IDが格納される。
【0016】
一方、利用者管理サーバ200は、図示しない大容量の記憶装置と、利用者管理制御部201を含んで構成され、ネットワーク10を介して、前記多数の個人情報端末システム100の情報を管理する。また、前記記憶装置には、利用者のテレビ番組などの視聴履歴情報を格納する利用者履歴情報データベース202と、テレビ番組などのコンテンツに関する情報を格納するコンテンツデータベース203とを含んでいる。
【0017】
また、サイネージシステム300は、特定地域の公共の場所に設置される複数のサイネージ端末310と、この複数のサイネージ端末310を統括的に管理するサイネージ管理サーバ301とを含んで構成される。
【0018】
サイネージ端末310は、図面右側の吹出し内に示すように、このサイネージ端末310を制御する端末制御部311と、縦型の大型表示装置312と、この大型表示装置312の表示画面に設けられるタッチパネル313と、各種の情報を格納する記憶装置314と、前記個人認証媒体104から利用者管理IDを読み取る読取装置315と、周辺の画像を撮影するカメラ316と、通信装置317とを含んで構成される。
【0019】
このサーネージ端末310は、前記サイネージ管理サーバ301と通信回線を介して接続されて、当該サーネージ端末310に割り当てられた地図情報を中心とする案内画面400を大型表示装置312に表示して、このサーネージ端末310を利用する利用者に各種情報を提供する。利用する利用者は、この案内画面400にタッチすることにより、更に詳細な情報を取得することができる。
【0020】
また、サイネージ管理サーバ301は、このサイネージ管理サーバ301を統括的に管理するサイネージ制御部302と、図示しない記憶装置を含んで構成される。前記記憶装置には、ショップデータベース303や前記複数のサーネージ端末310を管理する図示しない端末管理データベースなどが格納されている。
【0021】
そして、この実施例に係るタウン情報提供システム1の大きな特徴の1つは、サイネージ端末310で利用者に提供される情報が、この利用者が家庭内で視聴したテレビ番組などの視聴履歴情報が反映されて提供される点にある。
【0022】
即ち、通常の街頭端末では、どの利用者にも一律の統一された情報が提供されるのが一般的である。しかし、最近は、身近なお店や特定の場所が料理番組や旅番組などのテレビ番組で取り上げるケースが多くなっており、この利用者が見て知ったお店を街頭端末から取得したい要望が強くなっている。もちろん、最近の情報社会では、これら情報が街頭端末でも反映されるケースも多くなっている。しかし、その情報の更新には時間が必要であり、新鮮さに欠ける課題がある。また、利用者は、自分が見て知ったものと関連した情報として把握したい要望もある。
【0023】
そこで、このタウン情報提供システム1では、利用者が家庭内で視聴した視聴履歴情報を利用者管理サーバ200で管理する一方、サイネージシステム300では、この特定の利用者の視聴履歴情報にアクセスして、その視聴履歴情報を反映させた案内画面400を生成し、この情報をサイネージ端末310を介して利用者に提供するものである。
【0024】
つまり、個人情報端末システム100では、利用者端末本体102の視聴状況を監視し、この視聴履歴情報を利用者管理サーバ200に送信する。この視聴履歴情報は、利用者表示装置103で実際に表示されるものに限定されるものではなく、録画したものでも視聴履歴情報として送信する。したがって、利用者端末本体102に複数のチューナが有る場合、これを監視し、この利用状況を送信することとなる。
【0025】
一方、利用者管理サーバ200は、個人情報端末システム100に割り当てられる利用者管理ID毎に、利用者の視聴履歴情報を利用者履歴管情報データベース202に格納する。この際、利用者管理制御部201は、利用者の視聴履歴情報を取得すると、この視聴履歴情報に関連した各種情報をコンテンツデータベース203から検索・取得して、この情報を利用者履歴管情報データベース202に格納する。したがって、利用者履歴情報データベース202には、視聴したテレビ番組などのコンテンツ情報と、このテレビ番組で紹介されたお店や住所などの紹介情報がキーワード情報として格納される。
【0026】
また、サイネージシステム300では、サイネージ端末310の大型表示装置312に、当該サイネージ端末310が設置される周辺の定型化した地図情報と、利用者に対応して生成されるお店の紹介情報を地図座標上に配置した店舗マップが重ねて表示される案内画面400が表示される。この実施例では、案内画面400をサイネージ管理サーバ301で生成してサイネージ端末310に提供しているが、これに限定されるものではなく、サイネージ端末310とサイネージ管理サーバ301とで分担して案内画面400を生成してもよい。
【0027】
端末制御部311は、読取装置315を介して、個人認証媒体104から利用者管理ID112を取得すると、取得した利用者管理ID112をサイネージ管理サーバ301に送信する。サイネージ管理サーバ301は、取得した利用者管理ID111にサイネージ端末310の住所情報を付加して利用者管理サーバ200に照会する。利用者管理サーバ200は、照会された情報に基いて、利用者履歴情報データベース202を検索し、その結果をサイネージ管理サーバ301に返信する。
【0028】
サイネージ管理サーバ301は、前記回答結果に基づいて、図示しない記憶装置に格納されたショップデータべース303を検索し、当該検索結果に基いて案内画面400を生成する。
【0029】
この実施例では、サイネージ制御部302が、前記ショップデータベース303に格納されるお店の座標(住所)情報に基づいて、抽出された検索結果の情報を吹出し情報500として表示する。この吹出し情報500は、お店の概要や、写真情報となどが表示され、その評判のランキングにより大きさや紹介情報の内容が変更される。
【0030】
この実施例では、案内画面400に表示する吹出し情報500の個数が予め設定されており、この表示される吹出し情報500として、利用者管理サーバ200から取得した情報を優先的に表示する。そして、この取得した情報に基づく吹出し情報500には、この情報が取得した情報であることを示すマークが施される。更には、取得した情報に関する吹出し情報500の大きさを大きく表示したり、あるいは、写真を表示するようにしてもよい。即ち、取得した情報に関する吹出し情報500を、他の吹出し情報500と差をつけて(差別化を図って)目立つように表示する。
【0031】
このように、このタウン情報提供システム1によれば、サイネージ端末310に表示される情報に、自分の視聴履歴情報に関連した情報として提供されるので、利用者にとって、身近な情報として提供される。
【0032】
また、この実施例に係るタウン情報提供システム1の他の特徴の1つは、このサイネージ端末310の案内画面400で操作(選択)した吹出し情報500が、利用者管理サーバ200にフィードバックされ、当該操作記録が利用者履歴情報データベース202に更新されるとともに、この選択した吹出し情報500が、コンテンツデータベース203で検索され、当該吹出し情報500に記載されたテレビ番組の予約情報として提供されたり、あるいはインターネットの関連コンテンツにアクセスできる権利などを提供される点にある。
【0033】
以下、図2から図11を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システム1を更に詳細に説明する。ここで、図2は、タウン情報提供システムの動作フロー図である。図3は、個人情報端末システムの動作説明図であり、(a)図が履歴情報の送信データ図、(b)図が履歴情報の送信動作フロー図である。図4が利用者履歴情報データベースのデータ構成図である。図5がショップデータベースのデータ構成図である。図6と図7が案内画面の説明図である。図8が利用者管理サーバの番組予約動作フロー図である。図9は、お店の予約通信画面図である。図10は、お店の案内画面図である。図11は、ランキング情報画面図である。
【0034】
先ず、図3から図8を参照して、図2の動作フロー図を説明する。
【0035】
図2において、利用者端末101の図示しない利用者端末制御部は、当該利用者端末101の視聴履歴情報112を利用者管理サーバ200に随時送信する(ステップ110)。これを図3で詳細に説明する。
【0036】
図3(a)図において、この実施例に係る視聴履歴情報111は利用者管理ID112と、視聴しているチャンネル113と、日時114とを含んでいる。(b)図において、利用者端末101の利用者端末制御部は、利用者端末101の電源がON状態となると(ステップ121)、視聴履歴情報111を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ122)。そして、チャンネル113が変更されたか否か(ステップ123)、あるいは電源がOFF状態となったか否か(ステップ125)を監視している。
【0037】
ステップ123で選局されると、その選局された視聴履歴情報111を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ124)。また、電源がOFF状態となると、オフ状態となった時間を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ126)。
【0038】
図2に戻り、一方、利用者管理サーバ200の利用者管理制御部201は、前記視聴履歴情報111を受け付けると、当該利用者管理ID112の利用者履歴情報データを作成して利用者履歴情報データベース202に格納する(ステップ210)。この際、この視聴履歴情報111に基いて、コンテンツデータベース203を検索して、当該視聴履歴情報111に関連した情報を抽出して、これを利用者履歴情報データベース202に更新する。
【0039】
ここで、コンテンツデータベース203は、電子番組情報や、これらの関連情報を格納したデータベースである。したがって、視聴履歴情報111のチャンネル113と日時114から、該当するチャンネルの時間に放送されているテレビ番組などのタイトルやその放送内容がコンテンツ情報として抽出することができる。
【0040】
図4に、利用者履歴情報データベース202のデータ構成を示す。図4において、利用者履歴情報データは、視聴履歴情報111に加えて、コンテンツデータベース203から取得される番組のタイトルと、その関連情報、及び、後で説明する来店情報など備えて構成される。ここで、関連情報として、当該テレビ番組で紹介された、住所を含むお店や、製造メーカを含む商品名などがキーワードとして格納される。
【0041】
利用者は、利用者端末101から利用者履歴情報データベース202にアクセスし、この利用者履歴情報データベース202を閲覧したり、あるいは、この利用者履歴情報データに評価や感想などの書き込みを行うことができる。ここでは、サイネージ端末310との関係について説明するため、利用者履歴情報データベース202の他の利用方法に関する具体的な説明を省略する。
【0042】
図2に戻り、利用者管理サーバ200は、サイネージシステム300からのアクセス要求があると(ステップ320)、この要求に対応した個人の視聴履歴情報111を検索して、この内容を回答する(ステップ220)。次に、このサイネージシステム300からのアクセス要求について説明する。
【0043】
サイネージ端末310は、利用者がアクセス要求すると、個人認証情報をサイネージ管理サーバ301に送信する(ステップ341)。
【0044】
即ち、図1に示すように、サイネージ端末310の端末制御部311は読取装置315に個人認証媒体104がタッチされるか否かを監視している。そして、読取装置315に個人認証媒体104がタッチされると、当該個人認証媒体104から利用者の個人情報を取得して、この取得した個人情報をサイネージ管理サーバ301に送信する。ここで、利用者の個人情報としては、利用者管理ID112が含まれ、端末制御部311は、この個人情報に自身の端末番号を加えてサイネージ管理サーバ301に送信する。
【0045】
図2に戻り、サイネージ管理サーバ301は、前記サイネージ端末310からの個人認証を受け付けると、取得した利用者管理ID112と、サイネージ端末310が設置される地域に関する情報、例えば、住所や地域名を付加して、利用者管理サーバ200に照会する(ステップ320)。
【0046】
前記したように、利用者管理サーバ200の利用者管理制御部201は、前記照会を受け付けると、該当する利用者管理ID112の利用者履歴情報データベース202を検索する。例えば、図4において、サイネージ端末310が東京の赤坂に設置され、照会地域名が東京赤坂となっていると、利用者管理制御部201は、利用者履歴情報データベース202の関連情報から「東京赤坂AAA店」と「東京赤坂BBB店」及び「東京赤坂DDD店」のように当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の関連情報を抽出して、当該抽出した情報を、図2に示すように、個人視聴履歴情報の検索回答結果としてサイネージ管理サーバ301に回答する(ステップ220)。
【0047】
サイネージ管理サーバ301は、前記回答を受け付けると、回答のあった利用者に対応した情報を備えた案内画面400(MYランキング画面)を生成(ステップ321)し、これをサイネージ端末310の大型表示装置312に案内画面400として表示させる(ステップ342)。これを図5、図6で更に説明する。
【0048】
先ず、図5において、サイネージ管理サーバ301は、図示しない記憶装置にショップデータベース303や図示しない地図データなどを備えている。このショップデータベース303のデータ構成を図5に示す。
【0049】
ショップデータベース303は、店舗ごとに割り当てられた店舗番号と、店舗名と、当該店舗の地図における地図座標(住所情報)と、当該店舗の概要情報と、詳細情報と、静止画や動画などの画像情報と、後で説明するアクセス回数などを含んで構成される。
【0050】
サイネージ管理サーバ301は、案内画面400を生成するにあたって、前記ショップデータベース303を検索して、前記回答のあった店舗のデータを優先的に抽出するとともに、この抽出された店舗を含めた所定の個数の店舗データを抽出する。ここで、回答のあった店舗以外の店舗については、前記アクセス回数の上位のものから優先的に抽出する。
【0051】
そして、サイネージ管理サーバ301は、抽出した店舗データを吹出し情報500として生成し、これを地図座標に対応して配置したお店の紹介情報画像を生成する。ここで、吹出し情報500の大きさは、回答のあった店舗とアクセス回数の大きい店舗は大きく設定される。また、吹出し情報500には、お店の概要や静止画情報となどが表示される。特に、重要なのは、回答のあった店舗の吹出し情報500には、この情報が取得した情報であることを示すマークが施される。このマークとしては、文字で「テレビ番組のタイトル」を表記したり、あるいは、予め設定したマークを表示したり、あるいは、吹出し情報500を大きく表示したり、更には、写真を表示するようにしてもよい。即ち、取得した情報に関する吹出し情報500を、他の吹出し情報500と差をつけて(差別化して)目立つように表示する。
【0052】
そして、サイネージ管理サーバ301は、この生成したお店の紹介情報画像(店舗マップ)と、地図データから取得した当該サイネージ端末310が設置される周辺の定型化した地図情報とを重ねて合わせて案内画面400を生成し、これをサイネージ端末310に送信する。ここで、この実施例では、案内画面400をサイネージ管理サーバ301で生成しているが、サイネージ管理サーバ301からお店の紹介情報画像(店舗マップ)をサイネージ端末310に送信し、サイネージ端末310の端末制御部311が、記憶装置314に予め格納される地図情報と合成するようにしてもよい。
【0053】
図6は、サイネージ端末310で表示される案内画面400を示している。図6において、案内画面400は、大型の表示画面を縦使いで使用するものである。縦長の中央には大きなワークエリア410が設けられ、上端にはタイトルエリア420が設けられ、下端には操作エリア430が設けられている。
【0054】
ワークエリア410には、このサイネージ端末310が設置される周辺の地図と、この地図に対応したお店の紹介情報画像が重ね合わせて表示される。このワークエリア410は、地図情報を主体に表示されるが、操作の進行に従って各種の情報が表示される。
【0055】
タイトルエリア420は、このサイネージ端末310が設置される場所情報(例えば、「センター駅」)と天気情報と現在時刻が表示される。また、操作エリア430は、この案内画面400を切り替えるための操作スイッチとして、MYランキングボタン431と、ランキングボタン432と、店ボタン433と、施設ボタン434が設けられている。
【0056】
この実施例では、通常の状態では、前記した利用者に対応した店舗データが反映されない状態、即ち、前記図5で説明したアクセス回数に対応して店舗データが抽出されて吹出し情報500が設定された状態となっている。この状態から、読取装置315に個人認証媒体104がタッチされるか、あるいは、MYランキングボタン431が操作されて、「個人認証媒体104をタッチする」旨の図示しないガイダンスを受けて、利用者が読取装置315に個人認証媒体104をタッチすることで、利用者の視聴履歴情報が反映される図6に示す案内画面400が表示される。図6は、このMYランキングボタン432が選択されて視聴履歴情報が反映された状態を示している。
【0057】
このように、この実施例では、利用者の視聴履歴情報が反映された案内画面400がサイネージ端末310に表示されるので、テレビ番組を視聴した際に「行ってみたいと思った」ことを気づかせることができる。
【0058】
図2に戻り、さて、この実施例に係るサイネージ端末310の端末制御部311は、吹出し情報500がタッチされたか否かを監視している。そして、吹出し情報500がタッチされると、図7に示すように、吹出し情報500を画面中央に拡大表示する。この実施例では、吹出し情報500がタッチされると、図5に示すショップデータベース303の対応する店舗データのアクセス回数をカウントする。なお、図7に示す案内画面400は予約画面を示しているが、予約ボタン513を操作することで、前記アクセス回数をカウントするようにしてもよい。
【0059】
図2に戻り、この実施例では、MYランキングが設定された状態で、吹出し情報500がタッチされると、この選択された情報を利用者履歴情報データベース202にフィードバックして、当該選択された店舗に関するテレビ番組などを予約情報として登録することができる。これを図2でさらに説明する。
【0060】
即ち、図2において、サイネージ管理サーバ301は、ステップ343において、吹出し情報500の選択を受け付けると、選択された店舗データを利用者管理サーバ200に送信する(ステップ322)。送信するデータとしては、利用者管理ID112に加えて店舗名と地域情報が送信される。
【0061】
利用者管理制御部201は、前記情報を受け付けると、当該情報を利用者管理ID112別に格納するとともに、コンテンツデータベース203を検索して、該当するテレビ番組を抽出して予約情報を生成し(ステップ230)、また視聴履歴情報の書き換えを行う(ステップ240)。この動作を図8で更に説明する。
【0062】
図8において、利用者管理制御部201は、サイネージ管理サーバ301からの情報提供があったか否かを監視している(ステップ241)。情報提供があると、当該情報を利用者管理ID112毎に記憶装置に格納し(ステップ242)、当該提供された情報が利用者履歴情報データベース202にあるか否かを検索する(ステップ243)。当該提供された情報が利用者履歴情報データベース202にあると判定されると(ステップ244)、利用者履歴情報データベース202の「来店状況」の書き換えを行う(ステップ245)。
【0063】
加えて、この提供された情報がコンテンツデータベース203の今後の予定の中にあるか否かの検索を実行する(ステップ246)。コンテンツデータベース203に提供された情報があった場合(ステップ247)、予約情報を生成する(ステップ248)。また、ステップ247でコンテンツデータベース203に提供された情報がなかった場合、予約予定検索データベースに格納する(ステップ248)。ここで、この予約予定検索データベースは、ステップ246の検索時に同時に実行することができる。
【0064】
図2に戻り、このように、この実施例では、サイネージ端末310で興味を持った店舗に関する吹出し情報500をタッチ操作(選択操作)することで自分の利用者履歴情報データベース202に記録することができる。これにより、自分がこれから訪れるお店や、あるいは、とりあえず記憶に留めたいお店を記録することができる。そして、これらの記録したお店などは、コンテンツデータベース203を介して検索されるので、その記録したお店に関連したテレビ番組があれば予約情報として、提供される。
【0065】
また、利用者は、利用者端末101を介して、自分の利用者履歴情報データベース202にアクセスして(ステップ130)、前記予約情報や先に記録したお店情報などの提供を受けることができる(ステップ250)。
【0066】
次に、図7と図9から図11を参照して、この実施例に係るサイネージシステム300を更に説明する。このサイネージシステム300は、サイネージ端末310の表示画面を介して、お店の予約とその道案内図を出力したり、あるいは、このサイネージシステム300に参加する店舗のランキングを出力することができる。
【0067】
先ず、図6と図7及び、図9と図10を参照して、このサイネージシステム300を利用した店舗の予約と道案内図の出力を説明する。
【0068】
図6において、先に説明したように、この実施例のサイネージ端末310の大型表示装置312には、地図上に大きさの異なる複数の吹出し情報500が配置されている。これらの吹出し情報500は、その所在地に、お店の概要や画像が付されて配置されている。また、その大きさにより、あるいは、前記マークにより、みんながタッチする人気店なのか、あるいは、自分が以前にテレビ番組で視聴したことがあるかなどを把握することができる。
【0069】
この図6の状態で、吹出し情報500の1つをタッチすると、当該吹出し情報500は、アニメーションで徐々に拡大されて、図7に示すように、ワークエリア410の中央に表示される。この実施例に係る拡大された吹出し情報500には、店舗の名称511と、動画または静止画を表示するための画像領域512と、予約ボタン513が表示される。ここで、操作エリア430の戻るボタン435をタッチすれば、元の図6の状態に戻ることができる。
【0070】
一方、予約ボタン513をタッチすると、この吹出し情報500に紹介されている店舗の店員とテレビ電話で通話することができる。即ち、このサイネージシステム300に参加する店舗は図示しないテレビ電話を備えている。サイネージ管理サーバ301は、前記予約ボタン513がタッチされると、ショップデータベース303で格納されている電話番号に通話を行う。
【0071】
図9の(a)図において、通話が行われると、カメラ316をON状態とし、画像領域512に相手の定員の画像を表示し、更に「読取装置にICカードをタッチしてください」などの操作ガイダンス520を表示する。
【0072】
ここで、利用者が読取装置315に個人認証媒体104をタッチすると、(b)図のように予約の完了を通知する操作ガイダンス521を表示して、拡大吹出し情報510を元の図7の状態に戻す。ここで、サイネージ管理サーバ301は、予約が行われると、個人認証媒体104でICカードから取得した利用者管理ID112を利用者管理サーバ200に送信して、利用者管理ID112に関する必要な個人情報を取得して予約された店舗に提供する。なお、この実施例では、予約に伴って、利用者管理サーバ200から個人情報を取得したが、利用者管理サーバ200に個人情報を送信することなく、取得した利用者管理ID112を予約した店舗に送信するようにしてもよい。この場合、利用者は店舗にて個人認証媒体104を提示すれば、予約客か否かを識別することができる。
【0073】
次に、前記予約操作に引き続いて、予約した吹出し情報500を再度タッチすると、図10の(a)図に示すように、サイネージ管理サーバ301は、このタッチされた吹出し情報500を拡大表示して、ワークエリア410の中央に拡大吹出し情報530を表示する。ここで、この実施例では、案内を必要としない利用者もいるので、一旦、拡大吹出し情報510を元の状態に戻したが、この縮小表示を行うことなく、拡大吹出し情報510を拡大吹出し情報530に切り替えてもよい。
【0074】
拡大吹出し情報530は、予約ボタン513の代わりに案内ボタン531を備えている。サイネージ管理サーバ301は、案内ボタン531がタッチされると、案内画面400を(b)図に示す道案内画面440に切り替える。
【0075】
この道案内画面440は、タイトルエリア420に「案内モード」を表示し、操作エリア430には、拡大ボタン441と広域ボタン442と戻るボタン435を表示し、ワークエリア410には、「矢印の方向にお進み下さい」との操作ガイダンスに加えて、画像表示領域443が表示される。
【0076】
この実施例では、案内ボタン531がタッチされると、このサイネージ端末310から目的の店舗までの地図情報を生成する。そして、先ず、(b)図に示すように、カメラ316で撮影される利用者の上方から撮影した画像に行く方向の矢印を重ね表示した第1案内画像444を画像表示領域443に表示し、その後に、(c)図に示すように、現在地から目的地に至る案内図を示した第2案内画像445を画像表示領域443に表示する。ここで、第1案内画像444では拡大ボタン441が強調表示され、第2案内画像445では広域ボタン442が強調表示される。
【0077】
このように、この実施例では、吹出し情報500をタッチ操作するだけで、タッチした店舗の予約と案内図を出力することができる。しかも、案内図の出力では、利用者にいきなり第2案内画像445を提示しても、利用者はどっちの方向に行くか戸惑う課題があるが、この実施例では、この第2案内画像445と現在地から行く方向を示す第1案内画像444とを組み合わせて提供することで前記課題を解決している。
【0078】
次に、図6と図11を参照して、このサイネージシステム300に参加する店舗の通常のランキングの出力方法を説明する。図11において、この実施例では、ランキングボタン432をタッチすると、このサイネージシステム300に参加する店舗のランキングを一覧表示することができる。
【0079】
この実施例では、通常、図6に示す案内画面400を表示している。この案内画面400には、ショップデータベース303のアクセス回数にしたがって、その表示形態が変化する複数の吹出し情報500が、その地図座標上に配置して表示される。この案内画面400では、吹出し情報500の地図座標が主体で表示されているために、そのランキングは把握しづらい課題がある。
【0080】
そこで、この実施例に係るサイネージ管理サーバ301は、ランキングボタン432がタッチされると、吹出し情報500が地図座標ごとに配置されている図7の状態から、複数の吹出し情報500がアニメーションで並び替えられ表示画面の右側に上下に一覧表示される図11のランキング画面450を表示する。
【0081】
このランキング画面450では、複数の吹出し情報500が移動の途中で吹き出し形状から番号と店名からなるリスト情報451に変化する。この配列の画面操作は、サイネージ管理サーバ301が予め設定される手順(プログラム)にしたがって、ショップデータベース303を参照して表示する。この図11の状態で、各リスト情報451をタッチすれば図7の状態にすることができる。また、戻るボタン435をタッチすればもとの図6の状態に戻すことができる。更に、MYランキングボタン431をタッチすれば、図2のステップ341の動作を実行する。
【0082】
このように、この実施例に係るサイネージ管理サーバは、複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するものであって、前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、前記サイネージ管理サーバは、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップを前記サイネージ端末に送信する。
【0083】
この場合、前記店舗マップは、前記取得した店舗情報と、他の店舗情報も含んで構成され、前記取得した店舗情報は、他の店舗情報と識別するマークを備えるようにするとよい。また、前記店舗マップは、地図情報と重ね表示された案内画面として送信するようにするとよい。また、前記店舗情報は、地図座標に対応して配置される吹出しで表示されるとよい。また、サイネージ管理サーバは、前記サイネージ端末から前記店舗情報の選択を受け付けて、この選択回数を前記ショップデータベースに更新するようにするとよい。更に、サイネージ管理サーバは、前記選択回数に基づいて、前記店舗情報の大きさを設定するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明に係るタウン情報提供システムの概略構成を説明する。
【図2】本発明に係るタウン情報提供システムの動作フロー図である。
【図3】本発明に係る個人情報端末システムの動作説明図である。
【図4】利用者履歴情報データベースのデータ構成図である。
【図5】ショップデータベースのデータ構成図である。
【図6】サイネージ端末の案内画面の説明図である。
【図7】サイネージ端末の案内画面の説明図である。
【図8】利用者管理サーバの番組予約動作フロー図である。
【図9】サイネージ端末もお店の予約通信画面図である。
【図10】サイネージ端末のサイネージ端末のお店の案内画面図である。
【図11】サイネージ端末のランキング情報画面図である
【符号の説明】
【0085】
1…タウン情報提供システム、10…ネットワーク、100…個人情報端末システム、101…利用者端末、102…利用者端末本体、103…利用者表示装置、104…個人認証媒体、111…視聴履歴情報、112…利用者管理ID、113…チャンネル、114…日時、200…利用者管理サーバ、201…利用者管理制御部、202…利用者履歴情報データベース、203…コンテンツデータベース、300…サイネージシステム、301…サイネージ管理サーバ、302…サイネージ制御部、303…ショップデータベース、310…サイネージ端末、311…端末制御部、312…大型表示装置、313…タッチパネル、314…記憶装置、315…読取装置、316…カメラ、317…通信装置、400…案内画面、410…ワークエリア、420…タイトルエリア、430…操作エリア、431…MYランキングボタン、432…ランキングボタン、433…店ボタン、434…施設ボタン、435…戻るボタン、540…道案内画面、441…拡大ボタン、442…広域ボタン、443…画像表示領域、444…第1案内画像、445…第2案内画像、450…ランキング画面、500…吹出し情報、510…拡大吹出し情報、511…店舗の名称、512…画像領域、513…予約ボタン、520…操作ガイダンス、530…拡大吹出し情報、531…案内ボタン。
【技術分野】
【0001】
本発明は、駅前や商店街などの公共の場所に設置されて、その設置場所周辺の各種情報を提供するサイネージ端末装置への情報提供サーバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、GPS機能を備えた携帯端末が広く普及している。これら携帯端末では、端末装置の表示画面に現在位置を含む地図情報を表示して、目的の場所までの案内を行うナビゲーションシステムを備えたものが知られている。
【0003】
一方、従来から、駅前や商店街などの公共の場所に設置されて、その設置場所周辺の各種情報を提供するキヨスク端末や街頭端末などの設置型の情報端末装置が知られている。これらの設置型の情報端末装置は、その表示画面に地図情報を表示して、特定の場所への案内を行うものが知られている。また、最近では、ネットワークに接続されたディスプレイなどによるデジタルサイネージ(電子看板)の新たな可能性を検討する動きが盛んである。
【0004】
【特許文献1】特開2002−125052号公報
【特許文献2】特開2001−209705号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、誰でも携帯電話を持つ時代となり、この携帯電話に導入可能なナビゲーションシステムが便利である。しかし、これら携帯型の情報端末装置は、小型の表示画面に地図情報を表示するために、多くの情報を表示するには限度がある。また、これら携帯情報端末は、どの場所でも、あるいは多様な情報を入手することができる反面、目的の情報を入手するには多くの操作ステップが必要である。
【0006】
一方、デジタルサイネージの情報端末は、当該設置場所に関する情報を専用に提供すればよいので、簡単な操作で関連情報を取得できるし、しかも大きな表示画面で視認性も良好である。しかし、この設置型の情報端末は、公共機器であるので、利用者の個人情報が扱い難いという課題を備えている。
【0007】
そこで、この発明の目的とするところは、個人情報を反映することができるサイネージ端末に個人情報を含む関連情報を提供するサイネージ管理サーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、この発明に係るサイネージ管理サーバは、複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するものであって、前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、前記サイネージ管理サーバは、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップを前記サイネージ端末に送信するようにする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サイネージ端末で閲覧する情報に個人情報を反映することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図1から図11を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システムを具体的に説明する。なお、同一部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
【0011】
先ず、図1を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システムの概略構成を説明する。
【0012】
図1において、符号1で総括的に示すタウン情報提供システム1は、ネットワーク10を介して接続される個人情報端末システム100と、この個人情報端末システム100の情報を管理する利用者管理サーバ200と、各地域の情報を管理するサイネージシステム300とを含んで構成されるシステムである。ここで、説明の都合で、個人情報端末システム100と利用者管理サーバ200とサイネージシステム300は、図面上では1個で図示しているが多数存在することができる。
【0013】
個人情報端末システム100、一般家庭に設置されるテレビジョン受像機やパーソナルコンピュータ、あるいはテレビ番組を受信可能な携帯電話などからなる利用者端末101と、この利用者端末101の利用者が所有するICカードや携帯端末などの個人認証媒体104とを含んで構成する。利用者端末101は、利用者端末本体102と利用者表示装置103とを含んでいる。利用者端末本体102は、地上デジタル放送やケーブルテレビなどから放送を受信するチューナや、このチューナから取得したコンテンツを格納する記憶装置や、この利用者端末本体102を統括的に管理する利用者端末制御部などを含んでいる。ここでは、図示を省略している。
【0014】
なお、この実施例では、利用者端末101を利用者端末本体102と利用者表示装置103とで構成した事例で紹介するが、通常の一体化されたテレビジョン受像機や、チューナを備えた録画再生装置、あるいはパーソナルコンピュータなで構成してもよい。
【0015】
また、個人認証媒体104は、少なくとも、個人を認証する情報を格納するICチップを備えたIC−カードや携帯端末などから構成される。この実施例に係る個人認証媒体104は、非接触のICカードで構成され、ICチップには、タウン情報提供システム1における個人を特定する利用者管理IDが格納される。
【0016】
一方、利用者管理サーバ200は、図示しない大容量の記憶装置と、利用者管理制御部201を含んで構成され、ネットワーク10を介して、前記多数の個人情報端末システム100の情報を管理する。また、前記記憶装置には、利用者のテレビ番組などの視聴履歴情報を格納する利用者履歴情報データベース202と、テレビ番組などのコンテンツに関する情報を格納するコンテンツデータベース203とを含んでいる。
【0017】
また、サイネージシステム300は、特定地域の公共の場所に設置される複数のサイネージ端末310と、この複数のサイネージ端末310を統括的に管理するサイネージ管理サーバ301とを含んで構成される。
【0018】
サイネージ端末310は、図面右側の吹出し内に示すように、このサイネージ端末310を制御する端末制御部311と、縦型の大型表示装置312と、この大型表示装置312の表示画面に設けられるタッチパネル313と、各種の情報を格納する記憶装置314と、前記個人認証媒体104から利用者管理IDを読み取る読取装置315と、周辺の画像を撮影するカメラ316と、通信装置317とを含んで構成される。
【0019】
このサーネージ端末310は、前記サイネージ管理サーバ301と通信回線を介して接続されて、当該サーネージ端末310に割り当てられた地図情報を中心とする案内画面400を大型表示装置312に表示して、このサーネージ端末310を利用する利用者に各種情報を提供する。利用する利用者は、この案内画面400にタッチすることにより、更に詳細な情報を取得することができる。
【0020】
また、サイネージ管理サーバ301は、このサイネージ管理サーバ301を統括的に管理するサイネージ制御部302と、図示しない記憶装置を含んで構成される。前記記憶装置には、ショップデータベース303や前記複数のサーネージ端末310を管理する図示しない端末管理データベースなどが格納されている。
【0021】
そして、この実施例に係るタウン情報提供システム1の大きな特徴の1つは、サイネージ端末310で利用者に提供される情報が、この利用者が家庭内で視聴したテレビ番組などの視聴履歴情報が反映されて提供される点にある。
【0022】
即ち、通常の街頭端末では、どの利用者にも一律の統一された情報が提供されるのが一般的である。しかし、最近は、身近なお店や特定の場所が料理番組や旅番組などのテレビ番組で取り上げるケースが多くなっており、この利用者が見て知ったお店を街頭端末から取得したい要望が強くなっている。もちろん、最近の情報社会では、これら情報が街頭端末でも反映されるケースも多くなっている。しかし、その情報の更新には時間が必要であり、新鮮さに欠ける課題がある。また、利用者は、自分が見て知ったものと関連した情報として把握したい要望もある。
【0023】
そこで、このタウン情報提供システム1では、利用者が家庭内で視聴した視聴履歴情報を利用者管理サーバ200で管理する一方、サイネージシステム300では、この特定の利用者の視聴履歴情報にアクセスして、その視聴履歴情報を反映させた案内画面400を生成し、この情報をサイネージ端末310を介して利用者に提供するものである。
【0024】
つまり、個人情報端末システム100では、利用者端末本体102の視聴状況を監視し、この視聴履歴情報を利用者管理サーバ200に送信する。この視聴履歴情報は、利用者表示装置103で実際に表示されるものに限定されるものではなく、録画したものでも視聴履歴情報として送信する。したがって、利用者端末本体102に複数のチューナが有る場合、これを監視し、この利用状況を送信することとなる。
【0025】
一方、利用者管理サーバ200は、個人情報端末システム100に割り当てられる利用者管理ID毎に、利用者の視聴履歴情報を利用者履歴管情報データベース202に格納する。この際、利用者管理制御部201は、利用者の視聴履歴情報を取得すると、この視聴履歴情報に関連した各種情報をコンテンツデータベース203から検索・取得して、この情報を利用者履歴管情報データベース202に格納する。したがって、利用者履歴情報データベース202には、視聴したテレビ番組などのコンテンツ情報と、このテレビ番組で紹介されたお店や住所などの紹介情報がキーワード情報として格納される。
【0026】
また、サイネージシステム300では、サイネージ端末310の大型表示装置312に、当該サイネージ端末310が設置される周辺の定型化した地図情報と、利用者に対応して生成されるお店の紹介情報を地図座標上に配置した店舗マップが重ねて表示される案内画面400が表示される。この実施例では、案内画面400をサイネージ管理サーバ301で生成してサイネージ端末310に提供しているが、これに限定されるものではなく、サイネージ端末310とサイネージ管理サーバ301とで分担して案内画面400を生成してもよい。
【0027】
端末制御部311は、読取装置315を介して、個人認証媒体104から利用者管理ID112を取得すると、取得した利用者管理ID112をサイネージ管理サーバ301に送信する。サイネージ管理サーバ301は、取得した利用者管理ID111にサイネージ端末310の住所情報を付加して利用者管理サーバ200に照会する。利用者管理サーバ200は、照会された情報に基いて、利用者履歴情報データベース202を検索し、その結果をサイネージ管理サーバ301に返信する。
【0028】
サイネージ管理サーバ301は、前記回答結果に基づいて、図示しない記憶装置に格納されたショップデータべース303を検索し、当該検索結果に基いて案内画面400を生成する。
【0029】
この実施例では、サイネージ制御部302が、前記ショップデータベース303に格納されるお店の座標(住所)情報に基づいて、抽出された検索結果の情報を吹出し情報500として表示する。この吹出し情報500は、お店の概要や、写真情報となどが表示され、その評判のランキングにより大きさや紹介情報の内容が変更される。
【0030】
この実施例では、案内画面400に表示する吹出し情報500の個数が予め設定されており、この表示される吹出し情報500として、利用者管理サーバ200から取得した情報を優先的に表示する。そして、この取得した情報に基づく吹出し情報500には、この情報が取得した情報であることを示すマークが施される。更には、取得した情報に関する吹出し情報500の大きさを大きく表示したり、あるいは、写真を表示するようにしてもよい。即ち、取得した情報に関する吹出し情報500を、他の吹出し情報500と差をつけて(差別化を図って)目立つように表示する。
【0031】
このように、このタウン情報提供システム1によれば、サイネージ端末310に表示される情報に、自分の視聴履歴情報に関連した情報として提供されるので、利用者にとって、身近な情報として提供される。
【0032】
また、この実施例に係るタウン情報提供システム1の他の特徴の1つは、このサイネージ端末310の案内画面400で操作(選択)した吹出し情報500が、利用者管理サーバ200にフィードバックされ、当該操作記録が利用者履歴情報データベース202に更新されるとともに、この選択した吹出し情報500が、コンテンツデータベース203で検索され、当該吹出し情報500に記載されたテレビ番組の予約情報として提供されたり、あるいはインターネットの関連コンテンツにアクセスできる権利などを提供される点にある。
【0033】
以下、図2から図11を参照して、この実施例に係るタウン情報提供システム1を更に詳細に説明する。ここで、図2は、タウン情報提供システムの動作フロー図である。図3は、個人情報端末システムの動作説明図であり、(a)図が履歴情報の送信データ図、(b)図が履歴情報の送信動作フロー図である。図4が利用者履歴情報データベースのデータ構成図である。図5がショップデータベースのデータ構成図である。図6と図7が案内画面の説明図である。図8が利用者管理サーバの番組予約動作フロー図である。図9は、お店の予約通信画面図である。図10は、お店の案内画面図である。図11は、ランキング情報画面図である。
【0034】
先ず、図3から図8を参照して、図2の動作フロー図を説明する。
【0035】
図2において、利用者端末101の図示しない利用者端末制御部は、当該利用者端末101の視聴履歴情報112を利用者管理サーバ200に随時送信する(ステップ110)。これを図3で詳細に説明する。
【0036】
図3(a)図において、この実施例に係る視聴履歴情報111は利用者管理ID112と、視聴しているチャンネル113と、日時114とを含んでいる。(b)図において、利用者端末101の利用者端末制御部は、利用者端末101の電源がON状態となると(ステップ121)、視聴履歴情報111を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ122)。そして、チャンネル113が変更されたか否か(ステップ123)、あるいは電源がOFF状態となったか否か(ステップ125)を監視している。
【0037】
ステップ123で選局されると、その選局された視聴履歴情報111を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ124)。また、電源がOFF状態となると、オフ状態となった時間を利用者管理サーバ200に送信する(ステップ126)。
【0038】
図2に戻り、一方、利用者管理サーバ200の利用者管理制御部201は、前記視聴履歴情報111を受け付けると、当該利用者管理ID112の利用者履歴情報データを作成して利用者履歴情報データベース202に格納する(ステップ210)。この際、この視聴履歴情報111に基いて、コンテンツデータベース203を検索して、当該視聴履歴情報111に関連した情報を抽出して、これを利用者履歴情報データベース202に更新する。
【0039】
ここで、コンテンツデータベース203は、電子番組情報や、これらの関連情報を格納したデータベースである。したがって、視聴履歴情報111のチャンネル113と日時114から、該当するチャンネルの時間に放送されているテレビ番組などのタイトルやその放送内容がコンテンツ情報として抽出することができる。
【0040】
図4に、利用者履歴情報データベース202のデータ構成を示す。図4において、利用者履歴情報データは、視聴履歴情報111に加えて、コンテンツデータベース203から取得される番組のタイトルと、その関連情報、及び、後で説明する来店情報など備えて構成される。ここで、関連情報として、当該テレビ番組で紹介された、住所を含むお店や、製造メーカを含む商品名などがキーワードとして格納される。
【0041】
利用者は、利用者端末101から利用者履歴情報データベース202にアクセスし、この利用者履歴情報データベース202を閲覧したり、あるいは、この利用者履歴情報データに評価や感想などの書き込みを行うことができる。ここでは、サイネージ端末310との関係について説明するため、利用者履歴情報データベース202の他の利用方法に関する具体的な説明を省略する。
【0042】
図2に戻り、利用者管理サーバ200は、サイネージシステム300からのアクセス要求があると(ステップ320)、この要求に対応した個人の視聴履歴情報111を検索して、この内容を回答する(ステップ220)。次に、このサイネージシステム300からのアクセス要求について説明する。
【0043】
サイネージ端末310は、利用者がアクセス要求すると、個人認証情報をサイネージ管理サーバ301に送信する(ステップ341)。
【0044】
即ち、図1に示すように、サイネージ端末310の端末制御部311は読取装置315に個人認証媒体104がタッチされるか否かを監視している。そして、読取装置315に個人認証媒体104がタッチされると、当該個人認証媒体104から利用者の個人情報を取得して、この取得した個人情報をサイネージ管理サーバ301に送信する。ここで、利用者の個人情報としては、利用者管理ID112が含まれ、端末制御部311は、この個人情報に自身の端末番号を加えてサイネージ管理サーバ301に送信する。
【0045】
図2に戻り、サイネージ管理サーバ301は、前記サイネージ端末310からの個人認証を受け付けると、取得した利用者管理ID112と、サイネージ端末310が設置される地域に関する情報、例えば、住所や地域名を付加して、利用者管理サーバ200に照会する(ステップ320)。
【0046】
前記したように、利用者管理サーバ200の利用者管理制御部201は、前記照会を受け付けると、該当する利用者管理ID112の利用者履歴情報データベース202を検索する。例えば、図4において、サイネージ端末310が東京の赤坂に設置され、照会地域名が東京赤坂となっていると、利用者管理制御部201は、利用者履歴情報データベース202の関連情報から「東京赤坂AAA店」と「東京赤坂BBB店」及び「東京赤坂DDD店」のように当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の関連情報を抽出して、当該抽出した情報を、図2に示すように、個人視聴履歴情報の検索回答結果としてサイネージ管理サーバ301に回答する(ステップ220)。
【0047】
サイネージ管理サーバ301は、前記回答を受け付けると、回答のあった利用者に対応した情報を備えた案内画面400(MYランキング画面)を生成(ステップ321)し、これをサイネージ端末310の大型表示装置312に案内画面400として表示させる(ステップ342)。これを図5、図6で更に説明する。
【0048】
先ず、図5において、サイネージ管理サーバ301は、図示しない記憶装置にショップデータベース303や図示しない地図データなどを備えている。このショップデータベース303のデータ構成を図5に示す。
【0049】
ショップデータベース303は、店舗ごとに割り当てられた店舗番号と、店舗名と、当該店舗の地図における地図座標(住所情報)と、当該店舗の概要情報と、詳細情報と、静止画や動画などの画像情報と、後で説明するアクセス回数などを含んで構成される。
【0050】
サイネージ管理サーバ301は、案内画面400を生成するにあたって、前記ショップデータベース303を検索して、前記回答のあった店舗のデータを優先的に抽出するとともに、この抽出された店舗を含めた所定の個数の店舗データを抽出する。ここで、回答のあった店舗以外の店舗については、前記アクセス回数の上位のものから優先的に抽出する。
【0051】
そして、サイネージ管理サーバ301は、抽出した店舗データを吹出し情報500として生成し、これを地図座標に対応して配置したお店の紹介情報画像を生成する。ここで、吹出し情報500の大きさは、回答のあった店舗とアクセス回数の大きい店舗は大きく設定される。また、吹出し情報500には、お店の概要や静止画情報となどが表示される。特に、重要なのは、回答のあった店舗の吹出し情報500には、この情報が取得した情報であることを示すマークが施される。このマークとしては、文字で「テレビ番組のタイトル」を表記したり、あるいは、予め設定したマークを表示したり、あるいは、吹出し情報500を大きく表示したり、更には、写真を表示するようにしてもよい。即ち、取得した情報に関する吹出し情報500を、他の吹出し情報500と差をつけて(差別化して)目立つように表示する。
【0052】
そして、サイネージ管理サーバ301は、この生成したお店の紹介情報画像(店舗マップ)と、地図データから取得した当該サイネージ端末310が設置される周辺の定型化した地図情報とを重ねて合わせて案内画面400を生成し、これをサイネージ端末310に送信する。ここで、この実施例では、案内画面400をサイネージ管理サーバ301で生成しているが、サイネージ管理サーバ301からお店の紹介情報画像(店舗マップ)をサイネージ端末310に送信し、サイネージ端末310の端末制御部311が、記憶装置314に予め格納される地図情報と合成するようにしてもよい。
【0053】
図6は、サイネージ端末310で表示される案内画面400を示している。図6において、案内画面400は、大型の表示画面を縦使いで使用するものである。縦長の中央には大きなワークエリア410が設けられ、上端にはタイトルエリア420が設けられ、下端には操作エリア430が設けられている。
【0054】
ワークエリア410には、このサイネージ端末310が設置される周辺の地図と、この地図に対応したお店の紹介情報画像が重ね合わせて表示される。このワークエリア410は、地図情報を主体に表示されるが、操作の進行に従って各種の情報が表示される。
【0055】
タイトルエリア420は、このサイネージ端末310が設置される場所情報(例えば、「センター駅」)と天気情報と現在時刻が表示される。また、操作エリア430は、この案内画面400を切り替えるための操作スイッチとして、MYランキングボタン431と、ランキングボタン432と、店ボタン433と、施設ボタン434が設けられている。
【0056】
この実施例では、通常の状態では、前記した利用者に対応した店舗データが反映されない状態、即ち、前記図5で説明したアクセス回数に対応して店舗データが抽出されて吹出し情報500が設定された状態となっている。この状態から、読取装置315に個人認証媒体104がタッチされるか、あるいは、MYランキングボタン431が操作されて、「個人認証媒体104をタッチする」旨の図示しないガイダンスを受けて、利用者が読取装置315に個人認証媒体104をタッチすることで、利用者の視聴履歴情報が反映される図6に示す案内画面400が表示される。図6は、このMYランキングボタン432が選択されて視聴履歴情報が反映された状態を示している。
【0057】
このように、この実施例では、利用者の視聴履歴情報が反映された案内画面400がサイネージ端末310に表示されるので、テレビ番組を視聴した際に「行ってみたいと思った」ことを気づかせることができる。
【0058】
図2に戻り、さて、この実施例に係るサイネージ端末310の端末制御部311は、吹出し情報500がタッチされたか否かを監視している。そして、吹出し情報500がタッチされると、図7に示すように、吹出し情報500を画面中央に拡大表示する。この実施例では、吹出し情報500がタッチされると、図5に示すショップデータベース303の対応する店舗データのアクセス回数をカウントする。なお、図7に示す案内画面400は予約画面を示しているが、予約ボタン513を操作することで、前記アクセス回数をカウントするようにしてもよい。
【0059】
図2に戻り、この実施例では、MYランキングが設定された状態で、吹出し情報500がタッチされると、この選択された情報を利用者履歴情報データベース202にフィードバックして、当該選択された店舗に関するテレビ番組などを予約情報として登録することができる。これを図2でさらに説明する。
【0060】
即ち、図2において、サイネージ管理サーバ301は、ステップ343において、吹出し情報500の選択を受け付けると、選択された店舗データを利用者管理サーバ200に送信する(ステップ322)。送信するデータとしては、利用者管理ID112に加えて店舗名と地域情報が送信される。
【0061】
利用者管理制御部201は、前記情報を受け付けると、当該情報を利用者管理ID112別に格納するとともに、コンテンツデータベース203を検索して、該当するテレビ番組を抽出して予約情報を生成し(ステップ230)、また視聴履歴情報の書き換えを行う(ステップ240)。この動作を図8で更に説明する。
【0062】
図8において、利用者管理制御部201は、サイネージ管理サーバ301からの情報提供があったか否かを監視している(ステップ241)。情報提供があると、当該情報を利用者管理ID112毎に記憶装置に格納し(ステップ242)、当該提供された情報が利用者履歴情報データベース202にあるか否かを検索する(ステップ243)。当該提供された情報が利用者履歴情報データベース202にあると判定されると(ステップ244)、利用者履歴情報データベース202の「来店状況」の書き換えを行う(ステップ245)。
【0063】
加えて、この提供された情報がコンテンツデータベース203の今後の予定の中にあるか否かの検索を実行する(ステップ246)。コンテンツデータベース203に提供された情報があった場合(ステップ247)、予約情報を生成する(ステップ248)。また、ステップ247でコンテンツデータベース203に提供された情報がなかった場合、予約予定検索データベースに格納する(ステップ248)。ここで、この予約予定検索データベースは、ステップ246の検索時に同時に実行することができる。
【0064】
図2に戻り、このように、この実施例では、サイネージ端末310で興味を持った店舗に関する吹出し情報500をタッチ操作(選択操作)することで自分の利用者履歴情報データベース202に記録することができる。これにより、自分がこれから訪れるお店や、あるいは、とりあえず記憶に留めたいお店を記録することができる。そして、これらの記録したお店などは、コンテンツデータベース203を介して検索されるので、その記録したお店に関連したテレビ番組があれば予約情報として、提供される。
【0065】
また、利用者は、利用者端末101を介して、自分の利用者履歴情報データベース202にアクセスして(ステップ130)、前記予約情報や先に記録したお店情報などの提供を受けることができる(ステップ250)。
【0066】
次に、図7と図9から図11を参照して、この実施例に係るサイネージシステム300を更に説明する。このサイネージシステム300は、サイネージ端末310の表示画面を介して、お店の予約とその道案内図を出力したり、あるいは、このサイネージシステム300に参加する店舗のランキングを出力することができる。
【0067】
先ず、図6と図7及び、図9と図10を参照して、このサイネージシステム300を利用した店舗の予約と道案内図の出力を説明する。
【0068】
図6において、先に説明したように、この実施例のサイネージ端末310の大型表示装置312には、地図上に大きさの異なる複数の吹出し情報500が配置されている。これらの吹出し情報500は、その所在地に、お店の概要や画像が付されて配置されている。また、その大きさにより、あるいは、前記マークにより、みんながタッチする人気店なのか、あるいは、自分が以前にテレビ番組で視聴したことがあるかなどを把握することができる。
【0069】
この図6の状態で、吹出し情報500の1つをタッチすると、当該吹出し情報500は、アニメーションで徐々に拡大されて、図7に示すように、ワークエリア410の中央に表示される。この実施例に係る拡大された吹出し情報500には、店舗の名称511と、動画または静止画を表示するための画像領域512と、予約ボタン513が表示される。ここで、操作エリア430の戻るボタン435をタッチすれば、元の図6の状態に戻ることができる。
【0070】
一方、予約ボタン513をタッチすると、この吹出し情報500に紹介されている店舗の店員とテレビ電話で通話することができる。即ち、このサイネージシステム300に参加する店舗は図示しないテレビ電話を備えている。サイネージ管理サーバ301は、前記予約ボタン513がタッチされると、ショップデータベース303で格納されている電話番号に通話を行う。
【0071】
図9の(a)図において、通話が行われると、カメラ316をON状態とし、画像領域512に相手の定員の画像を表示し、更に「読取装置にICカードをタッチしてください」などの操作ガイダンス520を表示する。
【0072】
ここで、利用者が読取装置315に個人認証媒体104をタッチすると、(b)図のように予約の完了を通知する操作ガイダンス521を表示して、拡大吹出し情報510を元の図7の状態に戻す。ここで、サイネージ管理サーバ301は、予約が行われると、個人認証媒体104でICカードから取得した利用者管理ID112を利用者管理サーバ200に送信して、利用者管理ID112に関する必要な個人情報を取得して予約された店舗に提供する。なお、この実施例では、予約に伴って、利用者管理サーバ200から個人情報を取得したが、利用者管理サーバ200に個人情報を送信することなく、取得した利用者管理ID112を予約した店舗に送信するようにしてもよい。この場合、利用者は店舗にて個人認証媒体104を提示すれば、予約客か否かを識別することができる。
【0073】
次に、前記予約操作に引き続いて、予約した吹出し情報500を再度タッチすると、図10の(a)図に示すように、サイネージ管理サーバ301は、このタッチされた吹出し情報500を拡大表示して、ワークエリア410の中央に拡大吹出し情報530を表示する。ここで、この実施例では、案内を必要としない利用者もいるので、一旦、拡大吹出し情報510を元の状態に戻したが、この縮小表示を行うことなく、拡大吹出し情報510を拡大吹出し情報530に切り替えてもよい。
【0074】
拡大吹出し情報530は、予約ボタン513の代わりに案内ボタン531を備えている。サイネージ管理サーバ301は、案内ボタン531がタッチされると、案内画面400を(b)図に示す道案内画面440に切り替える。
【0075】
この道案内画面440は、タイトルエリア420に「案内モード」を表示し、操作エリア430には、拡大ボタン441と広域ボタン442と戻るボタン435を表示し、ワークエリア410には、「矢印の方向にお進み下さい」との操作ガイダンスに加えて、画像表示領域443が表示される。
【0076】
この実施例では、案内ボタン531がタッチされると、このサイネージ端末310から目的の店舗までの地図情報を生成する。そして、先ず、(b)図に示すように、カメラ316で撮影される利用者の上方から撮影した画像に行く方向の矢印を重ね表示した第1案内画像444を画像表示領域443に表示し、その後に、(c)図に示すように、現在地から目的地に至る案内図を示した第2案内画像445を画像表示領域443に表示する。ここで、第1案内画像444では拡大ボタン441が強調表示され、第2案内画像445では広域ボタン442が強調表示される。
【0077】
このように、この実施例では、吹出し情報500をタッチ操作するだけで、タッチした店舗の予約と案内図を出力することができる。しかも、案内図の出力では、利用者にいきなり第2案内画像445を提示しても、利用者はどっちの方向に行くか戸惑う課題があるが、この実施例では、この第2案内画像445と現在地から行く方向を示す第1案内画像444とを組み合わせて提供することで前記課題を解決している。
【0078】
次に、図6と図11を参照して、このサイネージシステム300に参加する店舗の通常のランキングの出力方法を説明する。図11において、この実施例では、ランキングボタン432をタッチすると、このサイネージシステム300に参加する店舗のランキングを一覧表示することができる。
【0079】
この実施例では、通常、図6に示す案内画面400を表示している。この案内画面400には、ショップデータベース303のアクセス回数にしたがって、その表示形態が変化する複数の吹出し情報500が、その地図座標上に配置して表示される。この案内画面400では、吹出し情報500の地図座標が主体で表示されているために、そのランキングは把握しづらい課題がある。
【0080】
そこで、この実施例に係るサイネージ管理サーバ301は、ランキングボタン432がタッチされると、吹出し情報500が地図座標ごとに配置されている図7の状態から、複数の吹出し情報500がアニメーションで並び替えられ表示画面の右側に上下に一覧表示される図11のランキング画面450を表示する。
【0081】
このランキング画面450では、複数の吹出し情報500が移動の途中で吹き出し形状から番号と店名からなるリスト情報451に変化する。この配列の画面操作は、サイネージ管理サーバ301が予め設定される手順(プログラム)にしたがって、ショップデータベース303を参照して表示する。この図11の状態で、各リスト情報451をタッチすれば図7の状態にすることができる。また、戻るボタン435をタッチすればもとの図6の状態に戻すことができる。更に、MYランキングボタン431をタッチすれば、図2のステップ341の動作を実行する。
【0082】
このように、この実施例に係るサイネージ管理サーバは、複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するものであって、前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、前記サイネージ管理サーバは、各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、この店舗マップを前記サイネージ端末に送信する。
【0083】
この場合、前記店舗マップは、前記取得した店舗情報と、他の店舗情報も含んで構成され、前記取得した店舗情報は、他の店舗情報と識別するマークを備えるようにするとよい。また、前記店舗マップは、地図情報と重ね表示された案内画面として送信するようにするとよい。また、前記店舗情報は、地図座標に対応して配置される吹出しで表示されるとよい。また、サイネージ管理サーバは、前記サイネージ端末から前記店舗情報の選択を受け付けて、この選択回数を前記ショップデータベースに更新するようにするとよい。更に、サイネージ管理サーバは、前記選択回数に基づいて、前記店舗情報の大きさを設定するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明に係るタウン情報提供システムの概略構成を説明する。
【図2】本発明に係るタウン情報提供システムの動作フロー図である。
【図3】本発明に係る個人情報端末システムの動作説明図である。
【図4】利用者履歴情報データベースのデータ構成図である。
【図5】ショップデータベースのデータ構成図である。
【図6】サイネージ端末の案内画面の説明図である。
【図7】サイネージ端末の案内画面の説明図である。
【図8】利用者管理サーバの番組予約動作フロー図である。
【図9】サイネージ端末もお店の予約通信画面図である。
【図10】サイネージ端末のサイネージ端末のお店の案内画面図である。
【図11】サイネージ端末のランキング情報画面図である
【符号の説明】
【0085】
1…タウン情報提供システム、10…ネットワーク、100…個人情報端末システム、101…利用者端末、102…利用者端末本体、103…利用者表示装置、104…個人認証媒体、111…視聴履歴情報、112…利用者管理ID、113…チャンネル、114…日時、200…利用者管理サーバ、201…利用者管理制御部、202…利用者履歴情報データベース、203…コンテンツデータベース、300…サイネージシステム、301…サイネージ管理サーバ、302…サイネージ制御部、303…ショップデータベース、310…サイネージ端末、311…端末制御部、312…大型表示装置、313…タッチパネル、314…記憶装置、315…読取装置、316…カメラ、317…通信装置、400…案内画面、410…ワークエリア、420…タイトルエリア、430…操作エリア、431…MYランキングボタン、432…ランキングボタン、433…店ボタン、434…施設ボタン、435…戻るボタン、540…道案内画面、441…拡大ボタン、442…広域ボタン、443…画像表示領域、444…第1案内画像、445…第2案内画像、450…ランキング画面、500…吹出し情報、510…拡大吹出し情報、511…店舗の名称、512…画像領域、513…予約ボタン、520…操作ガイダンス、530…拡大吹出し情報、531…案内ボタン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するサイネージ管理サーバであって、
前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、
前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、
前記サイネージ管理サーバは、
各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、
前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、
前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、
前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、
この店舗マップを前記サイネージ端末に送信する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項2】
前記請求項1記載のサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗マップは、前記取得した店舗情報と、他の店舗情報も含んで構成され、
前記取得した店舗情報は、他の店舗情報と識別するマークを備えている
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項3】
前記請求項1または2記載のサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗マップは、地図情報と重ね表示された案内画面として送信される
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項4】
前記請求項1から3記載のいずれかのサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗情報は、地図座標に対応して配置される吹出しで表示される
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項5】
前記請求項1から4記載のいずれかのサイネージ管理サーバにおいて、
サイネージ管理サーバは、前記サイネージ端末から前記店舗情報の選択を受け付けて、この選択回数を前記ショップデータベースに更新する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項6】
前記請求5記載のサイネージ管理サーバにおいて、
サイネージ管理サーバは、前記選択回数に基づいて、前記店舗情報の大きさを設定する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項1】
複数のサイネージ端末と通信回線を介して接続して個人情報を取得し、この取得した個人情報に基づいて、この個人情報を管理する利用者管理サーバから個人情報に関連する関連情報を取得して、この関連情報に基づいて案内画面を生成して前記サイネージ端末に出力するサイネージ管理サーバであって、
前記個人情報は、利用者を特定する利用者管理IDを含み、
前記関連情報は、前記利用者管理IDにより特定される利用者の視聴したコンテンツの視聴履歴情報であって、当該視聴履歴情報には前記コンテンツで紹介された店名と住所情報を備えた店舗紹介情報が含まれており、
前記サイネージ管理サーバは、
各店舗の地図座標を含む複数の店舗紹介情報を格納したショップデータベースを備え、
前記サイネージ端末からアクセス要求があると、このサイネージ端末から取得した利用者管理IDと、このサイネージ端末の住所情報とを前記利用者管理サーバに送信し、
前記利用者管理サーバから取得した当該利用者管理IDと当該サイネージ端末の所在地から一定範囲内の住所情報に合致する店舗紹介情報を取得し、
前記取得した店舗情報と前記ショップデータベースとを照合し、合致した店舗情報を地図座標上に配置した店舗マップを生成し、
この店舗マップを前記サイネージ端末に送信する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項2】
前記請求項1記載のサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗マップは、前記取得した店舗情報と、他の店舗情報も含んで構成され、
前記取得した店舗情報は、他の店舗情報と識別するマークを備えている
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項3】
前記請求項1または2記載のサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗マップは、地図情報と重ね表示された案内画面として送信される
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項4】
前記請求項1から3記載のいずれかのサイネージ管理サーバにおいて、
前記店舗情報は、地図座標に対応して配置される吹出しで表示される
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項5】
前記請求項1から4記載のいずれかのサイネージ管理サーバにおいて、
サイネージ管理サーバは、前記サイネージ端末から前記店舗情報の選択を受け付けて、この選択回数を前記ショップデータベースに更新する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【請求項6】
前記請求5記載のサイネージ管理サーバにおいて、
サイネージ管理サーバは、前記選択回数に基づいて、前記店舗情報の大きさを設定する
ことを特徴とするサイネージ管理サーバ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−79768(P2010−79768A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−249493(P2008−249493)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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