説明

シクロヘキセノンオキシムエーテルを含む相乗作用を有する除草剤混合物

【課題】シクロヘキセノンオキシムエーテルを含む相乗作用を有する除草剤混合物の提供。
【解決手段】a)少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテル、及びb)少なくとも1つの以下:b1)ブロモブチド、ジメピペラート、エトベンザニド、プロパニル、b2)アニロホス、メフェナセト、b3)2,4-D,MCPB、ナプロアニリド、b4)ベンタゾン、b5)ピラゾリナート/ピラゾラート、スルコトリオン、b6)エスプロカルブ、モリナート、プリブチカルブ、チオベンカルブ/ベンチオカルブ、b7)キンクロラク、b8)ブタクロル、ブテナクロル、プレチラクロル、テニルクロル、b9)シクロキシジム、セトキシジム、b10)ペンジメタリン、b11)シハロホプーブチル、フェノキサプロプ−エチル、b12)ベンゾフェナップ、ピラゾキシフェン、b13)ジチオピル等の除草剤化合物を含む除草剤混合物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、a)以下に述べる式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの少なくとも1つ及び後述のb1〜b20群の44種の除草剤化合物の少なくとも1つを含む新規な除草剤混合物に関する。
【発明の開示】
【0002】
本発明の除草剤混合物は、
a)少なくとも1つの式I
【化1】

【0003】
[式中、
aがC1〜C6−アルキル基を意味し;
bが水素、農薬として使用可能なカチオン、C1〜C6−アルキカルボニル基、C1〜C10−アルキルスルホニル基、C1〜C10−アルキルホスホニル基又はベンゾイル、ベンゼンスルホニル若しくはベンゼンホスホニル基を意味し、最後の3つの基に関しては1〜5個のハロゲン原子を有することができ;
cが水素、シアノ基、ホルミル基、C1〜C6−アルキル基、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C6−アルキル又はC1〜C4−アルキルチオ−C1〜C6−アルキル基、フェノキシ−C1〜C6−アルキル、フェニルチオ−C1〜C6−アルキル、ピリジルオキシ−C1〜C6−アルキル又はピリジルチオ−C1〜C6−アルキル基を意味し、このフェニル及びピリジル環は1〜3個の以下、即ちニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ及び−NRgh(式中、
gが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C6−アシル又はベンゾイルを意味し、これらの基は1〜3個のニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオの群から選ばれた基を有してもよく、かつ
hが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味する)
の群から選ばれた基を有していてもよく、
3〜C7−シクロアルキル又はC5〜C7−シクロアルケニルを意味し、これらの基は1〜3個の以下の基、即ちヒドロキシ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、ベンジルチオ、C1〜C4−アルキルスルホニル及びC1〜C4−アルキルスルフィニルの群から選ばれた基を有してもよく、
ヘテロ原子として1若しくは2個の酸素若しくは硫黄原子又は1個の酸素及び1個の硫黄原子を含む5員飽和複素環を意味し、かつこれらの環が1〜3個の以下の置換基、即ちC1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオの群から選ばれた基を有することができ、
ヘテロ原子として1若しくは2個の酸素若しくは硫黄原子又は1個の酸素及び1個の硫黄原子を含む6−若しくは7−員飽和又は一若しくは二不飽和複素環を意味し、かつこれらの環が1〜3個の以下の置換基、即ちヒドロキシ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオキの群から選ばれた基を有することができ、
1若しくは2個の窒素原子及び1個の酸素若しくは硫黄原子の群から選ばれた1〜3個のヘテロ原子を含む5員ヘテロ芳香族を意味し、この5員ヘテロ芳香族環は1〜3個の以下の置換基、即ちシアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−アルキニルオキシ及びC1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキルの群から選ばれた置換基を有することができ、
フェニル又はピリジルを意味し、これらが共に1〜3個の以下の基、即ちニトロ、シアノ、ホルミル、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオ、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ及び−NRK1(式中、
kが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味し、かつ
1が水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C6−アシル又はベンゾイルを意味し、かつこれらの基が1〜3個の以下の置換基、即ちニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオの群から選ばれた置換基を有することができる)の群から選ばれた基を有してもよく、
dが水素、ヒドロキシル基又はRCがC1〜C6−アルキル基である時、C1〜C6−アルキルを意味し;
eが水素、ハロゲン、シアノ基、(C1〜C4−アルコキシ)−カルボニル基又はC1〜C4−アルキルケトキシム基を意味し;
AlkがC1〜C6−アルキレン、C3〜C6−アルケニレン又はC3〜C6−アルキニレン鎖を意味し、かつこれらの基が1〜3個の以下の基、即ち1〜3個のC1〜C3−アルキル置換基、1〜3個のハロゲン原子及びメチレン置換基(=CH2)の群から選ばれた基を有してもよく;
3−〜6−員アルキレン又は4−〜6−員アルケニレン鎖を意味し、かつこれらの基が1〜3個のC1〜C3−アルキル置換基を有してもよく、さらに上記基が以下の橋状鎖、即ち酸素、硫黄、−SO−、−SO2−又は−N(Ri)(式中、Riが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味する)の1つを含むメチレン又はメチン単位を有することができ;
fがフェニル基、ハロフェニル基又はジハロフェニル基を意味し、かつこれらの全フェニル環が1〜3個の以下の基、即ちニトロ、シアノ、ホルミル、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルコキシ、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ及び−NRk1(式中、
kが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味し、かつ
1が水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C6−アシル又はベンゾイルを意味し、かつこれらの基が1〜3個の以下の置換基、即ちニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオの群から選ばれた置換基を有することが可能である)の群から選ばれた基を有してもよい]のシクロヘキセノンオキシムエーテル、
及び
b)少なくとも1つのb1)〜b20)の除草剤化合物、即ち以下:
b1)アミド
2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)−ブチラミド(慣用名:ブロモブチド(bromobutide))、
S−(1−メチル−1−フェニルエチル)1−ピペリジンカルボチオアート(慣用名:ジメピペラート(dimepiperate))、
4−エトキシベンズ−2’,3’−ジヒドロクロロアニリド(慣用名:エトベンザニド(etobenzanid))及び
N−(3,4−ジクロロフェニル)プロパンアミド(慣用名:プロパニル(propanil));
b2)アニリド
S−[2−[(4−クロロフェニル)(1−メチルエチル)アミノ]−2−オキソ−エチル]O,O−ジメチルホスホロジチオアート(慣用名:アニロホス(anilofos))及び
2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イロキシ)−N−メチルアセトアニリド(慣用名:メフェナセト(mefenacet));
b3)アリールオキシアルカンカルボン酸
(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(慣用名:2,4−D)、
4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタンカルボン酸(慣用名:MCPB)及び
2−(2−ナフチルオキシ)プロピオンアニリド(慣用名:ナプロアニリド(naproanilid));
b4)3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4−(3H)オン2,2−ジオキシド(慣用名:ベンタゾン(bentazon));
b5)ブレアチェル(白化剤)
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルートルエン−4−スルホネート(慣用名:ピラゾリナート(pyrazolynate)、ピラゾラート(pyrazolate))および
2−(2−クロロ−4−メシルベンゾイル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(慣用名:スルコトリオン(sulcotrione));
b6)カルバマート
S−ベンジル1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(慣用名:エスプロカルブ(esprocarb))、
N−(エチルチオカルボニル)アゼパン(慣用名:モリナート(molinat))
O−3−tert−ブチルフェニル6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(慣用名:ピリブチカルブ(pyributicarb))及び
4−クロロベンジルN,N−ジエチルチオカルバマート(慣用名:チオベンカルブ(thiobencarb)、ベンチオカルブ(benthiocarb));
b7)3,7−ジクロロキノリン−8−カルボン酸(慣用名:キンクロラク(quinclorac))
b8)クロロアセトアニリド
N−(ブトキシメチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:ブタクロル(butachlor))、
(Z)−N−ブト−2−エニルオキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルーアセトアニリド(慣用名:ブテナクロル(butenachlor))、
N−(2−プロポキシエチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:プレチラクロル(pretilachlor))及び
α−クロロ−N−(3−メトキシ−2−チエニル)メチル−2’,6’−ジメチルアセトアニリド(慣用名:テニルクロル(thenylchlor));
b9)シクロヘキセノン
2−[1−(エトキシイミノ)ブチル]−3−ヒドロキシ−5−(テトラヒドロチオピラン−3−イル)−2−シクロヘキセン−1−オン(慣用名:シクロキシジム(cycloxydim))及び
(E/Z)−2−[1−(エトキシイミノ)ブチル]−5−[2−(エチルチオ)−プロピル]−3−ヒドロキシシクロヘキス−2−エノン(慣用名:セトキシジム(sethoxydim));
b10)N−(1−エチルプロピル)−3,4−ジメチル−2,6−ジニトロベンゼンアミン(慣用名:ペンジメタリン(pendimethalin));
b11)フェノキシフェノキシプロピオン酸エステル
n−ブチル(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]プロピオナート(慣用名:シハロホプ−ブチル(cyhalofop−butyl))及び
エチル2−[4−(6−クロロベンゾキサゾール−2−イロキシ)フェノキシ]−プロピオナート(慣用名:フェノキサプロプ−エチル(fenoxapropethyl));
b12)プロトポルフィリノゲンIXオキシダーゼ阻害剤
2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トルイル)−1,3−ジメチル−ピラゾール−5−イロキシ]−4’−メチルアセトフェノン(慣用名:ベンゾフェナップ(benzofenap))及び
2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イロキシ]アセトフェノン(慣用名:ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen));
b13)3,5−ビス(メチルチオカルボニル)−2−ジフルオロメチル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロメチルピリジン(慣用名:ジチオピル(dithiopyr));
b14)ピリミジルエーテル
2,6−ビス[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]安息香酸ナトリウム及び
2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[1−(メトキシイミノ)エチル]安息香酸メチル;
b15)スルホニルウレア
1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)ピラゾール−5−イルスルホニル]尿素(慣用名:アジムスルフロン(azimsulfuron))、
α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルイル酸メチル(慣用名:ベンスルフロン−メチル(bensulfuron−methyl))、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル]尿素(慣用名:シノスルフロン(cinosulfuron))、
1−{[2−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]アミノスルホニル}−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(慣用名:シクロスルファムロン(cyclosulfamuron))、
[[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)アミノ]カルボニル]−2−エトキシフェニルスルファミド酸エステル(慣用名:エトキシスルフロン(ethoxysulfuron))、
N−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素(慣用名:イマゾスルフロン(imazosulfuron))及び
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチル(慣用名:ピラゾスルフロン−エチル(pyrazosulfuron−ethyl));
b16)トリアジン
2−(1,2−ジメチルプロピル)−N4−エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(慣用名:ジメタメトリン(dimethametryn))及び
ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(慣用名:シメトリン(simetryn)、シメトリン(simetryne));
b17)2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラニルエタンスルホネート(慣用名:ベンフレサート(benfuresate));
b18)1−ジエチルカルバモイル−3−(2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル)−1,2,4−トリアゾール(慣用名:カフェンストロール(cafenstrole));
b19)(IRS,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メント−2−イル2−メチルベンジルエーテル(慣用名:シンメチリン(cinmethylin))、及び
b20)S−2−メチルピペリジノカルボニルメチルO,O−ジプロピルホスホロジチオアート(慣用名:ピペロホス(piperophos))
の化合物を含む。
【0004】
さらに、本発明は少なくとも1つの液体及び/又は固体担体を含み、かつ少なくとも1つのアジュバントを含んでもよい除草剤組成物に関し、その除草剤混合物として
a)少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの除草剤としての有効量及び
b)少なくとも1つの群b)の除草剤化合物の相乗効果を与える有効量を含む。さらに、本発明はこれら組成物を調製する方法及び望ましくない植物の防除方法にも関する。
【0005】
作物保護組成物の場合には、基本的には有効化合物の防除作用及び安全性を改善することが望ましい。除草剤として有効のシクロヘキセノンオキシムエーテルIは、通常作物中の単子葉植物の雑草を防除するのに極めて優れている。
【0006】
本発明の目的は、望ましくない雑草についてシクロヘキセノンオキシムエーテルIの選択的除草作用を増強することである。
【0007】
本発明者らはこの目的が冒頭定義の相乗作用を有する混合物によって達成されることを見いだした。さらに、これらの混合物を含む除草剤組成物、それらの調製方法並びにシクロヘキセノンオキシムエーテルI及び群b)の除草剤有効化合物を用いて望ましくない植物を防除する方法が見いだされたが、それら化合物とシクロヘキセノンオキシムエーテルIとを調合して一緒に施与するか、別々に連続して施与するかは大きな意味を有するものではない。
【0008】
本発明の混合物は、驚異的な加成相乗作用、即ち特定の栽培植物において個々の化合物a)又はb)の耐久性が持続される。
【0009】
式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルは公知で、例えばEP−A−368227、DE−A40 14 983、DE−A40 14 984、U.S.5,228,896、DE−A40 14986及びDE−A 40 14988に開示されている。
【0010】
群b)の除草剤有効化合物も公知で、例えば
Herbizide(Herbicides),Hock,Fedtke,Schmidt,Georg Thieme Verlag,1st Edition 1995(この書籍中、quinclorac p.238,molinat p.32,butachlor p.32,pretilachlorp.32,dithiopyr p.32,mefenacet p.32,fenoxapropethyl p.216,dimepiperate p.32, pyrazolate p.146,pyrazoxyfen p.146,bensulfuron−methyl p.31,pyrazosulfuron−ethyl p.31,cinosulfuron p.31,benfuresate p.233,bromobutide p.243,dimethametryn p.118,esprocarb p.229,pyributicarb p.32,cinmethylin p.32,propanil p.32,2,4−D p.30,bentazon p.30,azimsulfuron p.175参照)、
Agricultural Chemicals,Book II Herbicides,1993(この書籍中、thiobencarb p.85,benzofenap p.221,napropanilid p.49,piperophos p.102,anilofos p.241,imazosulfuron p.150,etobenzanid p.54,sulcotrione p.268,sethoxydim p.253,cycloxydim p.222,参照)又は
Short Review of Herbicides & PGRs1991,Hodogaya Chemical (この雑誌中、butenachlor p.52,thenylchlor p.52,3−(2−chlorophenylmethyl)−1−(1−methyl−l−phenylethyl)urea p.90,pendimethalinp.58参照)に記載されている。
【0011】
群b)の他の化合物は出版物、Brighton CropProtection Conference−Weeds−1993(この出版物中、cyclosulfamuron,p.41,methyl 2−[(4,6−dimethoxypyrimidin−2−yl)oxy]−6−[1−(methoxyimino)ethyl]benzoate p.47,sodium 2,6−bis[4,6−dimethoxypyrimidin−2−yl)oxy]benzoatep.61参照)に記載されている。
【0012】
n−butyl (R)−2−[4−(4−cyano−2−fluorophenoxy)phenoxy]propionateに関してはEP−A0302 203を、1−diethylcarbamoyl−3−(2,4,6−trimethylphenylsulfonyl)−1,2,4−triazoleに関してはEP−A0 332 133を参照することが出来る。好ましい有効化合物a)はシクロヘキセノンオキシムエーテルIの純粋な鏡像異性体及びラセミ化合物の双方又はジアステレオマー混合物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
特に好ましい式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルは以下:
aがエチル又はn−プロピル基を意味し;
b、Rd及びReが水素を意味し;
Cがヘテロ原子として1若しくは2個の酸素若しくは硫黄原子又は1個の酸素及び1個の硫黄原子を含む6−若しくは7−員飽和又は一若しくは二不飽和複素環を意味し、かつこれらの環が1〜3個の以下の置換基、即ちヒドロキシ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオキの群から選ばれた基を有することができ;
AlkがC1〜C6−アルキレン、C3〜C6−アルケニレン又はC3〜C6−アルキニレン鎖を意味し、かつこれらの鎖が1〜3個の以下の基、即ち1〜3個のC1〜C3−アルキル置換基、1〜3個のハロゲン原子及びメチレン置換基(=CH2)の群から選ばれた基を有してもよく;
3−〜6−員アルキレン又は4−〜6−員アルケニレン鎖を意味し、かつこれらの鎖が1〜3個のC1〜C3−アルキル置換基を有してもよく、さらに上記基が以下の橋状鎖、即ち酸素、硫黄、−SO−、−SO2−又は−N(Ri)(式中、Riが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味する)の1つを含むメチレン又はメチン単位を有することができ;
fがフェニル基、ハロフェニル基又はジハロフェニル基を意味し、かつこれらの全フェニル環が1〜3個の以下の基、即ちニトロ、シアノ、ホルミル、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルコキシ、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ及び−NRk1(式中、
kが水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルを意味し、かつ
1が水素、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C6−アシル又はベンゾイルを意味し、かつこれらの基が1〜3個の以下の置換基、即ちニトロ、シアノ、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、部分的に若しくは完全にハロゲン化のC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ及びC1〜C4−アルキルチオの群から選ばれた置換基を有することが可能である)の群から選ばれた基を有することができる化合物の単独又は組合せである。
【0014】
今日までに、以下の表1のシクロヘキセノンオキシムエーテルIが特に有利であることが実証されている。
【化2】

【表1】

【0015】
群b)の除草剤のうち、以下の33の化合物が特に好ましい。
【0016】
b1)アミド
2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)−ブチラミド(慣用名:ブロモブチド(bromobutide))、
S−(1−メチル−1−フェニルエチル)1−ピペリジンカルボチオアート(慣用名:ジメピペラート(dimepiperate))、
4−エトキシベンズ−2’,3’−ジヒドロクロロアニリド(慣用名:エトベンザニド(etobenzanid))及び
N−(3,4−ジクロロフェニル)プロパンアミド(慣用名:プロパニル(propanil));
b2)2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イロキシ)−N−メチルアセトアニリド(慣用名:メフェナセト(mefenacet));
b3)アリールオキシアルカンカルボン酸
(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(慣用名:2,4−D)、
4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタンカルボン酸(慣用名:MCPB)及び
2−(2−ナフチルオキシ)プロピオンアニリド(慣用名:ナプロアニリド(naproanilid));
b4)3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4−(3H)オン2,2−ジオキシド(慣用名:ベンタゾン(bentazon));
b5)ブレアチェル
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イル−トルエン−4−スルホネート(慣用名:ピラゾリナート(pyrazolynate)、ピラゾラート(pyrazolate))および
2−(2−クロロ−4−メシルベンゾイル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(慣用名:スルコトリオン(sulcotrione));
b6)カルバマート
S−ベンジル1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(慣用名:エスプロカルブ(esprocarb))、
N−(エチルチオカルボニル)アゼパン(慣用名:モリナート(molinat))及び
4−クロロベンジルN,N−ジエチルチオカルバマート(慣用名:チオベンカルブ(thiobencarb)、ベンチオカルブ);
b7)3,7−ジクロロキノリン−8−カルボン酸(慣用名:キンクロラク(quinclorac))
b8)クロロアセトアニリド
N−(ブトキシメチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:ブタクロル(butachlor))、
(Z)−N−ブト−2−エニルオキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチル−アセトアニリド(慣用名:ブテナクロル(butenachlor))、
N−(2−プロポキシエチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:プレチラクロル(pretilachlor))及び
α−クロロ−N−(3−メトキシ−2−チエニル)メチル−2’,6’−ジメチルアセトアニリド(慣用名:テニルクロル(thenylchlor));
b11)エチル2−[4−(6−クロロベンゾキサゾール−2−イロキシ)フェノキシ]−プロピオナート(慣用名:フェノキサプロプ−エチル(fenoxapropethyl));
b12)プロトポルフィリノゲンIXオキシダーゼ阻害剤
2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トルイル)−1,3−ジメチル−ピラゾール−5−イロキシ]−4’−メチルアセトフェノン(慣用名:ベンゾフェナップ(benzofenap))及び
2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イロキシ]アセトフェノン(慣用名:ピラゾキシフェン (pyrazoxyfen));
b13)3,5−ビス(メチルチオカルボニル)−2−ジフルオロメチル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロメチルピリジン(慣用名:ジチオピル(dithiopyr));
b15)スルホニルウレア
1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)ピラゾール−5−イルスルホニル]尿素(慣用名:アジムスルフロン(azimsulfuron))、
α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルイル酸メチル(慣用名:ベンスルフロン−メチル(bensulfuron−methyl))、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル]尿素(慣用名:シノスルフロン(cinosulfuron))、
1−{[2−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]アミノスルホニル}−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(慣用名:シクロスルファムロン(cyclosulfamuron))、
N−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素(慣用名:イマゾスルフロン(imazosulfuron))及び
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチル(慣用名:ピラゾスルフロン−エチル(pyrazosulfuron−ethyl));
b16)トリアジン
2−(1,2−ジメチルプロピル)−N4−エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(慣用名:ジメタメトリン(dimethametryn))及び
ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(慣用名:シメトリン(simetryn)、シメトリン(simetryne));
b19)(1RS,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メント−2−イル2−メチルベンジルエーテル(慣用名:シンメチリン(cinmethylin))、及び
b20)S−2−メチルピペリジノカルボニルメチルO,O−ジプロピルホスホロジチオアート(慣用名:ピペロホス(piperophos))。
【0017】
本発明の混合物、または成分a)またはb)別々の施与により、農作物としてのイネ、コムギ、トウモロコシ、大麦、キビには重大な被害を与えずに、これらにおける広葉の雑草およびイネ科雑草を非常に効果的に防除する。この効果は特に低使用量において得られる。
【0018】
施与方法の多様性を考慮して、本発明の組成物を他の多数の農作物に使用し、望ましくない植物を防除することも可能である。使用に適する農作物の例は以下の通りである:
タマネギ(Allium cepa)
パイナップル(Ananas comosus)
ナンキンマメ(Arachis hypogaea)
アスパラガス(Asparagus officinalis)
フダンソウ(Beta vulgaris spp.altissima)
サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa)
アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napus)
カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus var.napobrassica)
テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.silvestris)
トウツバキ(Camellia sinensis)
ベニバナ(Carthamus tinctorius)
キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis)
レモン(Citrus limon)
ナツミカン(Citrus sinensis)
コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephora、Coffea liberica)〕
キユウリ(Cucumis sativus)
ギヨウギシバ(Cynodon dactylon)
ニンジン(Daucus carota)
アブラヤシ(Elaeis guineensis)
イチゴ(Fragaria vesca)
インドゴムノキ(Ficus elastica)
大豆(Glycine max)
木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arboreum、Gossypium herbaceum、Gossypium vitifolium)〕
ヒマワリ(Helianthus annuus)
ゴムノキ(Hevea brasiliensis)
大麦(Hordeum vulgare)
カラハナソウ(Humulus lupulus)
アメリカイモ(Ipomoea batatas)
オニグルミ(Juglans regia)
レンズマメ(Lens culinaris)
アマ(Linum usitatissimum)
トマト(Lycopersicon lycopersicum)
リンゴ属(Malus spp.)
キヤツサバ(Manihot esculenta)
ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa)
バシヨウ属(Musa spp.)
タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕
オリーブ(Olea europaea)
イネ(Oryza sativa)
アズキ(Phaseolus lunatus)
ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris)
トウヒ(Picea abies)
マツ属(Pinus spp.)
シロエンドウ(Pisum sativum)
サクラ(Prunus avium)
モモ(Prunus persica)
ナシ(Pyrus communis)
スグリ(Ribes sylvestre)
トウゴマ(Ricinus communis)
サトウキビ(Saccharum officinarum)
ライムギ(Secale cereale)
ジャガイモ(Solanum tuberosum)
モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕
カカオ(Theobroma cacao)
ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)
小麦(Triticum aestivum)
トリテイカムドラム(Triticum durum)
ソラマメ(Vicia faba)
ブドウ(Vitis vinifera)
トウモロコシ(Zea mays)。
【0019】
更に、遺伝子工学的方法を含む栽培により除草剤の作用に抵抗性を有する農作物においても本発明の混合物を使用することができる。
【0020】
本発明の混合物またはその製剤は事前法または事後法により施用される。有効物質がある種の栽培植物にうまく適合しない場合は、下部に成長している雑草または露出している土壌には付着しても、敏感な栽培植物の葉にできるだけ接触しないように、噴霧装置により除草剤を噴霧することができる(後直接撒布、レイーバイ)。
【0021】
混合物調製物は、原則的に葉面への噴霧により植物に施される。この場合、例えば水を担体として用い、1ヘクタールあたり約100〜1000リットルの噴霧混合物を慣用の噴霧技術により施与する。低量または超低量法での組成物の施与も、粒体形状での施与と同様に可能である。
【0022】
成分(a)(シクロヘキセノンオキシムエーテルI)および(b)は、植物の発芽後、葉面または新芽に対して、同時または別々に施されるが、この場合、成分(a)および(b)を同時に施与すると好ましい。しかしながら両成分を耕作地に別々に施与することも可能である。
【0023】
直接使用可能な製剤形で、成分(a)および(b)は懸濁状、乳化状または溶解状で、一緒に、または別々に調製される。この場合の使用形は使用目的のみに依存する。
【0024】
本発明の組成物は、例えば直接的に噴霧可能な水溶液、粉末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法または注入法によって適用することができる。適用形式は、使用目的に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細分が保証されるべきである。
【0025】
適する不活性添加剤としては、中位乃至高位の沸点の鉱油留分、例えば燈油またはディーゼル油、更にコールタール油等、並びに植物性または動物性産出源の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、例えばパラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンまたはその誘導体、アルキル化ベンゼンまたはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン、強極性溶剤、例えばN−メチルピロリドン、水が使用される。
【0026】
水性使用形は乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能の粉末、水分散可能の粉末より水の添加により製造することができる。乳濁液、ペーストまたは油分散液を製造するためには、物質をそのまま、または油または溶剤中に溶解して、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合することができる。しかしながら有効物質、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤および場合により溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水にて希釈するのに適する。
【0027】
適する界面活性剤(助剤)には、芳香族スルホン酸、例えばリグノスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、脂肪酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホネート、ラウリルエーテルスルフェート、脂肪アルコールスルフェート、硫酸化ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノールの塩、脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或はナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキサイド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル、リグニン亜硫酸廃液およびメチルセルロースが挙げられる。
【0028】
粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固状担体物質とを混合または一緒に磨砕することにより製造することができる。
【0029】
粒状体、例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固状担体物質に結合することにより製造することができる。固状担体物質は、例えば鉱物土、例えば珪酸、シリカゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料、例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素および植物性生成物、例えば穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末および他の固状担体物質である。
【0030】
直接使用可能な組成物は、通常0.001〜98重量%、好ましくは0.01〜95重量%の有効成分を含む。
【0031】
一般的に、成分(a)(シクロヘキセノンオキシムエーテルI)および成分(b)を、所望の相乗効果が得られる重量比で用いる。混合物の割合(a):(b)を1:0.1〜1:40、特に1:0.2〜1:30、特に好ましくは1:0.3〜1:15とするとよい。
【0032】
純粋な有効物質、つまり調製用助剤を含まない(a)および(b)の混合物の施与割合は、防除目的、季節、目的植物の種類、その生長段階を考慮して、1ヘクタールあたり0.01〜5kg、好ましくは0.1〜3.0kgとされる。
【0033】
更に、本発明の組成物を、付加的な他の農作物保護剤、例えば殺虫剤または植物殺菌剤または殺バクテリア剤と混合して施用することも可能である。苗栄養不足、希元素欠乏などの症状治癒のために使用されるミネラル塩溶液と混合し得ることも重要である。更にこれらに対して植物に無害の油類、油濃縮物類を添加することもできる。
【実施例】
【0034】
用途実施例
本発明の除草剤混合物又はa)及びb)の組合せが望ましくない植物及び農作物に与える効果を除草剤有効化合物a)単独と比較して以下の実験により明らかにする。
【0035】
除草剤混合物、即ちシクロヘキセノンオキシムエーテルI及び市販品としての成分b)除草剤が発芽後に施与(葉面施与)され、その際100又は200g/1の有効化合物乳濁液濃度(EC)が用いられた。
【0036】
実験は開放状態で、砂が混ざったローム土(pH=6.2〜7.0)又は砂の混ざった粘土土壌(pH=5.0〜6.7)の小画地で行った。
【0037】
防除植物のリストを以下の表2に示す。
【表2】

【0038】
雑草の大きさ及び生育段階は異なり、成長状態の平均高さは5〜20cmであった。
【0039】
本発明の組成物は一緒又は個々連続で、タンク混合又は完成処方で、乳濁液、水溶液又は懸濁液状で施与した。分散剤は水を用いた(350 l/ha)。移動式の画地散布機を用いて施与した。
【0040】
実験期間は3〜8週間であったが、作物はその後も観察し続けた。
【0041】
相乗効果を有する混合物の防除効果はコントロールと比較して0〜100%の数値で評価した。0%は防除効果がないことを意味し、100%は防除効果が完全で、防除対象植物が絶滅したことを意味する。
【0042】
以下の実験例は本発明の混合物の作用を示すが、これに限定されるものではない。
【0043】
以下の実験例では、E値が計算されているが、これはS.G.Colby法{「除草剤組合せの相乗及び相殺作用の計算」、Weeds 15(1967)p.20 ff参照}によるもので、個々の有効化合物の加成作用が予測される。
【数1】

【0044】
式1中、Xが、施与率αにおける成分a)の防除作用パーセント、Yが、施与率βにおける成分b)の防除作用パーセント及びEが、施与率α+βにおける成分a)+b)の予想作用パーセントを示す。
【0045】
実験値がColby法により計算されたE値よりすぐれていれば、成分a)及び成分b)間には相乗効果が存在する。
【0046】
本発明の成分a)及び成分b混合物は、個々の成分の施与作用効果実験値に基づいたColby法予想値より高い作用効果を示している。実験の結果が表3〜5に示されている。
【0047】
シクロヘキセノンオキシムエーテルNo.18及びバサグラン(Basagran)が開放状態の発芽後施与でシペルスイリアに与える除草作用
【表3】

【0048】
シクロヘキセノンオキシムエーテルNo.18及びキンクロラクが開放状態の発芽後施与でイシャエムムルゴスムに与える除草作用
【表4】

【0049】
シクロヘキセノンオキシムエーテルNo.18及びキンクロラクが開放状態の発芽後施与でブラキアリアプランタギネアに与える除草作用
【表5】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)少なくとも1つの式I
【化1】

[式中、Raがエチル又はn−プロピル基を意味し;
b、Rd及びReが水素を意味し;
Cがテトラヒドロピラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イル又はテトラヒドロチオピラン−3−イルを意味し;
Alkが鎖−CH2CH2−O−又は−CH2CH(CH3)−O−を意味し;
fが4−フルオロフェニル又は4−クロロフェニルを意味する]
のシクロヘキセノンオキシムエーテル、
及び
b)少なくとも1つのb1)乃至b20)群:
b1)アミド
2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)−ブチラミド(慣用名:ブロモブチド)、
S−(1−メチル−1−フェニルエチル)1−ピペリジンカルボチオアート(慣用名:ジメピペラート)、
4−エトキシベンズ−2’,3’−ジヒドロクロロアニリド(慣用名:エトベンザニド)及び
N−(3,4−ジクロロフェニル)プロパンアミド(慣用名:プロパニル);
b2)アニリド
S−[2−[(4−クロロフェニル)(1−メチルエチル)アミノ]−2−オキソ−エチル]O,O−ジメチルホスホロジチオアート(慣用名:アニロホス)及び
2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イロキシ)−N−メチルアセトアニリド(慣用名:メフェナセト);
b3)アリールオキシアルカンカルボン酸
(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(慣用名:2,4−D)、
4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタンカルボン酸(慣用名:MCPB)及び
2−(2−ナフチルオキシ)プロピオンアニリド(慣用名:ナプロアニリド);
b5)ブレアチェル(白化剤)
4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イル−トルエン−4−スルホネート(慣用名:ピラゾリナート、ピラゾラート)および
2−(2−クロロ−4−メシルベンゾイル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(慣用名:スルコトリオン);
b6)カルバマート
S−ベンジル1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(慣用名:エスプロカルブ)、
N−(エチルチオカルボニル)アゼパン(慣用名:モリナート)、
O−3−tert−ブチルフェニル6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカルバマート(慣用名:ピリブチカルブ)及び
4−クロロベンジルN,N−ジエチルチオカルバマート(慣用名:チオベンカルブ、ベンチオカルブ);
b8)クロロアセトアニリド
N−(ブトキシメチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:ブタクロル)、
(Z)−N−ブト−2−エニルオキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチル−アセトアニリド(慣用名:ブテナクロル)、
N−(2−プロポキシエチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:プレチラクロル)及び
α−クロロ−N−(3−メトキシ−2−チエニル)メチル−2’,6’−ジメチルアセトアニリド(慣用名:テニルクロル);
b9)シクロヘキセノン
2−[1−(エトキシイミノ)ブチル]−3−ヒドロキシ−5−(テトラヒドロチオピラン−3−イル)−2−シクロヘキセン−1−オン(慣用名:シクロキシジム)及び
(E/Z)−2−[1−(エトキシイミノ)ブチル]−5−[2−(エチルチオ)−プロピル]−3−ヒドロキシシクロヘキス−2−エノン(慣用名:セトキシジム);
b10)N−(1−エチルプロピル)−3,4−ジメチル−2,6−ジニトロベンゼンアミン(慣用名:ペンジメタリン);
b11)フェノキシフェノキシプロピオン酸エステル
n−ブチル(R)−2−[4−(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]プロピオナート(慣用名:シハロホプ−ブチル)及び
エチル2−[4−(6−クロロベンゾキサゾール−2−イロキシ)フェノキシ]−プロピオナート(慣用名:フェノキサプロプ−エチル);
b12)プロトポルフィリノゲンIXオキシダーゼ阻害剤
2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トルイル)−1,3−ジメチル−ピラゾール−5−イロキシ]−4’−メチルアセトフェノン(慣用名:ベンゾフェナップ)及び
2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イロキシ]アセトフェノン(慣用名:ピラゾキシフェン);
b13)3,5−ビス(メチルチオカルボニル)−2−ジフルオロメチル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロメチルピリジン(慣用名:ジチオピル);
b14)ピリミジルエーテル
2,6−ビス[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]安息香酸ナトリウム及び
2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[1−(メトキシイミノ)エチル]安息香酸メチル;
b15)スルホニルウレア
1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)ピラゾール−5−イルスルホニル]尿素(慣用名:アジムスルフロン)、
α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルイル酸メチル(慣用名:ベンスルフロン−メチル)、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル]尿素(慣用名:シノスルフロン)、
1−{[2−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]アミノスルホニル}−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(慣用名:シクロスルファムロン)、
[[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)アミノ]カルボニル]−2−エトキシフェニルスルファミン酸エステル(慣用名:エトキシスルフロン)、
N−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素(慣用名:イマゾスルフロン)及び
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチル(慣用名:ピラゾスルフロン−エチル);
b16)トリアジン
2−(1,2−ジメチルプロピル)−N4−エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(慣用名:ジメタメトリン)及び
ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(慣用名:シメトリン、シメトリン);
b17)2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−5−ベンゾフラニルエタンスルホネート(慣用名:ベンフレサート);
b18)1−ジエチルカルバモイル−3−(2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル)−1,2,4−トリアゾール(慣用名:カフェンストロール);
b19)(1RS,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メント−2−イル2−メチルベンジルエーテル(慣用名:シンメチリン)、及び
b20)S−2−メチルピペリジノカルボニルメチルO,O−ジプロピルホスホロジチオアート(慣用名:ピペロホス)
の除草剤化合物を含むことを特徴とする除草剤混合物。
【請求項2】
成分b)として少なくとも1つの以下:
b1)2−ブロモ−3,3−ジメチル−N−(1−メチル−1−フェニルエチル)−ブチラミド(慣用名:ブロモブチド)、
S−(1−メチル−1−フェニルエチル)1−ピペリジンカルボチオアート(慣用名:ジメピペラート)、
4−エトキシベンズ−2’,3’−ジヒドロクロロアニリド(慣用名:エトベンザニド)及び
N−(3,4−ジクロロフェニル)プロパンアミド(慣用名:プロパニル);
b2)2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イロキシ)−N−メチルアセトアニリド(慣用名:メフェナセト);
b3)(2,4−ジクロロフェノキシ)酢酸(慣用名:2,4−D)、
4−(4−クロロ−2−メチルフェノキシ)ブタンカルボン酸(慣用名:MCPB)及び
2−(2−ナフチルオキシ)プロピオンアニリド(慣用名:ナプロアニリド);
b5)4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イル−トルエン−4−スルホネート(慣用名:ピラゾリナート、ピラゾラート)及び
2−(2−クロロ−4−メシルベンゾイル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(慣用名:スルコトリオン);
b6)S−ベンジル1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマート(慣用名:エスプロカルブ)、
N−(エチルチオカルボニル)アゼパン(慣用名:モリナート)及び
4−クロロベンジルN,N−ジエチルチオカルバマート(慣用名:チオベンカルブ、ベンチオカルブ);
b8)N−(ブトキシメチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:ブタクロル)、
(Z)−N−ブト−2−エニルオキシメチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチル−アセトアニリド(慣用名:ブテナクロル)、
N−(2−プロポキシエチル)−2−クロロ−N−(2,6−ジエチルフェニル)−アセトアミド(慣用名:プレチラクロル)及び
α−クロロ−N−(3−メトキシ−2−チエニル)メチル−2’,6’−ジメチルアセトアニリド(慣用名:テニルクロル);
b11)エチル2−[4−(6−クロロベンゾキサゾール−2−イロキシ)フェノキシ]−プロピオナート(慣用名:フェノキサプロプ−エチル);
b12)2−[4−(2,4−ジクロロ−m−トルイル)−1,3−ジメチル−ピラゾール−5−イロキシ]−4’−メチルアセトフェノン(慣用名:ベンゾフェナップ)及び
2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イロキシ]アセトフェノン(慣用名:ピラゾキシフェン);
b13)3,5−ビス(メチルチオカルボニル)−2−ジフルオロメチル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリフルオロメチルピリジン(慣用名:ジチオピル);
b15)1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾル−5−イル)ピラゾール−5−イルスルホニル]尿素(慣用名:アジムスルフロン)、
α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルイル酸メチル(慣用名:ベンスルフロン−メチル)、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホニル]尿素(慣用名:シノスルフロン)、
1−{[2−(シクロプロピルカルボニル)フェニル]アミノスルホニル}−3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素(慣用名:シクロスルファムロン)、
N−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジル)尿素(慣用名:イマゾスルフロン)及び
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチル(慣用名:ピラゾスルフロン−エチル);
b16)N2−(1,2−ジメチルプロピル)−N4−エチル−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(慣用名:ジメタメトリン)及び
ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(慣用名:シメトリン、シメトリン);
b19)(1SR,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メント−2−イル2−メチルベンジルエーテル(慣用名:シンメチリン)、及び
b20)S−2−メチルピペリジノカルボニルメチルO,O−ジプロピルホスホロジチオアート(慣用名:ピペロホス)
の除草剤を含むことを特徴とする請求項1記載の除草剤混合物。
【請求項3】
a)少なくとも1つの請求項1記載の式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの除草有効量、
b)少なくとも1つの請求項1又は2記載の群b)の除草剤化合物の相乗効果的有効量、
少なくとも1つの液体及び/又は固体担体及び
場合により少なくとも1つの界面活性剤を含むことを特徴とする除草剤組成物。
【請求項4】
少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルと少なくとも1つの群b)の除草剤の重量比が1:0.1乃至1:40であることを特徴とする請求項1又は2記載の除草剤混合物。
【請求項5】
少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルと少なくとも1つの群b)の除草剤の重量比が1:0.2乃至1:30であることを特徴とする請求項1又は2記載の除草剤混合物。
【請求項6】
少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルと少なくとも1つの群b)の除草剤の重量比が1:0.1乃至1:40であることを特徴とする請求項3記載の除草剤組成物。
【請求項7】
少なくとも1つの式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルと少なくとも1つの群b)の除草剤の重量比が1:0.2乃至1:30であることを特徴とする請求項3記載の除草剤組成物。
【請求項8】
a)少なくとも1つの請求項1記載の式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの除草有効量、
b)少なくとも1つの請求項1又は2記載の群b)の除草剤化合物の相乗効果的有効量、
少なくとも1つの液体及び/又は固体担体及び
場合により少なくとも1つの界面活性剤を混合することを特徴とする除草有効組成物の製造方法。
【請求項9】
a)少なくとも1つの請求項1記載の式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの除草有効量及び
b)少なくとも1つの請求項1又は2記載の群b)の除草剤化合物の相乗効果的有効量を同時に又は個々連続して、望ましくない植物の発芽前又は後に施与することを特徴とする望ましくない植物の防除方法。
【請求項10】
栽培植物の葉面及び望ましくない植物の葉面を発芽後に
a)少なくとも1つの請求項1記載の式Iのシクロヘキセノンオキシムエーテルの除草有効量及び
b)少なくとも1つの請求項1又は2記載の群b)の除草剤化合物の相乗効果的有効量で同時に又は個々連続して処理することを特徴とする望ましくない植物の選択的防除方法。
【請求項11】
栽培植物がイネ、コムギ、トウモロコシ、大麦又はキビであることを特徴とする請求項10記載の方法。

【公開番号】特開2008−69166(P2008−69166A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−263871(P2007−263871)
【出願日】平成19年10月10日(2007.10.10)
【分割の表示】特願平9−512366の分割
【原出願日】平成8年9月12日(1996.9.12)
【出願人】(507336639)ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト (1)
【Fターム(参考)】