説明

シートのラミネート加工装置の変速伝動機構

【課題】本発明は変速モジュール、モータ、切換ギア、第1接続ギア、第2接続ギア及びラミネートギアを含むシートのラミネート加工装置の変速伝動機構を提供する。
【解決手段】本発明は変速モジュールを制御して切換ギアを異なるギアと接触させることによって、ラミネートの速度を変更してシートを退出する機能を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はラミネート装置に関し、特に2枚の熱塑性フィルムとその中にカバーしたシートをラミネートするシートのラミネート加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活において、書類や写真等のシートのような破損し易いペーパー資料に保護膜を加工して書類や写真が破れないようにする必要がよくある。通常、ラミネート加工装置で書類を2枚の保護膜の間に挟んで保護する効果を達している。続いて、従来のラミネート加工装置の構造を説明する。
【0003】
図1は従来のシートのラミネート加工装置の構造概略図である。シートのラミネート加工装置10は熱処理装置20、ラミネートの伝動装置30及び搬送通路40を含み、熱処理装置20は電熱プレート21と加熱装置22を含む。
【0004】
上下に熱塑性フィルムをカバーした書類(図示せず)が搬送通路40の入口41からシートのラミネート加工装置10に進入すると、ラミネートの伝動装置30は書類を搬送通路40内に給送する。このとき、熱処理装置20内の電熱プレート21は電気エネルギーを熱エネルギーに変換して、加熱装置22が熱エネルギーを平均的に分布させ、空気中の熱伝導によってラミネートの伝動装置30の温度を上昇させ、熱エネルギーを吸収したラミネートの伝動装置30は搬送通路40内を進行する書類にラミネート動作を行う。搬送通路40内の熱塑性フィルムは熱で軟化し、ラミネートの伝動装置30に搬送されてラミネートされると、書類を2枚の熱塑性フィルムの間に固定することができる。
【0005】
どの種類のシートのラミネート加工装置であろうと、熱エネルギーを利用して書類をラミネートするシートのラミネート加工装置であれば、何れも紙詰まり(Jamming)問題に直面している。紙詰まり状況とは熱塑性フィルムが搬送されてラミネートする過程でラミネートの伝動装置30に粘着したり、或いは温度が高過ぎて熱塑性フィルムが軟化し過ぎたりして搬送通路40内に詰まることを指す。一般的に、シートのラミネート加工装置に紙詰まりが起きると、ユーザーは書類を搬送通路40内から無理に引っ張り出すことしかできず、紙詰まり状態がひどく、書類を引っ張り出せない場合、シートのラミネート加工装置を完全に損壊してしまうこととなる。
【0006】
また、同一のシートのラミネート加工装置(つまり、同じラミネート速度)で異なる厚みの書類をラミネートする際、厚めの書類には高めの温度で、またこれと反対に、薄めの書類には低めの温度を利用するとラミネートすることができる。しかし任意に温度を調整すると時間的に無駄ができ、例えば、元々ラミネート加工装置が100度の温度でラミネートをしているところへ、厚めの書類に遭遇して130度の温度でラミネートする必要がある場合、温度を130度まで上げて厚めの書類をラミネートすると、温度上昇後のラミネート加工装置は130度でのラミネートしかできないか又は更に高温でラミネートするが、130度以下でラミネートしようとすれば、ラミネート加工装置の温度が下降してからでないと行えないため、冷却時間を待機する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これに鑑みて、従来の技術は変速可能なシートのラミネート加工装置を提供し、温度を固定して異なる速度で異なる厚みの書類をラミネートしている。即ち、厚めの書類は遅めの速度で、また薄めの書類については速めの速度でラミネートを行うが、制御装置でモータの変速を制御するのが高価であり、コスト的に割に合わない。
【0008】
本発明の目的は異なるラミネート速度を有するラミネート加工装置を提供することにある。
【0009】
本発明の別の目的は、ラミネート加工装置に応用した変速伝動機構提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
好ましい実施例において、本発明はシートのラミネート加工装置のラミネートローラを第1回転速度又は第2回転速度でシートをラミネートするためのシートのラミネート加工装置の変速伝動機構を提供し、前記シートのラミネート加工装置の変速伝動機構は、ラミネートローラを制御して第1回転速度又は第2回転速度で回転させる変速モジュールと、変速モジュールに接続して動力を提供するモータと、変速モジュールに接続して変速モジュールに伴って移動する切換ギアと、第1層ギアと第2層ギアを含むラミネートギアと、第1層ギアと噛合してラミネートローラを第1回転速度で回転させる第1接続ギアと、第2層ギアと噛合してラミネートローラを第2回転速度で回転させる第2接続ギアとを含み、変速モジュールが移動して切換ギアと第1接続ギアを噛合させると、モータの動力は切換ギアと第1接続ギアによってラミネートギアに伝達されて、ラミネートローラを第1回転速度で回転させ、又は変速モジュールが移動して切換ギアと第2接続ギアを噛合させると、モータの動力は切換ギアと第2接続ギアによってラミネートギアに伝達されて、ラミネートローラを第2回転速度で回転させる。
【0011】
好ましい実施例において、変速モジュールは、長形の鋸歯部とトグルボタンを含むコントロールロッドと、円弧状の鋸歯の端を有して長形の鋸歯部と噛合する連接棒と、モータに接続して切換ギアと噛合する駆動ギアとを含む。
【0012】
好ましい実施例において、ユーザーがコントロールロッドのスイッチボタンを切替えてコントロールロッドを移動させると、複数の鋸歯と噛合した連接棒がコントロールロッドの移動に伴って回転する。
【0013】
好ましい実施例において、切換ギアは連接棒に設置されて、切換ギアが連接棒の回転に伴って第1接続ギア又は第2接続ギアと噛合する。
【0014】
好ましい実施例において、本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構はさらに、モータに接続して駆動ギアと連接棒とを貫通する駆動軸を含み、モータは駆動軸によって駆動ギアと連接棒に接続する。
【0015】
好ましい実施例において、本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構はさらに、第2接続ギアの一側に設定された反転ギアを含み、反転ギアは第2接続ギアと噛合し、切換ギアが反転ギアと噛合する箇所まで移動すると、ラミネートギアがモータと同方向に回転して、シートをシートのラミネート加工装置から退出する。
【0016】
好ましい実施例において、ラミネートギアは結合ギア(Combine gear)であって、第1層ギアと第2層ギアとは一体成型である。
【0017】
好ましい実施例において、本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構はさらに、ラミネートギアとラミネートローラを貫通する伝動軸を含み、伝動軸を前記ラミネートギアに伴って回転させ、ラミネートギアはラミネートローラの一側に位置する。
【0018】
好ましい実施例において、本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構はさらに、ラミネートローラの他側に設置された伝動ギアを含み、伝動軸は伝動ギアを貫通して伝動ギアを伝動軸に伴って回転させる。
【0019】
好ましい実施例において、本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構はさらに、別のラミネートローラ、別の伝動軸、及び別の伝動ギアからなる別のラミネートローラモジュールを含み、別のラミネートローラはラミネートローラに平行で、別の伝動軸は伝動軸に平行で、別の伝動ギアは伝動ギアに噛合して、ラミネートローラが回転すると、別のラミネートローラがラミネートローラと反対方向に回転する。
【0020】
好ましい実施例において、第2回転速度は第1回転速度より遅く、第1層ギアは第2層ギアより小さい。
【0021】
好ましい実施例において、モータは単相モータである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】従来のシートのラミネート加工装置の構造概略図である。
【図2】本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した構造概略図である。
【図3】本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した別の視角からの構造概略図である。
【図4】本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した構造側面図である。
【図5】本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第2回転速度で作動した構造概略図である。
【図6】本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において反転作動させた構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0023】
本発明はシートのラミネート加工装置の変速伝動機構を提供して、従来の技術がもたらした問題点を解決する。図2と図3を同時に参照するが、図2は本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した構造概略図であり、図3は本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した別の視角からの構造概略図である。好ましい実施例において、シートのラミネート加工装置の変速伝動機構100は変速モジュール101、変速モジュール101に接続する単相モータ102、切換ギア103、ラミネートギア104、第1接続ギア105、第2接続ギア106、駆動軸107、反転ギア108、及び伝動軸109を含む。変速モジュール101はラミネートローラ110を制御して(図4参照)、第1回転速度、第2回転速度又は反転形式で回転し、変速モジュール101は
[外1]

型構造のコントロールロッド1011、連接棒1014及び駆動ギア1016を含み、コントロールロッド1011は長形の鋸歯部1012とトグルボタン1013を含み、トグルボタン1013はシートのラミネート加工装置のケースの外部に伸ばして、ユーザーが切替えて変速し、又は反対方向に回転作動する。連接棒1014は円弧状の鋸歯の端1015を有し、円弧状の鋸歯の端1015とコントロールロッド1011の長形の鋸歯部1012は噛合し、ユーザーがトグルボタン1013を切替えると、コントロールロッド1011は切替えられて移動すると同時に、コントロールロッド1011上にある長形の鋸歯部1012もこれに伴って移動し、円弧状の鋸歯の端1015を有する連接棒1014をこれに伴って回転させて変速機能を果たすことができる。駆動ギア1016は単相モータ102に接続して切換ギア103と噛合する。
【0024】
単相モータ102はシートのラミネート加工装置に動力を提供し、切換ギア103は変速モジュール101の連接棒1014に接続して前記変速モジュールに伴って移動する。反転ギア108は第2接続ギア106の一側に設置され、反転ギア108と第2接続ギア106とは噛合する。ラミネートギア104は結合ギアであって、第1層ギア1041と第2層ギア1042を含み、第1層ギア1041と第2層ギア1042は一体成型で、しかも第1層ギア1041は第2層ギア1042より小さい。第1接続ギア105と第1層ギア1041は噛合してラミネートローラ110を第1回転速度で回転させ、第2接続ギア106と第2層ギア1042は噛合してラミネートローラ110を第2回転速度で回転させ、第1回転速度は第2回転速度より速い。
【0025】
図4は本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第1回転速度で作動した構造側面図である。シートのラミネート加工装置の変速伝動機構100の動力出力部材はラミネートローラ110、伝動軸109、伝動ギア111及び別のラミネートローラモジュール112を含み、別のラミネートローラモジュール112は別のラミネートローラ1121、別の伝動ギア1122、及び別の伝動軸1123を含む。図4では、伝動軸109はラミネートギア104とラミネートローラ110を貫通して、伝動軸109をラミネートギア104に伴って回転させる。ラミネートギア104はラミネートローラ110の一側に位置し、伝動ギア111はラミネートローラ110の他側に設置され、伝動軸109は伝動ギア111をも貫通して、伝動ギア111を伝動軸109に伴って回転させる。別のラミネートローラ1121はラミネートローラ110に平行で、別の伝動軸1123は伝動軸109に平行で、別の伝動ギア1122は伝動ギア111に噛合し、単相モータ102の動力はラミネートローラ110に出力してこれを回転させると、別のラミネートローラ1121は伝動ギア111と別の伝動ギア1122との間が噛合することによって、ラミネートローラ110と反対方向に回転するため、シートはラミネートローラ110と別のラミネートローラ1121の間に給送されてラミネートすることができる。
【0026】
再度図3に戻り、ユーザーがシートを第1回転速度でラミネートしようとすると、コントロールロッド1011を切替えるトグルボタン1013が長形の鋸歯部1012を移動させて、長形の鋸歯部1012と噛合する円弧状の鋸歯部1015を回転させると、円弧状の鋸歯部1015を具えた連接棒1014が回転する。再度図2に戻り、連接棒1014が回転して連接棒1014上の切換ギア103と第1接続ギア105とを噛合させると、単相モータ102の動力は駆動ギア1016、切換ギア103、第1接続ギア105及び第1層ギア1041によって(図3参照)ラミネートギア104に伝達されて、ラミネートギア104を貫通する伝動軸109(図4参照)を回転させてラミネートローラ110を第1回転速度で回転させる。本実施例では、単相モータ102、駆動ギア1016及び第1接続ギア105は時計回りの方向に回転するが、切換ギア103とラミネートギア104は反時計回りの方向に回転することから、ラミネートローラ110は反時計回りの方向に回転し、別のラミネートローラ1121は時計回りの方向に回転する。
【0027】
図5は本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において第2回転速度で作動した構造概略図である。ユーザーがシートを第2回転速度でラミネートしようとすると、コントロールロッド1011を切替えるトグルボタン1013が長形の鋸歯部1012を再度移動させて、円弧状の鋸歯部1015具えた連接棒1014が回転して、切換ギア103と第2接続ギア106を噛合させるため、単相モータ102の動力は駆動ギア1016、切換ギア103、第2接続ギア106及び第2層ギア1042によってラミネートギア104に伝達される。しかし作動原理は第1回転速度の作動と同様につき、贅言しないこととする。
【0028】
続いて、図6は本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構で好ましい実施例において反転作動させた構造概略図である。ユーザーはトグルボタン1013を操作して長形の鋸歯部1012を移動させて連接棒1014を回転させ、切換ギア103と反転ギア108を噛合させる。この際、単相モータ102の動力は駆動ギア1016、切換ギア103、反転ギア108、第2接続ギア106及び第2層ギア1042によってラミネートギア104に伝達されて、ラミネートギア104を貫通する伝動軸109を回転させてラミネートローラ110を回転させる。単相モータ102、駆動ギア1016、反転ギア108、及びラミネートギア104は時計回りの方向に回転するが、切換ギア103と第2接続ギア106は反時計回りの方向に回転することから、ラミネートローラ110は時計回りの方向に回転する。変速伝動機構がラミネートする際、ラミネートローラ110の回転方向は単相モータ102とは逆になり、シートをラミネート加工装置内に給送してラミネートする。しかし変速伝動機構が反転作動すると、変速伝動機構は図6内の接続関係によってラミネートローラ110の回転方向を単相モータ102と同様にして、つまりラミネートローラ110は反転して、シートをラミネート加工装置外へ退出させることができる。
【0029】
上記により次のことが分かる。本発明のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構は第1回転速度、第2回転速度又は逆回転の3種類のモードでラミネートを変速してシートを退出する機能を提供し、ユーザーは同一の温度で異なる速度により異なるシートの厚みのラミネートを行うことができ、電子制御装置を増設してモータの回転速度を制御する必要がない。さらに紙詰まりが起きたとき、ラミネートローラを逆回転させてシートをラミネート加工装置から取り出せるので、高コストの双方向回転モータを設置する必要がない。
【0030】
上記内容は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、その他本発明で開示した精神を逸脱しない範囲において完成した等価変更若しくは修飾は、全て本案における特許請求の範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0031】
10 シートのラミネート加工装置
20 熱処理装置
21 電熱プレート
22 加熱装置
30 ラミネートの伝動装置
40 搬送通路
41 入口
42 出口
100 変速伝動機構
101 変速モジュール
102 単相モータ
103 切換ギア
104 ラミネートギア
105、106 接続ギア
107 駆動軸
108 反転ローラ
109、1123 伝動軸
110、1121 ラミネートローラ
111、1122 伝動ギア
112 別のラミネートローラモジュール
1011 コントロールロッド
1012 長形の鋸歯部
1013 トグルボタン
1014 連接棒
1015 円弧状の鋸歯端
1016 駆動ギア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートのラミネート加工装置のラミネートローラを第1回転速度又は第2回転速度でシートをラミネートするためのシートのラミネート加工装置の変速伝動機構であって、前記シートのラミネート加工装置の変速伝動機構は、
前記ラミネートローラを制御して前記第1回転速度又は前記第2回転速度で回転させる変速モジュールと、
前記変速モジュールに接続して動力を提供するモータと、
前記変速モジュールに接続して前記変速モジュールに伴って移動する切換ギアと、
第1層ギアと第2層ギアを含むラミネートギアと、
第1層ギアと噛合して前記ラミネートローラを前記第1回転速度で回転させる第1接続ギアと、
第2層ギアと噛合して前記ラミネートローラを前記第2回転速度で回転させる第2接続ギアと、
を含み、前記変速モジュールが移動して前記切換ギアと前記第1接続ギアを噛合させると、前記モータの動力は前記切換ギアと前記第1接続ギアによって前記ラミネートギアに伝達されて、前記ラミネートローラを前記第1回転速度で回転させ、又は前記変速モジュールが移動して前記切換ギアと前記第2接続ギアを噛合させると、前記モータの動力は前記切換ギアと前記第2接続ギアによって前記ラミネートギアに伝達されて、前記ラミネートローラを前記第2回転速度で回転させることを特徴とするシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項2】
前記変速モジュールは、
長形の鋸歯部とトグルボタン(toggle button)を含むコントロールロッドと、
円弧状の鋸歯の端を有して前記長形の鋸歯部と噛合する連接棒と、
前記モータに接続して前記切換ギアと噛合する駆動ギアと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項3】
ユーザーが前記コントロールロッドの前記スイッチボタンを切替えて前記コントロールロッドを移動させると、前記複数の鋸歯と噛合した前記連接棒が前記コントロールロッドの移動に伴って回転することを特徴とする請求項2に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項4】
前記切換ギアは前記連接棒に設置されて、前記切換ギアが前記連接棒の回転に伴って前記第1接続ギア又は前記第2接続ギアと噛合することを特徴とする請求項3に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項5】
さらに、前記モータに接続して前記駆動ギアと前記連接棒とを貫通する駆動軸を含み、前記モータは前記駆動軸によって前記駆動ギアと前記連接棒に接続することを特徴とする請求項2に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項6】
さらに、前記第2接続ギアの一側に設定された反転ギアを含み、前記反転ギアは前記第2接続ギアと噛合し、前記切換ギアが前記反転ギアと噛合する箇所まで移動すると、前記ラミネートギアが前記モータと同方向に回転して、前記シートを前記シートのラミネート加工装置から退出することを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項7】
前記ラミネートギアは結合ギア(Combine gear)であって、前記第1層ギアと前記第2層ギアとは一体成型であることを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項8】
さらに、前記ラミネートギアと前記ラミネートローラを貫通する伝動軸を含み、前記伝動軸を前記ラミネートギアに伴って回転させ、前記ラミネートギアは前記ラミネートローラの一側に位置することを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項9】
さらに、前記ラミネートローラの他側に設置された伝動ギアを含み、前記伝動軸は前記伝動ギアを貫通して前記伝動ギアを前記伝動軸に伴って回転させることを特徴とする請求項8に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項10】
さらに、別のラミネートローラ、別の伝動軸、及び別の伝動ギアからなる別のラミネートローラモジュールを含み、前記別のラミネートローラは前記ラミネートローラに平行で、前記別の伝動軸は前記伝動軸に平行で、前記別の伝動ギアは前記伝動ギアに噛合して、前記ラミネートローラが回転すると、前記別のラミネートローラが前記ラミネートローラと反対方向に回転することを特徴とする請求項9に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項11】
前記第2回転速度は前記第1回転速度より遅く、前記第1層ギアは前記第2層ギアより小さいことを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。
【請求項12】
前記モータは単相モータであることを特徴とする請求項1に記載のシートのラミネート加工装置の変速伝動機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−105816(P2010−105816A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−178486(P2009−178486)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(501280046)致伸科技股▲ふん▼有限公司 (104)
【Fターム(参考)】