説明

シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する方法及び組立体

シート3の形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置2を分離する方法。本方法によれば、相互に一体化した開封装置のいくつかの平行な横列7を有するシートが、第1のステーション12に送られ、このステーションでは、第1の横列7aがシートの他の部分から切り離され、この第1の横列7aは、それが個々の開封装置2に分割される第2のステーション34に送られ、先行する第1の横列7aが第2のステーション34に送られているとき及び/又は少なくとも一部が分割されているときに、シートの後続の第2の横列7bが、第1のステーション12に送られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
知られているように、フルーツ・ジュース、UHT(超高温処理)ミルク、ワイン、トマト・ソース等のような、多くの流動食品は、滅菌された包装材料から完全自動包装機械で作製された包装容器に入れて販売される。包装材料は、例えば、連続的な垂直のチューブを形成するために、連続シートで送られ、折り重ねられて、長手方向に封止されうる。次に、このチューブは、枕状のパックを形成するために、無菌の又は滅菌処理された食品が充填され、封止され、且つ等間隔に配置された断面に沿って切断され、次ぎにこのパックは、完成された、例えば、平行六面体形状の包装容器を形成するために機械的に折り重ねられる。
【0003】
包装材料は、連続的なチューブに形成される代わりに、成形スピンドル上で完成包装容器に形成される素材に切断可能であり、次いでこの包装容器は、食品が充填されて封止される。
【0004】
一旦、包装容器が形成されると、食品を注ぎ出すための開封装置が、各包装容器の上部壁に取り付けられる。開封装置は、外部の作用物質との接触から食品を保護するために密閉可能であり、その最も一般的に商品化された形態では、注ぎ口を画定し、上部壁の除去可能な又は穴開け可能な部分の周囲に取り付けられた環状部分と、この環状部分に蝶着され、包装容器を開封するために取外し可能なキャップとを備える。
【0005】
上記の種類の開封装置は、開封装置の縦横配列を画定するプラスチック・シートの形態で、即ち、開封装置を分離するための折取り式連結タブによって一体に接合された開封装置のいくつかの平行な横列の形態で製造される。
【0006】
個々の開封装置がそれぞれの包装容器の上端壁に取り付けられる後続ステーションに、これらの個々の開封装置が、整然と、連続的に、効率よく、迅速に供給されることを可能にするような様態で、開封装置を分離する方法に対する必要性が感じられている。
【0007】
特に、相対的に少ない移動量を伴う相対的に迅速に移動する部品を使用して、並びに/又は相対的に少ない部品点数及び/若しくは可能な限り小さい容積を有する部品を使用して、開封装置を分離する必要性が感じられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、上記の要件を低コストで且つ容易に満たすように設計された、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する方法が提供され、該シートは、相互に一体化した開封装置のいくつかの平行な横列を含み、本方法は、
− 該シートの第1の横列を第1の分離ステーションに送るステップと、
− 該第1のステーションで、該第1の横列を該シートの他の部分から切り離すステップと、
− 該第1の横列を第2の分離ステーションに送るステップと、
− 該第2のステーションで、該第1の横列を個々の開封装置に分割するステップと、
− 先行する第1の横列が第2のステーションに送られているとき及び/又は少なくとも一部が分割されているときに、該シートの後続の第2の横列を該第1のステーションに送るステップと
を含むことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、先に説明された方法に従って、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する組立体にも関し、該シートは、相互に一体化した開封装置のいくつかの平行な横列を含み、本組立体は、
− 該横列を該シートの他の部分から連続的に分離する第1の分離手段と、
− 該シートの第1の横列を該第1の分離手段に送る搬送手段と、
− 該第1の横列を個々の開封装置に分割する第2の分離手段と、
− 該第1の横列を該第2の分離手段に送る送り手段と、
− 切り離された先行する第1の横列が該第2の分離手段に送られているとき及び/又は少なくとも一部が該第2の分離手段によって分割されているときに、該シートの後続の第2の横列を該第1の分離手段に送る制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の好ましい非限定的な実施例が、添付の図面を参照して例示として説明される。
【実施例】
【0012】
添付図面の中の数字1は、プラスチック材料のシート3の形態で一緒に、即ち接合された状態で供給され、流動食品のそれぞれの包装容器(図示せず)に最終的に個々に取り付けられる開封装置2を分離する組立体を全体として示す。
【0013】
図3を参照すると、各装置2は下部環状枠4と上部キャップ5を備え、下部環状枠4は注ぎ口(図示せず)を画定し、包装容器の上端壁の除去可能な又は穴開け可能な部分の周囲に取り付けられ、上記キャップ5は事実上の蝶番によって枠4に連結されている。
【0014】
図1に示されているように、シート3は、装置2の縦横配列を画定し、即ち、連結タブ8によって一体に接合された装置2のいくつかの平行な横列7を含み、動力駆動式ベルト11又は他の種類の搬送機によって、水平表面10上を分離ステーション12に長手方向9へ送られる。
【0015】
ステーション12で、横列7はドラム18によって連続的に分離されるが、このドラムは、方向9に直交するそれ自体の水平軸20回りに回転するように固定支持軸19(図3)に蝶着され、軸方向に固定されて、且つ角度的に等間隔で軸20に平行ないくつかの周辺径方向長穴21を有する。
【0016】
ドラム18は、ステーション12で、一方向へ段階的に回転し、且つベルト11上を送られてくるシート3に長穴21を連続的に位置合わせするように、動力駆動される(様態を詳細に示さず)。長穴21は、一度に1つの横列7a、即ち、方向9におけるシート3の端部にある最初の横列を受け入れるような径方向深さであり、ドラム18に取り付けられた対向壁22、23のそれぞれの対によって画定され、且つ少なくとも一端が径方向外向き及び横方向に開いている。各長穴21の径方向開口部は、横列7a用の入口24を画定し、他方で、横方向開口部は、7bで示した後続の隣接する横列から切り離された先行する横列7a用の出口25を画定する。
【0017】
横列7aは、横列7bが保持装置27によって保持されている間に、ドラム18を1段階回転させ、次いで横列7aを横列7bに対して移動することによって切り離される。装置27は、ドラム18とベルト11との間に配置され、固定下部構造28と、相互に対面して位置決めされ、方向9に直交する方向へ水平に細長く延びる垂直移動上部プレート29とを備える。構造28は、ベルト11の端部で表面10の延長部を画定する平坦な上部表面30を有し、プレート29は、横列7aが切り離されているときに横列7bを表面30の上に固締する、下げられた保持位置まで並進し且つこの位置から並進するように、アクチュエータ31(一部を示す)、例えば、空気圧シリンダによって上方から操作される。
【0018】
さらに詳細には、ステーション12で、壁22は、長穴21の上部を画定し、この壁が表面30と交差して下向きに回転するときに、横列7a及び7bを連結するプラスチック・タブ8を引き裂くか又は切断するように、表面30の縁30aと協働する。また壁22、23は、横列7aが一旦切り離されると、その横列をこれらの壁の間に保持するように、調整距離だけ周方向に離間されている。
【0019】
図2を参照すると、ドラムがステーション12から1段階回転すると、横列7aを送りステーション32に運び、この送りステーションで、その横列は、相対的な長穴21の出口25を介して、その先の分離ステーション34に直線方向33へ送られる。横列7aは、その横列が方向33へ移動するとき、それを収容する長穴21の壁22、23によって誘導されて、すべての長穴21に共通の搬送機ユニット36と、各長穴21毎に設けられた押出し装置37とを備える装置35によって前送りされる。
【0020】
押出し装置37は、出口25まで滑動し且つ出口から滑動するように長穴21の内側に収容されたプレート38と伝動アーム39とを備え、この伝動アームは、プレート38の片面に固定され(様態は詳細に説明せず)、壁23の中の細隙40を軸20に対して正接方向へ貫通し、且つ隣接する長穴21の壁23及び壁22によって画定された空所41の内側に突出する。アーム39の自由端には、空所41から外向きに突出し、アーム39及び軸20に直交するそれぞれの軸43を中心にして空回りする蝶着ローラ42が取り付けられる。構造28は、ローラ42との干渉を防止するために表面30と横並びに凹所44(図1)を有する。
【0021】
ユニット36は、ステーション32の中に収容され、軸20に平行なそれ自体の軸46回りに一方向へ段階的に回転するように構造28に取り付けられて、動力駆動される(様態を示さず)ウォーム45を備える。ウォーム45は、ステーション32に回転してくる押出し装置37のローラ42によって係合される正接方向入口47と、このウォームが軸46回りに回転するときに該ローラ42を送り、したがって横列7aをステーション34に送る螺旋送り部分48と、順方向へ引き抜かれたローラ42が軸20回りに段階的に回転し続けることを可能にする正接方向出口49とを備える。
【0022】
ドラム18回りにステーション32から角度的に離間された後退ステーション50が、それぞれの長穴21に沿って、押出し装置37を出発位置に向かって出口25とは反対方向へ再び並進させるために設けられる。ステーション50は、すべての長穴21に共通であり且つユニット36とは別体である駆動ユニット51を収容し、このステーションは、アクチュエータ52、例えば、空気圧シリンダと、引寄せフィンガ53とを備える。フィンガ53は、ステーション50に向かって回転してくる押出し装置37のローラ42に対接するような位置で、径方向へ軸20に向かって延びて、出口25に隣接する第1の位置と押出し装置37の出発位置に隣接する第2の位置(図示せず)との間で、軸20に平行な方向54へ並進するように、アクチュエータ52によって駆動される。
【0023】
図3及び4を参照すると、ステーション34で、横列7aは個々の装置2に分割される。さらに詳細には、装置2は、ドラム18に隣接して軸方向へ配置され、且つ軸20に平行なそれ自体の水平軸63回りに固定支持構造62に蝶着された円板61によって、連続的に切り離される。円板61は、いくつかの角度的に等間隔に配置された周辺座部65を有し、この座部65を連続的にステーション34の中へ送るために軸63回りに一方向へ段階的に回転するように、動力駆動される(様態を詳細に説明せず)。座部65は、ステーション34に到達すると、横列7aが通り抜けて出てくる出口25と組み合って、各座部が一度に1つの開封装置、即ち、本図では横列7aの端部にある第1の装置2aを受け取るようにサイズ決めされている。
【0024】
各座部65は、径方向に面する2つの顎部66、67によって画定され、したがって、円板61の回転方向を向く実質的に正接方向の開口部68と、軸63に平行な方向で相互に向き合う2つの横方向の開口部69、70とを備える。
【0025】
一旦、装置2aが開口部69を介して相対的な座部65の中へ送られると、この装置は、円板61を1段階回転することによって後続の隣接する装置2bから切り離され、他方で装置2bは軸63に対して正接方向で壁22、23によって保持される。さらに詳細には、ステーション34で、顎部66は、装置2aを受け取る座部65の底面を画定し、且つ、この顎部が壁22、23と交差して上向きに回転するとき、装置2a、2bを連結するプラスチック・タブ8を引き裂くか又は切断するように出口25の上縁22a(図4)と協働する。
【0026】
図4を参照すると、ステーション34は、横列7aの移動方向で円板61の直ぐ下流に配置された止め装置72を収容し、この止め装置は、方向33において、開口部70を通過して突出する傾向にある装置2a用の止めを画定する。装置72は、構造62に取り付けられた2つの横並びプレート73を備え、これらは、それぞれの緩衝ばね74の弾性作用に対抗して、装置2aによって方向33へ滑動させられる。
【0027】
顎部66は、径方向外側にあって円板61に取り付けられ(様態を詳細に説明せず)、他方で顎部67は、径方向内側にあって軸63に平行なそれぞれの揺動軸77回りで円板61に蝶着されている。顎部67は、それぞれのロッカー・アーム78のアームを画定し、これらのアームは、顎部67と円板61との間に配置されたそれぞれのばね79(図3)に対抗して、装置2をそれぞれの座部65の内側に保持する閉鎖位置から、座部65に対して装置2が入り、又、出ることを可能にする開放位置まで回転する。
【0028】
図4を参照すると、ロッカー・アーム78の他方のアーム(顎67に対向し、82で示されている)は、円板61の軸側に配置され、そのアームの端部に、円板形状のカム84(図3で破線によって示されている)に沿って転動するローラによって画定されたそれぞれのタペット83が取り付けられる。カム84は、構造62に取り付けられ(様態を詳細に説明せず)、円板61に隣接し且つそれと同軸であり、このカムは、顎部67がステーション34から、装置2が搬送機87(図3で破線によって一部が示されているが、詳細には説明せず)に放出される移送ステーション86まで回転するときに、これらの顎部を閉鎖状態に維持する円形部分85を備える。またカム84は、部分85につながる輪郭部分88も備え、この部分は、ステーション86に進入すると顎部67を開く。
【0029】
誘導部材89(図3に一部が示されている)が、装置2をそれぞれの座部65の内側の所定位置に据えるために、円板61の周辺部に沿って設けられる。部材89は、漏斗形状であり、即ち、出口よりも入口の方が広く、装置2がステーション86に向かって軸63回りに回転されるとき、位置決め不良の装置2の縁部をいずれも徐々に方向転換させる固定誘導装置を画定する。
【0030】
図1及び2の組立体1の動作中に、心棒19に取り付けられた固定センサ(図示せず)が、中心制御ユニット(図示せず)に、横列7aがステーション12で、静止状態の長穴21の内側に完全に挿入されていることを示す許可信号を供給するまで、シート3はステーション12に向かって送られる。この時点で、中心制御ユニットは、横列7bを表面30の上に固締するためにアクチュエータ31を動作させてプレート29を下げ、その直後に、シート3の他の部分に対して横列7aを移動することによって横列7aを切り離すために、ドラム18を1段階回転するように指令する。明白なことであるが、横列7aを切り離すためにドラムを回転すると、横列7aをステーション34に移動させるのに必要な移動距離の第1の部分が画定される。
【0031】
横列7aに対応する押出し装置37のローラ42は、ドラムがステーション32に向かって回転するときに入口47を介してウォーム45に自動的に係合し、横列7aをステーション34に向かって押し進めるために、部分48によって方向33へ段階的に引き寄せられる。同時に、先行する横列7aがステーション34に向かって送られているとき及び/又は少なくとも一部が個々の装置2に分割されているとき、この時点までにはステーション12では、中心制御ユニットは、次の横列7bが次の空の長穴21の中へ送られるようにプレート29を持ち上げる。
【0032】
ウォーム45は、方向33へ、装置2のサイズ又は間隔に等しい段階で、且つ円板61の段階的回転と同期するか又はその関数として、横7aを前送りするように動力駆動される。さらに詳細には、横列7aは、ステーション34で、円板61が静止して空の座部65が利用可能な状態にあるときに、方向33へ押し進められる。
【0033】
円板61の各回転段階が開始されると、ステーション34に送られてくる装置2aは、横列7aの他の部分から切り離され、同時に、円板61に対して揺動する顎部67によって相対的な座部65の内側に閉じ込められる。顎部の揺動は、タペット83を部分88から部分85の上に落とすように、ばね79によって加えられた推力により引き起こされる。円板61の各回転段階が終了すると、ステーション34では、上述のように再び切り離される次の装置2bを受け取るために、別の空の座部65が利用可能である。
【0034】
次いで、装置2は、個々に、次々と、且つ段階的に円板61によって軸63回りにステーション86へ移送され、これらの装置が回転されるとき、それらは部材89によって次々に自動的に配向される。
【0035】
先行する横列7aの分割が完了し、且つステーション32に位置する長穴21が完全に空になるときにのみ、ドラム18をさらに1段階回転することによって、次の横列7bをシート3の他の部分から切り離すことが指令される。例えば、横列7bの切離しは、心棒19上のセンサによって供給される許可信号に加えて、個々に切り離された装置2を数えるカウンタによって供給される許可信号に応答して指令される。
【0036】
ドラム18がもう1段階回転されるとき、ステーション32で、押出し装置37のローラ42は、その移動距離の終点にあり、出口49を介してウォーム45から離脱し、同時に、次の押出し装置37のローラ42が入口47に係合し、次いで部分48によって引き寄せられる。ドラム18が数段階回転すると、押出し装置37が次々とステーション50に運ばれ、このステーションで、これらの押出し装置は、それぞれの長穴21に沿って出発位置に後退させられる。
【0037】
したがって、以上に説明された方法は、迅速に、効率的に、且つ高度にコンパクトな組立体1によって、シート3を個々の装置2に分割する。これらの利点は、主として、先行する横列が個々の装置2に完全に分割されてしまう時点までには、各列7は、シート3の他の部分から切り離されるだけになっていること;追加の移動式カッターを使用するのではなく、タブ8は、横列7及び装置2を相互に対して移動することによって破壊されること;各横列7が切り離される移動自体が、ステーション34への移送移動の一部を画定すること;切離し部材(ドラム18及び円板61によって画定される)及びウォーム45は、前後ではなく一方向へ回転すること;ドラム18と円板61との間に追加的な中間搬送機を必要とすることなく、長穴21は、横列7をステーション34に直接移送するように設計されていること;並びに個々の横列7及び個々の装置2を切り離すための、ドラム18及び円板61の移動距離が相対的に短いことによるものである。さらには、同時にではなく、連続的に横列7を個々の装置2に分割することは、個々の装置2を搬送機87に放出する際の「ギャップ」を大幅に減少させる。本方法及び組立体1の他の利点は、以上の説明及び添付の図面から明白である。
【0038】
しかし、明白なことであるが、添付の特許請求の範囲において画定された本発明の範囲から逸脱することなく、組立体1によって実施される本方法に対して変更が行われてもよい。横列/シート及び開封装置/横列切離しは、本説明とは別様に実施可能であり、例えば、横列をシートから切り離し、且つ開封装置を横列から切り離す相対的な移動の少なくとも1つの工程は、シート3の他の部分によって(例えば、装置27を使って)及び横列7の他の部分によって(例えば、ドラム18を使って)、それぞれに実行可能であり;及び/又はステーション12、34の一方のみでも、相対的な移動によって切り離すように設計可能であり;及び/又は横列をシートから切り離す相対的な移動は、方向9に平行な軸回りに少なくとも1つの回転工程を有することが可能であり;及び/又は軸63は軸20と交差可能であり;及び/又は横列をシートから切り離し、且つ開封装置を横列から切り離す相対的な移動は、連結タブ8を通る線に沿って、少なくとも1つの曲げ工程を有することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の方法に従って、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する組立体の好ましい実施例を示し、明瞭にするために部品が取り外されている斜視図である。
【図2】本発明の方法に従って、シートの形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する組立体の好ましい実施例を示し、明瞭にするために部品が取り外されている斜視図である。
【図3】図1及び2の組立体に関する2つの構成要素部品の部分断面側面図である。
【図4】図1及び2の組立体に関する細部を拡大して示す異なる斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート(3)の形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置(2)を分離する方法であって、前記シートは、相互に一体化した開封装置のいくつかの平行な横列(7)を含み、
前記シートの第1の横列(7a)を第1の分離ステーション(12)に送るステップと、
前記第1のステーション(12)で、前記第1の横列(7a)を前記シートの他の部分から切り離すステップと、
前記第1の横列(7a)を第2の分離ステーション(34)に送るステップと、
前記第2のステーション(34)で、前記第1の横列(7a)を個々の開封装置(2)に分割するステップと、
前記先行する第1の横列(7a)が前記第2のステーション(34)に送られているとき及び/又は少なくとも一部が分割されているときに、前記シートの後続の第2の横列(7b)を前記第1のステーション(12)に送るステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1の横列(7a)が完全に分割されてしまうときに、前記第1のステーション(12)で、前記第2の横列(7b)を前記シートの他の部分から切り離すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各横列(7)は、前記横列(7)を前記シート(3)の他の部分に対して移動することによって切り離されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記横列(7)を前記シート(3)の他の部分から切り離すために実行される前記移動は、前記第2のステーション(34)までの前記横列(7)の移動距離の第1の部分を画定することを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
各横列(7)は、前記シートが供給される搬送表面(10)と交差する方向へ前記横列(7)を移動することによって切り離されることを特徴とする請求項3又は4に記載の方法。
【請求項6】
各横列(7)は、前記横列(7)に平行な第1の軸(20)回りに前記横列を1つの回転方向へ回転することによって切り離されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記回転は、前記第1の軸(20)回りに等間隔に配置された、それぞれが前記シートの相対的な横列を受け取る、いくつかの直線的な第1の座部(21)を前記第1のステーション(12)の中へ連続的に送るために、段階的に実行されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
各横列(7)は、前記横列(7)が前記第2のステーションに送られるとき、前記開封装置(2)を連続的に切り離すことによって個々の開封装置(2)に分割されることを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
各開封装置(2)は、前記開封装置(2)を前記横列(7)の他の部分に対して移動することによって切り離されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
各開封装置(2)は、前記横列(7)が送られる送り表面(22、23)と交差する方向へ前記開封装置(2)を移動することによって切り離されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
各開封装置(2)は、第2の軸(63)回りに前記開封装置(2)を1つの回転方向へ回転することによって切り離されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記回転により、前記第2の軸(63)回りに等間隔に配置された、それぞれが前記横列の相対的な開封装置(2)を受け取る、いくつかの第2の座部(65)を前記第2のステーション(34)の中へ連続的に送ることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記開封装置(2)が前記横列(7)の他の部分から切り離された後で、且つ前記開封装置が移送ステーション(86)に回転されるときに、それぞれの前記開封装置を所定位置に配向するステップを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
請求項1から13までのいずれか一項に記載の方法に従って、シート(3)の形態で一緒に供給され、流動食品のそれぞれの包装容器に個々に取り付けられる開封装置を分離する組立体(1)であって、前記シートは、相互に一体化した開封装置(2)のいくつかの平行な横列(7)を含み、該組立体は、
前記横列(7)を前記シート(3)の他の部分から連続的に分離する第1の分離手段(18)と、
前記シート(3)の第1の横列(7a)を前記第1の分離手段(18)に送る搬送手段(11)と、
前記第1の横列(7a)を個々の開封装置(2)に分割する第2の分離手段(61)と、
前記第1の横列(7a)を前記第2の分離手段(61)に送る送り手段(35)と、
前記切り離された先行する第1の横列(7a)が前記第2の分離手段(61)に送られているとき及び/又は少なくとも一部が前記第2の分離手段(61)によって分割されているときに、前記シート(3)の後続の第2の横列(7b)を前記第1の分離手段(18)に送る制御手段と
を備えることを特徴とする組立体。
【請求項15】
前記第1の横列(7a)が前記第2の分離手段(61)によって完全に分割されてしまうとき、前記第2の横列(7b)を前記シート(3)の他の部分から切り離すように、前記第1の分離手段(18)を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の組立体。
【請求項16】
前記第1の分離手段(18)は、1つの前記横列(7)を受け取り、且つ前記横列(7)を前記シート(3)の他の部分に対して移動するために移動可能である、少なくとも1つの第1の座部(21)を含むことを特徴とする請求項14又は15に記載の組立体。
【請求項17】
前記第1の座部(21)は、前記シート(3)が供給される搬送表面(10)と交差するように移動可能であることを特徴とする請求項16に記載の組立体。
【請求項18】
前記第1の座部(21)は、使用に際して、前記横列(7)に平行な第1の軸(20)回りに一方向へ回転することを特徴とする請求項17に記載の組立体。
【請求項19】
前記第1の分離手段(18)は、前記第1の軸(20)を画定するそれぞれの軸回りに回転し、且つ、それぞれが前記シート(3)の相対的な横列(7)を受け取るいくつかの等間隔に配置された直線的な第1の周辺座部(21)を有する、動力駆動式のドラム(18)を備えることを特徴とする請求項18に記載の組立体。
【請求項20】
前記直線的な第1の座部(21)は、前記第1の軸(20)に平行な方向(33)へそれぞれの前記横列(7)を送るそれぞれの誘導装置を画定することを特徴とする請求項19に記載の組立体。
【請求項21】
前記送り手段(35)は、
前記直線的な第1の座部(21)毎に、前記ドラム(18)によって担持されたそれぞれの押出し装置(37)と、
前記ドラム(18)と並置され、すべての前記押出し装置(37)に共通の駆動手段(36)と
を備えることを特徴とする請求項20に記載の組立体。
【請求項22】
前記駆動手段(35)は、前記第1の軸(20)に平行な第3の軸(46)回りに一方向へ回転するように動力駆動され、且つ前記押出し装置(37)の引寄せ部分(42)によって選択的に係合される、ウォーム(45)を備えることを特徴とする請求項21に記載の組立体。
【請求項23】
前記ドラム(18)に並置され、それぞれの前記第1の座部(21)に沿って且つ前記第2の分離手段(61)とは反対の方向へ前記押出し装置(37)を連続的に後退させる、逆転手段(51)を備えることを特徴とする請求項22に記載の組立体。
【請求項24】
前記第2の分離手段(61)は、前記シート(3)の他の部分から切り離された横列(7)の個々の開封装置(2)を受け取り、且つ前記開封装置(2)を前記横列(7)の他の部分に対して移動するために移動可能である、少なくとも1つの第2の座部(65)を備えることを特徴とする請求項14から23までのいずれか一項に記載の組立体。
【請求項25】
前記第2の座部(65)は、前記横列(7)が送られる送り表面(22、23)と交差するように移動可能であることを特徴とする請求項24に記載の組立体。
【請求項26】
前記第2の座部(65)は、第2の軸(63)回りに一方向へ回転することを特徴とする請求項25に記載の組立体。
【請求項27】
前記第2の分離手段(61)は、前記第2の軸(63)を画定するそれぞれの軸回りに回転し、且つそれぞれが前記横列(7)の相対的な開封装置(2)を受け取るいくつかの等間隔に配置された第2の周辺座部(65)を有する、動力駆動式の円板を備えることを特徴とする請求項26に記載の組立体。
【請求項28】
前記横列(7)の移動方向(33)で前記第2の分離手段(61)の下流に配置された止め手段(72)を備えることを特徴とする請求項24から27までのいずれか一項に記載の組立体。
【請求項29】
前記開口装置が前記横列(7)の他の部分から切り離され、且つ前記第2の軸(63)回りに回転された後、前記相対的な第2の座部(65)の中の各前記開封装置(2)を所定位置に配向する誘導手段(89)を備えることを特徴とする請求項26又は27に記載の組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−523101(P2009−523101A)
【公表日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−549809(P2008−549809)
【出願日】平成18年12月29日(2006.12.29)
【国際出願番号】PCT/EP2006/070281
【国際公開番号】WO2007/080061
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】