説明

シート状物の整合装置におけるパルスモータ駆動装置

【課題】 パルスモータに加わる負荷を直接に検出することなく、負荷に応じて最適なモータ電流値を設定できるパルスモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】 パルスモータM1は、積載部51に順次搬送され積載されたシート状物Pを整合させるための整合手段71を駆動する。モータ電流設定回路82は、パルスモータM1の電流値を設定する。前記積載部51に搬送積載される前記シート状物Pの枚数は、積載部51への搭載前に枚数検出手段SE11によって検出される。そして、検出されたシート状物Pの枚数変化に応じて、前記モータ電流設定値が切り替えられる。これにより、負荷状態を直接検出する手段を設けなくても、モータ回転軸の必要トルクに対応する最適な電流値でパルスモータを駆動することができ、軽負荷時でも、それに適したモータ電流値に設定されるので、無駄な電力消費がなくなる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積載部に順次搬送され積載されたシート状物を整合手段で整合する整合装置、例えば画像形成装置の画像形成済み記録用紙を整合する整合装置において、前記整合手段を駆動するパルスモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上記のようなシート状物の整合装置において、整合手段を駆動するパルスモータに加わる負荷は、積載部に積載されたシート状物の量によって変化する。
【0003】このため、従来では、パルスモータが負荷変動に関係なく確実に動作するように、最大負荷条件に安全率を加えたトルクを出力できるようなモータ電流値に常時設定されていた。
【0004】しかし、この構成では、積載されたシート状物が少ないときにも大きなモータ電流が流れてしまい、無駄な電力消費を生じるという欠点があった。
【0005】一方、特開平7−84451号には、複数のモータ起動プロフィールを設定し、トナー残量検出手段によって検出されたモータ負荷であるトナー残量に応じて、現像器ユニットを起動するためのモータ電流値を前記プロフィールの中から選択する技術が開示されている。
【0006】この技術を応用し、積載部に積載されたシート状物によってパルスモータに加えられる負荷を直接に検出するとともに、検出結果に応じてモータ電流値を設定することも考えられる。
【0007】しかし、この場合には、パルスモータの負荷を直接に検出するための検出手段が必要であり、また変動する負荷を精度良く検出することは困難でもあった。
【0008】この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、パルスモータの負荷を直接に検出することなく、変動する負荷に応じて最適なモータ電流値を設定することができる、シート状物の整合装置におけるパルスモータ駆動装置の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、積載部に順次搬送され積載されたシート状物を整合させるための整合手段を駆動するパルスモータと、前記パルスモータのモータ電流値を設定するためのモータ電流設定回路と、前記積載部に搬送積載される前記シート状物の枚数を、積載部への搭載前に検出する枚数検出手段と、前記枚数検出手段によって検出されたシート状物の枚数変化に応じて、前記モータ電流設定値を切り替える電流値切り替え制御手段と、を備えていることを特徴とするシート状物の整合装置におけるパルスモータ駆動装置によって解決される。
【0010】このパルスモータ駆動装置によれば、パルスモータの負荷に関与するシート状物の枚数が、積載部への積載前に枚数検出手段によって検出される。そして、枚数変化に応じてモータ電流設定値が切り替えられる。このように、積載部への積載前にシート状物の枚数を検出することにより、モータの負荷変動を予測してパルスモータの電流値を切り替えるから、モータの負荷を直接検出するための特別な手段を設けることなく、モータ回転軸の必要トルクに対応する最適な電流値でパルスモータを駆動することができる。
【0011】また、シート状物の枚数に応じて、それに適したモータ電流値に設定されるので、軽負荷時でも無駄な電力が消費されることもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、この発明の一実施形態に係る整合装置におけるパルスモータ駆動装置が適用された電子写真式複写機を示す概略構成図である。
【0014】図1において、1は複写機本体、10はイメージリーダユニット、20は自動原稿搬送装置であり、それぞれ周知の構成を有している。30はフィニッシャである。
【0015】自動原稿搬送装置20は、供給トレイ21上にセットされた原稿を1枚ずつプラテンガラス19上に給紙するとともに、イメージリーダユニット10で原稿画像が読み取られた後、該原稿を排紙トレイ22上に排出する。
【0016】イメージリーダユニット10は、プラテンガラス19上にセットされた原稿の画像を周知の光学系で読み取る。読み取られた画像は、画像処理部11で必要な補正、編集処理等が行われた後、画像処理部内のメモリに画像情報として記憶され、さらにコピーモードに従ってレーザ走査光学系ユニット2に出力される。
【0017】複写機本体1は、レーザ走査光学系ユニット2から出力されるレーザビームによって感光体ドラム3上に静電潜像を形成し、該潜像を図示しない現像器で現像し、シート状物である用紙上に転写するものであり、その作像プロセスは周知である。
【0018】用紙P(図2に示す)は、自動給紙カセット5、6のいずれかから1枚ずつ給紙され、搬送路7aを通じて転写部4に送られトナー像が転写される。その後、用紙Pは搬送路7bを搬送され、途中で定着器8によりトナーの定着を施され、フィニッシャ30へと排出される。この排出過程において、用紙Pは、センサSE1で検出される。また、用紙Pは、両面コピーの場合には、フィニッシャ30へ排出される前に反転路7cに導入され、前後/表裏を反転した状態でフィニッシャ30に排出される。
【0019】フィニッシャ30は、用紙受け入れローラ35,36と、用紙排出ローラ37,38と、積載トレイ51と、積載トレイ51の幅方向(図1の紙面厚さ方向)の両端部に設けられた側部整合基準板(図2では省略)61と、用紙束後端整合部65とを備えている。
【0020】用紙受け入れローラ35,36は、複写機本体1から排出される画像形成済用紙Pを受け取って排出ローラ37,38へと搬送する。排出ローラ37,38は、用紙受け入れローラ35,36から搬送されてきた用紙Pを積載トレイ51に排出する。
【0021】用紙受け入れローラ35,36から排出ローラ37,38に渡って上下にガイド板41,42が配置され、さらに排出ローラ37,38の上流側近傍には、用紙検出用のセンサ(排紙センサともいう)SE11が配置されている。なお、ローラ35,37は、パルスモータM1(図5に示す)により回転駆動され、ローラ36,38は、上記ローラ35,37にそれぞれ従動回転する。
【0022】積載トレイ51は、排出ローラ37,38の下方に位置して排出方向前方に対して上方に傾斜する状態で配置されている。整合部65は、上記積載トレイ51上に順次排出された用紙Pの束Wの後端を整合するためのものである。
【0023】図2は、上記積載トレイ51の付近を示す概略斜視図である。
【0024】図2おいて、整合部65は、積載トレイ51上の用紙束Wの幅方向へ並設された複数の整合ベルト71や、このベルトが掛け渡された図示しないローラ等からなる。この整合ベルト71の回転駆動源は、前記ローラ35,37の回転駆動用のパルスモータM1で兼用されている。つまり、このパルスモータM1により整合ベルト71を回転駆動すると、整合ベルト71が用紙束Wの後端に相対摺接することにより、用紙束Wの後端面が揃えられる。
【0025】上述したように、パルスモータM1は、ローラ35,37及び整合ベルト71のいずれをも回転駆動させているから、パルスモータM1の回転軸の負荷トルクTは、図3に示すように、用紙Pの搬送に必要なトルクTaと整合ベルト71の回転に必要なトルクTbとの加算値となる。
【0026】上記用紙Pの搬送に必要なトルクTaは、用紙Pを1枚ずつ搬送するので、一定である。これに対して、整合ベルト71の回転に必要なトルクTbは、用紙Pの積載量に比例して変化する。整合ベルト71の回転に必要なトルクTbは、用紙Pの排出(積載)枚数をカウントすることで予測可能であり、パルスモータM1の回転軸の負荷トルクTもこれに対応して求められる。
【0027】なお、使用者(ユーザー)が用紙Pの搬送中に、積載トレイ51上の用紙束Wを取り除いた場合は、整合ベルト71の回転に必要なトルクTbを初期値に戻して、パルスモータM1の回転軸の負荷トルクTを修正すればよい。
【0028】図5は、パルスモータ駆動装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0029】図5において、パルスモータ駆動装置81は、モータ電流設定回路82と、電流切り替え回路83と、パルスモータを駆動するためのドライバ84と、メモリ86とを備えている。
【0030】モータ電流設定回路82は、積載トレイ51上における用紙Pの積載枚数に応じて変化するモータ回転軸の負荷トルクに適したモータ電流設定値を設定するためのものである。この実施形態では、前記モータ電流設定回路82は、電源Vccとアース間に直列に介挿された固定抵抗R0、R5と、図3および図4に示す4つの領域a〜dに対応し、かつ電源Vccに接続された4個のスイッチング素子Q1〜Q4と、各スイッチング素子Q1〜Q4と前記固定抵抗R0及びR5の接続点の間にそれぞれ直列接続された、ドライバ84に対する電流設定用の抵抗R1〜R4とを有する。これらの抵抗R1〜R4は、後述する表1に示す4つのモード1〜4毎のモータ電流値が得られるように、その抵抗値が設定されている。
【0031】なお、図3において、領域aは積載枚数が0〜t0の領域、領域bは積載枚数がt0〜t1の領域、領域cは積載枚数がt1〜t2の領域、領域bは積載枚数がt2を超える領域をそれぞれ示している。また、図4は領域毎にモータ電流の設定値を段階的に切り換える様子を示している。
【0032】電流切り替え回路83はCPUからなり、前記排紙センサSE11が用紙Pの通過を検出する毎に用紙積載枚数をカウントするカウンタ部85を内蔵している。そして、その用紙積載枚数が時間経過に伴って所定枚数(t0,t1・・・)に達したか否かを判断し、その結果に応じてメモリ86に格納されたモード(必要なトルク)を選択して、それに対応するモータ電流値となるように、該当するスイッチング素子Qを動作させる。
【0033】前記メモリ86には、モード1〜4とそれに応じたモータ電流値が記憶され、さらに通常の負荷(ノーマル負荷)と重負荷のそれぞれの場合において、前記a、b、cの各領域に対応するモードが記憶されている。
【0034】表1に、モード1〜4に対応するパルスモータM1の必要トルク及びそのトルクを生じさせるためのモータ電流設定値の関係を示す。また、表2に、a、b、cの各領域に対応するモードとモータ電流設定値の関係を、ノーマル負荷と重負荷の場合に分けて示す。
【0035】
【表1】


【0036】
【表2】


【0037】つぎに、パルスモータM1に対するモータ電流設定動作を図6のフローチャートで説明する。
【0038】まず、S101で、用紙Pの排紙が開始された否かが判断され、排紙が開始されると(S101の判定がYES)、S102でパルスモータM1の脱調によるジャムがないかどうか判断される。用紙Pの排紙が開始されていないときは(S101の判定がNO)、開始されるまで待つ。
【0039】パルスモータM1の脱調によるジャムがないときは(S102の判定がYES)、負荷の増大などが起きていないものとして、S103でノーマル負荷運転を行い、ジャムが生じているときは(S102の判定がNO)、負荷の増大などが起きているものとして、S104で重負荷運転を行う。
【0040】この後、S105で、プリント(排紙)終了か否かを判断し、プリントが終了していれば(S105の判定がYES)、電流値設定動作が終了し、プリントが終了していなければ(S105の判定がNO)、プリント終了まで待つ。
【0041】つぎに、ノーマル負荷時の動作を図7のフローチャートで説明する。
【0042】ここでは、前記表2に示すように、領域a、b、cにそれぞれ対応してモード1(電流設定値0.4A)、モード2(電流設定値0.7A)、モード3(電流設定値1.0A)が設定されている。
【0043】まず、用紙Pの排紙が開始されると、S201でモード1が選択され、モータ電流設定回路82における所定のスイッチング素子を動作させることにより、モータ電流が初期値である0.4Aに設定される。ついで、S202で、電流切り替え回路83は排紙センサSE11がオンしたか否かを判断し、排紙センサSE11がオンすると(S202の判定がYES)、S203でカウンタ85に「1」を加算する。排紙センサSE11がオンしていないときは(S202の判定がNO)、オンするまで待つ。
【0044】この後、S204で、電流切り替え回路83はカウント値が一定の値t0になったか否かを判断し、カウント値が一定の値t0になると(S204の判定がYES)、S205で、電流切り替え回路83はモード2を選択し、モータ電流設定回路82における所定のスイッチング素子を動作させることにより、モータ電流を0.7Aに切り替える。カウント値が一定の値t0になっていなければ(S205の判定がNO)、S202にもどって、カウント値が一定の値t0になるまでカウントを繰り返す。
【0045】ついで、S206で、排紙センサSE11がオンしたか否かを判断し、排紙センサSE11がオンすると(S206の判定がYES)、S207でカウンタに「1」を加算する。排紙センサSE11がオンしていないときは(S206の判定がNO)、オンするまで待つ。
【0046】この後、S208で、電流切り替え回路83はカウント値が一定の値t1になったか否かを判断し、カウント値が一定の値t1になると(S208の判定がYES)、S209で、CPU83はモード3を選択し、モータ電流を1.0Aに切り替えた後リターンする。カウント値が一定の値t1になっていなければ(S208の判定がNO)、S206にもどって、カウント値が一定の値t1になるまでカウントを繰り返す。
【0047】このように、用紙Pの排出枚数からパルスモータM1の回転軸上の負荷トルクを予測し、それに対応するモータ電流を設定するようにしたので、負荷トルク検出手段を設けることなく、最適のモータ電流でパルスモータM1を駆動することができる。
【0048】しかも、最大負荷トルクに安全率を加えた値にモータ電流値を常時設定するものに比して、軽負荷時のモータ電流値が少なくて済み、その分、消費電力の無駄がなくなる。
【0049】つぎに、重負荷時の動作を図8のフローチャートで説明する。
【0050】ここでは、前記表2に示すように、領域a、b、cにそれぞれ対応してモード2(電流設定値0.7A)、モード3(電流設定値1.0A)、モード4(電流設定値1.5A)が設定されている。
【0051】まず、用紙Pの排紙が開始されると、S301でモード2を選択し、モータ電流を初期値として0.7Aに設定する。ついで、S302で、電流切り替え回路83は排紙センサSE11がオンしたか否かを判断し、排紙センサSE11がオンすると(S302の判定がYES)、S303でカウンタ85に「1」を加算する。排紙センサSE11がオンしていないときは(S302の判定がNO)、オンするまで待つ。
【0052】この後、S304で、電流切り替え回路83はカウント値が一定の値t0になったか否かを判断し、カウント値が一定の値t0になると(S304の判定がYES)、S305で、電流切り替え回路83はモード3を選択し、モータ電流を1.0Aに切り替える。カウント値が一定の値t0になっていなければ(S304の判定がNO)、S302にもどって、カウント値が一定の値t0になるまでカウントを繰り返す。
【0053】ついで、S306で、排紙センサSE11がオンしたか否かを判断し、排紙センサSE11がオンすると(S306の判定がYES)、S307でカウンタに「1」を加算する。排紙センサSE11がオンしていないときは(S306の判定がNO)、オンするまで待つ。
【0054】この後、S308で、電流切り替え回路83はカウント値が一定の値t1になったか否かを判断し、カウント値が一定の値t1になると(S308の判定がYES)、S309で、電流切り替え回路83はモード4を選択し、モータ電流を1.5Aに切り替えた後、リターンする。カウント値が一定の値t1になっていなければ(S308の判定がNO)、S306にもどって、カウント値が一定の値t1になるまでカウントを繰り返す。
【0055】このように、パルスモータM1の回転軸上の負荷トルクが予測値よりも大きく、パルスモータM1の脱調による搬送不良が発生するおそれがある場合には、重負荷状態としての運転を行えばよい。
【0056】ところで、上記実施形態では、複写システムにおけるパルスモータの駆動装置を例にして説明したが、積載されるシート状物を整合する装置である限り、他の装置に対しても同様に適用できることはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明は、シート状物の積載枚数の変化に応じてモータ電流設定値を切り替えるようにしたので、モータの負荷状態を直接検出する手段を設ける必要もなく、モータ回転軸の必要トルクに対応する最適な電流値でパルスモータを駆動することができる。
【0058】しかも、軽負荷時においては、それに適したモータ電流値に設定され、無駄な電流が消費されるのを抑制でき、省電力化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパルスモータ駆動装置が適用された複写システムを示す概略構成図である。
【図2】同じく複写システムにおける積載トレイ付近を示す概略斜視図である。
【図3】用紙積載枚数とパルスモータの回転軸に必要なトルクとの関係を示す特性図である。
【図4】用紙積載枚数とパルスモータの電流設定値との関係を示す特性図である。
【図5】パルスモータ駆動装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】モータ電流設定動作を示すフローチャートである。
【図7】ノーマル負荷時のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】重負荷時のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
51・・・・・・・・積載部
65・・・・・・・・整合部
71・・・・・・・・整合ベルト(整合手段)
81・・・・・・・・パルスモータ駆動装置
82・・・・・・・・モータ電流設定回路
83・・・・・・・・電流値切り替え手段(CPU)
M1・・・・・・・・パルスモータ
P・・・・・・・・・シート状物
SE11・・・・・・排紙センサ(枚数検出手段)
W・・・・・・・・・シート状物束

【特許請求の範囲】
【請求項1】 積載部に順次搬送され積載されたシート状物を整合させるための整合手段を駆動するパルスモータと、前記パルスモータのモータ電流値を設定するためのモータ電流設定回路と、前記積載部に搬送積載される前記シート状物の枚数を、積載部への搭載前に検出する枚数検出手段と、前記枚数検出手段によって検出されたシート状物の枚数変化に応じて、前記モータ電流設定値を切り替える電流値切り替え制御手段と、を備えていることを特徴とするシート状物の整合装置におけるパルスモータ駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2001−48407(P2001−48407A)
【公開日】平成13年2月20日(2001.2.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−224477
【出願日】平成11年8月6日(1999.8.6)
【出願人】(000006079)ミノルタ株式会社 (155)
【Fターム(参考)】