説明

スイッチユニット

【課題】構造を簡素化することができると共に小型化を図ったスイッチユニットを提供する。
【解決手段】検知対象物の第一の方向への移動及び当該第一の方向に直交する第二の方向への移動を検知するスイッチユニットであって、前記検知対象物の第一の方向への移動に連動して当該第一の方向へ移動する移動体(第一の移動体)21と、当該移動体21の前記第一の方向における位置を検出する固定接点端子(第一の検知部)24を有する固定端子台(第一の基板)23と、前記第一の方向に直交する第二の方向への前記検知対象物の移動に連動して当該第二の方向へ移動する移動体(第二の移動体)31と、前記移動体31の前記第二の方向における位置を検出する固定接点端子(第二の検知部)34を有する固定接点台(第二の基板)33とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、互いに直交する2つの方向への検知対象物の移動を検知するスイッチユニットが提供されている。 そして、上記スイッチユニットは、例えば車輌におけるシフトレバーの移動(または位置)の検出に用いられていた。
【0003】
車輌等において、シフトレバーは、例えば図17に示すように、第一〜第三のシフト経路L1〜L3を移動する。ここで、第一のシフト経路L1は、P,R,N,Dレンジ等を備えた自動変速モード(ATモード)で用いられ、Dレンジに第二のシフト経路L2が接続している。そして、第二のシフト経路L2は、第一のシフト経路L1に直交する方向に直線状に形成されて自動変速モードと手動変速モード(MTモード)との切替(モード切替)操作で用いられる。
【0004】
また、第三のシフト経路L3は、一端に+レンジ、第二のシフト経路L2との接続部にSレンジ、他端に−のレンジが設けられ、第二のシフト経路L2に対して略垂直となる方向へ直線状に形成されている。
【0005】
そして、シフトレバーが、第二のシフト経路L2において第一のシフト経路L1のDレンジから第三のシフト経路L3のSレンジへ移動されることで、ATモードからMTモードに切り替えられる。更に、シフトレバーを、第三のシフト経路L3において、Sレンジから+レンジへ移動(シフトアップ操作する)ことでシフトアップが行われる。また、シフトレバーを、Sレンジから−レンジへ移動させる(シフトダウン操作する)ことでシフトダウンが行われる。なお、シフトレバーは、シフトのアップダウン操作が行われた後、シフトレバーへの外力が解除されることで自動的にSレンジ(ニュートラル位置)に復帰する。
【0006】
そして、上記スイッチユニットは、図18に示すように、シフトレバーのSレンジとDレンジとの間の移動を検出する第一のスイッチSW1と、Sレンジから+レンジ、−レンジへの移動を検出する第二、第三のスイッチSW2、SW3とを備えている。
【0007】
つまり、上記スイッチユニットは、第一〜第三の3つのスイッチSW1〜SW3を備えている。ここで、3つのスイッチSW1〜SW3は、ケース101〜103に個別に収納されており、当該3つのケース101〜103がスイッチユニットのハウジングHに収納される。
【0008】
また、スイッチユニットのハウジングH内には、図19に示すように、端子部104が設けられている。そして、端子部104が有する各端子104aに、上記3つのスイッチSW1〜SW3からそれぞれ引き出される図示しないリード線が半田付け等により各々接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平9−196153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記従来例におけるスイッチユニットは、モード切替操作と、シフトアップ操作、シフトダウン操作の3つの操作それぞれに当該各操作を検出するスイッチSW1〜SW3が設けられている。そのため、部品点数が多く、スイッチユニットが大型化するといった問題があった。
【0011】
また、3つのスイッチSW1〜SW3は、それぞれ個別のケース101〜103に収納されて、当該各ケース101〜103をスイッチユニットのハウジングHに収納する。そのため、ハウジングHが更に大型化するといった問題があった。
【0012】
更に、各スイッチSW1〜SW3にリード線を各々接続し、更に、各リード線をハウジングHに設けられた端子部104の各端子104aに半田接続する必要があるため、部品点数が更に増加するといった問題もあった。
【0013】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造を簡素化することができると共に小型化を図ったスイッチユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記課題を解決するために本発明のスイッチユニットは、検知対象物の第一の方向への移動及び当該第一の方向に直交する第二の方向への移動を検知するスイッチユニットであって、前記検知対象物の第一の方向への移動に連動して当該第一の方向へ移動する第一の移動体と、前記第一の移動体の前記第一の方向における位置を検出する第一の検知部を有する第一の基板と、前記第一の方向に直交する第二の方向への前記検知対象物の移動に連動して当該第二の方向へ移動する第二の移動体と、前記第二の移動体の前記第二の方向における位置を検出する第二の検知部を有する第二の基板とを備えることを特徴とする
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備えることが好ましい。
【0015】
このスイッチユニットにおいて、前記第一、第二の移動体は、前記第一の基板の一面側に配設され、前記第一、第二の固定端子は、前記第一の基板の一面側に配設されることが好ましい。
【0016】
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部は、前記第一の方向に沿って並設される複数の第一の固定接点を有し、前記第一の移動体は、その位置に応じて前記第一の固定との接続状態が変化し、前記第二の検知部は、前記第二の方向に沿う平面内に並設される複数の第二の固定接点を有し、前記第二の移動体は、その位置に応じて前記第二の固定接点との接続状態が変化することが好ましい。
【0017】
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部は、前記第一の方向に沿って並設される3つの第一の固定接点を有し、前記第一の移動体は、その位置に応じて前記第一の固定接点との接続状態が変化し、前記第二の検知部は、前記第二の方向に沿う平面内に並設される2つの第二の固定接点を有し、前記第二の移動体は、その位置に応じて前記第二の固定接点との接続状態が変化することが好ましい。
【0018】
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備え、前記第一の固定端子と前記第一の固定接点とは、一体に成型され、前記第二の固定端子と前記第二の固定接点とは、一体に成型されることが好ましい。
【0019】
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部は、前記複数の第一の固定接点と、当該複数の第一の固定接点を一体に固定する第一の成型部材とから構成され、前記第二の検知部は、前記複数の第二の固定接点と、当該複数の第二の固定接点を一体に固定する第二の成型部材とから構成されることが好ましい。
【0020】
このスイッチユニットにおいて、前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備え、前記第一、第二の固定端子は、当該第一、第二の固定端子を互いに固定する第三の成型部材と一体に形成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0021】
本発明では、構造を簡素化することができると共に小型化を図ったスイッチユニットを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施形態におけるスイッチユニットの断面斜視図を示す。
【図2】同上におけるスイッチユニットが備える移動体の概略図を示す。
【図3】同上におけるスイッチユニットが備える移動体の概略図を示す。
【図4】同上におけるスイッチユニットが備える固定端子ブロックの概略図を示す。
【図5】同上におけるスイッチユニットが有する固定端子ブロックの斜視図を示す。
【図6】同上におけるスイッチユニットが有する固定端子ブロックの斜視図を示す。
【図7】同上におけるスイッチユニットが有するハウジングの正面図を示す。
【図8】同上におけるスイッチユニットが備えるハウジングの要部拡大図を示す。
【図9】同上におけるスイッチユニットの概略図を示す。
【図10】同上におけるスイッチユニットの要部断面図を示す。
【図11】同上におけるスイッチユニットの概略図を示す。
【図12】同上におけるスイッチユニットの後方斜視図を示す。
【図13】同上におけるスイッチユニットの要部拡大図を示す。
【図14】同上におけるスイッチユニットが備える移動体の後方斜視図を示す。
【図15】同上におけるスイッチユニットの要部拡大図を示す。
【図16】同上におけるスイッチユニットの要部斜視図を示す。
【図17】車輌等におけるシフトパターン図を示す。
【図18】従来例におけるスイッチユニットの斜視図を示す。
【図19】同上におけるスイッチユニットの概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
(実施形態)
本実施形態のスイッチユニットについて図1〜16を用いて説明を行う。なお、以下、図1における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向として説明を行う。
【0025】
本実施形態のスイッチユニットは、例えば車輌におけるシフトレバーの操作(移動)の検出に用いられていた。ここで、車輌等において、シフトレバーは、従来例において図17で示したように、第一〜第三のシフト経路L1〜L3を移動する。
【0026】
第一のシフト経路L1は、P,R,N,Dレンジ等を備えた自動変速モード(ATモード)で用いられ、Dレンジに第二のシフト経路L2が接続している。そして、第二のシフト経路L2は、第一のシフト経路L1に直交する方向に直線状に形成されて自動変速モードと手動変速モード(MTモード)との切替(モード切替)操作で用いられる。
【0027】
また、第三のシフト経路L3は、一端に+レンジ、第二のシフト経路L2との接続部にSレンジ、他端に−のレンジが設けられ、第二のシフト経路L2に対して略垂直となる方向へ直線状に形成されている。
【0028】
そして、シフトレバーが、第二のシフト経路L2において第一のシフト経路L1のDレンジから第三のシフト経路L3のSレンジへ移動されることで、ATモードからMTモードに切り替えられる。更に、シフトレバーを、第三のシフト経路L3において、Sレンジから+レンジへ移動(シフトアップ操作する)ことでシフトアップが行われる。また、シフトレバーを、Sレンジから−レンジへ移動させる(シフトダウン操作する)ことでシフトダウンが行われる。なお、以下、シフトアップ操作とシフトダウン操作との両方を示す場合には、シフト切替操作と称する。
【0029】
また、シフトレバーは、シフトのアップダウン操作が行われた後、シフトレバーへの外力が解除されることで自動的にSレンジ(ニュートラル位置)に復帰する。
【0030】
本実施形態のスイッチユニットは、互いに直交する2つのシフト経路(第二、第三のシフト経路L2,L3)を移動するシフトレバーの操作(移動)を検出するものである。
【0031】
以下、本実施形態のスイッチユニットの構成について説明する。
【0032】
本実施形態のスイッチユニットは、図1に示すように、移動体21、31と、固定端子ブロックBKと、上記各部品を収納するケース1とから構成される。ここで、移動体21は、第三のシフト経路L3におけるシフト切替操作に連動し、移動体31は、第二のシフト経路L2におけるモード切替操作に連動する。
【0033】
移動体21は、図2(a)〜(c)に示すように、ベース211と、ベース211内に配設されるコイルばねからなる復帰ばね212と、ベース211の下面から延設されて成る可動端子台213と、可動端子台213に固定される可動接触子22とを備える。なお、図2は、移動体21の後面図を示している。
【0034】
ベース211は、前面及び後面に左右方向に沿う溝部211a、211bが形成されて断面略H字状に形成されている。そして、ベース211の上面には、L字状の壁部211cが一対形成されており、当該一対の壁部211cは左右方向に所定の間隔を空けて対向している。
【0035】
また、ベース211の後面略中央には、略矩形状の凹部211dが形成されており当該凹部211d内に、伸縮方向を左右方向に向けて圧縮された状態で復帰ばね212が収納されている。
【0036】
可動端子台213は、左右方向に長い直方体状のベース部213aと、ベース部213aの左右方向略中央から上方へ向けて延設されてベース211の下面略中央に接続する接続片213bとからT字状に形成されている。そして、ベース部213aにおける前面略中央には、略円柱状のかしめ突部213aが突設されている。
【0037】
可動接触子22は、図4に示すように、帯板状の金属板の長手方向両端をそれぞれ略180度折曲することにより形成され、矩形板状のベース板22aと、ベース板22aの左右両端が各々折曲されてなる折曲片22bとから構成される。
【0038】
ベース板22aは、略中央に挿通孔22cが形成されており、当該挿通孔22cに可動端子台213のかしめ突部213aが挿通して熱かしめが施されることで、可動接触子22が可動端子台213に固定される。
【0039】
折曲片22bは、折曲により形成されたことで弾性を有し、先端側が左右方向に切りか欠かれることで切り欠き22eが形成され、先端に切り欠き部22eを挟んで並行する一対の接触片22fが形成される。そして、一対の接触片22fは、先端側が厚み方向に膨出して略三角形状に形成される膨出部22gが形成されて厚み方向における弾性が増している。ここで、可動接触子22は、熱かしめにより可動端子台23に固定されたベース板22aに対して、折曲片22fは略180度折曲されている。そのため、接触片22fにおける膨出部22gが、後述する固定接点部24aに当接する際、ベース板22aに対して可動端子台213側へ押し付ける方向の力が加わる。従って、可動接触子22には、可動端子台213におけるかしめ突部213aから引き抜かれる方向と逆向きの力が働き、可動接触子22が可動端子台23から脱落することを防止することができる。
【0040】
移動体31は、図3(a)、(b)に示すように、略直方体状の本体部311と、当該本体部の前面から突出する略直方体状の操作部312と、本体部311に固定される可動接触子32とから構成される。
【0041】
本体部311は、上面に略矩形状の凹部311aが形成されて当該凹部311a内に可動接触子32を収納する。また、本体部311は、左右各側面に前後方向に沿ってスライド溝311bが形成されている。更に、本体部311の後面略中央には、略円筒状の突部311cが形成されている。突部311cの先端部は、先端側から基端側へ向けて幅広となる傾斜部311dが形成されている。
【0042】
操作部312は、本体部311よりも厚みの薄い略直方体状に形成され、前端部にR加工が施されている。なお、操作部312は、本体部311と一体に成型される。
【0043】
可動接触子32は、矩形板状のベース板321と、ベース板321の一端側各側縁から一端方向へそれぞれ延設された後に180度折曲される一対の折曲片322とから略Y字状に形成され、折曲片322を後方へ向けた状態で凹部311a内に配設される。
【0044】
ベース板321は、図3(a)に示すように、前後方向に2つの挿通孔321aが形成されており、凹部311aの底面に突設される2つの略円柱状のかしめ突部311bが、2つの挿通孔321aを各々挿通して熱かしめされる。これにより、可動接触子32が、移動体31に固定される。
【0045】
折曲片322は、弾性を有した略コの字状に形成され、先端に延設方向に沿う切り欠き322bが形成されて当該切り欠き322bを挟んで並行する一対の接触片322cが形成されている。また、接触片322cの先端側には、厚み方向に膨出する膨出部322dが形成されている。ここで、可動接触子32は、熱かしめにより本体部311に固定されたベース板321に対して、折曲片322は略180度折曲されている。そのため、接触片322cにおける膨出部322dが、後述する固定接点部341aに当接する際、ベース板321に対して本体部311側へ押し付ける方向の力が加わる。従って、可動接触子32には、本体部311におけるかしめ突部311bから引き抜かれる方向と逆向きの力が働き、可動接触子32が本体部311から脱落することを防止することができる。
【0046】
固定端子ブロックBKは、図4(a)、(b)に示すように、上下方向に沿って配設される固定端子台23と、固定端子台23の下方に配設されて前後方向に沿って配設される固定端子台33と、固定端子台33と一体に設けられる端子保持体4とから構成される。つまり、固定端子台23と移動体21とから、シフト切替操作を検出するシフト検出スイッチ2が構成され、固定端子台33と移動体31とから、モード切替操作を検出するモード切替スイッチ3が構成されている。
【0047】
固定端子台23は、樹脂材料からなる矩形状に形成されて上下方向に沿って配設される成型板231と、当該成型板231と一体成型される金属材料からなる3つの固定接点端子24(24A〜24C)とから構成される。
【0048】
成型板231は、図4(b)に示すように、後面における略上半分に左右方向に3つの凹部231aが並設されており、下方の左右両端側には挿通孔231bがそれぞれ形成されている。
【0049】
固定接点端子24は、成型板231内に形成される固定接点板241と、固定接点板241と一体に形成されて成型板231の下面左側から外部に突出する固定端子242とから構成される。
【0050】
固定接点板241は、図5に示すように、成型板231の凹部231aの底面に載置される矩形板状の固定接点部241aと、固定接点部241aから延設されて成型板231内を通り固定端子242に接続する延設部241bとから構成される。なお、3つの固定接点端子24を図5において左側から順に固定接点端子24A,24B、24Cと称し、固定接点端子24A〜24Cを区別しない場合は、固定接点端子24と称する。
【0051】
固定端子242は、延設部241bの先端から下方へ延設されて成型板231外に突出する接続部25bと、接続部25bの先端から後方へ向けて延設される端子部25aとから略L字状に形成される。ここで、3つの固定接点端子24に接続する3つの固定端子242は左右方向に並設される。
【0052】
固定端子台33は、固定端子台23の形成方向(上下方向)に対して略垂直(前後方向)に形成されて、固定端子台23における下方の後方側に配設される略矩形板状の成型板331と、成型板331の下面に形成される一対の固定接点端子34とから構成される。
【0053】
成型板331は、樹脂材料から略矩形板状に形成される。
【0054】
固定接点端子34は、金属材料から形成され、成型板331の下面上に設けられる固定接点板341と、固定接点板341と一体に形成されて成型板341の左側面から外部に突出する固定端子342とから構成される。
【0055】
固定接点板341は、略矩形平板状に形成されて成型板331の下面に左右方向に並設される固定接点部341aと、固定接点部341aから左方向へ延設されて固定端子342に接続する延設部341bとから構成される。
【0056】
固定端子342は、延設部341bの先端から左方向へ延設されて成型板331外に突出する接続部35bと、接続部35bの先端から後方へ向けて延設される端子部35aとから略L字状に形成される。ここで、2つの固定接点端子34に接続する2つの固定端子342は、接続部35bが前後方向に並設されて、端子部35aが前記端子部25aに隣接して左右方向に並設される。
【0057】
端子保持体4は,図4(a)に示すように、成型板331の左側端から左方向へ延設されて固定端子台33と共に固定端子台23の下方に並んで配設され、略矩形板状に形成されている。そして、端子保持体4は、図4(b)に示すように、その後面の上側半分の厚みが下側半分よりも厚く形成されて端子保持部41が設けられている。そして、端子保持部41は、固定端子242、342における端子部25a、35aが前後方向に通った状態で一体に形成される。つまり、端子保持体4と、固定端子台23、33とは、同時成型により一体に形成されている。即ち、固定端子ブロックBKは、同時成型により一体に形成されている。
【0058】
また、端子保持体4は、下端から上方へ向かう切り欠き部4aが左右方向に2つ所定の間隔を空けて形成されている。そして、一対の切り欠き部4aは、その先端が半円状に形成され、後述する一対の位置決め突部11hが嵌まり込む。
【0059】
ケース1は、図6に示すように、前面が開口した略矩形箱型のケース本体11と、当該ケース本体11の開口に覆設されるケースカバー12とから構成される。
【0060】
ケース本体11は、図7、8に示すように、当該ケース本体11の後面11aより立設されてケース本体11の左右各側壁111,112間を結ぶ隔壁11bが形成されている。そして、ケース本体11は、隔壁11bによってその内部空間が上下に二分されて略矩形状の収納空間11A(上側)と略矩形状の収納空間11B(下側)とが形成されている。
【0061】
収納空間11Aは、ケース本体11の後面11aから一対のガイド突部11eが左右方向に並設されている。ここで、ガイド突部11eは、左右方向に沿って直方体状に形成されて左右方向に所定の間隔を空けて設けられている。
【0062】
そして、図9、10に示すように、収納部11Aには、移動体21が収納され、当該移動体21における溝部211b内に一対のガイド突部11eが挿し込まれて、復帰ばね212の左右両端が一対のガイド突部11eに当接する。これにより、移動体21は、収納空間11A内において、ガイド突部11eに沿って左右方向へ移動自在に設けられる。
【0063】
また、図8、9に示すように、移動体21における可動端子台213は、隔壁11bの略中央に形成される矩形状の切り欠き11fを挿通して収納部11B内に突出する。
【0064】
収納空間11Bは、図7、9に示すように、ケース本体11の後面11aから略円柱状の一対の位置決め突部11gが左右方向に並設されており、左側の位置決め突部11gの下方には、略円柱状の一対の位置決め突部11hが左右方向に並設されている。
【0065】
そして、収納空間11Bには、図11に示すように、固定端子ブロックBKが収納され、当該固定端子ブロックBKにおける固定端子台23の一対の挿通孔231bに一対の位置決め突部11gが挿通して固定端子台23の位置決めがなされる。更に、端子保持体4の一対の切り欠き部4aには、一対の位置決め突部11hが嵌まり込んで端子保持体4の位置決め固定がなされる。つまり、ケース本体11内において、端子保持体4と固定端子台33とが左右方向に並設され、端子保持体4と固定端子台23とは上下方向に並設されている。
【0066】
また、収納空間11Bに収納された固定端子台23は、固定接点板24が露出する後面が、移動体21における可動接触子22と対向する。ここで、可動接触子22が有する一対の折曲片22bは、その先端に形成された一対の接触片22fの膨出部22gが、固定接点端子24Bにおける固定接点部241aに当接する。
【0067】
また、ケース本体11の後面には、図12に示すように、前後方向において端子保持体4と対向する箇所に略矩形状の凹部115が形成されており、当該凹部115の底面115aには矩形状の挿通孔115bが形成されている。そして、端子保持体4に保持された固定端子242,342における端子部25a、35aが、挿通孔115bを挿通して凹部115内に突出する。つまり、凹部115及び当該凹部115内に突出する固定端子242,342から、コネクタソケットCが形成されており、当該コネクタソケットCには、図示しないECU等の制御部から延出する信号線のプラグソケットが挿入接続される。なお、制御部は、後述のように、信号線を介して一対の固定接点端子34間の導通を検知すると制御モードをATモードからMTモードに切り替える。また、制御部は、MTモードにおいて、固定接点端子24A,24B間の導通を検知するとシフトアップの制御を行い、固定接点端子24B,24C間の導通を検知するとシフトダウンの制御を行う。
【0068】
また、図13(a)に示すように、収納空間11Bにおいて、ケース本体11の下面からは、上方へ向けて突出する壁部11dが形成されている。そして、壁部11dとケース本体11の右側面112とからは、互いに左右方向において対向するガイドリブ11jが立設される。ガイドリブ11jは、前後方向に沿って直方体状に形成されている。
【0069】
また、一対のガイドリブ11j間におけるケース本体11の後面11aからは、略円柱状の突部11kが立設されている。
【0070】
そして、突部11kには、図13(b)に示すように、コイルスプリングからなる復帰ばね36の一端が嵌め込まれ、その後に、図14に示すように、復帰ばね36の他端側内径部に、移動体31における突部311c挿し込まれる。続いて、図15に示すように、移動体31が、一対のガイドリブ11j間に挿し込まれて、移動体31の左右各側面に形成されたスライド溝311bに一対のガイドリブ11jが挿し込まれる。これにより、移動体31は、一対のガイドリブ11jに沿って前後方向に移動自在に支持される。
【0071】
また、図8に示すように、ケース本体11の上端からは、スイッチユニットを図示しない取り付け部に取り付けるための取り付け固定部116が突設されている。取り付け固定部116は、下方から上方へ向かうに従って後方側へ幅広となる略三角柱状に形成され、略矩形状の係合孔116aが前後方向に形成されている。そして、図示しない取り付け部に形成される係合爪が、係合孔116aに係合することで、スイッチユニットが取り付け部にワンタッチで容易に取り付けられる。
【0072】
ケースカバー12は、図6に示すように、天板121と、天板121における上方の左右各側縁から天板121に対して垂直に延設される一対の係合爪122と、係合爪121の下方において天板121に対して垂直に延設される一対の係合爪123とを備える。
【0073】
天板121は、略矩形平板状に形成されてケース本体11の開口に覆設され、移動体31の操作部312に対応する箇所には挿通孔121aが形成されて当該挿通孔121aから操作部312を外部に突出させている。
【0074】
また、天板121は、上端に矩形状の切り欠き部121bが形成されており、天板121がケース本体11に覆設された際、当該切り欠き部121bを介して移動体21における一対の壁部211cが外部に露出する。
【0075】
更に、天板121の後面において、ケース本体11におけるガイド突部11eと対向する箇所には、図10に示すように、左右方向に長い略直方体状のガイド突部121cが形成されている。そして、ガイド突部121cは、移動体21の前面側の溝部211aに挿し込まれて、当該移動体21の後面側の溝部211bに挿し込まれるガイド突部11eと共に当該移動体21の左右方向への移動をガイドする。これにより、移動体21は、左右方向へスムーズに移動することができ、移動体21(シフト検出スイッチ2)の操作性が向上する。
【0076】
係合爪122、123は、図12に示すように、略矩形板状に形成され、先端部が内側へ向けて折曲されて係合片122a、123aが形成されている。
【0077】
そして、ケース本体11の左右各側壁111、112には、前後方向に沿ってガイド溝113が各々形成されており、当該ガイド溝113の下方には、前後方向に沿って形成されるガイド溝114が形成されている。ガイド溝113,114には、その前方側に左右方向に突出する係合突部113b、114bが形成されている。
【0078】
そして、天板121がケース本体11に覆設される際、係合爪122,123は、ガイド溝113,114内に挿し入れられ、係合爪122,123における係合片122a、123aが、係合突部113b、114bに各々係合する。これにより、ケース本体11に対してケースカバー12がスムーズに組み付け固定される。
【0079】
次に、上記構成を有する本実施形態のスイッチユニットの動作について説明を行う。
【0080】
まず始めに、シフトレバーが、第二のシフト経路L2においてATモード側に位置する場合、スイッチユニットにおけるシフト検出スイッチ2及びモード切替スイッチ3は、開状態となっている。つまり、3つの固定端子242間及び2つの固定端子242間は、非導通状態となっている。
【0081】
次に、シフトレバーが、第二のシフト経路L2を移動して第一のシフト経路L1のDレンジから、第三のシフト経路L3のSレンジへ移動されると、当該移動に伴い移動体31における操作部312がシフトレバーに直接、または、間接的に押圧される。そして、操作部312が押圧されると、移動体31は復帰ばね36を押し縮めつつ後方へ移動して固定端子台33に対向する。続いて、移動体31が有する可動接触子32の膨出部322dが、固定端子台33が有する固定接点板34に接触する。ここで、可動接触子32の折曲片322は、その先端が2つの接触片322cからなる二股形状となっていることから、固定接点板34に当接する際の接触信頼性が高められている。更に、接触片322は、固定接点板34と当接する箇所に膨出部322dが形成されることから、弾性が高められて接触時の接触信頼性がより向上している。
【0082】
そして、可動接触子32を介して一対の固定接点端子34間が導通することで、当該固定接点端子34間の導通をECUが検出し、当該ECUがATモードからMTモードへの切替制御を行う。
【0083】
また、ATモードからMTモードへ切替られた際、シフトレバーの移動に連動する図示しない操作部材が、移動体21の一対の壁部211c間に嵌まり込み、シフトレバーが第三のシフト経路L3のSレンジで保持される。
【0084】
操作部材は、シフトレバーが第三のシフト経路L3を移動してアップダウン操作が行われる際、シフトレバーに連動して壁部211cを押圧し、復帰ばね212の付勢力に抗って移動体21を左右方向へ移動させる。具体的に説明すると、シフトレバーが、第三のシフト経路L3において、Sレンジから+レンジへ移動操作(シフトアップ操作)された際には、操作部材が壁部211cを左方向へ押圧して移動体21が左方向へ移動する。その際、移動体21の移動に伴って当該移動体21の可動端子台213に固定された可動接触子22が、左方向へ移動し、可動接触子22における一対の折曲片22bが、固定端子台23の後面上を左方向へ摺動する。そして、一方(左側)の折曲片22bにおける膨出部22gが固定接点端子24Aに当接しする。これにより、他方(右側)の折曲片22bの膨出部22gが当接する固定接点端子24Bと、固定接点端子24Aとが導通し、ECUが固定接点端子24A,24B間の導通を検出してシフトアップの制御を行う。
【0085】
その後、シフトレバーへの押圧力が解除されると、移動体211は復帰ばね212の復元力によって右方向へ押し戻され、第三のシフト経路の略中央(ニュートラル位置)に自動的に復帰する。
ここで、可動接触子22の折曲片22bは、その先端が2つの接触片22fからなる二股形状となっていることから、固定接点板24に際の接触信頼性が高められている。更に、接触片22fは、固定接点板24に当接する箇所に膨出部22gが形成されることから、弾性が高められて接触時の接触信頼性がより向上している。
【0086】
また、シフトレバーが、シフトレバーが、第三のシフト経路L3において、Sレンジから−レンジへ移動操作(シフトダウン操作)された際には、上記アップ操作の場合とは逆に、操作部材が壁部211cを右方向へ押圧して移動体21が右方向へ移動する。その際、移動体21の移動に伴って当該移動体21の可動端子台213に固定された可動接触子22が、右方向へ移動し、可動接触子22における一対の折曲片22bが、固定端子台23の後面上を右方向へ摺動する。そして、一方(右側)の折曲片22bにおける膨出部22gが固定接点端子24Cに当接する。これにより、他方(左側)の折曲片22bの膨出部22gが当接する固定接点端子24Bと、固定接点端子24Cとが導通し、ECUが、固定接点端子24B,24C間の導通を検出してシフトダウンの制御を行う。
【0087】
また、シフトレバーが、MTモード側からATモード側へ移動された際には、操作部312に対する押圧力が解除されて、移動体31は復帰ばね36の復元力によって前方へ押圧されて折曲片322が固定接点板34から離間する。これにより、固定端子342間が非導通状態となり、当該非導通状態を検出したECUが、MTモードからATモードへ制御モードを切り替える。
【0088】
上記本実施形態のスイッチユニットは、シフトアップ操作及びシフトダウン操作を1つのスイッチ(シフト検出スイッチ2)で検出し、ATモードとMTモードとのモード切替操作を1つのスイッチ(モード切替スイッチ3)で検出する。すなわち、2つのスイッチで3つの操作を検出することができる。従って、本実施形態のスイッチユニットは、3つの操作に対して3つのスイッチを備える従来例のスイッチユニットに比べて、部品点数を削減することができると共に、構造を簡素化することができる。これにより、スイッチユニットの小型化を図ることができる。
【0089】
また、本実施形態のスイッチユニットでは、シフト検出スイッチ2及びモード切替スイッチ3が、個別にケースに収納されることなくスイッチユニットのハウジング1内に直接組みつけられる。従って、スイッチ毎にケースを設ける必要がなく、スイッチユニットの部品点数をより削減することができ、更には、スイッチユニットの更なる小型を図ることができる。
【0090】
更に、本実施形態のスイッチユニットでは、各スイッチ2、3の出力端子(固定端子242,342)がL字状に形成されている。これにより、各出力端子の先端部(端子部242a、342a)がケース本体11の凹部115内で同一方向に並設されて凹部115と共にソケットコネクタCを構成している。そのため、図19で示した従来例のスイッチユニットのように、ハウジングH内に端子台104を設けたり、端子台104aと各スイッチSW1〜SW3との間に信号線を設けて当該信号線を端子台104と各スイッチSW1〜SW3に半田接続する必要がない。従って、本実施形態のスイッチユニットは、信号線等の部品が必要なくなって部品点数を削減でき、且つ、半田接続等の作業が必要なくなって製造工数を低減することができる。
【0091】
また、本実施形態のスイッチユニットは、ECU等の制御部から引き出される信号線のプラグコネクタをソケットコネクタCに接続するだけで、ECUと各スイッチとの接続を容易に行うことができる。つまり、本実施形態のスイッチユニットは、スイッチユニットとECUとの接続をコネクタ接続により容易で行うことができる。
【0092】
また、本実施形態のスイッチユニットでは、図16に示すように、上下方向に沿って配設された固定端子台23の下端部に沿って固定端子台33及び端子保持体4が左右に並設されている。そして、固定端子台33は、上下方向に沿って設けられた固定端子台23の後方側に前後方向に沿って設けられ、端子保持体4は固定端子台23に沿って(上下方向に沿って)設けられている。また、固定端子台23の後面に対向して移動体21が設けられることから、端子保持体4の後方には、上下方向において移動体21と隣接すると共に左右方向において固定端子台33に隣接する空間Eが形成される。そして、当該空間Eに各固定端子242、342が同一方向(前後方向)に延設してソケットコネクタCが形成される。つまり、本実施形態のスイッチユニットでは、ソケットコネクタCを空間Eに形成することで前後方向における厚みが抑えられて小型化を図ることができる。
【符号の説明】
【0093】
1 ハウジング
2 シフト切替スイッチ
3 モード切替スイッチ
4 端子保持体(第三の成型部材)
21 移動体(第一の移動体)
23 固定端子台(第一の基板)
24 固定接点端子(第一の検知部)
24a 固定接点部(第一の固定接点)
31 移動体(第二の移動体)
33 固定接点台(第二の基板)
34 固定接点端子(第二の検知部)
231 成型板(第一の成型部材)
242 固定端子(第一の固定端子)
331 成型板(第二の成型部材)
341a 固定接点部(第二の固定接点)
342 固定端子(第二の固定端子)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検知対象物の第一の方向への移動及び当該第一の方向に直交する第二の方向への移動を検知するスイッチユニットであって、
前記検知対象物の第一の方向への移動に連動して当該第一の方向へ移動する第一の移動体と、
前記第一の移動体の前記第一の方向における位置を検出する第一の検知部を有する第一の基板と、
前記第一の方向に直交する第二の方向への前記検知対象物の移動に連動して当該第二の方向へ移動する第二の移動体と、
前記第二の移動体の前記第二の方向における位置を検出する第二の検知部を有する第二の基板とを備えることを特徴とするスイッチユニット。
【請求項2】
前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、
前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備えることを特徴とする請求項1記載のスイッチユニット。
【請求項3】
前記第一、第二の移動体は、前記第一の基板の一面側に配設され、
前記第一、第二の固定端子は、前記第一の基板の一面側に配設されることを特徴とする請求項2記載のスイッチユニット。
【請求項4】
前記第一の検知部は、前記第一の方向に沿って並設される複数の第一の固定接点を有し、
前記第一の移動体は、その位置に応じて前記第一の固定接点との接続状態が変化し、
前記第二の検知部は、前記第二の方向に沿う平面内に並設される複数の第二の固定接点を有し、
前記第二の移動体は、その位置に応じて前記第二の固定接点との接続状態が変化することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のスイッチユニット。
【請求項5】
前記第一の検知部は、前記第一の方向に沿って並設される3つの第一の固定接点を有し、
前記第一の移動体は、その位置に応じて前記第一の固定接点との接続状態が変化し、
前記第二の検知部は、前記第二の方向に沿う平面内に並設される2つの第二の固定接点を有し、
前記第二の移動体は、その位置に応じて前記第二の固定接点との接続状態が変化することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のスイッチユニット。
【請求項6】
前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備え、前記第一の固定端子と前記第一の固定接点とは、一体に成型され、前記第二の固定端子と前記第二の固定接点とは、一体に成型されることを特徴とする請求項4または5記載のスイッチユニット。
【請求項7】
前記第一の検知部は、前記複数の第一の固定接点と、当該複数の第一の固定接点を一体に固定する第一の成型部材とから構成され、
前記第二の検知部は、前記複数の第二の固定接点と、当該複数の第二の固定接点を一体に固定する第二の成型部材とから構成されることを特徴とする請求項4乃至6いずれか記載のスイッチユニット。
【請求項8】
前記第一の検知部に接続されて前記第二の方向へ延設され、前記第一の移動体の位置に対応する信号を出力する第一の固定端子と、前記第二の検知部に接続されて前記第一の固定端子に並設され、前記第二の移動体の位置に対応する信号を出力する第二の固定端子とを備え、
前記第一、第二の固定端子は、当該第一、第二の固定端子を互いに固定する第三の成型部材と一体に形成されることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載のスイッチユニット。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−59603(P2012−59603A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−202934(P2010−202934)
【出願日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】