説明

ステッピングモータ

【課題】ステッピングモータを使用するシステムの他部品と干渉することなくモータ回転の過渡応答における振動を抑制することが可能な防振機構を備えたステッピングモータを提供する。
【解決手段】モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構18Aを備えたステッピングモータ1であって、防振機構18AがモータケースC内部のモータ軸2に取り付けられている。具体的には、外ケース3内の上下一対のホルダー7A、7B間のデッドスペースを利用して補助磁石用ホルダー7C、7D,7Eを追加してロータRの慣性量を大きくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステッピングモータに関するもので、詳述すると、モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ステッピングモータは連続的で、且つ、ステップ状の動きをしながら回転するものであり、そのステップ状の動きの一つを見たものが1ステップ応答である。そして、停止状態のステッピングモータに1パルスを入力すると、次のステップ角に向かって加速し、加速したステッピングモータはステップ角度を通過し、ある角度をオーバーシュートした後、逆方向にアンダーシュートし引き戻される。このようにオーバーシュートとアンダーシュートを繰り返し、減衰振動した後、所定のステップ角位置で停止する。
【0003】
このオーバーシュートとアンダーシュートを繰り返しながら振動が減衰するまでのセットリングタイムを長くし、供給する周波数によりオーバーシュートとアンダーシュート回数を減らせば振動を減らすことができ、高周波になればなるほど振動は減衰しやくなる。
【0004】
しかし、必要トルクや電流などの制約があり、入力周波数に限りがある場合、周波数をコントロールすることでは振動を減衰することができなかった。
【0005】
そこで、従来は、例えば、振動を減らすためにロータの径を大きくし、トルクや保持トルクを減らして振動を減衰させるようにしていた。しかしながら、そのようにして振動を減らすようにしたものはステッピングモータ、又はそれを使用するシステム(ステッピングモータから回転を伝達される被伝達機構や被伝達装置を含む。)にとって性能を満足することが困難になる欠点があった。
【0006】
また、モータ性能を維持した上で振動を減らすために、弾性体部及び慣性体部よりなるステッピングモータ用ダンパ部材をモータ軸に取り付けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−327221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した従来のものでは、ダンパ部材がステッピングモータのモータ軸に外付けされているため、ステッピングモータをシステム内に配置する際にシステムの他部品と干渉しやすくなり、使い勝手が悪くなる問題があった。
【0009】
そこで本発明は、ステッピングモータを使用するシステムの他部品と干渉することなく、モータ回転の過渡応答における振動を抑制することが可能な防振機構を備えたステッピングモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
このため第1の発明は、モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構として、モータケース内部のモータ軸に取り付けられた一対の磁石用ホルダーの間において、前記モータ軸にロータの慣性量を増大させるための補助磁石用ホルダーを取り付けたことを特徴とする。
【0011】
第2の発明は、モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構として、モータケース内部の一方の軸受の近傍位置におけるモータ軸に、ロータの慣性量を増大させるための回転体を取り付けたことを特徴とする。
【0012】
第3の発明は、モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構がモータケース外部のモータ軸に取り付けられてこのモータ軸の回転を外部に伝達する回転伝達機構と一体に設けられていることを特徴とする。
【0013】
第4の発明は、第3の発明において、前記回転伝達機構が、歯車であることを特徴する。
【0014】
第5の発明は、第3の発明において、前記回転伝達機構が、プーリーであることを特徴する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、モータケースの内部空間を利用して防振機構を設けたり、モータケース外部の減速歯車やプーリー等の回転伝達機構と防振機構を一体化して設けることによって、ロ―タの慣性量を増やして共振周波数をずらし、実際に使用する周波数帯での振動が減少することができるので、モータ性能を維持しつつ、ステッピングモータをシステム内に配置する際にシステムの他部品と干渉することなくモータ回転の過渡応答における振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すステッピングモータの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すステッピングモータの断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すステッピングモータの断面図である。
【図4】本発明の第4の実施形態を示すステッピングモータの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係るステッピングモータ1の第1の実施形態について、図1に基づいて説明する。2は出力軸となるステンレス製のモータ軸、3は下部が開口したコップ状の外ケースであり、鉄系の金属で作られている。この外ケース3の下部開口部にはステータであるブラケット4が圧入により嵌合されて固定されており、外ケース3とブラケット4とでモータケースCが構成されている。
【0018】
5は上部軸受であり、外ケース3の上面開口に圧入により嵌合されている。この上部軸受5は銅や鉄の粉末を焼結して作られており、粉末間の気孔部(ポーラス)にオイルを含浸させることにより挿通された前記モータ軸2の上部を支持し、このモータ軸2が円滑に回転できるように支持している。6は下部軸受であり、前記ブラケット4の中間部位に形成された窪みである軸受収納部4Aに上方から圧入により嵌合されている。この下部軸受6は銅や鉄の粉末を焼結して作られており、粉末間の気孔部(ポーラス)にオイルを含浸させることにより挿通された前記モータ軸2の下部を支持し、モータ軸2が円滑に回転できるように支持している。
【0019】
7A及び7Bは中間部に嵌入された前記モータ軸2に取り付け固定された上下一対の磁石用ホルダーであり、このホルダー7A、7Bは円盤状を呈している。7C、7D及び7Eは前記モータケースC内の前記ホルダー7A、7B間の空き空間を利用して、中間部に嵌入された前記モータ軸2に取り付け固定されたロータの慣性量を増大させる防振機構18Aとしての補助磁石用ホルダーであり、この補助磁石用ホルダー7C、7D、7Eは円盤状を呈している。前記ホルダー7A、7Bと補助磁石用ホルダー7C、7D、7Eはアルミや鉄などの金属製材料で作成されているが、高比重材の合成樹脂材料で形成しても良い。
【0020】
8は前記ホルダー7A、7B及び補助磁石用ホルダー7C、7D、7Eの外周に接着により固定された中空円筒状の磁石であり、この磁石8はNd−Fe−B配合の樹脂コンパウンドで成形されたものや、フェライト磁石が使用されている。また、鉄系で錆びやすいため、表面は合成樹脂やメッキでコーティングされている。そして、前記モータ軸2と、ホルダー7A、7B及び補助磁石用ホルダー7C、7D、7Eと、磁石8とでロータRを構成し、回転する。
【0021】
9は後述するスプリングワッシャー10とホルダー7Aとの間において、前記ホルダー7Aの上位置のモータ軸2にこのモータ軸2が回転可能に嵌合された円盤状のスラストワッシャーで、このスラストワッシャー9は耐摩耗性があり、摺動性に優れた合成樹脂材料で作られており、ロータR(モータ軸2)をスムーズに回転させるとともに、金属同士の接触による音の発生、発熱、摩耗などを抑えるためのものである。また、厚みの調整によりスラスト量を調整できるようにしている。
【0022】
10はスラストワッシャー9と上部軸受5との間においてモータ軸2が回転可能に嵌め込まれて、且つ、その周縁部が外ケース3に保持された付勢体としてのスプリングワッシャーである。スプリングワッシャー10は下方に盛り上がった円盤状で、バネ力を付与するように薄いステンレスで作られており、スラストワッシャー9をホルダー7Aに押圧付勢してロ―タRの回転を安定させる。
【0023】
11はブラケット4の軸受収納部4A内に配設される円盤状の当て板で、下部軸受6とブラケット4の軸受収納部4Aとの間に挟持され、モータ軸2の下端が当接する円盤状の当て板である。この当て板11は厚みが0.1mm〜0.5mmと薄く、モータ軸2の下端がスプリングワッシャー10によってテンションをかけられるため、摺動性に優れた合成樹脂材料で作られている。
【0024】
12は外ケース3内部のロ―タR外周に配置されたヨークであり、ヨーク12は絶縁性の合成樹脂材料で成形され、内径側端部に複数の歯形部12Aを直角に所定間隔を存して形成したものを上下一対のものを組み合わせ、これを2段重ねて使用している。この場合、上下一対のものは上のものの歯形部12Aと下のものの歯形部12Aとが噛み合うように組み合わせて使用する。歯数は上下一対のものを合わせて16枚〜48枚であり、1パルス当たり進む角度がこの歯数により決まるため、16枚であれば1パルス当たり22.5°、48枚であれば1パルス当たり7.5°回転する。
【0025】
13は前記ヨーク12と同様に絶縁性の合成樹脂材料で成形され、ヨーク12を固定するボビン、14はこのボビン13に捲線されたマグネットワイヤよりなる多極のコイルであり、マグネットワイヤは通常、ウレタンやポリアミド樹脂に被覆された銅線である。前記ボビン13はコイル14とヨーク12とを電気的に絶縁する。
【0026】
ユニポーラ駆動の場合、コモン線がプラス、又はマイナスに固定供給され、その他の端末部を切替えてコイル14に電流を流す。バイポーラ駆動の場合、端末間を常にスイッチングして電流方向を切替える。そして、コイル14に周期的に電流を流すと、ヨーク12に磁界がS極−N極と交互に発生し、コイル14に流れる電流を切替えることにより、磁石8の吸引、反発力によって回転する力が発生し、生じた回転力をホルダー7A、7B、7C、7D、7E、モータ軸2を介してモータがトルクとして力を発生する。
【0027】
15はボビン13に挿入固定された端子で、前記マグネットワイヤをボビン13に捲線する際にこの一方の端子15にからげて固定し、捲線が終了した際も他方の端子にからげて固定する。そして、捲線が終了した後、半田づけによって各端子15とマグネットワイヤとを電気的に接続する。端子15は角柱のものでも、円柱形状でも良い。また、鉄、または真鍮製が一般的であり、表面は半田づけしやすいように錫や金にてメッキされている。
【0028】
16は外部からの給電用に使用され、前記端子15に半田づけされるコネクタ端子である。コネクタ端子16は鉄や真鍮製で、半田性や耐腐食性のために錫や、金や、半田にてメッキされている。17は端子15とコネクタ端子16とをつなぐためにコネクタ端子16の位置決めを行う役割を担う端子カバーである。この端子カバー17は合成樹脂の成形品で、端子15の半田づけのために比較的に耐熱性の高い合成樹脂材料が使用されている。また、端子15を通すための穴が設けられ、外ケース3の側面開口部に嵌合されている。
【0029】
上述した実施態様のステッピングモータ1では、外ケース3内の上下一対のホルダー7A、7B間のデッドスペースを利用して補助磁石用ホルダー7C、7D,7Eを追加したので、ロータRの慣性量を大きくし、補助磁石用ホルダー7C、7D,7Eを防振機構18Aとして使用することができる。
【0030】
背景技術で説明したように、高周波になればなるほど振動が減衰しやすいことを受け、補助磁石用ホルダー7C、7D,7Eによって振動共振点をずらすようにする。すなわち、共振周波数fは数式1(数1)で求められる(ここで、Pは磁極数、MHは保持トルク、JRはロータの慣性量である。)。
【0031】
【数1】


ステッピングモータ1の振動を減らすには保持トルクMHを減らす、磁石磁極数Pを減らす、ロータの慣性量JRを増やすという三つの手段がある。
【0032】
しかし、保持トルクMHや磁極数Pは制約がある場合が多く、本発明ではロータRの慣性量JRを増やして解決するものである。補助磁石用ホルダー7C、7D,7Eを追加してロータの慣性量JRを増大させると、次の理由で振動を減衰させることができる。ステッピングモータ1では1パルス入力すると、ヨーク12の歯数で決められた角度分進行する。その進行時にロータRの慣性で規定の角度を通り越し、オーバーシュートとなるが、逆にオーバーシュート分を取り戻そうとしてアンダーシュートとなり、このオーバーシュートとアンダーシュートを繰り返して正規の位置に止まる。慣性量が少ないとこのオーバーシュートとアンダーシュートが短い時間で多く行われて振動が大きくなるが、ロータRの慣性量JRを増大させ、振動共振点をずらしてやると繰り返しの周期が大きくなり、振動が抑制される。
【0033】
図2は本発明の第2の実施形態を示すものであり、第1の実施形態である図1に示すものと共通する部分には同一符号を付してあり、説明は省略する。図2では、モータケースC内部のロータR(下方のホルダー7B)と下部軸受6との間において、この下部軸受6の近傍位置のモータ軸2に防振機構18Bを取り付けている。
【0034】
この防振機構18Bは前記ホルダー7Bの下方位置の前記モータ軸2の下部に圧入固定されるフランジ19Aと下向きの皿状部19Bとを有する回転体19と、この回転体19の皿状部19Bの外端部(例えば、前記モータ軸2より最も遠い位置)に接着又はカシメ固定されたリング状(環状)の錘20とから成る。回転体19は鉄、真鍮の他に合成樹脂製とし、錘20はロータRの慣性量JRを増大させるために、鉄、真鍮の他に高比重の合成樹脂製とする。
【0035】
この第2の実施態様のものでも、図1に示す第1の実施形態と同様に、防振機構18BがモータケースCの内部空間に収容されているので、ステッピングモータ1が配置されるシステムの他の部品の干渉や制約を受けることなく、ロータRの慣性量JRを増大させ、振動共振点をずらして振動を抑制することができる。
【0036】
なお、前記システムは、ステッピングモータ1から回転を伝達される被伝達機構や被伝達装置を含み、このステッピングモータ1を使用する、例えばギアボックス等が該当します。そして、例えばこのステッピングモータ1に歯車を取り付けて、これをギアボックス内に配置する場合に、システムの構成部品(他の歯車含む)と干渉することなく、ロータRの慣性量JRを増大させ、振動共振点をずらして振動を抑制することができる。以下の実施形態も、同様である。
【0037】
図3は本発明の第3の実施形態を示すものであり、第1の実施形態である図1に示すものと共通する部分には同一符号を付してあり、説明は省略する。図3では、モータケースC外部のモータ軸2にこのモータ軸2の回転をこのステッピングモータ外部に伝達する回転伝達機構としての歯車である減速歯車21が取り付け固定され、減速歯車21には減速歯車部21AとロータRの慣性量JRを増大させる防振機構としての円盤部21Bが一体に設けられている。
【0038】
前記減速歯車21は金属か合成樹脂製であり、合成樹脂製の場合にはモータ軸2への圧入強度を保つために減速歯車部21Aに金属リング22を内嵌めしてあるが、減速歯車21が金属製の場合には、前記金属リング22は不要である。
【0039】
この第3の実施態様では、減速歯車21に防振機構としての円盤部21Bが一体に設けられているので、減速歯車21の外周のデッドスペースを利用してステッピングモータ1が配置されるシステムの他の部品の干渉や制約を受けることがないようにしつつ、ロータRの慣性量JRを増大させ、振動共振点をずらして振動を抑制することができる。
【0040】
図4は本発明の第4の実施形態を示すものであり、第1の実施形態である図1に示すものと共通する部分には同一符号を付してあり、説明は省略する。図4では、モータケースC外部のモータ軸2に外部にこのモータ軸2の回転を伝達する回転伝達機構としてのプーリー23が取り付け固定され、プーリー23にはプーリー部23AとロータRの慣性量JRを増大させる防振機構としての円盤部23Bが一体に設けられている。
【0041】
前記プーリー23は金属か合成樹脂製であり、合成樹脂製の場合にはモータ軸2への圧入強度を保つためにプーリー部23Aに金属リング24を内嵌めしてあるが、プーリー23が金属製の場合には金属リング24は不要である。
【0042】
この第4の実施態様では、プーリー23に防振機構としての円盤部23Bが一体に設けられているので、プーリー23の外周のデッドスペースを利用してステッピングモータ1が配置されるシステムの他の部品の干渉や制約を受けることがないようにしつつ、ロータRの慣性量JRを増大させ、振動共振点をずらして振動を抑制することができる。
【0043】
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【符号の説明】
【0044】
1 ステッピングモータ
2 モータ軸
7A、7B 磁石用ホルダー
7C〜7E 補助磁石用ホルダー(防振機構)
18A、B 防振機構
21 減速歯車(回転伝達機構)
21b 円盤部(防振機構)
23 プーリー(回転伝達機構)
23b 円盤部(防振機構)
C モータケース
R ロータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構として、モータケース内部のモータ軸に取り付けられた一対の磁石用ホルダーの間において、前記モータ軸にロータの慣性量を増大させるための補助磁石用ホルダーを取り付けたことを特徴とするステッピングモータ。
【請求項2】
モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構として、モータケース内部の一方の軸受の近傍位置におけるモータ軸に、ロータの慣性量を増大させるための回転体を取り付けたことを特徴とするステッピングモータ。
【請求項3】
モータ回転の過渡応答における振動を抑制するための防振機構を備えたステッピングモータであって、前記防振機構がモータケース外部のモータ軸に取り付けられてこのモータ軸の回転を外部に伝達する回転伝達機構と一体に設けられていることを特徴とするステッピングモータ。
【請求項4】
前記回転伝達機構が、歯車であることを特徴する請求項3に記載のステッピングモータ。
【請求項5】
前記回転伝達機構が、プーリーであることを特徴する請求項3に記載のステッピングモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−115082(P2012−115082A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−263409(P2010−263409)
【出願日】平成22年11月26日(2010.11.26)
【出願人】(591249884)トネックス株式会社 (4)
【Fターム(参考)】