ストッカ
【課題】本発明はクレーンのメンテナンスに使用される設備について、費用を節減し、作業の効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明のストッカ1は、製品3を保管する棚が配列されたストッカ本体14、棚に製品3を出し入れするためにストッカ本体14内を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーン2、ストッカ本体14のクレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部21,22、メンテナンスエリア連結部21,22においてストッカ本体14と連結/分離自在である、可動式の、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア9を備えて構成される。
【解決手段】本発明のストッカ1は、製品3を保管する棚が配列されたストッカ本体14、棚に製品3を出し入れするためにストッカ本体14内を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーン2、ストッカ本体14のクレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部21,22、メンテナンスエリア連結部21,22においてストッカ本体14と連結/分離自在である、可動式の、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア9を備えて構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品を保管するストッカに関し、特にストッカに配置されたクレーンのメンテナンスに関する。
【背景技術】
【0002】
クリーンルーム内に設置されるストッカにおいて、ストッカ内を走行し製品を出し入れ
するクレーンを故障等によりメンテナンスする際、多くの場合クレーンを一旦ストッカの外に出し、メンテナンス可能な場所まで移動し、メンテナンスを行った後、逆の手順でストッカに戻すのが一般的な方法である。
【0003】
また、その他のクレーンのメンテナンス方法に関する先行技術が、特許文献1〜3に示されている。
【0004】
【特許文献1】特願2001−130708号公報
【特許文献2】特願2003−128208号公報
【特許文献3】特願2001−163406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した一般的な方法では、クレーンには走行駆動部に発塵源(ラック、ピニオン、減速機、車輪等)があり、クレーンをストッカ外のクリーンルームに出すことにより、クリーンルームが汚染され製品の歩留まりが低下する。また、移動経路の養生や、走行軌道からの離線作業、メンテナンス可能な場所への移動、周辺にある生産装置の停止および周辺機器の待避等、多くの課題が発生する。従って製品の出し入れによる生産と平行して実施することは困難であり、クレーンのメンテナンスは生産に重大な影響を与えることになる。
【0006】
また、特許文献1〜3においても、クレーンのメンテナンスに係る発塵や設備費用、作業効率等について十分ではなく、改善の余地があった。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、クレーンのメンテナンスに使用される設備について、発塵防止や設備費用の節減、作業効率の向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のストッカは、製品を保管する棚が配列されたストッカ本体、棚に製品を出し入れするためにストッカ本体内を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーン、ストッカ本体のクレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部、メンテナンスエリア連結部においてストッカ本体と連結/分離自在である、可動式の、クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアを備えて構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明のストッカは、クレーンをストッカ外のクリーンルームへ出すことなくメンテナンスを行える構成になっており、クリーンルームの発塵汚染を防止できる。また、通常作業時はメンテナンスエリアに予備のクレーンを保管しておくことにより、メンテナンス時における作業効率の低下をまねくことなくメンテナンスを行うことが可能となる。さらに、メンテナンスエリアをストッカ本体の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部のどちらかに移動させ連結させることにより、一つのメンテナンスエリアで予備クレーンの保管場所とメンテナンスを行う場所を共有することができ、設備費用の低下を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0011】
<実施の形態1>
(構成)
図1は、本実施の形態におけるストッカ1の上面図、図2は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0012】
図1に示すように、ストッカ1の一部であるストッカ本体14には、製品3を保管する棚11,12が2列配列されており、棚11,12には製品3が保管されている。棚11、12の間には、製品3を出し入れするためのクレーン2が走行する通路13が、棚11に沿って設けられている。
【0013】
クレーン2は通路13を棚11に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の一端には、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア4が設けられており、矢印に示すようにクレーン2はメンテナンスエリア4内に移動可能となっている。
【0014】
図2に示すように、ストッカ本体14内において、製品3は縦方向にも保管される。クレーン2は、車輪やリフト機構を備え、製品3を搬送可能な構造になっている。
【0015】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0016】
搬送作業時は、クレーン2が通路13を走行し、棚11,12に保管されている製品3を出し入れする。
【0017】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図1の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0018】
(効果)
クレーン2のメンテナンスエリア4への移動経路について、出し入れ作業時の走行軌道から離線させないことで、クレーン2をストッカ1外部のクリーンルームを経由することなくメンテナンスを行う事ができる。従って、クリーンルームにおける発塵汚染防止(製品の歩留まり低下防止)や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果がある。
【0019】
<実施の形態2>
(構成)
図3は、本実施の形態におけるストッカ1の上面図、図4は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0020】
図3、図4に示すように、メンテナンスエリア4と、ストッカ本体14の棚11、12の配列領域との境界に、両領域を仕切る可動式シャッター5が備えられている。その他の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0021】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0022】
搬送作業時は、クレーン2は通路13を移動し、棚11,12に積まれている製品3を出し入れする。
【0023】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図3の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させ、可動式シャッター5を閉じる。その後、メンテナンスエリア4内において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0024】
(効果)
メンテナンス時において可動式シャッター5を閉じることにより、メンテナンス中の発塵による影響をストッカ内の製品3に与えることなく、メンテナンスを行うことが可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0025】
<実施の形態3>
(構成)
図5は本実施の形態におけるストッカの上面図、図6は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0026】
クレーン2は通路13を棚11に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、図5、図6に示すように、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の両端には、メンテナンスエリア4,15が設けられている。クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はメンテナンスエリア15内に待機される。ストッカ本体14、およびメンテナンスエリア4、15内部の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0027】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0028】
搬送作業時は、クレーン2は通路13を移動し、棚11,12に積まれている製品3を出し入れする。また、メンテナンスエリア15に予備クレーン6を待機させておく。このとき、メンテナンスエリア4は、空きの状態になっている。
【0029】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図5の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。その間は、待機させておいた予備クレーン6をストッカ本体14に移動させ、引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0030】
(効果)
ストッカ1の両端にメンテナンスエリア4,15を設け、搬送作業時は予備クレーン6をメンテナンスエリア15に待機させておくことにより、クレーン2の故障等の緊急時において、搬送作業を中断させることなくクレーン2をメンテナンス、復旧でき、生産能力を低下させないことが可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0031】
<実施の形態4>
(構成)
図7〜9は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0032】
図7に示すストッカ本体14について上面図は図示していないが、実施の形態1で示した図1の上面図と同様に、製品3を保管する棚が2列配列されており、棚には製品3が保管されている。2列の棚の間には、製品3を搬送するクレーン2が走行するための通路が設けられている。
【0033】
クレーン2は前記通路を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、図7に示すように、ストッカ本体14についてクレーン2の走行方向の両端に、メンテナンスエリア連結部21,22が設けられている。メンテナンスエリア連結部22には、メンテナンスエリア連結部21,22においてストッカ本体14と連結/分離自在であり、可動式である、クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリア9が連結されている。
【0034】
また、クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はメンテナンスエリア9内に待機される。
【0035】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を、図7〜9を用いて示す。
【0036】
搬送作業時は、クレーン2はストッカ本体14内に配置され、製品3を出し入れする。また、その間は図7に示すように、メンテナンスエリア9に予備クレーン6を待機させておく。
【0037】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図7の矢印に示すように、待機させておいた予備クレーン6をストッカ本体14に移動させる。
【0038】
次に、メンテナンスエリア9をストッカ本体14の連結部22から分離させ、連結部21側(図8における左端)に移動させ、連結部21に連結させる。
【0039】
メンテナンスエリア9の移動後、図9の矢印に示すように、クレーン2をメンテナンスエリア9へ移動させる。その後、メンテナンスエリア9内において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。その間は、予備クレーン6により、引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0040】
(効果)
搬送作業を中断させることなくクレーン2をメンテナンス、復旧でき、さらに予備クレーン6を保管する場所と、クレーン2についてメンテナンスを行う場所をメンテナンスエリア9にて共有できるため、メンテナンスエリアを2つ設置する場合に比べて設備費用の低減が可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0041】
<実施の形態5>
(構成)
図10は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0042】
本実施の形態においては、メンテナンスエリア4内にクレーン2を持ち上げるためのジャッキアップ機構7が備えられている。
【0043】
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0044】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0045】
搬送作業時は、実施の形態1と同様に、クレーン2はストッカ本体14内を移動し、製品3を出し入れする。
【0046】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、クレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後メンテナンスエリア4内において、必要に応じてクレーン2をジャッキアップ機構7により持ち上げ、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0047】
(効果)
一般的にクレーン2は重量物で構成され、クレーン2における足回り(車輪、減速機等)のメンテナンスには、通常クレーン2をストッカ1の外に出して持ち上げるか、倒して作業するしかなく、時間がかかる上、危険性を伴う作業となる。本実施の形態においては、メンテナンスエリア4にジャッキアップ機構7を持たせる事で、メンテナンスにおいて多くの人手を必要としなくなり、特に足回りの部品の点検、修理等の効率が向上し、容易且つ、安全に作業を行うことが可能となる。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0048】
<実施の形態6>
(構成)
図11は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。2階部分はクリーンルームを想定している。
【0049】
図11に示すストッカ本体14について上面図は図示していないが、実施の形態1で示した図1の上面図と同様に、製品3を保管する棚が2列配列されており、棚には製品3が保管されている。2列の棚の間には、製品3を搬送するクレーン2が走行するための通路が設けられている。
【0050】
クレーン2は前記通路を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の一端には、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア4が設けられている。
【0051】
本実施の形態においては、ストッカ本体14が配置されたフロアのアンダーフロアが設けられている。また、メンテナンスエリア4内には、クレーン2をアンダーフロアに降ろすリフト機構8が備えられている。クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はアンダーフロアに待機される。
【0052】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0053】
搬送作業時は、クレーン2はストッカ本体14内に配置され、製品3の出し入れを行う。その間は図11に示すように、アンダーフロアに予備クレーン6を待機させておく。
【0054】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、クレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させ、リフト機構8によりアンダーフロアに降ろす。また、アンダーフロアに待機させていた予備クレーン6を、リフト機構8によりストッカ本体14へ移動させる。
【0055】
その後、メンテナンスを行うクレーン2をメンテナンスエリア4に移動させ、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。クレーン2の高所部のメンテナンスを行う場合は、リフト機構8によりクレーン2を必要な位置までアンダーフロア方向に降ろして行う。クレーン2のメンテナンス中は、予備クレーン6により引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0056】
(効果)
クレーン2について、クリーンルームを経由させず、直接アンダーフロアに降ろせる事で、クレーン2のメンテナンスや導入/入れ替え時について、クリーンルームの発塵汚染防止の効果を発揮する。
【0057】
予備クレーン6をアンダーフロアに待機させることで、予備クレーン6の待機用にメンテナンスエリアを複数持たせることなく緊急時のクレーン入れ替えを短時間で行うことができ、製品3の生産を阻害しない。さらに、クレーン2の高所部のメンテナンスを行う場合は、リフト機構8によりクレーン2を必要な位置までアンダーフロア方向に降ろすことで、メンテナンスエリア4でのメンテナンス作業を容易に行うことが可能である。また、実施の形態1と同様にクレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の実施の形態1に係るストッカを示す上面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るストッカを示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るストッカを示す上面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るストッカを示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るストッカを示す上面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るストッカを示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態5に係るストッカを示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態6に係るストッカを示す側面図である。
【符号の説明】
【0059】
1 ストッカ、2 クレーン、3 製品、4,9,15 メンテナンスエリア、5 可動式シャッター、6 予備クレーン、7 ジャッキアップ機構、8 リフト機構、11,12 棚、13 通路、14 ストッカ本体、21,22 メンテナンスエリア連結部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品を保管するストッカに関し、特にストッカに配置されたクレーンのメンテナンスに関する。
【背景技術】
【0002】
クリーンルーム内に設置されるストッカにおいて、ストッカ内を走行し製品を出し入れ
するクレーンを故障等によりメンテナンスする際、多くの場合クレーンを一旦ストッカの外に出し、メンテナンス可能な場所まで移動し、メンテナンスを行った後、逆の手順でストッカに戻すのが一般的な方法である。
【0003】
また、その他のクレーンのメンテナンス方法に関する先行技術が、特許文献1〜3に示されている。
【0004】
【特許文献1】特願2001−130708号公報
【特許文献2】特願2003−128208号公報
【特許文献3】特願2001−163406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した一般的な方法では、クレーンには走行駆動部に発塵源(ラック、ピニオン、減速機、車輪等)があり、クレーンをストッカ外のクリーンルームに出すことにより、クリーンルームが汚染され製品の歩留まりが低下する。また、移動経路の養生や、走行軌道からの離線作業、メンテナンス可能な場所への移動、周辺にある生産装置の停止および周辺機器の待避等、多くの課題が発生する。従って製品の出し入れによる生産と平行して実施することは困難であり、クレーンのメンテナンスは生産に重大な影響を与えることになる。
【0006】
また、特許文献1〜3においても、クレーンのメンテナンスに係る発塵や設備費用、作業効率等について十分ではなく、改善の余地があった。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、クレーンのメンテナンスに使用される設備について、発塵防止や設備費用の節減、作業効率の向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のストッカは、製品を保管する棚が配列されたストッカ本体、棚に製品を出し入れするためにストッカ本体内を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーン、ストッカ本体のクレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部、メンテナンスエリア連結部においてストッカ本体と連結/分離自在である、可動式の、クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアを備えて構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明のストッカは、クレーンをストッカ外のクリーンルームへ出すことなくメンテナンスを行える構成になっており、クリーンルームの発塵汚染を防止できる。また、通常作業時はメンテナンスエリアに予備のクレーンを保管しておくことにより、メンテナンス時における作業効率の低下をまねくことなくメンテナンスを行うことが可能となる。さらに、メンテナンスエリアをストッカ本体の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部のどちらかに移動させ連結させることにより、一つのメンテナンスエリアで予備クレーンの保管場所とメンテナンスを行う場所を共有することができ、設備費用の低下を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0011】
<実施の形態1>
(構成)
図1は、本実施の形態におけるストッカ1の上面図、図2は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0012】
図1に示すように、ストッカ1の一部であるストッカ本体14には、製品3を保管する棚11,12が2列配列されており、棚11,12には製品3が保管されている。棚11、12の間には、製品3を出し入れするためのクレーン2が走行する通路13が、棚11に沿って設けられている。
【0013】
クレーン2は通路13を棚11に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の一端には、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア4が設けられており、矢印に示すようにクレーン2はメンテナンスエリア4内に移動可能となっている。
【0014】
図2に示すように、ストッカ本体14内において、製品3は縦方向にも保管される。クレーン2は、車輪やリフト機構を備え、製品3を搬送可能な構造になっている。
【0015】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0016】
搬送作業時は、クレーン2が通路13を走行し、棚11,12に保管されている製品3を出し入れする。
【0017】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図1の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0018】
(効果)
クレーン2のメンテナンスエリア4への移動経路について、出し入れ作業時の走行軌道から離線させないことで、クレーン2をストッカ1外部のクリーンルームを経由することなくメンテナンスを行う事ができる。従って、クリーンルームにおける発塵汚染防止(製品の歩留まり低下防止)や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果がある。
【0019】
<実施の形態2>
(構成)
図3は、本実施の形態におけるストッカ1の上面図、図4は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0020】
図3、図4に示すように、メンテナンスエリア4と、ストッカ本体14の棚11、12の配列領域との境界に、両領域を仕切る可動式シャッター5が備えられている。その他の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0021】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0022】
搬送作業時は、クレーン2は通路13を移動し、棚11,12に積まれている製品3を出し入れする。
【0023】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図3の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させ、可動式シャッター5を閉じる。その後、メンテナンスエリア4内において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0024】
(効果)
メンテナンス時において可動式シャッター5を閉じることにより、メンテナンス中の発塵による影響をストッカ内の製品3に与えることなく、メンテナンスを行うことが可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0025】
<実施の形態3>
(構成)
図5は本実施の形態におけるストッカの上面図、図6は側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0026】
クレーン2は通路13を棚11に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、図5、図6に示すように、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の両端には、メンテナンスエリア4,15が設けられている。クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はメンテナンスエリア15内に待機される。ストッカ本体14、およびメンテナンスエリア4、15内部の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0027】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0028】
搬送作業時は、クレーン2は通路13を移動し、棚11,12に積まれている製品3を出し入れする。また、メンテナンスエリア15に予備クレーン6を待機させておく。このとき、メンテナンスエリア4は、空きの状態になっている。
【0029】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図5の矢印に示すように通路13を介してクレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。その間は、待機させておいた予備クレーン6をストッカ本体14に移動させ、引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0030】
(効果)
ストッカ1の両端にメンテナンスエリア4,15を設け、搬送作業時は予備クレーン6をメンテナンスエリア15に待機させておくことにより、クレーン2の故障等の緊急時において、搬送作業を中断させることなくクレーン2をメンテナンス、復旧でき、生産能力を低下させないことが可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0031】
<実施の形態4>
(構成)
図7〜9は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0032】
図7に示すストッカ本体14について上面図は図示していないが、実施の形態1で示した図1の上面図と同様に、製品3を保管する棚が2列配列されており、棚には製品3が保管されている。2列の棚の間には、製品3を搬送するクレーン2が走行するための通路が設けられている。
【0033】
クレーン2は前記通路を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、図7に示すように、ストッカ本体14についてクレーン2の走行方向の両端に、メンテナンスエリア連結部21,22が設けられている。メンテナンスエリア連結部22には、メンテナンスエリア連結部21,22においてストッカ本体14と連結/分離自在であり、可動式である、クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリア9が連結されている。
【0034】
また、クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はメンテナンスエリア9内に待機される。
【0035】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を、図7〜9を用いて示す。
【0036】
搬送作業時は、クレーン2はストッカ本体14内に配置され、製品3を出し入れする。また、その間は図7に示すように、メンテナンスエリア9に予備クレーン6を待機させておく。
【0037】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、図7の矢印に示すように、待機させておいた予備クレーン6をストッカ本体14に移動させる。
【0038】
次に、メンテナンスエリア9をストッカ本体14の連結部22から分離させ、連結部21側(図8における左端)に移動させ、連結部21に連結させる。
【0039】
メンテナンスエリア9の移動後、図9の矢印に示すように、クレーン2をメンテナンスエリア9へ移動させる。その後、メンテナンスエリア9内において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。その間は、予備クレーン6により、引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0040】
(効果)
搬送作業を中断させることなくクレーン2をメンテナンス、復旧でき、さらに予備クレーン6を保管する場所と、クレーン2についてメンテナンスを行う場所をメンテナンスエリア9にて共有できるため、メンテナンスエリアを2つ設置する場合に比べて設備費用の低減が可能である。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0041】
<実施の形態5>
(構成)
図10は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。ストッカ1はクリーンルーム内での設置を想定している。
【0042】
本実施の形態においては、メンテナンスエリア4内にクレーン2を持ち上げるためのジャッキアップ機構7が備えられている。
【0043】
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0044】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0045】
搬送作業時は、実施の形態1と同様に、クレーン2はストッカ本体14内を移動し、製品3を出し入れする。
【0046】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、クレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させる。その後メンテナンスエリア4内において、必要に応じてクレーン2をジャッキアップ機構7により持ち上げ、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。
【0047】
(効果)
一般的にクレーン2は重量物で構成され、クレーン2における足回り(車輪、減速機等)のメンテナンスには、通常クレーン2をストッカ1の外に出して持ち上げるか、倒して作業するしかなく、時間がかかる上、危険性を伴う作業となる。本実施の形態においては、メンテナンスエリア4にジャッキアップ機構7を持たせる事で、メンテナンスにおいて多くの人手を必要としなくなり、特に足回りの部品の点検、修理等の効率が向上し、容易且つ、安全に作業を行うことが可能となる。また、実施の形態1と同様にクリーンルームにおける発塵汚染防止や、クレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【0048】
<実施の形態6>
(構成)
図11は本実施の形態におけるストッカ1の側面図を示す。2階部分はクリーンルームを想定している。
【0049】
図11に示すストッカ本体14について上面図は図示していないが、実施の形態1で示した図1の上面図と同様に、製品3を保管する棚が2列配列されており、棚には製品3が保管されている。2列の棚の間には、製品3を搬送するクレーン2が走行するための通路が設けられている。
【0050】
クレーン2は前記通路を棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置される。また、ストッカ1におけるクレーン2の走行方向の一端には、クレーン2をメンテナンスするためのメンテナンスエリア4が設けられている。
【0051】
本実施の形態においては、ストッカ本体14が配置されたフロアのアンダーフロアが設けられている。また、メンテナンスエリア4内には、クレーン2をアンダーフロアに降ろすリフト機構8が備えられている。クレーンについては、クレーン2の他に予備クレーン6が設置され、通常、予備クレーン6はアンダーフロアに待機される。
【0052】
(動作)
次に、搬送作業時、およびメンテナンス時における各部の動作を示す。
【0053】
搬送作業時は、クレーン2はストッカ本体14内に配置され、製品3の出し入れを行う。その間は図11に示すように、アンダーフロアに予備クレーン6を待機させておく。
【0054】
クレーン2についてメンテナンスを行うときは、クレーン2をメンテナンスエリア4まで移動させ、リフト機構8によりアンダーフロアに降ろす。また、アンダーフロアに待機させていた予備クレーン6を、リフト機構8によりストッカ本体14へ移動させる。
【0055】
その後、メンテナンスを行うクレーン2をメンテナンスエリア4に移動させ、メンテナンスエリア4において、クレーン2の点検、消耗部品の交換、修理等のメンテナンスを行う。クレーン2の高所部のメンテナンスを行う場合は、リフト機構8によりクレーン2を必要な位置までアンダーフロア方向に降ろして行う。クレーン2のメンテナンス中は、予備クレーン6により引き続き製品3の搬送作業を行う。
【0056】
(効果)
クレーン2について、クリーンルームを経由させず、直接アンダーフロアに降ろせる事で、クレーン2のメンテナンスや導入/入れ替え時について、クリーンルームの発塵汚染防止の効果を発揮する。
【0057】
予備クレーン6をアンダーフロアに待機させることで、予備クレーン6の待機用にメンテナンスエリアを複数持たせることなく緊急時のクレーン入れ替えを短時間で行うことができ、製品3の生産を阻害しない。さらに、クレーン2の高所部のメンテナンスを行う場合は、リフト機構8によりクレーン2を必要な位置までアンダーフロア方向に降ろすことで、メンテナンスエリア4でのメンテナンス作業を容易に行うことが可能である。また、実施の形態1と同様にクレーン2の移動を含むメンテナンス時間の短縮等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の実施の形態1に係るストッカを示す上面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るストッカを示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るストッカを示す上面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るストッカを示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るストッカを示す上面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るストッカを示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るストッカを示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態5に係るストッカを示す側面図である。
【図11】本発明の実施の形態6に係るストッカを示す側面図である。
【符号の説明】
【0059】
1 ストッカ、2 クレーン、3 製品、4,9,15 メンテナンスエリア、5 可動式シャッター、6 予備クレーン、7 ジャッキアップ機構、8 リフト機構、11,12 棚、13 通路、14 ストッカ本体、21,22 メンテナンスエリア連結部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部と、
前記メンテナンスエリア連結部において前記ストッカ本体と連結/分離自在である、可動式の、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、
を備えるストッカ。
【請求項2】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の少なくとも一端に設けられた、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、を備え、
前記メンテナンスエリアは、前記クレーンを持ち上げるジャッキアップ機構が備えられる、ストッカ。
【請求項3】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の少なくとも一端に設けられた、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、を備え、
前記メンテナンスエリアは、前記クレーンを、前記ストッカ本体が配置されたフロアのアンダーフロアに降ろすリフト機構が備えられる、ストッカ。
【請求項4】
前記メンテナンスエリアと、前記ストッカ本体の前記棚の配列領域とを仕切る、可動式シャッターをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載のストッカ。
【請求項5】
前記メンテナンスエリアに待機される予備クレーンをさらに備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載のストッカ。
【請求項1】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の両端に設けられたメンテナンスエリア連結部と、
前記メンテナンスエリア連結部において前記ストッカ本体と連結/分離自在である、可動式の、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、
を備えるストッカ。
【請求項2】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の少なくとも一端に設けられた、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、を備え、
前記メンテナンスエリアは、前記クレーンを持ち上げるジャッキアップ機構が備えられる、ストッカ。
【請求項3】
製品を保管する棚が配列されたストッカ本体と、
前記棚に前記製品を出し入れするために、前記ストッカ本体内を前記棚に沿った走行方向に沿って走行自在に配置されたクレーンと、
前記ストッカ本体の前記クレーン走行方向の少なくとも一端に設けられた、前記クレーンをメンテナンスするためのメンテナンスエリアと、を備え、
前記メンテナンスエリアは、前記クレーンを、前記ストッカ本体が配置されたフロアのアンダーフロアに降ろすリフト機構が備えられる、ストッカ。
【請求項4】
前記メンテナンスエリアと、前記ストッカ本体の前記棚の配列領域とを仕切る、可動式シャッターをさらに備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載のストッカ。
【請求項5】
前記メンテナンスエリアに待機される予備クレーンをさらに備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載のストッカ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−1356(P2009−1356A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−162139(P2007−162139)
【出願日】平成19年6月20日(2007.6.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年6月20日(2007.6.20)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】
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