説明

スライダ・フォーム・ファクタ・デバイスにおけるキー押下有効化方法及び装置

【課題】ユーザがスライド部を開閉する時のスライダキーの誤操作を防止する。
【解決手段】キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視するスライダ・フォーム・ファクタ・デバイスにおける方法及びスライダ・フォーム・ファクタ・デバイスが開示される。方法は、第1ハウジングのキー押下を検出することと、第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することと、キー押下の解放を検出することとを含む。方法は、キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視することをさらに含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、スライダ・フォーム・ファクタ・デバイスにおいてキー入力を処理するための方法に関し、特に、キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視することに関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信デバイスは、キャンディ・バー型、回転型、折り畳み型及びスライダ型のような異なったフォーム・ファクタを有する。スライダ・フォーム・ファクタを有する移動通信デバイスにおいて、二つのハウジングはベース・ハウジング及びスライダ・ハウジングと呼ばれる。スライダ・フォーム・ファクタを有する移動通信デバイスにおいて、ユーザ入力のためのキーは両方のハウジングに配置される。ユーザがスライド部を上方(開)または下方(閉)にスライドしている間に誤ってキーを押下し且つその状態を保持し、やがてスライド部が完全に開かれるか閉じられてしまったときにキーの解放が起こる場合がある。そのため、スライダ・フォーム・ファクタにおいては、ユーザがスライド部を開閉しようとしている間にスライダ・キーの誤操作が起こる場合がある。
【0003】
スライダ・キーの誤操作は異なった状況の下で起こる。一例において、ユーザがスライド部を閉じ下げる過程にある電話を自身のポケットにしまおうとしたとき、ユーザはビデオカメラ用のソフトキーの一つを無意識に作動させる場合がある。カメラが700mA−hrのリチウム−イオンバッテリを備えている場合、ビデオカメラの作動は100mAを越す定電流を引き出し、それによりバッテリは7時間以内に切れる。
【0004】
一解決策において、製造者はスライド・ロックまたはキーパッド・ロックをソフトウェアに組み込んだ。他の解決策において、製造者はスライダ開放用のスプリング・ラッチを組み込んだ。しかしながら、これらの解決策があっても、スライダ・キー誤操作はなくならない。
【発明の開示】
【0005】
スライダ・フォーム・ファクタ・エレクトロニック・デバイスにおける誤ったキー押下の解決策は有益である。キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視する方法及び装置が開示される。方法は、第1ハウジングのキー押下を検出することと、第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することと、キー押下の解放を検出することとを含む。方法は、キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視することをさらに含む。
【0006】
本開示は、本発明に基づき様々な実施形態を実現し用いる最良の形態について実施可能なように説明するために提供される。更に、本開示は、本発明を限定するよりもむしろ、本発明の原理及びその優位点に対する理解及び認識を強化するために提示される。本発明の好ましい形態がここで例示及び記述されているが、本発明がそのように制限されないことは明らかである。後述の請求の範囲によって定義された本発明の精神と範囲から逸脱することなく、多数の変更、変形、変化、置換及び等価物を、本開示を享受する当業者は着想するであろう。
【0007】
更に、関連用語の使用、もしあれば、第1及び第2、上及び下等は、構成要素や動作を、そのような構成要素又は動作間の実際の関係や順番を必ずしも要求したり暗示したりすることなく、あるものを他のものと識別するためだけに用いられることを理解されたい。
【0008】
多くの本発明による機能及び多くの本発明による原理は、ソフトウェアプログラム又は命令及び特定用途向けIC等の集積回路(IC)によって又はそれらにおいて最適に実現される。簡潔にするために、また、本発明による原理及び概念が不明瞭になるあらゆるリスクを最小限に抑えるために、もしあれば、そのようなソフトウェア及びICに関する更なる説明は、好適な実施形態内における原理及び概念を基準にした本質的なものに限定する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、スライダ・フォーム・ファクタを有する移動通信デバイス102の実施形態を示す。このような移動通信デバイス102は第1ハウジング104及び第2ハウジング106を有する。この説明の便宜上、ハウジング104を第1ハウジングと称するとともにハウジング106を第2ハウジングと称する。本説明はハウジング104を第1ハウジングと称するが、ハウジング106を第1ハウジングと称してもよいことが理解される。さらに、本説明はハウジング106を第2ハウジングと称するが、ハウジング104を第2ハウジングと称してもよいことが理解される。ハウジング104,106は各々外面108,110を有する。
【0010】
移動通信デバイス102はどのような形式の移動通信デバイスでもよい。移動通信デバイス102は携帯電話(モバイルフォンともいう)として実施される。移動通信デバイス102は、様々なネットワークでの使用のために開発された幅広いデバイスを代表する。このような携帯通信デバイスは、例えば携帯電話、メッセージデバイス、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、通信モデムを内蔵するノートブックまたはラップトップコンピュータ、移動データ端末、特定用途向けゲームデバイス、無線モデムを内蔵するビデオゲームデバイス等を含む。これら携帯用デバイスのいずれも移動ステーションまたはユーザ装置と呼ばれる。無線通信技術は、例えば音声通信、デジタルデータ転送能力、SMSメッセージ、インターネットアクセス、マルチメディア・コンテンツ・アクセス及び/またはボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(VoIP)を含む。
【0011】
第1ハウジング104は第2ハウジング106に対する位置を有するとともに、第2ハウジング106と一列に並ぶように構成可能である。矢印112は、第1ハウジング104と第2ハウジング106とが互いに対して移動可能な方向を示す。他のフォーム・ファクタを有する移動通信デバイスと同様に、スライダ・フォーム・ファクタ・デバイスは、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化がデバイス102の作動状態または非作動状態の変化を生じさせるように入力信号を受ける。デバイス102の状態の変化は、例えば第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化によって示されることが理解される。さらに、デバイス102の状態の変化は、例えばフックスイッチまたはスプリングラッチ113のようなデバイス102の留め具または制御機構の状態の変化を含んでもよい。いずれの位置検出機構も第1ハウジング104と第2ハウジング106との相対位置の変化を検出すればよいことが理解できる。
【0012】
面108,110は各々入力キー114,116を含む。入力キー114,116は、ナビゲーションキー、ソフトキー及びキーパッドとして示されるが、キー114,116はどのような形態も採用することができることが理解される。例えば、この説明では、入力キーはタッチセンサ面でもよいことが理解できる。タッチセンサ面は、例えば抵抗性または容量性のものでもよい。キー114及び116の配置は図示された配置と逆にされてもよいし、キーはどのような入力機能を含んでもよい。
【0013】
移動通信デバイス102は、制御装置120、送受信機122、メモリ124及びモジュール126を含むようにさらに示される。モジュール126は、例えば第1ハウジング104または第2ハウジング106のキー押下を検出する指示を含むキー押下検出モジュール140を含む。モジュール126は、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化を検出する指示を含む位置変化検出モジュール142及びキー押下の解放を検出する指示を含むキー解放検出モジュール148をさらに含む。さらに、モジュール126は、キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときに、第1ハウジング104または第2ハウジング106のキー押下とキー押下の解放とを無視する指示を含む判定モジュール150を含む。
【0014】
モジュールは、ここに説明されるような方法の特定処理を実行する。方法のステップはモジュールを伴うとともに、モジュールはここに記載される方法によって推測し得る。モジュールは、一つまたは複数の予め格納された指示の形態のようなソフトウェア、及び/または以下に記載するような移動ステーションまたは電子デバイスの操作を容易にすることができるハードウェアにおいて実行される。モジュールは、工場でインストールされてもよいし、流通後に例えばオペレーションをダウンロードすることによってインストールされることもできる。モジュールに係るオペレーションは後でさらに詳細に記載する。
【0015】
制御装置120は、モジュール126の指示を処理するように構成される。少なくとも一つの入力キー、例えば第1ハウジング104の外面108上のキー128は制御装置120に接続され、それにより制御装置はキー入力を処理することができる。キー128は例えばソフトキーである。代わりにまたは加えて、少なくとも一つの入力キー、例えば第1ハウジング106の外面110上のキー130が制御装置120に接続されてもよい。前記のように、第1ハウジング104と第2ハウジング106とに関する説明は置き替え可能である。
【0016】
前記のように、キー押下検出モジュール140は、例えば第1ハウジング104のキー押下を検出する指示を含む。キー押下及びキー解放は、後に図2及び図3を参照してより詳細に説明される。キー押下は、デバイス102の機能を作動させる。例えば、キー128は、デバイスのビデオカメラ132を作動させるソフトキーである。同様に上記したように、キー解放検出モジュール148は、キー押下の解放を検出する指示を含む。
【0017】
図2は静止位置にあるキー228の一実施形態の側面図を例示する。すなわち、キー228は、押下前または解放後に面208の上にある。キー228の静止位置は面208に対してどのようなレベルでもよく、図2は例示目的のためのものであることが理解できる。矢印234は、キー328が押下中にとり得る面208に対する方向を示す。
【0018】
図3は、押下されたときのキー328の一実施形態の側面図を例示する。押下されたキー328は、面308の近くに示される。キー328の押下位置は面308に対してどのようなレベルでもよく、図3は例示目的のためのものであることが理解できる。矢印336は、キー328が解放中にとり得る面308に対する方向を示す。
【0019】
ユーザ入力がデバイス102上のタッチセンサ面の作動によって受信される一実施形態において、抵抗性または容量性の入力機能はキー押下及び/またはキー解放と等しいと考えられる。タッチセンサ面への入力はこの説明の範囲内であることが理解される。キーがユーザ入力デバイスであるのと同様に、タッチセンサ面もユーザ入力デバイスであることが理解される。
【0020】
図4は、ここで説明された方法の一実施形態400のフローチャートである。方法400は、第1ハウジング104または第2ハウジング106のキー押下を検出する指示を含むキー押下検出モジュール140によって、第1ハウジング104(図1参照)のキー押下を検出するステップ440を含む。方法は、第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出する指示を含む位置変化検出モジュール142によって、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化のようにハウジング同士の位置の変化があるか否かを判定するステップ442をさらに含む。キー押下234とキー押下の解放336との間に起こる第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化がないとき、制御装置120は、第1ハウジング104または第2ハウジング106のキー押下234(図2参照)及びキー押下の解放336(図3参照)に関する指示を処理する。第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化が検出されない状態で、押下したキーの解放の検出444があると、方法はその後キー押下440を有効なキー押下446であると判断することを含む。
【0021】
説明したように、方法は、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化を検出する指示を含む位置変化検出モジュール142により、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104(図1参照)の位置の変化のようなハウジング同士の位置の変化があるか否かを判定するステップ442をさらに含む。押下されたキーの解放の検出448がある前に、第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化が検出された場合、それは無効なキー押下450を示す。すなわち、キー押下の解放336(図3参照)を検出する指示を含むキー解放検出モジュール148により、方法はその後キー押下440を無効なキー押下450であると判断することを含む。
【0022】
キー押下234(図2参照)とキー押下の解放336(図3参照)との間で起こる第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化があるときに、ハウジング104及び106(図1参照)の相対位置の変化を検出した後にキー押下の解放を検出するステップ448は、キー押下を無視する結果をもたらす。キー押下が無効450か有効446かの判定は、キー押下234とキー押下の解放336との間で起こる第2ハウジング106に対する第1ハウジング104の位置の変化があるときに、第1ハウジング104または第2ハウジング106のキー押下234(図2参照)及びキー押下の解放336(図3参照)を無視する指示を含む判定モジュール150によって行われる。
【0023】
スライダ・フォーム・ファクタ・エレクトロニック・デバイスにおける誤ったキー押下の解決策は有益である。キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視する開示された方法及び装置は、無効なキー押下を判定する。方法は、第1ハウジングのキー押下を検出することと、第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することと、キー押下の解放を検出することとを含む。方法は、キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下は無効であるので、キー押下を無視することをさらに含む。
【0024】
本開示は、如何にして本技術に基づく様々な実施形態を形成し用いるかについて説明するように意図されており、その真の意図した公正な範囲及び精神を限定するものではない。上記説明は、網羅的であることを意図したものではなく、又は、開示された厳密な形態に限定されるものではない。上述の教示内容に照らして、修正や変更が可能である。実施形態(1つ又は複数)は、説明された技術の原理及びその実用的な用途の最良の例示を提供するために、並びに、当業者が様々な実施形態において、また、考えられる特定の用途に適するような様々な修正により、本技術を利用し得るように選択され、また、説明された。そのような全ての修正や変更は、正当に、合法的に、また公正に権利が与えられる範囲に基づき解釈された場合、本特許出願の係属中に修正される可能性がある添付の請求の範囲によって、また、その全ての等価物によって決定される本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】スライダ・フォーム・ファクタを有する移動通信デバイスの一実施形態を示す図。
【図2】静止位置にあるキーの一実施形態を例示する側面図。
【図3】押下されたときのキーの一実施形態を例示する側面図。
【図4】ここで説明された方法の一実施形態のフローチャート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ハウジングと第2ハウジングとを有する移動通信デバイスにおける方法であって、第1ハウジングは外面を有するとともに少なくとも一つの入力キーを含み、第1ハウジングは第2ハウジングに対する位置を有するとともに第2ハウジングと一列に並ぶように構成可能であり、第1ハウジングと第2ハウジングとは互いに対して移動可能であり、前記方法は、
第1ハウジングのキーのキー押下を検出することと、
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することと、
キー押下の解放を検出することと、
キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときにキー押下を無視することと、
を備える方法。
【請求項2】
キー押下を無視することは、キー押下の解放を無視することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することは、デバイスの作動状態または非作動状態の変化を判定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出することは、デバイスのフックスイッチまたはデバイスのスプリングラッチの状態を感知することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも一つの入力キーはタッチセンサ面である請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも一つの入力キーはナビゲーションキーである請求項1に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも一つの入力キーはソフトキーである請求項1に記載の方法。
【請求項8】
第1ハウジングと第2ハウジングとを有する移動通信デバイスにおける方法であって、第1ハウジングは外面を有するとともに少なくとも一つの入力キーを含み、第1ハウジングは第2ハウジングに対する位置を有するとともに第2ハウジングと一列に並ぶように構成可能であり、第1ハウジングと第2ハウジングとは前記移動通信デバイスを作動または非作動とするように互いに対して移動可能であり、前記方法は、
第1ハウジングのキーのキー押下を検出することと、
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるか否かを監視することと、
キー押下の解放を検出することと、
キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化がないときに、第1ハウジングのキー押下とキー押下の解放とに関する指示を処理することと、
を備える方法。
【請求項9】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を監視することは、デバイスの作動状態または非作動状態の変化を判定することを含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を監視することは、デバイスのフックスイッチまたはデバイスのスプリングラッチの状態を感知することを含む請求項8に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも一つのキーはタッチセンサ面である請求項8に記載の方法。
【請求項12】
少なくとも一つの入力キーはナビゲーションキーである請求項8に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも一つの入力キーはソフトキーである請求項8に記載の方法。
【請求項14】
第1ハウジングと第2ハウジングとを有する移動通信デバイスであって、第1ハウジングは外面を有し、第1ハウジングは第2ハウジングに対する位置を有するとともに第2ハウジングと一列に並ぶように構成可能であり、第1ハウジングと第2ハウジングとは互いに対して移動可能であり、前記デバイスは、
指示を処理するように構成された制御装置と、
第1ハウジングの外面上に設けられた少なくとも一つの入力キーであって、該少なくとも一つの入力キーは前記制御装置に接続されることと、
第1ハウジングのキーのキー押下を検出する指示を含むキー押下検出モジュールと、
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化を検出する指示を含む位置変化検出モジュールと、
キー押下の解放を検出する指示を含むキー解放検出モジュールと、
キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化があるときに、第1ハウジングのキー押下とキー押下の解放とを無視する指示を含む判定モジュールと、
を備えるデバイス。
【請求項15】
キー押下とキー押下の解放との間で起こる第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化がないときに、第1ハウジングのキー押下とキー押下の解放とに関する指示を処理するように前記判定モジュールはさらに構成される請求項14に記載の移動通信デバイス。
【請求項16】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化は、デバイスの作動状態または非作動状態の変化を含む請求項14に記載のデバイス。
【請求項17】
第2ハウジングに対する第1ハウジングの位置の変化は、デバイスのフックスイッチまたはデバイスのスプリングラッチの状態の変化を含む請求項14に記載のデバイス。
【請求項18】
少なくとも一つのキーはタッチセンサ面である請求項14に記載のデバイス。
【請求項19】
少なくとも一つの入力キーはナビゲーションキーである請求項14に記載のデバイス。
【請求項20】
少なくとも一つの入力キーはソフトキーである請求項14に記載のデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−159043(P2008−159043A)
【公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−309595(P2007−309595)
【出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】