説明

スルホンアミドおよびアミノ酸の固体形態

Rafタンパク質キナーゼを含むタンパク質キナーゼに対して活性な式(I)のフェニルスルホンアミド化合物の固体形態、ならびに、疼痛、多発性嚢胞腎臓疾患、黒色腫および結腸直腸がんを含む、タンパク質キナーゼ、例えばRafタンパク質キナーゼの活性に関連する疾患および状態を治療するために、そのような固体形態を使用する方法が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩基性アミノ酸および式Iのフェニルスルホンアミド化合物
【化1】

[式中、
Arはヘテロアリールであり;
各Rは、存在する場合、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、−CN、−NO、−O−R11、−N(R12)−R13、−C(O)−N(R14)−R15、−C(O)−O−R16、−S(O)−R17および−N(H)−C(O)−R18からなる群から独立に選択され、ここで、低級アルキルは、1個または複数のRで任意に置換されていてもよく、低級アルケニルおよび低級アルキニルは、1個または複数のRで任意に置換されていてもよく、ヘテロシクロアルキルは、1個または複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のRで任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のRで任意に置換されていてもよく;
mは、0、1、2または3であり;
は、水素、フルオロまたはクロロであり;
は、水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり;
は、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、シクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、シクロアルキルは、−C(O)OR16で任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のRで任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR10で任意に置換されていてもよく;
Lは、−NH−、−CH−、−C(OH)H−、−C(O)−、−S(O)−、−O−CH−、−CH−NH−、−NH−CH−、−C(O)−NH−および−NH−C(O)−からなる群から選択され;
各Rは、存在する場合、独立に、フルオロ、−OH、低級アルコキシ、ヘテロアリール、クロロ置換ヘテロアリール、フェニル、クロロ置換フェニル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−C(O)−N(R14)−R19または−C(O)−O−R16であり;
各Rは、存在する場合、独立に、−C(O)−O−R16、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノまたはジ−アルキルアミノであり;
各Rは、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−OH、低級アルキル、低級アルケニル、−C(O)−O−R16置換低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルコキシ置換低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−S(O)20、−N(H)−S(O)−R20、−N(H)−C(O)−R20、−C(O)−N(R21)−R22または−S(O)−N(R23)−R24であり、ここで、低級アルキルは、−C(O)−O−R16、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各Rは、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−OH、−NH、低級アルキル、低級アルキニル、ジ−アルキルアミノ置換低級アルキニル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニル、−C(O)−N(R25)−R26または−N(H)−C(O)−R20であり、ここで、低級アルキルは、1個または複数のフルオロ、アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノまたはフェニルで任意に置換されていてもよく、かつ低級アルコキシは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各Rは、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−NO、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換低級アルコキシ、−C(O)−O−R16、−N(H)−C(O)−R20、1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよいヘテロアリールであるか、または、隣接する炭素上の2個のRが組み合わさって、1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよい縮合ヘテロシクロアルキルを形成し;
各R10は、存在する場合、独立に、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)−O−R16、または1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよいヘテロアリールであり;
各R11は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、ここで、低級アルキルは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニルまたはヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
各R12、R14およびR16は、存在する場合、独立に、水素または低級アルキルであり;
各R13は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールであるか、または、窒素およびR12と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し、ここで、低級アルキルは、シクロアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリールまたは低級アルキル置換ヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
各R15は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキル、−OH置換低級アルキル、シクロアルキルまたは低級アルコキシであり;
各R17は、存在する場合、独立に、低級アルキル、フェニルまたは低級アルキル置換フェニルであり;
各R18は、存在する場合、独立に、低級アルキルまたはシクロアルキルアミノであり;
各R19は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
各R20は、存在する場合、独立に、低級アルキルであり;
各R21およびR22は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルであるか、または、窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;
各R23およびR24は、存在する場合、独立に、水素、−OHで任意に置換されていてもよい低級アルキル、シクロアルキルであるか、または、窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;かつ
各R25およびR26は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたはシクロアルキルである]
を含む、フェニルスルホンアミド化合物の固体形態。
【請求項2】
前記スルホンアミド化合物が、式Iaの化合物
【化2】

[式中、
UおよびVはC−Hであり、かつWはC−R27であるか;
または、UおよびWはC−Hであり、かつVはC−R28であるか;
または、UはNであり、VはC−Hであり、かつWはC−R27であるか;
または、UはNであり、VはC−R28であり、かつWはC−Hであるか;
または、UはC−Hであり、VはNであり、かつWはC−R27であるか;
または、UはC−Hであり、VはC−R28であり、かつWはNであり;
は、−CH−、−C(OH)H−または−C(O)−であり;
27は、水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニル、ヘテロアリール、−CN、−O−R38、−N(R39)−R40、−C(O)−N(R41)−R42、−C(O)−O−R43、−S(O)−R44および−N(H)−C(O)−R45からなる群から選択され、ここで、低級アルキルは、1個または複数のR32で任意に置換されていてもよく、低級アルケニルおよび低級アルキニルは、1個または複数のR33で任意に置換されていてもよく、ヘテロシクロアルキルは、1個または複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のR34で任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR35で任意に置換されていてもよく;
28は、水素、クロロ、メチル、メトキシ、−CNおよび−C≡CHからなる群から選択され、
29は、水素、フルオロまたはクロロであり;
30は、水素、フルオロ、クロロまたはメチルであり;
31は、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、シクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、シクロアルキルは、−C(O)OR43で任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のR36で任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR37で任意に置換されていてもよく;
各R32は、存在する場合、独立に、フルオロ、−OH、低級アルコキシ、ヘテロアリール、クロロ置換ヘテロアリール、フェニル、クロロ置換フェニル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−C(O)−N(R41)−R46または−C(O)−O−R43であり;
各R33は、存在する場合、独立に、−C(O)−O−R43、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノまたはジ−アルキルアミノであり;
各R34は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−OH、低級アルキル、低級アルケニル、−C(O)−O−R43置換低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルコキシ置換低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−S(O)47、−N(H)−S(O)−R47、−N(H)−C(O)−R47、−C(O)−N(R48)−R49または−S(O)−N(R50)−R51であり、ここで、低級アルキルは、−C(O)−O−R43、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各R35は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−OH、−NH、低級アルキル、低級アルキニル、ジ−アルキルアミノ置換低級アルキニル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニル、−C(O)−N(R52)−R53または−N(H)−C(O)−R47であり、ここで、低級アルキルは、1個または複数のフルオロ、アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノまたはフェニルで任意に置換されていてもよく、かつ低級アルコキシは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各R36は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−NO、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換低級アルコキシ、−C(O)−O−R43、−N(H)−C(O)−R47、1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよいヘテロアリールであるか、または、隣接する炭素上の2個のR36が組み合わさって、1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよい縮合ヘテロシクロアルキルを形成し;
各R37は、存在する場合、独立に、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)−O−R43、または1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよいヘテロアリールであり;
38は、水素、低級アルキル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、ここで、低級アルキルは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニルまたはヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
各R39、R41およびR43は、存在する場合、独立に、水素または低級アルキルであり;
40は、水素、低級アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールであるか、または、窒素およびR39と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し、ここで、低級アルキルは、シクロアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリールまたは低級アルキル置換ヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
42は、水素、低級アルキル、−OH置換低級アルキル、シクロアルキルまたは低級アルコキシであり;
44は、低級アルキル、フェニルまたは低級アルキル置換フェニルであり;
45は、低級アルキルまたはシクロアルキルアミノであり;
各R46は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
各R47は、存在する場合、独立に、低級アルキルであり;
各R48およびR49は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルであるか、または窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;
各R50およびR51は、存在する場合、独立に、水素、−OHで任意に置換されていてもよい低級アルキル、シクロアルキルであるか、または窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;かつ
各R52およびR53は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたはシクロアルキルである]
である、請求項1に記載の固体形態。
【請求項3】
前記スルホンアミド化合物が、
【化3】

[式中、
54は、クロロ、低級アルキル、フェニル、ヘテロアリール、−CN、−C≡CH、−O−R62、−N(R63)−R64、−C(O)−N(R65)−R66、−C(O)−O−R67、−S(O)−R68および−N(H)−C(O)−R69からなる群から選択され、ここで、低級アルキルは、1個または複数のR57で任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のR58で任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR59で任意に置換されていてもよく、
78は、水素、低級アルキル、フェニル、ヘテロアリール、−CN、−C≡CH、−O−R62、−N(R63)−R64、−C(O)−N(R65)−R66、−C(O)−O−R67、−S(O)−R68および−N(H)−C(O)−R69からなる群から選択され、ここで、低級アルキルは、1個または複数のR57で任意に置換されていてもよく、フェニルは、1個または複数のR58で任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR59で任意に置換されていてもよく;
79は、クロロ、メチル、メトキシ、−CNおよび−C≡CHからなる群から選択され;
80は、水素、メチル、メトキシ、−CNまたは−C≡CHであり;
55は、水素またはフルオロであり;
56は、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、シクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、フェニルは、1個または複数のR60で任意に置換されていてもよく、かつヘテロアリールは、1個または複数のR61で任意に置換されていてもよく;
各R57は、存在する場合、独立に、フルオロ、−OH、低級アルコキシ、ヘテロアリール、クロロ置換ヘテロアリール、フェニル、クロロ置換フェニル、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−C(O)−N(R65)−R70または−C(O)−O−R67であり;
各R58は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−OH、低級アルキル、低級アルケニル、−C(O)−O−R67置換低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルコキシ置換低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、−S(O)71、−N(H)−S(O)−R71、−N(H)−C(O)−R71、−C(O)−N(R72)−R73または−S(O)−N(R74)−R75であり、ここで、低級アルキルは、−C(O)−O−R67、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各R59は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−OH、−NH、低級アルキル、低級アルキニル、ジ−アルキルアミノ置換低級アルキニル、低級アルコキシ、低級アルキルチオ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニル、−C(O)−N(R76)−R77または−N(H)−C(O)−R71であり、ここで、低級アルキルは、1個または複数のフルオロ、アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノまたはフェニルで任意に置換されていてもよく、かつ低級アルコキシは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノまたはシクロアルキルアミノで任意に置換されていてもよく;
各R60は、存在する場合、独立に、フルオロ、クロロ、−CN、−NO、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、フルオロ置換低級アルコキシ、−C(O)−O−R67、−N(H)−C(O)−R71、1個もしくは複数の低級アルキルで置換されているヘテロアリールであるか、または、隣接する炭素上の2個のR60が組み合わさって、1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよい縮合ヘテロシクロアルキルを形成し;
各R61は、存在する場合、独立に、低級アルキル、フルオロ置換低級アルキル、低級アルコキシ、−C(O)−O−R67、または1個もしくは複数の低級アルキルで任意に置換されていてもよいヘテロアリールであり;
62は、水素、低級アルキル、シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであり、ここで、低級アルキルは、−OH、低級アルコキシ、モノ−アルキルアミノ、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、フェニルまたはヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
各R63、R65およびR67は、存在する場合、独立に、水素または低級アルキルであり;
64は、水素、低級アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールであるか、または、窒素およびR63と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し、ここで、低級アルキルは、シクロアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリールまたは低級アルキル置換ヘテロアリールで任意に置換されていてもよく;
66は、水素、低級アルキル、−OH置換低級アルキル、シクロアルキルまたは低級アルコキシであり;
68は、低級アルキル、フェニルまたは低級アルキル置換フェニルであり;
69は、低級アルキルまたはシクロアルキルアミノであり;
各R70は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたは低級アルコキシであり;
各R71は、存在する場合、独立に、低級アルキルであり;
各R72およびR73は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルであるか、または、窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;
各R74およびR75は、存在する場合、独立に、水素、−OHで任意に置換されていてもよい低級アルキル、シクロアルキルであるか、または、窒素と組み合わさってシクロアルキルアミノを形成し;かつ
各R76およびR77は、存在する場合、独立に、水素、低級アルキルまたはシクロアルキルである]
からなる群から選択される化合物である、請求項2に記載の固体形態。
【請求項4】
前記塩基性アミノ酸がL−リジンまたはL−アルギニンである、請求項3に記載の固体形態。
【請求項5】
非晶質複合体である、請求項3に記載の固体形態。
【請求項6】
56が、低級アルキル、ジ−アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、または1個もしくは複数のフルオロ、低級アルキルもしくはフルオロ置換低級アルキルで置換されているフェニルである、請求項5に記載の固体形態。
【請求項7】
56が、n−プロピル、ジ−メチルアミノ、ピロリジン−1−イル、3−フルオロフェニルまたは2,5−ジ−フルオロフェニルである、請求項6に記載の固体形態。
【請求項8】
前記化合物がプロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−リジンである、請求項7に記載の固体形態。
【請求項9】
前記化合物がプロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−アルギニンである、請求項7に記載の固体形態。
【請求項10】
前記化合物がプロパン−1−スルホン酸{2,4−ジフルオロ−3−[5−(2−メトキシ−ピリミジン−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]フェニル}−アミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−リジンである、請求項7に記載の固体形態。
【請求項11】
前記化合物がプロパン−1−スルホン酸{2,4−ジフルオロ−3−[5−(2−メトキシ−ピリミジン−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]フェニル}−アミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−アルギニンである、請求項7に記載の固体形態。
【請求項12】
56が4−t−ブチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニルまたは4−トリフルオロメチルフェニルである、請求項6に記載の固体形態。
【請求項13】
前記化合物がN−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリミジン−3−カルボニル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−リジンである、請求項12に記載の固体形態。
【請求項14】
前記化合物がN−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリミジン−3−カルボニル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−アルギニンである、請求項12に記載の固体形態。
【請求項15】
前記化合物がN−[3−(5−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリミジン−3−カルボニル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−リジンである、請求項12に記載の固体形態。
【請求項16】
前記化合物がN−[3−(5−シアノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリミジン−3−カルボニル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−4−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミドであり、かつ前記塩基性アミノ酸がL−アルギニンである、請求項12に記載の固体形態。
【請求項17】
請求項1から16のいずれかに記載の固体形態と、1種または複数の薬学的に許容される添加剤とを含む組成物。
【請求項18】
プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドとL−リジンとを含む非晶質複合体の作製における、プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドの結晶多形形態1の使用。
【請求項19】
プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドとL−アルギニンとを含む非晶質複合体の作製における、プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドの結晶多形形態1の使用。
【請求項20】
プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドとL−リジンとを含む非晶質複合体の作製における、プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドの結晶多形形態2の使用。
【請求項21】
プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドとL−アルギニンとを含む非晶質複合体の作製における、プロパン−1−スルホン酸{3−[5−(4−クロロ−フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−アミドの結晶多形形態2の使用。

【公表番号】特表2012−526128(P2012−526128A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−509907(P2012−509907)
【出願日】平成22年5月4日(2010.5.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/033576
【国際公開番号】WO2010/129570
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(505324881)プレキシコン インコーポレーテッド (27)
【氏名又は名称原語表記】PLEXXIKON INC.
【Fターム(参考)】