セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造
【課題】セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を開示する。
【解決手段】このカスケード構造は、複数のデータディスクと1つのキーディスクとを具備する。データディスクは、それぞれ、パブリックゾーンと、キーディスクとマッチするプライベートゾーンとを有する。キーディスクがデータディスクと直列に接続されると、プライベートゾーンが表示され、キーディスクのパブリックプログラムによってロード又は保存される。従って、プライベートゾーンにデータを保持し隠すことができるので、他の不正ユーザーはプライベートゾーンのデータが盗用することができない。
【解決手段】このカスケード構造は、複数のデータディスクと1つのキーディスクとを具備する。データディスクは、それぞれ、パブリックゾーンと、キーディスクとマッチするプライベートゾーンとを有する。キーディスクがデータディスクと直列に接続されると、プライベートゾーンが表示され、キーディスクのパブリックプログラムによってロード又は保存される。従って、プライベートゾーンにデータを保持し隠すことができるので、他の不正ユーザーはプライベートゾーンのデータが盗用することができない。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電ストレージ装置、特に、セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
豊富な情報と日々に進歩する技術の下、フラッシュディスクやポータブルハードディスク等のような各種のストレージ装置に保存されるデジタルデータは増大している。その軽量さや持ち運びの容易性に鑑み、情報関連事業に不可欠なものとして、従来のフロッピディスクやハードディスクに代わってフラッシュディスクが徐々に一般に用いられるようになっている。
【0003】
しかし、その便利な持ち運び容易性と、プラグを差し込むだけで作動できる特性によって、小型で優れた外観デザインを有する従来のフラッシュディスクは、ユーザーの便利性を高めることができる半面、その内部データが容易に他人に使用される又は盗用されるといった問題を通常有している。一人の不正ユーザーによって盗用された従来のフラッシュディスクは、内部に保存したデータを隠す機能はもちろん書き込み保護機能も有するにもかかわらず、内部データが完全に漏出する場合がある。さらに、本来1つのフラッシュディスクによってプラグ接続される1つのUSBに設けられる特別な多重ポートコネクターが設けられているにもかかわらず、単一のUSBポートによって多数のフラッシュディスク中のデータへの同時アクセスを可能とするため、従来のUSDフラッシュディスクに保存されているデータが不正にコピーされたり、復元される事態が未だに不可避となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−219084号公報
【発明の概要】
【0005】
上記した問題を回避するために、本発明の主たる目的は、少なくとも2つのカスケードモードでフラッシュディスク中のデータのセキュリティを確保する機能を高め、不正使用者による盗用を防止することによって、保護されたデータのセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、容易に理解できる表示方法及び簡単な操作方法で容易に利用できる、セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を提供することにある。
【0007】
本発明の目的及び問題を解決するための技術は、以下に示す技術的特徴によって具体化される。本発明のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造の一例として、複数のデータディスクとキーディスクとを具備し、データディスクの1つは、少なくともパブリックゾーンとプライベートゾーンに区画され、プライベートゾーンはキーディスクにマッチし、キーディスクには、キーディスクがデータディスクに直列に接続された場合に、プライベートゾーンを表示しアクセス可能とするようにパブリックプログラムがインストールされていることを特徴とする。
【0008】
本発明の上記した目的、他の目的及び課題を解決するための技術は、以下の構成によって具現化される。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、キーディスクは、データディスクと実質的に同一の外観特性を有する。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、各データディスクは、データディスク間及びデータディスクとキーディスク間の直列接続用のUSBアダプタポートを具備する。
【0009】
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックゾーンとプライベートゾーンの両方のメモリーサイズは、パブリックプログラムによって再区画可能である。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックプログラムは、再区画の際に1つのウィンドウで図形表示されている。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックゾーンは標準仕様に対応するメモリーサイズを有する。
【0010】
上記した構成によって、本発明に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造は、以下の効果を奏する。
1.1つの技術的手段として、データディスクとキーディスクによって特定の組み合わせを形成し、データディスクにキーディスクと対応するプライベートゾーンを区画形成し、キーディスクのパブリックプログラムによってプライベートゾーンの表示とアクセスを可能とし、不正ユーザーが、紛失した又は盗まれたデータディスクのプライベートゾーンに保存されているデータを読み取ったりするのを禁止し、又は、不正ユーザーの盗用からデータを保護する一般的なカスケードフラッシュディスクとして用いることができる。
【0011】
2.1つの技術的手段として、データディスクと、キーディスクを、データディスク間又はデータディスクとキーディスク間の直列接続用にデータディスク上に設けられたUSBアダプタポートと共に特定の組み合わせを形成することによって、メモリ容量の増大を図ると共に、キーディスクを用いた制御によってデータを表示したり秘匿することができる。
【0012】
3.1つの技術的手段として、データディスクとキーディスクによって特定の組み合わせを形成し、再区画の際、パブリックプログラムをウィンドウに図形表示することによって、容易に理解できる表示を提供すると共に、簡単なアプリケーションによってユーザーの操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例におけるデータディスクの部分図である。
【図4】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図5】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図6】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図7】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図8】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図9】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図10】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図11】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図12】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図13】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図14】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図15】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図16】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図17】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図18】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図19】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図20】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図21】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図22】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図23】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図24】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図25】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図26】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図27】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図28】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図29】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図30】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図31】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図32】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図33】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図34】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図35】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図36】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図37】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図38】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図39】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図40】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図41】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図42】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図43】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図44】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図45】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図46】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の詳細な実施例を、添付図を参照して以下説明する。添付図は本発明の基礎的構成又は実施例を概念的に示す簡略図であり、従って、添付図では、発明構成要素(理解を容易にするため、他の関連寸法と異なり、これらの発明構成要素の数、形、大きさは均衡をとって記載しておらず、また、幾つかの寸法は拡大もしくは単純化している)及びこれらの発明構成要素の組み合わせのみが記載されていることに留意願いたい。ここに典型例として選択的に記載される配置と比較した場合、発明構成要素の数、形、大きさに関して、実際の構造における構成要素のレイアウトの詳細は、複雑になり得る。
【0015】
斜視図である図1及びブロック図である図2を参照して説明する。図1、図2は本発明の実施例に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を示し、カスケード接続構造は、複数のデータディスク110と、キーディスク120とを具備する。
【0016】
データディスク110の少なくとも1つは、パブリックゾーン111と、キーディスクにマッチするプライベートゾーン112とに区画(partitioned)されている。データを供給するパブリックゾーン111へのアクセスを可能とすることによって、各データディスク110は一般のフラッシュディスクと同じ機能を有する。キーディスク120がデータディスク110に直列に接続されると、キーディスク120にインストールされたパブリックプログラム121によって、プライベートゾーン112が表示され、プライベートゾーン112へのアクセスが可能となる。
【0017】
ここで、データディスク110とキーディスク120上にそれぞれ設けられたUSBアダプタポート113とUSBコネクタ122は、データディスク間、及びキーディスク120とデータディスク110間を直列に接続するためのインターフェースを構成する。実際の製品では、キーディスク120の外観は、データディスク110の外観と同一である。例えば、好ましい1実施例を示す図1において、キーディスク120とデータディスク110は、ともに、矩形立体形状の外観を有する。他の実施例として、キーディスク120とデータディスク110の外観を、共に、筒状、立方体形状、もしくはその他のオリジナルの形状とすることもできる。
【0018】
さらに、フラッシュディスク110のカスケード接続構造では、パブリックゾーン111のメモリーサイズとプライベートゾーン112のメモリーサイズとは、パブリックプログラム121によって再区画され、このパブリックプログラム121は再区画の際に1つのウィンドウに図形表示される。また、この構成は、1人のユーザー自身によって重要なデータを管理し秘匿できること、及び、グラフウィンドウインターフェース(下記に示す)を用いたユーザーによる簡単な操作を図る上で共に好ましい。
【0019】
実際に、パブリックゾーン111は標準メモリーサイズを有し、例えば、512M、1G,2G,4Gもしくは8Gのメモリーサイズを有する。より好ましくは、パブリックゾーン111のメモリーサイズは、ユーザーの好ましい仕様に調整することができる。更に、キーディスク120を有しない不正ユーザーは、紛失した又は盗まれたデータディスク110中のパブリックゾーン111のみ読みまたは閲覧することができ、プライベートゾーン112を読みまたは閲覧することができない。
【0020】
また、他のユーザーは、拾得した紛失物であるデータディスク110を、一般のカスケードフラッシュディスクであると誤って認識することになる。このように、本発明は、1人のユーザーによって秘匿されたデータが容易に開示されないようにしているため、機密業務データにおけるデータアクセスとセキュリティーに適用することができる。
【0021】
図3に示すように、各データディスク110は、具体的には、少なくともケース115と、USBコネクタ114と、基板116と、メモリーチップ117と、パッケージ118とを具備する。好ましい実施例において、プラスチック材にて製造されたケース115は、小さい積み木ブロックのような矩形の外観を有しており、使用の際に、ユーザーは容易にデータディスク110をつかみ、直列に接続することができる。
【0022】
さらに、基板116の内面116Aに設けられたメモリーチップ117とコントローラーチップとは、基板116の内面116A上に同様に設けられたパッケージ118によって封止され、メモリーチップ117とパッケージ118の両方は、ケース115内に配置される。
【0023】
基板116の外面116Bの両側には、USBコネクタ114とUSBアダプタポート113に向けてそれぞれ伸延する複数のUSB接触フィンガー114Aと複数のUSBアダプタフィンガー113Aが設けられる。USB接触フィンガー114Aはメモリーチップ117と電気的に接続され、USB接触フィンガー114Aの拡張端子であるUSBアダプタフィンガー113Aは、他のデータディスク110のUSB接触フィンガー114Aと電気的に接続されている。USB接触フィンガー114AとUSBアダプタフィンガー113Aは同一形状を有する。
【0024】
この実施例において、メモリーチップ117は、電源が遮断された場合においてもデータが失われないフラッシュメモリである。したがって、本発明のデータディスク110は、カスケード接続によって拡張されたメモリによる効果を獲得することができると共に、データディスク110に対応するキーディスク120の使用によって、データディスク110のプライベートゾーン112に保存されたデータを保護することができる。
【0025】
起動と初期化のページ
図4から図6は、ウィンドウズ(登録商標)OS上で、本発明に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスク100のカスケード接続構造に加えられるソフトウェアを例示する。即ち、本発明に係るパブリックプログラム121がキーディスク120にインストールされ、同パブリックプログラム121は、フラッシュディスク100のカスケード接続構造において、ハードウェアに基づくデータセキュリティ機能を高めるために自動的に実行される。本発明において、キーディスク120に対応するデータディスク110内の2つの領域、即ち、パブリックゾーン111とプライベートゾーン112は、キーディスク120にインストールされているパブリックプログラム121を用いて1人のユーザーが設計して、プラグ・アンド・プレイのほかに、カスケード接続されたデータディスク110の直接の管理もできるようにしている。
【0026】
更に、データディスク110の一部をプライベートゾーン112として区画することができるので、データディスク110の1つを、同データディスク110に対応するキーディスク120に直列に接続することによって、プライベートゾーン112に保存されているファイルを表示することができる。対応するキーディスク120をデータディスク110に直列接続できない場合、ユーザーは、パブリックゾーン111内のファイルのみチェックかつアクセスでき、プライベートゾーン112に保存されている秘匿のファイルは、ウィンドウズ(登録商標)OSには表示されない。
【0027】
再度、図1に示されるように、本実施例において、フラッシュディスク100のカスケード接続構造は、2つのデータディスク110及びデータディスク110と対応するキーディスク120とを具備する。しかし、他の実施例として、フラッシュディスク100のカスケード接続構造は、キーディスク120を多数の(2つ、もしくは3つ以上)データディスク110に直列に接続するようにしてもよい。
【0028】
詳細には、製品として出荷される前に、パブリックプログラム121はキーディスク120にインストールされている。データディスク110内のデータをパブリックゾーンとプライベートゾーンに区画又は割り当てる方法を、図を参照して、以下説明する。
【0029】
フラッシュディスク100のカスケード接続構造がコンピュータのUSBポートに差し込まれると、パブリックプログラム121が自動的にアクティブとなり、実行される。本実施例において、データディスク110の前部を露出した1つのUSBコネクタが、コンピュータの1つのUSBポートに結合される。パブリックプログラム121の初期化のページを表示する図4において、「USB情報を読込中…」というメッセージは、システムが、データディスク110に関連する情報を読み込んでいる最中であることを意味する。パブリックプログラムが完全にアクティブになると、初期化のページが、図4に表示されるページから図5に表示されるページへと変わる。
【0030】
図5は、プライベートゾーンが区画されていない2つのデータディスク(GとH)を示す。ドライブGに相当する第1データディスクは容量955メガバイトのパブリックゾーンを有するが、プライベートゾーンは有さない。ドライブHに相当する第2データディスクは容量955メガバイトのパブリックゾーンを有するが、プライベートゾーンは有さない。図6は、キーディスクに直列接続されたデータディスク(H)が1つだけであることを示し、図7はデータディスクがなくキーディスクだけが接続されている場合であり、「USBドライブがありません」というメッセージが表示される。
【0031】
更に、他の形態を図8に示す。図8は、第2データディスク(H)がシステムによってプライベートゾーンとパブリックゾーンとに再区画することができない場合であり、「USBドライブがドックされていません」というメッセージが表示される。これは、第2データディスク(H)に既に存在するプライベートゾーンは、現在直列接続されているキーディスクによって区画されていないからである。したがって、データディスクのプライベートゾーンは、対応しない(unmatched)キーディスクを用いた場合には表示されず、本発明に係る直列接続された正確に対応する (matched)キーディスクを用いた場合には、データディスクのプライベートゾーンは表示される。
【0032】
要するに、「USBドライブがドックされていません」と表示されたメッセージは、データディスクとキーディスクは異なるグループに分類されている場合、異なるグループに属するキーディスクを用いては、データディスクのプライベートゾーン内のファイルは管理することはできないことを意味する。
【0033】
初期化のページを表している図9に示すように、オペレーティングシステムのシステムトレイには、小さいアイコンが更に一つ追加されており、このアイコンはパブリックプログラム121がアクティブになったことを示す。図10に示すように、1人のユーザーが初期化のウィンドウの[Close]ボタンを押すと、パブリックプログラムは、直ちに画面から隠された状態となるが、すぐに動作が停止されるわけではない。
【0034】
さらに、図9に示す小さいアイコンをダブルクリックすると、初期化のウィンドウ(図10参照)は再び表示される。他の方法として、図11に示すように、小さいアイコンにカーソルを移動して合わせた状態でマウスを右クリックをし、表示されたリストから[Show]を選択した場合も、同様に、初期化のウィンドウは再び表示される。再度、図11に示すように、ユーザーがパブリックプログラム121を停止したい場合は、リストの[Exit]を押せばよい。
更に、1人のユーザーがキーディスクのプラグを直接引き抜くと、パブリックプログラムは直ちに停止され、終了する。
【0035】
区画のページ
1人のユーザーが、少なくともデータディスク110をプライベートゾーン112とパブリックゾーン111に区画しようとする場合、まず、データディスク110とキーディスク120とを直列接続し、次に、データディスク110を一つのコンピュータに差込み、キーディスク120内のパブリックプログラムを自動的に実行させる。この時、データディスク110は、パブリックゾーン111のみを有する(つまり、区画されていない)、又は、すでに区画されているデータディスク110は、キーディスク120と同じグループに分類されている。上記方法の1つを用いて、ユーザーは、プライベートゾーンのサイズとパブリックゾーンのサイズとを再区画することができる。
【0036】
図12に、区画する手順を説明するために、それぞれ容量が955メガバイトの区画されていない2つのデータディスク(GとH)を示す。まず、フラッシュディスクのカスケード接続構造が1つのホストコンピュータ又は1つのノート型パソコンのUSBポートに差し込まれると、アクティブになったパグリックプログラムのページが図12に示すように表示される。プライベートゾーンは割り当てられてないので、データディスクのパブリックゾーンが表示されている。
【0037】
図13において、“マイコンピュータ”内のそれぞれのデータディスクは、リムーバブルディスクG,Hに相当し、パブリックプログラムによってこれら2つのディスクにそれぞれ与えられたアイコンが表示されている。それぞれの容量が955メガバイトである2つのディスクを示す図14を参照すると、それぞれの容量はパブリックゾーンとして、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティにおいて確保されている。
【0038】
次に、パブリックプログラムによって切り替えられた区画用のページを表示する方法として、2つの方法がある。(1)図15に示すように、初期化のページにて[設定]ボタンをクリックする。(2)図16に示すように、システムトレイ上のパブリックプログラム121の小さいアイコンにカーソルを移動して合わせ、右クリックし、リスト中の[設定]をクリックする。
【0039】
図17に示すように、上述した区画に関する手順が、ページに表示されている。図形表示される本実施例において、第1データディスク(ドライブG:)と第2データディスク(ドライブH:)の両方は、100%完全にパブリックゾーンで(955M)、データディスクのパブリックゾーンを表すテーブルの左側に、区切りバーを有する。
【0040】
図18に示すように、第1データディスク(ドライブG:)を、700メガバイトのプライベートゾーンと255メガバイトのパブリックゾーンとに区画する場合、ユーザーは、マウスを押した状態で対応する区切りバーを右側へ調整し、そして、パブリックゾーンの横にある[Dock]ボタンを押して区画をアクティブとし、所望比の区画を得る。
【0041】
図19に示すように、区画を行う際に、データディスク中にある現在のファイルを消去する行為の是非をユーザーに再確認するために、システムによってダイアログボックスが表示される。データディスク110の区画は、[Cancel]ボタンを押すことにより取り消される、もしくは[OK]ボタンを押すことによりアクティブになる。
【0042】
図20に示すように、ユーザーが[OK]ボタンを押して区画を確認した場合、データディスク110はシステムによって区画される(初期化中)。図21に示すように、区画が完了すると、「USBドライブが完全にドックされました」というメッセージと[OK]ボタンとが表示され、[OK]ボタンを押すと、メッセージウィンドウは閉じる。
【0043】
図22に示すように、他のデータディスクもまた、対応する区切りバーをドラッグして[Dock]ボタンをクリックすることにより、区画することができる。例えば、第2データディスク110(ドライブH:)のメモリ領域を、400メガバイトのプライベートゾーンと、555メガバイトのパブリックゾーンとに区画することができる。更に、「パスワード追加」において、パスワードを設定することもできる。左上の角にある[X]ボタンを押すと、初期化のウィンドウに戻る。
【0044】
その後、データディスク110とキーディスク120は直列に接続され、オペレーティングシステムにリンクされる。図23に示すように、区画によって割り当てられたプライベートゾーンがそれぞれ異なる容量を有する(即ち、700Mbytesと400Mbytes)2つのデータディスク(GとH)が表示されている。
【0045】
図24は、1人のユーザーによってウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーで検索される2つのリムーバブルディスクの内容を例示する。キーディスクがカスケード接続されかつパブリックプログラムが有効になっているので、ユーザーは、エクスプローラーのプロパティに表示されている669MBと399MBのリムーバブルディスクのプライベートゾーンを、見ながら操作することができる。この時点において、データディスク内の操作対象は、キーディスクが取り外され又はパブリックプログラムが無効の場合は、パブリックゾーンに転送される。
【0046】
図25に示すように、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティに表示されている255MBと555MBは、キーディスクが取り外された場合のリムーバブルディスクのパブリックゾーンである。即ち、機密ファイルと一般ファイルが、1人のユーザーによって、プライベートゾーンとパブリックゾーンにそれぞれ保存されることになる。アクセスが必要となるいかなる機密ファイルにアクセスする場合であっても、1つのデータディスク(リムーバブルディスク)を、そのデータディスクに対応するキーディスクに直列に接続する必要がある。
【0047】
一方、このように接続しない場合は、単一のデータディスク(リムーバブルディスク)が1つのコンピュータにプラグ接続しても、ユーザーは、一般的ファイルのみしかアクセスできない。従って、キーディスクなしにプライベートゾーンに保存されているファイルを盗用しようとしても、不正ユーザーは、機密データにアクセスしたり、ブラウズすることができず、また、データディスク(リムーバブルディスク)中に隠されているプライベートゾーンの存在さえ全く知らないことになる。
【0048】
図26に示すように、現在カスケード接続されているキーディスクではないキーディスクを、プライベートゾーンとパブリックゾーンを有する第1データディスク(ドライG:)のセクタを区画するために使用しようとしても、「USBドライブがドックされていません」というメッセージが表示される。このように、セクタサイズはパブリックプログラム中では区画できず、システムによってデータディスク(ドライブG:)上にマークとして表示される灰色のアイコンは、区画は許可されないことを意味する。
【0049】
この時点では、図27に示すように、データディスク(ドライブG:)のパブリックゾーンのみが観察される。他のキーディスクに制御されている上記した第1データディスク(ドライブG:)を区画することが要求される場合、唯一の方法は、プライベートゾーンを有しない100%パブリックゾーンとすべくデータディスク(ドライブG:)を削減するために使用される初期関係づけキーディスクを探すことである。このようにすることによって、データディスク(ドライブG:)はどのキーディスクともマッチできる。
【0050】
図28から図30を参照して、データディスクの区画を調整する方法を説明する。図28は区画されたシステムの一ページを表示している:第1データディスク(ドライブG:)は、パブリックゾーン(255M)とプライベートゾーン(700M)に区画されている;第2データディスク(ドライブH:)はパブリックゾーン(555M)とプライベートゾーン(400M)に区画されている。図29に示すように、第1データディスク(ドライブG:)用の区切りバーが(655Mのパブリックゾーンを作成するために左側方向へ)ドラッグされているが、[Dock]ボタンは押されていない状態で他のデータディスク(ドライブH:)が直接クリックされた時、システムによってドライブGの(区切りバーがドラッグされる前の)初期状態に自動的に戻る。
【0051】
図30に示すように、第1データディスク(ドライブG:)のパブリックゾーンのサイズが自動的に255Mに調整されるので、1人のユーザーが不注意で区切りバーを動かすことによっていくつかのプライベートゾーンが失われるという問題を回避することができる。従って、一人のオペレータが区切りバーをドラッグしながら対応する[Dock]ボタンを押す動作が、データディスクの区画を実行するためには不可欠である。言い換えれば、プログラムによって区画されるデータディスクは毎回一つだけである。
【0052】
暗号化:
1人のユーザーによってシステムに対して一つのパスワードが設定された後、パブリックプログラム121がアクティブになると、初期設定ウィンドウがログインウィンドウに切り替わる。1人のユーザーによってログインウィンドウに正しいパスワードが入力されると、ユーザーはシステムに入ることが許可される。正しいパスワードが入力されなければ、パブリックプログラム121のさまざまな機能の実行も、各データディスク110のプライベートゾーン120の利用も、共に不可となる。操作の詳細を以下に示す。
【0053】
図31に示すように、一つの「パスワード追加」のチェックボックスがウィンドウ中の一番下のブロックに表示され、ユーザーは、カーソルでこのチェックボックスをクリックする。次に、図32に示すように、「元のパスワード」、「新パスワード」、「新パスワードの確認」、「パスワードヒント」の4つのフィールドがブロック中に上から順に表示される。1人のユーザーによってパスワードが新規に作成される場合、ユーザーは所望のパスワードを「新パスワード」フィールドに入力するだけでなく「新パスワードの確認」フィールドにも繰り返し入力し、両方のフィールドに同一のパスワードが入力されたことを確認しなければならない。
【0054】
そしてユーザーが不注意で予め設定されたパスワードを忘れた場合、そのパスワードをユーザーに思い出させるために、ユーザーの好みと利便性に考慮したヒントを「パスワードヒント」に表示する。(このフィールドをブランクのままにしておくことは許可される)。すべての情報キーが入力した後、ユーザーは、すべてのデータを保存させるために[修正]ボタンが押されなければならない。「新パスワード」と「新パスワードの確認」の相違が検出された場合、1人のユーザーには、二つの異なるパスワードが入力されたことを示す「新パスワードが確認できませんでした」という警告メッセージがシステムから与えられる。その後、ユーザーは、新パスワードの正しさを確認するために、再度、新パスワードが入力しなければならない。
【0055】
図34に示すように、パスワードが首尾よく設定されると、パブリックプログラムがアクティブになり、「パスワード」と「パスワードヒント」を含むログインウィンドウが表示される。図35に示すように、データディスク(リムーバブルディスク(G:)とリムーバブルディスク(H:))にアクセスしようとする1人のユーザーが「マイコンピュータ」が開いた場合、ユーザーは、パブリックゾーンの中のファイルのみ見ることができる点に留意すべきである。
【0056】
図36に示すように、ユーザーは、データディスク(リムーバブルディスク(G:)とリムーバブルディスク(H:))を調査するためにウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティを使用することができる。ここで、データディスクG(リムーバブルディスク(G:) の容量とデータディスクH(リムーバブルディスク(H:)の容量とは、それぞれ255MBと555MBであり、図32のデータディスク(ドライブGとドライブH)のパブリックゾーンの容量と完全に同じである。
【0057】
図37に示すように、1人のユーザーは、予め設定されたパスワードを思い出すため参照するチェックボックス「パスワードヒント」をチェックした後、ユーザーによって作成されていたヒントの文字列をチェックボックスの下に表示することができる。その後、ユーザーは、予め設定されたパスワードを「パスワード」フィールド中に入力し、[Login]ボタンをクリックすることで、ログインが完了する。
【0058】
図38に示すように、誤ったパスワードが入力された場合、システムは「パスワードが間違っています」というメッセージを画面に表示してその旨をユーザーに知らせる。この時点で、正しいパスワードを入力するためログインウィンドウに戻るためには、ユーザーは[戻る]ボタンが押下されなければならない。誤ったパスワードが三回続けて入力された場合には、パブリックプログラムは自動的に使用不可になる。
【0059】
図39に示すように、ユーザーは、パスワードをユーザーの所望する新しいパスワードに変更するために区画用のウィンドウを利用できる。新しく変更されたパスワードを保存するために[修正]ボタンをクリックするまえに、ユーザーは現在使用中のパスワードをウィンドウの一番下のブロックの「元のパスワード」フィールドに入力し、新しいパスワードを、システムが確認できるように「新パスワード」フィールドと「新パスワードの確認」フィールド両方に入力し、ユーザーの好みによって、オプショナルな新しいヒントの文字列を「パスワードヒント」フィールドに入力する。「元のパスワード」フィールドへの誤ったパスワードの入力が検出された場合、新しいパスワードの更新操作は利用不可能となり、「元のパスワードが間違っています」というメッセージが表示されて、システムは、1人のユーザーに元のパスワードが前に設定されたパスワードとマッチしていないことを知らせる。
【0060】
このように、他のユーザーによってパスワードがランダムに変更されることによって引き起こされるユーザーの不安や不便は回避される。さらに、図41に示すように、パスワード機能をキャンセルする方法は、元のパスワードを更新する操作と同様である。即ち、識別文字列として現在使用中のパスワードを他のフィールドではなくて「元のパスワード」フィールドに入力する必要があり、[削除]ボタンをクリックすることでパスワード機能がキャンセルされ、データディスクはどのパスワードによっても保護されない状態に戻る。パスワードが完全にキャンセルされたこの状態においては、パブリックプログラム121によってアクティブになったパスワードを入力する必要はない。
【0061】
ディスクラベルのセットアップ:
本発明では、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのデータディスク110の識別は、パブリックプログラム121によって各データディスク110に指定されかつマークされた固有のディスクラベルによって容易に行うことができる。初期化と区画を行うウィンドウにおいて、すべてのデータディスク110に対応するラベル入力フィールドが設けられている。データディスク110とカスケード接続されたキーディスク120が同じグループに分類されていてもいなくても、ひとつのディスクラベルがパブリックプログラム121の中のデータディスク110に指定されることに留意すべきである。
【0062】
図42に示すように、ラベル「データディスク1」が第1データディスク(G)に指定され、「マイコンピュータ」内の第2データディスク(H)にはラベルが付与されていないためにラベル「リムーバルディスク」が第2データディスクに指定されている。図43に示すように、パブリックプログラムを初期化するウィンドウにおいて、ラベル「データディスク1」がデータディスク(G)の右側にマークで表示されており、データディスク(H)の右側には文字列がない(空白)。図44に示す区画用のウィンドウでは、データディスク(ドライブ G)の右側にラベル「データディスク1」が付与され、データディスク(ドライブ H)の右側には文字列がない(空白)。
【0063】
したがって、ラベルを更新したい1人のユーザーは、図45に示すように、データディスク(GとH)のそれぞれに対してラベルを追加または変更するため、一つのラベルに対して所望のタイトル(英語アルファベットで11文字(最大))をトップにあるラベル入力フィールドに入力し、その後、キーボード上の「エンターキー」を押す。この操作によって、「マイコンピュータ」内で、ラベル「データディスク1」が第1データディスク(G)にマークとして付与され、ラベル「データディスク2」がマークとして第2データディスク(H)に付与される。
【0064】
最後に、図46に示すように、それぞれのラベルの入力フィールドの右側に、「オープン・ファイル・エクスプローラー」という一のボタンが拡大アイコンとして表示される。データディスク(G)の右側のボタンが1人のユーザーによって押されると、画面上に設けた1つのウィンドウ「G: \」が表示されたウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーとして、データディスク(G)が開き、データディスク(G)の中のすべてのデータ、例えば、「deploy.rtf」、「deploy.txt」、「license.rtf」 等が表示される。
【0065】
上述した開示と記載は、好適な実施例を例示及び説明するためなされたものであり、本発明を何ら限定するものではない。記述された好適な実施例の開示内容は本発明を制限するものではなく、実施例の簡単な改良例、変形例及び変容例は、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者が行うことができるものである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電ストレージ装置、特に、セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造に関する。
【背景技術】
【0002】
豊富な情報と日々に進歩する技術の下、フラッシュディスクやポータブルハードディスク等のような各種のストレージ装置に保存されるデジタルデータは増大している。その軽量さや持ち運びの容易性に鑑み、情報関連事業に不可欠なものとして、従来のフロッピディスクやハードディスクに代わってフラッシュディスクが徐々に一般に用いられるようになっている。
【0003】
しかし、その便利な持ち運び容易性と、プラグを差し込むだけで作動できる特性によって、小型で優れた外観デザインを有する従来のフラッシュディスクは、ユーザーの便利性を高めることができる半面、その内部データが容易に他人に使用される又は盗用されるといった問題を通常有している。一人の不正ユーザーによって盗用された従来のフラッシュディスクは、内部に保存したデータを隠す機能はもちろん書き込み保護機能も有するにもかかわらず、内部データが完全に漏出する場合がある。さらに、本来1つのフラッシュディスクによってプラグ接続される1つのUSBに設けられる特別な多重ポートコネクターが設けられているにもかかわらず、単一のUSBポートによって多数のフラッシュディスク中のデータへの同時アクセスを可能とするため、従来のUSDフラッシュディスクに保存されているデータが不正にコピーされたり、復元される事態が未だに不可避となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−219084号公報
【発明の概要】
【0005】
上記した問題を回避するために、本発明の主たる目的は、少なくとも2つのカスケードモードでフラッシュディスク中のデータのセキュリティを確保する機能を高め、不正使用者による盗用を防止することによって、保護されたデータのセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、容易に理解できる表示方法及び簡単な操作方法で容易に利用できる、セキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を提供することにある。
【0007】
本発明の目的及び問題を解決するための技術は、以下に示す技術的特徴によって具体化される。本発明のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造の一例として、複数のデータディスクとキーディスクとを具備し、データディスクの1つは、少なくともパブリックゾーンとプライベートゾーンに区画され、プライベートゾーンはキーディスクにマッチし、キーディスクには、キーディスクがデータディスクに直列に接続された場合に、プライベートゾーンを表示しアクセス可能とするようにパブリックプログラムがインストールされていることを特徴とする。
【0008】
本発明の上記した目的、他の目的及び課題を解決するための技術は、以下の構成によって具現化される。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、キーディスクは、データディスクと実質的に同一の外観特性を有する。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、各データディスクは、データディスク間及びデータディスクとキーディスク間の直列接続用のUSBアダプタポートを具備する。
【0009】
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックゾーンとプライベートゾーンの両方のメモリーサイズは、パブリックプログラムによって再区画可能である。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックプログラムは、再区画の際に1つのウィンドウで図形表示されている。
上記したフラッシュディスクのカスケード接続構造において、パブリックゾーンは標準仕様に対応するメモリーサイズを有する。
【0010】
上記した構成によって、本発明に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造は、以下の効果を奏する。
1.1つの技術的手段として、データディスクとキーディスクによって特定の組み合わせを形成し、データディスクにキーディスクと対応するプライベートゾーンを区画形成し、キーディスクのパブリックプログラムによってプライベートゾーンの表示とアクセスを可能とし、不正ユーザーが、紛失した又は盗まれたデータディスクのプライベートゾーンに保存されているデータを読み取ったりするのを禁止し、又は、不正ユーザーの盗用からデータを保護する一般的なカスケードフラッシュディスクとして用いることができる。
【0011】
2.1つの技術的手段として、データディスクと、キーディスクを、データディスク間又はデータディスクとキーディスク間の直列接続用にデータディスク上に設けられたUSBアダプタポートと共に特定の組み合わせを形成することによって、メモリ容量の増大を図ると共に、キーディスクを用いた制御によってデータを表示したり秘匿することができる。
【0012】
3.1つの技術的手段として、データディスクとキーディスクによって特定の組み合わせを形成し、再区画の際、パブリックプログラムをウィンドウに図形表示することによって、容易に理解できる表示を提供すると共に、簡単なアプリケーションによってユーザーの操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例におけるデータディスクの部分図である。
【図4】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図5】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図6】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図7】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図8】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図9】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図10】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図11】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図12】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図13】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図14】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図15】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図16】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図17】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図18】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図19】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図20】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図21】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図22】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図23】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図24】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図25】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図26】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図27】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図28】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図29】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図30】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図31】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図32】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図33】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図34】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図35】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図36】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図37】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図38】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図39】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図40】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図41】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図42】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図43】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図44】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図45】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【図46】本発明に係るフラッシュディスクのカスケード接続構造の一実施例における1つのコンピュータによって作動されるパブリックプログラムのページ用の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の詳細な実施例を、添付図を参照して以下説明する。添付図は本発明の基礎的構成又は実施例を概念的に示す簡略図であり、従って、添付図では、発明構成要素(理解を容易にするため、他の関連寸法と異なり、これらの発明構成要素の数、形、大きさは均衡をとって記載しておらず、また、幾つかの寸法は拡大もしくは単純化している)及びこれらの発明構成要素の組み合わせのみが記載されていることに留意願いたい。ここに典型例として選択的に記載される配置と比較した場合、発明構成要素の数、形、大きさに関して、実際の構造における構成要素のレイアウトの詳細は、複雑になり得る。
【0015】
斜視図である図1及びブロック図である図2を参照して説明する。図1、図2は本発明の実施例に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造を示し、カスケード接続構造は、複数のデータディスク110と、キーディスク120とを具備する。
【0016】
データディスク110の少なくとも1つは、パブリックゾーン111と、キーディスクにマッチするプライベートゾーン112とに区画(partitioned)されている。データを供給するパブリックゾーン111へのアクセスを可能とすることによって、各データディスク110は一般のフラッシュディスクと同じ機能を有する。キーディスク120がデータディスク110に直列に接続されると、キーディスク120にインストールされたパブリックプログラム121によって、プライベートゾーン112が表示され、プライベートゾーン112へのアクセスが可能となる。
【0017】
ここで、データディスク110とキーディスク120上にそれぞれ設けられたUSBアダプタポート113とUSBコネクタ122は、データディスク間、及びキーディスク120とデータディスク110間を直列に接続するためのインターフェースを構成する。実際の製品では、キーディスク120の外観は、データディスク110の外観と同一である。例えば、好ましい1実施例を示す図1において、キーディスク120とデータディスク110は、ともに、矩形立体形状の外観を有する。他の実施例として、キーディスク120とデータディスク110の外観を、共に、筒状、立方体形状、もしくはその他のオリジナルの形状とすることもできる。
【0018】
さらに、フラッシュディスク110のカスケード接続構造では、パブリックゾーン111のメモリーサイズとプライベートゾーン112のメモリーサイズとは、パブリックプログラム121によって再区画され、このパブリックプログラム121は再区画の際に1つのウィンドウに図形表示される。また、この構成は、1人のユーザー自身によって重要なデータを管理し秘匿できること、及び、グラフウィンドウインターフェース(下記に示す)を用いたユーザーによる簡単な操作を図る上で共に好ましい。
【0019】
実際に、パブリックゾーン111は標準メモリーサイズを有し、例えば、512M、1G,2G,4Gもしくは8Gのメモリーサイズを有する。より好ましくは、パブリックゾーン111のメモリーサイズは、ユーザーの好ましい仕様に調整することができる。更に、キーディスク120を有しない不正ユーザーは、紛失した又は盗まれたデータディスク110中のパブリックゾーン111のみ読みまたは閲覧することができ、プライベートゾーン112を読みまたは閲覧することができない。
【0020】
また、他のユーザーは、拾得した紛失物であるデータディスク110を、一般のカスケードフラッシュディスクであると誤って認識することになる。このように、本発明は、1人のユーザーによって秘匿されたデータが容易に開示されないようにしているため、機密業務データにおけるデータアクセスとセキュリティーに適用することができる。
【0021】
図3に示すように、各データディスク110は、具体的には、少なくともケース115と、USBコネクタ114と、基板116と、メモリーチップ117と、パッケージ118とを具備する。好ましい実施例において、プラスチック材にて製造されたケース115は、小さい積み木ブロックのような矩形の外観を有しており、使用の際に、ユーザーは容易にデータディスク110をつかみ、直列に接続することができる。
【0022】
さらに、基板116の内面116Aに設けられたメモリーチップ117とコントローラーチップとは、基板116の内面116A上に同様に設けられたパッケージ118によって封止され、メモリーチップ117とパッケージ118の両方は、ケース115内に配置される。
【0023】
基板116の外面116Bの両側には、USBコネクタ114とUSBアダプタポート113に向けてそれぞれ伸延する複数のUSB接触フィンガー114Aと複数のUSBアダプタフィンガー113Aが設けられる。USB接触フィンガー114Aはメモリーチップ117と電気的に接続され、USB接触フィンガー114Aの拡張端子であるUSBアダプタフィンガー113Aは、他のデータディスク110のUSB接触フィンガー114Aと電気的に接続されている。USB接触フィンガー114AとUSBアダプタフィンガー113Aは同一形状を有する。
【0024】
この実施例において、メモリーチップ117は、電源が遮断された場合においてもデータが失われないフラッシュメモリである。したがって、本発明のデータディスク110は、カスケード接続によって拡張されたメモリによる効果を獲得することができると共に、データディスク110に対応するキーディスク120の使用によって、データディスク110のプライベートゾーン112に保存されたデータを保護することができる。
【0025】
起動と初期化のページ
図4から図6は、ウィンドウズ(登録商標)OS上で、本発明に係るセキュリティ機能を高めたフラッシュディスク100のカスケード接続構造に加えられるソフトウェアを例示する。即ち、本発明に係るパブリックプログラム121がキーディスク120にインストールされ、同パブリックプログラム121は、フラッシュディスク100のカスケード接続構造において、ハードウェアに基づくデータセキュリティ機能を高めるために自動的に実行される。本発明において、キーディスク120に対応するデータディスク110内の2つの領域、即ち、パブリックゾーン111とプライベートゾーン112は、キーディスク120にインストールされているパブリックプログラム121を用いて1人のユーザーが設計して、プラグ・アンド・プレイのほかに、カスケード接続されたデータディスク110の直接の管理もできるようにしている。
【0026】
更に、データディスク110の一部をプライベートゾーン112として区画することができるので、データディスク110の1つを、同データディスク110に対応するキーディスク120に直列に接続することによって、プライベートゾーン112に保存されているファイルを表示することができる。対応するキーディスク120をデータディスク110に直列接続できない場合、ユーザーは、パブリックゾーン111内のファイルのみチェックかつアクセスでき、プライベートゾーン112に保存されている秘匿のファイルは、ウィンドウズ(登録商標)OSには表示されない。
【0027】
再度、図1に示されるように、本実施例において、フラッシュディスク100のカスケード接続構造は、2つのデータディスク110及びデータディスク110と対応するキーディスク120とを具備する。しかし、他の実施例として、フラッシュディスク100のカスケード接続構造は、キーディスク120を多数の(2つ、もしくは3つ以上)データディスク110に直列に接続するようにしてもよい。
【0028】
詳細には、製品として出荷される前に、パブリックプログラム121はキーディスク120にインストールされている。データディスク110内のデータをパブリックゾーンとプライベートゾーンに区画又は割り当てる方法を、図を参照して、以下説明する。
【0029】
フラッシュディスク100のカスケード接続構造がコンピュータのUSBポートに差し込まれると、パブリックプログラム121が自動的にアクティブとなり、実行される。本実施例において、データディスク110の前部を露出した1つのUSBコネクタが、コンピュータの1つのUSBポートに結合される。パブリックプログラム121の初期化のページを表示する図4において、「USB情報を読込中…」というメッセージは、システムが、データディスク110に関連する情報を読み込んでいる最中であることを意味する。パブリックプログラムが完全にアクティブになると、初期化のページが、図4に表示されるページから図5に表示されるページへと変わる。
【0030】
図5は、プライベートゾーンが区画されていない2つのデータディスク(GとH)を示す。ドライブGに相当する第1データディスクは容量955メガバイトのパブリックゾーンを有するが、プライベートゾーンは有さない。ドライブHに相当する第2データディスクは容量955メガバイトのパブリックゾーンを有するが、プライベートゾーンは有さない。図6は、キーディスクに直列接続されたデータディスク(H)が1つだけであることを示し、図7はデータディスクがなくキーディスクだけが接続されている場合であり、「USBドライブがありません」というメッセージが表示される。
【0031】
更に、他の形態を図8に示す。図8は、第2データディスク(H)がシステムによってプライベートゾーンとパブリックゾーンとに再区画することができない場合であり、「USBドライブがドックされていません」というメッセージが表示される。これは、第2データディスク(H)に既に存在するプライベートゾーンは、現在直列接続されているキーディスクによって区画されていないからである。したがって、データディスクのプライベートゾーンは、対応しない(unmatched)キーディスクを用いた場合には表示されず、本発明に係る直列接続された正確に対応する (matched)キーディスクを用いた場合には、データディスクのプライベートゾーンは表示される。
【0032】
要するに、「USBドライブがドックされていません」と表示されたメッセージは、データディスクとキーディスクは異なるグループに分類されている場合、異なるグループに属するキーディスクを用いては、データディスクのプライベートゾーン内のファイルは管理することはできないことを意味する。
【0033】
初期化のページを表している図9に示すように、オペレーティングシステムのシステムトレイには、小さいアイコンが更に一つ追加されており、このアイコンはパブリックプログラム121がアクティブになったことを示す。図10に示すように、1人のユーザーが初期化のウィンドウの[Close]ボタンを押すと、パブリックプログラムは、直ちに画面から隠された状態となるが、すぐに動作が停止されるわけではない。
【0034】
さらに、図9に示す小さいアイコンをダブルクリックすると、初期化のウィンドウ(図10参照)は再び表示される。他の方法として、図11に示すように、小さいアイコンにカーソルを移動して合わせた状態でマウスを右クリックをし、表示されたリストから[Show]を選択した場合も、同様に、初期化のウィンドウは再び表示される。再度、図11に示すように、ユーザーがパブリックプログラム121を停止したい場合は、リストの[Exit]を押せばよい。
更に、1人のユーザーがキーディスクのプラグを直接引き抜くと、パブリックプログラムは直ちに停止され、終了する。
【0035】
区画のページ
1人のユーザーが、少なくともデータディスク110をプライベートゾーン112とパブリックゾーン111に区画しようとする場合、まず、データディスク110とキーディスク120とを直列接続し、次に、データディスク110を一つのコンピュータに差込み、キーディスク120内のパブリックプログラムを自動的に実行させる。この時、データディスク110は、パブリックゾーン111のみを有する(つまり、区画されていない)、又は、すでに区画されているデータディスク110は、キーディスク120と同じグループに分類されている。上記方法の1つを用いて、ユーザーは、プライベートゾーンのサイズとパブリックゾーンのサイズとを再区画することができる。
【0036】
図12に、区画する手順を説明するために、それぞれ容量が955メガバイトの区画されていない2つのデータディスク(GとH)を示す。まず、フラッシュディスクのカスケード接続構造が1つのホストコンピュータ又は1つのノート型パソコンのUSBポートに差し込まれると、アクティブになったパグリックプログラムのページが図12に示すように表示される。プライベートゾーンは割り当てられてないので、データディスクのパブリックゾーンが表示されている。
【0037】
図13において、“マイコンピュータ”内のそれぞれのデータディスクは、リムーバブルディスクG,Hに相当し、パブリックプログラムによってこれら2つのディスクにそれぞれ与えられたアイコンが表示されている。それぞれの容量が955メガバイトである2つのディスクを示す図14を参照すると、それぞれの容量はパブリックゾーンとして、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティにおいて確保されている。
【0038】
次に、パブリックプログラムによって切り替えられた区画用のページを表示する方法として、2つの方法がある。(1)図15に示すように、初期化のページにて[設定]ボタンをクリックする。(2)図16に示すように、システムトレイ上のパブリックプログラム121の小さいアイコンにカーソルを移動して合わせ、右クリックし、リスト中の[設定]をクリックする。
【0039】
図17に示すように、上述した区画に関する手順が、ページに表示されている。図形表示される本実施例において、第1データディスク(ドライブG:)と第2データディスク(ドライブH:)の両方は、100%完全にパブリックゾーンで(955M)、データディスクのパブリックゾーンを表すテーブルの左側に、区切りバーを有する。
【0040】
図18に示すように、第1データディスク(ドライブG:)を、700メガバイトのプライベートゾーンと255メガバイトのパブリックゾーンとに区画する場合、ユーザーは、マウスを押した状態で対応する区切りバーを右側へ調整し、そして、パブリックゾーンの横にある[Dock]ボタンを押して区画をアクティブとし、所望比の区画を得る。
【0041】
図19に示すように、区画を行う際に、データディスク中にある現在のファイルを消去する行為の是非をユーザーに再確認するために、システムによってダイアログボックスが表示される。データディスク110の区画は、[Cancel]ボタンを押すことにより取り消される、もしくは[OK]ボタンを押すことによりアクティブになる。
【0042】
図20に示すように、ユーザーが[OK]ボタンを押して区画を確認した場合、データディスク110はシステムによって区画される(初期化中)。図21に示すように、区画が完了すると、「USBドライブが完全にドックされました」というメッセージと[OK]ボタンとが表示され、[OK]ボタンを押すと、メッセージウィンドウは閉じる。
【0043】
図22に示すように、他のデータディスクもまた、対応する区切りバーをドラッグして[Dock]ボタンをクリックすることにより、区画することができる。例えば、第2データディスク110(ドライブH:)のメモリ領域を、400メガバイトのプライベートゾーンと、555メガバイトのパブリックゾーンとに区画することができる。更に、「パスワード追加」において、パスワードを設定することもできる。左上の角にある[X]ボタンを押すと、初期化のウィンドウに戻る。
【0044】
その後、データディスク110とキーディスク120は直列に接続され、オペレーティングシステムにリンクされる。図23に示すように、区画によって割り当てられたプライベートゾーンがそれぞれ異なる容量を有する(即ち、700Mbytesと400Mbytes)2つのデータディスク(GとH)が表示されている。
【0045】
図24は、1人のユーザーによってウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーで検索される2つのリムーバブルディスクの内容を例示する。キーディスクがカスケード接続されかつパブリックプログラムが有効になっているので、ユーザーは、エクスプローラーのプロパティに表示されている669MBと399MBのリムーバブルディスクのプライベートゾーンを、見ながら操作することができる。この時点において、データディスク内の操作対象は、キーディスクが取り外され又はパブリックプログラムが無効の場合は、パブリックゾーンに転送される。
【0046】
図25に示すように、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティに表示されている255MBと555MBは、キーディスクが取り外された場合のリムーバブルディスクのパブリックゾーンである。即ち、機密ファイルと一般ファイルが、1人のユーザーによって、プライベートゾーンとパブリックゾーンにそれぞれ保存されることになる。アクセスが必要となるいかなる機密ファイルにアクセスする場合であっても、1つのデータディスク(リムーバブルディスク)を、そのデータディスクに対応するキーディスクに直列に接続する必要がある。
【0047】
一方、このように接続しない場合は、単一のデータディスク(リムーバブルディスク)が1つのコンピュータにプラグ接続しても、ユーザーは、一般的ファイルのみしかアクセスできない。従って、キーディスクなしにプライベートゾーンに保存されているファイルを盗用しようとしても、不正ユーザーは、機密データにアクセスしたり、ブラウズすることができず、また、データディスク(リムーバブルディスク)中に隠されているプライベートゾーンの存在さえ全く知らないことになる。
【0048】
図26に示すように、現在カスケード接続されているキーディスクではないキーディスクを、プライベートゾーンとパブリックゾーンを有する第1データディスク(ドライG:)のセクタを区画するために使用しようとしても、「USBドライブがドックされていません」というメッセージが表示される。このように、セクタサイズはパブリックプログラム中では区画できず、システムによってデータディスク(ドライブG:)上にマークとして表示される灰色のアイコンは、区画は許可されないことを意味する。
【0049】
この時点では、図27に示すように、データディスク(ドライブG:)のパブリックゾーンのみが観察される。他のキーディスクに制御されている上記した第1データディスク(ドライブG:)を区画することが要求される場合、唯一の方法は、プライベートゾーンを有しない100%パブリックゾーンとすべくデータディスク(ドライブG:)を削減するために使用される初期関係づけキーディスクを探すことである。このようにすることによって、データディスク(ドライブG:)はどのキーディスクともマッチできる。
【0050】
図28から図30を参照して、データディスクの区画を調整する方法を説明する。図28は区画されたシステムの一ページを表示している:第1データディスク(ドライブG:)は、パブリックゾーン(255M)とプライベートゾーン(700M)に区画されている;第2データディスク(ドライブH:)はパブリックゾーン(555M)とプライベートゾーン(400M)に区画されている。図29に示すように、第1データディスク(ドライブG:)用の区切りバーが(655Mのパブリックゾーンを作成するために左側方向へ)ドラッグされているが、[Dock]ボタンは押されていない状態で他のデータディスク(ドライブH:)が直接クリックされた時、システムによってドライブGの(区切りバーがドラッグされる前の)初期状態に自動的に戻る。
【0051】
図30に示すように、第1データディスク(ドライブG:)のパブリックゾーンのサイズが自動的に255Mに調整されるので、1人のユーザーが不注意で区切りバーを動かすことによっていくつかのプライベートゾーンが失われるという問題を回避することができる。従って、一人のオペレータが区切りバーをドラッグしながら対応する[Dock]ボタンを押す動作が、データディスクの区画を実行するためには不可欠である。言い換えれば、プログラムによって区画されるデータディスクは毎回一つだけである。
【0052】
暗号化:
1人のユーザーによってシステムに対して一つのパスワードが設定された後、パブリックプログラム121がアクティブになると、初期設定ウィンドウがログインウィンドウに切り替わる。1人のユーザーによってログインウィンドウに正しいパスワードが入力されると、ユーザーはシステムに入ることが許可される。正しいパスワードが入力されなければ、パブリックプログラム121のさまざまな機能の実行も、各データディスク110のプライベートゾーン120の利用も、共に不可となる。操作の詳細を以下に示す。
【0053】
図31に示すように、一つの「パスワード追加」のチェックボックスがウィンドウ中の一番下のブロックに表示され、ユーザーは、カーソルでこのチェックボックスをクリックする。次に、図32に示すように、「元のパスワード」、「新パスワード」、「新パスワードの確認」、「パスワードヒント」の4つのフィールドがブロック中に上から順に表示される。1人のユーザーによってパスワードが新規に作成される場合、ユーザーは所望のパスワードを「新パスワード」フィールドに入力するだけでなく「新パスワードの確認」フィールドにも繰り返し入力し、両方のフィールドに同一のパスワードが入力されたことを確認しなければならない。
【0054】
そしてユーザーが不注意で予め設定されたパスワードを忘れた場合、そのパスワードをユーザーに思い出させるために、ユーザーの好みと利便性に考慮したヒントを「パスワードヒント」に表示する。(このフィールドをブランクのままにしておくことは許可される)。すべての情報キーが入力した後、ユーザーは、すべてのデータを保存させるために[修正]ボタンが押されなければならない。「新パスワード」と「新パスワードの確認」の相違が検出された場合、1人のユーザーには、二つの異なるパスワードが入力されたことを示す「新パスワードが確認できませんでした」という警告メッセージがシステムから与えられる。その後、ユーザーは、新パスワードの正しさを確認するために、再度、新パスワードが入力しなければならない。
【0055】
図34に示すように、パスワードが首尾よく設定されると、パブリックプログラムがアクティブになり、「パスワード」と「パスワードヒント」を含むログインウィンドウが表示される。図35に示すように、データディスク(リムーバブルディスク(G:)とリムーバブルディスク(H:))にアクセスしようとする1人のユーザーが「マイコンピュータ」が開いた場合、ユーザーは、パブリックゾーンの中のファイルのみ見ることができる点に留意すべきである。
【0056】
図36に示すように、ユーザーは、データディスク(リムーバブルディスク(G:)とリムーバブルディスク(H:))を調査するためにウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのプロパティを使用することができる。ここで、データディスクG(リムーバブルディスク(G:) の容量とデータディスクH(リムーバブルディスク(H:)の容量とは、それぞれ255MBと555MBであり、図32のデータディスク(ドライブGとドライブH)のパブリックゾーンの容量と完全に同じである。
【0057】
図37に示すように、1人のユーザーは、予め設定されたパスワードを思い出すため参照するチェックボックス「パスワードヒント」をチェックした後、ユーザーによって作成されていたヒントの文字列をチェックボックスの下に表示することができる。その後、ユーザーは、予め設定されたパスワードを「パスワード」フィールド中に入力し、[Login]ボタンをクリックすることで、ログインが完了する。
【0058】
図38に示すように、誤ったパスワードが入力された場合、システムは「パスワードが間違っています」というメッセージを画面に表示してその旨をユーザーに知らせる。この時点で、正しいパスワードを入力するためログインウィンドウに戻るためには、ユーザーは[戻る]ボタンが押下されなければならない。誤ったパスワードが三回続けて入力された場合には、パブリックプログラムは自動的に使用不可になる。
【0059】
図39に示すように、ユーザーは、パスワードをユーザーの所望する新しいパスワードに変更するために区画用のウィンドウを利用できる。新しく変更されたパスワードを保存するために[修正]ボタンをクリックするまえに、ユーザーは現在使用中のパスワードをウィンドウの一番下のブロックの「元のパスワード」フィールドに入力し、新しいパスワードを、システムが確認できるように「新パスワード」フィールドと「新パスワードの確認」フィールド両方に入力し、ユーザーの好みによって、オプショナルな新しいヒントの文字列を「パスワードヒント」フィールドに入力する。「元のパスワード」フィールドへの誤ったパスワードの入力が検出された場合、新しいパスワードの更新操作は利用不可能となり、「元のパスワードが間違っています」というメッセージが表示されて、システムは、1人のユーザーに元のパスワードが前に設定されたパスワードとマッチしていないことを知らせる。
【0060】
このように、他のユーザーによってパスワードがランダムに変更されることによって引き起こされるユーザーの不安や不便は回避される。さらに、図41に示すように、パスワード機能をキャンセルする方法は、元のパスワードを更新する操作と同様である。即ち、識別文字列として現在使用中のパスワードを他のフィールドではなくて「元のパスワード」フィールドに入力する必要があり、[削除]ボタンをクリックすることでパスワード機能がキャンセルされ、データディスクはどのパスワードによっても保護されない状態に戻る。パスワードが完全にキャンセルされたこの状態においては、パブリックプログラム121によってアクティブになったパスワードを入力する必要はない。
【0061】
ディスクラベルのセットアップ:
本発明では、ウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーのデータディスク110の識別は、パブリックプログラム121によって各データディスク110に指定されかつマークされた固有のディスクラベルによって容易に行うことができる。初期化と区画を行うウィンドウにおいて、すべてのデータディスク110に対応するラベル入力フィールドが設けられている。データディスク110とカスケード接続されたキーディスク120が同じグループに分類されていてもいなくても、ひとつのディスクラベルがパブリックプログラム121の中のデータディスク110に指定されることに留意すべきである。
【0062】
図42に示すように、ラベル「データディスク1」が第1データディスク(G)に指定され、「マイコンピュータ」内の第2データディスク(H)にはラベルが付与されていないためにラベル「リムーバルディスク」が第2データディスクに指定されている。図43に示すように、パブリックプログラムを初期化するウィンドウにおいて、ラベル「データディスク1」がデータディスク(G)の右側にマークで表示されており、データディスク(H)の右側には文字列がない(空白)。図44に示す区画用のウィンドウでは、データディスク(ドライブ G)の右側にラベル「データディスク1」が付与され、データディスク(ドライブ H)の右側には文字列がない(空白)。
【0063】
したがって、ラベルを更新したい1人のユーザーは、図45に示すように、データディスク(GとH)のそれぞれに対してラベルを追加または変更するため、一つのラベルに対して所望のタイトル(英語アルファベットで11文字(最大))をトップにあるラベル入力フィールドに入力し、その後、キーボード上の「エンターキー」を押す。この操作によって、「マイコンピュータ」内で、ラベル「データディスク1」が第1データディスク(G)にマークとして付与され、ラベル「データディスク2」がマークとして第2データディスク(H)に付与される。
【0064】
最後に、図46に示すように、それぞれのラベルの入力フィールドの右側に、「オープン・ファイル・エクスプローラー」という一のボタンが拡大アイコンとして表示される。データディスク(G)の右側のボタンが1人のユーザーによって押されると、画面上に設けた1つのウィンドウ「G: \」が表示されたウィンドウズ(登録商標)・エクスプローラーとして、データディスク(G)が開き、データディスク(G)の中のすべてのデータ、例えば、「deploy.rtf」、「deploy.txt」、「license.rtf」 等が表示される。
【0065】
上述した開示と記載は、好適な実施例を例示及び説明するためなされたものであり、本発明を何ら限定するものではない。記述された好適な実施例の開示内容は本発明を制限するものではなく、実施例の簡単な改良例、変形例及び変容例は、本発明の範囲を逸脱することなく、当業者が行うことができるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデータディスクとキーディスクとを具備するセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造であって、前記データディスクの1つは少なくともパブリックゾーンと前記キーディスクにマッチするプライベートゾーンに区画され、前記キーディスクは前記データディスクに直列に接続され、前記キーディスクのパブリックプログラムによって、前記プライベートゾーンを表示しアクセス可能とすることを特徴とするセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項2】
前記キーディスクと前記データディスクは、実質的に同一の外観構成を有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項3】
前記各データディスクは、前記データディスク間及び前記データディスクと前記キーディスク間の直列接続用のUSBアダプタポートを具備することを特徴とする請求項2記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項4】
前記パブリックゾーンと前記プライベートゾーンの両方のメモリーサイズは、前記パブリックプログラムによって再区画可能であることを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項5】
前記パブリックプログラムは、再区画の際に、図形表示されることを特徴とする請求項4記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項6】
前記パブリックゾーンは標準仕様と対応するメモリーサイズを有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項1】
複数のデータディスクとキーディスクとを具備するセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造であって、前記データディスクの1つは少なくともパブリックゾーンと前記キーディスクにマッチするプライベートゾーンに区画され、前記キーディスクは前記データディスクに直列に接続され、前記キーディスクのパブリックプログラムによって、前記プライベートゾーンを表示しアクセス可能とすることを特徴とするセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項2】
前記キーディスクと前記データディスクは、実質的に同一の外観構成を有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項3】
前記各データディスクは、前記データディスク間及び前記データディスクと前記キーディスク間の直列接続用のUSBアダプタポートを具備することを特徴とする請求項2記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項4】
前記パブリックゾーンと前記プライベートゾーンの両方のメモリーサイズは、前記パブリックプログラムによって再区画可能であることを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項5】
前記パブリックプログラムは、再区画の際に、図形表示されることを特徴とする請求項4記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【請求項6】
前記パブリックゾーンは標準仕様と対応するメモリーサイズを有することを特徴とする請求項1記載のセキュリティ機能を高めたフラッシュディスクのカスケード接続構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図17】
【図19】
【図23】
【図26】
【図32】
【図33】
【図34】
【図38】
【図40】
【図9】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図24】
【図25】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図35】
【図36】
【図37】
【図39】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図17】
【図19】
【図23】
【図26】
【図32】
【図33】
【図34】
【図38】
【図40】
【図9】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図24】
【図25】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図35】
【図36】
【図37】
【図39】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【公開番号】特開2011−34557(P2011−34557A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−144319(P2010−144319)
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(509092878)ウォルトン アドバンスト エンジニアリング インク (14)
【氏名又は名称原語表記】WALTON ADVANCED ENGINEERING INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【出願人】(509092878)ウォルトン アドバンスト エンジニアリング インク (14)
【氏名又は名称原語表記】WALTON ADVANCED ENGINEERING INC.
【Fターム(参考)】
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