説明

センサーフェンス及びセンサーフェンスを用いた監視装置

【課題】フェンスと通線管又は監視装置とを設置する場合の全体の作業工数を削減して、コストを低減すると共に、外観の向上を図る。
【解決手段】複数のセンサー用支柱11A,11Bが管理区域を囲むように配置され、このセンサー用支柱11A,11Bは、その上側に赤外センサーを構成する投光部12(a〜)と受光部13(a〜)が設けられ、センサー用支柱間にはフェンス体15A,15Bが取り付けられる。このフェンス体15A,15Bは、垂直支持体16a,16bと、例えば上側の水平支持体であって円筒状金属管からなる通線管支持体17aと、下側水平支持体17bとで金網18を保持する構成とされる。この通線管支持体17aの外周に、威嚇装置である面発光照明板23が取り付けられ、内部に上記赤外センサーと威嚇装置に接続される信号線及び電源線からなるケーブル20が通される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はセンサー(用)フェンス及びセンサーフェンスを用いた監視装置、特に空港、電力施設等の管理区域のフェンスと侵入者、侵入物を監視する監視装置(センサー装置)とを一体化するための構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、空港、電力施設、特殊建築・施設、自然動物園等の管理区域では、赤外線センサー等の検出装置や監視カメラ等を用いた侵入者、侵入物の検知が行われている。例えば、赤外線センサーや監視カメラを取り付けたポール状本体を管理区域の周囲に所定間隔で配置すると共に、これらの複数のポール状本体を電気的に接続し、2つのポール状本体の間で赤外線を投光してその受光状態を検出することにより、侵入者、侵入物を検知することができる。
【0003】
【特許文献1】特開2003−150135号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなポール状本体等からなる監視装置は、管理区域を仕切るフェンスに近接して並設されるが、このフェンスとは別個に設置及び配線工事が行われることから、フェンスと監視装置の全体工事で考えると、作業工数が多く、コスト的に無駄がある。また、監視装置であるポール状本体等がフェンスの支柱と並んで設置されることから、支柱部が二重となり、更にはポール状本体間の電気的配線のための通線管がフェンスに沿って水平方向に後付けされることから、外観的に通線管がフェンスに一体化せず、浮いた状態となり、外観が余り良くないという問題がある。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フェンスと通線管又は監視装置とを融合させることにより、これらを設置する場合の全体の作業工数を削減してコストを低減すると共に、外観の向上を図ることができるセンサーフェンス及びセンサーフェンスを用いた監視装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係るセンサーフェンスは、各種センサー又は威嚇装置に接続される信号線及び電源線を通すための通線管を、フェンス構造物として一体に組み付けてなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記通線管は、フェンス構造物としての水平方向の支持体として設けたことを特徴とする。
請求項3の発明に係るセンサーフェンスを用いた監視装置は、上記センサーフェンスの通線管に、侵入監視用センサーのための信号線及び電源線を通すと共に、上記センサーフェンスに威嚇用装置を設けたことを特徴とする。上記監視用センサーとしては、赤外線センサー、撮影された映像から侵入者を検知する監視カメラ装置、真っ直ぐ張った線状物に掛かる負荷(侵入者)を張力の変化として検出する線状物張力センサー、フェンス等の振動を検出する振動センサー等が用いられる。
請求項4に係る発明は、上記威嚇用装置として、フレキシブル面発光照明板又は線発光照明体を用い、このフレキシブル面発光照明板又は線発光照明体を上記通線管の外周面に取り付けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、上記威嚇用装置として、電気的刺激を与える電撃装置を上記センサーフェンスに取り付けたことを特徴とする。
【0007】
上記の構成によれば、例えば侵入監視用センサーを設けたセンサー用支柱(ポール状本体)が管理区域の周囲に所定間隔で複数設置され、このセンサー用支柱間に、フェンスを構成する金網(網状)、格子状、板状の壁面部材が配置されることになり、これらフェンス壁面部材が水平(横)方向と垂直(縦)方向の支持体で支持(又は保持)されることになるが、この水平方向の支持体を通線管とし、また上記センサー用支柱を垂直方向の支持体として利用する。上記通線管は、信号線及び電源線を内部へ通して保持することのできる管で、金網等のフェンス壁面部材を支持するための強度を有する金属製(或いは硬質プラスチック製等)の管からなり、所定大きさのフェンス体を複数連結して建築する場合、この通線管は接続管を用いて接続することにより水密性(耐浸水性)が維持される。
【0008】
また、上記の通線管の外周に、威嚇装置としてのフレキシブル面発光照明板を巻き付けたり、線発光照明体を取り付けたりすることができ、侵入監視用センサーで侵入が検出されたときには、フレキシブル照明板が点灯又は点滅することになる。更に、威嚇装置である電撃装置として、例えばフェンス壁面部材を保持する部分に対し電気的に絶縁された状態で棒状物(これを通線管としてもよい)を水平方向に並設し、例えば壁面部材側をマイナス側、棒状物をプラス側として電圧をかける構成を採用することができ、この場合は、侵入監視用センサーで侵入が検出されたときに、侵入者又は侵入物に対して電撃が加えられることになる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フェンスと通線管又は監視装置とを融合させることにより、従来のように、フェンスの設置と通線管の工事を別々に行ったり、またフェンスと監視装置の設置を別個に行ったりすることなく、作業工数を減らした一連の工事として施工することができ、フェンスと通線管又は監視装置を工事・設置する場合の全体のコストを低減することが可能となる。しかも、従来のように通線管自体が外観上、フェンスとは別体のものとは認識されず、フェンスと一体化するので、監視装置等を含めた全体の外観を向上させることができる。
【0010】
上記請求項4によれば、面発光照明板による面威嚇、線発光照明体による線威嚇が行われることになり、侵入者等に対し効果の高い威嚇を行うことができる。即ち、従来ではランプ等の点状照明器によって点威嚇が行われていたが、この点威嚇と比較すると、威嚇効果が高くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1乃至図5には、第1実施例に係るセンサーフェンスを用いた監視装置の一部の構成が示されており、図1に示されるように、監視装置の複数のセンサー用支柱(ポール状本体)11A,11B[〜11N(N個)]が管理区域の敷地境界線に例えば数十m〜100m程度の間隔で配置され、このセンサー用支柱11A,11Bの間に、金網フェンスが取り付けられる。このセンサー用支柱11A,11Bの上側には、例えば2個の赤外線センサー(2光軸)を構成する投光部12(a,b)、受光部13(a,b)が30cm〜50cm程度の間隔で異なる高さに配置されており、これによりフェンスを越えて侵入する侵入者等を良好に検出することができる。なお、このセンサー用支柱11A,11Bには、赤外線センサーと一緒に又は別個に監視カメラ(赤外線カメラ又は可視光カメラ)を配置し、このカメラで捉えられた画像を監視室に送ったり、又は画像解析によって侵入状態を判定したりしてもよい。
また、各赤外線センサーの検出信号の伝送は、2線式多重通信(時分割、周波数分割)方式で行うようにしており、複数の赤外線センサーを配置する場合でも、2線の信号線を配置すればよい。
【0012】
そして、上記センサー用支柱11A,11Bに、金網(この壁面部材としては、格子状のもの、板状物を並べたもの等を適用できる)フェンス体15A,15Bが取り付けられており、この金網フェンス体15A,15Bは、垂直支持体16a,16bと上側水平支持体である通線管支持体17aと下側水平支持体17b(これを通線管支持体としてもよい)で金網18を保持する構成とされ、上記垂直支持体16bと通線管支持体17a及び水平支持体17bの端部がセンサー用支柱11A,11Bの外装体に固定される。上記通線管支持体17aは、円筒状金属管(又は硬質プラスチック管)等の通線管からなり、フェンス体間のそれぞれの通線管支持体17aは、接続管17cで接続され、全体が水密(雨水等の侵入を防止する)状態となる。なお、下側の水平支持体17bは、金属片をくの字状、コの字状等に曲げた形成したもの等とすることができ、それぞれの水平支持体17bは同様の形状の接続具17dをネジ固定することにより連結される。
【0013】
上記の通線管支持体17aの内部に、赤外線センサーの投光部12(a,b)及び受光部13(a,b)へ接続される信号線及び電源線からなる(電気)ケーブル20が通されており、このケーブル20は、センサー用支柱11A,11B内のコネクタ部21から分岐されており、フェンス体15A,15Bの接続部ではコネクタC1で接続される。また、この通線管支持体17aの外周には、詳細は後述するが、威嚇装置として例えばEL素子を用いたフレキシブル面発光照明板(装置)23が配置され、このフレキシブル面発光照明板23はコネクタC2を備えている。
【0014】
図2には、上記通線管支持体17aとセンサー用支柱11A,11Bの接続部における電気配線が示されており、コネクタ部21では、監視室側から配線されるケーブル25の分岐部25aから、信号線及び電源線のコネクタC1、電源線のコネクタC2、信号線及び電源線のコネクタC3が分岐して設けられている。そして、上記コネクタC1を介して、センサー用支柱11B等へ向かう信号線及び電源線のケーブル20が接続され、上記コネクタC2を介してフレキシブル面発光照明板23が接続され、上記コネクタC3を介して、センサー用支柱11Aの投光部12(a,b)及び受光部13(a,b)へ向かう信号線及び電源線のケーブル26が接続される。
【0015】
図3には、上記フレキシブル面発光照明板23の各種構成例が示されており、この面発光照明板23は、例えば電界発光を利用した発光体であるEL(Electro Luminescence)素子或いは有機EL素子が用いられ、このEL素子をフレキシブルで透明な保護カバーシートの中に挟みこむようにして形成し、金属電極や透明電極等を用いて配線しコネクタC2を設けたものである。この面発光照明板23としては、図3(A)のように、所定の色を発光させる1枚の面発光EL素子23aを形成したもの、図3(B)のように、異なる色(赤、黄、青、緑、橙、紫等)を発光する帯状のEL素子23bを複数並べたもの、図3(C)のように、同一色又は異なる色を発光する複数の短冊状(個の形状は、円形等任意である)のEL素子23cを長手方向へ規則性を以って並べたもの等を採用することができる。
【0016】
図4には、威嚇装置である照明装置の他の例として、発光体を線状に並べた線発光照明体の構成が示されており、図4(B)に示されるように、この例では、通線管支持体27の上側に、案内溝27eが設けられ、この案内溝27eにフレキシブルな線発光照明体29が配置される。この線発光照明体29は、フレキシブル透明チューブの中に単一色又は異なる色のLED(発光ダイオード)30を等間隔で線状に並べたものである(異なる色のLEDの場合は規則性を以って並べる)。
【0017】
図5には、侵入監視用センサーと監視室との間における信号伝送と電源供給の方式が示されており、第1実施例の場合は、図5(A)に示されるように、信号線及び電源線を有するケーブル25にて監視装置であるセンサー用支柱11Aと監視室32の間が接続される。しかし、図5(B)のように、送受信機を備えたアンテナ33A,33Bを設け、侵入者監視等に関する信号の伝送を無線によって行い、電源のみを電源ケーブル34で供給するようにしてもよい。また、図5(C)のように、送受信機を備えたアンテナ33A,33Bを設けると共に、センサー用支柱11A,11B等にソーラー電源(太陽電池等)35を配置し、センサー用支柱11Aと監視室32の間のケーブル(25,34)をなくすようにしてもよい。
【0018】
第1実施例は以上の構成からなり、図1に示されるように、例えば100m程度離れた位置にセンサー用支柱11A,11Bを設置すると共に、このセンサー用支柱11A,11Bの間に配置した複数のフェンス体15A,15B…を接続管17c及び接続具17dで連結し、また通線管支持体17aの上側外周には、威嚇装置として、フレキシブルな面発光照明板23や線発光照明体29を取り付けることにより、フェンスと一体にした監視装置を設置することができる。
【0019】
そして、上記センサー用支柱11A,11Bの赤外線センサーの投光部12(a,b)と受光部13(a,b)によって侵入者又は侵入物が検出されたときには、不図示の警報器によって警報が鳴り、監視室32にはその侵入状態や画像が供給されると共に、威嚇装置としての面発光照明板23、或いは線発光照明体29が点灯又は点滅する。
【0020】
図6には、第2実施例の構成が示されている。図6に示されるように、第2実施例は、監視装置であるセンサー用支柱11A,11B,11Cの設置位置をフェンス体15の位置から少し内側へずらし、センサー用支柱11A〜11Cの高さ方向の全域に赤外線センサーを配置したものである。即ち、投光部12(a〜e)と受光部13(a〜e)を1組とした赤外線センサーが、地面から30cm程度の間隔で高さ方向へ順に5箇所(5光軸)配置される。そして、図6(B)に示されるように、フェンス体15の通線管支持体17aの内部に通されたケーブル20とセンサー用支柱11A〜11C配置されたケーブル25は、適当な場所で接続され監視室32へ導かれる。
【0021】
このような第2実施例では、図6(A),(C)に示されるように、フェンス体15の前側の位置で5系統の赤外線が投受光されるので、侵入者の検知が容易となり、また通線管が通線管支持体17aとしてフェンス15と一体になるので、良好な外観が得られる。
【0022】
図7には、威嚇装置として電撃装置を用いた第3実施例の構成が示されている。図7に示されるように、基本的な構成は第1実施例と同様となっているが、この第3実施例では、上側の水平支持体として、金網を取り付けるための金属製水平支持体17cと金属製の通線管支持体40及び接続管41が設けられ、この通線管支持体40の中に、赤外線センサーの投光部12及び受光部13へ接続される信号線及び電源線からなるケーブル20が通される。そして、この通線管支持体40は、絶縁体42によって水平支持体17cと網状体18から電気的に分離されており、この通線管支持体40側に、コネクタ部21から配線された電源線によって例えば正(+)電圧(又はAC1電圧)が印加され、上記水平支持体17c及び網状体18側に、コネクタ部21から配線された電源線によって負(−)電圧(又はAC2電圧)が印加される。
【0023】
この第3実施例によれば、赤外線センサーで侵入者等が検出されたとき、例えば通線管支持体40に正電圧が印加され、水平支持体17c及び網状体18に負電圧が印加されることにより、侵入者等に電撃が与えられる。なお、当該例では、図7の上記水平支持体17cを第1実施例のように通線管支持体とし、上記通線管支持体40を単なる金属棒等として、それぞれに異なる極の電圧を付加する構成にすることもできる。
【0024】
図8には、侵入監視用センサーとして線状物張力検出センサーを設けた第4実施例が示されている。図8に示されるように、この第4実施例のフェンスは、金網18、この金網18を下側で支持し上側では線状物である例えば3本のワイヤ45を支持する支柱46、金網18を支持する上側水平支持体であって通線管からなる通線管支持体47、下側水平支持体48及び垂直支持体49(全て金属製)から構成される。また、通線管支持体47には、上記第1実施例の場合と同様に、図3で説明した威嚇装置としての面発光照明板23(又は図4の線発光照明体29)が取り付けられ、この通線管支持体47の内部には、この照明板23と後述する線状物張力検出センサー(51)のための電源線及び信号線が配設される。
【0025】
そして、上記支柱46には、各々のワイヤ45に掛かる張力を検出して侵入者を検出する線状物張力センサー51が3本のワイヤ45に個別に接続されており、この3列の線状物張力センサー51は、支柱46間に配設されている3本のワイヤ45に与えられる侵入者の負荷を張力の変化として検出する。即ち、この線状物張力センサー51は、例えばワイヤ45をスプリング(付勢部材)等で接続することよって移動(進退)可能に取り付け、侵入者等の重みで力が掛かったときのワイヤ45の所定の移動量をロータリーエンコーダ等の位置検出器、或いはマイクロスイッチ等の移動量検出スイッチで検出し、この所定移動量があるときに侵入者等の存在を示す信号を出力するものである。
【0026】
この第4実施例によれば、線状物張力センサー51によってワイヤ45に触れた侵入者が検出され、このときには、警報と共にこの侵入者の存在が監視室に供給され、また面発光照明板23が点灯又は点滅することになる。
【0027】
図9には、侵入監視用センサーとしてフェンスの振動を検出する振動検出センサーを設けた第5実施例が示されている。図9に示されるように、この第5実施例のフェンスは、水平の通線管支持体53、下側水平支持体48、垂直の通線管支持体54、垂直支持体55で金網18を保持する構造となっており、上記通線管支持体53に、威嚇装置としての面発光照明板23(又は図4の線発光照明体29)が取り付けられる。また、このフェンスには、金網18等に水平方向に光ファイバ線57が取り付けられると共に、垂直の通線管支持体54に光ファイバ線57の振動状態を検出する振動検出センサー58が取り付けられる。そして、この振動検出センサー58に接続されるケーブル20は、通線管支持体54,53内に配線される。
【0028】
このような第5実施例の構成によれば、振動検出センサー58は光ファイバ線57内へ供給した光の伝送波形の変化によってフェンスの振動状態を検出しており、この振動状態によって侵入者の判定が行われ、これによって面発光照明板23が点灯又は点滅する。
このようにして、第1乃至第5の実施例では、通線管がフェンスに一体となり、作業工数の削減、コストの低減を図ることができ、しかも監視装置を含めたフェンス全体の外観を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施例に係るセンサーフェンスを用いた監視装置の構成を示す正面図である。
【図2】図1の装置の通線管支持体とセンサー用支柱の接続部での電気配線[図(A)]と、面発光照明板を取り付けた通線管支持体の断面[図(B)]を示す図である。
【図3】実施例の威嚇装置としての面発光照明板の構成例を示す図である。
【図4】実施例の威嚇装置としての線発光照明板の構成例を示し、図(A)は上面図、図(B)は断面図である。
【図5】実施例のセンサーフェンスを用いた監視装置と監視室との間で行う信号伝送及び電源供給の方式の例を示す図である。
【図6】第2実施例のセンサーフェンスを用いた監視装置の構成を示し、図(A)は正面図、図(B)は側面図、図(C)は上面図である。
【図7】第3実施例のセンサーフェンスを用いた監視装置の構成を示す図である。
【図8】第4実施例のセンサーフェンスを用いた監視装置の構成を示し、図(A)は正面図、図(B)は側面図、図(C)は上面図である。
【図9】第5実施例のセンサーフェンスを用いた監視装置の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
【0030】
11A,11B,11C…センサー用支柱、
12a〜12e…投光部、 13a〜13e…受光部、
15A,15B,15…フェンス体、 16a,16b,49…垂直支持体、
17a,40,47,53,54…通線管支持体、
17b,48…水平支持体、
18…金網(フェンス壁面部材)、
20,25…ケーブル(信号線及び電源線)、
21…コネクタ部、 23…面発光照明板、
29…線発光照明体、 45…ワイヤ、
46…支柱、 51…線状物張力センサー、
57…光ファイバ線、 58…振動検出センサー、
C1,C2,C3…コネクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種センサー又は威嚇装置に接続される信号線及び電源線を通すための通線管を、フェンス構造物として一体に組み付けてなるセンサーフェンス。
【請求項2】
上記通線管は、フェンス構造物としての水平方向の支持体として設けたことを特徴とする上記請求項1記載のセンサーフェンス。
【請求項3】
上記センサーフェンスの通線管に、侵入監視用センサーのための信号線及び電源線を通すと共に、上記センサーフェンスに威嚇用装置を設けた、センサーフェンスを用いた監視装置。
【請求項4】
上記威嚇用装置として、フレキシブル面発光照明板又は線発光照明体を用い、このフレキシブル面発光照明板又は線発光照明体を上記通線管の外周面に取り付けたことを特徴とする請求項3記載のセンサーフェンスを用いた監視装置。
【請求項5】
上記威嚇用装置として、電気的刺激を与える電撃装置を上記センサーフェンスに取り付けたことを特徴とする請求項3記載のセンサーフェンスを用いた監視装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図1】
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【図5】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−307438(P2006−307438A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−127728(P2005−127728)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【出願人】(594007445)株式会社ユー・エス・ケー (3)
【Fターム(参考)】