説明

タイル施工構造及び施工方法

【課題】断熱性に優れた断熱材複合タイルの施工構造を提供する。
【解決手段】断熱材複合タイル1は、空洞部2aを有したタイル本体2と、該空洞部2aに充填されたポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等の合成樹脂発泡体よりなる発泡断熱材3とを有する。断熱材複合タイル1が建築物の躯体壁面4に対しシリコン系等の弾性接着剤5を介して接着され、各タイル1同士の目地間隙に断熱性目地材6が充填されている。この断熱性目地材6は、タイル1の端面に露呈した発泡断熱材3の全体を覆っている。断熱性目地材としては、EPDM系、EPM系等の弾性接着剤に中空バルーンを混合したものが好適である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は断熱材複合タイルを壁面に取り付けたタイル施工構造及び施工方法に係り、特に目地部の断熱性に優れたタイル施工構造及び施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
建物外壁の外面に断熱性タイルを取り付けた外断熱壁構造が特開2002−30786号公報に記載されている。同号公報のタイルは、偏平な貫通孔よりなる中空部を有したものであり、中空部内に樹脂発泡体よりなる断熱材が挿入されている(第0019段落)。
【0003】
同号の外断熱壁構造の一態様では、タイルは、上辺から上方に雄実が突設され、下辺には雌実が凹設された相抉り形状のものであり、壁面に取り付け施工する際には下段側タイルの雄実に対し上段側タイルの雌実が係合される。なお、同号のタイルは、裏面にアリ溝が設けられており(第0016段落)、壁面に設けられた係止部に対し該アリ溝を係止させることにより壁面に取り付け施工される(第0032段落)。タイルの縦目地にはモルタル等の目地材が充填される(第0034段落)。
【0004】
同号の別態様(第0033〜0034段落及び図11〜12)では、タイルの4辺同士の間に目地間隙が形成され、この目地間隙にモルタル等の目地材が充填されている。タイルはモルタル等の接着剤で外壁に張り付けられる。
【特許文献1】特開2002−30786号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特開2002−30786号公報のタイル施工構造では、目地間隙にモルタル等の目地材が充填されているが、このモルタルは熱伝導率が断熱性タイル内部の断熱材に比べて高いので、このモルタル目地が熱橋となり、壁面の断熱性が低下する。
【0006】
本発明は、断熱性に優れた断熱材複合タイルの施工構造及び施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明(請求項1)のタイル施工構造は、断熱材複合タイルが壁面に取り付けられ、該断熱材複合タイル同士の間に目地材が介在されたタイル施工構造であって、該断熱材複合タイルは、一端面から他端面にまで達する断熱材充填部を有したタイル本体と、該断熱材充填部内に充填された発泡断熱材とを有したものであるタイル施工構造において、該目地材は断熱性目地材であり、該断熱材複合タイルの端面に露呈した発泡断熱材の全面を覆っていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2のタイル施工構造は、請求項1において、該断熱性目地材が該断熱材複合タイルの前面の縁部にまで回り込んでいることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3のタイル施工構造は、請求項2において、該断熱材複合タイルのタイル本体は、断熱材充填部として、裏面から凹陥する凹条を備えたものであることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4のタイル施工構造は、請求項1において、該断熱性目地材は板状であり、前記断熱材複合タイルの端面に対し接着剤で接着されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5のタイル施工構造は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記断熱性目地材は、中空バルーンを含有した断熱性接着剤よりなることを特徴とするものである。
【0012】
請求項6のタイル施工構造は、請求項5において、該断熱性接着剤によって断熱材複合タイルの裏面が壁面に接着されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7のタイル施工構造は、請求項1ないし6のいずれか1項において、該断熱性目地材の熱伝導率が該発泡断熱材の熱伝導率と同じか又はそれよりも小さいことを特徴とするものである。
【0014】
請求項8の断熱材複合タイルの施工方法は、請求項4の施工構造とするためのタイル施工方法であって、隣接配置される前記断熱材複合タイルのうち一方の第1の断熱材複合タイルの一方の前記端面に露呈した発泡断熱材の全面を覆うように板状の断熱性目地材を該一方の端面に接着剤で接着しておき、該第1の断熱材複合タイルを壁面に取り付け、この板状の断熱性目地材に対し、該第1の断熱材複合タイルに隣接配置される第2の断熱材複合タイルの前記端面を接着剤を介して接着するようにして該第2の断熱材複合タイルを壁面に取り付けることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9の断熱材複合タイルの施工方法は、請求項8において、該第2の断熱材複合タイルの一方の前記端面に接着剤を塗着しておくと共に他方の前記端面に接着剤を介して板状の断熱性目地材を接着しておき、第2の断熱材複合タイルの該一方の端面を第1の断熱材複合タイルに接着されている前記断熱性目地材に対し当てるようにして該第2の断熱材複合タイルを壁面に取り付けることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明(請求項1)のタイル施工構造は、目地材として断熱性目地材を用いており、目地部の断熱性に優れる。また、この断熱性目地材が断熱材複合タイルの端面に露呈した発泡断熱材の全面を覆っているため、該発泡断熱材の端面部分が紫外線や水、熱などによって劣化することが防止される。
【0017】
本発明においては、断熱性目地材が該断熱材複合タイルの前面の縁部にまで回り込んでいるよう構成してもよい(請求項2)。このように構成すると、目地部への水の侵入が十分に防止され、発泡断熱材の劣化がより確実に防止される。
【0018】
また、この断熱材複合タイルの前面側の縁部にまで回り込んだ断熱性目地材は、断熱材複合タイルを抱え込む如く保持する作用を奏する。従って、断熱材複合タイルがタイル本体として断熱材充填部として裏面から凹陥する凹条を備えたものである場合(請求項3)において、断熱材複合タイル内部の発泡断熱材と前面側のタイル本体との付着性が低下したときでも、タイル本体が上記の前面側に回り込んだ断熱性目地材によって保持されることになり、脱落が防止される。
【0019】
本発明では、断熱性目地材は板状であり、前記断熱材複合タイルの端面に対し接着剤で接着されている構成(請求項4)としてもよい。この場合も、断熱材複合タイル内部の発泡断熱材が紫外線、水、熱などから十分に保持される。
【0020】
本発明において、断熱性目地材は中空バルーンを含有した接着剤であってもよい(請求項5)。この場合、この断熱性接着剤によって断熱材複合タイルの裏面を壁面に接着してもよく(請求項6)、このようにすれば壁の断熱性がさらに向上する。
【0021】
断熱性目地材として、熱伝導率が発泡断熱材の熱伝導率と同等以下のものを採用することにより(請求項7)、壁面の断熱性が向上する。
【0022】
請求項8,9の断熱材複合タイルの施工方法によると、請求項4のタイル施工構造を効率よく構築することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図(a)は実施の形態に係るタイル施工構造に用いられる断熱材複合タイルの斜視図、第1図(b)はこの断熱材複合タイルの施工構造を示す水平断面図、第2図ないし第6図はそれぞれ別の実施の形態の説明図である。
【0024】
第1図に示す実施の形態では、断熱材複合タイル1は、空洞部2aを有したタイル本体2と、該空洞部2aに充填されたポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等の合成樹脂発泡体よりなる発泡断熱材3とを有する。空洞部2aは、タイル本体2の一方の端面から他方の端面にまで延在する貫通孔よりなる。発泡断熱材3は、この空洞部2a内にて発泡されたものであってもよく、予め発泡させたものを空洞部2a内に挿入されたものであってもよい。この発泡断熱材3は、タイル1の端面に露呈している。
【0025】
この断熱材複合タイル1が建築物の躯体壁面4に対しシリコン系等の弾性接着剤5を介して接着され、各タイル1同士の目地間隙に断熱性目地材6が充填されている。この断熱性目地材6は、タイル1の端面に露呈した発泡断熱材3の全体を覆っている。
【0026】
この断熱性目地材としては、EPDM系、EPM系等の弾性接着剤に中空バルーンを混合したものが好適である。中空バルーンとしては、フライアッシュ、発泡させたパーライト、ひる石などの無機発泡体のほか、発泡ポリスチレンなどの樹脂発泡体などが好適である。
【0027】
この実施の形態では、断熱性目地材6はタイル1の前面よりもごくわずか後退しているが、タイル1の前面と面一となるように充填されてもよい。
【0028】
このように構成されたタイル施工構造にあっては、目地材として断熱性目地材6を用いており、目地部の断熱性に優れる。また、この断熱性目地材6が断熱材複合タイル1の端面に露呈した発泡断熱材3の全面を覆っているため、該発泡断熱材3の端面部分が紫外線や水、熱などによって劣化することが防止される。
【0029】
上記実施の形態では、接着剤系の目地材を目地間隙に充填しているが、第2図に示すように板状の断熱性目地材7をタイル1同士の目地間隙に介在させてもよい。この断熱性目地材7は、接着剤8によってタイル1の端面に接着されており、該端面に露呈した発泡断熱材3の全面を覆っている。この断熱性目地材7としては、発泡ゴム板、弾性を有した発泡合成樹脂板などが好適である。
【0030】
第2図に示すタイル施工構造とするには、壁面4に弾性接着剤5を塗着し、タイル1を張り付けるに際し、第1のタイル1の一方の端面に接着剤8を介して板状断熱性目地材7を接着しておき、この第1のタイル1を壁面4に張り付ける。この第1のタイル1に隣接配置される第2のタイル1にあっては、この断熱性目地材7に当接される一方の端面に接着剤8を塗着しておくと共に、他方の端面に接着剤8を介して断熱性目地材7を接着しておく。そして、この第2のタイル1の該一方の端面を第1のタイル1の断熱性目地材7に押し当てるようにして該第2のタイル1を壁面4に張り付ける。
【0031】
この第2図のタイル施工構造にあっても第1図と同様の作用効果が得られる。
【0032】
なお、この第2図の断熱性目地材7としては、断熱材複合タイル1の発泡断熱材3と同じか又はそれよりも小さい熱伝導率を有したものが好適である。
【0033】
この低熱伝導率の断熱性目地材7を用いると、目地部を介して壁面を流出入する熱量が著しく小さくなり、壁の断熱性が向上する。このような低熱伝導率の断熱性目地材7としては、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等が例示される。この低熱伝導率の断熱性目地材7の前面側にモルタル目地材を充填してもよく、充填しなくてもよい。
【0034】
第3図(a)は、空洞部の代わりに凹条が設けられ、この凹条に発泡断熱材が充填された断熱材複合タイル11の斜視図、第3図(b)はこのタイル施工構造を示す水平断面図である。
【0035】
この断熱材複合タイル11は、タイル本体12と、このタイル本体12の裏面の凹条12aに充填された発泡断熱材13とからなる。この凹条12aは、タイル本体12の一端面から他端面にまで延在している。発泡断熱材13は、この凹条12a内にて発泡されたものが好ましいが、予め発泡成形したものを凹条12aに嵌合させて接着したものであってもよい。
【0036】
この断熱材複合タイル11が建築物の躯体壁面4に対しシリコン系等の弾性接着剤5を介して接着され、各タイル1同士の目地間隙に断熱性目地材6が充填されている。この断熱性目地材6は、タイル11の端面に露呈した発泡断熱材13の全体を覆っている。
【0037】
この第3図のタイル11の施工構造によっても、上記実施の形態と同様の作用効果が奏される。第3図では断熱性目地材6が充填されているが、第2図と同様に板状の断熱性目地材がタイル11間に介在され、この板状の断熱性目地材がタイル11の端面に接着剤8を介して接着される構成としてもよい。
【0038】
第4図は断熱性目地材6をタイル11Aの前面側の目地縁部にまで設けた実施の形態を示す。このタイル11Aは、目地縁部に凹段部14が設けられている他はタイル11と同一構成のものである。断熱性目地材6は、タイル11Aの端面全体に被着すると共に、この凹段部14内にも充填されている。符号6aは、この凹段部14内に充填された断熱性目地材を示している。この凹段部14内の断熱性目地材6aは、目地間隙内の断熱性目地材6と一連一体となっている。
【0039】
この第4図のタイル施工構造によると、目地間隙への水の侵入が一層確実に防止される。
【0040】
また、この第4図のタイル施工構造にあっては、タイル本体12が前面側から断熱性目地材6aによって保持されている。このため、万が一タイル本体12と発泡断熱材13との界面Cにおいて剥離その他の付着性低下現象が発生した場合でも、タイル本体12が発泡断熱材13から離脱して脱落することが防止される。
【0041】
なお、第4図では凹段部14が設けられているが、タイル本体12の目地側の縁部を斜めにカットした形状とし、この部分に断熱性目地材6aを充填するようにしてもよい。
【0042】
また、凹段部や、斜めカット部分を設けることなく、タイルの前面側の目地縁部に断熱性目地材6が回り込むように塗着してもよい。
【0043】
上記実施の形態ではいずれもタイル1,11,11Aを弾性接着剤5によって壁面4に張り付けているが、第5図のように断熱性を有した弾性接着剤15によってタイル張りしてもよい。第5図ではタイル1が示されているが、タイル11,11Aであってもよい。この断熱性を有した弾性接着剤としては、上記の中空バルーンを混合した弾性接着剤が好適である。
【0044】
この断熱性を有した接着剤によってタイル張りした場合、接着剤15の層が断熱層として機能するようになり、壁面の断熱性が向上する。第5図では断熱性目地材6を用いているが、第2図の板状の断熱性目地材7を用いてもよい。
【0045】
第5図では断熱性弾性接着剤15はタイル1同士の目地間隙に入り込んでいないが、第6図の如く断熱性弾性接着剤15が目地間隙に部分的に入り込むようにしてもよい。例えば、断熱性弾性接着剤15を壁面4に塗着した後、タイル1を押し付けるようにしてタイル張りする際に、タイル1を少し強く押して目地間に接着剤15が盛り上って入り込むようにする。その後、目地間隙の残余の部分に目地材6を充填することにより、第6図の構造となる。
【0046】
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】(a)図は断熱材複合タイルの斜視図、(b)図は実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【図2】別の実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【図3】(a)図は断熱材複合タイルの斜視図、(b)図は実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【図4】異なる実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【図5】さらに異なる実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【図6】さらに別の実施の形態に係るタイル施工構造を示す水平断面図である。
【符号の説明】
【0048】
1,11,11A 断熱材複合タイル
2,12,12A タイル本体
3 発泡断熱材
4 壁面
5 弾性接着剤
6 断熱性目地材
7 板状の断熱性目地材
15 断熱性弾性接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
断熱材複合タイルが壁面に取り付けられ、該断熱材複合タイル同士の間に目地材が介在されたタイル施工構造であって、
該断熱材複合タイルは、一端面から他端面にまで達する断熱材充填部を有したタイル本体と、該断熱材充填部内に充填された発泡断熱材とを有したものであるタイル施工構造において、
該目地材は断熱性目地材であり、該断熱材複合タイルの端面に露呈した発泡断熱材の全面を覆っていることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項2】
請求項1において、該断熱性目地材が該断熱材複合タイルの前面の縁部にまで回り込んでいることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項3】
請求項2において、該断熱材複合タイルのタイル本体は、断熱材充填部として、裏面から凹陥する凹条を備えたものであることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項4】
請求項1において、該断熱性目地材は板状であり、前記断熱材複合タイルの端面に対し接着剤で接着されていることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれか1項において、前記断熱性目地材は、中空バルーンを含有した断熱性接着剤よりなることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項6】
請求項5において、該断熱性接着剤によって断熱材複合タイルの裏面が壁面に接着されていることを特徴とするタイル施工構造。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項において、該断熱性目地材の熱伝導率が該発泡断熱材の熱伝導率と同じか又はそれよりも小さいことを特徴とするタイル施工構造。
【請求項8】
請求項4の施工構造とするためのタイル施工方法であって、
隣接配置される前記断熱材複合タイルのうち一方の第1の断熱材複合タイルの一方の前記端面に露呈した発泡断熱材の全面を覆うように板状の断熱性目地材を該一方の端面に接着剤で接着しておき、
該第1の断熱材複合タイルを壁面に取り付け、
この板状の断熱性目地材に対し、該第1の断熱材複合タイルに隣接配置される第2の断熱材複合タイルの前記端面を接着剤を介して接着するようにして該第2の断熱材複合タイルを壁面に取り付けることを特徴とする断熱材複合タイルの施工方法。
【請求項9】
請求項8において、該第2の断熱材複合タイルの一方の前記端面に接着剤を塗着しておくと共に他方の前記端面に接着剤を介して板状の断熱性目地材を接着しておき、第2の断熱材複合タイルの該一方の端面を第1の断熱材複合タイルに接着されている前記断熱性目地材に対し当てるようにして該第2の断熱材複合タイルを壁面に取り付けることを特徴とする断熱材複合タイルの施工方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−70586(P2006−70586A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−255840(P2004−255840)
【出願日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】