説明

ダイカットを有する個別積層体を備えるイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ

イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージは、感圧接着剤(19)で被覆されるベースストリップ(10)含むテープ(8)とダイカットセグメントを画定するダイカット(21)を有するパネルセクション(6)とを含む個別積層体(4)を含むパウチであって、パネルセクションはPSAによってベースストリップへ接着され、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定され、パウチ内の製品とを含む。ダイカットセグメントは、パッケージが開けられると、第1のサイドパネル(12)、第2のサイドパネル(14)及びパネルセクション(6)のうちの何れかを感圧接着剤へ接着することによってパッケージが再閉鎖され得るように、感圧接着剤に対して相対配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダイカットを有する個別積層体を備えるイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ、及びこのパッケージの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
農産物、スナック食品、チーズ及びこれらに類似するものを含む食品及び非食品は、長い間、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリエステル(PET)等の様々な熱可塑性材料から製造されるパウチ、袋または蓋付きトレイまたは成形されたウェブ等の容器内に包装されてきている。これらの容器は、処理/包装設備で様々な包装プロセスを用いて熱可塑性材料の1つまたは複数のウェブから包装機器で成形されることが可能である。このような機器及びプロセスには、横型製袋充填密封(HFFS)、縦型製袋充填密封(VFFS)、熱成形/リッドストック及び連続式横型包装(フローラップと呼ばれることもある)が含まれる。それぞれの場合において、製品はパウチ、袋、成形されたウェブ、トレイ、他へ手作業で、または自動的に置かれ、充填された容器は場合により真空にされるかガスフラッシュされ、かつパッケージを閉鎖して仕上げるために密閉式または非密閉式に密封される。
【0003】
消費者は、完成したパッケージを開封すること(即ち、鋏またはナイフ等の道具を用いて開けること)によって製品にアクセスすることができる。
【0004】
業界では、プラスチックジッパクロージャ、押し閉めまたはスライドジッパ、インターロック式クロージャ、インターロック可能なファスナエレメントを有する再閉鎖可能なファスナ、雄型及び雌型輪郭を有するインターロック式リブ及び溝エレメント、インターロック式交互フック形クロージャ部材及びこれらに類似するものの使用が一般的である。これらの用語は特許文献に現出するが、意味するところはある程度重複する場合がある。これらの特徴は再閉鎖可能性を与えるものであり、かつ場合によって、パッケージにイージーオープン式特徴を与える場合がある。しかしながら、このような特徴が必ず開けやすい、または再閉鎖するものであるとは限らない。
【0005】
また、パッケージに再閉鎖可能な特徴を与えるために、感圧接着剤を用いることも比較的一般的である。しかしながら、パッケージに対する接着剤の位置によって、接着剤は、パッケージが開けられる前に、または一旦パッケージが開けられてしまうと、製品がパッケージから取り出されて接着剤と接触する際に、内包される製品によって汚される可能性があることもある。この現象は、パッケージの再閉鎖性を危うくする可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第4,189,519号明細書
【特許文献2】米国特許第4,252,846号明細書
【特許文献3】米国特許第4,550,141号明細書
【特許文献4】米国特許第4,666,778号明細書
【特許文献5】米国特許第4,882,229号明細書
【特許文献6】米国特許第4,916,190号明細書
【特許文献7】米国特許第4,937,139号明細書
【特許文献8】米国特許第5,547,752号明細書
【特許文献9】米国特許第5,997,968号明細書
【特許文献10】米国特許第3,655,503号明細書
【特許文献11】米国特許第4,729,476号明細書
【特許文献12】米国特許第4,784,885号明細書
【特許文献13】米国特許第4,859,514号明細書
【特許文献14】米国特許第5,023,121号明細書
【特許文献15】米国特許第4,944,409号明細書
【特許文献16】米国特許第6,476,137号明細書
【特許文献17】米国特許第4,058,632号明細書
【特許文献18】米国特許第4,615,926号明細書
【特許文献19】米国特許第5,128,414号明細書
【特許文献20】米国特許第6,395,321号明細書
【特許文献21】米国特許第7,055,683号明細書
【特許文献22】米国特許出願公開第20030152669号明細書
【特許文献23】米国特許出願公開第2008/0260305号明細書
【特許文献24】米国特許第4,589,247号明細書
【特許文献25】米国特許第4,656,818号明細書
【特許文献26】米国特許第4,768,411号明細書
【特許文献27】米国特許第4,808,010号明細書
【特許文献28】米国特許第6,293,073号明細書
【特許文献29】米国特許出願公開第2008/0138478号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
市場では、手作業で(即ち、鋏またはナイフ等の道具を必要とすることなく、手で)開封可能かつ再閉鎖が容易な特徴を提供しながら、場合によっては生産時のパッケージの気密性を保持しながら、かつプラスチックジッパクロージャ、押し閉めまたはスライドジッパ、インターロック式クロージャ、インターロック可能なファスナエレメントを有する再閉鎖可能なファスナ、雄型及び雌型輪郭を有するインターロック式リブ及び溝エレメント、インターロック式交互フック形クロージャ部材及びこれらに類似するものを用いることなく、包装業者の包装機器を修正する必要がほとんどない、または修正不要な方法で用いられることが可能なパッケージ及び包装方法が必要とされている。
【0008】
小売りパッケージの中には、現時点でイージーオープン式及び/または再閉鎖可能な特徴を提供していないものがある。例は、幾つかの農産物用の袋及びスナック食品の袋である。農産物市場では、例えばHFFS、VFFS、熱成形/リッドストックまたは連続式横型包装プロセスで製造されるパッケージである小売り農産物用の袋を手作業で開封しかつ繰返し再閉鎖するための費用効果的な方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、パッケージ及びパッケージの製造方法に関し、このパッケージは、手作業で開封可能かつ再閉鎖可能であり、即ち何度も開閉されることが可能であり、かつ非食品並びに例えば農産物、スナック食品、チーズ、ランチョンミート、ソーセージ、料理用ナッツ、トレイルミックス、他等の食品を包装するように適合化される。パッケージは、場合により、パッケージが開封されるまで密閉シールを保持する。
【0010】
また、市場では、加工業者の包装材料、包装プロセスまたは機器に比較的少ない修正を行うだけでそのウェブ/積層体の組合せから製造されるパッケージへイージーオープン式及び再閉鎖可能な機能性を与えるために、加工業者が選択する包装材料へ固定されることが可能な個別積層体も必要とされている。
【0011】
第1の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージは、
パウチを備え、パウチは、
各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルであって、それらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで接合される第1及び第2のサイドパネルと、
第1の端と、
第1及び第2のサイドパネルの各々の第2の端によって画定される第2の端と、
第1及び第2の端を有する個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分上に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ固着され、
パネルセクションの第1の端は第2のサイドパネルへ接合され、
パネルセクションと第2のサイドパネルとは、その個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合され、
パネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、
パネルセクション内にはダイカットが配置され、ダイカットは1つのダイカットセグメントを画定し、ダイカットセグメントは、パッケージが開封されるとパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置されるパネルセクションとを備え、
個別積層体は第1のサイドパネルへ固定される個別積層体と、
パウチ内に配置される製品とを備える。
【0012】
場合により、本発明の第1の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0013】
第2の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージはパウチを備え、
パウチは、
外面及び内面と、第1の縁及び第2の縁とを備える折り畳みウェブと、
折り畳みウェブの第1の端における第1の横方向シールと、
折り畳みウェブの第2の端における第2の横方向シールと、
折り畳みウェブの長さに沿って延びる長手方向シールと、
個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の端と第1及び第2の側縁とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置されるダイカットであって、ダイカットはダイカットセグメントを画定し、ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージが後に折り畳みウェブまたはパネルセクションを感圧接着剤へ接着することによって再閉鎖され得るように感圧接着剤に対して相対配置されるダイカットとを備え、
個別積層体は折り畳みウェブへの長手方向シールにおいて密封され、
パネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、
個別積層体は折り畳みウェブへ固定される個別積層体と、
パウチ内へ配置される製品とを備える。
【0014】
場合により、本発明の第2の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、折り畳みウェブの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、折り畳みウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、折り畳みウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は折り畳みウェブの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は折り畳みウェブの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、折り畳みウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、折り畳みウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
【0015】
第3の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを横型製袋充填密封プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
第1及び第2の端を有する個別積層体を準備することであって、個別積層体は、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備えることと、
平置式ウェブを折り畳みウェブへ変換するために平置式ウェブを成形装置へ前進させることと、
パッケージが製造される際に個別積層体がパッケージの一部となるように、個別積層体を前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内にサイドシールを生成することと、
オープンパウチを製造するために折り畳みウェブ及び個別積層体をカットすることであって、オープンパウチは、
各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより互いに接合され、パネルセクションと第2のサイドパネルとはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより接合され、パネルセクションの第1の端は第2のサイドパネルへ接合され、パネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延びることと、
製品をオープンパウチ内へ置くことと、
パウチを閉鎖するためにパウチの第1の端を密封することを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置され、かつ、
製品をオープンパウチ内に置く間、またはそれより前の任意の時点で、個別積層体は平置式ウェブ、折り畳みウェブまたは第1のサイドパネルへ固定される。
【0016】
場合により、本発明の第3の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0017】
第4の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを横型製袋充填密封プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
第1及び第2の端を有する個別積層体を準備することであって、個別積層体は、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備え、
個別積層体は平置式ウェブへ固定されることと、
平置式ウェブを折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを平置式ウェブへ固定される個別積層体と共に成形装置へ前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内にサイドシールを生成することと、
オープンパウチを製造するために折り畳みウェブ及び個別積層体をカットすることであって、オープンパウチは、
各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより互いに接合され、パネルセクションと第2のサイドパネルとはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより接合され、パネルセクションの第1の端は第2のサイドパネルへ接合され、パネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定されることと、
製品をオープンパウチ内へ置くことと、
パウチを閉鎖するためにパウチの第1の端を密封することを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置される。
【0018】
場合により、本発明の第4の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0019】
第5の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを縦型製袋充填密封プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
個別積層体を準備することであって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備える個別積層体を準備することと、
平置式ウェブを折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを成形装置上で前進させることと、
個別積層体を、パッケージが製造される際に個別積層体がパッケージの一部となるように前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内に長手方向シールを生成することと、
第1のパウチを画定すべく第1の横方向シールを製造するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へ密封することであって、第1の横方向シールは第1のパウチの底部横方向シールであることと、
製品を第1のパウチ内に置くことと、
折り畳みウェブ及び個別積層体を第1のパウチと共に下方へ既定の距離だけ前進させることと、
第1のパウチ内に頂部横方向シールを、かつ第2のパウチ内に底部横方向シールを製造するために第1のパウチを横方向へ密封することであって、第2のパウチは第1のパウチの上に配置されることと、
パッケージを生成すべく第1のパウチを第2のパウチから分離するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へカットすることであって、パッケージは、各々が内面及び外面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って互いに接合され、パネルセクション及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って接合され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定されることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置され、かつ、
長手方向シールを生成するステップより前、またはその間の任意の時点で、個別積層体は平置式ウェブまたは折り畳みウェブへ固定される。
【0020】
場合により、本発明の第5の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0021】
第6の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを縦型製袋充填密封プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
個別積層体を準備することであって、個別積層体は、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備え、
個別積層体は平置式ウェブへ固定されることと、
平置式ウェブを折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを平置式ウェブへ固定される個別積層体を伴って成形装置上で前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内に長手方向シールを生成することと、
第1のパウチを画定すべく第1の横方向シールを製造するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へ密封することであって、第1の横方向シールは第1のパウチの底部横方向シールであることと、
製品を第1のパウチ内に置くことと、
折り畳みウェブ及び個別積層体を第1のパウチと共に下方へ既定の距離だけ前進させることと、
第1のパウチ内に頂部横方向シールを、かつ第2のパウチ内に底部横方向シールを製造するために第1のパウチを横方向へ密封することであって、第2のパウチは第1のパウチの上に配置されることと、
パッケージを生成すべく第1のパウチを第2のパウチから分離するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へカットすることであって、パッケージは、各々が内面及び外面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って互いに接合され、パネルセクション及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って接合され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定されることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置される。
【0022】
場合により、本発明の第6の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0023】
第7の態様において、成形ウェブを有するイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを製造する方法は、
第1及び第2の端と製品キャビティとを備える成形ウェブを準備することと、
製品を準備することと、
第1及び第2の端を有するリッドストックを準備することであって、
外面及び内面を備える平置式ウェブと、
個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面へ接着され、パネルセクションの第1の端はベースストリップ第1の端を超えて延びるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備える個別積層体とを備えるリッドストックを準備することと、
製品を製品キャビティ内へ置くことと、
リッドストックの内面を成形ウェブへ密封することと、
パッケージを生成するためにリッドストック及び成形ウェブをカットすることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、リッドストックまたはパネルセクションを感圧接着剤へ接着することにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置され、かつ、
リッドストックの内面を成形ウェブへ密封するステップより前、またはその間の任意の時点で、個別積層体は平置式ウェブへ固定される。
【0024】
場合により、本発明の第7の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、平置式ウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、平置式ウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は平置式ウェブの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は平置式ウェブの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、平置式ウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、平置式ウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と成形ウェブとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と成形ウェブとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0025】
第8の態様において、成形ウェブを有するイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを製造する方法は、
第1及び第2の端と製品キャビティとを備える成形ウェブを準備することと、
製品を準備することと、
第1及び第2の端を有するリッドストックを準備することであって、
外面及び内面を備える平置式ウェブと、
個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面へ接着され、パネルセクションの第1の端はベースストリップ第1の端を超えて延びるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備え、
個別積層体は平置式ウェブへ固定される個別積層体とを備えるリッドストックを準備することと、
製品を製品キャビティ内へ置くことと、
リッドストックを成形ウェブの内面へ密封することと、
パッケージを生成するためにリッドストック及び成形ウェブをカットすることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、リッドストックまたはパネルセクションを感圧接着剤へ接着することにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置される。
【0026】
場合により、本発明の第8の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、平置式ウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、平置式ウェブの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は平置式ウェブの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は平置式ウェブの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、平置式ウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、平置式ウェブの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と成形ウェブとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と成形ウェブとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0027】
第9の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを連続横型包装プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
個別積層体を準備することであって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備える個別積層体を準備することと、
平置式ウェブを内面を有する折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを成形装置へ前進させることと、
個別積層体を、パッケージが製造される際に個別積層体がパッケージの一部となるように前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体が製品を包み込むように、製品を成形装置へ前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内に長手方向シールを生成することと、
第1のパウチを画定すべく先行横方向シールを製造するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を内部に製品を入れた状態で横方向へ密封することと、
折り畳みウェブ及び個別積層体を先行横方向シールと共に前方へ既定の距離だけ前進させることと、
第1のパウチ内に後行横方向シールを、かつ第2のパウチ内に先行横方向シールを製造するために第1のパウチを横方向へ密封することであって、第2のパウチは第1のパウチの上流に配置されることと、
パッケージを生成すべく第1のパウチを第2のパウチから分離するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へカットすることであって、パッケージは、各々が内面及び外面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って互いに接合され、パネルセクション及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って接合され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定されることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置され、かつ、
長手方向シールを生成するステップより前、またはその間の任意の時点で、個別積層体は平置式ウェブまたは折り畳みウェブへ固定される。
【0028】
場合により、本発明の第9の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0029】
第10の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを連続横型包装プロセスで製造する方法は、
第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
個別積層体を準備することであって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備え、
個別積層体は平置式ウェブへ固定される個別積層体を準備することと、
平置式ウェブを内面を有する折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを平置式ウェブへ固定される個別積層体と共に成形装置へ前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体が製品を包み込むように、製品を成形装置へ前進させることと、
折り畳みウェブ及び個別積層体内に長手方向シールを生成することと、
第1のパウチを画定すべく先行横方向シールを製造するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を内部に製品を入れた状態で横方向へ密封することと、
折り畳みウェブ及び個別積層体を先行横方向シールと共に前方へ既定の距離だけ前進させることと、
第1のパウチ内に後行横方向シールを、かつ第2のパウチ内に先行横方向シールを製造するために第1のパウチを横方向へ密封することであって、第2のパウチは第1のパウチの上流に配置されることと、
パッケージを生成すべく第1のパウチを第2のパウチから分離するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へカットすることであって、パッケージは、各々が内面及び外面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って互いに接合され、パネルセクション及び第2のサイドパネルはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って接合され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、個別積層体は第1のサイドパネルへ固定されることを含み、
ダイカットセグメントは、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置される。
【0030】
場合により、本発明の第10の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0031】
第11の態様において、パウチは、
各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルであって、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合される第1及び第2のサイドパネルと、
第1の端と、
各々第1及び第2のサイドパネルの第2の端によって画定される第2の端と、
第1及び第2の端を有する個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着され、パネルセクションと第2のサイドパネルとは、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延びるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットであって、ダイカットセグメントはパウチから生成されるパッケージが開封される際、パッケージはその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることによって再閉鎖され得るように感圧接着剤に対して相対配置されるダイカットとを備え、
個別積層体は第1のサイドパネルへ固定される。
【0032】
場合により、本発明の第11の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パウチ、及びパウチから生成されるパッケージにはジッパがない。
−パウチ、及びパウチから生成されるパッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パウチから生成されるパッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0033】
第12の態様において、個別積層体が上に配置されている袋を製造する方法は、
バッグチュービングを生成するために熱可塑性チューブを押出し成形することと、
第1及び第2の端を有する個別積層体を準備することであって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備えるベースストリップと、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備える個別積層体を準備することと、
スリットの入ったバッグチュービングを生成するために、チュービングの長手方向の縁に切込みを入れることと、
個別積層体をスリットの入ったバッグチュービングへ固定することと、
各々が上に個別積層体を配置された複数の個々の袋を生成するために、スリットの入ったバッグチュービングを予め決められた間隔で横方向にカットしかつ密封することを含み、各袋は、各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルは、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合され、第1の端は各々第1及び第2のサイドパネルの第1の端によって画定され、端の折り畳みは各々第1及び第2のサイドパネルの第2の端によって画定され、かつパネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、
ダイカットセグメントは、パッケージを生成するために袋が密封され、次いでパッケージが開封される際、パッケージはその後、第1または第2のパネルを感圧接着剤へ接着することにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置され、
バッグチュービングに切込みを入れるステップより前、またはその間の任意の時点で、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は感圧接着剤によりパネルセクションの内面の一部へ接着され、かつ、
個別積層体は第1のサイドパネルへ固定される。
【0034】
場合により、本発明の第12の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はイージーオープン式シーラントを備える。
−ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方は、各々第1の、または第2のサイドパネルの内面へイージーオープン式シールで密封される。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−袋、及び袋から生成されるパッケージにはジッパがない。
−袋、及び袋から生成されるパッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−袋から生成されるパッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0035】
第13の態様において、イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージは、
パウチを備え、パウチは、
各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルであって、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合される第1及び第2のサイドパネルと、
第1の端と、
各々第1及び第2のサイドパネルの第2の端によって画定される第2の端と、
第1及び第2の端を有する個別積層体であって、
テープであって、
第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第2の表面はイージーオープン式シーラントを備えるベースストリップと、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分上に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面はシーラントを備え、
ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分は感圧接着剤によりパネルセクションの内面の第1の部分へ接着され、
ベースストリップの第2の表面はイージーオープン式シールで第2のサイドパネルの内面へ密封され、
パネルセクションの第1の端は第2のサイドパネルへ接合され、
パネルセクションと第2のサイドパネルとは、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合され、
パネルセクションの第1の端はベースストリップの第1の端を超えて延び、かつ、
パネルセクション内にダイカットが配置され、ダイカットはダイセグメントを画定し、ダイカットセグメントは、パネルセクションのダイカットセグメントの除去または変位により感圧接着剤が露出される際、パッケージはその後、第1または第2のサイドパネルを感圧接着剤へ接着させることによって再閉鎖され得るようにして感圧接着剤に対して相対配置されるパネルセクションとを備え、
個別積層体は第1のサイドパネルへ固定される個別積層体と、
パウチ内に配置される製品とを備える。
【0036】
場合により、本発明の第13の態様の様々な実施形態によれば、単独であれ、これらの実施形態の任意の適切な組合せであれ、
−ベースストリップの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。
−ベースストリップの第1の表面は、パネルセクションの内面へ密封される。
−パネルセクションの内面は、イージーオープン式シーラントを備える。
−パネルセクションの外面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの内面へ固定される。
−ベースストリップの第1の表面の第2の部分は第1のサイドパネルの内面へ固定され、かつパネルセクションの内面の第2の部分は第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの内面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−ベースストリップの第2の表面の第2の部分は、第1のサイドパネルの外面へ固定される。
−パネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のパネルセクションの第1の端と第2のサイドパネルの第1の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、シールで互いに接合される。
−第1のサイドパネルの第2の端と第2のサイドパネルの第2の端とは、折り畳みで互いに接合される。
−ベースストリップの第2の端は、パネルセクションの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端を超えて延びる。
−パネルセクションの第2の端は、ベースストリップの第2の端と同延である。
−ダイカットは閉ループである。
−パッケージにはジッパがない。
−パッケージには、PSA層またはコーティング用の個別剥離ライナがない。
−パッケージは、25グラム/インチから5ポンド/インチまでの剥離力で開封されることが可能である。
−ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される。
−ダイカットセグメントの下全体に、ベースストリップが存在する。
−ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する。
−パッケージが開封される際、ベースストリップはベースストリップの厚さ全体に渡っては引き裂かれない。
−ベースストリップの第2の表面には、実質上PSAが存在しない。
−パッケージには、個別スレッドまたは開封ストリップがない。
−ダイカットセグメントは、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む。
−補助シールは、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。
−ベースストリップの第1の側縁はパネルセクションの第1の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封され、かつベースストリップの第2の側縁はパネルセクションの第2の側縁と第2のサイドパネルとの間に配置されかつこれらへ個々に密封される。
【0037】
本発明の第13の態様によるパッケージは、本明細書に開示されているプロセスを含む任意の適切なプロセスによって製造されることが可能である。
【0038】
本発明は、本発明の様々な実施形態の異なる図面を包含する下記の図面を参照して例示される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】パッケージの立面図である。
【図2】図1のパッケージの拡大図である。
【図2A】図1の一部を示す拡大断面図である。
【図2B】図1の一部の別の実施形態を示す拡大断面図である。
【図2C】図1の一部の別の実施形態を示す拡大断面図である。
【図2D】図1の一部の別の実施形態を示す拡大断面図である。
【図3】図1の線3−3に沿った、図1のパッケージの正面図である。
【図4】図1の線4−4に沿った、図1のパッケージの背面図である。
【図5】別の実施形態による図1のパッケージの一部を示す拡大図である。
【図6】テープの断面図である。
【図7】別の実施形態によるテープの断面図である。
【図8】パッケージを製造するためのHFFSプロセス及び装置を示す斜視図である。
【図9A】別の実施形態による、パッケージを製造するためのHFFSプロセス及び装置を示す斜視図である。
【図9B】折り畳みウェブのセクションを示す斜視図である。
【図9C】まち式折り畳みウェブのセクションを示す斜視図である。
【図10】パッケージを製造するためのVFFSプロセス及び装置を示す立面図である。
【図11】別の実施形態による、パッケージを製造するためのVFFSプロセス及び装置を示す立面図である。
【図12】平置式ウェブのロール及び個別積層体のロールを示す斜視図である。
【図13】別の実施形態による、平置式ウェブ及び個別積層体のロールを示す斜視図である。
【図14】個別積層体の側面図である。
【図15】図12の線15−15に沿った、個別積層体及び平置式ウェブの一部を示す図である。
【図16】VFFSの実施形態における2つの連続するパウチを示す立面図である。
【図17】本発明において用いるための折り畳みウェブを示す斜視図である。
【図18】本発明において用いるための折り畳みウェブを示す斜視図である。
【図19】本発明に関連して用いるためのトレイを示す側面図である。
【図20】パッケージの斜視図である。
【図21】図23Aのパッケージの開封された状態を示す斜視図である。
【図22】リッドストックの平面図である。
【図23】別の実施形態による、リッドストックの平面図である。
【図24】個別積層体を製造するための装置及びプロセスを示す略図である。
【図25】パッケージを製造するための連続横型包装プロセス及び装置を示す立面図である。
【図26】図25の線26−26に沿った、図25の装置の正面端面図である。
【図27A】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの一部を示す断面図である。
【図27B】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの一部を示す断面図である。
【図27C】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの一部を示す断面図である。
【図27D】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの一部を示す断面図である。
【図28A】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの平面図である。
【図28B】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの平面図である。
【図28C】パッケージを開封するためのシーケンスを示す、パッケージの平面図である。
【図28D】図28Cのパッケージの一部を示す拡大図である。
【図29A】代替実施形態の平面図である。
【図29B】代替実施形態の平面図である。
【図29C】代替実施形態の平面図である。
【図29D】代替実施形態の平面図である。
【図29E】代替実施形態の平面図である。
【図29F】代替実施形態の平面図である。
【図29G】代替実施形態の平面図である。
【図30】代替実施形態の断面図である。
【図31】テープを製造するための装置及びプロセスを示す。
【図32】個別積層体の拡大斜視図である。
【図33】個別積層体の平面図である。
【図34】本発明の別の実施形態の平面図である。
【図35】図34の断面図である。
【図36】代替実施形態の断面図である。
【図37】代替実施形態の断面図である。
【図38】代替実施形態の断面図である。
【図39】代替実施形態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本明細書において「固定される」、「固定する」及びこれらに類似するものは2つの表面を共に密封または接着することを指し、かつ結果として生じる両表面間の接着を指す。密封は、シーラントによって行われる。接着は、PSAによって行われる。
【0041】
ウェブ及び個別積層体が前進されるプロセスの間であれ、プロセスの開始前に予め個別積層体がウェブへ固定されている場合であれ、本明細書で記述される個別積層体がウェブまたはサイドパネルへ固定されるプロセスにおいて、固定することは、任意の適切な連続する、または個別のシーリングまたは接着材料及び方法を用いて実行されることが可能である。このような固定は、関連する包装プロセスの間に個別積層体をウェブまたはパネルへ保持するために行われる。
【0042】
アンカが、例えば比較的強力なヒートシールまたは本明細書に定義されているようなイージーオープン式シールの何れかを構成するヒートシールであって既に比較的強力である、または連続的である実施形態によっては、アンカは、関連する包装プロセスの間に個別積層体をウェブまたはパネルへ保持するだけでなく、個別積層体の表面の、ウェブ(平置式または折り畳み式)またはウェブから生成されるパネルへの最終的シールとしても機能する。
【0043】
個別積層体の表面の1つ(即ち、固定される表面)をウェブまたはパネルへ密封するプロセスにおける、開示された、または列挙された後続ステップは何れも、固定するステップによって既に完了されている。よって、これらの実施形態において、例えばアンカの領域内のシールバーであるシールデバイスによる接触は、後続ステップにおいて、個別積層体の表面にさらなる、または別個のシールを追加しなくてもよい。
【0044】
よって、個別積層体の他の表面をウェブまたはパネルへ密封するプロセスにおける後続ステップは何れも、実施形態によっては、個別積層体の固定される表面へさらなる、または別個のシールを追加しなくてもよい。
【0045】
接着が例えば接着剤の個別シール、スポットまたは細い筋など、比較的弱い、または個別のものである実施形態によっては、個別積層体の表面のうちの1つをウェブまたはパネルへ密封する後続ステップにおいて、個別積層体の表面のうちの1つをウェブまたはパネルへ密封するシールバーは、アンカが既に配置されている領域でウェブまたはパネルに接触することが可能である。この領域におけるシールは、後続のシーリングステップによって増強されても、初めて生成されてもよい。
【0046】
本明細書において開示または列挙されるプロセスステップとしてのウェブまたはパネルへの個別積層体表面のシーリングは、この意味で理解されるべきである。
【0047】
本明細書において、「クリアエリア」は、実質的に表面上にPSAが存在しないベースストリップの第1の表面の、選択された1つまたは複数の部分を指す。クリアエリアは、1)選択された部分へPSAを塗布しないことによって、または、2)ストリップの第1の表面全体上へPSAを塗布し、続いて選択された当該部分におけるPSAの大部分または全てを、例えばシムまたはスクレーパ等の適切な手段でストリップからPSAを掻き取って除去することによって、(この方法における大部分または全てのPSAの除去は、通常PSAが硬化される前に行われることになる)。または、3)ラベルの製造時に行われるように、ベースストリップの第1の表面全体上へPSAを比較的均一に塗布し、続いて選択された当該部分におけるPSAを任意の適切な手段でマスキングする、または弱化させることによって準備されることが可能である。使用されるマスキング剤または弱化剤は、第1の表面の選択された部分に隣接する部分におけるPSAの接着効果に比べて、選択された部分におけるPSAの接着効果を十分に低減し、または無効にする。概して、PSAの弱化またはマスキングは、PSAが硬化された後に行われ、大部分または全てのPSAの除去はPSAが硬化される前に行われる。
【0048】
本明細書において、「閉ループ」は、経路内のウェブ材料(ダイカットセグメント)をパネルから除去することができるパネルセクション内の閉鎖されたパターンまたは経路を画定するダイカットを指す。
【0049】
本明細書において、「ダイカット」は、ロータリダイ、抜き型、プラテンダイカッティング及びレーザカッティングまたはスコアリングを含む、材料をカットする、または材料に刻み目を入れる方法、及び/または結果的に生じるカットまたはスコアを指す。ダイカットは関連の層またはウェブの全体に渡って、または部分的に延びることができ、かつ所定量の材料を無傷の状態で残すことができる。本明細書において、「スコア」及びこれに類似するものは、材料、層、ウェブ、パネル、パネルセクションなどの厚みを介して全体的ではなく部分的に延びる部分的なダイカットを指す。本発明におけるスコアの目的は、ダイカットセグメントを変位または除去する行為における材料の制御された引裂または分離に備えることにある。カットの深さは、パッケージ毎に、かつ所与のパッケージ上の単一のダイカット内でも変わる可能性がある。
【0050】
本明細書において、「ダイカットセグメント」は、閉ループまたは開ループのダイカットの存在に起因して変位される、または完全に除去されることが可能なパネルセクションの一部分を指す。ダイカットセグメントはパネルセクションの一片であり、変位または除去されるとタンパーエビデンスデバイスとして機能し得る場合があり、かつパッケージの内部へのアクセスを容易にする。
【0051】
本明細書において、個別積層体に関わる「個別」は、ウェブから、かつウェブから製造される第1及び第2のサイドパネルから独立して製造されること(ウェブの製造時、個別積層体はウェブとの一体部分ではない)、またはこれらとは分離したエンティティを構成するものを意味して用いられる。
【0052】
本明細書において、「イージーオープン式」は、手作業で比較的容易に開封されることが可能なパッケージを指す。開封する物理的モードには、a)ベースストリップ/ウェブ界面における実際的な引き剥がし(接着破壊)、またはb)ベースストリップのシーラント層が完全に突き破られ、次いでシーラント層とストリップ内の隣接する層との間に引き剥がしが発生すること(離層破壊)、またはc)シーラント材自体の破裂によるシーラント層内部の破断(凝集破壊)、またはd)単純にPSAからフラップを剥がすことであって、フラップはパネルセクションの一片を含み、この一片は、開ループダイカットにより形成される本明細書に記述されているようなダイカットセグメントであり、よってダイカットセグメントはその原位置から変位されること、または、パネルセクションの一片を除去することであって、この一片は閉ループダイカットにより形成される本明細書に記述されているようなダイカットセグメントであること、のうちの任意の1つまたはそれ以上が含まれてもよい。パッケージの開封に必要とされる剥離力は、8インチから12インチ/分のクロスヘッド速度及び1.00インチから2.00インチまでの初期ジョーギャップを用いて、本参照によりその全体が開示に含まれるASTM F88に記載された検査手順によるシール強度または剥離強度の評価によって測定されることが可能である。本発明のパッケージを開封するための典型的な剥離力は、例えば25グラム/インチから3ポンド/インチまでの範囲内であって、200グラム/インチから1.5ポンド/インチまで等の例えば100グラム/インチから2ポンド/インチまでの範囲内である。事例によっては、シーラントはそれが接着されている表面から実際に剥がれてもよく(接着破壊)、または隣接層界面に沿ったシーラントの破壊及び層剥離が発生してもよく(離層破壊)、またはシーラントの破裂が発生する可能性もある(凝集破壊)。シールの設計及びジオメトリに依存して、実施形態によっては剥離力は、3ポンド/インチより高いことも可能であって、例えば3.5、4.0、4.5または5ポンド/インチであることも、これらの値の中間であることも可能である。ダイカットセグメントがパネルセクションから変位され、または除去されることで、PSAが露出され、実施形態によっては、ダイカットプロセス後も残っているダイカットセグメントのスコアの入った部分のうちの幾分かがパッケージの開封行為によって引き裂かれる場合がある。開封プロセスにおけるこのステップに必要とされる剥離力は、本明細書において説明されるパラメータの範囲内である。
【0053】
本明細書において、「イージーオープン式シール」は、パッケージが本明細書に記述されているような接着破壊、離層破壊または凝集破壊のうちの1つまたはそれ以上を含む物理的な開封モードによってイージーオープン式であるようにベースストリップ及びウェブの材料及び密封状態が選ばれる、ベースストリップ及びウェブを包含するシールを指す。
【0054】
本明細書において、「イージーオープン式シーラント」は、ベースストリップの表面がウェブへ密封されると本明細書に記述されているような接着破壊、離層破壊または凝集破壊のうちの1つまたはそれ以上を含む物理的な開封モードによるイージーオープン式であるパッケージになるように、ベースストリップの片面または両面用に選ばれる材料を指す。
【0055】
本明細書において、「エチレン/アルファ−オレフィン共重合体」(EAO)は、エチレンと、プロペン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、他等のCからC10までのアルファ−オレフィンから選択される1つまたは複数のコモノマとの共重合体を指す。EAOは、直鎖状中密度ポリエチレン(LMDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及び極低密度及び超低密度ポリエチレン(VLDPE及びULDPE)等の不均一物質、均一直鎖状エチレン/アルファオレフィン共重合体及び長鎖分岐エチレン/アルファオレフィン共重合体等のシングルサイト触媒化物質及び多成分エチレン/アルファ−オレフィン相互貫入網目構造樹脂(または「IPN」樹脂)を含む。
【0056】
本明細書において、「エチレン単独重合体または共重合体」は、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等のエチレン単独重合体、本明細書において規定されているもの等のエチレン/アルファ−オレフィン共重合体、エチレン/ビニルアセテート共重合体(EVA)、エチレン/メチルアクリレート共重合体(EMA)またはエチレン/エチルアクリレート共重合体(EEA)またはエチレン/ブチルアクリレート共重合体(EBA)等のエチレン/アルキルアクリレート共重合体、エチレン/(メタクリル)アクリル酸共重合体またはアイオノマ樹脂(IO)等、のポリエチレン(PE)を指す。
【0057】
本明細書において、「図」及びこれに類似するものは、単数及び複数の図面を指す。
【0058】
本明細書において、「フィルム」は、本発明に関連して使用され得る、多層または単層の何れかである熱可塑性のフィルム、積層体またはウェブを意味して用いられる。フィルムは、例えば0.1ミルから30ミルまでの間の任意の適切な厚さであることが可能である。
【0059】
本明細書において、「フィンシール」は、シングルウェブの場合、ウェブの一方の縁をウェブの反対側の縁へ向けて折り畳み、対面する内面同士を一緒に密封することを意味して用いられる。2枚ウェブの場合、フィンシールは、一方のウェブの縁の内面をもう一方のウェブの対応する縁の内面へ密封することにより形成されるシールである。
【0060】
本明細書において、「ラップシール」は、ウェブの内面をウェブの外面へ密封することにより生成されるシールを意味して用いられる。内面及び外面は、単一のウェブのものである場合と、内面が1つのウェブのものでありかつ外面が第2のウェブのものである場合の双方の可能性がある。
【0061】
本明細書において、「リッドストック」は、製品を載せる容器またはトレイをカバーするために用いられるフィルムを指し、典型的には周囲のヒートシールとしてトレイへ密封されることが可能である。リッドストックは、典型的には、ロール上へ巻かれるレイフラットフィルムで食品加工機へ供給される。
【0062】
本明細書において、「長手方向シール」はフィンシールまたはラップシールを指す。
【0063】
本明細書において、「に近い」は、パッケージに対する個別積層体の位置に関連して言えば、パウチ及びパッケージの第1の端に最も近い個別積層体のベースストリップの第1の端28が、典型的にはパウチの第1の端から約3インチ以内になることを意味する。ストリップ10はこれよりさらに近く、パウチの第1の端から約2インチ、1.25インチ、1インチ、0.75インチ、0.5インチ、0.4インチ、0.3インチ、0.2インチまたは0.1インチ以内等であることが可能である。
【0064】
本明細書において、「オレフィンの」及びこれに類似するものは、少なくとも部分的にオレフィン単量体から誘導される重合体または共重合体を指す。
【0065】
本明細書において、「開ループ」は、経路またはパターン(ダイカットセグメント)内のウェブ材料がそれによってパネルセクション上のその原位置から例えばフラップとして作用することにより変位されることが可能な、パネルセクション内の開パターンまたは経路を画定するダイカットを指す。
【0066】
本明細書において、「酸素バリア」及びこれに類似するものは、バリア材料の酸素透過性が500cm/m・日・大気(ASTM D3985によって厚さ1ミル、及び25゜C、0%RHで試験)未満であって、100未満、50未満、25未満、10未満、5未満及び1cm/m・日・大気未満等である物質を指す。酸素バリア材料として有用な重合体材料の例は、エチレン/ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ二塩化ビニリデン(PVDC)、塩化ビニリデン/アクリル酸メチル共重合体、塩化ビニリデン/塩化ビニル共重合体、ポリアミド(ナイロン)及びポリエステル(PET)である。
【0067】
本明細書において、「重合体」及びこれに類似するものは単独重合体を意味するが、三元共重合体、四元共重合体、ブロック共重合体、他を含むその共重合体も意味する。
【0068】
本明細書において、「パウチ」はパウチまたは袋を意味する。
【0069】
本明細書において、「感圧接着剤」(PSA)は、軽い圧力の印加によってしっかりと接着する再配置可能接着剤を指す。これは、極く僅かな圧力で大部分の表面に接着し、溶剤及びラテックスまたは水ベースの形態で利用可能であり、かつ非架橋ゴム系接着剤、アクリル系またはポリウレタン系をベースとする場合がしばしばある。PSAは、強力かつ永久的に粘着性があり、手による圧力以上は必要なく接着しかつ水、溶剤または熱による活性化を必要としない粘弾性接着剤を形成する。PSA材料の中には、熱気、電子ビーム、UVまたは化学的(過酸化物)手段によって硬化されるものがある。これらは、アクリル及びメタクリル酸塩接着剤、エマルジョンベースのアクリル接着剤、ゴムベースの感圧接着剤、スチレン共重合体(スチレン/イソプレン/スチレン、及びスチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体)及びシリコーンを含む多種多様な化学組成及び化学系で入手可能である。実施形態によっては、ホットメルト接着剤が同様に有用である場合があって、本明細書では「PSA」としての実施形態に包含される。ホットメルト接着剤は、通常は室温で固体であって使用時に加熱によって流体となる熱可塑性粘着剤組成物である。PSAの適切な市販例には、DowのPS−2000(TM)、及びBASFから市販されかつ従来のホットメルト塗工機により温度約120゜Cで塗布されることが可能なUV硬化可能ポリアクリレートを含む「acResin(R)」が含まれる。acResin(R)または類似組成物へは、接着剤の粘着性を制御するために適切な粘着付与剤が添加されることが可能であり、例としては、Pinovaから市販されているFORAL(R)85合成樹脂がある。粘着付与剤はベースの接着組成物へ任意の適切な量で、例えばPSA及び粘着付与剤の合計組成物に対して15%から25%までの重量比で添加されることが可能である。
【0070】
本明細書において、「再閉鎖可能」は、折り畳まれたウェブ、パネルまたはパネルセクション、もしくは折り畳まれたウェブ、パネルまたはパネルセクションの一部をベースストリップのPSAへ接触させることによってパッケージが再閉鎖され得る、本発明によるパッケージの特徴または機能を指す。
【0071】
本明細書において、「位置合わせデバイス」は、個々のパッケージを製造するためにウェブ及び/または個別積層体が用いられる場合に、ウェブまたは個別積層体もしくはこれらのコンポーネントを包装機内へ制御式に前進させることを容易にする、ウェブまたは個別積層体の任意のマーク、パターン、ダイカットまたは特徴を指す。このデバイスは、ウェブまたは個別積層体の縁、即ち位置合わせマークに沿って、またはこれの近くに、もしくは装飾用印刷グラフィックを妨げないウェブの真ん中近くの部位に等間隔で、例えばプリントされる、または置かれることが可能である。これらのマークは、ウェブまたは個別積層体を制御可能式に前進させるために適切なセンサに関連して用いられる。センサにより検出される位置合わせデバイスとしてダイカットが用いられる場合、ウェブまたは個別積層体上に位置合わせマークをプリントする必要はないことがある。
【0072】
本明細書において、「シール」は、例えばヒートシール、高周波(RF)シール、超音波シールまたは永久接着剤によって製造されるような2つの熱可塑性表面間の接着を意味する。但し、再配置可能接着剤またはPSAを除く。
【0073】
「シーラント」は、本発明のベースストリップまたはパネルセクションまたはベースストリップまたはパネルセクションが密封されるウェブの表面を形成しかつ2つの熱可塑性表面間に接着を形成することができる、エチレン系重合体または共重合体等のオレフィン系重合体または共重合体等の高分子材料または材料配合物である。永久接着剤もまた、シーラントである可能性がある。本明細書において、「シーラント」は、ベースストリップまたはパネルセクション、もしくはベースストリップまたはパネルセクションが接着されるウェブに関して言えば、再配置可能接着剤またはPSAを除外する。
【0074】
本明細書において、「ストリップ」及び「パネルセクション」は、典型的には、第1の方向が第1の方向に対して垂直な方向よりも長い、例えば平面図において長方形である、但し正方形、円形、長円形、楕円形または任意の適切な形状である場合もある、熱可塑性材料の細長い一片を指す。ストリップ及びパネルセクションは、例えば0.1ミルから30ミルまでの間である任意の適切な厚さであってもよい。
【0075】
本明細書において、「タンパーエビデンス」、「タンパリング」及びこれらに類似するものは、パッケージにおける破損箇所、即ち何者かが誤って、または故意にパッケージを開封した、または部分的に開封した、或いは開封しようとしたことの視覚的証拠を指す。
【0076】
本明細書において、「テープ」は、ストリップの第1の表面の少なくとも一部へPSAが接着されたストリップを指す。
【0077】
本明細書において、「熱可塑性材料」は、軟化点または融点まで加熱されると、重大な熱劣化(燃焼)を生じることなく再成形され得るプラスチック材料を含む。熱可塑性材料は、化学的手段または放射手段によって架橋されない材料、または架橋される材料の双方を含む。
【0078】
本明細書において、「トレイ」は、トレイ底部とトレイ側面とトレイの上側周部の周りのトレイフランジとを有する成形された部材を指し、この場合、トレイ底部とトレイ側面とは内部に製品を置くことができる内部空洞を形成する。空洞は、トレイフランジへ密封されるリッドストックによって囲まれることが可能である。
【0079】
本明細書において、「ウェブ」は、本発明に関連して用いられてもよい、多層であれ単層であれ熱可塑性のフィルム、積層体またはウェブを意味して用いられる。ウェブは、例えば0.1ミルから30ミルまでの間である任意の適切な厚さであることが可能であり、かつウェブは任意の適切な長さ及び幅であることが可能である。
【0080】
本明細書において、「ジッパ」及びこれに類似するものは、プラスチックジッパクロージャ、押し閉めまたはスライドジッパ、インターロック式クロージャ、インターロック可能なファスナエレメントを有する再閉鎖可能なファスナ、雄型及び雌型輪郭を有するインターロック式リブ及び溝エレメント、インターロック式交互フック形クロージャ及びこれらに類似するものを指す。
【0081】
本明細書において用いられる組成比率は全て、別段の指定のない限り「重量比」ベースで表示される。
【0082】
本明細書における図面は必ずしも一定の縮尺で描かれたものではなく、本発明の所定の特徴が明瞭さのために誇張されて描かれている場合もある。
【0083】
1.パッケージ
諸図面を参照すると、本発明によるパッケージ5が示されている。パッケージ5は、第1のサイドパネル12及び第2のサイドパネル14を形成するための、単一のウェブまたは2つのウェブの何れかで製造されることが可能なパウチ7を含む。
【0084】
A.ウェブ
何れの実施形態においても、1つまたは複数のウェブは、少なくとも1つの成分として例えばポリエチレンまたはエチレン/アルファオレフィン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)であるエチレンまたはプロピレン重合体または共重合体等のオレフィン系材料を有するものを含む、かつ典型的にはHFFS、VFFS、リッドストック/トレイ、連続式横型包装及び袋製造装置及びプロセスにおいて用いられる、またはこれらにおいて有用であるウェブを含む、任意の適切な組成の熱可塑性材料を含む。1つまたは複数のウェブは、構造が単層であっても多層であってもよく、同時に押出し成形されても、積層されても、任意の適切なフィルム製造プロセスによって製造されてもよく、かつ任意の適切な厚さを有してもよい。
【0085】
本発明の個別積層体と共に使用されることが可能なウェブの例には、細切りチーズ等の高い酸素バリアを要求する製品用に使用されるバリアハイブリッド材料であるH7225B(TM)、ベーコン及び燻製肉及び加工肉等の高い酸素バリアを要求する製品用に使用されるバリアハイブリッド材料であるH7525B(TM)、H7525Bに類似する、但し約3ミルの厚さを有するH7530B、農産物の包装に使用される低バリア(高いOTR)材料であるCP04140(TM)、生鮮カット産物用の電子レンジに使える包装用フィルムであるCPM4090、及びランチョンミート等の高い酸素バリアを要求する製品用のリッドストック(非成形ウェブ)として使用されるバリア材料であるT7225B(TM)が含まれる。これらは全て、Sealed Air CorporationのCryovac事業部門によって製造されている市販製品である。
【0086】
H7225B(TM)は、PET//接着剤//同時押出し成形バリアフィルムの構造を有する積層体であり、PETは二軸延伸ポリエステルフィルムであり、バリアフィルムはLDPE(低密度ポリエチレン)/EVAタイ/ナイロン/EVOH+ナイロン/ナイロン/EVAタイ/EAOの構造を有する。この構造の積層体の全体厚さは、幾つかのゲージのうちの何れであってもよく、典型的には約2.5ミルである。LDPEは、PETフィルムへ接着剤で接着されるバリアフィルムの表面である。EAOは、典型的にはフィルム及び最終積層体のヒートシーラント層として作用し、かつ積層体から生成されるパッケージングにおいて、EAOはパッケージの内面またはシーラント表面を形成して包含される製品と対面し、かつPETはパッケージの外面または外皮を形成する。H7225B(TM)は、リッドストック(非成形)ウェブとして用いられることが可能である。
【0087】
H7525B(TM)は、PET//接着剤//同時押出し成形バリアフィルムの構造を有する積層体であり、PETは二軸延伸ポリエステルフィルムであり、バリアフィルムは、ある実施形態において、LDPE(低密度ポリエチレン)/EVA/LLDPEタイ/EVOH/LLDPEタイ/EVA/EAOの構造を有する。この構造の積層体の全体厚さは、幾つかのゲージのうちの何れであってもよく、典型的には約2.5ミルである。LDPEは、PETフィルムへ接着剤で接着されるバリアフィルムの表面である。EAOは、典型的にはフィルム及び最終積層体のヒートシーラント層として作用し、かつ積層体から生成されるパッケージングにおいて、EAOはパッケージの内面またはシーラント表面を形成して包含される製品と対面し、かつPETはパッケージの外面または外皮を形成する。H7525B(TM)は、リッドストック(非成形)ウェブとして用いられることが可能である。
【0088】
CP04140(TM)は、BOPP//接着剤/単層LLDPEフィルムの構造を有する積層体である。積層体の典型的なゲージは、約1.8ミルである。LLDPEは、典型的には最終積層体のヒートシーラント層として作用し、かつ積層体から生成されるパッケージングにおいて、LLDPEはパッケージの内面またはシーラント表面を形成して包含される製品と対面し、かつBOPPはパッケージの外面または外皮を形成する。
【0089】
CPM4090(TM)は、BOPP//接着剤/単層LLDPE+LDPEフィルムの構造を有する積層体である。積層体の典型的なゲージは、約2ミルである。LLDPE+LDPE層は、典型的には最終積層体のヒートシーラント層として作用し、かつ積層体から生成されるパッケージングにおいて、LLDPE+LDPEはパッケージの内面またはシーラント表面を形成して包含される製品と対面し、かつBOPPはパッケージの外面または外皮を形成する。
【0090】
T7225B(TM)フィルムは、EAO/EAO/LLDPEタイ/ナイロン/EVOH/ナイロン/EVAタイ/EVAタイ/ナイロンの構造を有する。EAOの第1の層は、典型的にはフィルムのヒートシーラント層として作用し、かつ積層体から生成されるパッケージングにおいて、EAOはパッケージの内面またはシーラント表面を形成して包含される製品と対面し、かつ最後の層のナイロンはパッケージの外面または外皮を形成する。H7225B(TM)は、リッドストック(非成形)ウェブとして用いられる。
【0091】
諸図を参照すると、第1のサイドパネル12は、頂部部分9と、第1の側縁31と、第2の側縁33と、下側部分17とを有する。第2のサイドパネル14は、頂部部分11と、第1の側縁35と、第2の側縁37と、下側部分18とを有する。第1及び第2のサイドパネル12及び14は、これらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールまたは折り畳みの何れかによって互いに接合される。図示されているように、第1のサイドパネル12の第1の側縁31は、第2のサイドパネル14の第1の側縁35へシール30によって接合される。第1のサイドパネル12の第2の側縁33は、第2のサイドパネル14の第2の側縁37へヒートシール32によって接合される。パウチ7の第2の端34は、シールまたは折り畳みの何れかであることが可能である。単一のウェブを用いてパウチが生成される場合、第2の端34は典型的には折り畳みとなるが、ウェブが折り畳まれた後であっても、折り畳み部位には選択可能にヒートシール等のシールを取り付けることができる。2つのウェブによるフィルムを用いてパネル12及び14が生成される場合、第2の端34は、パネル12及び14をこれらの個々の下側部分17及び18に沿って互いに接合するシールになる。2つのウェブは、材料が同じであっても、組成、構造、他が異なってもよい。
【0092】
B.個別積層体
個別積層体4は、外面66及び内面67を有するパネルセクション6と、ベースストリップ10及びPSA層19を含むテープ8とを含む。ベースストリップ10は、第1のパネル12の第1の端へ固定される。積層体、パネルセクション、テープ、ベースストリップ及びPSA層は各々、任意の適切な大きさ及び形状であってもよく、かつ典型的には、幅より長さの方が長く、長さは、例えば幅の2倍より長く、例えば幅の3倍、4倍または5倍より長い。個別積層体のある典型的な大きさは、幅が約1インチから1.5インチまで、長さが約4インチから10インチまでである。ストリップ10は、一方の大きさがパウチ及びパッケージより短い。例えば、ストリップは、例えばHFFSまたはVFFSプロセスにおいて製造されるパウチの横方向幅に渡って延びることができるが、幅はパッケージの長さより遙かに狭くなる(例えば、図3及び図4参照)。ある実施形態では、ストリップは、パッケージの長さの40%未満、30%未満、20%未満または10%未満等、パッケージ長さの50%未満を占める。
【0093】
実施形態によっては、開封用フラップ26(例えば、図28Aから図28D)は、パッケージを開封してパッケージの中身にアクセスするために手で把持されて引っ張られることが可能なデバイスを提供する。パッケージのサイズ、パウチ及びストリップ用に使用される材料のタイプ、ストリップに使用される材料のシール強度及び包装されている製品のタイプは全て、フラップ26の最適な長さ及び大きさの選定に幾分かの影響を与える。
【0094】
ベースストリップ10は、第1の表面23と第2の表面25とを備える。ある実施形態では、これらの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方はシーラントを備える。別の実施形態では、これらの第1及び第2の表面は共にシーラントを備える。第1の表面23は第1のサイドパネル12の内面27へ密封され、かつ第2の表面25は第2のサイドパネル14の内面29へ密封される。シーラントの何れか、または双方は、ある実施形態ではイージーオープン式シーラントである。別の実施形態では、第1の層のみが、イージーオープン式シーラントまたは比較的強力なシーラントの何れかであるシーラントを備える。フィルムストリップは、多層構造であっても単層構造であってもよい。
【0095】
本明細書に開示されているプロセス等の任意の適切なプロセスによって製品24がパウチ7内に置かれ、かつパウチ7が閉鎖されると、パッケージ5が製造される。
【0096】
ベースストリップ及びPSA層は各々、任意の適切な厚さであることが可能である。ベースストリップは、例えば2.5ミルから4.5ミルまでの間、3.0ミルから4.0ミルまでの間またはこれらの間の任意の厚さ等の2.0ミルから5.0ミルまでの間の厚さを有することが可能である。ベースストリップの組成、ベースストリップ内部の層配置及び使用される材料の曲げ弾性率等の要素は、ベースストリップの適切な厚さの選定に影響することがある。PSAもまた、典型的には0.5ミルであって、例えば0.1ミルから1ミルまでの間または0.2ミルから0.8ミルまでの間、他である任意の適切な厚さを有することが可能である。
【0097】
パネルセクション6及びベースストリップ10を製造するためには、例えばH7225Bまたはこのような材料の非バリア類似体である、ウェブ材料として本明細書に記述されているタイプの任意のハイブリッド材料を含む任意の適切なウェブが使用されることが可能である。表面25と表面29との間にシールが不要である実施形態では、表面23と表面27との間のシールは完成したパッケージが製造される前または後の何れかで作成されることが可能である。
【0098】
実施形態によっては、PSA層は、ベースストリップの第1の外面23全体を覆う。PSAは、ベースストリップをパネルセクション6の内面67へ接着する働きをする。本発明によれば、PSA層は、パッケージが製造された後に、本明細書においてさらに詳述されるような再閉鎖性機能も提供する。
【0099】
個別積層体4は、第1のサイドパネルへ固定される。ある実施形態では、ベースストリップ10は、アンカ領域「A」内の第1のサイドパネル12の内面27へ固定される。PSAが第1の外面23全体を覆う実施形態では、ベースストリップの外面上にクリアエリアは存在せず、よってパッケージの開封を容易にするために、パネルセクション6内のダイカットのうちの少なくとも1つは、第1のサイドパネルのPSA層19が下に存在する部分の外側に配置されるべきである。
【0100】
実施形態によっては、少なくとも1つのダイカットまたはダイカットの一部分が、テープのベースストリップの第1の端28よりも、即ちパウチの第1の端へ最も近いテープのベースストリップの端よりも、パウチの第1の端の近くへ配置される。
【0101】
諸図面に開示されている実施形態では、ベースストリップの第1の外面の第2の部分は実質上感圧接着剤が存在せず、ベースストリップの第1の外面の第1の部分は、第2の部分よりもパウチの第1の端へ近い。第1の表面の第2の部分は、アンカ領域「A」において第1のサイドパネルの内面へ固定される。
【0102】
実施形態によっては、ベースストリップの第1の外面の第1の部分は、第2の部分よりもパウチの第1の端へ近い。第1の表面のPSAで被覆される部分は、パッケージの第1の端へ最も近い、またはパッケージの第1の端から最も遠い、ストリップの一方の末端部分に存在する可能性がある。或いは、第1の部分は、ストリップの(パッケージの第1及び第2の端に対して)長手方向の両端の中間に両端から離隔されて配置されることが可能であり、よって、PSAで被覆される中間部分の両側にベースストリップのクリアエリアが存在する。従って、PSA層はベースストリップの第1の表面と同延であることが可能であり、またはストリップの唯一の、またはそれ以上の末端部分または中間部分に沿って延びることが可能であるが、ストリップの第1の表面は結果的に、クリアエリアを有さず、1つのクリアエリアも、または2つ以上のクリアエリア「C」も有さない。
【0103】
或いは、個別積層体4は、パネルセクション6の内面67の第2の部分を第1のサイドパネル12の外面65へ密封することによって、第1のサイドパネルへ固定される。
【0104】
C.開封機構及びストリップの構造
本発明のパッケージは、手によって容易に開封されることが可能である。この機能及び特徴を得るための任意の適切な機構または機構の組合せが、本発明に従って使用可能である。以下は、このような機構の例である。
【0105】
1.接着破壊
この実施形態では、ベースストリップ10の第2の表面25及び第2のサイドパネル14の内面29は各々、表面25が内面29へ密封されるとイージーオープン式シールを形成する高分子組成物を含む。このシールは、手でパッケージを開封した時点で剥離する界面を提供する。ベースストリップ自体(ストリップが多層構造である場合)の層間の積層間接着、ストリップ内部の各層または単層ストリップの単一層の凝集強さ、及びベースストリップ10の第1の表面23を内面27へ保持するアンカは、表面25を表面29へ保持するシールより強い。
【0106】
実施形態によっては、表面25及び表面29の高分子組成は同じであるか、類似する。これらの実施形態において有用な剥離システムは、米国特許第4,189,519号明細書(Ticknor)(EVAまたはEMAまたはEEAと結晶性アイソタクチックポリブチレン、及び場合により無水グラフト化EVAとのブレンド)、米国特許第4,252,846号明細書(Romesberg他)(EVAとHDPE、場合によりIOまたはポリブチレン(PBU)とのブレンド)、米国特許第4,550,141号明細書(Hoh)(IOとポリプロピレン/エチレン共重合体(EPC)とのブレンド)、米国特許第4,666,778号明細書(Hwo)(LLDPE、LDPE、MDPEまたはHDPEであり得るPEまたはEVAまたはEMAとPBUとPPまたはEPCとの3成分ブレンド)、米国特許第4,882,229号明細書(Hwo)(変性または非変性LDPEと配合されるブテン−1重合体または共重合体)、米国特許第4,916,190号明細書(Hwo)(ブチレン重合体または共重合体と、PE重合体または共重合体(LLDPE、LDPE、MDPE、EVA、EMA、EEA、EBAまたはHDPE)と、プロピレン重合体または共重合体とのブレンド)、米国特許第4,937,139号明細書(Genske他)(HDPEと配合されるプロピレン重合体または共重合体)、米国特許第5,547,752号明細書(Yanidis)(PBUとIOとのブレンド)及び米国特許第5,997,968号明細書(Dries他)(成分1(エチレンとプロピレン、またはエチレンとブチレン、またはプロピレンとブチレン、またはエチレンと5個から10個までの炭素原子を有する別のオレフィン、またはプロピレンと5個から10個までの炭素原子を有する別のオレフィン、の共重合体、またはエチレンとプロピレンとブチレン、またはエチレンとプロピレンと5個から10個までの炭素原子を有する別のオレフィン、の三元共重合体)と、成分2(HDPE、MDPE、LDPE、LLDPEまたはVLDPE)とのブレンド)に開示されている。これらの米国特許は全て、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0107】
他の実施形態では、表面25及び表面29の組成が相違し、即ち異種のシーラントが使用される。これらの実施形態において有用な剥離システムは、米国特許第3,655,503号明細書(Stanley他)(ポリプロピレン(PP)、EPC、サラン、ナイロン6、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリエチレンオキシド(PEO)へ密封されるLDPEまたはMDPE;サラン、ナイロン6、PC、PVC、PEO、IO、フェノキシまたはEVAへ密封されるPP;またはIOへ密封されるナイロン)、米国特許第4,729,476号明細書(Lulham他)(IOへ密封される、EVAとIOとのブレンド)、米国特許第4,784,885号明細書(Carespodi)(エチレンプロピレンジエン単量体(EPDM)、EPM、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イソプレンゴム及びスチレンブタジエンゴム等のポリオレフィン系熱可塑性エラストマと配合された略直鎖状PE(HDPE、LLDPE)へ密封されるPP、HDPEまたはLLDPE)、米国特許第4,859,514号明細書(Friedrich他)(EVAとエチレンブテン共重合体(EBC)とPPとのブレンドへ密封されるIOまたはEVAと配合されたIO)、米国特許第5,023,121号明細書(Pockat他)(EVA、LDPE、LLDPEまたはIOへ密封される、PBUとPPと、EVA、LDPE、LDPE及びIOから選択される第3の高分子材料とのブレンド)、に開示されている。これらの米国特許は全て、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0108】
或いは、表面25と表面29との間のシールの代わりに、またはこれに加えて、表面23と表面27との間のシールがイージーオープン式シールとして機能することができる。
【0109】
実施形態によっては、表面25は表面29へ密封されず、よってストリップ10は、ベースストリップ10の2端を第1及び第2のサイドパネル間に保持するパッケージ内の任意のサイドシールを除いて、仕上がり済パッケージにおいて第2のサイドパネル14へは付着されないままである。
【0110】
2.離層破壊
この実施形態では、ベースストリップ自体(ストリップが多層構造である場合)の層間の積層間接着のうちの1つが破壊される場合がある。従って、積層間接着は、パッケージを手で開封した時点で剥離する界面を提供する。表面25と表面29との間、及び表面23と表面27との間のシール及びストリップ内の各層の凝集強さは、積層間接着より強い。この実施形態において有用な剥離システムは、米国特許第4,944,409号明細書(Busche他)に開示されている。この米国特許は、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0111】
3.凝集破壊
この実施形態において、ベースストリップ自体(ストリップが多層構造である場合)の層のうちの1つ、または単層ベースストリップは、パッケージが開封されると破砕する。表面25と表面29との間、及び表面23と表面27との間のシール及びストリップ自体(ストリップが多層構造である場合)の層間の積層間接着は、破砕する層より強い。この実施形態において有用な剥離システムは、米国特許第6,476,137号明細書(Longo)(5未満のメルトフローインデックスを有するアイオノマと、実質上これより高いメルトフローインデックスを有する変性エチレン/ビニルアセテート共重合体とのブレンドを含むシーラント層の内部破裂、但しシール層の2重合体のメルトフローインデックスの差は少なくとも10である)に開示されている。この米国特許は、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0112】
本発明に関連して有用である他の剥離システムは、米国特許第4,058,632号明細書(Evans他)、米国特許第4,615,926号明細書(Hsu他)、米国特許第5,128,414号明細書(Hwo)、米国特許第6,395,321号明細書(Schaft他)、米国特許第7,055,683号明細書(Bourque他)、及び米国特許出願公開第20030152669号明細書(Vadhar他)及び米国特許出願公開第2008/0260305号明細書(Shah他)(イージーオープン式シーラントとして開示する)、EVA、変性EVA、EAAまたは変性EAAをベースとするもの等のDuPont APPEEL(TM)樹脂;PPと配合されたLDPE及び/またはEVA等のポリエチレン;ポリブテン−1と配合されたLDPEまたはEVA、またはポリブテン−1と配合されたプロピレン/エチレンランダム共重合体;PPと配合されたEVAまたはLDPE;EVA及びPPと配合されたLDPE、を開示されている。このようなブレンドは、ポリエチレンシーラントへ付着されるとイージーオープン式シーラントを提供する。これらの米国特許及び出願公開は全て、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0113】
4.PSAを包含する破壊
実施形態によっては、イージーオープン式シールもイージーオープン式シーラントも存在せず、パッケージにおけるイージーオープン機能はPSAによって提供されるようなパッケージの製造が可能である。開封は、例えば、2つの表面が引き離されるにつれてPSAが選好的に2表面のうちの一方へ粘着すること、または2つの表面が引き離されるにつれて2表面の双方へ粘着することを包含する。これらの実施形態は、ダイカットセグメントをパネルセクションから変位または除去することと組み合わせて用いられる。ダイカットセグメントの第1の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下には感圧接着剤が存在する。ダイカットセグメントは、ダイカットセグメントがパネルセクションから変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部、並びにベースストリップの第1の端28の少なくとも一部が露出されるように、即ち第1サイドパネルに面する観察者にとって可視可能であるように個別テープに対して相対配置される。ダイカットセグメントを除去した後にベースストリップの第1の端28を把持し、かつユーザの方向へ引っ張れば、パッケージの内容物へアクセスすることができる。その後、パッケージは、第1及び第2のパネルの一方またはパネルセクションを感圧接着剤へ粘着することによって再閉鎖されることが可能である。本明細書において、「ベースストリップの第1の端」は、パッケージの第1の端へ最も近いベースストリップの端28を意味する。
【0114】
場合により、特にパッケージが最初に開封される前のパッケージの気密性が必要とされるアプリケーションでは、任意の適切なジオメトリの補助シールがパッケージの第1の縁の近くへ配置され、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する。例えば、図2Dの領域「D」を参照されたい。このシールは、感圧接着剤が部分的に非粘着性になった場合にパッケージの外側から酸素がパッケージに侵入し得る可能性を減じる。この補助シールは、イージーオープン式シールである。補助シールは、ベースストリップにおける、感圧接着剤とベースストリップの第1の端との間の領域に位置決めされることが可能であり、または、感圧接着剤自体の領域内に位置決めされることが可能である。従って、本明細書における「補助シールはパネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する」という言い回しは、パネルセクションの、感圧接着剤(感圧接着剤がベースストリップの第1の端まで延びるか否かに関わらない)の領域内、または感圧接着剤とベースストリップの第1の端との間のベースストリップ領域内の何れかにおけるベースストリップへの密封を意味して用いられる。図2Dは、感圧接着剤で被覆されていないベースストリップの第1の端に近い、かつ補助シールが内部に生成される領域を示している。
【0115】
実施形態によっては、ダイカットセグメントの第1及び第2の部分は、スコアを有するダイカットセグメントの第1の部分、及びスルーカットを有するダイカットの第2の部分に対応し、かつ感圧接着剤で被覆される基底ベースストリップの第1の部分、及びクリアエリアを有する基底ベースストリップの第2の部分にも対応する。しかしながら、本開示を精査すれば、当業者は、この配置には幾分かの変形が可能であり、よって、特にダイカットセグメントの双方の部分がベースストリップによって陰にされる場合、例えばダイカットセグメントの第1の部分がある程度スルーカットを含んでもよく、かつダイカットの第2の部分がある程度スコアを含んでもよいことを認識するであろう。ダイカットセグメントの第1の部分が、ベースストリップの第1の端よりもパッケージの第1の端に近ければ、即ち、ベースストリップによって陰にされなければ、パッケージの気密性が要求されないことを条件として、このような配置で足りる場合がある。同様に、パッケージのイージーオープン及び再閉鎖可能な機能性が実質上保たれていれば、ベースストリップの第1の部分(補助シールを収容するための領域等)に幾分かのクリアエリアが存在してもよい。
【0116】
ベースストリップ10は、任意の適切な数の層を有することが可能である。図1及び図2において、ストリップ10は2つの層を有している。層20は、ある実施形態では、表面25で内面29へ密封されるとイージーオープン式シールを提供する高分子組成物を備える。層22は、表面23で内面27へ密封されると比較的強いシールを呈する高分子組成物を備える。或いは、任意のストリップ構造では、個々のウェブ内面へ密封されると、層22またはその等価物はイージーオープン式シールを提供することができ、かつ層20またはその等価物は比較的強いシールを提供することができる。或いは、20及び22の双方またはそれらの等価物がイージーオープン式シールを提供し、或いは20及び22も、これらの等価物の何れもイージーオープン式シールを提供しない。
【0117】
或いは、(図5)ベースストリップ10は単層構造である。層20は高分子組成物を備え、かつ多層ベースストリップに関連して本明細書で開示しているものに類似し得る第1の外面23及び第2の外面25を含む。
【0118】
これらの代替例の何れにおいても、実施形態によっては、内面29に面するストリップの表面は、パッケージの任意のサイドシールを除いて内面29へ密封されない。
【0119】
図2Aを参照すると、パネルセクション6は少なくとも1つのダイカット21を含む。ストリップ10は、接着領域「B」において、パネルセクション6の内面67の一部分へPSAで接着される。パッケージの製造中、ストリップ10の別の部分は第1のサイドパネル12の一部分へ固定される。ある実施形態において、ストリップ10は、アンカ領域「A」において内面27へ例えば比較的強いヒートシールで固定される。パネルセクション6のダイカット領域「C」の下には、ある実施形態では内面27へ密封されず、PSAにより接着もされないストリップ10の一部分が存在する。ストリップ10の第2の表面25は、ある実施形態では、第2のサイドパネル14の内面29へイージーオープン式シールで密封される。
【0120】
図6には、本発明によるベースストリップ10としての使用に適する代表的なフィルム構造「A1」が示されている。ある実施形態では、このフィルムは、表1に示されている組成を有する。
【表1】

【0121】
ベースストリップ10として適する物質のこの例は、イージーオープン式シーラントを有するバリアフィルムであって、現在、Sealed Air CorporationのCryovac事業部門によってH52XXBZ及びH72XXBZを含む名称で市販されているポリエステルフィルム成分も含む様々な積層材料のバリア/イージーオープン式コンポーネントとして使用されている。これらは、主たる包装材料として販売され、即ち、主たるウェブと組み合わせて使用されるべき個別積層体としてではなく、パッケージの主体を形成するウェブとして販売されている。
【0122】
本発明に従って使用されると、A1のイージーオープン式シーラント層122は、典型的には約2ポンド/インチである剥離力を示す(ASTM F88)。A1の層128は、典型的には8ポンド/インチの剥離力を生じる。
【0123】
表1に開示されている樹脂、及び本明細書の他所で言及される他の樹脂は、表2の通りである。
【表2】

【0124】
AB1は、約81%の直鎖状低密度ポリエチレンと、約21%のブロッキング防止剤(珪藻土)とを有するマスターバッチである。
【0125】
AD1は、ポリマ接着剤(結合層材料)として作用するマレイン酸無水物変性EVAである。
【0126】
AD2は、ポリマ接着剤(結合層材料)として作用するマレイン酸無水物変性EVAである。
【0127】
AD3は、ポリマ接着剤(結合層材料)として作用するマレイン酸無水物変性LLDPEである。
【0128】
EM1は、アクリル酸メチル含有約20%のエチレン/アクリル酸メチル共重合体である。
【0129】
EV1は、共重合体重量比で酢酸ビニル含有10%未満のエチレン/酢酸ビニル共重合体である。
【0130】
EZ1は、各々ブレンドの重量比でアイオノマ(SURLYN(TM)1650SB)65%、EVA(ELVAX(TM)3134Q)30%及びポリブチレン(MONTELL(TM)PB8640)5%の複合重合体ブレンドである。
【0131】
NY1は、ナイロン6(ポリカプロラクタム)である。
【0132】
NY2は、ヘキサメチレンジアミン、イソフタル酸及びテレフタル酸から誘導される非晶質コポリアミド(6I/6T)である。
【0133】
OB1は、約38モル%のエチレンを有するEVOHである。
【0134】
PE1は、LDPEである。
【0135】
PE2は、密度約0.9035グラム/立方センチメートルの分岐シングルサイト触媒化エチレン/オクテン共重合体である。
【0136】
PE3は、LDPEである。
【0137】
PE4は、65%AD2及び35%PE1のドライ/ペレットブレンドである。
【0138】
PE5は、密度約0.9120グラム/立方センチメートルの直鎖状シングルサイト触媒化エチレン/ヘキセン共重合体である。
【0139】
PE6は、密度約0.902グラム/立方センチメートルの分岐シングルサイト触媒化エチレン/オクテン共重合体である。
【0140】
PE7は、LDPEである。
【0141】
PE8は、全組成物重量の0.01%から100%までの間のPE5と、全組成物重量の100%から0.01%までの間のEV1とのブレンドである。
【0142】
PET2は、サラン被覆二軸延伸ポリエステルである。
【0143】
本明細書において、別段の表示のない限り、パーセントは全て重量比である。
【0144】
図示されている例1は、約2.0ミルから3.5ミルまでの範囲の合計の厚さを有する。
【0145】
先のフィルム構造のコア層112は、EVOH等の任意の適切な酸素バリア材を含むことが可能であり、かつ必要に応じて、任意の適切な比率で他の重合体材料または有機または無機添加剤と配合されることが可能である。ある実施形態において、中間層114及び116は各々、ナイロン6等の100%半結晶性ポリアミドを含むことが可能である。
【0146】
別の実施形態において、中間層114及び116は各々、非晶質ポリアミドと半結晶性ポリアミドとのブレンドを含む。
【0147】
結合層118及び120は、2つの層を互いに接着するように機能する、例えばEVA、EAO、LDPE、EMA及びこれらの重合体の無水グラフト化誘導体である任意の適切なポリマ接着剤を含むことが可能である。結合層118及び120は、同じものであっても、異なってもよい。
【0148】
バルク層124は、EAO等の適切なポリオレフィン、かつ/または結合層118及び120に関して本明細書に開示されているもの等のポリマ接着剤を含むことが可能である。
【0149】
ある実施形態において、第1の外層122はフィルムのイージーオープン式シーラント層として機能し、かつ内面29へ密封されることが可能な表面25を提供する。層122は、内面29へ接着されるとイージーオープン式剥離可能シールとなる任意の適切な材料または材料のブレンドを含むことが可能である。層122は、EZ1、またはイージーオープン式剥離可能シーラントを提供する任意の適切な樹脂または樹脂ブレンドを含む。
【0150】
第2の外層128はフィルムのシーラント層として機能することが可能であって、内面27及び内面67へ密封されることが可能な表面23を提供する。層128は、内面27及び内面67へ接着されると比較的強いシールを提供する任意の適切な材料または材料ブレンドを含むことが可能である。層128は、PE1、またはエクソンモービルから市販されている密度0.905g/ccのシングルサイト触媒化直鎖状エチレン/ブテン共重合体であるEXACT(TM)3024、またはダウから市販されている密度0.9035g/ccのシングルサイト触媒化分岐エチレン/オクテン共重合体であるAFFINITY(TM)PL1888G等の任意のEAOを含む。
【0151】
場合により適宜フィルム層のうちの1つまたはそれ以上に組み込まれることが可能な追加材料には、ブロッキング防止剤、スリップ剤、防雲剤、充填材、顔料、染料、酸化防止剤、安定剤、加工助剤、可塑剤、難燃剤、UV吸収剤、他が含まれる。
【0152】
或いは、層122が内面27及び内面67へ密封されてもよく、かつ層128が内面29へ密封されてもよい。
【0153】
これらの実施形態の何れにおいても、PSA層(19、119、219)は、パネルセクション6の内面67に面しかつこれに接触するストリップ表面の一部分を占める。
【0154】
本発明は、下記によって特徴づけられる。即ち、
最初の開封以前のパッケージは、パッケージ外部表面上にPSAを有していない。
パッケージを開封する前、PSAはパッケージの個別積層体のパネルセクションの内面に接触しており、パッケージ内部の製品と直に接触していない。
パッケージの開封後、PSAが被覆されているベースストリップの表面はパッケージの外面の一部分を形成する。
パッケージの開封前、PSAは第1のサイドパネルの外面、パネルセクションの外面または第2のサイドパネルの外面とは直に接触していない。
パネルセクションの一部分は、機能上、PSAのための剥離ライナのように作用する(実施形態によっては、パネルセクションの機能効果とは別の個別剥離ライナは存在しない)。
一旦パッケージが開封されると、PSAは、機能的に第1のサイドパネルの延設部のように作用するストリップ上のパッケージの外側に存在する。
実施形態によっては、パネルセクションの一部分は機能的に閉鎖用フラップとして作用する。
実施形態によっては、パッケージの開封後、パッケージを再閉鎖するために、第2のサイドパネルは折り畳まれ、かつ第2のサイドパネルの端セグメントの内面は露出されたPSAと接触されることが可能である。
実施形態によっては、パッケージの開封後、パネルセクション及び第2のサイドパネルは折り畳まれ、かつ露出されたPSAは第1のサイドパネルの外面と接触されることが可能である。
開封されたパッケージのPSAは、外部環境に露出されているものの、製品とは外れた方向に向いていることから、製品との接触によってPSAが劣化される機会は低減される。
【0155】
概して、ストリップ及びパッケージが所望される機能性をもたらす限り、ストリップ10は所望される任意の合計の厚さを有してもよく、かつ各層は所望される任意の厚さを有してもよい。フィルムの典型的な合計の厚さは0.1ミルから15ミルまでであって、0.2ミルから12ミルまで等、0.5ミルから10ミルまで、0.8ミルから8ミルまで、及び1ミルから4ミルまで等である。適切なゲージには、1.5ミル、2ミル(例1の場合)及び3ミルが含まれる。
【0156】
従って例として、図7は、別の実施形態における、組成及び機能が図6の層122に類似する、第1の外面225を伴う第1の外層222と、組成及び機能が図6の層128に類似する、第2の外面223を伴う第2の外層228とを有する2層フィルム210を示している。
【0157】
従って代替として、各々が図7のフィルムストリップに関連して先に述べた層を含む2層、3層、4層、5層、6層、7層及び8層のフィルムが、適宜追加的な層にてオレフィン単独重合体または共重合体等の適切な重合体を用いて製造されてもよい。
【0158】
図7のベースストリップ等の実施形態によっては、例えば農産物の包装において酸素バリア層は不要である。これらの実施形態では、パウチを備える1つまたは複数のウェブもまた、典型的には酸素バリア層を持たない。これに対して、酸素バリア層を含むフィルムストリップ10の実施形態は、典型的には、酸素バリア層を含むパウチ用の1つまたは複数のウェブに対して適切である。
【0159】
図2Bは、図2Aに類似するものであるが、1)イージーオープン式シールを提供するストリップの表面は、内面29ではなく内面27に面し、2)ストリップの一部分は、アンカ領域「A」において、内面27の一部分へイージーオープン式シールで密封され、3)ストリップの別の部分は、シール領域「D」において、パネルセクション6の内面67の一部分へイージーオープン式シールで密封され、かつ4)ストリップ10の第2の表面25は、サイドシールを除いて第2のサイドパネル14の内面29へ密封されない。図2Bの実施形態は、表面25と表面29とのシールが存在しない(パッケージの側面を除く)ことから、パッケージ内の利用可能な空間を増す利点を提供し、よって製品用に利用できる空間が増える。
【0160】
ある代替実施形態において、図2Cは図2A及び図2Bに類似するものであるが、1)イージーオープン式シールを提供するストリップ10の表面25は、内面29に対面し、2)ストリップ10の表面23は比較的強いシールを提供し、かつ第1のサイドパネル12の内面27及びパネルセクション6の内面67に対面し、3)ストリップ10は、その第1の端で、第2のサイドパネルの第1の端の内面29へ、かつパネルセクション6の第1の端の内面67へ密封され、4)この実施形態によるパウチから製造されるパッケージは、例えばポテトチップの袋が開封されることがあるような方法で、パネルセクション及び第2のサイドパネルを把持し、または摘み、これらを引っ張って互いから離すことによって開封されることが可能であり、よって、パッケージの第1の端におけるイージーオープン式シールは破壊され、パッケージの内容物にアクセスできるようになる。パッケージが開封された後、パッケージは、ストリップによって画定されるダイカットセグメント21を除去し、PSA層19を露出させ、次いでパッケージの第1の端上へ折り畳んでPSA層へ接触させかつ接着させることにより再閉鎖されることが可能である。或いは、パッケージを再閉鎖するために、PSA層を含む第1のサイドパネルの上側部分全体及び第2のサイドパネルが第1のサイドパネルの下部上へ折り畳まれてもよい。実施形態によっては、未開封のパッケージにおいて、ダイカットはストリップ10によって完全に陰にされている(ストリップ10が下にある)。図2Cの実施形態は、再閉鎖機構(ダイカットセグメントを除去し、PSAを露出させる、他)とは異なるパッケージ開封機構(イージーオープン式シールを引き離す)を有するという利点を提供する。従って、この実施形態では、パッケージを開封するためにダイカットセグメントが除去される必要はない。この実施形態は、例えばレーザダイカッティングなどダイカッティングへの反応が特に良いわけではないウェブの使用も見込んでいる。ダイカットの一部分が不注意でウェブを貫通してカットされたとしても、基底ストリップが、パウチの内容物及びパッケージの初期気密性(必要であれば)を保護する裏当て材となる。
【0161】
図2Cに示されているように、ストリップはパッケージの第1の端まで延びる。図2Cの一代替例は図2Cの実施形態に類似するものであるが、第2のサイドパネルの第1の端16及びパネルセクションの第1の端15はベースストリップ10の第1の端を超えて延び、かつ第1及び第2の開封用フラップを画定する。この実施形態では、パッケージはこれまでに述べたようにして開封されてもよいが、代替として、イージーオープン式シールを開封してパッケージの内容物にアクセスするために、第1及び第2の開封用フラップが引き離されてもよい。図17では、第1及び第2の開封用フラップの例を各々フラップ509及び511として見出すことができる。これらのフラップは、VFFSプロセスで製造されるフィンシール式パッケージの関連において記述されているが、このような開封用フラップが記述されている本発明の他の実施形態において存在する可能性もある。
【0162】
多くの製品にとっては、貯蔵及び配送中にパッケージの気密性を確保することが重要である。パッケージのパネルセクションに1つまたは複数のダイカットが存在する場合、これはさらに困難である場合がある。気密性は、シール(イージーオープン式であれ強力なシールであれ)が領域「A」において第1のサイドパネルをストリップへ接着しかつシールが第2のサイドパネルをストリップへ接着する(図2A)、または第2のサイドパネルをストリップへ接着するシールが存在しなくても領域「A」及び「D」においてシールが第1のサイドパネルまたはパネルセクションをストリップへ接着する(図2B)、本発明の様々な実施形態において達成される。
【0163】
本明細書に開示されているパッケージ及びプロセスの実施形態の各々において、非気密性または気密性のパッケージは本発明に従って製造されることが可能である。
【0164】
実施形態によっては、イージーオープン式シールが存在せず、パッケージにおけるイージーオープン機能はPSAによって与えられるところにパッケージが製造されることが可能である。
【0165】
ある実施形態において、層20は、層20が表面27へ密封されると比較的強いシールを提供するシーラントを備える。この実施形態のベースストリップとして適する材料の一例は、比較的強いシールを提供するシーラントを備えるバリアフィルムであって、現在、Sealed Air CorporationのCryovac事業部門によってH52XXB及びH72XXBを含む名称で市販されているポリエステルフィルム成分も含む様々な積層材料のバリア/シーラントコンポーネントとして使用されている。これらは、主たる包装材料として販売され、即ち、主たるウェブと組み合わせて使用されるべきベースストリップとしてではなく、パッケージの主体を形成するウェブとして販売されている。
【0166】
パネルセクションには、少なくとも1つの開ループまたは閉ループダイカットが配置される。パネルセクションには、2つ以上のダイカットが、1つはベースストリップよりもパッケージの第1の端へ近い位置に、また第2のダイカットはストリップの下または近傍に配置されることが可能である。従って、パッケージを開封するために、材料のダイカットセグメントがパネルセクションから変位され、または完全に除去されることが可能であって、ベースストリップの第1の端及びPSAの少なくとも一部分が露出される。次に、この第1の端は把持されて引っ張り上げられることが可能であって、パッケージの内容物へのアクセスが可能にされる。
【0167】
2.パッケージの製造方法
A.横型製袋充填密封(HFFS)
HFFS包装システムは、概して包装業界における熟練者には知られており、本発明のパッケージの製造に使用されることが可能である。
【0168】
図8及び図9Aから図9Cまでを参照すると、平置式ウェブ300がロール302から巻き出され、次に、平置式ウェブ300を折り畳みウェブ305(典型的には、半折りフィルム)へ変換するために成形プラウ304へ前進される。製造されるべきパウチの各々の第2の端は、第2の端の折り畳み306を備える。従って、第2の端の折り畳み306は、図1の第2の端34と同等物である。この第2の端の折り畳みは、場合により、密封されても、パウチの折り畳まれた第2の端のままで置かれてもよい。サイドシール308は、複数の垂直に配列されるパウチ309を画定するために生成される。各パウチ309は、位置311においてナイフ等の適切な切断機構(図示せず)によりウェブ300の後縁から切り離され、各パウチの開口部312内へ製品(図8には示されていないが、図1から図5までにおける製品24を参照されたい)が挿入または落下され、次に、シール314を生成するためにパウチの口312がヒートシーラ(図示せず)等の適切なシール機構によって閉鎖される。
【0169】
図1から図5までの個別積層体4に相当する個別積層体310は、幾つかの方法でHFFSプロセスに導入されることが可能である。例えば、個別積層体310は、ロール302の近傍におけるロール315から巻き出され、ウェブ300が折り畳みウェブ305へと折り畳まれているより前に、またはそれに伴って平置式ウェブ300上へ配置されてもよい。個別積層体は、個別積層体をウェブへ固定させることができるほど十分に平置式ウェブと重なるように、ウェブ上へ配置される。
【0170】
個別積層体310は、ベースストリップと、感圧接着剤で被覆される、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分と、場合により実質上ウェブPSAが存在しない、ベースストリップの第1の表面の第2の部分とを含む。第1の部分は、第2の部分よりもパウチの長手方向の端へ、即ちパウチの第1の端へ近い。
【0171】
ストリップの第1の表面の第1の部分は、感圧接着剤によってパネルセクションへ接着される(図2A及び図2B参照)。パネルセクションは、本発明によるパッケージを製造するために、既定のパターン(図28Aから図29Fまで参照)で作られるダイカットを含む。ベースストリップの第1の表面の第2の部分は、折り畳みウェブ上の第2のロケーションにおいて、ヒートシーラ(図示せず)等の適切なシール機構によって折り畳みウェブの内面へ固定される。場合により、ストリップの第2の表面は折り畳みウェブの内面へ密封される。従って個別積層体310は、パウチの製造、パウチへの製品の入れ込み及び最終パッケージの完了を達成する同じ全体的HFFSプロセスにおいてパウチ上へ取り付けられることになる。個別積層体310はパウチ材料上へ組み入れられ、先に述べたようにカットされて密封された後は、図8及び図1から図5までに示されているように各パウチの第1のサイドパネルの延長部を備える。
【0172】
或いは、図9Aを参照すると、個別積層体310は、HFFS包装プロセスの開始より前に平置式ウェブ上へ取り付けられているように示されている。これは、加工業者からはオフサイトで、例えばウェブロール302の供給業者によって達成されてもよい。
【0173】
図9Bは、折り畳みウェブ305を生成するために平置式ウェブが折り畳まれることに伴う、図8及び図9AのHFFSプロセス及び装置に示されているような折り畳みウェブの断面を示す斜視図である。個別積層体310は折り畳みウェブ305の一方のパネル12の内面27へ配置され、かつ場合によりこれに付着されて示され、よって、パウチを生成するためにウェブが密封される時点で、個別積層体はパネルの延長部として機能する。
【0174】
図9Cの実施形態は図9Bに類似するものであるが、折り畳みウェブの第2の端の折り畳み306内に作られることが可能な任意選択のまち400を追加して示している。まちは、場合により、後にヒートシールされてもよい。まち式の第2の端は、最終パッケージにおいて自立パウチ機能を提供する。まち付けは、製造ラインにおいて成形プラウ304の下流位置にインライン配置される第2の成形プラウ(図示せず)等の当業者に知られている任意の適切な手段によって達成されてもよい。折り畳みウェブの底部位は、まち付きの底を生成するために概して「W」字形、即ちまち付きの断面形状をとり、上へ延びる「W」の外側の両脚と中割りにされた2つの平行する折り目とを有する。シール開口またはシール穴は、2つの外側のプライがこれらの穴を介して互いに密封され得るように、「W」字形の内側脚部へ予めパンチされかつ互いに位置合わせされる。シールが生成されると、パネルは穴を介して互いに密封される。シールゾーンの上には、まちを形成するために1つまたは複数の静止プラウが取り付けられてもよい。まち穴は、概してサイドシールと位置合わせされるように設計される適切な位置でクリアランス穴をパンチングする穴開けステーションにおいてダイによってダイパンチされることが可能であって、最終パッケージのまち部分に剛性が追加される。このように剛性が追加されることで、最終パッケージが平らな表面に置かれるとそれ自体で真っ直ぐに立つことを可能にする。
【0175】
B.縦型製袋充填密封(VFFS)
図10は、本発明の幾つかの実施形態による装置及びプロセスにと併せて使用されることが可能なVFFS装置を略示している。VFFS包装システムは、概して当業者には知られており、例えば、米国特許第4,589,247号明細書(ツルタ他)、米国特許第4,656,818号明細書(シノヤマ他)、米国特許第4,768,411号明細書(Su)及び米国特許第4,808,010号明細書(Vogan)に記述されている。これらは全て、本参照により全体が開示に含まれる。
【0176】
装置40は、ロールストックとして平置式ウェブ41を利用する。製品42は、ソース(図示せず)から装置40へ手作業で、または機械的に供給され、ここから、漏斗43または他の従来手段を介して既定量の製品42が成形管44の上端部分に達する。パッケージは装置40の下側部分で形成され、パッケージが形成されるウェブ41は所定の成形バー(図示せず)の上の供給ロール51から供給され、成形管44(「セーラーカラー」または「成形カラー」として知られることもある)のまわりに巻き付けられ、かつ長手方向のヒートシールデバイス46によって長手方向のフィンシールまたはラップシール47が装備され、結果的に管48形式の垂直に配向された折り畳みウェブが形成される。横方向のヒートシールバー45は、後に製品42が詰め込まれるパウチ49を形成するために、縦方向に密封された管48の下端を横断して水平に閉鎖しかつ密封するように動作する。図示されているようにローラにより、または適切な代替動力手段により動力を供給されかつ方向づけられるフィルム駆動ベルト52は、管48及びパウチ49を既定の距離だけ前進させ、この後シールバー45は、密封されたパウチ49に詰められた製品を形成するために、縦方向に密封された管48の下端を横断して水平に閉鎖すると同時に密封し、また同時に、密封されたパウチ49の上端を横断して水平に密封する。次には、その上の次のパウチ50が計量された量の製品42を詰められ、前進されて包装サイクルが反復される。シールバー45に、上流側のパウチ50の底から下側の密封されたパウチ49を切断するように動作する切断ナイフ(図示せず)を組み込むことは従来から行われている。
【0177】
運転中、図10及び図11の平置式ウェブ41は、上方へ、例えばロール51から成形管44へと上へ垂直に進み、次に下方へ、例えば残りのプロセスステップのために下へ垂直に進む。個別積層体54は、ウェブ41が成形管44の周囲に巻き取られる前に、またはこれに伴って、個別積層体54をウェブ41上へ重なるような関係性で配置すべくロール51(図12)から巻き出される。長手方向シール47が生成されると、個別積層体54は折り畳みウェブの一部となる。HFFSプロセスの場合と同様に、PSAのコートは個別積層体54のベースストリップ10の第1の部分を覆う。
【0178】
図12は、本発明の一実施形態による平置式ウェブ41のロール51を開示している。個別積層体54は、ロール51から平置式ウェブ41の一部分上へ供給される。
【0179】
代替として、かつ図11及び図13を参照すると、個別積層体54は、VFFS包装プロセスの開始に先行して既に平置式ウェブ上へ取り付けられている。これは、加工業者からはオフサイトで、例えば供給ロール51の供給業者によって達成されてもよい。
【0180】
個別積層体は、個別積層体のパネルセクション上にダイカットを含み、ダイカットは、本発明によるパッケージを製造するために既定のパターン(図28Aから図29F参照)で生成される。
【0181】
実施形態によっては、ウェブ及び個別積層体の少なくとも一方は位置合わせデバイスを搭載する。目印等の印刷標示は位置合わせマークの形式であってもよい。当業者であれば、包装工程におけるウェブ材料の処理において目印及び位置合わせマークを用いることに精通しているであろう。位置合わせマークは、ウェブまたはテープの縁に沿って、またはその近くに一定間隔でプリントされて本発明のパッケージの制御された製造を促進し、かつ他の装飾的な印刷と共にプリントされることが可能である。
【0182】
図14は、本明細書に開示されている様々なプロセス及びパッケージにおいて、例えば図12及び図13の個別積層体54として用いられることが可能な、本発明の個別積層体4を示す。個別積層体4は、PSA層19で選択的に被覆されるベースストリップ10とダイカット21を含むパネルセクション6とを含むテープ8を含む。
【0183】
図15は、平置式ウェブ41へ固定されている本発明の個別積層体54(図12も参照)を示す。図15に示されている実施形態において、PSAコートは、個別積層体をベースストリップ10の第1の表面の第2の部分で平置式ウェブへ固定するために用いられる。或いは、個別積層体は、ベースストリップ10の第1の表面の第2の部分で平置式ウェブ41へ密封されてもよい。接合部13は、パネルセクション6の第2の端と、本発明のパッケージにおいて第1のサイドパネル12の第1の端になる平置式ウェブの第1の長手方向縁63との間の間隙、及びこれらの並置を表す。接合部13の正確な大きさは、個別積層体とウェブとを結合させる際の製造公差に依存して変わる可能性がある。
【0184】
図32及び図33は、本発明による個別積層体4を示す。個別積層体は、外面355、内面356、第1の側縁353、第2の側縁354、第1の端351、第2の端352及びダイカット21を含むパネルセクション6と、第1の表面361、第2の表面362、第1の側縁360、第2の側縁359、第1の端357、第2の端358及びベースストリップ10の第1の表面361の少なくとも第1の部分上に被覆されるPSA層19を含むベースストリップ10を含むテープ8とを含む。個別積層体4のコンポーネントの各々は任意の適切な大きさを有することが可能であり、実施形態によっては、ベースストリップ10及びパネルセクション6は、パネルセクション6の第1の端351がベースストリップ10の第1の端357を超えることを条件として、一致するものであってもよい。図33に示されているように、ベースストリップ10は、パネルセクション6の第2の端352を超えて延びるスプライス部位「S」を含み、かつパネルセクション6はベースストリップ10の第1の端357を超えて延びる部位を含む。これらの延長部位は、実施形態によっては、ウェブまたは本発明のパッケージの第1のサイドパネルへ固定されることが可能な部位として機能し、または、パネルセクションの場合、開封用または取外し可能なフラップの一部として機能することが可能なパッケージの第1のサイドパネルの上側部分または端部分として機能する。実施形態によっては、パネルセクションの第1及び第2の端は共に、ベースストリップの各第1及び第2の端を超えて延びてもよい。
【0185】
図33は、例示を目的として、ベースストリップの第1の縁及び側縁をパネルセクションの第1の縁及び側縁を超えて延びるものとして示しているが、典型的には本発明のパッケージにおいて、パネルセクションの第1及び第2の側縁はベースストリップの各第1及び第2の縁と合同になる。
【0186】
図16において、先行する、または下流側のパウチ「L」は、横方向の底部及び頂部シール78と、折り畳まれた側縁81及び82と、長手方向シール47とを含む。後続の、または上流側のパウチ「T」は、先行するパウチ「L」に類似する特徴を有する。先行するパウチ「L」は、切断線80において上流側のパウチ「T」から切断され、かつシール78は、図示されていないヒートシール機器等のVFFS包装プロセスにおいて通常用いられる適切な密封機器によって生成される。明瞭さのために、パッケージの第1のサイドパネル内に存在するダイカット21及び場合によりダイカット36は、全ての図面には示されていない。図16には、個別積層体が示されていない。
【0187】
図17は、これまでに開示したように形成され、かつ折り畳みウェブに横方向シールを生成するステップに先行して形成される、折り畳みウェブへ固定された個別積層体502とフィンシール501とを備える折り畳みウェブ500を示す。よって、図17に従って製造される完成したパッケージは、図3及び図4におけるその位置に対して直角に見ると、即ち個別積層体4が各パッケージの右側に対応し、かつ第2の端34が折り畳みを表して、図3及び図4のパッケージのように見える。このように、図17の実施形態は、パッケージの長手方向シールが効果的には完成したパッケージの第1の端となる、VFFS装置上でパッケージを製造する方法を提供する(パッケージの長手方向シールと頂縁との間の非密封材料を考慮しない)。この実施形態によるパッケージを製造するためには、本参照によりその全体が開示に含まれる米国特許第6,293,073号明細書(Caudle)の装置及び方法を本明細書における教示に組み合わせて利用することができる。両者の差異は、本発明においては横方向シールが典型的には(但し必然ではなく)直線であるのに対して、Caudleの‘073特許に開示されている横方向シールは波状または正弦波状であることにある。
【0188】
代替として(図18)、図17の実施形態に類似するパッケージが示されているが、この場合はラップシール503が示されている。本明細書に開示されているこのプロセス並びに他のプロセスにおいて、ラップシールは、本発明による長手方向シールを生成する際にフィンシールの代わりに使用されてもよい。図18による完成したパッケージ5は内部に製品を有し、パッケージの長手方向の2端は横方向シールによって閉鎖され、ラップシールは横方向シールで両端に境界を付けられたパッケージの中間または背を下方へ延び、かつ個別積層体は折り畳みウェブの内面へ固定される。
【0189】
C.リッドストック/成形ウェブ
図19、図20及び図21は、別の実施形態において本発明に関連して用いられる、例えばトレイである成形ウェブ及び例えばリッドストックである非成形ウェブの使用を示す。トレイ602は、典型的には、包装プロセスの間に製造される。例えばMultivac、Tiromat、UlmaまたはRapid Pakから市販されている熱成形機は、食品、様々な工業品及び消費財及び無菌医療品等の製品を入れるためのトレイを生成するために、平らな熱可塑性成形ウェブを成形されたポケットに変換するために用いられる。トレイは、下側のウェブから熱及び圧力によって形成され、かつ手作業で、または機械上で自動的に製品を入れ込まれることが可能である。この後、パッケージは真空にされるか(要求されれば)調整雰囲気でバックフラッシュされ、上側のウェブへ気密密封され、分離されかつ配送または貯蔵用に取り出される。或いは、予め成形されたトレイが用いられることが可能である。
【0190】
各トレイ602は、トレイ底部604と、トレイ側面606と、トレイの外周に沿った、リッドストック612が熱または他の手段でそこに密封されることが可能なトレイフランジ608とを含む。トレイ底部604及びトレイ側面606は、トレイ空洞610を画定する。任意の熱成形ステップより前のトレイ602は、例えば厚さ2ミルから30ミルまでである任意の適切な厚さであってもよく、かつ任意の適切な構造であってもよい。
【0191】
本発明に従って既成のトレイが使用される場合、これは硬質であっても半硬質であってもよく、形は平らなトレイであっても成形トレイであってもよく、かつPP、ポリスチレン、ポリアミド、1,4−ポリメチルペンテン(例えば、三井から市販されているTPX(TM))または結晶ポリエチレンテレフタレート(CPET)等の固体の実施形態または拡大された実施形態を含む任意の適切な材料から製造されてもよい。場合により、製品がその上に置かれるべき既成トレイの表面に接着するトレイライナが使用されてもよい。このライナは任意の適切な設計であることが可能であって、少なくとも1つの層が気体遮断性を有する多層構造体であってもよい。このようなライナは、熱積層、押出し積層、押出しコーティング、接着剤、コロナ処理、他によってトレイへ接着されてもよい。トレイ602は、軟質または半硬質または硬質の成形ウェブであってもよい。図20及び図21を参照すると、パッケージは、リッドストック612が外周シール614によって密封されているトレイ602を含む。リッドストック612は、成形ウェブ上の蓋として機能するように考案された平置式ウェブ611(図22及び図23参照)を含み、かつ本発明との関連で有用であるウェブに関連して本明細書に記述されているような任意の適切な単層または多層熱可塑性フィルムであってもよい。リッドストック612は、その一方の表面にイージーオープン式シーラントを有しかつその第2の表面にシーラントを有する個別積層体616も含む。個別積層体616は、HFFSまたはVFFSパッケージの個別積層体に関連して本明細書において説明されるイージーオープン式特性及び組成を有する。ダイカット621(図29Aも参照されたい)におけるパネルセクションは、ヒンジ線58に沿ってパッケージの端方向へ手で引き戻されることが可能であって、第1のサイドパネルは、パッケージが容易に開封されかつ製品が望み通りに取り出され得るようにPSA層19の下の部位で把持される。製品を取り出した後は、フラップ626をPSA層19上へと下方に戻すことにより、パッケージは再閉鎖されることが可能である。
【0192】
成形ウェブが硬質または半硬質である実施形態によっては、開ループダイカットは、図21に示されているように、開封されるとフラップの一方の端をヒンジ線とするフラップを形成するように構成されることが可能である。成形ウェブが軟質である他の実施形態では、ダイカットは上述のようなもの(即ち、ヒンジ線を有する開ループダイカット)であってもよく、またはパッケージを開封すると完全に取り除かれ得る閉ループダイカットであってもよい。後者の場合、パッケージは、軟質の成形ウェブを折り重ねてPSAに接触させることにより、再閉鎖されることが可能である。
【0193】
図22を参照すると、個別積層体616は第1の外側縁111を有する。図示されているように、個別積層体616は、リッドストック612を生成するために既に平置式ウェブ611へ固定されている。点線107は、個々のパッケージを生成するために、リッドストック612が、例えば熱成形機に関して本明細書で説明されているようなそれ以外は従来的な手段によって位置合わせ式に密封されかつ切断される、例えば外周をヒートシールされかつ切断される位置を示す。線107は、リッドストック612が包装システム内へ前進される際、包装システムで漸次充填済みトレイ上へ供給され、トレイへ密封されかつ切断されて完成したパッケージが生成される、個々のパッケージの側縁及びシールになるものを表している。線111及び線140も各々、個々のパッケージの第1及び第2の端になるものを表している。平置式ウェブ611は、巻き上げられるにつれて、かつ熱成形機内へと送り込まれるにつれて、第1の側縁140を有する。個別積層体616は、図9A、図11及び図13における実施形態の場合のように、リッドストックの供給業者によって平置式ウェブ611上へ予め固定されていてもよい。或いは、図8A、図10及び図12における実施形態の場合のように、個別積層体616は包装プロセスの間に平置式ウェブ611へ固定されてもよい。
【0194】
図23は、リッドストックが上述のようにではあるが「相対して2つ」製造され、よって適切なマシンダイのセットアップ2つ、4つ、他を用いて包装機内で実行される際パッケージが同時に生成されることが可能な図22の代替実施形態を示している。位置107におけるシール及び切断ステップに加えて、ウェブは線121に沿って長手方向に切断され、よって、図23の長手方向部分「X」から生成される個々のパッケージは第2の端121を有し、かつ図23の長手方向部分「Y」から生成される個々のパッケージは第2の端121を有する。
【0195】
D.連続式横型包装
別の実施形態において、かつ図25及び図26を参照すると、本発明のパッケージは、パン製品及び他の製品を包装するために使用される、フローラップ、フロー−ラップまたはフローラップ式マシンまたはシステムとして知られることがありかつIlapak、ULMA及びBosch等の製造業者/供給業者から入手可能であるもの等の連続式HFFSプロセス及び装置を用いて製造されることが可能である。
【0196】
図25はこのようなプロセス及び装置700を示しているが、この場合、個別積層体724はパッケージ内に取り付けられる。平置式ウェブ702はロール704から引き出され、成形装置710へと前進される。これの発生に伴って、一連の製品706がコンベア708に沿って成形装置710へと前進され、かつ個別積層体724がロール726から引き出されて成形装置710へと前進される。ウェブ702は、実施形態によっては成形装置におけるウェブ成形より前、またはその間にウェブ702へ固定される個別積層体と共に、成形装置710によって折り畳みウェブ712に成形される。この折り畳みウェブは、VFFS実施形態に関連して先に述べた折り畳みウェブに類似するものであるが、方向性が略水平である。折り畳みウェブ712は、製品706の周りに巻き付く。成形装置710の一部であることが可能な長手方向のシールデバイスは、折り畳みウェブ上、典型的には折り畳みウェブの底部にラップまたはフィンシール(VFFS実施形態に関連して先に開示したタイプ)を形成する。ラップまたはフィンシールは、典型的にはヒートシールである。代替方法は、別個のシールデバイス714にラップまたはフィンシールを生成させることである。製品は、成形装置710またはシールデバイス714から下流側へ横方向シールデバイス716へと進み、ここで折り畳みウェブは、折り畳みウェブにおける隣接する製品との間の部位で横方向に密封される。このようなシールは、典型的にはヒートシールである。製品は、横方向シールデバイス716から切断デバイス718a及び718bへ前進させられ、ここで、成形されかつ長手方向及び横方向に密封された折り畳みウェブは、個々のパッケージ720が製造されるように、隣接する製品間の折り畳みウェブ、横方向シールの内部または近くの部位で切断される。
【0197】
或いは、横方向シールデバイス716の密封機能及び切断デバイス718a及び718bの切断機能は、生産経路上の別々のロケーションで実行されるよりむしろ、単一ステーションにおいて結合されてもよい。
【0198】
ウェブ702及び個別積層体724は、本明細書に開示されているもの等の任意の適切な大きさ及び組成であってもよい。個別積層体724は、成形装置710へ供給されるにつれて、ウェブ702の表面と接触されかつ場合によりこれに固定されることが可能である。この実施形態は、図25及び図26に示されている。これらの図では、個別積層体724が成形装置710の方へ漸進するにつれてウェブ702へ固定されるものとして示されている。個別積層体724の第1の長手方向縁703は、図26に見出すことができる。或いは、個別積層体724は、図10、図17及び図18のVFFSパウチ及びパッケージの実施形態に類似する方法および形態で、但し垂直位置ではなく水平位置で、成形装置710へ供給され、次に、ラップまたはフィンシールが生成される成形ウェブの部位に隣接するウェブの内面または外面へ個別積層体を固定することにより折り畳みウェブ712へと組み込まれてもよい。別の実施形態において、個別積層体724は、図13のVFFSパウチ及びパッケージ、及び図9A及び図9BのHFFSパウチ及びプロセスの実施形態に類似して、ウェブの供給業者によりウェブ702へ予め装着されてもよい。
【0199】
E.サイドシール袋
ある実施形態において、かつ図34及び図35を参照すると、本発明のパッケージは、それ以外は従来的な袋製造機及びプロセスを用いて製造されることが可能である。袋は、しばしば、サイドシール袋として製造される。サイドシール袋は、袋の反対の両縁に工場で作られたヒートシールを有する。袋の底部は、製造中のバッグチュービングの押出し成形の間に生成されるフィルムの2つの折り畳みのうちの一方によって形成される。フィルムの反対側の折り畳みは、袋の口を形成するために切込みを入れられる。袋は、典型的には、長いバッグチュービングから製造される。サイドシール袋の製造方法は、米国特許出願公開第2008/0138478号明細書(Ebner他)に開示されている。この特許は、本参照によりその全体が開示に組み込まれる。
【0200】
図34及び図35は、袋180を示している。図34は、サイドシール袋180を平置図で示し、図35は、図34の断面35−35に沿った断面図を示す。図34及び図35を併せて参照すると、サイドシール袋180は、ウェブ182と、開封された口を画定する第1の縁184と、端の折り畳み190と、第1のサイドシール192と、第2のサイドシール194とを備える。個別積層体191は、本明細書に開示されている任意のもの等の任意の適切なプロセスによって、個々の袋上へ、または一連のサイドシール袋180を生成するためにその後既定間隔で切断されかつ密封される切込みの入ったバッグチューブ上へ取り付けられる。
【0201】
袋の製造は、熱可塑性チューブを押出し成形してバッグチューブを生成し、チュービングの一方の長手方向縁に切込みを入れて切込みの入ったバッグチュービングを生成し、本明細書に記述されているような個別積層体を切込みの入ったバッグチュービングへ固定し、かつバッグチュービングを既定間隔で横方向へ切断しかつ密封して各々に個別積層体が配置された複数の個々の袋を製造することによって行われることが可能である。個別積層体は、イージーオープン式及び再閉鎖可能なパッケージを提供することにおいて、他の実施形態及びプロセスについて本明細書で記述されているように機能することができる。袋の製造に関して米国特許出願公開第2008/0138478号明細書に記載されているステップの中には、本発明に関して任意選択であるものがある。このようなステップには、チュービングの照射及び方向づけが含まれる。
【0202】
個別積層体は、ウェブ、パウチまたはパッケージの第1のサイドパネルへ幾つかの異なる形状で固定されることが可能である。一例は、図2A及び図2Bに示されているものである。代替例は、図36から図39までに示されている。
【0203】
図36は、パネルセクション6の外面66の第2の部分を第1のサイドパネル12の内面27へ固定することによって第1のサイドパネル12へ固定される個別積層体を示している。
【0204】
図37は、ベースストリップ10の第1の表面の第2の部分を第1のサイドパネル12の内面27へ固定し、かつ/またはパネルセクション6の内面67の第2の部分を第1のサイドパネル12の外面59へ固定することによって第1のサイドパネル12へ固定される個別積層体を示している。
【0205】
図38は、パネルセクション6の内面67の第2の部分を第1のサイドパネル12の外面59へ固定することによって第1のサイドパネル12へ固定される個別積層体を示している。接合部13は、ベースストリップ10の第2の端と第1のサイドパネル12の第1の端との並置を画定する。
【0206】
図39は、ベースストリップ10の第2の表面の第2の部分を第1のサイドパネル12の外面59へ固定することによって第1のサイドパネル12へ固定される個別積層体を示している。
【0207】
これらの代替例の各々について、アンカがシールの形式である場合には、密封によって固定されるべき表面に適切なシーラントが存在すべきである。
【0208】
これらの代替例の中には、接合部13が図38の接合部の意味合いでは存在しないものがある。代わりに、図36、図37及び図39に示されているように、ベースストリップ10及び/またはパネルセクションが第1のサイドパネルに重なる。
【0209】
動作方法
図27Aから図27Dまでのパッケージの開封に際しては、第1の閉ループダイカット21(図29Aから図29Gまでも参照されたい)によって画定されるダイカットセグメント56が手で把持されて第1のサイドパネルから引っ張られる。フラップ26は次に、第2のダイカット36に沿って把持され、かつフラップヒンジ58に沿ってパッケージの第1の端の方向へ引っ張り戻される。フラップ26へ最も近いストリップ10の端は、次に把持されて第2のサイドパネル14から引き離され、パッケージの内部57における製品を取り出せるようにイージーオープン式シール(もしあれば)を破る。この開封シーケンスの間、第1のサイドパネル12の表面23と表面27との間の領域「A」におけるアンカは、典型的には無傷のままであり、よってストリップ10の一部分は表面27上に接触して留まる。この場合、及び図29Dにおいては、2つ以上のダイカットが存在する。第1のダイカットは、実施形態によっては閉ループ式であり、即ち、このダイカットは、パッケージの第1のサイドパネルから変位される、または完全に除去されることが可能なダイカットセグメントを画定する。第2のダイカットは、同じく閉ループ式であってもよく(例えば、図29D参照)、または、第2のダイカット及びヒンジ線により形成されるフラップがパッケージの第1のサイドパネルからフラップを除去することなく開封され得るように開ループ式かつヒンジ式であってもよい(図28Aから図28Dまで)。或いは、閉ループ式(図29B、図29E、図29F)であるか、ヒンジ線を含む(図29C)かである単一のダイカットが用いられてもよい。各ダイカットは、任意の適切なジオメトリ及び深さであってもよい。図2A及び図28Aの第1のサイドパネル上の第1のダイカット領域「C」の部位には、ストリップをパネルセクション6の内面67へ保持するシールもPSAも存在しない。これは、第1のサイドパネルの一部分が比較的容易に除去され得るパッケージ部位を残す。これらの実施形態の各々において、PSA層19は、パッケージが開封されると露出される。パッケージを再閉鎖するために、第2のサイドパネルの一部分はPSAに接触するように折り畳まれてもよく、またはパネルセクションのフラップがPSA上へ降ろされてもよい。パッケージは、数度、開封されかつ再閉鎖されることが可能である。パッケージが開封されると、PSAはパッケージの外側へ向いて位置合わせされる。これは、PSAがパッケージの内部へ向き、よって製品に接触する可能性のあることが望ましくない場合の食品に特に有用である。
【0210】
ベースストリップへのPSA層の塗布方法
図31は、テープを生成するためにPSA層をベースストリップへ塗布する、下記のステップを含む方法を示している。
1)ベースストリップ10を適切な動力手段(図示せず。モータ等技術上周知のもの)によってロール90から前進させるステップ。
2)場合により、処理された表面へのPSAの塗布の準備において、従来のコロナ処理装置92を用いて表面23をコロナ処理するステップ。PSAは、コロナ処理なしにストリップ10へ接着してもよい。しかしながら、この実施形態では、選定される材料に依存してPSAは、パッケージの開封時に凝集破壊或いは交互に起こる接着破壊を呈する場合があり、即ち、PSAの中にはストリップ10へ接着するものがあれば表面67へ接着するものもある。
3)PSAのコーティング19をストリップ10の略全体に表面23へ塗布するステップ。図には、既にコロナ処理されている表面23へPSAを塗布する従来的なPSA塗布器94が示されている。代替として、シリコーン被覆されたライナ等の剥離ライナがPSAで被覆されてもよく、かつPSAで被覆されたライナは次にコロナ処理されたストリップ10へ積層される。ライナが除去されても、PSAはストリップ10と共に残る。PSAは、任意の適切な組成及び厚さであることが可能である。PSAのコーティングの厚さは、被覆される表面の部分毎に変わってもよい。これは、完成したパッケージがその再閉鎖可能性に関して意図された通りに機能する限り容認できる。
4)表面23の選択された部分にクリアエリアを設けるステップ。
5)PSAのコーティングを硬化させるステップ。硬化は、使用されているPSAのタイプを考慮して、従来の熱風乾燥機96による熱風乾燥を含む任意の適切なプロセスにより達成されてもよい。
6)結果的に生成されるテープ8を、巻取りロール98へと前進させるステップ。
【0211】
ウェブ内へダイカットを製造する方法
第1のダイカット21、及び場合によりパネルセクション6の製造に使用されるウェブ内の1つまたは複数の追加的なダイカット36の生成には、従来的なダイカッタを用られることが可能である。ダイカットは、任意の適切な従来プロセス及び機器によって生成されることが可能である。ダイカットは、それが、少なくとも部分的にダイカットにより生成されるフラップによって包装された製品がアクセスされることができるイージーオープン式パッケージを提供するという機能を果たす限り、開ループであれ閉ループであれ、任意の適切なパターンのものが使用されてもよい。代替パターンには、楕円形、卵形、三角形、三辺矩形、砂時計形、「ドッグボーン」形及び他の規則的及び不規則な形状が含まれる。
【0212】
ダイカットはパネルセクション全体に延び、またはパネルセクションの厚さの大部分を介して、但し完全に全体ではなく延びてもよい。ダイカットは、パネルセクション6の厚さの例えば少なくとも50%、パネルセクションの厚さの例えば少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%または100%を介して延びてもよい。
【0213】
レーザシステムは、パネルセクションを部分的または完全に切断するレーザカットをもたらすように構成されることが可能であり、或いはダイカットは、往復プレスにおいて使用されるようなプラテン内に支持されるロータリ彫刻ダイまたは抜き型ダイを用いる機械式切断システムを使用して生成されることができる。切断技術の選定は、切断されるべきフィルムまたはウェブの厚さ及び物理的性質を含む幾つかの要素に依存する。
【0214】
ダイカットは、時としてタンパーエビデンス機能として作用する場合がある。
【0215】
ストリップへのPSAの塗布、パネルセクションの製造に用いられるウェブのダイカッティング及びダイカットされたパネルセクションに組み込まれたパッケージとPSA被覆されたストリップとの組立ては、単一のロケーションで行われることが可能であるが、より実用的には、典型的に1つまたは複数の別個のロケーションで行われ、パッケージの組立ては、他の場所で用意されかつ包装プロセスに先行して供給された既製の個別積層体を用いて包装業者により行われる。
【0216】
個別積層体を生成するためにパネルセクションをテープに装着する方法
図24は、下記のステップを含む、個別積層体を生成するためにパネルセクションをテープに装着する方法を示す。
1)ベースストリップ10及びPSA層19を含むテープ8を、適切な動力手段(図示せず。モータ等技術上周知のもの)によってロール178から前進させるステップ。
2)パネルセクション6をロール176から前進させるステップ。
3)PSAがテープをパネルセクションへ接着するように、テープ8及びパネルセクション6をニップロール181、182において合わせるステップ。
4)ダイカッタ183においてパネルセクション内に一連のダイカットを導入するステップ。
5)結果として生じる個別積層体4を巻取りロール185へと前進させるステップ。
【0217】
パネルセクションは、このプロセスに先立ってダイカットされる可能性もある。また、テープをパネルセクションへ付着させるために、場合によりシールが使用される可能性もある。
【0218】
個別積層体をウェブへ装着する方法
個別積層体は、平置式ウェブ等のウェブへ幾つかの方法で装着されることが可能である。
【0219】
ある実施形態において、個別積層体は、それがパッケージを製造するために用いられる包装設備で、または供給業者または加工業者のロケーションで完全に組み立てられてもよい。次に個別積層体は、本明細書で開示されているようにウェブへ接着または固定されることが可能である。この実施形態において、固定は、個別積層体のパネルセクションの延長された第2の端をウェブの表面に密封することによって、または個別積層体のベースストリップの延長された第2の端をウェブの表面に固定することによって達成される。
【0220】
別の実施形態では、パネルセクションとベースストリップとは最初は接合されず、パネルセクションはウェブの片面へ密封され、かつテープはウェブの反対面へ別に固定され、よってベースストリップ上のPSAがパネルセクションの内面へ接着する。ウェブへのパネルセクション及びテープの付着は同時に行われても、パネルセクションの付着がテープの付着に前後して順次行われてもよい。この実施形態において、パネルセクション及びテープは一致するものであり得るが、必然性はない。
【0221】
包装例
例1.包装は、図2Dに例示されかつ本明細書に記述されている実施形態に従って横型製袋充填密封システムで行われる。第1及び第2のサイドパネル12及び14は各々T7225Bを含み、かつパネルセクション6はH7530Bを含み、積層体は下記の構造を有する。
【表3】

但し、PETは二軸延伸ポリエステルフィルムであり、同時押出し成形バリアフィルムは下記の構造を有する。
【表4】

【0222】
同時押出し成形バリアフィルムの全体厚さは、約2.50ミルである。各層の層ゲージは、各層の下にミル単位で示されている。層7は、接着剤によりPETフィルムへ接着されるバリアフィルムの層である。層1はフィルムのヒートシーラント層であり、層1のEAO(PE2)は包含される製品に対面する、パネルセクションの内面またはシーラント表面を形成し、PETはパネルセクションの外面または外皮を形成する。PETフィルムの厚さは、約0.48ミルである。積層体の合計の厚さは、約3.0ミルである。
【0223】
層7の組成の代替例は、下記を含む様々な材料の組合せを含む。
−96%PE3+4%AB1
−100%PE3
−76%PE3+20%PE8+4%AB1
【0224】
テープのベースストリップ10は、下記の構造を有する押出し成形積層フィルムである。
【表5】

【0225】
ベースストリップの合計の厚さは、約3.5ミルである。各層の層ゲージは、各層の下にミル単位で示されている。層5は、PSAがパターン被覆されるベースストリップの層である。層1は、パッケージの内部へ面するベースストリップの層である。
【0226】
パッケージが製造される前に、PSA/粘着付与剤合計組成物の重量比で15%の粘着付与剤(FORAL(R)85合成樹脂)を含むPSA(acResin(R)A204UV)はベースストリップの層5の第1の部分上へパターン被覆され、PSA/粘着付与剤組成物はUV硬化され、かつ結果として生じるテープはH7530Bパネルセクションへ(具体的には、H7530B積層体の同時押出し成形バリアフィルムの層1へ)、これが平置状態である間にPSAによって接着される。閉ループダイカットは、パネルセクションへのテープの付着に先行してパネルセクション内でCOレーザにより生成され、ダイカットは、図2Dに示されているようなパッケージが生じるように位置合わせされるダイカットセグメントを画定する。ベースストリップ10、PSA層19及びパネルセクション6により構成される個別積層体4は、次に第1及び第2のサイドパネルを構成するウェブに固定され、かつ具体的には第1のサイドパネルを構成することになるウェブの一部分に固定される。
【0227】
例2.包装例1のものに類似するパッケージが製造されるが、PSA/粘着付与剤組成物は25%粘着付与剤が用いられる。
【0228】
例3.例1のものに類似するパッケージが製造されるが、パネルセクションの同時押出し成形バリアフィルムは、例1の7層フィルム構造にかなり類似する、但し追加の中間層EV1と、LDPEまたはLLDPEを含むブレンドの追加の中間層を有する組成の9層フィルムである。
【0229】
例4.例2のものに類似するパッケージが製造されるが、パネルセクションの同時押出し成形バリアフィルムは、例1の7層フィルム構造にかなり類似する、但し追加の中間層EV1と、LDPEまたはLLDPEを含むブレンドの追加の中間層を有する組成の9層フィルムである。
【0230】
上述の説明は、本発明の実施形態に関する説明である。パーツ及びパーセントは全て、別段の表示のない限り、または技術上よく理解されている重量比によるものである。請求項及び具体例におけるもの、または別段で明示されるものを除いて、本明細書本文において材料の量、反応条件、使用条件、分子量及び/または炭素原子の数及びこれらに類似するものを示す全ての数量は、本発明の最も広範な範囲の記述において「約」という用語により修飾されるものとして理解されるべきである。単数の不定冠詞、定冠詞または「前記」を用いる本開示内容におけるアイテムの言及、または請求項内要素の言及は何れも、その旨の明示がない限り、そのアイテムまたは要素を単数に限定するものとして解釈されるべきではない。ASTM試験の言及は全て、本願の優先権出願日の時点で確認されていた、直近で、現在承認されかつ公開されているバージョンのASTM試験を指す。このような公開されたASTM試験方法は各々、本参照によりその全体が明細書に組み込まれる。
【0231】
本明細書において、ポリエステル、ポリアミド及びポリオレフィン等の重合体を指す用語は、別段の特記のない限り、その単独重合体及び共重合体の双方を指す。
【0232】
図面に関して言えば、材料は、矢印の方向へ流れる。
【0233】
当業者には、本明細書における図面が必ずしも縮尺通りではなく、本発明の所定の特徴は明瞭さのために誇張して描かれる場合もあることが認識されるであろう。
【0234】
本発明によるパッケージの製造に使用される1つまたは複数のウェブ、及び本発明の個別積層体のストリップ及びテープは共に、同時押出し成形、押出しコーティング、押出し積層及びポリウレタンまたは他の接着剤を用いる従来の積層を含む任意の適切なプロセスによって製造されることが可能である。これらの製造プロセスは、技術上周知である。押出し成形は、環状またはフラットダイで行われてもよい。押出し品は、熱間ブローまたは成形されてもよく、かつ場合により、所望がある場合は固体配向されてもよい。ウェブまたはストリップの1つまたは複数の層には、化学的または電子的架橋が行われてもよい。ウェブ及び個別積層体は何れも、適切な動力手段(図示せず。モータ等技術上周知のもの)によって各々のロールから前進されてもよい。
【0235】
本発明によるパッケージは、場合により、装飾的または情報的性質のものであってもよいプリントされた標示を搭載してもよい。装飾的なプリント標示には、文字及び/またはグラフィックによるロゴ、商標、製品情報、他が含まれてもよい。
【0236】
プリントされた標示は、例えば「イージーオープン」または「ここを開ける」というメッセージの形式であってもよい。これは、パッケージの第1の端に、またはその近くに分散したプロセスで(即ち、位置合わせは不要)プリントされてもよい。メッセージは、表面印刷であっても、裏刷であってもよい。
【0237】
本明細書に開示されている実施形態では、典型的には2つのウェブを用いてパッケージが製造される場合、パッケージの第1の端が密封されることが可能である。或いは、例えば単一のウェブ材料を用いてパッケージが製造される場合、パッケージの第1の端は折り畳みであってもよい。
【0238】
本明細書に開示されているようなパッケージ及び方法を含む本発明は、実施形態によっては、プラスチックジッパクロージャ、押し閉めまたはスライドジッパ、インターロック式クロージャ、インターロック可能なファスナエレメントを有する再閉鎖可能なファスナ、雄型及び雌型輪郭を有するインターロック式リブ及び溝エレメント、インターロック式交互フック形クロージャ部材及びこれらに類似するものを用いることなく提供される。本明細書において、本発明のパッケージは、実施形態によってはPSA層またはコーティング用の個別剥離ライナを用いることなく提供される。本発明のパッケージには、前述のクロージャ、ジッパ、エレメント他、は一切存在しない。
【0239】
本発明は、本明細書における実施形態によっては、各々が頂縁、第1の側縁及び第2の側縁を有する第1及び第2のサイドパネルを含むパウチを備えたパッケージとして記述されているが、本開示を精査すれば、当業者には、単一のウェブが用いられる実施形態によっては、「サイドパネル」、「頂縁」、「第1の側縁」、「第2の側縁」及びこれらに類似する用語が、パッケージの全体ジオメトリ及び本発明の様々な特徴の相対的ポジションが説明され得るように、パウチへと生成される単一ウェブ上の相対的な位置または領域を記述するために便宜上使用されていることが理解されるであろう。従って、例えば、本発明の単一ウェブ実施形態における第1及び第2のパネルは、そのパウチの、そのパネルから製造されるパッケージの単なる画定された領域である可能性があり、側縁は、単にこれらの領域の側端ラインである。このような実施形態では、側縁の接合線は、パッケージの側面を画定するウェブ内の側面の2つの折り畳みである。これに対して、2つのウェブを有する実施形態では、各ウェブは、製造されると識別可能な第1及び第2の側縁を有し、これらは各々第2のウェブの個々の側縁へ接合される。
【0240】
様々な実施形態において、第1及び第2のサイドパネルは同じ長さを有するものとして示されているが、第2のサイドパネルは第1のサイドパネルより長くてもよく、即ち、第1のサイドパネルの第1の端を超えて延びてもよい。延長された部分は、内部に穴を有するハングタブを収容することができる。
【0241】
実施形態によっては、シールは、パッケージの第1の端に最も近い、本発明のパッケージのパネルセクションの2つの角に渡って斜めに塗布されてもよく、よってこれは個別テープの2つの角に渡って2つの角をパネルセクションへ密封する。これらの傾斜されたシールは、開封後のパッケージの再閉鎖を容易にし、かつ/または初回開封前のパッケージの完全性を確実にすることにおいて有用である可能性がある。一例は、シール751がパッケージの第1の端及び側面に対して斜めに位置合わせされている図29A及び図29Gに示されている。シールは、ダイカットの上縁においてダイカット21の一部分に重なる。場合により、ダイカットは、傾斜されたシール751が存在するダイカットの領域内で個別であってもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージであって、
a)パウチであって、
i)各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルであって、それらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで接合される第1及び第2のサイドパネルと、
ii)第1の端と、
iii)第1及び第2のサイドパネルの各々の第2の端によって画定される第2の端と、
iv)第1及び第2の端を有する個別積層体であって、
(a)テープであって、
(i)第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方がシーラントを備えるベースストリップと、
(ii)ベースストリップの第1の表面の少なくとも1つの第1の部分上に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
(b)外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面がシーラントを備え、
i)ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分が感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ固着され、
ii)パネルセクションの第1の端が第2のサイドパネルへ接合され、
iii)パネルセクションと第2のサイドパネルとが、その個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールで互いに接合され、
iv)パネルセクションの第1の端がベースストリップの第1の端を超えて延び、
v)パネルセクション内にはダイカットが配置され、ダイカットが1つのダイカットセグメントを画定し、ダイカットセグメントが、パッケージが開封されるとパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置されるパネルセクションとを備え、
個別積層体が第1のサイドパネルへ固定される個別積層体と、を備えるパウチと、
b)パウチ内に配置される製品とを備えるイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項2】
ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントが、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項3】
ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項4】
ダイカットセグメントが、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項5】
補助シールが、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項6】
パネルセクションの内面がイージーオープン式シーラントを備える、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項7】
パネルセクションの外面の第2の部分が第1のサイドパネルの内面へ固定される、請求項1に記載のイージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージ。
【請求項8】
イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを横型製袋充填密封プロセスで製造する方法であって、
a)第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
b)第1及び第2の端を有する個別積層体を準備することであって、個別積層体が、
i)テープであって、
(a)第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方がシーラントを備えるベースストリップと、
(b)ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
ii)外面及び内面と、第1及び第2の側縁と、第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面がシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分が、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
iii)パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備えることと、
c)平置式ウェブを折り畳みウェブへ変換するために平置式ウェブを成形装置へ前進させることと、
d)パッケージが製造される際に個別積層体がパッケージの一部となるように、個別積層体を前進させることと、
e)折り畳みウェブ及び個別積層体内にサイドシールを生成することと、
f)オープンパウチを製造するために折り畳みウェブ及び個別積層体をカットすることであって、オープンパウチが、
i)各々が外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルがそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより互いに接合され、
ii)パネルセクションと第2のサイドパネルとはそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿ってシールにより接合され、
iii)パネルセクションの第1の端が第2のサイドパネルへ接合され、
iv)パネルセクションの第1の端がベースストリップの第1の端を超えて延びることと、
g)製品をオープンパウチ内へ置くことと、
h)パウチを閉鎖するためにパウチの第1の端を密封することを含み、
ダイカットセグメントが、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置され、かつ、
製品をオープンパウチ内に置く間、またはそれより前の任意の時点で、個別積層体が平置式ウェブ、折り畳みウェブまたは第1のサイドパネルへ固定される、方法。
【請求項9】
イージーオープン式で再閉鎖可能なパッケージを連続横型包装プロセスで製造する方法であって、
a)第1及び第2の表面を備える平置式ウェブを準備することと、
b)個別積層体を準備することであって、
i)テープであって、
(a)第1及び第2の表面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるベースストリップであって、ベースストリップの第1及び第2の表面のうちの少なくとも一方がシーラントを備えるベースストリップと、
(b)ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分に被覆される感圧接着剤とを備えるテープと、
ii)外面及び内面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備えるパネルセクションであって、内面がシーラントを備え、ベースストリップの第1の表面の少なくとも第1の部分が、感圧接着剤によってパネルセクションの内面の第1の部分へ接着されるパネルセクションと、
iii)パネルセクション内に配置される、ダイカットセグメントを画定するダイカットとを備える個別積層体を準備することと、
c)平置式ウェブを内面を有する折り畳みウェブに変換するために、平置式ウェブを成形装置へ前進させることと、
d)個別積層体を、パッケージが製造される際に個別積層体がパッケージの一部となるように前進させることと、
e)折り畳みウェブ及び個別積層体が製品を包み込むように、製品を成形装置へ前進させることと、
f)折り畳みウェブ及び個別積層体内に長手方向シールを生成することと、
g)第1のパウチを画定すべく先行横方向シールを製造するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を内部に製品を入れた状態で横方向へ密封することと、
h)折り畳みウェブ及び個別積層体を先行横方向シールと共に前方へ既定の距離だけ前進させることと、
i)第1のパウチ内に後行横方向シールを、かつ第2のパウチ内に先行横方向シールを製造するために折り畳みウェブを横方向へ密封することであって、第2のパウチが第1のパウチの上流に配置されることと、
j)パッケージを生成すべく第1のパウチを第2のパウチから分離するために、折り畳みウェブ及び個別積層体を横方向へカットすることであって、パッケージが、
i)各々が内面及び外面と第1及び第2の側縁と第1及び第2の端とを備える第1及び第2のサイドパネルを備え、第1及び第2のサイドパネルがそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って互いに接合され、
ii)パネルセクション及び第2のサイドパネルがそれらの個々の第1及び第2の側縁に沿って接合され、かつ、
iii)パネルセクションの第1の端がベースストリップの第1の端を超えて延び、
個別積層体が第1のサイドパネルへ固定されることを含み、
ダイカットセグメントが、パッケージが開封される際にパッケージがその後、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル及びパネルセクションのうちの何れかを感圧接着剤へ接着させることにより再閉鎖され得るようにして感圧接着剤と相対配置され、かつ、
長手方向シールを生成するステップより前、またはその間の任意の時点で、個別積層体が平置式ウェブまたは折り畳みウェブへ固定される、方法。
【請求項10】
ダイカットセグメントの第1の部分の下には感圧接着剤が存在し、ダイカットセグメントの第2の部分の下にはベースストリップの第1の表面のクリアエリアが存在し、ダイカットセグメントが、ダイカットセグメントが変位または取り外されると、感圧接着剤の少なくとも一部が露出され、かつベースストリップの第1の端の少なくとも一部が露出されるように個別テープに対して相対配置される、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ダイカットセグメントの下には、部分的にベースストリップが存在する、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
ダイカットセグメントが、ダイカットがパネルセクションを介して部分的に延びる第1の部分と、ダイカットがパネルセクションを介して全体に延びる第2の部分とを含む、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
補助シールが、パネルセクションをベースストリップの第1の端へ密封する、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
パネルセクションの内面がイージーオープン式シーラントを備える、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
パネルセクションの外面の第2の部分が第1のサイドパネルの内面へ固定される、請求項8または9のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27A】
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【図27B】
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【図27C】
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【図27D】
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【図28A】
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【図28B】
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【図28C】
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【図28D】
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【図29A】
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【図29B】
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【図29C】
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【図29D】
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【図29E】
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【図29F】
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【図29G】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【公表番号】特表2013−501688(P2013−501688A)
【公表日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−524728(P2012−524728)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/043618
【国際公開番号】WO2011/019511
【国際公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【出願人】(500256772)クライオバック・インコーポレイテツド (25)
【Fターム(参考)】