説明

ダンパー装置

【課題】各種電子機器に使用されるダンパー装置に関し、ダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】固定ケース1内に収納された複数の固定板12、または可動軸13に装着された複数の可動板14の外周に、軸線方向へ突出する略リング状の壁部12Aを設けることによって、これらの間に塗布された潤滑剤の流出を防ぎ、常に潤滑剤を介して固定板12に対する可動板14の回転が行われるため、開閉操作を繰り返した場合でもダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なダンパー装置を得ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の、各種電子機器に使用されるダンパー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器の小型化や軽量化が進むなか、固定筐体に対し可動筐体が開閉可能に装着された、いわゆる折畳み式のものが増えており、これらに用いられるダンパー装置やヒンジ装置においても、確実でより多様な開閉操作が行えるものが求められている。
【0003】
このような従来のダンパー装置について、図8及び図9を用いて説明する。
【0004】
図9は従来のダンパー装置の断面図であり、同図において、1は略円筒状で金属製の固定ケース、2は多角形の板状で金属製の複数の固定板で、固定ケース1左方の外周が多角形状に形成されると共に、この内周に固定板2の外周が当接して、複数の固定板2が固定ケース1内に軸線方向へ移動可能に収納されている。
【0005】
また、3は固定ケース1内に回転可能に挿入された金属製の可動軸、4は略円板状で金属製の複数の可動板で、この複数の可動板4が複数の固定板2の間に交互に配置されると共に、可動板4の中央には角孔が設けられ、この角孔に略角柱状の可動軸3が挿通されて、複数の可動板4が可動軸3に軸線方向へ移動可能に装着されている。
【0006】
そして、5はコイル状のばねで、このばね5がやや撓んだ状態で固定ケース1右側面と固定板2の間に装着されて、複数の固定板2と複数の可動板4を弾接させると共に、複数の固定板2と複数の可動板4の間には高粘度の潤滑剤(図示せず)が塗布されている。
【0007】
さらに、6は金属または合成樹脂製の固定体、7は同じく固定カバー、8は略リング状のスペーサで、固定体6左端にスペーサ8が装着されると共に、固定カバー7が固定ケース1右側面の開口部を覆っている。
【0008】
また、複数の可動板4を装着し、複数の固定板2中央の貫通孔を挿通した可動軸3の左端が、止め輪9によって固定ケース1外側面に回転可能に装着されると共に、固定カバー7右側面からは可動軸3右端が回転可能に突出して、ダンパー装置10が構成されている。
【0009】
そして、このように構成されたダンパー装置10が、例えば、図8の携帯電話の斜視図に示すように、固定ケース1が、上面に複数のキーが配列された操作部21Aやマイクロフォン等の音声入力部21Bが形成された固定筐体21へ、可動軸3右端が、表面に液晶表示素子等の表示部22Aやスピーカ等の音声出力部22Bが形成された可動筐体22へ各々固着される。
【0010】
さらに、固定筐体21と可動筐体22の間には、複数のカムやばね(図示せず)等から形成されたヒンジ装置23が装着され、このヒンジ装置23によって、可動筐体22が固定筐体21に対し、閉方向や開方向へ付勢されるようにして、電子機器が構成される。
【0011】
以上の構成において、例えば、可動筐体22が閉じた状態から、固定筐体21側面の押釦(図示せず)等を押圧操作すると、ヒンジ装置23のカムやばね等が動作して、可動筐体22に開く方向の力が加わり、可動筐体22が開方向へ付勢されて開操作が行われる。
【0012】
そして、この時、ダンパー装置10の、可動筐体22に右端が固着された可動軸3も開方向へ回転し、可動軸3に装着された複数の可動板4が回転するが、この可動板4には、可動板4の間に交互に配置され固定ケース1に装着された複数の固定板2が、ばね5によって弾接すると共に、可動板4と固定板2の間には高粘度の潤滑剤が塗布されているため、この摩擦によって複数の可動板4と固定板2の間には開方向に対する抵抗、いわゆるダンパー力が発生する。
【0013】
つまり、可動筐体22にはヒンジ装置23によって開く方向への力が加わるが、同時にダンパー装置10によって開方向に対する抵抗も加わるため、可動筐体22の開操作が急激にではなく、緩やかに行われるようになっている。
【0014】
また、この開状態から可動筐体22を手で閉じた場合には、所定角度まで閉じると、開閉装置23のカムやばね等の動作によって、可動筐体22に閉方向への力が加わり、可動筐体22が閉じた状態で保持されるが、この閉操作の際にも、ダンパー装置10によって可動筐体22に閉方向への抵抗が加わり、可動筐体22の閉操作が緩やかに行われる。
【0015】
すなわち、ヒンジ装置23によって可動筐体22を開または閉方向へ付勢して、固定筐体21に対する可動筐体22の開閉操作を行うと共に、ダンパー装置10によって可動筐体22へ常に一定の抵抗を与え、可動筐体22の衝撃のない緩やかな開閉操作が行われるように構成されているものであった。
【0016】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2007−321835号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかしながら、上記従来のダンパー装置においては、交互に配置された複数の平板状の固定板2と可動板4が、その間に高粘度の潤滑剤が塗布されてはいるが、ばね5によって弾接し密着しているため、開閉操作が長期間連続して繰り返された場合、潤滑剤が固定板2と可動板4の間から外方へ流出し、ダンパー力が劣化してしまう場合があるという課題があった。
【0018】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ダンパー力の劣化を防ぎ、確実な開閉操作が可能なダンパー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0020】
本発明の請求項1に記載の発明は、固定ケース内に収納された複数の固定板、または可動軸に装着された複数の可動板の外周に、軸線方向へ突出する略リング状の壁部を設けてダンパー装置を構成したものであり、固定板または可動板外周の壁部によって、これらの間に塗布された潤滑剤の流出を防ぎ、常に潤滑剤を介して固定板に対する可動板の回転が行われるため、開閉操作を繰り返した場合でもダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なダンパー装置を得ることができるという作用を有する。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、可動軸が所定角度回転した後に、これに連動して可動板が回転するものであり、例えば、所定角度までは速やかに開いたり、閉じる直前には速やかに閉じたりするといった、多様な開閉操作を行うことができるという作用を有する。
【発明の効果】
【0022】
以上のように本発明によれば、ダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なダンパー装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図8を用いて説明する。
【0024】
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
【0025】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態によるダンパー装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、1は略円筒状で鋼や銅合金、合成樹脂製の固定ケース、12は同じく略八角形状の複数の固定板で、固定板12外周の左右面には、軸線方向へ突出する略リング状の壁部12Aが形成されると共に、略八角形状に形成された固定ケース1左方の内周に、固定板12の外周が当接して、複数の固定板12が固定ケース1内に軸線方向へ移動可能に収納されている。
【0026】
また、13は固定ケース1内に回転可能に挿入された金属製の可動軸、14は略円板状で金属製の複数の可動板で、この可動板14の外形が、固定板12の略円形の窪部12Bよりもやや小さく形成されると共に、複数の可動板14が複数の固定板12間の窪部12B内に交互に配置され、可動板14中央の貫通孔14A内に略角柱状の可動軸13が挿通されて、複数の可動板14が可動軸13に軸線方向へ移動可能に装着されている。
【0027】
さらに、この可動軸13が挿通した複数の可動板14中央の貫通孔14Aには、図3の部分斜視図に示すように、可動軸13が所定角度回転した後に、これに連動して可動板14が回転するように、可動軸13の一対の突出部13Aが当接する一対のカム部15Aや15B、15Cが各々異なる角度寸法で、内方へ突出形成されている。
【0028】
そして、5はコイル状で銅合金や鋼線製のばねで、このばね5がやや撓んだ状態で固定ケース1右側面と固定板12の間に装着されて、複数の固定板12と複数の可動板14を弾接させると共に、複数の固定板12の窪部12Bと複数の可動板14の間には、高粘度のシリコーンやオレフィン系、フッ素系等の潤滑剤(図示せず)が塗布されている。
【0029】
また、6は金属または合成樹脂製の固定体、7は同じく固定カバー、8は略リング状のスペーサで、固定体6左端にスペーサ8が装着されると共に、固定カバー7が固定ケース1右側面の開口部を覆っている。
【0030】
さらに、複数の可動板14を装着し、複数の固定板12中央の貫通孔を挿通した可動軸13の左端が、止め輪9によって固定ケース1外側面に回転可能に装着されると共に、固定カバー7右側面からは可動軸13右端が回転可能に突出して、ダンパー装置20が構成されている。
【0031】
そして、このように構成されたダンパー装置20が、例えば、図8の携帯電話の斜視図に示すように、固定ケース1が、上面に複数のキーが配列された操作部21Aやマイクロフォン等の音声入力部21Bが形成された固定筐体21へ、可動軸13右端が、表面に液晶表示素子等の表示部22Aやスピーカ等の音声出力部22Bが形成された可動筐体22へ各々固着される。
【0032】
さらに、固定筐体21と可動筐体22の間には、複数のカムやばね(図示せず)等から形成されたヒンジ装置23が装着され、このヒンジ装置23によって、可動筐体22が固定筐体21に対し、閉方向や開方向へ付勢されるようにして、電子機器が構成される。
【0033】
以上の構成において、例えば、可動筐体22が閉じた状態から、固定筐体21側面の押釦(図示せず)等を押圧操作すると、ヒンジ装置23のカムやばね等が動作して、可動筐体22に開く方向の力が加わり、可動筐体22が開方向へ付勢されて開操作が行われる。
【0034】
また、同時に、ダンパー装置20の、可動筐体22に右端が固着された可動軸13も開方向へ回転し、可動軸13に装着された複数の可動板14が回転するが、この時、図4(a)の部分断面図に示す閉状態から、例えば図4(b)に示すように、可動軸13が50度回転した状態になると、可動軸13の一対の突出部13Aが1枚目の可動板14の一対のカム部15Aに当接し、これ以降は突出部13Aにカム部15Aを押圧された1枚目の可動板14が、可動軸13と共に回転する。
【0035】
そして、この1枚目の可動板14とこの左右に配置された固定板12が、ばね5によって弾接すると共に、これらの可動板14と固定板12の間には高粘度の潤滑剤が塗布されているため、この摩擦によって可動板14と可動軸13には開方向に対する抵抗、いわゆるダンパー力が発生する。
【0036】
さらに、図4(c)に示すように、可動軸13が例えば80度回転した状態になると、可動軸13の突出部13Aが2枚目の可動板14のカム部15Bに当接し、図4(d)に示すように、100度回転した状態になると、3枚目の可動板14のカム部15Cにも当接し、図4(e)に示すように、160度回転するまでの間は、3枚の可動板14による抵抗が可動軸13や可動筐体22に加わる。
【0037】
つまり、閉状態から50度に開くまでの間は、可動板14と固定板12によるダンパー力が発生せず、殆んど抵抗がないため、ヒンジ装置23に付勢されて速やかに可動筐体22の開操作が行われるが、50度から80度の間は1枚の可動板14が、80度から100度の間は2枚の可動板14が、100度から160度の間は3枚の可動板14が、各々可動軸13に連動して回転するため、これらの抵抗が可動板14と可動軸13に加わり、可動筐体22の緩やかな開操作が行われるようになっている。
【0038】
また、この開状態から可動筐体22を手で閉じた場合には、所定角度まで閉じると、ヒンジ装置23のカムやばね等の動作によって、可動筐体22に閉方向への力が加わり、可動筐体22が閉じた状態で保持されるが、この閉操作の際には、ダンパー装置20のダンパー力が上記とは逆にはたらき、100度まで閉じる間は最も抵抗が大きく、緩やかに閉操作が行われ、100度、80度と順次抵抗が小さくなってゆき、50度から閉じるまでの間は抵抗がなく、速やかな閉操作が行われる。
【0039】
つまり、可動筐体22を開く際には、所定角度までは速やかに、それ以降は緩やかに開操作を行うことで、開ききった時の衝撃によって、機器を手から落下させること等のないようにすると共に、閉じる際には、所定角度までは抵抗感をもって閉操作を行えるように構成されている。
【0040】
なお、以上の説明では、50度で1枚の可動板14、80度で2枚の可動板14、100度で3枚の可動板14によって、各々ダンパー力を発生させる構成として説明したが、可動軸13の突出部13Aが各々のカム部に当接する角度を変えたり、あるいは、ある角度では複数のカム部に同時に当接させたりすることによって、さらに多様な開閉操作を行うことも可能である。
【0041】
そして、このような開閉操作の際、複数の固定板12外周の左右面には、軸線方向へ突出する略リング状の壁部12Aが形成されると共に、潤滑剤が塗布された複数の可動板14が、固定板12の窪部12B内に交互に配置されているため、開閉操作を繰り返した場合でも、ダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が行えるようになっている。
【0042】
すなわち、固定板12外周に略リング状の壁部12Aを設けることで、開閉操作が長期間連続して繰り返された場合でも、固定板12と可動板14の間に塗布された潤滑剤が、これらの回転による遠心力によって外方へ流出することを防ぎ、常に潤滑剤を介して固定板12に対して可動板14が回転し、所定のダンパー力を維持できるように構成されている。
【0043】
さらに、ばね5によって複数の固定板12外周の壁部12Aを弾接させると共に、この窪部12Bに複数の可動板14を交互に配置することによって、複数の固定板12の間の寸法を、ばらつきが少なく一定に保つことができるため、ダンパー力のばらつきを抑え、安定したダンパー力を得ることが可能となる。
【0044】
なお、以上の説明では、固定板12外周の左右面に壁部12Aを設け、この窪部12B内に平板状の可動板14を交互に配置した構成として説明したが、これとは逆に可動板14外周に略リング状の壁部を設け、これに平板状の固定板12をばね5によって弾接させる構成としても、本発明の実施は可能である。
【0045】
また、図5の部分斜視図に示すように、可動板25を固定板12とほぼ同じ大きさの外形寸法に形成し、固定板12外周の壁部12Aと可動板25外周を弾接させる構成としても、同様に、開閉操作の繰り返しによる潤滑剤の流出を防ぐことができる。
【0046】
そして、図6の部分斜視図に示すように、略リング状の壁部26を固定板27や可動板14とは別体に設け、これらをばね5によって弾接させる構成とすれば、特にこれらの構成部品を鋼や銅合金等の金属で形成する場合、複雑な加工を必要とせず、抜き金型を用いて金属板をプレス加工する等の比較的簡易な加工で、壁部26や固定板27、可動板14を製作することができるため、安価に製作を行うことが可能となる。
【0047】
さらに、構成を判り易くするために左右方向を逆に表した、図7の部分斜視図に示すように、固定板28外周の片面にのみ壁部28Aを設け、この窪部28B内に平板状の可動板14を交互に配置した構成とすれば、軸線方向の寸法はそのままで可動板14をもう1枚増やすことができるため、より大きなダンパー力を得ることもできる。
【0048】
このように本実施の形態によれば、固定ケース1内に収納された複数の固定板12、または可動軸13に装着された複数の可動板14の外周に、軸線方向へ突出する略リング状の壁部12Aを設けることによって、これらの間に塗布された潤滑剤の流出を防ぎ、常に潤滑剤を介して固定板12に対する可動板14の回転が行われるため、開閉操作を繰り返した場合でもダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なダンパー装置を得ることができるものである。
【0049】
また、可動軸13が所定角度回転した後に、これに連動して可動板14を回転させることによって、例えば、所定角度までは速やかに開いたり、閉じる直前には速やかに閉じたりするといった、多様な開閉操作を行うことができる。
【0050】
なお、以上の説明では、開閉操作を判り易くするために、各々3枚の可動板14と固定板12を弾接させた構成について説明したが、可動板14や固定板12を1枚ずつとした構成や、あるいは5枚、6枚とさらに多くの可動板14と固定板12を弾接させた構成としても、本発明の実施は可能である。
【0051】
また、以上の説明では、ダンパー装置20とヒンジ装置23を別々に設け、これらを固定筐体21と可動筐体22の間に装着する構成について説明したが、ダンパー装置20の固定ケース1内にカムやばね等を設け、ヒンジ装置と一体に形成した構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明によるダンパー装置は、ダンパー力の劣化がなく、確実な開閉操作が可能なものを得ることができ、各種電子機器に使用されるダンパー装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の一実施の形態によるダンパー装置の断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同部分斜視図
【図4】同部分断面図
【図5】同他の実施の形態による部分斜視図
【図6】同部分斜視図
【図7】同部分斜視図
【図8】携帯電話の斜視図
【図9】従来のダンパー装置の断面図
【符号の説明】
【0054】
1 固定ケース
5 ばね
6 固定体
7 固定カバー
8 スペーサ
9 止め輪
12、27、28 固定板
12A、26、28A 壁部
12B、28B 窪部
13 可動軸
13A 突出部
14、25 可動板
14A 貫通孔
15A、15B、15C カム部
20 ダンパー装置
21 固定筐体
21A 操作部
21B 音声入力部
22 可動筐体
22A 表示部
22B 音声出力部
23 ヒンジ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略円筒状の固定ケースと、この固定ケース内に収納された複数の固定板と、上記固定ケース内に回転可能に挿入された可動軸と、この可動軸に軸線方向へ移動可能に装着された複数の可動板からなり、上記固定板または上記可動板の外周に、軸線方向へ突出する略リング状の壁部を設けたダンパー装置。
【請求項2】
可動軸が所定角度回転した後に、これに連動して可動板が回転する請求項1記載のダンパー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−19300(P2010−19300A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−178814(P2008−178814)
【出願日】平成20年7月9日(2008.7.9)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】