説明

テレビジョン信号受信装置

【課題】テレビジョン信号受信装置において、受信可能なチャンネル数が登録可能なチャンネル数を超える場合でも、ユーザの必要とするチャンネルを登録できるようにする。
【解決手段】テレビジョン信号受信装置は、オートサーチを行っているときに、登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルを検出すると、オートサーチを一時中断して、削除方法選択画面50(図5(a)参照)を表示する。そして、ユーザにより、チャンネルを指定して削除する選択がなされると、削除チャンネル指定画面60(図5(b)参照)を表示し、ユーザにより、削除するチャンネルが指定されると、その指定されたチャンネルを削除し、その後、オートサーチを再開する。また、ユーザにより、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択がなされると、受信レベルの低いチャンネルを削除し、その後、オートサーチを再開する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン信号を受信するテレビジョン信号受信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、テレビジョン放送において、1つの物理チャンネル(放送周波数)に複数の論理チャンネルを多重化してテレビジョン信号を放送する方式が採用されている。テレビジョン放送の放送環境(国の放送環境)によっては、多数の物理チャンネルによる放送が行われており、それらの各物理チャンネルに複数の論理チャンネルが多重化されることにより、数百もの論理チャンネルによる放送が行われる場合がある。
【0003】
一方、テレビジョン信号受信装置において、受信可能なチャンネルを自動的に登録する、オートサーチと呼ばれる動作を行うものがある。このオートサーチは、各物理チャンネルについて、テレビジョン信号の受信を試みて受信可能か否かを検出し、そして、受信可能な物理チャンネルにおける論理チャンネルを受信可能なチャンネルとして登録するというものである。受信可能な物理チャンネルにおける論理チャンネルの登録は、受信可能な物理チャンネルのテレビジョン信号から、その物理チャンネルにおける論理チャンネルに割り当てられているLCN(論理チャンネル番号)を取得し、その取得したLCNをチャンネルマップに登録することにより行われる。
【0004】
従来のテレビジョン信号受信装置では、オートサーチにおいて、放送周波数の低い(物理チャンネル番号の小さい)物理チャンネルから順に、各物理チャンネルのテレビジョン信号が受信可能か否かを検出していくようになっている。また、チャンネルマップを記憶するためのメモリの容量を小さくするために、登録可能なチャンネル数(論理チャンネルの数)を規定数(例えば300)以下としている。
【0005】
一方、選局する際に必要となるチャンネル情報と選局した順番とをチャンネル履歴として記録しておき、受信中のチャンネル又は最後に受信したチャンネルが受信できなくなった場合に、チャンネル履歴の中で最新のものから順番に過去のものに遡って受信可能であるか確認し、最初に受信可能と判断されたチャンネルを選局するようにしたテレビジョン信号受信装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、電源オフ状態のときに、受信可能なチャンネルの情報を新プリセット情報として取得し、電源オン状態になったときに、新プリセット情報と旧プリセット情報との差であるプリセット更新情報を表示して、プリセット更新情報中の各チャンネルの追加または抹消をするか否かを選択可能とするようにしたテレビジョン信号受信装置が知られている(例えば特許文献2参照)。また、受信エリアが変わったとき等、チャンネルスキャンを行う場合、お気に入りリストに記述されているユーザの好みのチャンネルを優先的にスキャンするようにしたテレビジョン信号受信装置が知られている(例えば特許文献3参照)。また、全ての受信チャンネルを検出してオートサーチが終了した後、または、オートサーチ中にユーザがリモコンを操作してオートサーチを途中で中止させた後、ユーザがリモコンを操作してチャンネルを選択すると、その選択されたチャンネルの受信状態を表示し、ユーザが受信状態を確認したうえでチャンネルを消去できるようにしたテレビジョン信号受信装置が知られている(例えば特許文献4参照)。また、チャンネルサーチ時又はチャンネルサーチ後の選局時において選局に失敗したチャンネルの選局失敗原因を特定し、その選局失敗原因に応じて、選局に失敗したチャンネルを選局不可能とするかどうか判断して、選局不可能としたチャンネルを削除するようにしたテレビジョン信号受信装置が知られている(例えば特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−110287号公報
【特許文献2】特開2007−43408号公報
【特許文献3】特開2006−157440号公報
【特許文献4】特開2005−229470号公報
【特許文献5】特開2005−5894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述した従来のテレビジョン信号受信装置において、テレビジョン放送の放送環境によっては、受信可能なチャンネル数(論理チャンネルの数)が登録可能なチャンネル数(論理チャンネルの数)を超える場合がある。このような場合にオートサーチを行うと、オートサーチの途中で、受信可能なチャンネルとして登録したチャンネル数が規定数(例えば300)に達してしまい、それ以上は、受信可能なチャンネルを登録できなくなる。すなわち、放送周波数の低い物理チャンネルにおける論理チャンネルから順に、規定数までしか、受信可能な論理チャンネルを登録できない。その結果、ユーザの必要とするチャンネルが登録されない虞がある。なお、上述した特許文献1乃至特許文献5に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、受信可能なチャンネル数が登録可能なチャンネル数を超える場合でも、ユーザの必要とするチャンネルを登録することができるテレビジョン信号受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン信号を受信するテレビジョン信号受信装置において、本装置の動作を指示するためにユーザにより操作される操作手段と、受信可能なチャンネルを記述したチャンネルマップを記憶するメモリと、受信可能なチャンネルを検出してメモリに記憶されているチャンネルマップに登録するオートサーチを行うオートサーチ手段と、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除するチャンネル削除手段と、オートサーチ手段によるオートサーチにおいて、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されると、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する操作をユーザに行わせるためのチャンネル削除画面を表示するチャンネル削除画面表示手段とを備え、チャンネル削除手段は、チャンネル削除画面表示手段によりチャンネル削除画面を表示しているときに、ユーザにより操作手段によって、チャンネル削除画面に従った操作が行われると、その操作に基いて、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除するものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載のテレビジョン信号受信装置において、オートサーチ手段は、オートサーチを行っているときに、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルを検出すると、オートサーチを一時中断し、チャンネル削除手段によりチャンネルマップに登録されているチャンネルが削除されると、オートサーチを再開するものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン信号受信装置において、オートサーチ手段は、オートサーチにおいて、受信可能なチャンネルを検出する都度、その検出したチャンネルをチャンネルマップに登録するものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のテレビジョン信号受信装置において、チャンネル削除画面表示手段は、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたことを通知するメッセージを含んだ画面を、チャンネル削除画面として表示するものである。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のテレビジョン信号受信装置において、チャンネル削除画面表示手段は、オートサーチ手段によるオートサーチにおいて、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたときに、チャンネル削除画面として、チャンネルを指定して削除するか、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除するか、を選択させるための削除方法選択画面を表示し、削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより操作手段によって、チャンネルを指定して削除する選択がなされると、チャンネル削除画面として、削除するチャンネルをユーザに指定させるための削除チャンネル指定画面を表示し、チャンネル削除手段は、チャンネル削除画面表示手段により削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより操作手段によって、チャンネルを指定して削除する選択がなされ、その後、チャンネル削除画面表示手段により削除チャンネル指定画面を表示しているときに、ユーザにより操作手段によって、削除するチャンネルが指定されると、その指定されたチャンネルを削除し、チャンネル削除画面表示手段により削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより操作手段によって、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択がなされると、各チャンネルの受信レベルに基いて、受信レベルの低いチャンネルを削除するものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1乃至請求項3の発明によれば、オートサーチを行っているときに、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されると、自動的に、チャンネル削除画面が表示される。そして、ユーザがチャンネル削除画面に従った操作を行うと、その操作に基いて、チャンネルマップに登録されているチャンネルが削除される。チャンネルマップに登録されているチャンネルが削除されることにより、その分だけ、新たに受信可能なチャンネルがチャンネルマップに登録される。従って、受信可能なチャンネル数がチャンネルマップに登録可能なチャンネル数を超える場合でも、ユーザの必要とするチャンネルをチャンネルマップに登録することができる。しかも、チャンネル削除画面は自動的に表示され、ユーザは、そのチャンネル削除画面に従った操作を行うだけで、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除することができる。従って、簡単な操作によって、ユーザの必要としないチャンネルをチャンネルマップから削除して、ユーザの必要とするチャンネルをチャンネルマップに登録することができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、ユーザは、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたことを通知するメッセージを見ることにより、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する必要性を認識できる。従って、ユーザは、違和感なく、チャンネルマップからユーザの必要としないチャンネルを削除しようという意志が働いて、チャンネルマップからユーザの必要としないチャンネルを削除する操作をスムーズに行うことができ、使い勝手が良い。
【0016】
請求項5の発明によれば、ユーザは、削除方法選択画面が表示されているときに、チャンネルを指定して削除する選択をし、その後、削除チャンネル指定画面が表示されているときに、削除するチャンネルを指定することにより、その指定したチャンネルをチャンネルマップから削除することができる。また、ユーザは、削除方法選択画面が表示されているときに、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択をすることにより、受信レベルの低いチャンネルをチャンネルマップから削除することができる。従って、ユーザの必要としないチャンネルを、ユーザ自身がチャンネルを指定することにより決定して、又は、受信レベルに応じて自動的に決定して、そのチャンネルをチャンネルマップから削除することができ、使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係るテレビジョン信号受信装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。
【図2】同テレビジョン信号受信装置のオートサーチを示すフローチャート。
【図3】同テレビジョン信号受信装置のオートサーチの進行状況を示す進行状況画面の表示例を示す図であり、(a)はオートサーチ開始直後における進行状況画面の表示例を示す図、(b)はオートサーチ進行途中における進行状況画面の表示例を示す図、(c)はチャンネルマップに登録しているチャンネル数が規定数に達した場合における進行状況画面の表示例を示す図、(d)はチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除した後における進行状況画面の表示例を示す図、(e)はオートサーチ終了時における進行状況画面の表示例を示す図。
【図4】同テレビジョン信号受信装置のチャンネル削除動作を示すフローチャート。
【図5】同テレビジョン信号受信装置のチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する操作をユーザに行わせるためのチャンネル削除画面の表示例を示す図であり、(a)はチャンネル削除画面の1つである削除方法選択画面を示す図、(b)はチャンネル削除画面の別の1つである削除チャンネル指定画面を示す図、(c)はチャンネル削除画面のさらに別の1つである削除確認画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を具体化した実施形態によるテレビジョン信号受信装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態によるテレビジョン信号受信装置の構成を示す。テレビジョン信号受信装置1は、テレビジョン放送局から電波の形態で放送されるデジタル形式のテレビジョン信号を受信する装置である。このテレビジョン信号受信装置1は、外部装置2を接続して使用するようになっており、受信したテレビジョン信号に基く映像、音声を外部装置2によって出力するようになっている。
【0019】
テレビジョン信号受信装置1は、チューナ11と、デコーダ12と、OSD処理部13と、リモコン14と、リモコン受信部15と、メモリ16と、テレビジョン信号受信装置1の動作を制御する制御部17等を備える。
【0020】
チューナ11は、制御部17による制御のもと、受信周波数が設定されることにより、その設定された周波数の信号をアンテナ1aを介して受信する。テレビジョン信号は、複数の物理チャンネルで放送されており、各物理チャンネルには、テレビジョン信号の放送周波数が割り当てられている。すなわち、チューナ11は、制御部17による制御のもと、受信周波数が物理チャンネルに割り当てられている放送周波数に設定されることにより、その物理チャンネル(その放送周波数)で放送されているテレビジョン信号をアンテナ1aを介して受信する。
【0021】
デコーダ12は、制御部17による制御のもと、チューナ11により受信したテレビジョン信号をデコード処理する。各物理チャンネルには、複数の論理チャンネルが多重化されており、各物理チャンネルのテレビジョン信号には、複数の論理チャンネルの映像信号と音声信号、及び多重化されている論理チャンネルに割り当てられているLCN(論理チャンネル番号)やチャンネル名を示すチャンネル情報が含まれている。すなわち、デコーダ12は、制御部17による制御のもと、チューナ11により受信したテレビジョン信号をデコード処理して、チューナ11により受信したテレビジョン信号から、制御部17の指定する論理チャンネルの映像信号及び音声信号を生成すると共に、チャンネル情報を抽出する。
【0022】
OSD処理部13は、制御部17による制御のもと、各種映像をOSD表示するために、デコーダ12により生成された映像信号を加工処理し、その加工処理後の映像信号を出力する。また、OSD処理部13は、制御部17による制御のもと、デコーダ12により生成された映像信号を加工処理しないときには、デコーダ12により生成された映像信号をそのまま出力する。
【0023】
デコーダ12により生成された音声信号、及びOSD処理部13から出力された映像信号は、外部装置2に供給され、これにより、テレビジョン信号に基く映像又はOSD表示による各種映像が外部装置2のディスプレイ21に表示されると共に、テレビジョン信号に基く音声が外部装置2のスピーカ22から出力される。
【0024】
リモコン14は、テレビジョン信号受信装置1の各種動作を指示するためにユーザに操作され、その操作内容を示す操作信号を送信する。リモコン受信部15は、リモコン14から送信される操作信号を受信して、リモコン14の操作内容を示すリモコン受信信号を出力する。リモコン14によって、操作手段が構成されている。
【0025】
メモリ16は、周波数テーブルを予め記憶している。周波数テーブルは、各物理チャンネルの放送周波数を記述したテーブルである。また、メモリ16は、制御部17による制御のもと、チャンネルマップを記憶する。チャンネルマップは、受信可能なチャンネル(論理チャンネル)を記述したマップである。
【0026】
制御部17は、リモコン受信部15から出力されるリモコン受信信号に基いて、ユーザによるリモコン14の操作内容を判断し、ユーザによるリモコン14の操作を受けて、テレビジョン信号受信装置1の各種動作を制御する。制御部17は、テレビジョン信号受信装置1の動作を制御するためのプログラムや各種データを記憶しており、それらプログラムや各種データに基いて、テレビジョン信号受信装置1の各種動作を制御する。
【0027】
制御部17は、テレビジョン受信動作を行う。テレビジョン受信動作とは、テレビジョン信号を受信して、テレビジョン信号による映像を表示すると共に、テレビジョン信号による音声を出力する動作である。制御部17は、ユーザによりリモコン14によって、テレビジョン受信動作を行うための操作(例えば受信対象の論理チャンネルを選択する操作)がなされたことを受けて、テレビジョン受信動作を行う。
【0028】
テレビジョン受信動作において、制御部17は、チューナ11の受信周波数を受信対象の論理チャンネルの物理チャンネルの放送周波数に設定すると共に、デコーダ12に受信対象の論理チャンネルを指定する。これにより、受信対象の論理チャンネルの物理チャンネルのテレビジョン信号がチューナ11により受信され、受信対象の論理チャンネルの映像信号及び音声信号がデコーダ12により生成され、受信対象の論理チャンネルの映像信号による映像が外部装置2のディスプレイ21に表示されると共に、受信対象の論理チャンネルの音声信号による音声が外部装置2のスピーカ22から出力される。
【0029】
また、制御部17は、ユーザに対するメッセージや操作案内画面等の各種映像を外部装置2のディスプレイ21にOSD表示する。OSD表示において、制御部17は、各種映像をOSD表示するように、OSD処理部13により映像信号を加工処理させる。これにより、各種映像(OSD処理部13により加工処理された映像信号による映像)が外部装置2のディスプレイ21にOSD表示される。
【0030】
また、制御部17は、オートサーチを行う。オートサーチとは、受信可能なチャンネルを検出してメモリ16に記憶されているチャンネルマップに登録する動作である。制御部17は、ユーザによりリモコン14によって、オートサーチを行うための操作がなされたことを受けて、オートサーチを行う。
【0031】
オートサーチにおいて、制御部17は、チューナ11の受信周波数を各物理チャンネルの放送周波数に設定することにより、各物理チャンネルについて、テレビジョン信号の受信を試みて受信可能か否かを検出し、そして、受信可能な物理チャンネルにおける論理チャンネルを受信可能なチャンネルとしてチャンネルマップに登録する。このとき、制御部17は、放送周波数の低い(物理チャンネル番号の小さい)物理チャンネルから順に、チューナ11の受信周波数を各物理チャンネルの放送周波数に設定していき、受信可能なチャンネルを検出する都度、その検出したチャンネルをチャンネルマップに登録していく。制御部17は、チャンネルマップに登録可能なチャンネル数を規定数(本実施形態では300)に定めている。また、オートサーチにおいて、制御部17は、オートサーチの進行状況を示す進行状況画面を表示する。このとき、制御部17は、進行状況画面をOSD表示によって外部装置2のディスプレイ21に表示する。制御部17によってオートサーチ手段が構成されている。
【0032】
また、制御部17は、チャンネル削除動作を行う。チャンネル削除動作とは、オートサーチにおいて、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出された場合に、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する動作である。制御部17は、オートサーチを行っていて、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたときに、チャンネル削除動作を行う。このとき、制御部17は、オートサーチを一時中断して、チャンネル削除動作を行い、チャンネル削除動作においてチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除した後に、オートサーチを再開する。
【0033】
チャンネル削除動作において、制御部17は、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する操作をユーザに行わせるためのチャンネル削除画面(削除方法選択画面、削除チャンネル指定画面、削除確認画面)を表示する。このとき、制御部17は、チャンネル削除画面をOSD表示によって外部装置2のディスプレイ21に表示する。そして、チャンネル削除動作において、制御部17は、ユーザによりリモコン14によって、チャンネル削除画面に従った操作が行われると、その操作に基いて、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する。制御部17によって、チャンネル削除画面表示手段及びチャンネル削除手段が構成されている。
【0034】
図2は、上記テレビジョン信号受信装置1のオートサーチのフローチャートを示し、図3(a)(b)(c)(d)(e)は、オートサーチにおいて表示する進行状況画面の表示例を示す。
【0035】
オートサーチにおいて、まず、制御部17は、テレビジョン信号を受信できるか否かを判定する受信可否判定対象の物理チャンネルを決定する(#1)。このとき、制御部17は、メモリ16に記憶している周波数テーブルに基いて、放送周波数の低い(物理チャンネル番号の小さい)物理チャンネルから順に、オートサーチにおいて未だ受信可否判定対象のチャンネルとしていない(テレビジョン信号を受信できるか否かを未だ判定していない)物理チャンネルを1つ選択し、その物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定する。
【0036】
また、制御部17は、オートサーチの進行状況を示す進行状況画面を表示する(#2)。制御部17は、進行状況画面として、図3(a)に示すような画面を表示する。図3(a)に示す進行状況画面30は、受信対象とする物理チャンネルが21チャンネルから69チャンネルまでであることを示すチャンネル番号画像31と、オートサーチがどの物理チャンネルまで進行しているかを示す進行バー画像32と、幾つのチャンネルがチャンネルマップに登録されているかを示す登録チャンネル数画像33とを含んでいる。オートサーチ開始直後においては、物理チャンネル番号の最も小さい物理チャンネルが受信可否判定対象の物理チャンネルであり、また、チャンネルマップには1つもチャンネルが登録されていない。従って、オートサーチ開始直後においては、#2で表示される進行状況画面30は、図3(a)に示すような画面になる。
【0037】
続いて、制御部17は、受信可否判定対象の物理チャンネル(#1で決定した物理チャンネル)のテレビジョン信号を受信できるか否かを検査する(#3)。すなわち、制御部17は、チューナ11の受信周波数を受信可否判定対象の物理チャンネルの放送周波数に設定し、このときにチューナ11により受信されるテレビジョン信号の振幅レベル、及びデコーダ12により生成される映像信号の正常性(エラーレートやブロックノイズの程度)に基いて、テレビジョン信号の受信レベルを検出し、この受信レベルに基いて、テレビジョン信号を受信できるか否かを判定する。
【0038】
そして、受信可否判定対象の物理チャンネルのテレビジョン信号を受信できる場合(#4でYES)、制御部17は、チャンネルマップに登録しているチャンネル数が規定数(本実施形態では300)に達しているか否かを判断する(#5)。
【0039】
ここで、チャンネルマップに登録しているチャンネル数が規定数に達していなければ(#5でNO)、制御部17は、受信中の(受信可否判定対象の)物理チャンネルに多重化されている論理チャンネルを受信可能なチャンネルとしてチャンネルマップに登録する(#6)。すなわち、制御部17は、受信中の物理チャンネルのテレビジョン信号に含まれているチャンネル情報から、受信中の物理チャンネルにおける論理チャンネルに割り当てられているLCN(論理チャンネル番号)及びチャンネル名を取得し、その取得したLCN及びチャンネル名をチャンネルマップに登録する。このとき、制御部17は、LCN及びチャンネル名と共に、上記#3において検出した受信レベルを登録する。
【0040】
また、受信可能なチャンネルをチャンネルマップに登録することにより、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が増えるため、制御部17は、新しい進行状況画面30を表示(進行状況画面30を更新)する(#7)。
【0041】
受信中の物理チャンネルに多重化されている全ての論理チャンネルをチャンネルマップに登録するまで(#8でNO)、制御部17は、上記#5以降の処理を繰り返す。
【0042】
受信中の物理チャンネルに多重化されている全ての論理チャンネルをチャンネルマップに登録すると(#8でYES)、制御部17は、全ての物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定した(全ての物理チャンネルについてテレビジョン信号を受信できるか否かを検査した)か否かを判断する(#9)。また、上記#4において、受信可否判定対象の物理チャンネルのテレビジョン信号を受信できない場合(#4でNO)にも、制御部17は、全ての物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定したか否かを判断する(#9)。
【0043】
ここで、全ての物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定していなければ(#9でNO)、制御部17は、上記#1以降の処理を繰り返す。#1以降の処理を繰り返すとき、制御部17は、#1において、次の物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定すると共に、#2において、新しい進行状況画面30を表示(進行状況画面30を更新)する。
【0044】
#5、#6の処理が繰り返されることにより、制御部17は、受信可能な論理チャンネルを検出する都度、その検出した論理チャンネルをチャンネルマップに登録することになる。
【0045】
オートサーチの進行状況によって、#2及び#7で表示される進行状況画面30は変化する。オートサーチの進行途中においては、#2及び#7で表示される進行状況画面30は、例えば、図3(b)に示すような画面になる。また、チャンネルマップに登録しているチャンネル数が規定数に達すると、進行状況画面30は、例えば、図3(c)に示すような画面になる。
【0046】
上記#5において、チャンネルマップに登録しているチャンネル数が規定数に達していれば(#5でYES)、制御部17は、オートサーチを一時中断して、チャンネル削除動作を行う(#10)。すなわち、制御部17は、オートサーチを行っているときに、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルを検出すると、オートサーチを一時中断して、チャンネル削除動作を行う。チャンネル削除動作では、制御部17は、ユーザによるリモコン14の操作に基いて、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する。チャンネル削除動作の詳細については後述する。
【0047】
チャンネル削除動作においてチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除すると、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が減るため、制御部17は、チャンネル削除動作を行った後、新しい進行状況画面30を表示(進行状況画面30を更新)する(#11)。#11で表示される進行状況画面30は、例えば、図3(d)に示すような画面になる。
【0048】
そして、制御部17は、チャンネル削除動作を行った後(チャンネル削除動作においてチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除すると)、#6からオートサーチを再開する。すなわち、制御部17は、受信中の(チャンネル削除動作を行う前に、#1において受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定していた)物理チャンネルに多重化されている論理チャンネルを受信可能なチャンネルとしてチャンネルマップに登録し(#6)、#7以降の処理を行う。
【0049】
上記#9において全ての物理チャンネルを受信可否判定対象の物理チャンネルとして決定していれば(#9でYES)、制御部17は、オートサーチを終了する。オートサーチ終了時には、表示されている進行状況画面30は、例えば、図3(e)に示すような画面になる。
【0050】
図4は、上記チャンネル削除動作のフローチャートを示し、図5(a)(b)(c)は、チャンネル削除動作において表示するチャンネル削除画面の表示例を示す。
【0051】
チャンネル削除動作において、まず、制御部17は、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する操作をユーザに行わせるためのチャンネル削除画面として、削除方法選択画面を表示する(#21)。すなわち、制御部17は、オートサーチにおいて、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたときに、チャンネル削除画面として、削除方法選択画面を表示する。削除方法選択画面は、チャンネルを指定して削除するか、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除するか、をユーザに選択させるための画面である。
【0052】
制御部17は、削除方法選択画面として、図5(a)に示すような画面を表示する。図5(a)に示す削除方法選択画面50は、通知メッセージ51と、案内メッセージ52と、選択項目53、54とを含んでいる。通知メッセージ51は、登録チャンネル数が最大数を超えたこと、すなわち、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたこと、をユーザに通知するメッセージである。案内メッセージ52は、チャンネルを指定して削除するか、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除するか、の選択をユーザに促すメッセージである。選択項目53は、ユーザがチャンネルを指定して削除する選択をするときに、ユーザにより選択される項目である。選択項目54は、ユーザが受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択をするときに、ユーザにより選択される項目である。ユーザは、リモコン14を操作して、選択項目53と選択項目54のいずれかを選択することにより、チャンネルを指定して削除するか、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除するか、を選択する。
【0053】
ここで、削除方法選択画面50を表示しているときに、ユーザによりリモコン14によって、チャンネルを指定して削除する選択がなされると(#22でYES)、制御部17は、チャンネル削除画面として、削除チャンネル指定画面を表示する(#23)。削除チャンネル指定画面は、削除するチャンネルをユーザに指定させるための画面である。
【0054】
制御部17は、削除チャンネル指定画面として、図5(b)に示すような画面を表示する。図5(b)に示す削除チャンネル指定画面60は、案内メッセージ61と、チャンネルリスト62と、カーソル63とを含んでいる。案内メッセージ61は、削除するチャンネルを選択することをユーザに促すメッセージである。チャンネルリスト62は、チャンネルマップに登録されているチャンネルのLCNとチャンネル名を一覧形式で表示したものである。カーソル63は、ユーザによるリモコン14の操作によって移動するものであり、削除するチャンネルを指定するために利用されるものである。なお、図5(b)に示す削除チャンネル指定画面60のチャンネルリスト62には、8個のチャンネルについてのLCNとチャンネル名しか表示されていないが、ユーザがリモコン14を操作することにより、チャンネルリスト62の表示画面が切り換えられて、チャンネルマップに登録されている300個の全てのチャンネルについてのLCNとチャンネル名が表示される。ユーザは、リモコン14を操作して、チャンネルリスト62に表示されているLCNを選択することにより、削除するチャンネルを指定する。削除するチャンネルとして、複数のチャンネルを指定することができる。
【0055】
続いて、削除チャンネル指定画面60を表示しているときに、ユーザによりリモコン14によって、削除するチャンネルが指定されると(#24でYES)、制御部17は、チャンネル削除画面として、削除確認画面を表示する(#25)。
【0056】
制御部17は、削除確認画面として、図5(c)に示すような画面を表示する。図5(c)に示す削除確認画面70は、確認メッセージ71を含んでいる。確認メッセージ71は、削除するチャンネルをユーザに確認させるためのメッセージである。図5(c)に示す確認メッセージ71は、削除するチャンネルとして、LCNが16、チャンネル名がABCであるチャンネルを指定した場合の例である。
【0057】
そして、削除確認画面70を表示しているときに、ユーザによりリモコン14によって、確認操作がなされると(#26でYES)、制御部17は、ユーザにより指定された(#22で削除チャンネル指定画面を表示しているときに指定された)チャンネルをチャンネルマップから削除する(#27)。
【0058】
一方、削除方法選択画面50を表示しているときに、ユーザによりリモコン14によって、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択がなされると(#28でYES)、制御部17は、受信レベルの低いチャンネルをチャンネルマップから削除する(#29)。このとき、制御部17は、各チャンネルの受信レベル(オートサーチにおいて、#3で検出して、#6でチャンネルマップに登録した受信レベル)に基いて、受信レベルの最も低いチャンネルを全て削除(受信レベルの最も低いチャンネルが1つの場合には、そのチャンネルを1つだけ削除)する。
【0059】
#27においてユーザにより指定されたチャンネルをチャンネルマップから削除した後、又は、#29において受信レベルの低いチャンネルをチャンネルマップから削除した後、制御部17は、チャンネル削除動作を終了して、オートサーチを再開する。すなわち、制御部17は、チャンネル削除動作においてチャンネルマップに登録されているチャンネルを削除すると、オートサーチを再開する。
【0060】
このような構成のテレビジョン信号受信装置1によれば、オートサーチを行っているときに、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されると、自動的に、オートサーチが一時中断されて、チャンネル削除画面(削除方法選択画面50、削除チャンネル指定画面60、削除確認画面70)が表示される。そして、ユーザがチャンネル削除画面に従った操作を行うと、その操作に基いて、チャンネルマップに登録されているチャンネルが削除され、自動的に、オートサーチが再開される。チャンネルマップに登録されているチャンネルが削除されることにより、その分だけ、新たに受信可能なチャンネルがチャンネルマップに登録される。従って、受信可能なチャンネル数がチャンネルマップに登録可能なチャンネル数を超える場合でも、ユーザの必要とするチャンネルをチャンネルマップに登録することができる。
【0061】
しかも、チャンネル削除画面は自動的に表示され、ユーザは、そのチャンネル削除画面に従った操作を行うだけで、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除することができる。従って、簡単な操作によって、ユーザの必要としないチャンネルをチャンネルマップから削除して、ユーザの必要とするチャンネルをチャンネルマップに登録することができる。
【0062】
さらに、ユーザは、チャンネル削除画面として削除方法選択画面50が表示されたときに、削除方法選択画面50に表示される通知メッセージ51、すなわち、チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたことを通知するメッセージを見ることにより、チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する必要性を認識できる。従って、ユーザは、違和感なく、チャンネルマップからユーザの必要としないチャンネルを削除しようという意志が働いて、チャンネルマップからユーザの必要としないチャンネルを削除する操作をスムーズに行うことができ、使い勝手が良い。
【0063】
また、ユーザは、チャンネル削除画面として削除方法選択画面50が表示されているときに、チャンネルを指定して削除する選択をし、その後、チャンネル削除画面として削除チャンネル指定画面60が表示されているときに、削除するチャンネルを指定することにより、その指定したチャンネルをチャンネルマップから削除することができる。また、ユーザは、チャンネル削除画面として削除方法選択画面50が表示されているときに、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択をすることにより、受信レベルの低いチャンネルをチャンネルマップから削除することができる。従って、ユーザの必要としないチャンネルを、ユーザ自身がチャンネルを指定することにより決定して、又は、受信レベルに応じて自動的に決定して、そのチャンネルをチャンネルマップから削除することができ、使い勝手が良い。
【0064】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、削除チャンネル指定画面に表示するチャンネルリストに、LCNとチャンネル名に加えて、受信レベルを表示するようにしてもよい。また、#29において受信レベルの低いチャンネルをチャンネルマップから削除する場合、受信レベルの最も低いチャンネルだけに限られず、受信レベルの低い順に複数の受信レベルのチャンネルを全て削除するようにしてもよい。また、テレビジョン信号受信装置は、ディスプレイ及びスピーカを一体的に備えたタイプのものであってもよい。
【符号の説明】
【0065】
1 テレビジョン信号受信装置
1a アンテナ
11 チューナ
12 デコーダ
13 OSD処理部
14 リモコン(操作手段)
15 リモコン受信部
16 メモリ
17 制御部(オートサーチ手段、チャンネル削除手段、チャンネル削除画面表示手段)
30 進行状況画面
31 チャンネル番号画像
32 進行バー画像
33 登録チャンネル数画像
50 削除方法選択画面(チャンネル削除画面)
51 通知メッセージ
52 案内メッセージ
53、54 選択項目
60 削除チャンネル指定画面(チャンネル削除画面)
61 案内メッセージ
62 チャンネルリスト
63 カーソル
70 削除確認画面(チャンネル削除画面)
71 確認メッセージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン信号を受信するテレビジョン信号受信装置において、
本装置の動作を指示するためにユーザにより操作される操作手段と、
受信可能なチャンネルを記述したチャンネルマップを記憶するメモリと、
受信可能なチャンネルを検出して前記メモリに記憶されているチャンネルマップに登録するオートサーチを行うオートサーチ手段と、
前記チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除するチャンネル削除手段と、
前記オートサーチ手段による前記オートサーチにおいて、前記チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されると、前記チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除する操作をユーザに行わせるためのチャンネル削除画面を表示するチャンネル削除画面表示手段とを備え、
前記チャンネル削除手段は、前記チャンネル削除画面表示手段により前記チャンネル削除画面を表示しているときに、ユーザにより前記操作手段によって、前記チャンネル削除画面に従った操作が行われると、その操作に基いて、前記チャンネルマップに登録されているチャンネルを削除することを特徴とするテレビジョン信号受信装置。
【請求項2】
前記オートサーチ手段は、前記オートサーチを行っているときに、前記チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルを検出すると、前記オートサーチを一時中断し、前記チャンネル削除手段により前記チャンネルマップに登録されているチャンネルが削除されると、前記オートサーチを再開することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項3】
前記オートサーチ手段は、前記オートサーチにおいて、受信可能なチャンネルを検出する都度、その検出したチャンネルを前記チャンネルマップに登録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項4】
前記チャンネル削除画面表示手段は、
前記チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたことを通知するメッセージを含んだ画面を、前記チャンネル削除画面として表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のテレビジョン信号受信装置。
【請求項5】
前記チャンネル削除画面表示手段は、
前記オートサーチ手段による前記オートサーチにおいて、前記チャンネルマップに登録されているチャンネル数が規定数に達している状態で、新たに受信可能なチャンネルが検出されたときに、前記チャンネル削除画面として、チャンネルを指定して削除するか、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除するか、を選択させるための削除方法選択画面を表示し、
前記削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより前記操作手段によって、チャンネルを指定して削除する選択がなされると、前記チャンネル削除画面として、削除するチャンネルをユーザに指定させるための削除チャンネル指定画面を表示し、
前記チャンネル削除手段は、
前記チャンネル削除画面表示手段により前記削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより前記操作手段によって、チャンネルを指定して削除する選択がなされ、その後、前記チャンネル削除画面表示手段により前記削除チャンネル指定画面を表示しているときに、ユーザにより前記操作手段によって、削除するチャンネルが指定されると、その指定されたチャンネルを削除し、
前記チャンネル削除画面表示手段により前記削除方法選択画面を表示しているときに、ユーザにより前記操作手段によって、受信レベルに応じて自動でチャンネルを削除する選択がなされると、各チャンネルの受信レベルに基いて、受信レベルの低いチャンネルを削除することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のテレビジョン信号受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−165140(P2012−165140A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−23233(P2011−23233)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】