説明

ディジタルテレビ放送受信装置

【課題】視覚障害者が番組を視聴するときに、その番組について音声解説の有無を簡単に確認させることができるディジタルテレビ放送受信装置を提供する。
【解決手段】ディジタルテレビ放送受信装置1は、本体の電源がオンされたときや、チャンネルを切り替えたときに、受信しているチャンネルで放送されている番組の主音声または副音声に音声解説にかかる音声が含まれているかどうかを判定する。ディジタルテレビ放送受信装置1は、受信しているチャンネルで放送されている番組の主音声または副音声に音声解説にかかる音声が含まれていれば、その旨を音声で通知するための音声信号を出力する。したがって、視覚障害者に対して、その時点で視聴している番組の主音声または副音声に音声解説にかかる音声が含まれているかどうかを簡単に認識させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ディジタルテレビ放送を受信するディジタルテレビ放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、テレビ放送の番組には、音声多重放送によるものがあった。音声多重放送の番組とは、周知のように、複数種類の音声信号(例えば、日本語の音声信号と、英語の音声信号)が多重化されて放送されている番組である。アナログテレビ放送における音声多重放送は、2種類の音声信号(主音声と1つの副音声)であったが、ディジタルテレビ放送における音声多重放送は、副音声が複数種類に増加している。特に、欧州におけるディジタルテレビ放送では、日常的な会話で使用されている言語の種類が多いことから、音声多重放送における副音声の種類も多い。音声多重放送で放送されている番組の副音声の種類数が増加することは、視聴者にとっては、番組を視聴するときに選択可能な音声の種類が広がる点で好ましい。
【0003】
また、音声多重放送で放送されている番組の副音声の種類数の増加にともない、主音声を含めて選択できる音声の種類を確認する視聴者の手間を削減するために、主音声および副音声の言語によって放送局をリスト化して出力する構成が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−201912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、欧州等におけるディジタルテレビ放送では、視覚障害者のために、番組の映像(場面)等を解説する音声(以下、音声解説と言う。)を副音声として放送している番組がある。
【0006】
従来のディジタルテレビ放送受信装置は、視覚障害者が選局しているチャンネルで放送されている番組(視聴している番組)が音声解説にかかる音声を有する番組であるかどうかを確認するには、主音声および各副音声を順番に選択しながら、出力される音声を聞いて、その音声が音声解説であるかどうかを確認しなければならなかった。すなわち、視覚障害者にとっては、視聴している番組が音声解説にかかる音声を有する番組であるかどうかの確認に、手間や時間がかかるという問題があった。特に、副音声の種類が多くなるにつれて、視覚障害者にとっては音声解説であるかどうかを確認する副音声の種類が増加するので、この確認にかかる操作が煩雑になる。
【0007】
なお、特許文献1に記載されている構成は、副音声として音声解説が含まれている番組をリスト化して出力する構成であり、視覚障害者に対して音声解説の有無を容易に確認させるものではない。
【0008】
この発明の目的は、視覚障害者が番組を視聴するときに、その番組について音声解説の有無を簡単に確認させることができるディジタルテレビ放送受信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明のディジタルテレビ放送受信装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
【0010】
受信手段が、ディジタルテレビ放送信号を受信し、選局しているチャンネルで放送されている番組のストリームを抽出する。また、分離手段が、受信手段によって抽出されたストリームを処理し、番組の映像にかかる映像ストリームと、音声にかかる音声ストリームと、に分離して抽出する。そして、映像信号出力手段が、分離手段が抽出した映像ストリームに応じた映像信号を出力し、音声信号出力手段が、分離手段が抽出した音声ストリームに応じた音声信号を出力する。音声信号出力手段は、分離手段が抽出した音声ストリームが複数あるときには、その時点で選択されている音声ストリームに応じた音声信号を出力する。
【0011】
また、判定手段は、分離手段が複数種類の音声ストリームを抽出している場合に、音声のタイプが音声解説である音声ストリームがある番組であるかどうかを判定する。ここで言う音声解説とは、視覚障害者等のために、番組の映像(場面)等を解説している音声である。ディジタルテレビ放送におけるMPEG規格(ISO/IEC 13818−1)では、トランスポートストリームにProgram Map Table(PMT)と呼ばれるチャンネルに関するストリーム情報を関連づけるテーブルが存在する。また、音声ストリームに関連したPMTの中には、音声の言語の種類(日本語、英語等)を示す言語情報と、音声のタイプを示すタイプ情報(通常音声、音声解説等)と、を示したISO_639_language_descriptorが含まれている。すなわち、各音声ストリームについて、該当するISO_639_language_descriptorのタイプ情報を確認することにより、その音声ストリームが音声解説にかかるものであるかどうか判断できる。
【0012】
さらに、判定手段が音声解説にかかる音声ストリームがある番組と判定した場合に、通知手段が、その旨を通知する音声信号を音声信号出力手段から出力する。通知手段は、例えば、予め定めたチャイム音や、「この番組には、音声解説があります。」等の音声メッセージを、スピーカ等から放音させる音声信号を音声信号出力手段から出力する。
【0013】
これにより、視覚障害者が番組を視聴するときにも、その番組が音声解説がある番組であるかどうかを簡単に確認させることができる。
【0014】
また、判定手段は、本体の動作開始時、チャンネルの選局が切り替えられたとき、さらには選局されているチャンネルで放送されている番組が切り替わったとき等に、音声ストリームがある番組かどうかを判定する構成とすればよい。
【0015】
また、通知手段を有効、または無効に設定する設定手段を設けてもよい。この場合には、通知手段を無効に設定すると、判定手段も連動して無効に設定する構成とするのが好ましい。
【0016】
さらに、チャンネル毎に、放送される各番組について放送日時、および音声のタイプが音声解説である音声ストリームの有無を示す情報が含まれている電子番組表(所謂EPG)がディジタルテレビ放送信号に多重化される環境になれば、判定手段を受信した電子番組表に基づいて、音声解説である音声ストリームがある番組であるかどうかを判定する構成としてもよい。
【発明の効果】
【0017】
この発明によれば、視覚障害者が番組を視聴するときにも、その番組が音声解説がある番組であるかどうかを簡単に確認させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明の実施形態であるディジタルテレビ放送受信装置の主要部の構成を示す図である。
【図2】ISO_639_language_descriptorを説明する図である。
【図3】ディジタルテレビ放送受信装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の実施形態であるディジタルテレビ放送受信装置について説明する。
【0020】
図1は、この発明の実施形態であるディジタルテレビ放送受信装置の主要部の構成を示す図である。このディジタルテレビ放送受信装置1は、制御部2と、受信部3と、デコーダ4と、映像信号処理部5と、映像信号出力部6と、音声信号処理部7と、音声信号出力部8と、操作部9と、EPG処理部10と、を備えている。制御部2は、ディジタルテレビ放送受信装置1本体各部の動作を制御する。受信部3には、アンテナ20が接続されている。受信部3は、アンテナ20で受信されているディジタルテレビ放送信号が入力される。受信部3は、その時点で選局されているチャンネルで放送されている番組のディジタルテレビ放送信号を抽出するチューナである。受信部3は、抽出したチャンネルのディジタルテレビ放送信号をデコーダ4に入力する。
【0021】
ディジタルテレビ放送信号は、トランスポートストリーム(TS)である。デコーダ4は、受信部3から入力されているトランスポートストリームを処理し、番組の映像にかかる映像ストリームと、番組の音声にかかる音声ストリームとに分離する。デコーダ4は、分離した映像ストリームを映像信号処理部5に入力し、分離した音声ストリームを音声信号処理部7に入力する。映像信号処理部5は、デコーダ4から入力されている映像ストリームを処理し、映像信号を生成する。映像信号出力部6には、表示装置21が接続されている。映像信号処理部5は、映像信号出力部6を介して映像信号を表示装置21に入力する。映像信号出力部6は、アナログ映像信号を出力する構成であってもよいし、ディジタル映像信号を出力する構成であってもよいし、これら両方を出力する構成であってもよい。すなわち、接続する表示装置21に応じた映像信号を出力する構成であればよい。
【0022】
また、デコーダ4は、音声の種類毎に、音声ストリームを音声信号処理部7に入力する。ここで言う音声の種類とは、音声の言語(日本語、英語等)や、音声のタイプ(通常音声、音声解説等)等である。ここで言う、音声解説とは、通常音声に、番組の映像(場面)等を解説する音声を加えた音声である。すなわち、音声解説は、番組の映像が見えなくても、その場面を視聴者が想像できる解説を加えた音声である。音声信号処理部7は、その時点で選択されている種類の音声にかかる音声ストリームを処理し、音声信号を生成する。音声信号出力部8には、スピーカ22が接続されている。音声信号処理部7は、音声信号出力部8を介してスピーカ22に音声信号を入力する。音声信号出力部8は、アナログ音声信号を出力する構成であってもよいし、ディジタル音声信号を出力する構成であってもよいし、これら両方を出力する構成であってもよい。すなわち、接続するスピーカ22に応じた音声信号を出力する構成であればよい。
【0023】
また、操作部9は、本体に対する視聴者の入力操作を受け付ける。操作部9には、利用者が操作する操作キーや、図示していなリモコン装置から送信されてきた本体に対する制御信号を受信するリモコン受信部を有している。操作部9では、主電源のオン/オフ操作、チャンネルの選局操作、出力する音声の種類の選択操作、音量の変更操作等を受け付ける。EPG処理部10は、受信部3で受信した電子プログラムガイド(EPG)を処理する。EPGは、チャンネル毎に、放送する各番組の放送日時等を示す番組表である。
【0024】
ここで、ディジタルテレビ放送におけるトランスポートストリーム(TS)について簡単に説明しておく。符号化された映像や音声は、エレメンタリストリーム (Elementary Stream(ES))と呼ばれ、映像ESや音声ESを適当な大きさに分割してパケット化したものがPES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれている。TSは、このPESを多重化し伝送する形式である。TSでは、PESパケットをトランスポートパケットと呼ばれる 188バイト固定長のパケットへ分割する。このトランスポートパケットの連続が、トランスポートストリーム(TS)である。
【0025】
また、各トランスポートパケットには、パケット識別子(PID)と呼ばれる13ビットの情報が含まれている。これは各トランスポートパケットのそれぞれが何を伝送しているものか示すためのものである。同一の番組の映像や、同一番組における同一種類の音声にかかるトランスポートパケットのPIDは同じである。トランスポートストリームを受信したディジタルテレビ放送受信装置1は、PIDを用いて元のPES(映像ストリームや、音声ストリーム)に戻すことができる。ディジタルテレビ放送では、番組の映像にかかる映像ストリームと、番組の音声にかかる音声ストリームと、が多重化されて伝送(放送)されている。音声ストリームには、主音声、および各副音声にかかる音声ストリームが個別に存在する。
【0026】
また、ディジタルテレビ放送におけるMPEG規格(ISO/IEC 13818−1)では、トランスポートストリームにProgram Map Table(PMT)と呼ばれるチャンネルに関するストリーム情報を関連づけるテーブルが存在する。そして、音声ストリームに関連したPMTの中には、音声の言語を示す言語情報と、音声のタイプを示すタイプ情報と、を示したISO_639_language_descriptor(図2参照)が含まれている。したがって、各音声ストリームは、その音声ストリームに関連するPMTの中に含まれているISO_639_language_descriptorによって、音声の言語、および音声のタイプを判断することができる。
【0027】
次に、このディジタルテレビ放送受信装置1の動作について説明する。図3は、このディジタルテレビ放送受信装置の動作を示すフローチャートである。ディジタルテレビ放送受信装置1は、装置本体の主電源がオンされると図3に示す処理を開始し、装置本体の主電源がオフされると図3に示す処理を停止する。すなわち、このディジタルテレビ放送受信装置1は、装置本体の主電源がオンされている間、図3に示す処理を実行する。
【0028】
まず、ディジタルテレビ放送受信装置1は、受信部3において、選局されているチャンネルで放送されている番組のトランスポートストリームを抽出する(s1)。主電源のオン時に選局されているチャンネルは、前回の主電源のオフ時に選局されていたチャンネルである。
【0029】
受信部3は、抽出したトランスポートストリームをデコーダ4に入力する。デコーダ4は、受信部3が抽出した番組のトランスポートストリームを処理し、番組の映像にかかる映像ストリームと、番組の音声にかかる音声ストリームと、に分離するとともに、分離した映像ストリームおよび音声ストリームに基づいて、映像データ、および音声データを復号化する(s2)。s2では、番組の主音声、および各副音声のそれぞれについて音声ストリームを取得し、取得した音声ストリーム毎に復号化した音声データを得る。
【0030】
ディジタルテレビ放送受信装置1は、音声解説の有無を通知する通知機能が有効、または無効のいずれに設定されているかを判定する(s3)。この通知機能の有効、無効にかかる設定は、視聴者がリモコン装置等で自分の使い勝手に合わせて設定できる。また、この設定は、主電源がオンされている間、任意のタイミングで行える。
【0031】
ディジタルテレビ放送受信装置1は、s3で通知機能が有効に設定されていると判定すると、番組の主音声、および各副音声のそれぞれについて音声のタイプを判断し、音声解説がある番組であるかどうかを判定する(s4)。s4では、音声信号処理部7において、番組の主音声、および各副音声のそれぞれについて、その音声ストリームに関連するPMTの中に含まれているISO_639_language_descriptorにおけるaudio_typeが「visual impaired commentary」(音声解説)であるかどうかを判断する。ディジタルテレビ放送受信装置1は、audio_typeが「visual impaired commentary」)である音声があれば、音声解説がある番組であると判定する。
【0032】
ディジタルテレビ放送受信装置1は、s4で音声解説がある番組であると判定すると、音声信号出力部8からその旨を通知する音声信号を出力する(s5)。s5では、例えばスピーカ22から、チャイム音を放音させる音声信号を出力してもよいし、「この番組は、音声解説があります。」というメッセージを放音させる音声信号を出力してもよい。
【0033】
また、ディジタルテレビ放送受信装置1は、選局されているチャンネルを切り替えるチャンネル切替を受け付けると(s6)、s1に戻って、今回選局されたチャンネルについて上述した処理を行う。また、ディジタルテレビ放送受信装置1は、受信しているチャンネルで、放送されている番組が切り替わったとき(すなわち、これまで放送されていた番組が終了し、新たに別の番組の放送が開始されたとき)(s7)、s1に戻って上述した処理を繰り返す。新たな番組の放送が開始されるタイミングについては、受信部3で予め受信したEPGを用いて判断してもよいし、受信しているトランスポートストリームから得られる番組のタイトルの変化によって判断してもよい。
【0034】
なお、ディジタルテレビ放送受信装置1は、s6でチャンネルの切替、またはs7で新たな番組の放送が開始されるのを待っている間、受信部3で受信しているチャンネルで放送されている番組の映像信号を映像信号出力部6から出力するとともに、選択されている種類の音声の音声信号を音声信号出力部8から出力する。また、このときには、従来のディジタルテレビ放送受信装置と同様に、音量の変更や、音声の種類の選択等にかかる入力操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を行う。
【0035】
このように、このディジタルテレビ放送受信装置1では、主音声、または副音声のいずれかに音声解説があれば、その旨を音声で通知する。したがって、視覚障害者が番組を視聴するときにも、その番組が音声解説がある番組であるかどうかを簡単に確認させることができる。これにより、視覚障害者の使い勝手を向上させることができる。
【0036】
また、この通知機能については有効/無効の設定が行えるので、視覚障害者でない利用者は、この通知機能を無効に設定しておけば、無用な音声通知によって煩わしく感じることもない。すなわち、視覚障害者でない視聴者の使い勝手を低下させることもない。
【0037】
また、EPGが、番組毎に音声解説があるかどうかを示す情報を含んだものであれば、以下のようにして、選局しているチャンネルで放送されている番組が音声解説がある番組であるかどうかを判定するようにしてもよい。
【0038】
なお、現状のEPGには、番組毎に音声解説があるかどうかを示す情報は含まれていない。
【0039】
ディジタルテレビ放送受信装置1は、予め定めた時間(例えば、毎日午前0時)に、EPGを受信する。ディジタルテレビ放送受信装置1は、受信したEPGによって、この先一定時間(例えば、24時間)の間に放送される番組毎に、音声解説がある番組であるかどうかを判定し、音声解説がある番組を抽出する。ディジタルテレビ放送受信装置1は、ここで抽出した番組毎に、放送チャンネル、および放送時刻等を含む番組情報を制御部2に設けられているメモリ(不図示)に記憶する。
【0040】
このディジタルテレビ放送受信装置1も、図3に示す処理を行うが、s4における音声解説がある番組であるかどうかを判定する処理が、上述した装置と異なる。具体的には、s4における判定を、制御部2に設けられているメモリに記憶している番組情報によって判定する。すなわち、現在時刻が放送時刻であって、且つ、この時点で選局されているチャンネルが放送チャンネルである番組の番組情報を制御部2に設けられているメモリに記憶していれば、音声解説がある番組であると判定する。
【0041】
このようにすれば、s4の判定にかかる処理時間を短縮することができ、視覚障害者の使い勝手を一層向上できる。
【符号の説明】
【0042】
1−ディジタルテレビ放送受信装置
2−制御部
3−受信部
4−デコーダ
5−映像信号処理部
6−映像信号出力部
7−音声信号処理部
8−音声信号出力部
9−操作部
10−EPG処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディジタルテレビ放送信号を受信し、選局しているチャンネルで放送されている番組のストリームを抽出する受信手段と、
前記受信手段が抽出したストリームを処理し、番組の映像にかかる映像ストリームと、音声にかかる音声ストリームと、に分離して抽出する分離手段と、
前記分離手段が抽出した映像ストリームに応じた映像信号を出力する映像信号出力手段と、
前記分離手段が抽出した音声ストリームに応じた音声信号を出力する音声信号出力手段と、を備えたディジタルテレビ放送受信装置において、
前記分離手段が複数種類の音声ストリームを抽出している場合に、音声のタイプが音声解説である音声ストリームがある番組であるかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段が音声解説である音声ストリームがある番組と判定した場合に、その旨を通知する音声信号を前記音声信号出力手段から出力する通知手段と、を備えたディジタルテレビ放送受信装置。
【請求項2】
前記判定手段は、チャンネルの選局が切り替えられたときに、今回選局されたチャンネルで放送されている番組について、音声のタイプが音声解説である音声ストリームがある番組かどうかを判定する手段である、請求項1に記載のディジタルテレビ放送受信装置。
【請求項3】
前記通知手段を有効、または無効に設定する設定手段を備えた請求項1、または2に記載のディジタルテレビ放送受信装置。
【請求項4】
前記判定手段は、前記分離手段が抽出した音声ストリーム毎に、その音声ストリームに対応付けられている音声のタイプ情報によって、音声のタイプを確認する手段である、請求項1〜3のいずれかに記載のディジタルテレビ放送受信装置。
【請求項5】
前記受信手段は、チャンネル毎に、放送される各番組について放送日時、および音声のタイプが音声解説である音声ストリームの有無を示す情報が含まれている電子番組表を受信する機能を有し、
前記受信手段が受信した電子番組表に基づいて、音声のタイプが音声解説である音声ストリームがある番組を抽出し、その番組が放送されるチャンネル、および放送日時を記憶する記憶手段を備え、
さらに、前記判定手段は、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選局しているチャンネルで放送されている番組が、音声のタイプが音声解説である音声ストリームがある番組であるかどうかを判定する手段である、請求項1〜3のいずれかに記載のディジタルテレビ放送受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−187157(P2010−187157A)
【公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−29356(P2009−29356)
【出願日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】