説明

データレート適応方法及び装置

【課題】無線通信システムにおいてアップリンクデータレートの情報を選択し通信する方法を提供する。
【解決手段】基地局はアップリンクセグメントを選択し特定の無線端末へ割り当て、無線端末が使用することを許可された最大アップリンクデータレートを示す潜在的なシステム干渉レベルを推定し、最大アップリンクレートインディケータ値を選択し割り当て、無線端末へ送信する。無線端末は最大データレートインディケータを受信し、最大データレートインディケータレベル以下である使用すべきアップリンクデータレートを選択し、選択された使用レートを示す情報を、送信されるべきユーザデータ/情報と共に符号化する。基地局はユーザデータ/情報及びデータレートを含むアップリンク情報を受信し、使用データレートを取り出し、アップリンクユーザデータ/情報を復調し復号化するためにこのデータレートを利用する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信チャネルを介して基地局と相互作用する少なくとも1台の無線端末を含む無線通信システムにおいて前記基地局を作動させる方法、該方法は下記を備える:
少なくとも幾つかの情報を前記基地局へ送信するときに、前記無線端末によって使用される最大のアップリンクデータ伝送レートを選択すること、ここにおいて、前記最大のアップリンクデータ伝送レートは複数の可能な伝送データレートのうちの1つである;
最大のアップリンクデータレートのインディケータを前記無線端末へ送信すること、ここにおいて、該最大のアップリンクデータレートのインディケータは、前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートを指示し、ここにおいて、前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートは、前記少なくとも幾つかの情報を送信するときに、前記無線端末が使用することを許可された、最大のアップリンクデータ伝送レートである;および、
前記無線通信チャネルを介して通信され、前記送信された最大のアップリンクデータレートのインディケータによって前記無線端末へ指示された前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートより大きくない、前記無線端末によって選択されたアップリンクデータ伝送レートで送信されたデータを、前記無線端末から、受信すること。
【請求項2】
更に下記を備える請求項1記載の方法:
データを前記基地局へ通信する際に使用されるアップリンクのトラヒックのセグメントの少なくとも幾つかを、前記無線端末に割り当てること、ここにおいて、前記アップリンクのトラフィックチャネルのセグメントは、アップリンク信号を前記基地局へ通信するために専ら使用される無線通信チャネルのセグメントである;および、
アップリンクのトラヒックのセグメント割り当ての情報を、前記無線通信チャネルを介して、前記無線端末へ送信すること。
【請求項3】
ある期間に亘って下記の前記ステップを繰り返すことを更に備える請求項2記載の方法:
前記選択すること;
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータを送信すること;
前記少なくとも幾つかのアップリンクのトラヒックのセグメントを割り当てること;
前記アップリンクのトラヒックのセグメントの割り当て情報を送信すること。
【請求項4】
請求項3記載の方法、ここにおいて、
前記少なくとも幾つかのアップリンクのトラヒックのセグメントを割り当てるステップが前記期間に実行される度に、前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択するステップが1回ずつ実行される。
【請求項5】
請求項1記載の方法、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択するステップは、
前記無線通信チャネルの品質に基づいて選択を行うことを含む。
【請求項6】
更に下記を備える請求項5記載の方法:
前記最大のアップリンクデータ伝送レートとして選択するために考慮されている少なくとも1つのデータ伝送レートを使用して、アップリンク信号を、前記無線端末が送信するならば、他の無線端末に引き起こされるであろう干渉を推定すること、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択するステップは、前記選択された最大のアップリンクデータレートが使用されるときに、前記無線端末からのアップリンク伝送によって引き起こされるであろう前記他の無線端末への干渉の量にさらに基づいている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
請求項6記載の方法、ここにおいて、
前記基地局は、
前記アップリンク信号を送信するために使用される少なくとも1個のアップリンクの通信セグメントを割り当て、
前記セグメントの割り当て情報を前記無線端末へ通信し、
ある時点に前記無線端末へ割り当てられるセグメントの個数が前記無線端末によって送信されるデータの量の推定値に基づくように、
作動される。
【請求項8】
請求項1記載の方法、ここにおいて、
前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートは、指示されうる複数の可能な最大のアップリンクデータ伝送レートのうちの1つであり、指示されうる個数は、アップリンク信号の送信のために前記無線端末によって選択され使用されうるアップリンクデータレートの個数より少ない。
【請求項9】
請求項1記載の方法、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータは、前記無線端末によって使用されうるアップリンクデータ伝送レートの完全な集合を一意に特定するために必要とされるビット数未満である最大のビット数を最大で含む。
【請求項10】
更に下記を備える請求項1記載の方法:
前記無線端末から電力情報を受信すること、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択するステップは、前記受信された電力情報によって指示されるような、前記無線端末で利用可能な電力の関数として実行される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
更に下記を備える請求項2記載の方法:
データを前記基地局へ通信するために前記無線端末によって使用されるアップリンクデータ伝送レートを指示するアップリンクデータレートの情報を前記無線端末から受信すること。
【請求項12】
請求項11記載の方法、ここにおいて、
利用されたアップリンクデータレートの情報は、が前記利用されたアップリンクデータレートの情報によって指示された前記データレートで送信されたデータと共に受信される。
【請求項13】
請求項12記載の方法、ここにおいて、
前記利用されたアップリンクデータレートの情報は、前記データを通信するために使用される1個以上の信号の所定の部分集合で前記データを通信するために使用されるエネルギーを超える追加のエネルギーのロケーションによって指示され、
ここにおいて、前記部分集合は、前記データを通信するため使用される前記アップリンクデータレートに対応し、前記1個以上の信号は、直交周波数分割多重信号のトーンである。
【請求項14】
前記追加のエネルギーは、選択された前記データレートに応じて決まる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記追加のエネルギーは、最低のデータレートに応じて決まる、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記追加のエネルギーは、前記データを送信するため使用されるエネルギーを少なくとも2dB上回る、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
無線通信チャネルを介して基地局と相互作用する少なくとも1台の無線端末を含む無線通信システムにおける前記基地局、前記基地局は下記を備える:
少なくとも幾つかの情報を前記基地局へ送信するときに、前記無線端末によって使用される最大のアップリンクデータ伝送レートを選択する手段、ここにおいて、前記最大のアップリンクデータ伝送レートは、複数の可能な伝送データレートのうちの1つである;
最大のアップリンクデータレートのインディケータを前記無線端末へ送信する手段、ここにおいて、該最大のアップリンクデータレートのインディケータは、前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートを指示し、ここにおいて、前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートは、前記少なくとも幾つかの情報を送信するときに、前記無線端末が使用することを許可された最大のアップリンクデータ伝送レートである;および、
前記無線通信チャネルを介して通信され、前記送信された最大のアップリンクデータレートのインディケータによって前記無線端末へ指示された前記選択された最大のアップリンクデータ伝送レートより大きくない、前記無線端末によって選択されたアップリンクデータ伝送レートで送信されたデータを、前記無線端末から受信する手段。
【請求項18】
更に下記を備える請求項17記載の基地局:
データを前記基地局へ通信する際に使用されるアップリンクのトラヒックのセグメントの少なくとも幾つか幾つかを、前記無線端末に割り当てる手段、ここにおいて、アップリンクのトラヒックチャネルの前記セグメントは、アップリンク信号を前記基地局へ通信するために専ら使用される無線通信チャネルのセグメントである;
アップリンクのトラヒックのセグメント割り当て情報を、前記無線通信チャネルを介して、前記無線端末へ送信する手段。
【請求項19】
更に下記を備える請求項18記載の基地局、
下記の前記ステップをある期間に亘って繰り返すように前記基地局を制御する手段:
前記選択すること;
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータを送信すること;
前記少なくとも幾つかのアップリンクのトラヒックのセグメントを割り当てること;および、
前記アップリンクのトラヒックのセグメント割り当て情報を送信すること。
【請求項20】
請求項19記載の基地局、ここにおいて、前記制御する手段は下記を含む、
前記無線端末によって専用で使用される少なくとも幾つかのアップリンクのトラヒックのセグメントを前記基地局が割り当てる度に、前記基地局に最大のアップリンクデータ伝送レートを1回選択させる手段。
【請求項21】
前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択する手段は、前記無線通信チャネルの品質に基づいて選択を行う手段を含む、請求項17に記載の基地局。
【請求項22】
更に下記を備える請求項21記載の基地局:
前記最大のアップリンクデータ伝送レートとして選択するため考慮されている少なくとも1つのデータ伝送レートを使用して、アップリンク信号を、前記無線端末が送信するならば、他の無線端末に引き起こされるであろう干渉を推定する手段、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータ伝送レートを選択する手段は、前記選択された最大のアップリンクデータレートが使用されるときに前記無線端末からのアップリンク伝送によって引き起こされるであろう前記他の無線端末への干渉の量を前記選択の基礎に置く。
【請求項23】
無線通信チャネルを介して無線端末と相互作用する少なくとも1台の基地局を含む無線通信システムにおいて前記無線端末を作動させる方法、該方法は下記を備える:
前記無線端末が使用することを許可された最大のアップリンクデータ伝送レートを指示する最大のアップリンクデータレートのインディケータを前記基地局から受信すること;
前記最大のアップリンクデータ伝送レート以下である複数の可能なアップリンク伝送データレートから、使用するアップリンク伝送データレートを選択すること;および、
前記選択されたアップリンクデータ伝送レートを使用して前記無線通信リンクを介して前記基地局へデータを送信すること。
【請求項24】
更に下記を備える請求項23記載の方法:
前記基地局によって前記無線端末に割り当てられ、アップリンク信号を通信する際に使用される少なくとも1個のアップリンクのセグメントを指定する割り当て情報を受信すること、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータは、前記無線端末に割り当てられた前記少なくとも1個のアップリンクのセグメントで使用されうる前記最大のアップリンクデータ伝送レートを指示する。
【請求項25】
請求項24記載の方法、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータは、アップリンク信号を送信するために前記無線端末によって選択されうる前記複数の可能なアップリンクデータ伝送レートを一意に識別するために必要とされるビット数未満であるビット数を最大で含む。
【請求項26】
請求項23記載の方法、ここにおいて、
アップリンクデータ伝送レートを選択することは、使用するアップリンクデータ伝送レートを選択する際に、係数として利用可能な電力に関する情報を使用することを含む。
【請求項27】
前記アップリンクデータ伝送レートを選択することは、前記基地局へ送信されるデータの量に応じてさらに実行される、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
前記アップリンクデータ伝送レートを選択することは、前記無線通信チャネルの変化に関係して前記無線端末に記憶された情報に応じてさらに実行される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記アップリンクデータ伝送レートを選択することは、送信されるデータの重要度に応じてさらに実行される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
更に下記を備える請求項24記載の方法:
前記無線端末によって使用されるアップリンクデータ伝送レートを指示するアップリンクデータレートの情報を前記基地局へ通信すること。
【請求項31】
請求項30記載の方法、ここにおいて、
前記アップリンクデータレートの情報を通信することは、前記指示されたデータレートで送信された前記データと共に前記アップリンクデータレートの情報を送信することを含む。
【請求項32】
請求項31記載の方法、ここにおいて、
前記データを通信するために使用された信号の所定の部分集合で前記データを通信するのに使用されたエネルギーを超える追加のエネルギーを配置することにより、前記アップリンクデータレートの情報は指示され、ここにおいて、前記部分集合は前記データを通信するため使用された前記アップリンクデータレートに対応している。
【請求項33】
前記追加のエネルギーは前記選択されたデータレートに応じて決まる、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記追加のエネルギーは最低のデータレートに応じて決まる、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記追加のエネルギーは前記データを送信するため使用された前記エネルギーを少なくとも2dB上回る、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記アップリンクデータ伝送レートを選択することは前記無線端末によって検出された前記無線通信チャネルの品質に応じてさらに実行される、請求項27に記載の方法。
【請求項37】
無線通信チャネルを介して無線端末と相互作用する少なくとも1台の基地局を含む無線通信システムにおいて使用される前記無線端末、該無線端末は下記を備える:
前記無線端末が使用することを許可された最大のアップリンクデータ伝送レートを指示する最大のアップリンクデータレートのインディケータを前記基地局から受信する手段;
前記最大のアップリンクデータ伝送レート以下である複数の可能なアップリンク伝送データレートから、使用するアップリンク伝送データレートを選択する手段;および、
前記選択されたアップリンクデータ伝送レートを使用して前記無線通信リンクを介して前記基地局へデータを送信する手段。
【請求項38】
請求項37記載の無線端末、ここにおいて、前記受信する手段は下記を含む:
アップリンク信号を通信する際に使用するために、前記基地局によって前記無線端末に割り当てられた少なくとも1個のアップリンクのセグメントを指示する割り当て情報を検出する手段、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータは前記無線端末に割り当てられた前記少なくとも1個のアップリンクのセグメントで使用されうる前記最大のアップリンクデータ伝送レートを指示する、請求項37に記載の無線端末。
【請求項39】
請求項38記載の無線端末、ここにおいて、
前記最大のアップリンクデータレートのインディケータは、アップリンク信号を送信するために前記無線端末によって選択されうる前記複数の可能なアップリンクデータ伝送レートを一意に識別するために必要とされるビット数未満であるビット数を最大で含む。
【請求項40】
請求項37記載の無線端末、ここにおいて、
前記アップリンクデータ伝送レートを選択する手段は下記を含む:
使用するアップリンクデータ伝送レートを選択する際に、係数として利用可能な電力に関する情報を使用する手段。
【請求項41】
請求項37記載の無線端末、ここにおいて、
前記アップリンクデータ伝送レートを選択する手段は、前記基地局へ送信されるデータの量に応じて前記アップリンクデータ伝送レートを選択する。
【請求項42】
請求項37記載の無線端末、ここにおいて、
前記アップリンクデータ伝送レートを選択する手段は、前記基地局へ送信されるデータの重要度に応じて前記アップリンクデータ伝送レートを選択する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34A】
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【図34B】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2011−259461(P2011−259461A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−156804(P2011−156804)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【分割の表示】特願2008−501048(P2008−501048)の分割
【原出願日】平成18年3月8日(2006.3.8)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】